JP2002270329A - ガス封入スイッチング放電管 - Google Patents

ガス封入スイッチング放電管

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JP2002270329A
JP2002270329A JP2001067414A JP2001067414A JP2002270329A JP 2002270329 A JP2002270329 A JP 2002270329A JP 2001067414 A JP2001067414 A JP 2001067414A JP 2001067414 A JP2001067414 A JP 2001067414A JP 2002270329 A JP2002270329 A JP 2002270329A
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gas
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discharge tube
filled switching
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Kazuhiko Machida
和彦 町田
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T2/00Spark gaps comprising auxiliary triggering means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T1/00Details of spark gaps
    • H01T1/20Means for starting arc or facilitating ignition of spark gap
    • H01T1/22Means for starting arc or facilitating ignition of spark gap by the shape or the composition of the electrodes

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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス封入スイッチング放電管において、放電
寿命の延長化と寿命試験時等における放電特性の向上を
図る。 【解決手段】 絶縁材からなる筒体(1)と、該筒体の
両端を気密に閉鎖する第一及び第二電極(2,3)とか
らなり、第一電極の第一電極面(20)と第二電極の第
二電極面(30)との間に放電ギャップが形成され、放
電ギャップを含む筒体の内部に形成される気密空間にガ
スを封入して成るスイッチング放電管において、第一電
極の第一電極面及び第二電極の第二電極面の少なくとも
一方には、銅めっき又は銀めっきが施され、且つ、放電
ギャップの間隔(t)を、前記第二トリガ線から第一又
は第二電極面までの距離(d)より大きくしたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス封入スイッチン
グ放電管に関し、更に詳しくは、放電時の電圧特性を改
良したガス封入スイッチング放電管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス封入スイッチング放電管は、セラミ
ック等の絶縁材からなる筒体と、該筒体の両端を気密に
閉鎖する第一及び第二電極とからなり、第一電極の第一
電極面と第二電極の第二電極面との間に放電ギャップが
形成され、放電ギャップを含む筒体の内部に形成される
気密空間にガスを封入して成り、第一電極面と第二電極
面との間で放電を生じさせるものである。
【0003】このような従来のスイッチング放電管を完
全な暗所に放置してからスイッチングさせた場合、必ず
初回の放電開始電圧(FVs)が2発目以降の放電開始
電圧(Vs)よりも高い数値を示す。これは、スイッチ
ング放電管が暗所に放置されていることにより、明所状
態において常に封入ガスを励起させている光電子による
