JPH10327269A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JPH10327269A
JPH10327269A JP9136897A JP13689797A JPH10327269A JP H10327269 A JPH10327269 A JP H10327269A JP 9136897 A JP9136897 A JP 9136897A JP 13689797 A JP13689797 A JP 13689797A JP H10327269 A JPH10327269 A JP H10327269A
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telephone
memo
call
voice
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JP9136897A
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English (en)
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Yoshio Tokuhashi
喜生 徳橋
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話の通話中に自動的に電子的な方法でメモ
を取る。 【解決手段】 音声認識部によって送話者および受話者
の音声情報を文字情報として認識し、仮名漢字変換部に
よって仮名漢字変換を行い、メモリ5に記憶し、通話内
容から、繰り返された言葉を含む対話文、質問回答形式
の対話文を抽出してメモとしてメモリに記憶すると共
に、表示部に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声情報を文字情
報として認識し、その文字情報を記憶することが可能な
電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、電話の内容を文章にて残したい
場合、電話中にメモ用紙に要点を走り書きしておいて、
電話が終わった後、清書したり、ワープロなどに文書を
入力したりするのが一般的であった。
【0003】しかし、電話中にメモ用紙を探したり、片
手で受話器を持ち、片手で文字を書くのは繁雑な作業で
あり、話に集中できなかったり、きちんとしたメモが取
れなかったりする。
【0004】このような問題を解決するため、特開平4
−348645号公報や特開平5−160925号公報
には、留守中の伝言や通常の会話内容を音声認識し、文
字データとして記録する電話機について記載されてい
る。
【0005】しかし、たいていの会話において重要な部
分は一部分であり、すべての会話内容を音声認識して残
しておくと、後で編集するのに手間がかかってしまうと
いう新たな問題が発生する。
【0006】また、特開平3−32148号公報や特開
平3−38721号公報に記載されたものでは、必要だ
と思う部分を話ししている時に、スイッチ等を操作して
スイッチがONの時だけ残しておくものがあるが、これ
では会話の思考の妨げになってしまうという新たな問題
が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来は、電話の内容を
文章にて残したい場合、電話中にメモ用紙に要点を手書
きするか、電話が終わった後、通話内容を思い出しなが
らメモを作成するのが一般的である。
【0008】しかし、通話中にメモを取るには常にメモ
用紙を容易しておく必要があり、整理されていない机で
は往々にしてメモ用紙が見つからなかったりする。
【0009】また、片手で受話器を持ち、片手で文字を
書くのは繁雑な作業であり、話に集中できなかったり、
きちんとしたメモが取れなかったりする。
【0010】大事な用件の場合は電話の後で通話内容を
まとめて報告書などを作成する場合があるが、そのよう
なときは手書きした内容をもう一度ワープロなどに入力
することとなり、2度手間であった。
【0011】以上の欠点を解決するため、通話内容を常
に音声認識して文字データに変換し、すべて保存するこ
とが考えられるが、電話においては決まり切った文句
等、メモとして残す必要のない部分が多く、通話内容す
べてが保存されるというのは冗長な部分が多すぎる。そ
の結果、メモリなどが無駄に消費されるばかりでなく、
後で見直す際に、要点を探すのに時間がかかることにな
る。
【0012】また、必要な話の時にのみ、ユーザーがス
イッチをONし、その間だけ音声認識して文字列に直
し、保存するものがあるが、ユーザーが通話中に内容を
判断しつつ、スイッチも操作するというのは簡単な作業
ではなく、通話に集中できなかったり、スイッチを押し
忘れる危険性がある。また、相手の話を聞いて、重要な
内容であると判断した時点でスイッチを押しても遅く、
あらかじめ今から重要な話があると分かっているときに
しか利用できないという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を目的としてなされたものであって、請求項1記載の発
明は、送話者および受話者の音声情報を文字情報として
認識する認識手段と、前記認識手段によって認識された
