JP2002271530A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JP2002271530A
JP2002271530A JP2001063576A JP2001063576A JP2002271530A JP 2002271530 A JP2002271530 A JP 2002271530A JP 2001063576 A JP2001063576 A JP 2001063576A JP 2001063576 A JP2001063576 A JP 2001063576A JP 2002271530 A JP2002271530 A JP 2002271530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
voice
image
output
character
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001063576A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yakushiji
厚二 薬師寺
Yoshiko Mitani
佳子 三谷
Keisuke Tateishi
敬輔 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001063576A priority Critical patent/JP2002271530A/ja
Publication of JP2002271530A publication Critical patent/JP2002271530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声情報を文字情報に変換して出力したり、
または画像情報を音声情報に変換して出力したりするこ
とが可能な通信装置に対し、変換後の情報内容を有効に
利用し、種類毎に情報を分類して記憶が行えるようにす
ることで、この種の通信装置の実用性を高める。 【解決手段】 ファクシミリ機能付き留守番電話機1に
対し、音声情報記憶部58に記憶されている音声情報を
文字情報に変換する画像変換部7を設ける。画像情報記
憶部68に記憶されている画像情報を音声情報に変換す
る音声変換部8を設ける。変換後の情報に含まれる「特
定フレーズ」を検出し、この「特定フレーズ」に基づい
て、情報を送信者別や受信者別といった種類毎に分類し
て記憶させる。情報の出力時、この分類された種類毎に
印字や音声の出力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留守番電話機能や
ファクシミリメモリ受信機能などを備えた電話機に代表
される通信装置に係る。特に、本発明は、情報(音声情
報や画像情報)を他の情報形態に変換する機能を備えた
通信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−2902
84号公報に開示されているように、留守番電話機能及
びファクシミリメモリ受信機能を備えた電話機が知られ
ている。この種の電話機は、磁気テープや揮発性メモリ
などの記憶媒体を備えており、ユーザの不在時に電話を
受信した場合や、用紙切れの状態でファクシミリを受信
した場合に、その音声情報や画像情報を記憶媒体に蓄積
できるようになっている。また、この蓄積された情報を
ユーザが確認した後には、ユーザの要求に応じてその情
報を記憶媒体から消去できるようにもなっている。つま
り、留守番電話機能によって記憶媒体に音声情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この音声を再生させると共
に音声情報を記憶媒体から消去できる。また、ファクシ
ミリメモリ受信機能によって記憶媒体に画像情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この画像情報を記録紙に印
字させると共に画像情報を記憶媒体から消去できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電話機
に備えられている記憶媒体の容量には制限があるため、
蓄積可能な音声情報量及び画像情報量には限界がある。
そして、この記憶媒体に蓄積されている情報の消去が行
われることなしに、受信情報量が記憶媒体の容量を越え
た場合には、既に蓄積されている情報の一部に対して新
たな情報が上書きされ、情報の一部が欠落するといった
事態を招いてしまう。
【0004】例えば、ユーザが長期間に亘って不在であ
った場合において、電話の受信件数が多数に及び、音声
情報量が記憶媒体の容量を越えた場合には、既に蓄積さ
れている音声情報の一部に対して新たな音声情報が上書
きされてしまって、ユーザは、この欠落した音声情報の
存在を認識することができなくなる。同様に、用紙切れ
の状態が長期間に亘って継続した場合において、ファク
シミリの受信情報量が多量に及び、画像情報量が記憶媒
体の容量を越えた場合には、既に蓄積されている画像情
報の一部に対して新たな画像情報が上書きされてしまっ
て、ユーザは、この欠落した画像情報の存在を認識する
ことができなくなる。
【0005】このように従来の電話機にあっては、情報
(音声情報や画像情報)を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることができない
可能性があった。
【0006】この点に鑑み、本発明の発明者らは、受信
した音声の内容に係る情報(実際に送信者が発声した音
声の内容;用件メッセージ)やその音声情報に関連する
関連情報(送信者の氏名、送信者の電話番号、受信時刻
等のデータ)を文字情報に変換して記録紙上に印字を行
うようにしたり、受信した画像の内容に係る情報(実際
に送信者から送られた画像の内容;ファクシミリ内容)
やその画像情報に関連する関連情報(送信者の氏名、送
信者のファクシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信
枚数等のデータ)を音声情報に変換して音声を発するよ
うにした通信装置について既に提案している(特願20
00−265611号)。つまり、蓄積されている情報
の一部に対して新たな情報が上書きされる状況であって
も、情報の出力形態を変換して予めその情報を出力させ
ておくことができるようにし(ユーザが不在であっても
用件メッセージ等を印字出力できるようにしたり、用紙
切れの状態であってもファクシミリの内容等を音声出力
できるようにし)、情報を受信したことの確認を、全て
の情報に対してユーザに確実に行わせることを可能にす
るものである。
【0007】そして、本発明の発明者らは、この種の通