励起効果(光電子効果)がなくなるためである。
【0004】従来は、セラミック筒体の内壁面上にカー
ボントリガ線の配置すると共に、この配置方法を種々工
夫することによって、放電寿命の延長化と寿命試験時の
FVs特性の上昇を防止するようにしてきた。例えば、
従来のこの種のスイッチング放電管において、放電時の
電圧特性を改良するために、電極に接触するセラミック
筒体の両端面をメタライズ面として形成し、該メタライ
ズ面と接触し且つ筒体の内壁面上に沿って延びるカーボ
ントリガ線、或いは筒体の内壁面上に形成され且つ前記
のメタライズ面に接続しないカーボントリガ線を設けた
放電管が提案されている。
【0005】放電寿命の延長化を図るためには、メタラ
イズ面に接するトリガ線の数を削減する必要がある。し
かしながら、トリガ線を削減すると、FVsが上昇する
という好ましくない問題が発生する。また、カーボント
リガ線の配置を種々工夫するだけでは、放電寿命の延長
化と寿命試験時のFVs特性の上昇防止とを両立させる
のには限界があった。
【0006】また、従来のこの種のスイッチング放電管
において、電極とセラミック円筒体との間をろう付けに
より接合する関係上、電極の材質として、セラミックと
の間で熱膨張係数の差が少ない、即ち低熱膨張合金であ
るコバール材や鉄・ニッケル合金が採用されていた。し
かしながら、これらの材質では、電気伝導度が低く、暗
所中における沿面コロナ放電の発生が遅くなり、これが
FVsのスイッチング放電開始電圧を2発目以降よりも
上昇させてしまう原因となっていた。
【0007】そこで、従来、電極自体を銅で構成し、放
電管の内部に充填するガスとして部分的に水素を封入す
ること(特開昭63−24576号公報)、また、コバ
ールや鉄・ニッケル系合金からなる電極に銅又は銅合金
をめっきしたもの(特開平3−77292号公報、特開
平3−77293号公報)が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ガス封
入スイッチング放電管の従来例において、筒体の内部に
カーボントリガ線を形成すること、或いはこのカーボン
トリガ線の配置形状を工夫するだけでは、また、電極自
体を銅で構成する、或いはコバールや鉄・ニッケル系合
金からなる電極に銅又は銅合金をめっきを施すだけで
は、放電寿命の延長化と寿命試験時のFVs特性の上昇
防止とを両立させるのには限界があった。そこで、本発
明では、電極自体の材質による低電気伝導度をめっき等
を施することにより改善するのに加えて、放電ギャップ
の間隔や電極面とトリガ線との間隔等を規制することに
より、放電寿命の延長化と寿命試験時のFVs特性の上
昇防止とを達成することのできるガス封入スイッチング
放電管を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明によると、絶縁材からなる筒体と、該筒体
の両端を気密に封止する第一及び第二電極とからなり、
第一電極の第一電極面と第二電極の第二電極面との間に
放電ギャップが形成され、放電ギャップを含む筒体の内
部に形成される気密空間にガスを封入したスイッチング
放電管において、第一又は第二電極を接合する筒体の両
端面にメタライズ面を形成し、筒体の内壁面に形成され
且つ該メタライズ面に接続する第一トリガ線と、筒体の
内壁面に形成され且つ該メタライズ面に接続しない第二
トリガ線とを形成し、第一電極の第一電極面及び第二電
極の第二電極面の少なくとも一方には、銅めっき又は銀
めっきが施され、且つ放電ギャップの間隔を、前記筒体
の内壁面に形成したトリガ線から第一又は第二電極面ま
での距離よりも大きくしたことを特徴とするガス封入ス
イッチング放電管が提供される。
【0010】筒体は円筒体であり、該筒体の両端面にメ
タライズ面を形成し、前記第一電極面及び前記第二電極
面は前記円筒体の中心軸を中心とする略円形で互いに対
称に対向して配置され、第一トリガ線は前記メタライズ
面から筒体の内壁面を軸方向に延びているが、該筒体の
中央部まではのびておらず、第二トリガ線は筒体の内壁
面の中央部を軸方向に延びており、且つ第二トリガ線か
ら第一又は第二電極面までの距離が、これらの電極面の
外周から円筒体の内壁までの半径方向の距離であること
