JP2003110732A - 発信端末、着信端末、仲介サーバおよびメッセージ出力方法 - Google Patents

発信端末、着信端末、仲介サーバおよびメッセージ出力方法

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JP2003110732A
JP2003110732A JP2001298393A JP2001298393A JP2003110732A JP 2003110732 A JP2003110732 A JP 2003110732A JP 2001298393 A JP2001298393 A JP 2001298393A JP 2001298393 A JP2001298393 A JP 2001298393A JP 2003110732 A JP2003110732 A JP 2003110732A
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Takeyuki Shinohara
壮享 篠原
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メッセージの入出力形式が異なる端末間で
は、互いに通信を行うことができない。 【解決手段】 発信端末10と着信端末30との間のメ
ッセージの送受信を仲介する仲介サーバ60は、発信者
からメッセージをテキスト形式または音声形式の少なく
ともいずれか一方で受信する送受信部62と、メッセー
ジの着信者が出力可能なメッセージの形式を検出する検
出部64と、受信したメッセージの形式が検出された形
式と異なる場合に、メッセージの形式を変換する変換部
50とを有する。送受信部62は、メッセージを検出さ
れた形式で着信者に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発信端末、着信
端末、仲介サーバ、およびメッセージ出力方法に関す
る。この発明はとくに、音声またはテキストデータでメ
ッセージを送受信する発信端末、着信端末、仲介サー
バ、およびメッセージ出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、メール送受信機能付きの携帯電話
などの普及で、メールのやり取りも気軽に行えるように
なってきた。しかし依然として携帯電話での文字入力に
不慣れな人も多く、ちょっとしたメッセージを伝えたい
場合に、メールを書くのが面倒なこともある。また、会
議中や周りにたくさん人がいるなど音を立てるのがはば
かられるときでも、緊急の用事があって、相手に電話で
伝えたいこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、電話
とメールのように入出力の形式が違うと、互いの間でメ
ッセージのやり取りができず、円滑なコミュニケーショ
ンの妨げとなっていた。さらに、例えば目が不自由な人
の場合メールを読むのに支障があったり、耳の不自由な
人の場合電話で会話するのに支障があったりする。その
ため、このようなハンディキャップを有する人とのコミ
ュニケーションを円滑に図るのも困難であった。
【0004】本発明は、そうした課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、入出力の形式が異なっていて
も、発信者と着信者の間のメッセージのやり取りが円滑
に行われるメッセージ出力技術の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、メ
ッセージを発信する発信端末に関する。この発信端末
は、着信者へのメッセージをテキスト形式または音声形
式の少なくともいずれか一方で入力する入力部と、着信
者がメッセージをテキスト形式または音声形式のいずれ
の形式で出力可能かを検出する検出部と、入力されたメ
ッセージの形式が検出された形式と異なる場合に、メッ
セージの形式を変換する変換部と、メッセージを検出さ
れた形式で着信者に送信する送信部と、を含む。ここ
で、着信者とは、発信者により電話番号またはアドレス
が指定された宛先者のことである。テキスト形式とは、
視覚により認識される形式のことである。また音声形式
とは聴覚により認識される形式のことである。
【0006】検出部は、着信者が出力可能な形式を予め
登録しておく登録部を有してもよく、登録部を参照して
形式を検出してよい。検出部は、着信者の電話番号やメ
ールアドレスなどの宛先の形態に基づいて着信者が出力
可能な形式を検出してもよい。
【0007】登録部は、着信者から発信されたメッセー
ジの形式を着信者が出力可能な形式として登録してもよ
い。
【0008】検出部は、メッセージの発信に先立ち、着
信者側へ形式確認信号を送信してもよく、その信号に対
する着信者側からの応答信号に応じて着信者が出力可能