信装置の実用性を高めるために更なる改良について考察
を行った。例えば、複数の送信者から複数の情報(電話
やファクシミリ)を受信して記憶媒体が記憶している場
合、これまでの電話機にあっては、情報を出力する際、
情報を受信した順に各情報の出力が行われる。このた
め、同一の送信者から複数の情報を受信し、これら情報
が不連続に記憶されている場合(同一の送信者からの情
報同士の間に他の送信者からの情報が記憶されている場
合)、全ての情報を出力させなければ、この取得したい
同一の送信者からの情報の全てを出力することができな
かった。このため、このように複数の送信者からの情報
が混在している状況であっても、同一の送信者からの情
報のみを抽出して連続出力できるようにすれば、この種
の通信装置の実用性をいっそう高めることができる。
【0008】同様に、複数のユーザが電話機を共有して
いる場合、個々のユーザが自分宛に送信された情報のみ
を抽出して連続出力できるようにすれば、自分宛の情報
を取り出すために他のユーザ宛の情報をも取り出さねば
ならなかったり、他のユーザに知られたくない情報が不
用意に出力されてしまうといったことがなくなり、この
種の通信装置の実用性をいっそう高めることができる。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、音声情報を文字情報
に変換して出力したり、または画像情報を音声情報に変
換して出力したりすることが可能な通信装置に対し、変
換後の情報内容を有効に利用し、種類毎に情報を分類し
て記憶が行えるようにすることで、この種の通信装置の
実用性を高めることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記の目的を達成するために、本発明は、音声情報(音
声内容に係る情報またはその情報に関連する関連情報)
を文字情報に変換する手段や、画像情報(画像内容に係
る情報またはその情報に関連する関連情報)を音声情報
に変換する手段を備えた通信装置に対し、変換後の情報
内容に基づいて、その情報を送信者別や受信者別といっ
たようにその種類毎に分類して記憶し、この分類した種
類毎に出力できるようにしている。
【0011】−解決手段− 具体的には、通信装置に対し、変換手段、文字情報記憶
手段、印字手段、情報分類手段及び印字制御手段を備え
させている。変換手段は、通信回線を経て受信した音声
情報を文字情報に変換するものである。文字情報記憶手
段は、変換手段によって変換された文字情報を記憶する
ものである。印字手段は、変換手段によって変換された
文字情報に基づいて記録媒体上への印字を行うようにな
っている。情報分類手段は、文字情報記憶手段に記憶さ
れている文字情報を情報の種類毎に分類するものであ
る。印字制御手段は、情報分類手段の出力を受け、文字
情報記憶手段に記憶されている文字情報を情報の種類毎
に出力するように、文字情報記憶手段から印字手段への
文字情報の出力を制御するものである。
【0012】また、他の発明は、通信装置に対し、変換
手段、音声情報記憶手段、発声手段、情報分類手段及び
発声制御手段を備えさせている。変換手段は、通信回線
を経て受信した画像情報を音声情報に変換するものであ
る。音声情報記憶手段は、変換手段によって変換された
音声情報を記憶するものである。発声手段は、変換手段
によって変換された音声情報に基づいて発声を行うよう
になっている。情報分類手段は、音声情報記憶手段に記
憶されている音声情報を情報の種類毎に分類するもので
ある。発声制御手段は、情報分類手段の出力を受け、音
声情報記憶手段に記憶されている音声情報を情報の種類
毎に出力するように、音声情報記憶手段から発声手段へ
の音声情報の出力を制御するものである。
【0013】これらの特定事項により、変換後の情報に
基づいて、情報分類手段が、その情報を送信者別や受信
者別といったようにその種類毎に分類して情報記憶手段
に記憶させる。例えば、送信者別に分類するようにした
場合には、情報の受信順に拘わりなく送信者毎に情報が
分類されて情報記憶手段に記憶され、同様に、受信者別
に分類するようにした場合には、情報の受信順に拘わり
なく受信者毎に情報が分類されて情報記憶手段に記憶さ
れる。そして、記憶されている情報を出力する際には、
上記分類された情報毎に連続した出力が行われる。つま
り、送信者別に分類するようにした場合には、同一の送
信者からの情報のみが連続して出力されることになり、
受信者別に分類するようにした場合には、同一の受信者
宛の情報のみが連続して出力されることになる。このた
め、複数の送信者からの情報が混在している状況であっ
ても、同一の送信者からの情報のみを抽出して連続出力
したり、複数のユーザが通信装置を共有している場合
に、個々のユーザが自分宛に送信された情報のみを抽出
して連続出力したりすることができる。
【0014】尚、本発明でいう「通信回線を経て受信し
た音声情報」の具体例としては、「実際に送信者が発声
した音声内容に係る情報(以下、これを音声内容情報と
呼ぶ)」やその音声内容情報に関連する「送信者の氏
名」、「送信者の電話番号」、「受信時刻」等の情報
(以下、これを関連情報と呼ぶ)の一方または両方を含
むものである。また、本発明でいう「通信回線を経て受
信した画像情報」の具体例としては、「実際に送信者か
ら送られたファクシミリ画像の内容に係る情報(以下、
これを画像内容情報と呼ぶ)」やその画像内容情報に関
連する「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番
号」、「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等の情
報(以下、これを関連情報と呼ぶ)の一方または両方を
含むものである。
【0015】情報分類手段の具体構成は以下のとおりで
ある。つまり、この情報分類手段は、変換後の情報中に
存在する情報の種類に係わる特定フレーズを認識するこ
とによって、各情報を種類毎に分類するようになってい
る。これにより、情報の分類動作を具体化できる。ま
た、特定フレーズをユーザが任意に設定しておくこと
で、情報を分類する基準をユーザが自由に設定すること
が可能である。例えば、上述した如く、送信者別に分類
するようにしたり(情報を送信する可能性のある複数の
送信者の名前や電話番号などを特定フレーズとして登録
する)、受信者別に分類するようにしたりする(通信装
置を共有している複数ユーザの名前を特定フレーズとし
て登録する)ことで、情報の分類及び抽出を任意に設定
することが可能になる。
【0016】ここで言う「特定フレーズ」とは、通信回
線から音声情報(音声内容情報またはその音声内容情報
に関連する関連情報)を受信した場合には、音声内容情
報中に含まれる「個人名(送信者が名乗った送信者
