JP2002271515A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2002271515A
JP2002271515A JP2001063573A JP2001063573A JP2002271515A JP 2002271515 A JP2002271515 A JP 2002271515A JP 2001063573 A JP2001063573 A JP 2001063573A JP 2001063573 A JP2001063573 A JP 2001063573A JP 2002271515 A JP2002271515 A JP 2002271515A
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Application number
JP2001063573A
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English (en)
Inventor
Kenji Tanaka
健二 田中
Takaya Nakatani
隆哉 中谷
Takateru Yamamoto
隆照 山本
Daiki Watanabe
大樹 渡邉
Yoshiko Mitani
佳子 三谷
Shinya Kishi
信哉 貴志
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声情報や画像情報を記憶可能な電話機に代
表される通信装置において、送信者からの情報を正確に
受信者に伝えることができるようにする。 【解決手段】 音声情報の内容を画像情報に変換する画
像変換部7と、画像情報の内容を音声情報に変換する音
声変換部8と、画像変換部により変換された画像情報の
内容を記憶する画像情報記憶部68と、音声変換部によ
り変換された音声情報の内容を記憶する音声情報記憶部
58と、音声情報および画像情報の内容が各記憶部に本
登録される前に、その情報の内容の確認を送信時と同じ
情報形態で送信者に対し送信して要請する確認要請部1
0,20とを備え、確認要請部から送信した情報の正確
さの判定を送信者からの許可信号または廃棄信号により
乞う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留守番電話機能や
ファクシミリメモリ受信機能などを備えた電話機に代表
される通信装置に係る。特に、本発明は、情報(音声情
報や画像情報)を受信したことの確認を、全ての情報に
対してユーザに確実に行わせることができるようにする
ための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−2902
84号公報に開示されているように、留守番電話機能及
びファクシミリメモリ受信機能を備えた電話機が知られ
ている。この種の電話機は、磁気テープや揮発性メモリ
などの記憶媒体を備えており、ユーザの不在時に電話を
受信した場合や、用紙切れの状態でファクシミリを受信
した場合に、その音声情報や画像情報を記憶媒体に蓄積
できるようになっている。また、この蓄積された情報を
ユーザが確認した後には、ユーザの要求に応じてその情
報を記憶媒体から消去できるようにもなっている。つま
り、留守番電話機能によって記憶媒体に音声情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この音声を再生させると共
に音声情報を記憶媒体から消去できる。また、ファクシ
ミリメモリ受信機能によって記憶媒体に画像情報が蓄積
されている場合、ユーザは、この画像情報を記録紙に印
字させると共に画像情報を記憶媒体から消去できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電話機
に備えられている留守番電話機能は、受信した音声を記
憶媒体に一旦記憶させ、それをスピーカからの音声出力
により再生するようにしている。その場合、送信時の音
質や音量などによっては、再生してみてもその内容を正
確に把握できない可能性がある。例えば、送信した際の
音声が小さかったり雑音が入ったりした場合、受信側に
おいて音声情報を良好に取り出すことができず、ユーザ
は送信者からの音声内容を正確に把握することができな
くなる。
【0004】同様に、従来のファクシミリ機能付き電話
機においても、受信した文字などの画像情報(文字情
報)は、送信者が送信した状態のままで記録媒体(記録
紙)に印字されることになる。その場合、送信者が送信
する画像情報(画像内容)にカスレや癖等による読み取
り不能な文字などがあると、受信側で印字した印刷物か
ら送信者の画像内容(文字内容)を正確に把握すること
ができなくなる。
【0005】要するに、送信者からの情報(送信情報)
を正確に受信者に伝えることができないという不具合が
発生するおそれがある。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、音声情報や画像情報
を記憶可能な電話機に代表される通信装置において、送
信者からの情報を正確に受信者に伝えることができるよ
うにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、通信装置として、通信回線を経て受
信した送信者からの音声情報の内容を画像情報に変換す
る画像情報変換手段と、この画像情報変換手段により変
換された画像情報の内容を記憶する情報記憶手段と、上
記画像情報変換手段により変換された画像情報の内容が
情報記憶手段に記憶される前に、その画像情報の内容の
確認を送信者に要請する確認要請手段とを備えている。
【0008】この特定事項により、例えば、ファクシミ
リ機能付き留守番電話機などの通信装置に適用した場合
には、通信回線を経て受信した送信者からの音声情報
(例えば送信者の用件メッセージ、氏名、電話番号およ
び受信時刻)、は、画像情報変換手段により画像情報に
変換され、情報記憶手段に記憶される前に、その画像情
報が確認要請手段によって送信者に返送されて内容の確
認が要請されることになる。つまり、受信した音声が小
さかったり雑音が入ったりして受信時の音質や音量など
に問題があったとしても、その受信した音声情報の内容
を画像情報に変換してから送信者に送信することで、正
確な送信内容であるか否かの確認が送信者自身によって
判定されることになる。従って、ユーザにとっては送信
情報(音声情報)の正確さが高められ、送信者からの音
声情報を正確に受信者に伝えることが可能となる。
【0009】しかも、このように送信者自身によって判
定された正確な送信情報のみが情報記憶手段に記憶され
ることになり、制限のある記憶媒体の容量を有効利用す
ることが可能となる。
【0010】特に、送信者から送信された情報の確認を
より正確に行い得るものとして、以下の構成が掲げられ
る。
【0011】つまり、画像情報変換手段により変換され
た画像情報の内容を音声情報に再変換する音声情報変換
手段を備え、この音声情報変換手段により再変換された