な形式を検出してもよい。
【0009】発信端末は、着信者からの応答メッセージ
を受信する受信部と、応答メッセージをテキスト形式ま
たは音声形式のいずれか一方で出力可能な出力部とをさ
らに含んでもよい。この場合、変換部は、受信した応答
メッセージの形式が出力可能な形式と異なる場合、応答
メッセージの形式を出力可能な形式に変換してよい。
【0010】発信端末は、着信者からの応答メッセージ
を受信する受信部と、応答メッセージをテキスト形式ま
たは音声形式の両方で出力可能な出力部と、ユーザの指
示に従って、応答メッセージを出力させる形式を選択す
る選択部とをさらに含んでもよい。この場合、変換部
は、受信した形式が選択された形式と異なる場合、応答
メッセージの形式を選択された形式に変換してよい。
【0011】本発明の別の態様は、メッセージを着信す
る着信端末に関する。この着信端末は、メッセージをテ
キスト形式および音声形式の両方で受信可能な受信部
と、メッセージをテキスト形式または音声形式のいずれ
か一方でのみ出力する出力部と、受信したメッセージの
形式が出力部により出力される形式と異なる場合に、メ
ッセージの形式を変換する変換部と、を含む。
【0012】着信端末は、出力部がメッセージをテキス
ト形式および音声形式の両方で出力可能な場合に、いず
れの形式で出力するかを選択する選択部と、選択部が選
択した形式が受信したメッセージの形式と異なる場合
に、メッセージの発信者にメッセージの形式を変換中で
あることを通知する通知部とをさらに含んでもよい。
【0013】本発明の別の態様は、メッセージの送受信
を仲介する仲介サーバに関する。この仲介サーバは、発
信者からメッセージをテキスト形式または音声形式の少
なくともいずれか一方で受信する受信部と、メッセージ
の着信者が出力可能なメッセージの形式を検出する検出
部と、受信したメッセージの形式が検出された形式と異
なる場合に、メッセージの形式を変換する変換部と、メ
ッセージを検出された形式で着信者に送信する送信部と
を含む。
【0014】検出部は、着信者が出力可能な形式を予め
登録しておく登録部を有してもよく、登録部を参照して
形式を検出してよい。受信部は、着信者から出力可能な
メッセージの形式に関する情報を受信してよく、その情
報を登録部に登録してもよい。
【0015】本発明の別の態様は、メッセージの出力方
法に関する。この方法は、発信者側が入力したメッセー
ジが着信者の出力可能な形式とは異なる場合に、発信者
と着信者との間のセッションが継続している間に元のメ
ッセージの形式を出力可能な形式に変換してから着信者
に出力させる。この方法において、メッセージの形式変
換は、発信者と着信者が通信中に略リアルタイムに行わ
れてよい。
【0016】この方法によれば、メッセージの形式を変
換している間に、発信者および着信者にメッセージの変
換をしている旨の通知を行ってもよい。
【0017】本発明の別の態様は、発信者が着信者への
メッセージをテキスト形式または音声形式のいずれか一
方で入力した際に、着信端末がいずれか他方の形式での
み出力可能な場合、入力されたメッセージを他方の形式
に変換してから着信端末に出力させるメッセージ出力方
法に関する。
【0018】本発明のさらに別の態様は、発信者が入力
したメッセージが着信者により通常使用される言語と異
なる場合に、発信者と着信者との間のセッションが継続
している間に元のメッセージの言語を着信者が通常使用
する言語に翻訳してから着信者に出力させるメッセージ
出力方法に関する。
【0019】なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本
発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、プログ
ラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様とし
て有効である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、実施の形態に係るメッセ
ージ出力方法の概念を示す図である。このメッセージ出
力方法によれば、発信端末10が入力したメッセージの
形式が着信端末30が出力可能な形式とは異なる場合
に、変換部50により、元のメッセージの形式を着信端
末30が出力可能な形式に変換してから着信端末30に
出力させる。ここで、メッセージの形式とは、テキスト
形式または音声形式である。変換部50は、音声形式の
メッセージをテキスト形式に、またはテキスト形式のメ
ッセージを音声形式に変換する機能を有する。変換部5
0の機能は、通常の音声認識ソフトなどにより実現され
てよい。変換部50は、発信端末10側に設けられても
よく、着信端末60側に設けられてもどちらでもよい。