を特徴とする。また、放電ギャップの間隔が、互いに対
向する第一電極面と第二電極面の先端間の距離であるこ
とを特徴とする。
【0011】第一電極の第一電極面及び第二電極の第二
電極面の少なくとも一方には、銅めっき又は銀めっきが
施され、該めっきの厚さが10〜20μmであることを
特徴とする。第二トリガ線の数を第一トリガ線の数より
も多くしたことを特徴とする。この場合において、第一
トリガ線はメタライズ面から筒体の内壁面を軸方向に延
びているが、該筒体の中央部まではのびておらず、第二
トリガ線は筒体の内壁面の中央部を軸方向に延びている
ことを特徴とする。
【0012】第一トリガ線が一方のメタライズ面から筒
体の内壁面を軸方向に延びたものと、他方のメタライズ
面から筒体の内壁面を軸方向に延びたものとが、互いに
180度隔てて1対設けられていることを特徴とする。
1対の第一トリガ線の各々が、近接して平行に配置した
複数本のトリガ線から成ることを特徴とする請求項8に
記載の放電管。また、第一トリガ線の軸方向の長さが、
円筒体の軸方向の長さの1/3以下であることを特徴と
する。
【0013】第二トリガ線が、180度隔てて1対設け
られた第一トリガ線の間に略等間隔に複数本形成されて
いることを特徴とする。第二トリガ線の軸方向の長さ
が、前記円筒体の軸方向の長さの1/2以上であること
を特徴とする。第一電極の第一電極面又は第二電極の第
二電極面に複数の凹部を形成したことを特徴とする。複
数の凹部はそれぞれ半球形の窪みであることを特徴とす
る。複数の凹部が0.8mmのピッチで一様に配置され
ていることを特徴とする。第一電極面と第二電極面と
が、互いに対称に対向して配置され、これらの電極面の
大部分を占める中心部が周囲の部分に対して窪んでお
り、該窪み部に複数の凹部が形成されていることを特徴
とする。
【0014】筒体がセラミックからなり、第一電極及び
第二電極が42アロイ等の鉄−ニッケル合金又はコバー
ル等の鉄−ニッケル−コバルト合金からなることを特徴
とする。第一電極及び第二電極が筒体にろう付けされて
いることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態
に係るガス封入スイッチング放電管の断面図であり、図
2(a),(b)は本発明の放電管で用いるセラミック
円筒体の展開図である。
【0016】本発明のガス封入スイッチング放電管は、
セラミック等の絶縁材からなる円筒体1と、この円筒体
1の両端を気密に閉鎖する第一及び第二電極2、3とか
らなる。円筒体1と第一及び第二電極2、3との間は、
ろう材4により接合されている。セラミック円筒体1の
両端面はメタライズ面12,14として形成されてお
り、図2(a)に示す例では、メタライズ面12,14
側のカーボントリガ線10a,10bは互いに90度隔
てて配置されており、合計4本がメタライズ面12,1
4から交互にセラミック円筒体10の内壁面上を軸方向
に延びている。これらのメタライズ面12,14側のカ
ーボントリガ線10a,10bは、その軸方向の長さが
比較的短く、セラミック円筒体1の軸方向の長さの約1
/4以下である。
【0017】一方、セラミック円筒体10の内壁面上を
中央部に軸方向に延びているカーボントリガ線10c
は、メタライズ面12,14側のカーボントリガ線10
a,10bの中間位置に、1本づつ、合計4本配置され
ている。各カーボントリガ線10a,10b,10cの
円周方向の間隔は約45度である。これらの中央部にあ
るカーボントリガ線10cは、メタライズ面12,14
とは接触しておらず、またメタライズ面12,14側の
カーボントリガ線10a,10bに対して比較的長く、
セラミック円筒体1の軸方向の長さの約1/2以上であ
る。
【0018】図2(b)に示す例では、メタライズ1
2,14面側のカーボントリガ線10a,10bは18
0度隔てて1本づつ配置されており、一方中央部のカー
ボントリガ線10cはメタライズ面12,14側のカー
ボントリガ線10a,10bの間に等間隔(約45度間
隔)に3本づつ、合計6本配置されている。電極2,3
は、セラミック円筒体10との間でろう材4により接合
される関係上、42アロイ等の鉄−ニッケル合金又はコ
バール等の鉄−ニッケル−コバルト合金等の低熱膨張材