音声情報の内容を確認要請手段により通信回線を経て送
信者に送信することで、その音声情報の内容の確認を乞
うようにしている。
【0012】この特定事項により、通信回線を経て受信
した送信者からの音声情報の内容は、受信時の音質や音
量などに問題があったとしても、画像情報に変換されて
から再度音声情報に再変換されることによって、送信時
と同じ情報形態(音声情報)に戻されることになり、そ
の音声情報の確認が送信者自身によってより正確に判定
されることになる。
【0013】しかも、このように音声情報を画像情報に
変換してから再度音声情報に再変換することで、送信者
側の通信装置としては、ファクシミリ機能を必要としな
い通常の電話機で十分に対応することが可能となり、汎
用性を図る上で非情に有利なものとなる。
【0014】そして、確認要請手段により確認が乞われ
た再変換後の音声情報の内容と、送信した音声情報の内
容とが同じであると送信者が判定したときに、情報記憶
手段に対しその音声情報の内容の記憶を許可する許可信
号を送信するようにしている場合には、送信者自身によ
って判定された正確な音声情報のみが情報記憶手段に記
憶されることになり、制限のある記憶媒体の容量をより
効果的に有効利用することが可能となる。
【0015】また、確認要請手段により確認が乞われた
再変換後の音声情報の内容と、送信した音声情報の内容
とが相違していると送信者が判定したときに、情報記憶
手段に対しその音声情報の内容を廃棄させる廃棄信号を
送信するようにしている場合には、送信者自身によって
判定された誤った音声情報が情報記憶手段に記憶される
ことなく廃棄され、制限のある記憶媒体の容量をより効
果的に有効利用することが可能となる。
【0016】これに対し、送信者からの画像情報を正確
に受信者に伝えるものとして、以下の構成が掲げられ
る。
【0017】つまり、通信回線を経て受信した送信者か
らの画像情報の内容を音声情報に変換する音声情報変換
手段と、この音声情報変換手段により変換された音声情
報の内容を記憶する情報記憶手段と、上記音声情報変換
手段により変換された音声情報の内容が音声情報記憶手
段に記憶される前に、その音声情報の内容の確認を送信
者に要請する確認要請手段とを備えている。
【0018】この特定事項により、例えば、ファクシミ
リ機能付き留守番電話機などの通信装置に適用した場合
には、通信回線を経て受信した送信者からの画像情報
(例えば送信者の用件メッセージ、氏名、ファクシミリ
番号、受信時刻および受信枚数)は、音声情報変換手段
により音声情報に変換され、情報記憶手段に記憶される
前に、その音声情報が確認要請手段により送信者に返送
されて内容の確認が要請されることになる。つまり、受
信した画像情報(画像内容)にカスレや癖等による読み
取り不能な文字などの存在により受信時の画質や文字な
どに問題があったとしても、その受信した画像情報の内
容を音声情報に変換してから送信者に送信することで、
正確な送信内容であるか否かの確認が送信者自身によっ
て判定されることになる。従って、ユーザにとっては送
信情報(画像情報)の正確さが高められ、送信者からの
画像情報を正確に受信者に伝えることが可能となる。
【0019】しかも、このように送信者自身によって判
定された正確な送信情報のみが情報記憶手段に記憶され
ることになり、制限のある記録媒体の容量を有効利用す
ることが可能となる。
【0020】特に、送信者から送信された画像情報の確
認をより正確に行い得るものとして、以下の構成が掲げ
られる。
【0021】つまり、音声情報変換手段により変換され
た音声情報の内容を画像情報に再変換する画像情報変換
手段を備え、この画像情報変換手段により再変換された
画像情報の内容を確認要請手段により通信回線を経て送
信者に送信することによって、その画像情報の内容の確
認を乞うようにしている。
【0022】この特定事項により、通信回線を経て受信
した送信者からの画像情報の内容は、受信時のカスレや
癖字などに問題があったとしても、音声情報に変換され
てから再度画像情報に再変換されることによって、送信
時と同じ情報形態(画像情報)で、その情報の正確さが
送信者自身によって明確に判定されることになる。
【0023】そして、確認要請手段により確認が乞われ
た再変換後の画像情報の内容と、送信した画像情報の内
容とが同じであると送信者が判定したときに、情報記憶
手段に対しその画像情報の内容の記憶を許可する許可信
号を送信するようにしている場合には、送信者自身によ
って判定された正確な画像情報のみが情報記憶手段に記
憶されることになり、制限のある記憶媒体の容量をより
効果的に有効利用することが可能となる。
【0024】また、確認要請手段により確認が乞われた
再変換後の画像情報の内容と、送信した画像情報の内容
とが相違していると送信者が判定したときに、情報記憶
手段に対しその画像情報の内容を廃棄させる廃棄信号を
送信するようにしている場合には、送信者自身によって
判定された誤った画像情報が情報記憶手段に記憶される
ことなく廃棄され、制限のある記憶媒体の容量をより効
果的に有効利用することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本形態では、通信装置としてファ
クシミリ機能付き留守番電話機に本発明を適用した場合
について説明する。
【0026】−電話機の構成説明− 図1は、本形態に係る電話機1の電気的構成の概略を示
すブロック図である。この図1に示すように、本電話機
1は、図示しない交換機を介して相手側電話機に接続さ
れる通信回線Lに回線インターフェース2により接続さ
れている。この回線インターフェース2は、通信回線L
の捕捉及び解放を行うと共に、この捕捉した通信回線L
を介して相手側電話機との通信経路を形成するようにな
っている。また、この回線インターフェース2にはハン
ドセット3が接続されており、通常の通話時には、この
ハンドセット3と相手側電話機との間で上記通信経路を
用いて通話が行われるようになっている。
【0027】上記回線インターフェース2には、選択ス
イッチ4を介して留守番電話ユニット5及びファクシミ
リ通信ユニット6が選択的に接続可能となっている。つ
まり、選択スイッチ4には、接点a、接点b、接点cが
備えられ、接点aには留守番電話ユニット5が、接点b
にはファクシミリ通信ユニット6がそれぞれ接続されて
いる。また、接点cは短絡されている。このため、選択
スイッチ4が接点aに接続している場合には、留守番電
話ユニット5が通信経路に接続され、選択スイッチ4が
接点bに接続している場合には、ファクシミリ通信ユニ
ット6が通信経路に接続される構成となっている。以
下、各ユニット5,6について説明する。
【0028】(留守番電話ユニット5の説明)留守番電
話ユニット5は、予め録音された応答メッセージの通信
経路への送信または相手側電話機からの音声情報の登録
等の制御を行うための留守番電話回路51を備えてい
る。この留守番電話回路51には、アナログ音声情報を
デジタル音声情報に変換するA/D変換器52及びデジ