名)」や「返信先の電話番号(送信者が発声した電話番
号)」が文字情報に変換されたもの、上記関連情報中に
含まれる「送信元電話番号」や「受信時刻」が文字情報
に変換されたものなどが挙げられる。また、その他の
「キーワード(知人との共通の話題に係る語句)」であ
ってもよい。一方、通信回線から画像情報(画像内容情
報またはその画像内容情報に関連する関連情報)を受信
した場合における「特定フレーズ」とは、画像内容情報
中に含まれる「個人名(ファクシミリ画像中に書かれた
送信者名)」や「返信先のファクシミリ番号(ファクシ
ミリ画像中に書かれた送信元のファクシミリ番号)」が
音声情報に変換されたもの、上記関連情報中に含まれる
「送信元ファクシミリ番号」や「受信時刻」や「ファク
シミリ受信枚数」が音声情報に変換されたものなどが挙
げられる。また、その他の「キーワード(知人との共通
の話題に係る語句)」であってもよい。
【0017】また、上記特定フレーズとしては、上記
「受信者」や「送信者」に関連する語句の他に、「受信
日時」、「情報の緊急性」、「情報の重要性」に関連す
る語句であってもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、通信装置としてファ
クシミリ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合
について説明する。
【0019】−電話機の構成説明− 図1は、本形態に係る電話機1の電気的構成の概略を示
すブロック図である。この図1に示すように、本電話機
1は、図示しない交換機を介して相手側電話機に接続さ
れる通信回線Lに回線インターフェース2により接続さ
れている。この回線インターフェース2は、通信回線L
の捕捉及び解放を行うと共に、この捕捉した通信回線L
を介して相手側電話機との通信経路を形成するようにな
っている。また、この回線インターフェース2にはハン
ドセット3が接続されており、通常の通話時には、この
ハンドセット3と相手側電話機との間で上記通信経路を
用いて通話が行われるようになっている。
【0020】上記回線インターフェース2には、選択ス
イッチ4を介して留守番電話ユニット5及びファクシミ
リ通信ユニット6が選択的に接続可能となっている。つ
まり、選択スイッチ4には、接点a、接点b、接点cが
備えられ、接点aには留守番電話ユニット5が、接点b
にはファクシミリ通信ユニット6がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、選択
スイッチ4が接点aに接続している場合には、留守番電
話ユニット5が通信経路に接続され、選択スイッチ4が
接点bに接続している場合には、ファクシミリ通信ユニ
ット6が通信経路に接続される構成となっている。以
下、各ユニット5,6について説明する。
【0021】(留守番電話ユニット5の説明)留守番電
話ユニット5は、予め録音された応答メッセージの通信
経路への送信または相手側電話機からの音声情報の記憶
等の制御を行うための留守番電話回路51を備えてい
る。この留守番電話回路51には、アナログ音声情報を
デジタル音声情報に変換するA/D変換器52及びデジ
タル音声情報をアナログ音声情報に変換するD/A変換
器53を介して、音声情報用アンプ54、関連情報用ア
ンプ55及び応答再生部56が接続されている。音声情
報用アンプ54は、通信経路を経て受信される相手側電
話機からの用件メッセージ等の音声情報(音声内容情
報)を増幅するものである。関連情報用アンプ55は、
通信経路を経て受信される相手側電話機からの発呼側情
報等の信号である音声内容情報に関連する情報を増幅す
るものである。この関連情報としては、「送信者(相手
側)の氏名」、「送信者の電話番号」、「受信時刻」等
のデータが挙げられる。応答再生部56は、後述する音
声情報記憶部58に予め登録されている応答メッセージ
を取り出して留守番電話回路51に送り、これによって
応答メッセージを相手側電話機に向けて送出するもので
ある。
【0022】これら音声情報用アンプ54、関連情報用
アンプ55及び応答再生部56には、音声情報切換スイ
ッチ57を介して音声情報記憶手段としての音声情報記
憶部58が接続されている。つまり、音声情報切換スイ
ッチ57には、接点a、接点b、接点c、接点dが備え
られ、接点aには音声情報用アンプ54が、接点bには
関連情報用アンプ55が、接点cには応答再生部56が
それぞれ接続されている。また、接点dは短絡されてい
る。このため、音声情報切換スイッチ57が接点aに接
続している場合には、音声情報用アンプ54で増幅され
た相手側電話機からの用件メッセージ等の音声内容情報
が音声情報記憶部58に記憶され、音声情報切換スイッ
チ57が接点bに接続している場合には、関連情報用ア
ンプ55で増幅された相手側電話機からの音声関連情報
が音声情報記憶部58に記憶されるようになっている。
また、音声情報切換スイッチ57が接点cに接続してい
る場合には、音声情報記憶部58に予め登録されている
応答メッセージが応答再生部56に取り出されて相手側
電話機に向けて送出されるようになっている。尚、上記
音声情報記憶部58としては、磁気テープや揮発性メモ
リ(所謂フラッシュメモリ)が採用されている。
【0023】上記音声情報記憶部58には、ミュートス
イッチ59a及びD/A変換器59bを介して発声手段
としてのスピーカ59が接続されている。このミュート
スイッチ59aは、音声情報記憶部58に記憶されてい
る用件メッセージ(音声内容情報)及び音声関連情報に
基づく音声情報の供給及び非供給を切り換えるものであ
って、このミュートスイッチ59aがONされた場合に
上記音声情報がD/A変換器59bによってアナログ音
声情報に変換されてスピーカ59により音声として外部
に放音されるようになっている。
【0024】(ファクシミリ通信ユニット6の説明)フ
ァクシミリ通信ユニット6は、FAX通信における送受
信に関する通信プロトコル、画像情報の圧縮と伸張、ま
たは変復調等を行うFAX通信回路61を備えている。
このFAX通信回路61には、画像出力切換スイッチ6
2を介して印字手段としての記録紙印字部63及びA/
D変換器64が選択的に切り換え可能に接続している。
つまり、画像出力切換スイッチ62には、接点a、接点
b、接点cが備えられ、接点aには記録紙印字部63
が、接点bにはA/D変換器64がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、画像
出力切換スイッチ62が接点aに接続している場合に
は、FAX通信回路61で伸張された画像情報に基づい
て記録紙への画像形成が行われ、画像出力切換スイッチ
62が接点bに接続している場合には、画像情報がA/
D変換器64によってデジタル変換されるようになって
いる。