で構成されている。これらの電極2,3は互いに同一の
形状を有し、電極面20,30はセラミック円筒体1の
中心軸を中心として略円形で互いに対称に対向して配置
され、これらの電極面20,30間で放電ギャップ40
を形成している。この放電ギャップ40を含む円筒体1
の内部には、周知のようにアルゴン等の不活性ガスが封
入され、電極2,3間に所定の電圧を印加すると電極面
20,30間で放電が行われるように構成されている。
【0019】図3(a)は図1に示した本発明の実施形
態に係るガス封入スイッチング放電管に使用する電極の
実施形態を示す断面図、図3(b)は同電極の電極面側
から見た平面図である。1対の電極2,3は両者とも同
じ大きさ、形状であり、中心軸に対して対称な一体物と
して形成されており、周囲部分は、円筒体1の端面にろ
う材4により接合される平坦なフランジ部2a、3aと
して形成され、他方の電極に向き合った内側の中央部は
電極面20,30として形成されている。
【0020】略円形の電極面20,30は比較的大きな
面積を有する。電極面20,30において、それらの大
部分の面積を占めている中心部21が周囲の部分22に
対して深さeだけ一様に窪んでおり、この窪み部21に
複数の半球形の凹部23が形成されている。これらの複
数の凹部23は0.8mmのピッチで一様に配置されて
いる。
【0021】このような複数の凹部23を有する電極面
20,30は放電活性塗布剤が塗布されており、その塗
布剤の量を適正にすることにより、放電寿命を延長させ
ることができる。図1において、電極面20,30の先
端部から測定した放電ギャップ40の間隔tは、中央部
のカーボントリガ線10cから電極面20,30までの
距離、即ちこれらの電極面20,30の外周からセラミ
ック円筒体の内壁までの半径方向の距離dより大きくな
るように形成されている。
【0022】図4(a)は比較例として示すガス封入ス
イッチング放電管の電極の断面図、図4(b)は同電極
の電極面側から見た平面図である。図3(a)及び
(b)に示した本発明の実施形態に係る電極と相違する
点は、電極面20,30の面積が本発明の場合と比べて
小さく、また、電極面に設けた複数の半球形の凹部23
のピッチが前記実施形態の電極と比べて小さい(0.4
mmのピッチ)点である。他の点は図3(a)及び
(b)に示した本発明の実施形態に係る電極と同様であ
る。
【0023】この比較例に示した電極を採用して図1に
示すようなガス封入スイッチング放電管を構成する、即
ち、図1における電極2,3を図4(a)及び(b)に
示して電極に代えて組み込むと、電極面20,30の外
周からセラミック円筒体の内壁までの半径方向の距離d
が比較的大きく、したがって電極面20,30の先端部
から測定した放電ギャップ40の間隔tを距離dより大
きくすることは困難である。
【0024】以上説明したように、本発明のガス封入ス
イッチング放電管の特徴は次の(1)及び(2)の点で
ある。 (1)本発明では、放電電極に、銅めっきを採用した。
電極の材質としては、セラミックとろう付けする関係
上、上述のように、セラミックの線熱膨張係数に近いコ
バール材・鉄ニッケル合金を採用するが、これらの材質
は、電気伝導度が銅と比較して15%程度しかなく、暗
所中における沿面コロナ放電の発生が遅くなり、これが
FVsのスイッチング放電開始電圧を2発目以降の放電
開始電圧Vsよりも上昇させてしまう原因であった。そ
こで本発明では、電極の全面に銅めっきを施すことによ
って、FVsのスイッチング放電開始電圧を2発目以降
の放電開始電圧Vsに近づけることが可能になり、かつ
製造ロット毎の電極の放電特性のバラツキも少なくなっ
た。即ち、約15%近い変動が、約5%以内に収まるよ
うになった。
【0025】(2)また、本発明では、放電ギャップの
間隔と、セラミック内壁に施したカーボントリガ線との
最短にある放電電極面までの間隔について、放電ギャッ
プの間隔を常に後者よりも広く設定した。これによりF
Vs特性を、より安定させることが可能となった。
【0026】
【実施例】次に、本発明の実施例を幾つかの比較例との
関係において説明する。 1)銅めっきを施した電極と施さない電極を用いて、そ