タル音声情報をアナログ音声情報に変換するD/A変換
器53を介して、音声情報用アンプ54、関連情報用ア
ンプ55及び応答再生部56が接続されている。音声情
報用アンプ54は、通信経路を経て受信される相手側電
話機からの用件メッセージ等の音声情報を増幅するもの
である。関連情報用アンプ55は、通信経路を経て受信
される相手側電話機からの発呼側情報等の音声情報に関
連する情報を増幅するものである。この関連情報として
は、送信者(相手側)の氏名、送信者の電話番号、受信
時刻等が挙げられる。応答再生部56は、後述する音声
情報記憶部58に予め登録されている応答メッセージを
取り出して留守番電話回路51に送り、これによって応
答メッセージを相手側電話機に向けて送出するものであ
る。
【0029】これら音声情報用アンプ54、関連情報用
アンプ55及び応答再生部56には、音声情報切換スイ
ッチ57を介して情報記憶手段としての音声情報記憶部
58が接続されている。つまり、音声情報切換スイッチ
57には、接点a、接点b、接点c、接点dが備えら
れ、接点aには音声情報用アンプ54が、接点bには関
連情報用アンプ55が、接点cには応答再生部56がそ
れぞれ接続されている。また、接点dは短絡されてい
る。このため、音声情報切換スイッチ57が接点aに接
続している場合には、音声情報用アンプ54で増幅され
た相手側電話機からの用件メッセージ等の音声情報が音
声情報記憶部58に仮登録され、音声情報切換スイッチ
57が接点bに接続している場合には、関連情報用アン
プ55で増幅された相手側電話機からの音声関連情報が
音声情報記憶部58に仮登録されるようになっている。
また、音声情報切換スイッチ57が接点cに接続してい
る場合には、音声情報記憶部58に予め登録されている
応答メッセージが応答再生部56に取り出されて相手側
電話機に向けて送出されるようになっている。尚、上記
音声情報記憶部58としては、磁気テープや揮発性メモ
リ(所謂フラッシュメモリ)が採用されている。
【0030】上記音声情報記憶部58には、ミュートス
イッチ59a及びD/A変換器59bを介して発声手段
としてのスピーカ59が接続されている。このミュート
スイッチ59aは、音声情報記憶部58に登録されてい
る音声情報及び音声関連情報に基づく情報の供給及び非
供給を切り換えるものであって、このミュートスイッチ
59aがONされた場合に上記音声情報がD/A変換器
59bによってアナログ音声情報に変換されてスピーカ
59により音声として外部に放音されるようになってい
る。
【0031】(ファクシミリ通信ユニット6の説明)フ
ァクシミリ通信ユニット6は、FAX通信における送受
信に関する通信プロトコル、画像情報の圧縮と伸張、ま
たは変復調等を行うFAX通信回路61を備えている。
このFAX通信回路61には、画像出力切換スイッチ6
2を介して記録紙印字部63及びA/D変換器64が選
択的に切り換え可能に接続している。つまり、画像出力
切換スイッチ62には、接点a、接点b、接点cが備え
られ、接点aには記録紙印字部63が、接点bにはA/
D変換器64がそれぞれ接続されている。また、接点c
は短絡されている。このため、画像出力切換スイッチ6
2が接点aに接続している場合には、FAX通信回路6
1で伸張された画像情報に基づいて記録用紙への画像形
成が行われ、画像出力切換スイッチ62が接点bに接続
している場合には、画像情報がA/D変換器64によっ
てデジタル変換されるようになっている。
【0032】このA/D変換器64には、画像情報用ア
ンプ65及び関連情報用アンプ66が接続されている。
画像情報用アンプ65は、FAX通信回路61で伸張さ
れると共にデジタル変換された画像情報を増幅するもの
である。関連情報用アンプ66は、ファクシミリ受信時
に通信経路を用いて受信される相手側ファクシミリから
の発呼側情報等の画像情報に関連する情報を増幅するも
のである。この関連情報としては、送信者の氏名、送信
者のファクシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信枚
数等が挙げられる。
【0033】これら画像情報用アンプ65及び関連情報
用アンプ66には画像情報切換スイッチ67を介して情
報記憶手段としての画像情報記憶部68が接続されてい
る。つまり、画像情報切換スイッチ67には、接点a、
接点b、接点cが備えられ、接点aには画像情報用アン
プ65が、接点bには関連情報用アンプ66がそれぞれ
接続されている。また、接点cは短絡されている。この
ため、画像情報切換スイッチ67が接点aに接続してい
る場合には、画像情報用アンプ65で増幅された画像情
報が画像情報記憶部68に仮登録され、画像情報切換ス
イッチ67が接点bに接続している場合には、関連情報
用アンプ66で増幅された画像関連情報が画像情報記憶
部68に仮登録されるようになっている。尚、上記画像
情報記憶部68としては揮発性メモリが採用されてい
る。また、この画像情報記憶部68は、記録紙印字部6
3に切換スイッチ63aを介して接続されており、この
切換スイッチ63aがユーザによるファクシミリ出力操
作によってONされた際に、登録されている画像情報及
びその関連情報を記録紙印字部63に出力して記録紙へ
の印字動作が行われるようになっている。
【0034】また、上記FAX通信回路61には原稿読
取部69が接続されている。この原稿読取部69は、図
示しない原稿トレイにセットされたFAX原稿を順に読
み込んで電気情報に変換してFAX通信回路61に送信
するものである。
【0035】(情報変換構成の説明)本電話機1は、上
記各記憶部58,68に記憶されている音声情報および
音声関連情報と画像情報および画像関連情報とを相互に
変換するための画像情報変換手段としての画像変換部7
および音声情報変換手段としての音声変換部8を備えて
いる。
【0036】画像変換部7は、画像変換スイッチ71を
介して音声情報記憶部58に接続している。そして、こ
の画像変換部7は、画像変換スイッチ71がONされた
際、音声情報記憶部58に登録されている音声情報及び
音声関連情報を取り出して画像情報(文字情報)に変換
するようになっている。また、画像変換部7は、切換ス
イッチ68aを介して画像情報記憶部68に接続されて
おり、この切換スイッチ68aがONされた際、画像変
換部7により変換された画像情報(文字情報)を画像情
報記憶部68に仮登録するようになっている。
【0037】以下、上記画像変換部7の構成について説
明する。図2は、画像変換部7の構成を示すブロック図
である。この画像変換部7は、音声入力部72、音声認
識部73、音声辞書74、読み辞書75、得点付与部7
6、文字候補記憶部77、入力制御部78及び文字候補
選択部79を備えている。
【0038】音声入力部72は、音声情報記憶部58か
ら受けた音声情報を処理できる形に変換する。音声認識
部73は、音声入力部72から受け取った音声情報を分
析し、音響パラメータを求めた後、音声辞書74を照合
しながら入力音声を1文字の読みとして認識し、その認