文字情報の中から重要な文字情報を抽出する抽出手段
と、前記抽出手段によって抽出された重要な文字情報を
メモとして記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた重要な文字情報を表示画面上に表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする電話機である。
【0014】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の電話機において、前記抽出手段は、送話者、受
話者の間で繰り返された言葉があるか否かを判断し、繰
り返された言葉がある場合に、当該言葉を含む一対の対
話文を抽出することを特徴とする電話機である。
【0015】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
1記載の電話機において、前記抽出手段は、質問回答形
式の対話文を抽出すること特徴とする電話機である。
【0016】また、請求項4記載の発明は、前記請求項
1記載の電話機において、前記記憶手段に、抽出された
重要な文字情報と共に、送話者または受話者のいずれか
ら発せられたものであるかを示す情報を記憶し、前記表
示手段は、抽出された重要な文字情報と共に、送話者ま
たは受話者のいずれから発せられたものであるかを示す
情報を表示することを特徴とする電話機である。
【0017】また、請求項5記載の発明は、前記請求項
1記載の電話機は、外部記憶装置と接続可能であること
特徴とする電話機である。
【0018】また、請求項6記載の発明は、前記請求項
1記載の電話機は、印字装置と接続可能であること特徴
とする電話機である。
【0019】また、請求項7記載の発明は、前記請求項
1記載の電話機は、さらに、送話者の音声情報を記憶す
る送話者音声情報記憶手段と、受話者の音声情報を記憶
する受話者音声情報記憶手段とを有すること特徴とする
電話機である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図をもとに本発明について
説明する。なお、これによって本発明は限定されるもの
ではない。
【0021】図1は本発明のメモ作成機能付き電話機の
外観図である。メモ作成機能付き電話機はハンドセット
1と入力部2と表示部3とから構成される。
【0022】ハンドセット1は通常の電話機と同じで、
これを取り上げて通話を行う。ハンドセット1の内部に
はスピーカーとマイクが入っており、自電話機からの音
声はマイクを通じて相手電話機に送られ、相手電話機か
らの音声は自電話機にてスピーカーから聞こえる。
【0023】入力部2は電話番号を入力するための数字
キーや、本システムに命令を指示する時に用いる特殊キ
ーなどがある。表示部3はメモ内容やその他情報を表示
する。
【0024】図2は本発明のメモ作成機能付き電話機の
システム構成図である。メモ作成機能付き電話機はハン
ドセット1と入力部2と表示部3とCPU4とメモリ5
と音声認識部6と仮名漢字変換部7と電話機能部8と電
話回線9と外部記憶装置10とプリンタ部11とから構
成される。
【0025】ハンドセット1、入力部2、表示部3は図
1に示されているものである。CPU4は本システム全
体の動作を制御する。
【0026】メモリ5はデータを保存するためのもの
で、読みだし専用のROMと、読み書きのできるRAM
とがある。システムの動作用のプログラムや、音声認識
用のパターン辞書や、仮名漢字変換用の辞書などはあら
かじめROMに書き込まれている。また、通話内容をデ
ジタル化した音声データや、それを音声認識にて文字変
換した文字データ、仮名漢字変換結果の仮名漢字まじり
文とその品詞情報、そしてメモ内容などの各種情報は、
RAMに書き込まれる。
【0027】音声認識部6は電話機能部8にてデジタル
化された音声を、ROMなどに用意されているパターン
辞書と比較・照合を行うことにより、音声データから文
字データに変換する部分である。
【0028】仮名漢字変換部7はワープロやパソコンな
どで一般的に用いられているもので、ひらがなやローマ
字などの仮名文字にて構成される文字列のデータが入力
されると、あらかじめROMなどに登録されている辞書
を用いて漢字仮名交じり文に変換する。その際、内部で
入力文を単語に分解し各単語について漢字と品詞を決定
するが、本システムではその品詞情報についても出力す
る。
【0029】電話機能部8は電話回線9とつながってお
り、通常の電話機の機能をもっている。ハンドセット1
のオンフック/オフフックを検知する機能も備えてい
る。また、電話回線9を通じて通話を行う際に、システ
ムが扱いやすいよう、アナログの音声をデジタルに変換
する機能も備えている。
【0030】電話回線9は送信ラインと受信ラインとの
ぺアになっており、自電話機からの音声がハンドセット
1のマイクから入力されると発信ラインを通じて相手電
話機に送られ、相手電話機からの音声は受信ラインを通
じてハンドセット1のスピーカーから出力される。
【0031】外部記憶装置10は通常、磁気ディスクな
どで実現されるもので、RAMと同様に各種情報を読み
書きできる。RAMと異なり、本体の電源が切れてもデ
ータが消えないようになっているので、長時間保存して
おきたい情報を保存するのに用いられる。また、持ち運