また、発信端末10からのメッセージは、仲介サーバ6
0を介して着信端末30に送信されてもよい。この場
合、変換部50は、仲介サーバ60に設けられてもよ
い。
【0021】図2は、メッセージ出力方法の手順を示す
フローチャートである。まず、発信者が着信者を指定し
て発信端末10にメッセージを入力する(S100)。
着信者は、電話番号やメールアドレスなどの所定の識別
情報により指定される。発信者からのメッセージの入力
があると、入力されたメッセージの形式が着信者が出力
可能な形式と一致するか否かが検出される(S10
2)。入力されたメッセージと着信者が出力可能な形式
が異なる場合(S102のNo)、変換部50は入力さ
れたメッセージの形式を着信者が出力可能な形式に変換
する(S104)。この場合着信端末30は、変換され
た形式でメッセージを出力する(S106)。入力され
たメッセージの形式と着信者が出力可能な形式が一致す
る場合(S102のYes)、通常の通信処理が行わ
れ、着信端末30はメッセージをそのまま出力する(S
106)。以上で説明したステップ102の検出処理と
ステップ106の変換処理は、発信端末10、着信端末
30または仲介サーバ60のいずれで行われてもよい。
また、これらの検出処理および変換処理は同じ端末によ
り行われる必要はない。以下に各場合に分けて詳細に説
明する。
【0022】図3は、変換部50を含む発信端末10の
構成を示す図である。この発信端末10は、PC、PD
A、携帯電話、固定電話、その他任意のハードウエアで
ある。ここで、着信端末30は、テキストデータを表示
不可能な電話であってもよく、また音声出力不可能な任
意のハードウエアであってもよい。発信端末10は、入
出力部12と、検出部14と、登録部16と、変換部5
0と、および送受信部18とを有する。入出力部12
は、着信者とやり取りするメッセージをテキスト形式ま
たは音声形式の少なくともいずれか一方で入出力する。
テキスト形式でメッセージを入出力する場合、入出力部
12はキーボードおよびディスプレイを含む。また、こ
の場合発信端末10は文字入出力機能を有する。文字入
出力処理は、通常の文書作成ソフトにより実現されてよ
い。一方、音声形式でメッセージを入出力する場合、入
出力部12は、マイクおよびスピーカを含む。入出力部
12は、テキスト形式と音声形式の両方でメッセージを
入出力する機能を有してもよい。入出力部12がテキス
ト形式と音声形式の両方でメッセージを入出力する機能
を有する場合、発信端末10は、着信者からの応答メッ
セージの出力形式を選択する機能を有してもよい。
【0023】登録部16は、着信者が出力可能な形式を
予め登録しておく。登録部16は、例えば着信者の電話
番号などの識別情報と出力可能な形式とを対応づけて保
持する。また登録部16は、以前に着信者から発信され
たメッセージの形式を着信者が出力可能な形式として登
録してもよい。検出部14は、登録部16を参照して着
信者がメッセージをテキスト形式または音声形式のいず
れの形式で出力可能かを検出する。変換部50は、入力
されたメッセージの形式が検出された形式と異なる場合
に、メッセージの形式を変換する。送受信部18は、テ
キスト形式と音声形式の両方でメッセージを送受信可能
であるが、検出された形式でメッセージを着信者に送信
する。変換部50はまた、送受信部18が受信した着信
者からの応答メッセージの形式が、入出力部12が出力
不可能な場合や発信端末10により選択された出力形式
でない場合に、応答メッセージの形式を変換する。この
場合、入出力部12は、変換後の形式で応答メッセージ
を出力する。
【0024】他の例において、発信端末10は登録部1
6を有しなくてもよい。この場合、検出部14は、メッ
セージの発信に先立ち、着信者側へ形式確認信号を送信
し、その信号に対する着信者側からの応答信号に応じて
着信者が出力可能な形式を検出してもよい。
【0025】さらに、着信端末30がテキスト形式と音
声形式の両方でメッセージを受信する機能を有している
場合、送受信部18は、テキスト形式と音声形式の両方
の形式でメッセージを送信してもよい。この場合、着信
端末30側でいずれか適切な形式のメッセージを出力す
るようにしておけばよい。
【0026】次に、本実施の形態における発信端末10
により、音声入出力機能しか有しない電話である着信端
末30にメッセージを発信する例を説明する。ここで、
発信端末10は、着信者とやり取りするメッセージをテ
キスト形式で入出力するように設定されているものとす
る。まず、発信者が発信端末10から着信端末30に電
話をすると、検出部14は、着信端末30が音声を出力
可能であることを検出する。検出部14は着信端末30
が出力可能な形式を登録部16を参照して検出してもよ
いし、また着信端末30からの応答信号により検出して
もよい。
