JPH0722156A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JPH0722156A
JPH0722156A JP16707393A JP16707393A JPH0722156A JP H0722156 A JPH0722156 A JP H0722156A JP 16707393 A JP16707393 A JP 16707393A JP 16707393 A JP16707393 A JP 16707393A JP H0722156 A JPH0722156 A JP H0722156A
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JP
Japan
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spark
electrode
center electrode
center
spark plug
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JP16707393A
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Inventor
Junichi Kagawa
純一 加川
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動に対する破損の可能性が低く、外側電極
に貴金属製の外側火花耐久性向上材を接合するのが容易
で、さらに着火性に優れたスパークプラグ。 【構成】 主体金具2に接合された外側電極5は、L字
形を呈し、端部が中心電極4の中心火花耐久性向上材
(貴金属製)9に対向している。外側電極5の上面(主
体金具2の筒方向の一方の面)には、溶接技術を用いて
外側火花耐久性向上材(貴金属製)6が接合されてい
る。この外側火花耐久性向上材6は、外側電極5の端面
から中心電極4側に、一部突出した状態で外側電極5に
接合され、中心火花耐久性向上材9との間に火花放電ギ
ャップGを形成する。外側電極5は短いため、振動によ
る破損が防がれる。外側電極5と中心電極4とが離れて
いるため、着火性に優れる。外側電極5の上面に外側火
花耐久性向上材6が接合されるため、外側火花耐久性向
上材6の接合が容易に行え、量産性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外側電極に接合された
外側火花耐久性向上材(貴金属製あるいは貴金属合金
製)の端面と、中心電極の側面との間に、火花放電ギャ
ップが形成されるスパークプラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】外側電極に貴金属製あるいは貴金属合金
製の外側火花耐久性向上材を接合した技術として、次の
3つの技術が知られている。 (a)図6に示すように、中心電極110の側面に対向
する外側電極120の端面に、薄いPt−Ir、Pt−
Ni合金などの貴金属製のチップ121(外側火花耐久
性向上材)を溶接によって接合したスパークプラグ10
0。 (b)図7に示すように、中心電極110の側面に対向
する外側電極120の端面に、貴金属製の棒状体122
(外側火花耐久性向上材)をアルゴン溶接によって接合
したスパークプラグ100。 (c)図8に示すように、中心電極110の端面に対向
する外側電極120の側面に、貴金属製のチップ123
(外側火花耐久性向上材)を溶接によって接合したスパ
ークプラグ100。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した3つの技
術では、それぞれ次の不具合を有していた。 (d)まず、上記従来技術(a)で示したスパークプラ
グ100は、外側電極120の端面に、薄い貴金属製の
チップ121(外側火花耐久性向上材)を溶接した後
に、外側電極120を略L字形に曲げる加工を行うと、
外側電極120端面の形状が変形するため、外側電極1
20の長さが不揃いとなって寸法精度が悪くなる。外側
電極120を略L字形に曲げた後に、チップ121を溶
接する場合は、外側電極120の端面がスパークプラグ
100の側方に向くため、チップ121の溶接が困難
で、生産性が悪い。チップ121が薄いため、中心電極
110の側面と外側電極120の端面との距離が短く、
消炎作用が大きくなり、着火性が悪い。特に外側電極1
20が複数設けられるスパークプラグ100では、着火
性の低下が大きくなってしまう。 (e)上記従来技術(b)で示したスパークプラグ10
0は、外側電極120の端面に、貴金属製の棒状体12
2(外側火花耐久性向上材)をアルゴン溶接した後に、
外側電極120を略L字形に曲げる加工を行うと、外側
電極120端面の形状が変形し、同様に外側電極120
の長さが不揃いとなり、寸法精度が悪くなる。外側電極
120を略L字形に曲げた後に、棒状体122を溶接す
る場合は、外側電極120の端面がスパークプラグ10
0の側方に向くため、棒状体122の溶接が困難で、生
産性が悪い。 (f)上記従来技術(c)で示したスパークプラグ10
0は、外側電極120の全長(L1 +L2 )が長く(側
面放電タイプのスパークプラグに比較して)、かつ端部
に貴金属製のチップ123(外側火花耐久性向上材)が
接合されるため、外側電極120の端部の重量が大きく
なる。このため、スパークプラグ100が振動を受ける
と、外側電極120が振動し、外側電極120が破損す
る可能性が側面放電タイプのスパークプラグに比較して
高い。また、従来技術(e)は中心電極にプラス極性の
電源が印加された場合、マイナス極性に比べ放電電圧が
高くなるという欠点を有する。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、振動に対する破損の可能性が低