び可能なメディアを抜き差し可能な装置もあり、それを
用いて他のパソコンやワープロなどで本システムにて保
存したデータを利用することも可能である。
【0032】プリンタ部11はシステム内部の電子的な
文字データなどを紙に印刷するための装置である。プリ
ンタ部11はシステム内に組み込まれている必要は特に
なく、ケーブルを介してシステムと接続しておき不必要
なときは外す、という構成も可能である。
【0033】図3は本発明のシステムの動作の流れを示
したフローチャート図である。この図をもとに、電話が
かかってきた場合、電話をかける場合の動作を説明す
る。
【0034】まず、電話がかかってきたときを考える。
電話機能部8にて呼び出し音がなるので、ユーザーはハ
ンドセット1を取り上げる。すると、システムはS1に
てハンドセット1がオフフックとなるのでS2ヘ進む。
S2では着信か発信かの判断を行うが、今回の場合は着
信なのでS6に進む。S6に進むと、本システムはメモ
作成機能を作動させる。このとき、ユーザーに対してメ
モ作成機能が作動していることを示すため、表示部3に
「メモ機能動作中」などのメッセージを表示する。
【0035】そして、S7に進む。S7にて、入力部2
の「メモ停止」キーが押されたかどうか調べる。本シス
テムでは、着信の場合は自動的にメモ作成機能が働く
が、もし、ユーザーがメモを取る必要がないと思ったと
きには入力部2の「メモ停止」キーを押すことで、シス
テムはS8に進み、その機能を停止させることができ
る。S8では、メモ機能を停止させるのと同時に、表示
部3の「メモ機能動作中」のメッセージを消す。その
後、S4に進む。
【0036】一方、S7にて、ユーザーが入力部2の
「メモ停止」キーを押さなければ、メモ機能が動作状態
のまま、システムはS9に進む。S9では、通常の電話
機と同じように、通話を行う。このとき、メモ機能は動
作状態なので、システムは通話中の音声をデジタル化し
て、メモリ5に保存していく。そして、S10に進み、
システムは、通話内容から要点を判断して抽出し、メモ
を作成する。具体的な方法については後述する。そし
て、S11に進み、ユーザーがハンドセット1を本体に
置く(オンフック)と処理を終了する。
【0037】システムは、会話が終了する(オンフック
になる)まで、S7からS11を繰り返し、通話しなが
ら、自動的にメモが作成されて行く。
【0038】次に、こちらから電話をかける場合を考え
る。まず、ユーザーはハンドセット1を本体から取り上
げる。すると、システムはS1にてオフフックを検知
し、S2に進む。S2では、着信か発信かの判断をし、
今回は発信なので、S3に進む。発信の場合は、こちら
から用件を伝える場合が多いので、一般的にはメモを取
る必要が少ないと判断されるので、メモ機能は作動しな
い。しかし、場合によってはメモを残して置きたい場合
も考えられるので、そのようなときには、ユーザーは、
入力部2の「メモ」キーを押すことによって、システム
に対してメモを取るよう指示できる。
【0039】システムは、S3にて、入力部2の「メ
モ」キーが入力されているか判断し、もし入力されれば
S6に進み、メモ機能を作動させる。S3にて、キー入
力がなければ、S4に進み、通常の電話と同じように通
話を行う。そして、S5に進み、ユーザーがハンドセッ
ト1を本体に戻すと、終了する。システムは、オンフッ
クになるまでS3からS5を繰り返し、通話を行う。
【0040】本システムにおいて、メモ機能が作動中
は、ユーザーがハンドセット1にて通話している間、通
話内容を逐次メモリ5に取り込み、その音声データから
重要であると判断される部分を抽出し、自動的にメモを
作成する。その際、システムでは、デジタル化した音声
データをあるまとまりごとに分けて扱う。その分け方を
図4および図5を参考に以下に説明する。
【0041】図4は受信/送信ライン上に流れる音声デ
ータの例を示したものであり、図5はメモリ5のRAM
の保存領域の構成を示した図である。
【0042】メモリ(RAM)は大きく分けて、自電話
機音声バッファ、相手電話機音声バッファ、文字列バッ
ファ、メモ領域という4つの領域に分かれており、さら
にそれぞれの領域について複数の領域に分かれている。
このうち、文字列バッファとメモ領域バッファについて
は後で説明する。自電話機音声バッファ(図5
(a))、相手電話機音声バッファ(図5(b))は、
通話中の音声をデジタル化した音声データを保存するた
めの領域である。両バッファとも複数の領域に分かれて
おり、ひとまとまり(=1段落:後述)の音声ごとに1
つの領域に書き込まれる。
【0043】本システムでは、自電話機の音声と、相手
電話機の音声を別々に扱い、それらの関係より重要部分
の判定を行っている。そこで、電話機能部8は、送信ラ
インと受信ラインそれぞれについて、別々に音声をデジ
タル変換する機能をもっている。
【0044】そして、電話機能部8にてデジタル化した
結果、送信ラインの音声データはメモリ5の自電話機音
声バッファ(図5(a))に書き込まれ、受信ラインの
音声データはメモリ5の相手電話機音声バッファ(図5
(b))に書き込まれる。
【0045】データ転送のラインは自電話機音声データ
用と相手電話機音声データ用と別々になっており、自電
話機と相手電話機が同時に話しても両方のデータを送れ