【0027】発信端末10からの電話に応じて着信者が
「もしもし」と言うと、「もしもし」という音声が電話
回線を通じて発信端末10に送信される。変換部50は
送受信部18が受信した音声をテキストデータに変換
し、入出力部12はディスプレイに「もしもし」という
文字を表示する。これに応答して発信者が「ユキです。
さっき電話した?」という文字を打ち込むと、変換部5
0は、そのテキストデータを音声に変換する。そして送
受信部18は、「ユキです。さっき電話した?」という
音声を着信端末30に送信する。このようにして、発信
端末10と着信端末30との間でメッセージの送受信が
行われる。
【0028】また、検出部14は、発信者と着信者のメ
ッセージのやり取り毎に形式を検出するのではなく、一
つのセッションが張られている間は同じように変換処理
を行ってよい。
【0029】以上の例のように、本実施の形態の発信端
末10によれば、テキストデータを入力することにより
音声で応答する着信者と略リアルタイムで会話をするこ
とができるので、電車の中のように周りにたくさん人が
いて音を立てるのがはばかられるときでも着信者とスム
ーズに会話ができる。
【0030】また、以上の処理が行われる間、とくに発
信者が文字を打ち込んでいる間や変換部50がメッセー
ジの形式の変換を行っている間に、発信端末10は、着
信端末30に、「ただいまテキストデータと音声間の変
換を行っています。もうしばらくお待ちください。」と
いう音声を送信してもよい。このように着信者に現在の
処理状況を知らせることにより、文字の打ち込みや変換
に多少の時間がかかってブランクの時間があっても、着
信者が心配することなく発信者とコミュニケーションを
取ることができる。
【0031】本実施の形態における発信端末10を用い
て、着信者へのメッセージの入力と着信者からのメッセ
ージの出力を異なる形式で行ってもよい。例えば、着信
者が音声形式でメッセージの入出力を行う場合に、発信
者は着信者へのメッセージをテキストデータで入力する
一方、着信者からの音声を変換することなく出力しても
よい。このように、相手からの音声をイヤホンで聞きな
がらテキストデータを入力すれば、メッセージの形式の
変換などに要する処理時間を短縮することもできるの
で、よりスムーズに会話をすることができる。
【0032】次に、発信端末10により、メッセージを
テキスト形式でしか出力できない着信端末30にメッセ
ージを発信する例を説明する。ここで、発信端末10
は、着信者とやり取りするメッセージを音声形式で入出
力するように設定されているものとする。まず、発信者
が発信端末10から着信端末30に電話をすると、検出
部14は、着信端末30がテキストデータを出力可能で
あることを検出する。着信者が応答すると、入出力部1
2はその旨を着信者に通知する。入出力部12は、例え
ば発信者に「着信端末はテキストデータしか受信できま
せん。メッセージを変換して伝えます。メッセージをお
話ください。」などのアナウンスを行ってもよい。
【0033】着信者が応答したことを知って、発信者が
「もしもし、ユキです。明日は午後6時からリストラン
テイタリアンで食事しましょう。」と言うと、変換部5
0は、その音声をテキストデータに変換し、送受信部1
8は、着信端末に30に「もしもし、ユキです。明日は
午後6時からリストランテイタリアンで食事しましょ
う。」というテキストデータを送信する。以上のよう
に、本実施の形態の発信端末10によれば、相手がテキ
スト形式でしかメッセージを出力できなくても、電話を
するのと同じように気軽にメッセージを送ることができ
る。
【0034】図4は、変換部50を含む着信端末30の
構成を示す図である。この着信端末30は、PC、PD
A、携帯電話、固定電話、その他任意のハードウエアで
ある。ここで、発信端末10は、テキストデータを表示
不可能な電話であってもよく、また音声出力不可能な任
意のハードウエアであってもよい。
【0035】着信端末30は、送受信部32と、選択部
34と、変換部50と、入出力部36と、通知部38と
を有する。送受信部32は、メッセージをテキスト形式
および音声形式の両方で受信可能である。入出力部36
は、メッセージをテキスト形式および音声形式の両方で
出力可能である。選択部34は、ユーザの指定に従って
メッセージをテキスト形式または音声形式のいずれの形
式で出力するかを選択する。変換部50は、選択部34
が選択した形式が受信したメッセージの形式と異なる場
合に、メッセージの形式を変換する。通知部38は、選
択部34が選択した形式が受信したメッセージの形式と
異なる場合に、メッセージの発信者にメッセージの形式
を変換中であることを通知する。これにより、発信者は
メッセージの形式が変換されて着信者に伝えられること
を知ることができ、形式が 変換されることを意識して
