JP2007336237A - コールセンタの通話記録管理システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コールセンタ10でのオペレータと顧客との通話内容を記録して管理するコールセンタの通話記録管理システムである。このシステムは、通話内容を音声データに変換するオペレータ端末131〜13nのAD変換部13Bと、音声データを音声認識処理によりテキストデータに変換するオペレータ端末131〜13nの処理部13Dと、テキストデータの少なくとも一部を削除するための削除ルールをあらかじめ記憶しているサーバ14とを備え、処理部13Dは、削除ルールに該当する部分をテキストデータから削除する。
【選択図】 図1
Description
この実施の形態によるコールセンタの通話記録管理システムは、図1に示すように、通信網1を経由した顧客の電話機2からのコールに対応するコールセンタ10に設けられ、応答装置11、電話機121〜12n、図2に示すオペレータ端末131〜13n、…、サーバ14、ルールDB(データベース)15、および通話記録DB(データベース)16を備えている。なお、図2のオペレータ端末については後述する。
ルール1…電話による用件の確認が短時間(所定時間より短い時間)で終了する場合
ルール2…顧客の住所を確認する場合
ルール3…顧客の名前を確認する場合
ルール4…電気の使用開始日を確認する場合
ルール5…顧客の電話番号を確認する場合
ルール6…顧客による支払方法を確認する場合
ルール7…オペレータが発言した場合
がある。削除ルールは、通話内容に対応する後述のテキストデータから不要な部分を削除するための規則である。つまり、削除ルールは、通話内容を抽出して分析し、顧客の潜在的なニーズを調べて顧客に対するサービス向上などに必要な部分を残すために、オペレータ端末131〜13nで用いられる。
会話A1…電話の用件がすぐに確認できているので削除(ルール1)
会話A2…住所の確認のため削除(ルール2)
会話A3…名前の確認のため削除(ルール3)
会話A4…使用開始日の確認のため削除(ルール4)
会話A5…電話番号の確認のため削除(ルール5)
会話A6…支払方法の確認のため削除(ルール6)
会話A7…オペレータの発言のみのため削除(ルール7)
となる。この結果、オペレータ端末131はルールが適用された会話A1〜A7を削除する。なお、会話全体を会話A1〜A7に区切るために、処理部13Dはオペレータの発話を用いる。つまり、会話全体の中で、オペレータの「ご使用開始のご連絡」というフレーズにより、処理部13Dは会話A1が電話の用件の確認と判断する。会話全体の中で、オペレータの「ご住所からお願いしてよろしいですか」という開始フレーズと、この開始フレーズに対応する、「お待たせいたしました」の次のフレーズである「ご住所は」という終了フレーズとにより、処理部13Dは会話A2が住所の確認と判断する。会話A3〜S6まで同様である。また、会話全体の中で、オペレータの名前とお礼を述べるフレーズにより、会話A7がオペレータの発言と判断する。
会話B1…適用するルール無し
会話B2…適用するルール無し
会話B3…住所の確認のため削除(ルール2)
となる。オペレータ端末131は、適用する削除ルールが無い会話B1、B2をテキストデータとして保存する。このとき、会話全体を会話B1〜B3に区切るために、処理部13Dは先に述べたオペレータの発話を用いる。つまり、会話全体の中で、オペレータの「ご使用開始のご連絡」というフレーズにより、処理部13Dは会話B1が電話の用件の確認と判断する。会話全体の中で、オペレータの「ご住所からお願いしてよろしいですか」という開始フレーズと、この開始フレーズに対応するフレーズである「ご住所は」という終了フレーズが検出される前に再び開始フレーズである「ご住所からお願いしてよろしいですか」が検出されたので、このフレーズの前までを会話B2と判断する。会話B3については、図5の会話A2と同様である。
この実施の形態では、オペレータ端末131の処理部13Dが実施の形態1の削除ルールの代わりに図7に示す選択ルールを用いる。この選択ルールの一例を図7に示す。図7の選択ルールには、
ルール1…電話による用件の確認が長時間(所定時間以上の時間)で終了する場合
ルール2…住所確認の開始フレーズに対応する終了フレーズの前に開始フレーズを検出
ルール3…名前確認の開始フレーズに対応する終了フレーズの前に開始フレーズを検出
ルール4…使用開始日確認の開始フレーズに対応する終了フレーズの前に開始フレーズを検出
ルール5…電話番号確認の開始フレーズに対応する終了フレーズの前に開始フレーズを検出
ルール6…支払方法確認の開始フレーズに対応する終了フレーズの前に開始フレーズを検出
がある。