るようになっている。通常、電話回線9を通じて会話を
行っているとき、図4のように、自電話機(送信ライ
ン)が話しているときは相手電話機(受信ライン)が無
音であり、逆に、相手電話機が話しているときは自電話
機が無音である。これは、双方の音声が重なる場合、例
えば自電話機の音声が途切れる前に相手電話機の音声が
始まるような場合でも同様である。そこで、受信/送信
ラインを別々に監視し、一方にある規定値以上(例えば
3秒以上と規定しておく)の長さの無音部分が現れたと
きに、他方の状態に関係なく、そこを区切りとする。
【0046】例えば、図4の自電話機の音声「はい、×
××株式会社です。」に続く無音が3秒続いたところ
で、この無音部分を区切りとする。このとき、相手電話
機がすでに話し始めていても、自電話機の音声には影響
がないので、区切りは確実に検出できる。そして、区切
りから次の区切りまでの音声およびそれを変換した文章
をひとまとまりとし、そのひとまとまりを1段落と規定
する。
【0047】従って、図4の例では、自電話機の「は
い、×××株式会社です。」が1つの段落、相手電話機
の「こちら田中ですが、鈴木さんはいらっしゃいます
か。」が1つの段落となる。
【0048】以上のようにすると、双方の音声が重なっ
てしまうような場合でも、送信ライン/受信ラインのそ
れぞれの音声データを別々に段落に分けて取り出すこと
が可能である。
【0049】さて、これから、図3で説明を割愛したメ
モ作成処理の説明を行う。まず、図6、図7について説
明する。これらの図はメモリ5のRAMの4つの領域う
ち、文字列バッファとメモ領域の内容を表した図であ
る。
【0050】図6の文字列バッファは要点抽出処理を行
う場合に各種情報を保存するための領域である。この中
は、複数のブロックに分かれている。1つのブロックは
5つの領域に分かれており、各ブロックは1つの段落に
関する各種情報を保存する。マーク領域は自電話機/相
手電話機かを示すマーク(例えば「自」/「相」)もし
くはメモとして保存済みであることを示すマーク(例え
ば「済」)が書き込まれる。かな文字領域は音声認識後
の1段落分のかな文字データが書き込まれる。文章領域
は仮名漢字変換部7にてかな文字列を仮名漢字まじり文
に変換した文章が書き込まれる。品詞情報領域は仮名漢
字変換部7にて変換する際に決定される各単語の品詞情
報が書き込まれる。キーワード領域は文章から切り出し
たキーワードが書き込まれる。
【0051】また、図7のメモ領域は通話内容のうち重
要だと判断され抽出された内容を、メモとして保存する
ための領域である。この中は複数のブロックに分かれて
いる。1つのブロックは2つの領域に分かれており、各
ブロックは1段落のメモ内容に関するデータを保存す
る。マーク領域はその段落が自電話機の音声か相手電話
機の音声かを示すマーク(例えば「自」/「相」という
文字)を保存する領域である。文章領域は1段落分の文
章を保存するための領域である。
【0052】本システムでは電話機能部8にて通話を行
っている最中に音声データがメモリ5に書き込まれて行
く。それと同時に、一定時間以上の無音部分、すなわち
1段落終了の区切りがあるか監視しており、区切りが見
つかった時点でその段落について、メ作成のための各種
処理を行う。
【0053】以下、メモ機能が作動しているとき、メモ
作成のための各種処理について、図8、図9のフローチ
ャート図、および図5乃至図7を用いて説明を行う。
【0054】図8および図9のフローチャート図はメモ
機能が働いているとき本システムが通話内容からメモを
作成する処理の流れについて示した図である。
【0055】最初、システム内部のフラグを表す変数F
には0が入っている(S21)。そして、S22にて、
通話中に音声データがデジタル化され逐次メモリ5に書
き込まれている。S23に進み、もし、送信ラインの音
声に一定時間以上の無音部、つまり段落の区切りが見つ
かると、S28に進む。見つからなければS24に進
む。S24では、受信ラインに段落の区切りがあるか調
べ、見つかるとS26に進む。見つからなければS25
に進む。S25では、通話が終了したか調べ、終了して
いなければS22に戻る。通話が終了していれば、処理
を終了する。
【0056】S26では、受信ラインに区切りが見つか
った場合なので、受信ライン、すなわち相手電話機の音
声データが1段落分書き込み終わった状態である。そこ
で、その段落について処理を行うため、メモリ5の文字
列バッファに新しいブロックを用意し、そのマーク領域
に相手電話機を示すマーク「相」を書き込む。そして、
S27に進む。S27では、相手電話機音声バッファの
最新のバッファ領域から音声データを取り出す。1つの
領域には1段落分のデータが書き込まれているので、取
り出したデータは最新の1段落文の音声データである。
そして、次の段落の音声を保存するためのバッファ領域
を相手電話機音声バッファに新たに用意しておく。そし
て、S30に進む。
【0057】S28〜S29では、送信ラインに区切り
が見つかった場合なので、S26〜S27と同様に、文
字列バッファに新しいブロックを用意し、マーク領域に
自電話機を示すマーク「自」を書き込む。そして、自電
話機音声バッファの最新バッファ領域から音声データを
取り出し、次段落用に新たにバッファ領域を用意してお
く。そして、S30に進む。