メッセージの入力をすることができる。また、着信端末
30が選択部34を有するので、着信者は自分の状況に
応じてメッセージの出力形式を選ぶことができる。
【0036】なお、入出力部36は、メッセージをテキ
スト形式または音声形式のいずれか一方でのみ出力可能
のものであってもよい。このとき、変換部50は、入出
力部36が出力できる形式が受信したメッセージの形式
と異なる場合に、メッセージの形式を変換する。
【0037】次に、本実施の形態における着信端末30
が、音声入出力機能しか有しない電話である発信端末1
0からメッセージを受信する例を説明する。ここで、例
えば着信者が会議中などで、選択部34はメッセージを
テキスト形式で入出力するように設定されているものと
する。発信者から電話があると、着信端末30は、着信
者に電話がかかってきたことを知らせる通知を行う。こ
の通知は例えば携帯電話のマナーモードのように通常の
手法により行われてよい。着信者が例えばディスプレイ
にタッチするなどの何らかのアクションを起こして応答
すると、通知部38は、「はい、山田です。ただいま会
議中です。音声・テキスト変換形式で応答します。」と
いう音声を発信者に送信する。発信者は予め自分の声で
応答メッセージを録音して通知部38に記憶させておい
てよい。この通知を行うことにより、発信者は相手が会
議中であることを知ることができるとともに自分の声が
相手にテキスト形式で伝えられることを認識できる。
【0038】発信者が「鈴木です」と言うと、「鈴木で
す」という音声が電話回線を通じて着信端末30に送信
される。変換部50は送受信部32が受信した音声をテ
キストデータに変換し、入出力部36はディスプレイに
「鈴木です」という文字を表示する。これに応答して着
信者が「用件は何ですか」という文字を打ち込むと、変
換部50はそのテキストデータを音声に変換し、送受信
部32は発信者に「用件は何ですか」という音声を送信
する。このようにして発信端末10と着信端末30との
間でメッセージの送受信が行われる。このようにすれ
ば、会議中に電話がかかってきても、声を出して答える
ことなく用件を見たり応答メッセージを書いたりでき
る。
【0039】また、着信端末30は、着信者が会議中の
ときに、発信者からの電話に留守番電話機能で応答し、
発信者が録音したメッセージをテキスト形式で出力して
もよい。このようにすれば、会議中に発信者から緊急の
用件が伝えられた場合に、その内容を知ることができ
る。
【0040】また、上述とは逆に、テキスト形式のメッ
セージを送信してきた発信者に対して着信者が音声で応
答することもできる。この場合は、通知部38は、着信
者に対して「発信者から送信されたテキスト形式のメッ
セージを音声に変換しています」という通知を行っても
よい。
【0041】図5は、変換部50を含む仲介サーバ60
の構成を示す図である。この仲介サーバ60は、PC、
PDA、その他任意のハードウエアである。またここ
で、発信端末10および着信端末30は、テキストデー
タを表示不可能な電話であってもよく、また音声出力不
可能な任意のハードウエアであってもよい。
【0042】仲介サーバ60は、送受信部62と、検出
部64と、登録部66と、変換部50とを有する。送受
信部62は、メッセージをテキスト形式および音声形式
の両方で送受信可能である。登録部66は、着信者が出
力可能なメッセージの形式を予め登録しておく。検出部
64は、登録部66を参照して着信者が出力可能なメッ
セージの形式を検出する。変換部50は、発信者から受
信したメッセージの形式が着信者が出力可能なメッセー
ジの形式と異なる場合に、メッセージの形式を変換す
る。検出部64が着信者がテキスト形式および音声形式
の両方で送出力可能であると検出した場合、変換部50
はメッセージを受信した形式と異なる形式に変換し、送
受信部62は両方の形式でメッセージを着信者に送信し
てもよい。仲介サーバ60と発信端末10および着信端
末30との間は、インターネットを介して接続されてよ
い。このように仲介サーバ60に変換部50を設けるこ
とにより、発信端末10および着信端末30が変換部5
0を有しなくても、入力されたメッセージの形式を変換
して出力することができる。
【0043】また、発信端末10または着信端末30の
いずれかが変換部50を有している場合、仲介サーバ6
0は、着信端末30が出力可能なメッセージの形式の検
出だけを行い、その情報を発信端末10に送信し、発信
端末10または着信端末30に変換処理を行わせてもよ
い。
【0044】以上で説明した発信端末10、着信端末3
0および仲介サーバ60の構成は、ハードウエアコンポ
ーネントでいえば、任意のコンピュータのCPU、メモ
リ、その他の素子、およびソフトウエアとしてメモリに
ロードされたメッセージ形式検出および変換機能のある
プログラムなどによって実現されるが、ここではそれら