識の結果、N位までの読みの候補とそれぞれの尤度を出
力する。上記音声辞書74には、漢字や仮名、記号など
が如何に発音されるかについて、音声認識部73が認識
する音声の基本単位を使って記述されている。例えば音
素を単位として認識する場合は音素列として記述する。
これにより、実際には漢字の第2水準まで含めた音読
み、訓読みを全てあわせると3千から5千の読みとな
る。
【0039】読み辞書75の構成法は文字に対して複数
の読みを定義してもよいし、読みに対して複数の文字を
定義してもよい。また実際には文字や読みそのものでは
なく、文字や読みに対応するメモリー上のポインタを格
納してもよい。
【0040】得点付与部76は、上記読み辞書75を参
照し、読みの候補に対応する文字候補に対してそれぞれ
の尤度をもとに得点を付与する。文字候補記憶部77
は、音声認識部73から受け取った読み候補の履歴を得
点とともに記憶している。
【0041】入力制御部78は、文字候補選択部79に
記憶された文字の候補の得点を考慮し、順序を決めて文
字候補を選出するようになっている。
【0042】一方、音声変換部8は、第1音声変換スイ
ッチ81を介して画像情報記憶部68に接続している。
そして、この音声変換部8は、第1音声変換スイッチ8
1がONされた際、画像情報記憶部68に仮登録されて
いる画像情報を取り出して音声情報に変換するようにな
っている。また、この音声変換部8は、第2音声変換ス
イッチ82を介して音声情報記憶部58に接続されてお
り、第2音声変換スイッチ82がONされた際、音声情
報に変換された画像情報を音声情報記憶部58に出力し
て仮登録させるようになっている。更に、音声変換部8
は、相互変換スイッチ83を介して画像変換部7に接続
されており、相互変換スイッチ83がONされた際、音
声変換部8によって音声情報に変換された情報を再度画
像情報および画像関連情報に変換、または画像変換部7
によって画像情報に変換された情報を再度音声情報及び
音声関連情報に変換させるようになっている。
【0043】(確認要請部の説明)本電話機1の特徴
は、音声情報及び音声関連情報の内容を音声情報記憶部
58に本登録する前にその音声情報及び音声関連情報の
内容の確認を通信回路Lを介して相手側電話機(送信
者)に要請する確認要請手段としての音声確認要請部1
0と、画像情報及び画像関連情報の内容を画像情報記憶
部68に本登録する前に、その画像情報及び画像関連情
報の内容の確認を相手側電話機に要請する確認要請手段
としての画像確認要請部20とを備えていることにあ
る。以下、これらの構成について説明する。
【0044】音声確認要請部10は、A/D変換器52
及びD/A変換器53を介して留守番電話回路51に接
続されている。また、音声確認要請部10は、音声確認
要請スイッチ101を介して音声変換部8に接続されて
いる。この音声確認要請部10は、音声確認要請スイッ
チ101がONされた際に、画像変換部7により変換さ
れた画像情報(相手側電話機から送信された用件メッセ
ージ等の音声情報や音声関連情報)の内容を音声変換部
8により音声情報および音声関連情報に再変換した状態
で、通信回線Lを経て相手側電話機(送信者)に送信す
ることによって、その再変換された音声情報および音声
関連情報の内容の確認を要請するようになされている。
そして、音声確認要請部10により確認が乞われた音声
情報および音声関連情報の内容と、相手側電話機(送信
者)から送信された音声情報および音声関連情報の内容
とが同じであるときには、相手側電話機から音声情報記
憶部58に対しその音声情報および音声関連情報の内容
の本登録を許可する許可信号(例えば#キーの操作信
号)が送信され、この許可信号を音声確認要請部10が
受信すると、音声情報記憶部58に仮登録されている音
声情報および音声関連情報の内容が本登録されるように
している。一方、音声確認要請部10により確認が乞わ
れた音声情報および音声関連情報の内容と、相手側電話
機1から送信された音声情報および音声関連情報の内容
とが相違しているときには、相手側電話機から音声情報
記憶部58に対しその仮登録している音声情報および音
声関連情報の内容を廃棄させる廃棄信号(例えば#キー
以外のキーの操作信号)が送信され、この廃棄信号を音
声確認要請部10が受信すると、音声情報記憶部58に
仮登録されている音声情報および音声関連情報の内容が
廃棄されるようにしている。
【0045】画像確認要請部20は、A/D変換器64
及び画像出力切換スイッチ62を介してファックス通信
回路61に接続されている。また、画像確認要請部20
は、画像確認要請スイッチ201を介して画像変換部7
に接続されている。この画像確認要請部20は、音声変
換部8により変換された音声情報(相手側電話機からの
画像情報や画像関連情報)の内容を画像変換部7により
画像情報および画像関連情報に再変換した状態で、通信
回線Lを経て相手側電話機(送信者)に送信することに
よって、その画像情報および画像関連情報の内容の確認
を要請するようになされている。そして、画像確認要請
部20により確認が乞われた画像情報および画像関連情
報の内容と、相手側電話機(送信者)から送信された画
像情報および画像関連情報の内容とが同じであるときに
は、相手側電話機から画像情報記憶部68に対しその画
像情報の内容の本登録を許可する許可信号(例えば#キ
ーの操作信号)が送信され、この許可信号を画像確認要
請部20が受信すると、画像情報記憶部68に仮登録さ
れている画像情報および画像関連情報の内容が本登録さ
れるようにしている。一方、画像確認要請部20により
確認が乞われた画像情報および画像関連情報の内容と、
相手側電話機1から送信した画像情報および画像関連情
報の内容とが相違しているときには、相手側電話機から
画像情報記憶部68に対しその仮登録している画像情報
および画像関連情報の内容を廃棄させる廃棄信号(例え
ば#キー以外のキーの操作信号)が送信され、この廃棄
信号を画像確認要請部20が受信すると、画像情報記憶
部68に仮登録されている画像情報および画像関連情報
の内容が廃棄されるようにしている。
【0046】(中央処理装置の説明)図1の如く、本電
話機1の中央処理装置9には、各回路51,61、アン
プ54,55,65,66、及び各確認要請部10,2
0等の制御や各スイッチ4,57,59a,62,6
7,68a,71,81,82,83の切換制御を行う
制御部91を備えている。
【0047】また、この中央処理装置9は、音声情報記
憶部58に記憶された情報を画像変換部7に出力して記
録紙印字部63による印字動作を行わせる切換スイッチ
63aのON操作、画像情報記憶部68に記憶された画
像情報を音声変換部8に出力して音声関連情報の音声情
報記憶部58への記憶動作を行わせる第1音声変換スイ
ッチ81のON操作などを実行する出力手段92を備え
ている。つまり、この出力手段92による出力動作の実
行により、音声情報記憶部58に記憶された音声情報の
画像情報への変換及び印字が行われると共に、画像情報
記憶部68に本登録された画像関連情報の音声情報への