【0025】このA/D変換器64には、画像情報用ア
ンプ65及び関連情報用アンプ66が接続されている。
画像情報用アンプ65は、FAX通信回路61で伸張さ
れると共にデジタル変換された画像内容情報を増幅する
ものである。関連情報用アンプ66は、ファクシミリ受
信時に通信経路を用いて受信される相手側ファクシミリ
からの発呼側情報等の信号である画像内容情報に関連す
る情報を増幅するものである。この関連情報としては、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等のデータが
挙げられる。
【0026】これら画像情報用アンプ65及び関連情報
用アンプ66には画像情報切換スイッチ67を介して文
字情報記憶手段としての画像情報記憶部68が接続して
いる。つまり、画像情報切換スイッチ67には、接点
a、接点b、接点cが備えられ、接点aには画像情報用
アンプ65が、接点bには関連情報用アンプ66がそれ
ぞれ接続されている。また、接点cは短絡されている。
このため、画像情報切換スイッチ67が接点aに接続し
ている場合には、画像情報用アンプ65で増幅された画
像情報が画像情報記憶部68に記憶され、画像情報切換
スイッチ67が接点bに接続している場合には、関連情
報用アンプ66で増幅された画像関連情報が画像情報記
憶部68に記憶されるようになっている。尚、上記画像
情報記憶部68としては揮発性メモリが採用されてい
る。また、この画像情報記憶部68は、印字出力スイッ
チ63aを介して記録紙印字部63に接続されており、
ユーザによるファクシミリ出力操作によって、記憶され
ている画像情報及びその関連情報を記録紙印字部63に
出力することで記録紙への印字動作が行われるようにな
っている。
【0027】また、上記FAX通信回路61には原稿読
取部69が接続されている。この原稿読取部69は、図
示しない原稿トレイにセットされたFAX原稿を順に読
み込んで電気信号に変換してFAX通信回路61に送信
するものである。
【0028】(情報変換のための構成説明)本電話機1
は、上記各記憶部58,68に記憶されている音声情報
や画像情報を変換するための変換手段としての画像変換
部7及び音声変換部8を備えている。以下、これらの構
成について説明する。
【0029】画像変換部7は、画像変換スイッチ71を
介して音声情報記憶部58に接続している。そして、こ
の画像変換部7は、画像変換スイッチ71がONされた
際、音声情報記憶部58に記憶されている用件メッセー
ジ(音声内容情報)及び音声関連情報を取り出して文字
情報に変換するようになっている。また、この画像変換
部7は、画像情報記憶部68に接続されており、変換後
の文字情報を画像情報記憶部68に出力して記憶させる
ようになっている。つまり、本形態では、画像情報記憶
部68が、変換前の画像情報(通信回線Lから受信した
画像情報)と音声情報が変換されることにより作成され
た画像情報との双方を記憶可能となっている。尚、この
変換前の画像情報を記憶する手段と音声情報が変換され
ることにより作成された画像情報を記憶する手段とは異
なる記憶手段(メモリ)であってもよい。
【0030】以下、上記画像変換部7の構成について説
明する。図2は、画像変換部7の構成を示すブロック図
である。この画像変換部7は、音声入力部72、音声認
識部73、音声辞書74、読み辞書75、得点付与部7
6、文字候補記憶部77、入力制御部78及び文字候補
選択部79を備えている。
【0031】音声入力部72は、音声情報記憶部58か
ら受けた音声情報を処理できる形に変換する。音声認識
部73は、音声入力部72から受け取った音声情報を分
析し、音響パラメータを求めた後、音声辞書74を照合
しながら入力音声を1文字の読みとして認識し、その認
識の結果、N位までの読みの候補とそれぞれの尤度を出
力する。上記音声辞書74には、漢字や仮名、記号など
が如何に発音されるかについて、音声認識部73が認識
する音声の基本単位を使って記述されている。例えば音
素を単位として認識する場合は音素列として記述する。
これにより、実際には、漢字の第2水準まで含めた音読
み、訓読みを全てあわせると3千から5千の読みとな
る。
【0032】読み辞書75の構成法は文字に対して複数
の読みを定義してもよいし、読みに対して複数の文字を
定義してもよい。また実際には文字や読みそのものでは
なく、文字や読みに対応するメモリー上のポインタを格
納してもよい。
【0033】得点付与部76は、上記読み辞書75を参
照し、読みの候補に対応する文字候補に対してそれぞれ
の尤度をもとに得点を付与する。文字候補記憶部77
は、音声認識部73から受け取った読み候補の履歴を得
点とともに記憶している。
【0034】入力制御部78は、文字候補選択部79に
記憶された文字の候補の得点を考慮し、順序を決めて文
字候補を選出するようになっている。
【0035】次に、音声変換部8について説明する。こ
の音声変換部8は、音声変換スイッチ81を介して画像
情報記憶部68に接続している。そして、この音声変換
部8は、音声変換スイッチ81がONされた際、画像情
報記憶部68に記憶されている画像内容情報や画像関連
情報を取り出して音声情報に変換するようになってい
る。また、この音声変換部8は、音声情報記憶部58に
接続されており、変換後の音声情報を音声情報記憶部5
8に出力して記憶させるようになっている。つまり、本
形態では、音声情報記憶部58が、変換前の音声情報
(通信回線Lから受信した音声情報)と画像情報が変換
されることにより作成された音声情報との双方を記憶可
能となっている。尚、この変換前の音声情報を記憶する
手段と画像情報が変換されることにより作成された音声
情報を記憶する手段とは異なる記憶手段(メモリ)であ
ってもよい。
【0036】(中央処理装置の説明)図1の如く、本電
話機1の中央処理装置9は、各回路51,61やアンプ
54,55,65,66等の制御や各スイッチ4,5
7,59a,62,63a,67,71,81の切換制
御を行う制御部91を備えている。
【0037】また、この中央処理装置9は、情報分類手
段92、印字制御手段93、発声制御手段94を備えて
いる。以下、各手段について説明する。
【0038】情報分類手段92は、音声情報記憶部58
に記憶されている各音声情報を情報の種類毎に分類する
と共に、画像情報記憶部68に記憶されている文字情報
を情報の種類毎に分類するものである。
【0039】以下、この分類動作について具体的に説明
する。情報分類手段92は、変換後の情報中に含まれる
フレーズの中に、情報の種類に係わる特定フレーズを認
識し、これによって、各情報を種類毎に分類するように
なっている。尚、この特定フレーズの存在を検出するた
めの具体的な手法としては、例えば特開平10−117
255号公報に開示されているものなどが流用可能であ