れぞれ同じ工程で製造した放電管のサンプルを、その良
品について、暗所中に100時間以上放置して且つ暗所
中にてスイッチング放電開始電圧のFvsを測定した結
果を表1に示す。
【0027】これらの測定において使用した放電管(比
較例1及び比較例2)では、図4(a)及び(b)に示
す電極を使用している。また、トリガ線の配置は図2
(a)に示すものである。比較例1は銅めっきを施して
いないもの、比較例2は銅めっきを施したもので、銅め
っきを施すことにより、FVs及びVsがどのように変
化するを調べた。
【0028】
【表1】
【0029】表1からわかるように、銅めっきを施した
電極は銅めっきを施していない電極に比べFvs特性を
低く抑えることが出来る。 2)放電ギャップの間隔と、セラミック内壁に施したト
リガ線と放電電極面までの最短距離の間隔について、後
者のトリガ線までの間隔を広くしたもの(比較例3)
と、常に放電ギャップの間隔を広く保ったもの(比較例
4)について、測定した。
【0030】これらの測定において使用した放電管にお
いては、比較例3のものは図4に示す電極を採用し、比
較例4のものは図3に示した電極を採用した。また、ト
リガ線の配置は図2(a)に示すものである。
【0031】
【表2】
【0032】表2からわかるように、放電ギャップの間
隔を常に広く保つことにより、Fvs特性をより安定化
させることが可能になり、所期の効果が得られることが
わかる。このデータも、暗所中に100時間以上放置し
て且つ暗所中にてスイッチング放電開始電圧のFVsを
測定した結果である。 3)以上のことから、銅めっきと前記1)で述べた電極
に銅めっきを施すことと、2)で述べた放電ギャップに
関する関係を組み合わせて放電管を製造した場合には、
Fvs特性を低く、且つ安定化させた最も優れた特性を
示すことがわかる。このような電極を用いた放電管の実
施例についての測定結果を表3に示す。この実施例で
は、図3に示した電極を使用し、電極の表面に銅めっき
を施した放電管を用いた。トリガ線の配置は図2(a)
に示すものである。
【0033】
【表3】
【0034】4)次に、銅めっきの厚さの影響について
調べてみた。初期特性だけを見れば、銅めっきの厚さは
規定する必要はない。めっきが付いていればFvs特性
は良好な結果を示すためである。ただし、暗所放電寿命
特性に関する測定を実施した場合は、めっきの厚さを1
0μmないし20μmとした場合が最適なFvsを示
す。これは下記に示す結果が出ているためである。
【0035】以下のa)〜c)の測定における試験条件
は次のとおりである。 <試験条件> イグナイタ:スタンレー電気(株)製 試験サイクル:1秒動作/1秒停止(約100Hz) 試験状態:絶縁チューブ4枚 被服 測定間隔:初期・5万回・10万回・15万回・20万
回 各24時間以上放置後、測定。
【0036】20万回寿命試験終了後、24時間放置後
の測定から更に48時間以上放置して、再度測定。 測定器:Tektronix TDS544Aオシロス
コープ/Tektronix P6015A電圧プロー
ブ なお、以下のa)〜c)の測定においては、図1に示す
放電管を用い、電極は図3に示すものを採用しており、
セラミック筒体のカーボントリガ線の配列は図2(b)
に示すものを採用している。
【0037】a)銅めっきの厚み10μm未満の場合 暗所放電寿命特性試験を実施すると、累計放電回数5万
回までは良好な結果を示しているが、それ以上になると
銅めっき無しの電極と同じ寿命特性に陥ってしまう。こ
れは、銅めっきが薄いため寿命試験中のスパッタによっ
て電極の表面と薄い銅めっきがすぐに飛散して電極の地
金が露出してしまい、銅めっきを施していない従来の電
極と変わらなくなってしまう為であると推定される。こ
の結果を表4及び図5に示す。
【0038】
【表4】
【0039】b)銅めっき厚み20μm以上の場合(実
際は30μm程度) 放電寿命試験中にFVs,Vsともに急激に放電開始電
圧が低下してしまう。これは、電極の材質を無酸素銅に
した銅電極と全く同じ傾向である。銅は柔らかい金属で
あるために放電試験中のスパッタによって飛散しやす
く、寿命試験を継続した場合、セラミック円筒体の内壁
に飛散したスパッタ物質によって、放電開始電圧の急激