変換及び登録動作が行われるようになっている。
【0048】更に、この中央処理装置9は、音声情報記
憶部58に登録された情報を消去するための消去手段9
3を備えている。つまり、上述した出力手段92による
出力動作の実行の後、この出力が行われた情報を音声情
報記憶部58から消去できるようになっている。また、
この出力後の消去動作を行うか否かの設定は、ユーザが
電話機1の操作部(図示省略)を操作することにより行
えるようになっている。
【0049】−電話機1の動作説明− 次に、上述の如く構成された電話機1への電話モードの
受信動作およびファクシミリモードの受信動作を図3〜
図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0050】(電話モードの受信動作)先ず、電話機1
への電話モードの受信動作について説明するに、図3の
フローチャートに示すように、受信動作を待ち受けてい
る電話機1の待機中において、ステップSD1で相手側
電話機からの電話発呼信号を受けて電話モードの着信を
確認する。次いで、ステップSD2において、相手側電
話機からの電話発呼信号の回数(例えば10回)をカウ
ントし、このカウント回数を終えるまでに回線インター
フェース2のハンドセット3が取られるか否か、つまり
即通話可能な状態であるか否かを判定する。
【0051】このステップSD2の判定が、即通話可能
な状態であるYESの場合には、ステップSD3におい
て、回線インターフェース2により通信回線Lを捕捉
し、この捕捉した通信回線Lを介して相手側電話機との
通信経路を閉成(形成)する。それから、ステップSD
4において、ハンドセット3と相手側電話機との間で通
信経路を介して通話を行い、ステップSD5で通話が終
了するまで待機する。その後、ステップSD6におい
て、回線インターフェース2により通信回線Lを解放し
て、通信回線Lを介した相手側電話機との通信経路を開
成してから、待機状態に戻す。
【0052】これに対し、上記ステップ2の判定が、相
手側電話機からの電話発呼信号の回数(例えば10回)
をカウントし終えてもハンドセット3が取られない状
態、つまり即通話不可能な状態であるNOの場合には、
留守番電話動作に切り換えられる。
【0053】すなわち、図4に示すように、図3のステ
ップSD2の判定が即通話不可能な状態であるNOの場
合には、図4のステップSD11において、回線インタ
ーフェース2の選択スイッチ4を接点a接続状態に切り
換えて、通信回線Lを留守番電話回路に接続し、この接
続した通信回線Lを介して相手側電話機との通信経路を
閉成する。それから、ステップSD12において、音声
情報切換スイッチ57を接点c接続状態に切り換え、音
声情報記憶部58に予め登録されている応答メッセージ
を応答再生部56により取り出して再生し、D/A変換
器53によってデジタル音声情報をアナログ音声情報に
変換してから留守番電話回路51に送ることによって、
応答メッセージを相手側電話機に向けて送出する。
【0054】次いで、ステップSD13において、音声
情報切換スイッチ57を接点b接続状態に切り換えてお
き、相手側電話機からの音声関連情報(送信者の氏名、
送信者の電話番号、受信時刻等)が、留守番電話回路5
1及びA/D変換器52を経て関連情報用アンプ55で
増幅されて音声情報記憶部58に仮登録された後で、音
声情報切換スイッチ57を接点a接続状態に切り換え、
相手側電話機からの用件メッセージなどの音声情報が、
留守番電話回路51及びA/D変換器52を経て音声情
報用アンプ54で増幅されて音声情報記憶部58に仮登
録されるまで待機する。
【0055】それから、ステップSD14において、画
像変換スイッチ71をONし、音声情報記憶部58に仮
登録されている音声情報および音声関連情報を取り出し
て画像変換部7により画像情報および画像関連情報に変
換処理した後、ステップSD15で、切換スイッチ68
aをONし、画像変換部7により変換された画像情報お
よび画像関連情報を画像情報記憶部68に仮登録する。
【0056】その後、ステップSD16において、相互
変換スイッチ83をONし、画像変換部7により変換さ
れた画像情報を音声変換部8によって再度音声情報及び
音声関連情報に再変換させてから、ステップSD17
で、音声確認要請スイッチ101をONし、音声変換部
8により再変換された音声情報および音声関連情報を通
信回線Lを介して相手側電話機(送信者)に送信する。
【0057】それから、ステップSD18において、送
信された音声情報および音声関連情報の内容の確認を送
信者に要請する。具体的には、音声確認要請部10によ
り確認が乞われた音声情報および音声関連情報の内容と
相手側電話機(送信者)から送信された音声情報および
音声関連情報の内容とが同じであるときには許可信号
(例えば#キーの操作信号)を、確認が乞われた音声情
報および音声関連情報の内容と、相手側電話機から送信
された音声情報および音声関連情報の内容とが相違して
いるときには廃棄信号(例えば#キー以外のキーの操作
信号)を送信してもらうように要請する。
【0058】しかる後、ステップSD19において、送
信者の送信した信号が許可信号であるか否かを判定した
後、その判定が許可信号であるYESの場合には、ステ
ップSD20で、音声確認要請部10から音声情報記憶
部58および画像情報記憶部68にそれぞれ許可信号を
出力し、音声情報記憶部58に仮登録されている音声情
報および音声関連情報、並びに画像情報記憶部68に仮
登録されている画像情報および画像関連情報を本登録さ
せる。このとき、切換スイッチ63aをONさせて、画
像情報記憶部68に本登録された画像情報および画像関
連情報を記録紙印字部63に出力して記録紙への印字動
作を行うようにしてもよい。
【0059】その後で、ステップSD21において、回
線インターフェース2の選択スイッチ4の接点a接続状
態を解除して、通信回線Lと留守番電話回路51との接
続を解放し、通信回線Lを介した相手側電話機との通信
経路を開成する。
【0060】一方、上記ステップSD19の判定が、廃
棄信号であるNOの場合には、図5に示すように、ステ
ップSD31において、音声確認要請部10から音声情
報記憶部58および画像情報記憶部68にそれぞれ廃棄
信号を出力し、音声情報記憶部58に仮登録されている
音声情報および音声関連情報、並びに画像情報記憶部6
8に仮登録されている画像情報および画像関連情報を消
去させる。
【0061】次いで、ステップSD32で、音声情報切
換スイッチ57を接点c接続状態に切り換え、音声情報
記憶部58に予め登録されている、再度音声情報を送信
するか否かの応答メッセージを応答再生部56によって
取り出して再生し、D/A変換器53によってデジタル
音声情報をアナログ音声情報に変換した後、留守番電話
回路51に送る。これによって音声情報を再送信するか
否かの応答メッセージを相手側電話機に向けて送出す
る。
【0062】その後、ステップSD33において、所定
時間経過(例えば1分)するまでの間に音声情報の再送
信があるか否かを判定し、音声情報の再送信があるYE