る。この「特定フレーズ」としては、通信回線Lから音
声情報(音声内容情報またはその音声内容情報に関連す
る関連情報)を受信した場合には、音声内容情報中に含
まれる「情報の緊急性や重要性に関する語句」や「送信
者名(送信者が名乗った送信者名)」や「受信者名(送
信者が発声した受信相手の名前)」や「返信先の電話番
号(送信者が発声した電話番号)」が文字情報に変換さ
れたもの、上記関連情報中に含まれる「送信元電話番
号」、「受信時刻」が文字情報に変換されたもの等が挙
げられる。また、通信回線Lから画像情報(画像内容情
報またはその画像内容情報に関連する関連情報)を受信
した場合には、画像内容情報中に含まれる「情報の緊急
性や重要性に関する語句」や「送信者名(ファクシミリ
原稿上に書かれた送信者名)」や「受信者名(ファクシ
ミリ原稿上に書かれた受信相手の名前)」や「返信先の
ファクシミリ番号(ファクシミリ原稿上に書かれた送信
元ファクシミリ番号)」が音声情報に変換されたもの、
上記関連情報中に含まれる「送信元ファクシミリ番
号」、「受信時刻」が音声情報に変換されたもの等が挙
げられる。
【0040】そして、中央処理装置9内には予めユーザ
が設定した「特定フレーズ」を登録するための特定フレ
ーズ登録手段としての特定フレーズ登録部95が備えら
れている。これにより、上記情報分類手段92は、変換
後の文字情報や音声情報に含まれているフレーズの中
に、この特定フレーズ登録部95に登録されている「特
定フレーズ」と同一のフレーズが存在しているか否かを
判定し、同一のフレーズが存在する場合には、そのフレ
ーズを、情報の種類を分類するために利用する「特定フ
レーズ」として抽出するようになっている。
【0041】上記特定フレーズ登録部95に登録されて
いる「特定フレーズ」の具体例としては、「知人の電話
番号」や「知人のファクシミリ番号」や「知人の氏名」
や「電話機を共有するユーザの氏名(家族の氏名
等)」、その他、「情報の重要性の有無」を判別するキ
ーワードとなる「折り返し…」や「戻られましたら…」
等の語句、「情報の緊急性の有無」を判別するキーワー
ドとなる「すぐに…」や「至急…」等の語句、「メッセ
ージ内容」を認識するキーワードとなる「知人との共通
の話題に関連する語句」などが掲げられる。
【0042】印字制御手段93は、上記情報分類手段9
2の出力を受け、画像情報記憶部68に記憶されている
文字情報を情報の種類毎に出力するように、画像情報記
憶部68から記録紙印字部63への文字情報の出力を制
御するものである。具体的には、上述の如く「特定フレ
ーズ」に基づいて分類された文字情報を、その分類され
た種類毎に画像情報記憶部68から記録紙印字63へ出
力するようになっている。つまり、複数人の知人の電話
番号を「特定フレーズ」として登録している場合、これ
ら複数人の知人から情報を受信して画像情報記憶部68
が記憶している状況において、各知人毎に情報をまとめ
て記憶させ、このように複数人の知人からの受信情報が
混在している状況であっても、同一の送信者からの情報
のみを抽出して連続出力できるようにしている。
【0043】一方、発声制御手段94は、上記情報分類
手段92の出力を受け、音声情報記憶部58に記憶され
ている音声情報を情報の種類毎に出力するように、音声
情報記憶部58からスピーカ59への音声情報の出力を
制御するものである。具体的には、具体的には、上述の
如く「特定フレーズ」に基づいて分類された音声情報
を、その分類された種類毎に音声情報記憶部58からス
ピーカ59へ出力するようになっている。つまり、複数
人の知人のファクシミリ番号を「特定フレーズ」として
登録している場合、これら複数人の知人から情報を受信
して音声情報記憶部58が記憶している状況において、
各知人毎に情報をまとめて記憶させ、このように複数人
の知人からの受信情報が混在している状況であっても、
同一の送信者からの情報のみを抽出して連続出力できる
ようにしている。
【0044】−電話機1の動作説明− 次に、上述の如く構成された電話機1の動作について図
3及び図4のフローチャートに沿って説明する。
【0045】(留守番電話機能動作の説明)先ず、本電
話機1が留守番電話機として作動する場合について図3
のフローチャートに沿って説明する。電話機1の待機中
において、ステップST1で電話モードの着信が確認さ
れると、ステップST2において、現在、即通話可能な
状態であるか否かを判定する。これは電話機1が留守番
電話モードに設定されているか否かを判定することによ
り行われる。即通話可能な状態(留守番電話モードに設
定されておらず受信側ユーザがハンドセット3を取り上
げた状態)であるYESの場合には、ステップST3で
電話回線が接続され、ステップST4で受信側ユーザが
ハンドセット3を用いて通話を行う。通話が終了してス
テップST5でYESに判定されると、ステップST6
において電話回線の接続が解消される。
【0046】一方、上記ステップST2において、即通
話可能な状態でない(留守番電話モードに設定されてお
り、呼出コールが所定回数行われた)NOに判定された
場合には、ステップST7で、電話回線を接続すると共
に、ステップST8で、留守番電話処理モードであると
判定して、送信者にその旨のメッセージを送信する。つ
まり、図1において選択スイッチ4が接点a接続状態に
切り換わり、音声情報切換スイッチ57が接点c接続状
態に切り換わる。そして、音声情報記憶部58に予め登
録されている応答メッセージが応答再生部56によって
取り出されて再生され、D/A変換器53によってデジ
タル音声情報がアナログ音声情報に変換された後、留守
番電話回路51に送られる。これによって応答メッセー
ジが相手側電話機に向けて送出される。
【0047】その後、ステップST9において、送信者
からのメッセージ(用件メッセージ)を受信したか否か
が判定され、ここでYESに判定されると、ステップS
T10に移って、音声認識を行って音声情報を文字情報
に変換する処理を行う。つまり、音声情報切換スイッチ
57が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側電話機からの音声関連情報が、留守番電話回路51及
びA/D変換器52を経た後、関連情報用アンプ55で
増幅されて音声情報記憶部58に記憶される。つまり、
音声情報記憶部58に、「送信者の氏名」、「送信者の
電話番号」、「受信時刻」等が音声情報として記憶され
る。次に、音声情報切換スイッチ57は接点a接続状態
に切り換わる。これにより、相手側電話機からの用件メ
ッセージの音声内容情報が、留守番電話回路51及びA
/D変換器52を経た後、音声情報用アンプ54で増幅
されて音声情報記憶部58に記憶される。そして、画像
変換スイッチ71をONさせ、音声情報記憶部58に記