な低下、および絶縁劣化を起こす為と推定される。この
ことは、寿命試験後のスイッチング放電管を分解した場
合、セラミック円筒体の内壁がスパッタ物質の飛散によ
って真っ黒く変色していることから推定した。この結果
を表5及び図6に示す。
【0040】
【表5】
【0041】c)銅めっきの厚み10μmないし20μ
mの場合 この場合は、放電寿命試験時に最も良好なFVs特性を
示す。この結果を表6及び図7に示す。
【0042】
【表6】
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガス封入
スイッチング放電管によれば、(1)電極の表面に銅め
っきを施したことにより、Fvs特性を低く抑えること
が出来、良好な結果が得られる。また、本発明によれ
ば、放電電極面と筒体の内壁に施したトリガ線までの間
隔に対し、放電ギャップを広く設定することで、暗所放
電中におけるFvs特性の安定化を促進することが可能
となった。これは、主放電は放電ギャップ間で行われる
が、放電開始に至るまでには下記の経緯がある。即ち、
(1)電極両端に電位差が発生することにより、トリガ
線から初期電圧が発生して封入ガスを励起しはじめる。
(2)同時に沿面コロナ放電が、トリガ線から主放電
(放電電極面で発生)面までの電極表面に発生すること
により、上記(1)と併行して封入ガスの励起を始め、
電子なだれ現象を起こして主放電に至る。結果として放
電ギャップの間隔を、常に筒体の内壁のトリガ線から放
電電極までの最短距離よりも広くすることによって、こ
のFVs特性を安定化させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るガス封入スイッチング放
電管の断面図である。
【図2】(a),(b)は本発明の実施例に係る放電管
のセラミック円筒体の内壁の展開図で、トリガ線の配置
例を示す。
【図3】(a)は本発明の実施例に係る放電管に使用す
る電極の断面図及び(b)はその電極を電極面側から見
た平面図である。
【図4】(a)は比較例としての放電管に使用する電極
の断面図及び(b)はその電極を電極面側から見た平面
図である。
【図5】銅めっきの厚さを10μm未満とした場合の暗
所放電寿命試験結果を示す。
【図6】銅めっきの厚さを20μm以上とした場合の暗
所放電寿命試験結果を示す。
【図7】銅めっきの厚さを10〜20μm以上とした場
合の暗所放電寿命試験結果を示す。
【符号の説明】
1…セラミック円筒体 2,3…電極 4…ろう材 10…カーボントリガ線 12,14…メタライズ面 20,30…電極面 21…窪み面 22…周縁部 23…凹部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなる筒体と、該筒体の両端を
    気密に封止する第一及び第二電極とからなり、第一電極
    の第一電極面と第二電極の第二電極面との間に放電ギャ
    ップが形成され、放電ギャップを含む筒体の内部に形成
    される気密空間にガスを封入したスイッチング放電管に
    おいて、 第一又は第二電極を接合する筒体の両端面にメタライズ
    面を形成し、筒体の内壁面に形成され且つ該メタライズ
    面に接続する第一トリガ線と、筒体の内壁面に形成され
    且つ該メタライズ面に接続しない第二トリガ線とを形成
    し、 第一電極の第一電極面及び第二電極の第二電極面の少な
    くとも一方には、銅めっき又は銀めっきが施され、且つ
    放電ギャップの間隔(t)を、第二トリガ線から第一又
    は第二電極面までの距離(d)よりも大きくしたことを
    特徴とするガス封入スイッチング放電管。
  2. 【請求項2】 筒体が円筒体であり、第一電極面及び第
    二電極面が前記円筒体の中心軸を中心とする略円形で互
    いに対称に対向して配置され、第一トリガ線は前記メタ
    ライズ面から筒体の内壁面を軸方向に延びているが、該
    筒体の中央部まではのびておらず、第二トリガ線は筒体
    の内壁面の中央部を軸方向に延びており、且つ第二トリ
    ガ線から第一又は第二電極面までの距離(d)が、これ
    らの電極面の外周から円筒体の内壁までの半径方向の距