【0058】S30では、音声認識部6にて、先程S2
7/S29にて取り出したデジタル化音声データ1段落
分をパターン認識を用いて音声認識を行う。そして、音
声認識結果をかな文字に変換して行く。1段落分すべて
を変換し終わると、先程用意した文字列バッファの最新
ブロックのかな文字列領域に結果を書き込む。
【0059】そして、S31に進み、S30にて変換し
たかな文字列について、仮名漢字変換を行う。まず、文
字列バッファの最新ブロックのかな文字列領域からかな
文字列を取り出す。取り出したかな文字列について、仮
名漢字変換部7にて単語に切り分け、各単語について辞
書を参考に漢字/品詞を決定していく。その結果、漢字
仮名まじり文に変換され、文字列バッファの最新ブロッ
クの文章領域に書き込まれる。それと同時に、各単語の
品詞情報について、文字列バッファの最新ブロックの品
詞情報領域に書き込む。
【0060】そして、S32に進む。S32からS36
にて、先ほどの仮名漢字変換部7にて出力された、各単
語についての品詞情報を調べる。S32にて、調べてい
る単語の品詞が名詞であれば、S33に進み、その単語
を文字列バッファの最新ブロックのキーワード領域に書
き込み、S36に進む。名詞でなければ、S34に進
む。S34にて、もし疑問詞であれば、S35に進み、
フラグをあらわす変数Fに2を入れて、質問文であるこ
とを示すようにし、S36に進む。疑問詞でなければ、
S36に進む。S36では、全ての単語について品詞を
調べ終わったか確認し、まだであればS32に戻り、全
て終了していればS37に進む。
【0061】S37では、変数Fに0が入っているかど
うか調べる。フラグを表す変数Fには、現在の段落が質
問文であれば2が、その回答文であれば1が、どちらで
もなければ0が入っている。もし、0が入っていれば、
質問文でも回答文でもないので、S41に進む。そうで
なければ(1か2が入っているとき)、現在の段落は質
問文か回答文なので、メモとして残しておく必要がある
と判断され、S38に進む。
【0062】S38では、現在の段落をメモとして保存
し、同時に、ユーザーに対して現在の段落をメモとして
残すことを知らせるために表示部3に現在の段落を表示
する。まず、メモリ5の最新ブロックのマーク領域から
自電話機/相手電話機マークを、文章領域から現段落の
文章を取り出し、表示部3に表示する。そして、メモリ
5のメモ領域に、新たにブロックを用意し、そのマーク
領域に先ほど取り出したマークを、文章領域に先ほど取
り出した文章を書き込む。その後、S39に進み、変数
Fから1を引いた数を変数Fに書き込む。つまり、変数
Fに2が入っていれば、現段落は質問文なので、次の段
落が回答文であることを示すために変数Fに1を入れ
る。また、変数Fに1が入っていれば、現段落は回答文
なので、質問/回答が終了したため、変数Fに0を入れ
る。そして、S40に進む。
【0063】S40では、現在の段落がメモとして保存
済みであることを示すために、メモリ5の最新ブロック
のマーク領域に、メモ保存済みマーク(例えば、「済」
という文字)を書き込む。これにより、同じ段落をメモ
として2回保存することを防ぐ。
【0064】そして、S41に進む。S41では一方が
話した内容を他方が繰り返した場合、それらの会話内容
は重要であると判断され、メモとして残すように処理す
る。その判断方法として、前段落と現段落に同じキーワ
ードが含まれるか調べる。具体的には、メモリ5の文字
列バッファの1つ前のブロックのキーワード領域中のす
べてのキーワードについて、最新のブロックのキーワー
ド領域中に同じキーワードがあるか確認する。もし一致
するキーワードがあれば、前段落の内容を現段落にて繰
り返したと判断し、S42へ進む。1つも―致しなけれ
ば、S25ヘ進む。
【0065】S42〜S47では、前段落と現段落の文
章をメモとして保存する。まず、S42〜S44にて前
段落について処理する。S42にて前段落が既にメモと
して保存済みであるか調べる。メモリ5の文字列バッフ
ァの1つ前のブロックのマーク領域を確認する。もし、
メモ保存済みマーク(例えば「済」という文字)が書き
込まれていれば、前段落の文章はメモとして保存済みで
あるので、S45に進む。
【0066】一方、自電話機/相手電話機を示すマーク
であれば、まだ前段落はメモとして保存されていないの
で、メモとして保存するため、S43に進む。S43で
は、前段落をメモとして保存し、表示部3に保存内容を
表示する。具体的には、メモリ5の文字列バッファの前
ブロックのマーク領域と文章領域の内容を取り出し、表
示部3にそれらを表示する。そして、メモリ5のメモ領
域に、新たにブロックを用意し、そのマーク領域と文章
領域に、先ほど取り出したマークと文章を書き込む。そ
の後、S44に進み、メモリ5の文字列バッファの前ブ
ロックのマーク領域に、メモ保存済みマークを書き込
む。そして、S45に進む。
【0067】S45〜S47では、現段落について、メ
モ保存処理する。処理内容は先程のS42〜S44と同
じである。S45では、メモリ5の文字列バッファの現
ブロックのマーク領域を確認し、メモ保存済みマークで
あれば現段落はメモとして保存済みなので、S25に進
む。
【0068】一方、メモ保存済みマークでなければ、S
46に進み、メモリ5の文字列バッファの現ブロックの