憶されている音声内容情報及び音声関連情報を画像変換
部7に送信して文字情報に変換する。
【0048】そして、ステップST11において、この
変換後の文字情報を画像情報記憶部68に仮記憶する。
その後、ステップST12に移り、この変換後の文字情
報の中に特定フレーズが存在するか否かが判定される。
この判定は、変換後の文字情報と、上記特定フレーズ登
録部95に登録されている「特定フレーズ」とが比較さ
れることにより行われる。このステップST12の判定
において、変換後の文字情報の中に特定フレーズが存在
するYESの場合には、この受信した情報は種類を分類
すべきものであると判定し、ステップST13に移っ
て、その「特定フレーズ」に基づいて、受信した情報が
何れの種類に属する情報であるかを判定する。具体的に
は、複数人の知人の電話番号を「特定フレーズ」として
登録している場合、受信情報中に「特定フレーズ」が存
在しているとき、この電話番号の種類別に情報を記憶し
ていく。つまり、同一電話番号を「特定フレーズ」とし
て含んでいる受信情報を同一グループとして記憶してい
く。その後、ステップST14において電話回線の接続
が解消される。一方、上記ステップST12の判定にお
いて、変換後の文字情報の中に特定フレーズが存在しな
いNOの場合には、受信情報を何れのグループにも属さ
せることなしに、そのまま画像情報記憶部68に記憶さ
せた後、ステップST14において電話回線の接続が解
消される。このようにして、情報を受信する度に、受信
情報中に含まれる「特定フレーズ」に基づいて受信情報
をグループ分けし、各グループ毎に個別に記憶してい
く。
【0049】上述の如く種類別に記憶された変換後の文
字情報を出力する場合には、上記「特定フレーズ」別に
情報の出力が行われる。例えば、情報を出力させたい
「送信者の電話番号」を入力することにより、その電話
番号が「特定フレーズ」として含まれていた情報のみが
抽出され、記録紙印字部63に送信されて印字出力され
ることになる。
【0050】(ファクシミリ受信機能動作の説明)次
に、本電話機1がファクシミリ装置として作動する場合
について図4のフローチャートに沿って説明する。電話
機1の待機中において、ステップST21でファクシミ
リモードの着信が確認されると、ステップST22にお
いて、現在、ファクシミリ用紙の残量が十分にあるか否
かを判定する。ファクシミリ用紙が十分にある状態(フ
ァクシミリ受信と同時に印字処理が実行できる状態)で
あるYESの場合には、ステップST23で電話回線が
接続され、ステップST24で受信した画像情報に従っ
てファクシミリ用紙への画像形成動作が実行される。つ
まり、選択スイッチ4が接点b接続状態となり、画像出
力切換スイッチ62が接点a接続状態に切り換わる。こ
れにより、相手側ファクシミリ装置から受けた画像情報
が、FAX通信回路61を経て記録紙印字部63に送信
されて画像形成動作が実行される。そして、ファクシミ
リ受信が終了してステップST25でYESに判定され
ると、ステップST26において電話回線の接続が解消
される。
【0051】一方、上記ステップST22において、フ
ァクシミリ用紙の残量が十分でない状態(ファクシミリ
受信と同時に印字処理が実行できないか、または印字処
理の途中で用紙切れが発生する可能性のある状態)にあ
るNOに判定された場合には、ステップST27で、電
話回線を接続すると共に、ステップST28で、ファク
シミリメモリ受信処理モードであると判定する。
【0052】その後、ステップST29において、ファ
クシミリの画像認識を行って画像(文字)情報を音声情
報に変換する処理を行う。つまり、選択スイッチ4が接
点b接続状態となり、画像出力切換スイッチ62が接点
b接続状態に切り換わる。また、画像情報切換スイッチ
67が接点b接続状態に切り換わる。これにより、相手
側ファクシミリ装置から受けたファクシミリ関連情報
が、FAX通信回路61及びA/D変換器64を経た
後、関連情報用アンプ66で増幅されて画像情報記憶部
68に記憶される。つまり、画像情報記憶部68に、
「送信者の氏名」、「送信者のファクシミリ番号」、
「受信時刻」、「ファクシミリ受信枚数」等が画像情報
として記憶される。次に、画像情報切換スイッチ67は
接点a接続状態に切り換わる。これにより、相手側ファ
クシミリ装置からのファクシミリ画像内容情報が、FA
X通信回路61及びA/D変換器64を経た後、画像情
報用アンプ65で増幅されて画像情報記憶部68に記憶
される。この状態で、音声変換スイッチ81をONさ
せ、画像情報記憶部68に記憶されている画像内容情報
及び画像関連情報を音声変換部8に送信して音声情報に
変換する。
【0053】そして、ステップST30において、この
変換後の音声情報を音声情報記憶部58に仮記憶する。
その後、ステップST31に移り、この変換後の音声情
報の中に特定フレーズが存在するか否かが判定される。
この判定は、変換後の音声情報と、上記特定フレーズ登
録部95に登録されている「特定フレーズ」とが比較さ
れることにより行われる。このステップST31の判定
において、変換後の音声情報の中に特定フレーズが存在
するYESの場合には、この受信した情報は種類を分類
すべきものであると判定し、ステップST32に移っ
て、その「特定フレーズ」に基づいて、受信した情報が
何れの種類に属する情報であるかを判定する。具体的に
は、複数人の知人のファクシミリ番号を「特定フレー
ズ」として登録している場合、受信情報中に「特定フレ
ーズ」が存在しているとき、このファクシミリ番号の種
類別に情報を記憶していく。つまり、同一ファクシミリ
番号を「特定フレーズ」として含んでいる受信情報を同
一グループとして記憶していく。その後、ステップST
33において電話回線の接続が解消される。一方、上記
ステップST31の判定において、変換後の音声情報の
中に特定フレーズが存在しないNOの場合には、受信情
報を何れのグループにも属させることなしに、そのまま
画像音声記憶部58に記憶させた後、ステップST33
において電話回線の接続が解消される。このようにし
て、情報を受信する度に、受信情報中に含まれる「特定
フレーズ」に基づいて受信情報をグループ分けし、各グ
ループ毎に個別に記憶していく。
【0054】上述の如く種類別に記憶された変換後の音
声情報を出力する場合には、上記「特定フレーズ」別に
情報の出力が行われる。例えば、情報を出力させたい
「送信者のファクシミリ番号」を入力することにより、
そのファクシミリ番号が「特定フレーズ」として含まれ
ていた情報のみが抽出され、スピーカ59に送信されて
音声出力されることになる。
【0055】上記の説明では、「知人の電話番号」や
「知人のファクシミリ番号」を「特定フレーズ」として
設定した場合について説明したが、その他、上述した
「知人の氏名」、「電話機を共有するユーザの氏名(家