の連携によって実現される機能ブロックを描いている。
したがって、これらの機能ブロックがハードウエアの
み、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによって
いろいろな形で実現できることは、当業者には理解され
るところである。
【0045】また、図3から図5を用いて説明した発信
端末10と、着信端末30と、仲介サーバ60との間で
それぞれ通信が行われてもよい。その場合、仲介サーバ
60は、どの装置においてメッセージの変換を行うかな
どの制御を行う機能を有してよい。
【0046】本実施の形態におけるメッセージの出力方
法によれば、着信者は発信者からのメッセージの入力形
式に関係なく自分の望む形式でメッセージを出力できる
ので、ハンディキャップを有する人であっても、ハンデ
ィキャップを有しない人や自分とは異なるハンディキャ
ップを有する人とのコミュニケーションを円滑に行うこ
とができる。
【0047】以上、本発明を実施の形態をもとに説明し
た。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各
処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当
業者に理解されるところである。以下、そのような例を
説明する。
【0048】変換部50が発信端末10または仲介サー
バ60に含まれる場合、着信端末30は、受信可能また
は出力可能なメッセージの形式を示す信号を発信端末1
0または仲介サーバ60にそれぞれ送信する機能を有し
てもよい。
【0049】さらに、変換部50は、文字認識機能を有
してもよい。この場合、着信端末30は、例えばファッ
クスとして送られてきた原稿の文字を認識して、メッセ
ージを音声形式で出力してもよい。
【0050】実施の形態では、変換部50は、テキスト
形式と音声形式の間の変換を行ったが、変換部50は言
語翻訳機能を有し、発信者が入力したメッセージが着信
者により通常使用される言語と異なる場合に、発信者と
着信者との間の接続が確立されている間に元のメッセー
ジの言語を着信者が通常使用する言語に翻訳してから着
信者に出力されてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、メッセージの入出力形
式が異なる端末間であっても、円滑にコミュニケーショ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係るメッセージ出力方法の概念
を示す図である。
【図2】 メッセージ出力方法の手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】 変換部を含む発信端末の構成を示す図であ
る。
【図4】 変換部を含む着信端末の構成を示す図であ
る。
【図5】 変換部を含む仲介サーバの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10・・発信端末、12・・入出力部、14・・検出
部、16・・登録部、18・・送受信部、30・・着信
端末、32・・送受信部、34・・選択部、36・・入
出力部、38・・通知部、50・・変換部、60・・仲
介サーバ、62・・送受信部、64・・検出部、66・
・登録部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/42 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5K024 AA71 BB01 BB04 BB05 CC01 CC11 DD01 DD04 EE01 EE09 FF05 FF06 GG01 GG03 5K067 AA34 BB04 BB21 DD27 DD51 EE02 FF01 FF31 5K101 KK02 KK05 LL12 MM07 NN02 NN08 NN16 NN18 NN21 QQ01 SS07 SS08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信者へのメッセージをテキスト形式ま
    たは音声形式の少なくともいずれか一方で入力する入力
    部と、 前記着信者が前記メッセージをテキスト形式または音声
    形式のいずれの形式で出力可能かを検出する検出部と、 入力された前記メッセージの形式が検出された形式と異
    なる場合に、前記メッセージの形式を変換する変換部
    と、 前記メッセージを検出された前記形式で前記着信者に送
    信する送信部と、 を含むことを特徴とする発信端末。
  2. 【請求項2】 前記検出部は、前記着信者が出力可能な
    形式を予め登録しておく登録部を有し、前記登録部を参
    照して前記形式を検出することを特徴とする請求項1に