Sの場合には、上記ステップSD12に戻ることを繰り
返す一方、音声情報の再送信がないNOの場合には、ス
テップSD34に進む。
【0063】このステップSD34では、音声情報切換
スイッチ57を接点b接続状態に切り換え、音声情報記
憶部58にそのときの音声関連情報のみを本登録する。
その後で、ステップSD35において、回線インターフ
ェース2の選択スイッチ4の接点a接続状態を解除し
て、通信回線Lと留守番電話回路51との接続を解放
し、通信回線Lを介した相手側電話機との通信経路を開
成する。
【0064】(ファクシミリモードの受信動作)次に、
電話機1へのファクシミリモードの受信動作について説
明するに、図6のフローチャートに示すように、受信動
作を待ち受けている電話機1の待機中において、ステッ
プSF1で相手側ファクシミリ機からのファックス信号
を受けてファクシミリモードの着信を確認すると、ステ
ップSF2において、選択スイッチ4を接点b接続状態
に切り換えて、ファクシミリ受信と同時にファクシミリ
出力可能な状態であるか否かを判定する。このステップ
SF2の判定が、ファクシミリ受信と同時にファクシミ
リ出力可能な状態であるYESの場合には、ステップS
F3で、画像出力切換スイッチ62を接点a接続状態に
切り換えて、回線インターフェース2により通信回線L
を捕捉し、この捕捉した通信回線Lを介して相手側ファ
クシミリ機との通信経路を閉成(形成)する。それか
ら、ステップSF4において、受信したファクシミリ画
像情報をFAX通信回路61を介して記録紙印字部63
に送信し、この記録紙印字部63により記録紙への画像
形成動作を実行する。つまり、ファクシミリ受信と同時
にファクシミリ出力を行う。
【0065】それから、ステップSD5において、相手
側ファクシミリ機からのファクシミリ信号が終了するま
で待機した後、ステップSF6で、回線インターフェー
ス2により通信回線Lを解放して、通信回線Lを介した
相手側ファクシミリ機との通信経路を開成してから、待
機状態に戻す。
【0066】これに対し、上記ステップ2の判定が、電
話機1の記録紙切れなどにより、ファクシミリ受信と同
時にファクシミリ出力不可能な状態であるNOの場合に
は、図7に示すように、ファクシミリメモリ受信動作に
切り換えられる。
【0067】すなわち、図7に示すように、ステップS
F11において、画像出力切換スイッチ62を接点b接
続状態に切り換えるとともに、画像情報切換スイッチ6
7を接点b接続状態に切り換え、相手側ファクシミリ機
をFAX通信回路61、A/D変換器64、および関連
情報用アンプ66および画像情報記憶部68に対し通信
回路Lを介して閉成(接続)し、相手側ファクシミリ機
から受けた画像関連情報(送信者の氏名、送信者のファ
クシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信枚数等のフ
ァクシミリ関連情報)を、FAX通信回路61及びA/
D変換器64を経た後、関連情報用アンプ66で増幅さ
せて画像情報記憶部68に仮登録する。
【0068】次いで、ステップSF12において、画像
情報切換スイッチ67を接点a接続状態に切り換え、相
手側ファクシミリ機をFAX通信回路61、A/D変換
器64、および画像情報用アンプ66および画像情報記
憶部68に通信回路Lを介して接続し、相手側ファクシ
ミリ機から受けた画像関連情報(送信者の氏名、送信者
のファクシミリ番号、受信時刻、ファクシミリ受信枚数
等のファクシミリ関連情報)が、FAX通信回路61及
びA/D変換器64を経た後、関連情報用アンプ66で
増幅されて画像情報記憶部68に仮登録されるまで待機
する。
【0069】それから、ステップSF13において、第
1音声変換スイッチ81をONし、画像情報記憶部68
に仮登録されている画像情報および画像関連情報を取り
出して音声変換部8により音声情報および音声関連情報
に変換処理した後、ステップSF14で、第2音声変換
スイッチ82をONしし、音声変換部8により変換され
た音声情報および音声関連情報を音声情報記憶部58に
仮登録する。
【0070】その後、ステップSF15において、相互
変換スイッチ83をONし、音声変換部8により音声変
換された音声情報および音声関連情報を画像変換部7に
よって再度画像情報及び画像関連情報に再変換させてか
ら、ステップSF16で、画像確認要請スイッチ201
をONし、画像変換部7により再変換された画像情報お
よび画像関連情報を通信回線Lを介して相手側ファクシ
ミリ機(送信者)に送信する。
【0071】それから、ステップSF17において、送
信された画像情報および画像関連情報の内容の確認を送
信者に要請する。具体的には、画像確認要請部20によ
り確認が乞われた画像情報および画像関連情報の内容と
相手側ファクシミリ機(送信者)から送信された画像情
報および画像関連情報の内容とが同じであるときには許
可信号(例えば#キーの操作信号)を、確認が乞われた
画像情報および画像関連情報の内容と、相手側ファクシ
ミリ機から送信された画像情報および画像関連情報の内
容とが相違しているときには廃棄信号(例えば#キー以
外のキーの操作信号)を送信してもらうように要請す
る。
【0072】しかる後、ステップSF18において、送
信者の送信した信号が許可信号であるか否かを判定した
後、その判定が許可信号であるYESの場合には、ステ
ップSF19で、画像確認要請部20から音声情報記憶
部58および画像情報記憶部68にそれぞれ許可信号を
出力し、音声情報記憶部58に仮登録されている音声情
報および音声関連情報、並びに画像情報記憶部68に仮
登録されている画像情報および画像関連情報を本登録さ
せる。このとき、切換スイッチ63aをONさせて、画
像情報記憶部68に本登録された画像情報および画像関
連情報を記録紙印字部63に出力して記録紙への印字動
作を行うようにしてもよい。
【0073】その後で、ステップSF20において、回
線インターフェース2の選択スイッチ4の接点b接続状
態を解除して、通信回線Lとファックス通信回路61と
の接続を解放し、通信回線Lを介した相手側ファクシミ
リ機との通信経路を開成する。
【0074】一方、上記ステップSF18の判定が、廃
棄信号であるNOの場合には、図8に示すように、ステ
ップSF31において、画像確認要請部20から音声情
報記憶部58および画像情報記憶部68に対しそれぞれ
廃棄信号を出力し、音声情報記憶部58に仮登録されて
いる音声情報および音声関連情報、並びに画像情報記憶
部68に仮登録されている画像情報および画像関連情報
を消去させる。
【0075】次いで、ステップSF32で、画像確認要
請部に予め記憶されている、再度画像情報を送信するか
否かの応答メッセージをアナログ画像情報に変換した
後、FAX通信回路61に送る。これによって再度画像
情報を送信するか否かの応答メッセージを相手側ファク
シミリ機に向けて送出する。
【0076】その後、ステップSF33において、所定
時間経過(例えば1分)するまでの間に再度画像情報の