会話A1…電話の用件がすぐに確認できているので適用するルール無し
会話A2…住所の確認であり適用するルール無し
会話A3…名前の確認であり適用するルール無し
会話A4…使用開始日の確認であり適用するルール無し
会話A5…電話番号の確認であり適用するルール無し
会話A6…支払方法の確認であり適用するルール無し
会話A7…オペレータの発言であり適用するルール無し
となる。この結果、オペレータ端末131は会話A1〜A7から残すための選択をしない。また、音声認識後のテキストデータが図6に示すような内容である場合、選択ルールを用いたオペレータ端末131による判定結果は、
会話B1…電話による用件確認が終わるまでに長いやりとりがあるため保存(ルール1)
会話B2…開始フレーズに対応する終了フレーズが検出される前に開始フレーズが検出されたので保存(ルール2)
会話B3…住所の確認であり適用するルール無し
となる。この結果、オペレータ端末131は会話B1、B2をテキストデータとして保存する。
この実施の形態では、実施の形態1、2の通話記録の保存処理をサーバ14が行う。つまり、オペレータ端末131〜13nは、電話機121〜12nから受け取った音声データをサーバ14に転送する。この後、サーバ14は、図4または図8に示す通話記録の保存処理を行う。
2 電話機
10 コールセンタ
11 応答装置
121〜12n 電話機
131〜13n オペレータ端末
13A 入力部
13B AD変換部(第1の変換手段)
13C 入力装置
13D 処理部(第2の変換手段、編集手段)
13E 記憶部
13F 通信部
13G 表示装置
14 サーバ
15 ルールDB(記憶手段)
16 通話記録DB
Claims (8)
- コールセンタでのオペレータと顧客との通話内容を記録して管理するコールセンタの通話記録管理システムであって、
前記通話内容を音声データに変換する第1の変換手段と、
前記音声データを音声認識処理によりテキストデータに変換する第2の変換手段と、
前記テキストデータの少なくとも一部を削除するための削除ルールをあらかじめ記憶している記憶手段と、
前記削除ルールに該当する部分を前記テキストデータから削除する編集手段と、
を備えることを特徴とするコールセンタの通話記録管理システム。 - 前記削除ルールは、前記通話内容がオペレータの発話だけのときに、この発話に対応するテキストデータを削除することを特徴とする請求項1に記載のコールセンタの通話記録管理システム。
- 前記削除ルールは、前記通話内容の中でオペレータの発話の開始フレーズと、これに対応する終了フレーズとがあるとき、この通話内容に対応するテキストデータを削除することを特徴とする請求項1または2に記載のコールセンタの通話記録管理システム。
- コールセンタでのオペレータと顧客との通話内容を記録して管理するコールセンタの通話記録管理システムであって、
前記通話内容を音声データに変換する第1の変換手段と、
前記音声データを音声認識処理によりテキストデータに変換する第2の変換手段と、
前記テキストデータの少なくとも一部を選択するための選択ルールをあらかじめ記憶している記憶手段と、
前記選択ルールに該当する部分を前記テキストデータから選択する編集手段と、
を備えることを特徴とするコールセンタの通話記録管理システム。 - 前記選択ルールは、オペレータの要件確認が所定時間以上で終了したときに、この要件確認の通話内容に対応するテキストデータを選択することを特徴とする請求項4に記載のコールセンタの通話記録管理システム。
- 前記選択ルールは、前記通話内容の中でオペレータの発話の開始フレーズと終了フレーズとが対応しないときに、この通話内容に対応するテキストデータを選択することを特徴とする請求項4または5に記載のコールセンタの通話記録管理システム。
- コールセンタでのオペレータと顧客との通話内容を記録して管理するコールセンタの通話記録管理方法であって、
前記通話内容を音声データに変換し、
前記音声データを音声認識処理によりテキストデータに変換し、
前記テキストデータの少なくとも一部を削除するための削除ルールをあらかじめ記憶し、
前記削除ルールに該当する部分を前記テキストデータから削除する、
ことを特徴とするコールセンタの通話記録管理方法。 - コールセンタでのオペレータと顧客との通話内容を記録して管理するコールセンタの通話記録管理方法であって、
前記通話内容を音声データに変換し、
前記音声データを音声認識処理によりテキストデータに変換し、
前記テキストデータの少なくとも一部を選択するための選択ルールをあらかじめ記憶し、
前記選択ルールに該当する部分を前記テキストデータから選択する、
ことを特徴とするコールセンタの通話記録管理方法。
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