マーク領域と文章領域から、マークと文章を取り出し、
それらを表示部3に表示する。そして、メモリ5のメモ
領域に新たにブロックを用意し、そこに先ほど取り出し
たマークと文章を書き込む。そして、S47に進み、メ
モリ5の文字列バッファの現ブロックのマーク領域にメ
モ保存済みマークを書き込む。その後、S25に進む。
以上の処理を通話が終了するまで行う。
【0069】ユーザーは、通話中にメモとして保存され
る内容が表示部3に表示されるので、メモ内容を確認し
ながら通話でき、安心して通話に集中できる。
【0070】通話が終了したときには、メモリ5のメモ
領域にはメモとして残された文章と、その文章が自電話
機から話した内容か、それとも相手電話機から話した内
容かを示すマークが保存されている。よって、通話終了
後、ユーザーは、システムに対して入力部2より指令す
ることで、メモリ5に残されているメモ内容を再度表示
部3に表示したり、メモ内容を加筆修正したり、プリン
タ部11から紙に印刷したりできる。
【0071】メモ内容に、日付、時刻、相手先情報を追
加することも容易に実現可能である。システム内部にあ
らかじめ時計機能を持っておく。そして、メモリ5のメ
モ領域の先頭部分に、日付情報、時刻情報、相手先情報
用の領域を用意しておき、メモ機能が作動した時点で、
日付、時刻をメモリ5のメモ領域の日付/時刻情報領域
に書き込む。そして、こちらから電話をかけた場合はダ
イアルした番号を、相手から電話がかかってきた場合は
相手の第1声つまり相手の最初の段落のキーワードを相
手先情報として、メモリ5のメモ領域の相手先情報領域
に書き込む。
【0072】このようにして保存された日付/時刻/相
手先情報領域の内容は、通話終了後、メモ内容と同様
に、表示部3に表示したり、加筆修正したり、印刷した
りできる。また、メモリ5に保存されているメモ内容を
外部記憶装置10にコピーし、他のパソコンやワープロ
などでその情報を利用することも可能である。
【0073】具体例を用いて、どのようなメモが保存さ
れるのか、図8、図9を参考に説明する。図10は電話
での通話内容の例である。このとき、受呼側がこのシス
テムを利用していた場合について考える。
【0074】まず、電話がかかってきて、ユーザーがハ
ンドセット1を取り上げる。このとき、受信なのでメモ
機能が作動する。そして、ユーザーが「もしもし」と言
い終わった時点で、システムは送信ラインに一定時間の
無音部、すなわち区切りを見つける。このとき、システ
ムはS21、S22、S23、S28と進んでいる。シ
ステムは、この1段落分の音声「もしもし」を取り出
し、音声認識し、かな文字列データとしてメモリ5に書
き込む(S28、S29、S30)。
【0075】その後、システムは、このかな文字列を漢
字仮名まじり文に変換し、各単語の品詞情報と共に、メ
モリ5に書き込む(S31)。そして、先ほどの漢字仮
名まじり文の各単語について、名詞があればキーワード
として保存し、疑問詞があれば変数Fに2を入れる(S
32〜S36)。この例では、名詞も疑問詞もないので
何もせず次に進む。
【0076】そして、S37にて変数Fの値を調べ、現
在0が入っているのでS41に進む。S41では現在の
段落のキーワードと1つ前の段落のキーワードを比較す
るが、1つ前の段落はないので、全く一致せず、S25
ヘ進む。S25では、通話が終了したか調べ、まだ終了
していないのでS22に戻る。
【0077】S22に戻り、システムは、次の段落「こ
ちら田中・・・」を取得する。このときは、相手電話機
の音声なので、S22、S23、S24、S26、S2
7と進む。そして、この段落について、音声認識し、仮
名漢字変換を行う(S30、S31)。そして、変換結
果の文章の各単語について、品詞を調べる。すると、
「田中」、「絵本」という名詞が見つかり、それらをキ
ーワードとして保存する。保存した結果は、図11のと
おりである。
【0078】疑問詞は見つからないので、変数Fには0
が入ったままである。そして、S37に進み、変数Fの
値を調べ、Oが入っているのでS41にすすむ。S41
では、現段落と前段落のキーワードを比較するが、現段
落は「田中」、「絵本」、前段落は無いので、一致しな
い。よって、S25ヘ進む。そして、S25にて通話終
了か調べ、未終了なのでS22に戻る。
【0079】S22にて、次の段落「あいにく出かけて
・・・」を取得する。これは、自電話機からの音声なの
で、S22、S23、S28、S29と進む。そして、
S30、S31にて、音声認識し、仮名漢字変換する。
変換結果の各単語について、名詞か疑問詞かを調べる
(S32〜S36)。すると、名詞として「用件」が見
つかり、キーワードとしてメモリ5に書き込まれる(図
12)。また、疑問詞として「どういった」が見つかる
ため、S35にて変数Fに2が入る。
【0080】そして、S37に進む。ここで、変数Fに
は2が入っているため、S38に進む。S38では、現
段落の内容が、表示部3に図13のように表示される。
そして、メモリ5のメモ領域に、現段落の内容が保存さ
れる(図14)。
【0081】その後、変数Fには1(=F―1)が書き
込まれ、メモ保存済みマークがメモリ5に書き込まれ
(図15)、S41に進む。S41では、最新のブロッ
クのキーワード「用件」と1つ前のブロックのキーワー
ド「田中」、「鈴木」を比較する。その結果、1つも一