送信があるか否かを判定し、再度画像情報の送信がある
YESの場合には、上記ステップSF12に戻ることを
繰り返す一方、再度画像情報の送信がないNOの場合に
は、ステップSF34に進む。
【0077】このステップSF34では、画像情報切換
スイッチ67を接点b接続状態に切り換え、画像情報記
憶部58にそのときの画像関連情報のみを本登録する。
その後で、ステップSF35において、回線インターフ
ェース2の選択スイッチ4の接点b接続状態を解除し
て、通信回線LとFAX通信回路61との接続を解放
し、通信回線Lを介した相手側ファクシミリ機との通信
経路を開成する。
【0078】−実施形態の効果− 以上、説明したように、本形態では、通信回線を経て受
信した送信者からの音声情報(送信者の用件メッセー
ジ)および音声関連情報(送信者の氏名、電話番号およ
び受信時刻)、並びに通信回線を経て受信した送信者か
らの画像情報(送信者の用件メッセージ)および画像関
連情報(送信者の氏名、ファクシミリ番号、受信時刻お
よび受信枚数)は、音声情報記憶部58および画像情報
記憶部68にそれぞれ本登録される前に、それらの情報
(音声情報および音声関連情報、又は画像情報および画
像関連情報)が音声確認要請部10又は画像確認要請部
20によって送信者が送信した情報形態と同じ情報形態
に変換されてから、送信者に対し返送されてその情報内
容の確認が要請されることになる。このため、受信した
音声情報が小さかったり雑音が入ったりして受信時の音
質や音量などに問題があったり、画像情報(画像内容)
にカスレや癖等による読み取り不能な文字などが存在し
て受信時の画質や文字などに問題があったとしても、そ
の受信した情報の内容を送信時と同じ情報形態に変換し
てから送信者に返送されることによって、正確な送信内
容であるか否かの確認が送信者自身によって円滑に判定
されることになる。従って、ユーザは送信情報(音声情
報または画像情報)を正確に把握することが可能とな
り、送信者からの情報を正確に受信者に伝えることがで
きる。
【0079】また、各確認要請手段10,20により確
認が乞われた情報(音声情報および音声関連情報、また
は画像情報および画像関連情報)の内容と、送信者が送
信した情報(音声情報および音声関連情報、または画像
情報および画像関連情報)の内容とが同じであるときに
は、音声情報記憶部58および画像情報記憶部68に対
し予め仮登録されている音声情報および音声関連情報、
並びに画像情報および画像関連情報の内容の本登録を許
可する許可信号を送信する一方、各確認要請手段10,
20により確認が乞われた情報の内容と、送信者が送信
した音声情報の内容とが相違しているときには、音声情
報記憶部58および画像情報記憶部68に対し予め仮登
録されている音声情報および音声関連情報、並びに画像
情報および画像関連情報の内容を廃棄させる廃棄信号を
送信するようにしているので、送信者自身によって判定
された正確な送信情報のみが音声情報記憶部58および
画像情報記憶部68にそれぞれ本登録され、制限のある
記憶媒体の容量を有効利用することができる。
【0080】さらに、送信者からの情報が音声情報であ
る場合には、この送信者からの音声情報を画像情報に変
換してから再度音声情報に再変換することで、送信者側
の通信装置としては、ファクシミリ機能を必要としない
通常の電話機で十分に対応することが可能となり、汎用
性を図る上で非情に有利なものとなる。
【0081】−他の実施の形態− 上述した実施形態では、音声情報および音声関連情報を
画像情報に変換した後に再度音声情報および音声関連情
報に再変換して送信者に対しその情報の内容の確認を要
請するようにしたが、画像情報変換手段により変換され
た画像情報および画像関連情報の内容、または通信回線
を経て受信した送信者からの画像情報および画像関連情
報の内容を、送信者に対し画像確認要請部により返送
し、その情報の内容の確認を要請するようにしてもよ
い。同様に、音声情報変換手段により変換された音声情
報および音声関連情報の内容、または通信回線を経て受
信した送信者からの音声情報および音声関連情報の内容
を、送信者に対し音声確認要請部により返送し、その情
報の内容の確認を要請するようにしてもよい。
【0082】また、本実施形態では、送信者の用件メッ
セージ、氏名、電話番号および受信時刻のうち、送信者
の用件メッセージを音声情報とし、送信者の氏名、電話
番号および受信時刻を音声関連情報とするように分けた
が、送信者の用件メッセージ、氏名、電話番号および受
信時刻が全て音声情報として包括されていてもよい。同
様に、送信者の用件メッセージ、氏名、ファクシミリ番
号、受信時刻および受信枚数が全て画像情報として包括
されていてもよい。
【0083】更に、本実施形態では、ファクシミリ機能
付き留守番電話機に本発明を適用した場合について説明
したが、本発明は、家庭用やオフィス用のファクシミリ
機能付き留守番電話機に限らず、モバイル機器その他の
通信装置にも適用可能である。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明では、通信回線を
経て受信した送信者からの音声情報または画像情報の内
容を変換した画像情報または音声情報の内容を情報記憶
手段に記憶する前に、その情報の内容の確認を送信者に
要請する確認要請手段を備えることで、受信時に問題が
あったとしても、その変換した画像情報または音声情報
の内容を送信者に返信することで、正確な送信内容であ
るか否かの確認を送信者自身によって判定してもらうこ
とができ、正確さの高い送信情報を受信者に伝えること
ができる。しかも、正確な送信情報のみを情報記憶手段
に記憶させ、制限のある記憶媒体の容量を有効利用する
ことができる。
【0085】また、変換した画像情報または音声情報の
内容を送信者からの送信情報と同じ形態の音声情報また
は画像情報に再変換し、この再変換した情報の内容を確
認要請手段により通信回線を経て送信者に送信して確認
を乞うことで、送信時と同じ情報形態で、その情報の正
否を送信者自身によって判定でき、送信者からの送信情
報の正確さを受信者自身によって明確に判定してもらう
ことができる。
【0086】特に、送信者から音声情報を受信した場
合、この送信者からの音声情報を画像情報に変換してか
ら再度音声情報に再変換することで、送信者に対し音声
情報の内容を確認してもらうことが可能となる。このた
め、送信者側の通信装置として、ファクシミリ機能を必
要としない通常の電話機で十分に対応することができ、
通信装置の汎用性を図ることができる。
【0087】そして、確認要請手段により確認が乞われ
た再変換後の音声情報または画像情報の内容と、送信し
た音声情報または画像情報の内容とが同じであると送信
者が判定したときに、情報記憶手段に対しその情報の内
容の記憶を許可する許可信号を送信するようにすること
で、送信者自身によって正確な情報のみを情報記憶手段
に記憶させることができ、制限のある記憶媒体の容量を
より効果的に有効利用することができる。
【0088】また、確認要請手段により確認が乞われた