族の氏名等)」、「情報の重要性の有無」を判別するキ
ーワードとなる語句、「情報の緊急性の有無」を判別す
るキーワードとなる語句、「メッセージ内容」を認識す
るキーワードとなる語句などを「特定フレーズ」として
設定して、これを情報の種類の分類の基準に設定しても
よい。
【0056】−実施形態の効果− 以上説明したように、本形態では、受信した音声情報
(音声内容情報及び音声関連情報)を画像変換部7で文
字情報に変換する一方、受信した画像情報(画像内容情
報及び画像関連情報)を音声変換部8で音声情報に変換
するようにした電話機1に対し、変換後の情報内容に基
づいて、その情報を送信者別や受信者別といったように
その種類毎に分類して記憶し、この分類した種類毎に出
力できるようにしている。このため、送信者別に分類す
るようにした場合には、情報の受信順に拘わりなく送信
者毎に情報が分類されて、同一の送信者からの情報のみ
が連続して出力されることになり、同様に、受信者別に
分類するようにした場合には、情報の受信順に拘わりな
く受信者毎に情報が分類されて、同一の受信者宛の情報
のみが連続して出力されることになる。このため、複数
の送信者からの情報が混在している状況であっても、同
一の送信者からの情報のみを抽出して連続出力したり、
複数のユーザが通信装置を共有している場合に、個々の
ユーザが自分宛に送信された情報のみを抽出して連続出
力したりすることができ、この種の電話機1の実用性の
向上を図ることができる。
【0057】−その他の実施形態− 尚、上述した実施形態では、特定フレーズとして設定可
能な語句として、「知人の電話番号」、「知人のファク
シミリ番号」、「知人の氏名」、「電話機を共有するユ
ーザの氏名(家族の氏名等)」、「情報の重要性の有
無」を判別するキーワード、「情報の緊急性の有無」を
判別するキーワード、「メッセージ内容」を認識するキ
ーワードを掲げた。本発明は、これに限らず、その他の
語句を特定フレーズとして設定することも可能である。
【0058】また、上述した実施形態では、ファクシミ
リ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合につい
て説明した。本発明は、これに限らず、上記留守番電話
ユニット5を備えた留守番電話機能付き電話機(ファク
シミリ機能を備えないもの)や、上記ファクシミリ通信
ユニット6を備えたファクシミリ装置(留守番電話機能
を備えないもの)に対して適用することも可能である。
【0059】更に、本発明は、家庭用やオフィス用の電
話機やファクシミリ装置に限らず、モバイル機器その他
の通信装置にも適用可能である。
【0060】加えて、上記実施形態では、受信した全て
の情報を変換するようにしたが、各記憶部58,68に
記憶されている情報量が少なく、これら記憶部58,6
8の空き容量が十分に確保されている場合(情報の上書
きの虞が少ない場合)には、必ずしも受信した全ての情
報を変換する必要はない。つまり、受信した音声情報を
音声情報記憶部58に一旦記憶させユーザの再生要求に
応じてそのまま音声情報としてスピーカ59により再生
させたり、受信した画像情報を画像情報記憶部68に一
旦記憶させユーザの印字要求に応じてそのまま画像情報
として印字動作を行わせるようにしてもよい。
【0061】また、音声情報記憶部58及び画像情報記
憶部68を個別のメモリにより構成したが、これらを一
つのメモリで兼用するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明では、音声情報を
文字情報に変換する手段や、画像情報を音声情報に変換
する手段を備えた通信装置に対し、変換後の情報内容に
基づいて、その情報を送信者別や受信者別といったよう
にその種類毎に分類して記憶させ、この分類した種類毎
に出力できるようにしている。このため、送信者別に分
類するようにして、同一の送信者からの情報のみが連続
して出力されるようにしたり、受信者別に分類するよう
にして、同一の受信者宛の情報のみが連続して出力され
るようにしたりできる。従って、ユーザの要求に応じた
情報の出力形態を得ることが可能になり、ユーザが自分
宛の情報を取り出すために他のユーザ宛の情報をも取り
出さねばならなかったり、他のユーザに知られたくない
情報が不用意に出力されてしまうといったことがなくな
る。その結果、この種の通信装置の実用性を大幅に向上
させることが可能になる。
【0063】また、変換後の情報中に存在する情報の種
類に係わる特定フレーズを認識することによって、各情
報を種類毎に分類するようにした場合には、特定フレー
ズをユーザが任意に設定しておくことで、情報を分類す
る基準をユーザが自由に設定することが可能になり、ユ
ーザのニーズに応えた出力形態を容易に実現することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るファクシミリ機能付き留守番電
話機の電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図2】画像変換部の構成を示すブロック図である。
【図3】電話機の留守番電話処理動作を説明するための
フローチャート図である。
【図4】電話機のファクシミリメモリ受信動作を説明す
るためのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 電話機(通信装置) 58 音声情報記憶部(音声情報記憶手段) 59 スピーカ(発声手段) 63 記録紙印字部(印字手段) 68 画像情報記憶部(文字情報記憶手段) 7 画像変換部(変換手段) 8 音声変換部(変換手段) 92 情報分類手段 93 印字制御手段 94 発声制御手段 L 通信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 G10L 3/00 Q 5K101 1/32 E 551A (72)発明者 立石 敬輔 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA12 AB22 AB26 AB42 AB46 AC29 AE02 AE08 AE11 AF06 AF14 BA00 5C075 BB06 BB14 FF02 FF03 FF90 5D015 KK02 5D045 AA07 AB04 AB26 5K039 AA01 CC01 EE01 JJ01 5K101 KK06 NN06 NN07 NN08 NN15 NN18 NN21 UU19 UU20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を経て受信した音声情報を文字
    情報に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された文字情報を記憶する文