    離であることを特徴とする請求項1に記載のガス封入ス
    イッチング放電管。
  3. 【請求項3】 放電ギャップの間隔(t)が、互いに対
    向する第一電極面と第二電極面の先端間の距離であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のガス封入スイッチング
    放電管。
  4. 【請求項4】 第一電極の第一電極面及び第二電極の第
    二電極面の少なくとも一方には、銅めっき又は銀めっき
    が施され、該めっきの厚さが10〜20μmであること
    を特徴とする請求項1〜3に記載のガス封入スイッチン
    グ放電管。
  5. 【請求項5】 第二トリガ線の数を第一トリガ線の数よ
    りも多くしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載のガス封入スイッチング放電管。
  6. 【請求項6】 第一トリガ線はメタライズ面から筒体の
    内壁面を軸方向に延びているが、該筒体の中央部までは
    のびておらず、第二トリガ線は筒体の内壁面の中央部を
    軸方向に延びていることを特徴とする請求項5に記載の
    ガス封入スイッチング放電管。
  7. 【請求項7】 第一トリガ線が、一方のメタライズ面か
    ら筒体の内壁面を軸方向に延びたものと、他方のメタラ
    イズ面から筒体の内壁面を軸方向に延びたものとが、互
    いに180度隔てて1対設けられていることを特徴とす
    る請求項6に記載のガス封入スイッチング放電管。
  8. 【請求項8】 1対の第一トリガ線の各々が、近接して
    平行に配置した複数本のトリガ線から成ることを特徴と
    する請求項7に記載のガス封入スイッチング放電管。
  9. 【請求項9】 第一トリガ線の軸方向の長さが、筒体の
    軸方向の長さの1/3以下であることを特徴とする請求
    項6〜8のいずれか1項に記載のガス封入スイッチング
    放電管。
  10. 【請求項10】 第二トリガ線が、180度隔てて1対
    設けられた第一トリガ線の間に略等間隔に複数本形成さ
    れていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項
    に記載のガス封入スイッチング放電管。
  11. 【請求項11】 第二トリガ線の軸方向の長さが、筒体
    の軸方向の長さの1/2以上であることを特徴とする請
    求項6〜10のいずれか1項に記載のガス封入スイッチ
    ング放電管。
  12. 【請求項12】 第一電極の第一電極面又は第二電極の
    第二電極面に複数の凹部を形成したことを特徴とする請
    求項1〜11のいずれか1項に記載のガス封入スイッチ
    ング放電管。
  13. 【請求項13】 複数の凹部がそれぞれ半球形の窪みで
    あることを特徴とする請求項12に記載のガス封入スイ
    ッチング放電管。
  14. 【請求項14】 複数の凹部が0.8mmのピッチで一
    様に配置されていることを特徴とする請求項13に記載
    のガス封入スイッチング放電管。
  15. 【請求項15】 第一電極面と第二電極面とが、互いに
    対称に対向して配置され、これらの電極面の大部分を占
    める中心部が周囲の部分に対して窪んでおり、該窪み部
    に複数の凹部が形成されていることを特徴とする請求項
    13又は14に記載のガス封入スイッチング放電管。
  16. 【請求項16】 筒体がセラミックからなり、第一電極
    及び第二電極が42アロイ等の鉄−ニッケル合金又はコ
    バール等の鉄−ニッケル−コバルト合金からなることを
    特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載のガス
    封入スイッチング放電管。
  17. 【請求項17】 第一電極及び第二電極が筒体にろう付
    けされていることを特徴とする請求項1〜16のいずれ
    か1項に記載のガス封入スイッチング放電管。
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