    記載の発信端末。
  3. 【請求項3】 前記登録部は、前記着信者から発信され
    たメッセージの形式を前記着信者が出力可能な形式とし
    て登録することを特徴とする請求項2に記載の発信端
    末。
  4. 【請求項4】 前記検出部は、前記メッセージの発信に
    先立ち、着信者側へ形式確認信号を送信し、その信号に
    対する着信者側からの応答信号に応じて前記着信者が出
    力可能な形式を検出することを特徴とする請求項1に記
    載の発信端末。
  5. 【請求項5】 前記着信者からの応答メッセージを受信
    する受信部と、 前記応答メッセージをテキスト形式または音声形式のい
    ずれか一方で出力可能な出力部と、 をさらに含み、 前記変換部は、受信した前記応答メッセージの形式が前
    記出力可能な形式と異なる場合、前記応答メッセージの
    形式を前記出力可能な形式に変換することを特徴とする
    請求項1に記載の発信端末。
  6. 【請求項6】 前記着信者からの応答メッセージを受信
    する受信部と、 前記応答メッセージをテキスト形式または音声形式の両
    方で出力可能な出力部と、 ユーザの指示に従って、前記応答メッセージを出力させ
    る形式を選択する選択部と、 をさらに含み、 前記変換部は、受信した形式が選択された形式と異なる
    場合、前記応答メッセージの形式を選択された前記形式
    に変換することを特徴とする請求項1に記載の発信端
    末。
  7. 【請求項7】 メッセージをテキスト形式および音声形
    式の両方で受信可能な受信部と、 前記メッセージをテキスト形式または音声形式のいずれ
    か一方でのみ出力する出力部と、 受信した前記メッセージの形式が前記出力部により出力
    される形式と異なる場合に、前記メッセージの形式を変
    換する変換部と、 を含むことを特徴とする着信端末。
  8. 【請求項8】 前記出力部が前記メッセージをテキスト
    形式および音声形式の両方で出力可能な場合に、いずれ
    の形式で出力するかを選択する選択部と、 前記選択部が選択した形式が受信した前記メッセージの
    形式と異なる場合に、前記メッセージの発信者に前記メ
    ッセージの形式を変換中であることを通知する通知部
    と、 をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の着信端
    末。
  9. 【請求項9】 メッセージの送受信を仲介する仲介サー
    バであって、 発信者からメッセージをテキスト形式または音声形式の
    少なくともいずれか一方で受信する受信部と、 前記メッセージの着信者が出力可能なメッセージの形式
    を検出する検出部と、 受信した前記メッセージの形式が検出された形式と異な
    る場合に、前記メッセージの形式を変換する変換部と、 前記メッセージを検出された前記形式で前記着信者に送
    信する送信部と、 を含むことを特徴とする仲介サーバ。
  10. 【請求項10】 前記検出部は、前記着信者が出力可能
    な形式を予め登録しておく登録部を有し、前記登録部を
    参照して前記形式を検出することを特徴とする請求項9
    に記載の仲介サーバ。
  11. 【請求項11】 発信者側が入力したメッセージが着信
    者の出力可能な形式とは異なる場合に、前記発信者と前
    記着信者との間のセッションが継続している間に元のメ
    ッセージの形式を前記出力可能な形式に変換してから前
    記着信者に出力させることを特徴とするメッセージ出力
    方法。
  12. 【請求項12】 前記メッセージの形式を変換している
    間に、前記発信者および前記着信者に前記メッセージの
    変換をしている旨の通知を行うことを特徴とする請求項
    11に記載のメッセージ出力方法。
  13. 【請求項13】 発信者が着信者へのメッセージをテキ
    スト形式または音声形式のいずれか一方で入力した際
    に、着信端末がいずれか他方の形式でのみ出力可能な場
    合、入力された前記メッセージを前記他方の形式に変換
    してから前記着信端末に出力させることを特徴とするメ
    ッセージ出力方法。
  14. 【請求項14】 発信者が入力したメッセージが着信者
    により通常使用される言語と異なる場合に、前記発信者
    と前記着信者との間のセッションが継続している間に元
    のメッセージの言語を前記着信者が通常使用する言語に
    翻訳してから前記着信者に出力させることを特徴とする
    メッセージ出力方法。
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