    字情報記憶手段と、 上記変換手段によって変換された文字情報に基づいて記
    録媒体上への印字を行う印字手段と、 上記文字情報記憶手段に記憶されている文字情報を情報
    の種類毎に分類する情報分類手段と、 この情報分類手段の出力を受け、文字情報記憶手段に記
    憶されている文字情報を情報の種類毎に出力するよう
    に、上記文字情報記憶手段から印字手段への文字情報の
    出力を制御する印字制御手段とを備えていることを特徴
    とする通信装置。
  2. 【請求項2】 通信回線を経て受信した画像情報を音声
    情報に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された音声情報を記憶する音
    声情報記憶手段と、 上記変換手段によって変換された音声情報に基づいて発
    声を行う発声手段と、 上記音声情報記憶手段に記憶されている音声情報を情報
    の種類毎に分類する情報分類手段と、 この情報分類手段の出力を受け、音声情報記憶手段に記
    憶されている音声情報を情報の種類毎に出力するよう
    に、上記音声情報記憶手段から発声手段への音声情報の
    出力を制御する発声制御手段とを備えていることを特徴
    とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の通信装置におい
    て、 情報分類手段は、変換後の情報中に存在する情報の種類
    に係わる特定フレーズを認識することによって、各情報
    を種類毎に分類するよう構成されていることを特徴とす
    る通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信装置において、 特定フレーズは、「受信者」、「送信者」、「受信日
    時」、「情報の緊急性」、「情報の重要性」に関連する
    語句のうち少なくとも一つであることを特徴とする通信
    装置。
JP2001063576A 2001-03-07 2001-03-07 通信装置 Pending JP2002271530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063576A JP2002271530A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063576A JP2002271530A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002271530A true JP2002271530A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18922545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001063576A Pending JP2002271530A (ja) 2001-03-07 2001-03-07 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002271530A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108541A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Nec Corp メタデータ付き通話音声データ提供システム、方法、プログラム、サーバー及び携帯端末
JP2007274499A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機
US7286979B2 (en) 2002-12-13 2007-10-23 Hitachi, Ltd. Communication terminal and communication system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7286979B2 (en) 2002-12-13 2007-10-23 Hitachi, Ltd. Communication terminal and communication system
JP2007108541A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Nec Corp メタデータ付き通話音声データ提供システム、方法、プログラム、サーバー及び携帯端末
JP2007274499A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1603316B1 (en) Mobile communication terminal and method for converting voice message to text message
JP5233287B2 (ja) 携帯通信端末
CN1592330B (zh) 通信终端装置及其发送方法
JP2002271530A (ja) 通信装置
JP2003218999A (ja) 音声認識機能付き携帯電話装置及びその制御プログラム
JPH03289854A (ja) 電子メールシステム
JPS6046647A (ja) 電報サ−ビス方式
JP3692927B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2002271529A (ja) 通信装置
JP2002261977A (ja) 通信装置
JP2003319087A (ja) 通信装置
JP2002247241A (ja) 通信装置
JP2002261984A (ja) 通信装置
JP2002247240A (ja) 通信装置
JP4583350B2 (ja) 携帯端末装置、着信音出力方法
JP4073614B2 (ja) 通信装置
JP2002271528A (ja) 通信装置
JP2002271526A (ja) 通信装置
JP2004064354A (ja) 通信方法、通信システム、中継装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
KR20040090726A (ko) 전화 장치
JP2000089776A (ja) テキストを音声出力する方法、およびeメ―ルシステムのための音声出力装置
JP2000122686A (ja) 音声認識装置およびそれを用いた電子機器
JP5326539B2 (ja) 留守番電話システム、留守番電話サービスサーバ及び留守番電話サービス方法
JPS58111486A (ja) フアクシミリ装置
JP2000020422A (ja) メールアクセスシステム