再変換後の音声情報または画像情報の内容と、送信した
音声情報または画像情報の内容とが相違していると送信
者が判定したときに、情報記憶手段に対しその情報の内
容を廃棄させる廃棄信号を送信するようにすることで、
送信者自身によって誤った情報を情報記憶手段から廃棄
させることができ、制限のある記憶媒体の容量をより効
果的に有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るファクシミリ機能付き
留守番電話機の電気的構成の概略を示すブロック図であ
る。
【図2】画像変換部の構成を示すブロック図である。
【図3】電話モードでの基本的な受信動作を説明するた
めのフローチャート図である。
【図4】電話モードでの留守番受信動作を説明するため
のフローチャート図である。
【図5】電話モードでの廃棄信号送信時の留守番受信動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図6】ファクシミリモードでの基本的な受信動作を説
明するためのフローチャート図である。
【図7】ファクシミリモードでのファクシミリメモリ受
信動作を説明するためのフローチャート図である。
【図8】ファクシミリモードでの廃棄信号送信時のファ
クシミリメモリ受信動作を説明するためのフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 電話機(通信装置) 58 音声情報記憶部(情報記憶手段) 68 画像情報記憶部(情報記憶手段) 7 画像変換部(画像情報変換手段) 8 音声変換部(音声情報変換手段) 10 音声確認要請部(確認要請手段) 20 画像確認要請部(確認要請手段) L 通信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/10 G10L 3/00 Q H04N 1/32 551A (72)発明者 山本 隆照 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 渡邉 大樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 三谷 佳子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 貴志 信哉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C075 AA90 BB05 CD07 CD20 CD21 CF01 FF90 5D015 KK02 5D045 AB04 AB26 5K039 AA02 CC01 CC07 HH11 JJ01 JJ03 JJ06 JJ08 5K101 KK01 KK06 LL01 NN07 NN08 NN15 NN18 NN21 QQ05 QQ10 RR15 TT06 UU19 UU20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を経て受信した送信者からの音声
    情報の内容を画像情報に変換する画像情報変換手段と、 この画像情報変換手段により変換された画像情報の内容
    を記憶する情報記憶手段と、 上記画像情報変換手段により変換された画像情報の内容
    が情報記憶手段に記憶される前に、その画像情報の内容
    の確認を送信者に要請する確認要請手段とを備えている
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の通信装置におい
    て、 画像情報変換手段により変換された画像情報の内容を音
    声情報に再変換する音声情報変換手段を備え、 確認要請手段は、上記音声情報変換手段により再変換さ
    れた音声情報の内容を通信回線を経て送信者に送信する
    ことによって、その音声情報の内容の確認を乞うように
    なされていることを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の通信装置におい
    て、 確認要請手段は、この確認要請手段により確認が乞われ
    た再変換後の音声情報の内容と、送信した音声情報の内
    容とが同じであると送信者が判定したときに、情報記憶
    手段に対しその音声情報の内容の記憶を許可する許可信
    号を送信するようになされていることを特徴とする通信
    装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3に記載の通
    信装置において、 確認要請手段は、この確認要請手段により確認が乞われ
    た再変換後の音声情報の内容と、送信した音声情報の内
    容とが相違していると送信者が判定したときに、情報記
    憶手段に対しその音声情報の内容を廃棄させる廃棄信号
    を送信するようになされていることを特徴とする通信装
    置。
  5. 【請求項5】 通信回線を経て受信した送信者からの画
    像情報の内容を音声情報に変換する音声情報変換手段
    と、 この音声情報変換手段により変換された音声情報の内容
    を記憶する情報記憶手段と、 上記音声情報変換手段により変換された音声情報の内容
    が音声情報記憶手段に記憶される前に、その音声情報の
    内容の確認を送信者に要請する確認要請手段とを備えて
    いることを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の通信装置におい
    て、 音声情報変換手段により変換された音声情報の内容を画
    像情報に再変換する画像情報変換手段を備え、 確認要請手段は、上記画像情報変換手段により再変換さ
    れた画像情報の内容を通信回線を経て送信者に送信する
    ことによって、その画像情報の内容の確認を乞うように
    なされていることを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載の通信装置におい
    て、 確認要請手段は、この確認要請手段により確認が乞われ
    た再変換後の画像情報の内容と、送信した画像情報の内
    容とが同じであると送信者が判定したときに、情報記憶
    手段に対しその画像情報の内容の記憶を許可する許可信
    号を送信するようになされていることを特徴とする通信
    装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項6または請求項7に記載の通
    信装置において、 確認要請手段は、この確認要請手段により確認が乞われ
    た再変換後の画像情報の内容と、送信した画像情報の内
    容とが相違していると送信者が判定したときに、情報記
    憶手段に対しその画像情報の内容を廃棄させる廃棄信号
    を送信するようになされていることを特徴とする通信装
    置。
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