致しないため、S25に進む。S25にて、通話終了し
ていないので、S22に戻る。
【0082】S22、S23、S24、S26、S27
にて、システムは次の段落「明日の打ち合せに・・・」
を取得する。そして、S30、S31にて、音声認識
し、仮名漢字変換を行う。その後、各単語について、品
詞を調べると、「明日」、「打ち合わせ」、「場所」、
「第1会議室」、「第2会議室」が名詞であることが分
かり、キーワードとして、メモリ5に書き込む。また、
疑問詞は存在しないので変数Fは先ほどの1のままであ
る。
【0083】そして、S37に進む。ここで、変数Fに
は1が入っているので、S38に進み、現段落の内容を
表示し、同時にメモリ5のメモ領域に保存する。そし
て、変数Fから1を引き(Fには0が入る)、メモ保存
済みマークを書き込み(図16)、S41に進む。S4
1では、現段落のキーワードと前段落のキーワードを比
較する。結果、一致しないのでS25に進む。S25に
て、通話終了していないので、S22に戻る。
【0084】S22、S23、S28、S29にて、シ
ステムは次の段落「第2会議室ですね・・・」を取得す
る。そして、S30、S31にて、音声認識、仮名漢字
変換を行う。そして、S32〜S36にて、変換結果よ
り、「第2会議室」がキーワードとして抽出され、メモ
リ5に保存される(図17)。疑問詞は存在しないの
で、変数Fには0が入ったままである。
【0085】そして、S37に進む。ここで、変数Fに
は0が入っているのでS41に進む。S41では、前段
落のキーワード「明日」、「打ち合わせ」、「場所」、
「第1会議室」、「第2会議室」と、現段落のキーワー
ド「第2会議室」とを比較する。その結果、「第2会議
室」が一致しているのでS42に進む。S42にて、メ
モリ5中の文字列バッファの前ブロックのマーク領域を
確認する(図17)。すると、保存済みマークが書き込
まれているので、S45に進む。
【0086】S45にて、メモリ5の文字列バッファの
現ブロックのマーク領域を確認すると、自電話機マーク
が書かれているので、まだメモとして保存されていない
ことが分かる。よって、S46に進む。S46にて、メ
モリ5の文字列バッファの現ブロックからマークと文章
を取り出し、表示部3に表示する。同時に、それらをメ
モリ5のメモ領域に保存し(図18)、メモリ5にメモ
保存済みマークを書き込む(S47)。その後、S25
に進み、通話が終了していないのでS22に戻る。
【0087】S22、S23、S24、S26、S27
にて、システムは、次の段落「では失礼します」を取得
する。そして、S30、S31にて、音声認識、仮名漢
字変換を行う。そして、S32〜S36にて、変換結果
より、名詞、疑問詞があるか調べる。この段落には名
詞、疑問詞とも存在しないので何もせずS37進む。S
37では、変数Fに0が入っているのでS41に進む。
【0088】S41にて、現段落のキーワードと前段落
のキーワードが一致するか調べるが、現段落にはキーワ
ードがないため一致しない。よって、S25に進む。S
25にて、通話が終了したか調べる。通話が終了したの
で、一連の処理を終了する。
【0089】ユーザーは、通話終了後、システムに入力
部2より指示することで、メモ内容を再度表示させるこ
ともできる(図19)。このとき、ユーザーは、メモと
して不足している内容があったり、変換ミスによる間違
いがあったり、メモとして不用な部分があったりすれ
ば、入力部2より入力することで加筆修正することも可
能である。そして、加筆修正した内容を、再度メモリ5
に書き込んだり、外部記憶装置10に保存することも可
能である。
【0090】また、システムは、上記処理にて作成した
メモに、電話のあった日付/時刻を追加することも可能
であり、その情報を表示部3に表示することも可能であ
る。当然ながら、それらの情報についても入力部2より
加筆修正したり、再度メモリ5や外部記憶装置10に保
存したり、プリンタ11にて印刷したりすることが可能
である。また、こちらから電話をかけた場合は、ダイア
ルした電話番号を、相手からかかってきた場合は、相手
の最初の段落からキーワードを取り出し、それを相手先
情報としてメモに追加することも可能である。このよう
にして追加した相手先情報についても、表示、加筆修
正、保存、印刷などが可能である。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1記載の発明、
請求項2記載の発明、請求項3記載の発明では、自動的
にメモが取られるので、電話しながらメモを取る手間が
省ける。また、メモを記憶しているので、電話後、メモ
を取った用紙がなくなってしまい、メモ内容が分からな
くなってしまうという事態を防げる。また、メモ作成は
自動で行われるので、重要なところでスイッチを押した
りする必要がなく、電話に集中できる。通話中にメモと
して保存する内容は、表示画面に表示されるので、通話
しながらメモ内容が確認できる。作成されたメモは通話
内容すべてではなく、重要であると判断される部分を抽
出しているので、メモリなどの節約になる。また、後で
見直すときにも素早く内容を把握でき、時間が無駄にな
らない。
【0092】また、請求項4記載の発明では、メモには
送話者からの音声か受話者の音声かが明示されているの
で、内容は把握しやすい。
【0093】また、請求項5記載の発明では、メモを外
部記憶装置に記憶させることにより、パソコン、ワープ
ロなどを利用して、後で加筆修正が容易にできる。
【0094】また、請求項6記載の発明では、プリンタ
装置を利用すると紙に印刷できる。また、請求項7記載
の発明では、双方の会話文の重なりを回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモ作成機能付き電話機の外観図であ
る。
【図2】本発明のメモ作成機能付き電話機のシステム構
成図である。
【図3】本発明のシステムの動作の流れを示したフロー
チャート図である。
【図4】受信/送信ライン上に流れる音声データの例を
示した図である。
【図5】メモリの自電話機音声バッファおよび相手電話
機音声バッファを説明するための図である。
【図6】メモリの文字列バッファを説明するための図で
ある。
【図7】メモリのメモ領域を説明するための図である。
【図8】メモ作成処理のフローチャート図である。
【図9】メモ作成処理のフローチャート図である。
【図10】電話での通話内容の例を示した図である。
【図11】メモリの文字列バッファの記憶例を示した図
である。
【図12】メモリの文字列バッファの記憶例を示した図
である。
【図13】表示部の表示例を示した図である。
【図14】メモリのメモ領域の記憶例を示した図であ
る。
【図15】メモリの文字列バッファの記憶例を示した図
である。
【図16】メモリの文字列バッファの記憶例を示した図
である。
【図17】メモリの文字列バッファの記憶例を示した図
である。
【図18】メモリのメモ領域の記憶例を示した図であ
る。
【図19】表示部の表示例を示した図である。
【符号の説明】 1 ハンドセット 2 入力部 3 表示部 4 CPU 5 メモリ 6 音声認識部 7 仮名漢字変換部 8 電話機能部 9 電話回線 10 外部記憶装置 11 プリンタ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話者および受話者の音声情報を文字情
    報として認識する認識手段と、 前記認識手段によって認識された文字情報の中から重要
    な文字情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された重要な文字情報をメモ
    として記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された重要な文字情報を表示画面上
    に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする電話
    機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の電話機において、 前記抽出手段は、送話者、受話者の間で繰り返された言
    葉があるか否かを判断し、繰り返された言葉がある場合
    に、当該言葉を含む一対の対話文を抽出することを特徴
    とする電話機。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の電話機において、 前記抽出手段は、質問回答形式の対話文を抽出すること
    特徴とする電話機。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の電話機において、 前記記憶手段に、抽出された重要な文字情報と共に、送
    話者または受話者のいずれから発せられたものであるか
    を示す情報を記憶し、 前記表示手段は、抽出された重要な文字情報と共に、送
    話者または受話者のいずれから発せられたものであるか
    を示す情報を表示することを特徴とする電話機。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の電話機は、外部記憶
    装置と接続可能であること特徴とする電話機。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の電話機は、印字装置
    と接続可能であること特徴とする電話機。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の電話機は、さらに、
    送話者の音声情報を記憶する送話者音声情報記憶手段
    と、受話者の音声情報を記憶する受話者音声情報記憶手
    段とを有すること特徴とする電話機。
JP9136897A 1997-05-27 1997-05-27 電話機 Pending JPH10327269A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074110A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Kyocera Corp 電話機
JP2007336237A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Chugoku Electric Power Co Inc:The コールセンタの通話記録管理システムおよびその方法

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