く、外側電極に外側火花耐久性向上材を接合するのが容
易で、さらに消炎作用が少なく着火性に優れたスパーク
プラグの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、筒状
の主体金具と、この主体金具内に保持される絶縁体と、
この絶縁体によって絶縁保持される軸状に延びた中心電
極と、前記主体金具の端部に設けられ、前記中心電極の
側面に向かって延びる金属性の外側電極と、前記外側電
極の前記中心電極側の端面から前記中心電極側に一部突
出した状態で、前記主体金具の筒方向に向く前記外側電
極の面(筒方向が上方および下方に延びる場合、外側電
極の上面または下面)に接合され、前記中心電極側に突
出した端部と前記中心電極の側面との間に火花放電ギャ
ップを形成する耐火花消耗性に優れた貴金属を用いた棒
状の外側火花耐久性向上材とを具備する技術的手段を採
用する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のスパ
ークプラグにおいて、前記外側電極は、前記主体金具の
端部に1つ、あるいは複数接合して設けられたことを特
徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2のいずれかに記載のスパークプラグにおいて、前記外
側火花耐久性向上材の端面と対向して火花放電ギャップ
を形成する前記中心電極は、耐火花消耗性に優れた貴金
属を用いた棒状の中心火花耐久性向上材で、この火花耐
久性向上材は前記中心電極の棒状金属部の先端に溶接に
よって接合されたことを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2のいずれかに記載のスパークプラグにおいて、前記外
側火花耐久性向上材の端面と対向して火花放電ギャップ
を形成する前記中心電極は、前記中心電極の棒状金属部
の先端側の周囲に設けられた耐火花消耗性に優れた貴金
属を用いた中心火花耐久性向上層で、この中心火花耐久
性向上層は前記中心電極の先端側の周囲に冷間加工技
術、あるいはレーザ溶接などの溶接技術を用いて前記中
心電極の棒状金属部の先端側の周囲に設けられたことを
特徴とする。
【0009】
【発明の作用】中心電極と外側電極との間に高い電圧差
が与えられると、外側電極に接合された外側火花耐久性
向上材の端部と、中心電極の側面との間の火花放電ギャ
ップで、火花放電が発生する。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明は、次の効果を奏する。
外側火花耐久性向上材が、外側電極の筒方向に向く面に
接合される。このため、外側火花耐久性向上材を外側電
極に容易に接合することができる。外側火花耐久性向上
材は、棒状を呈し、一部外側電極より中心電極側に突出
して設けられる。つまり、外側電極の端面と中心電極と
の距離を長くとることができ、外側電極の端面による消
炎作用の影響を小さく抑えることができる。この結果、
スパークプラグの着火性が向上する。外側電極の端面が
中心電極の先端側面と対設する構造のため、外側電極の
長さを短くできる。このため、スパークプラグが振動を
受けても、振動による外側電極の破損の可能性をほとん
ど無くすことができる。
【0011】請求項2の発明は、外側電極が1つ、ある
いは複数主体金具の端部に接合される。これによって、
外側電極が1つのものはもちろん、外側2極以上の複数
極対向型スパークプラグに本発明を適用しても初期の消
炎作用の影響は少なく、着火性の劣化を抑えることがで
きる。
【0012】請求項3の発明は、外側火花耐久性向上材
の端面と対向して火花放電ギャップを形成する中心電極
に、耐火花消耗性に優れた貴金属を用いた棒状の中心火
花耐久性向上材を用いた。これによって、中心電極側の
消耗も小さく抑えられ、メンテナンスフリーのスパーク
プラグを提供することができる。
【0013】請求項4の発明は、外側火花耐久性向上材
の端面と対向して火花放電ギャップを形成する中心電極
の周囲に、耐火花消耗性に優れた貴金属を用いた中心火
花耐久性向上層を設けた。これによって、中心電極側の
消耗も小さく抑えられ、メンテナンスフリーのスパーク
プラグを提供することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明のスパークプラグを、図に示す
一実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1および図2は本発明の実施例
を示すもので、図1はスパークプラグの要部斜視図、図
2はスパークプラグの要部側面図である。スパークプラ
グ1は、大別して、エンジンに固定される筒状の主体金
具2、この主体金具2の内部に保持される絶縁体3、こ
の絶縁体3の内部に絶縁保持される軸状に延びた中心電
極4、主体金具2の端部に接合された略L字形の外側電
極5からなり、外側電極5の上面(主体金具2の筒方向
の一方に向く面で、図1、図2中、上側の面)には、棒
状の外側火花耐久性向上材6が接合されてなる。
【0015】主体金具2は、絶縁体3を保持した状態
で、エンジンに螺合される鉄系金属や、低炭素鋼等の導
電性金属よりなる筒状の金具で、エンジンに螺合される
ネジ部7、このネジ部7をエンジンに締め付けるための
六角ボルト部(図示しない)を備える。
【0016】絶縁体3は、アルミナ等のセラミック焼結
体など、耐熱性に優れた絶縁材料よりなり、中心電極4
を覆って、中心電極4を主体金具2内で絶縁保持する筒
状を呈する。
【0017】中心電極4は、図示しない点火装置から高
電圧が印加される棒状の導電体で、先端の母材8(例え
ばニッケル合金製の内部に銅、銅合金などが封入された
複合電極)の一部が、絶縁体3の端部より突出した状態
で絶縁体3に保持されている。絶縁体3から突出する母
材8の端面には、耐火花消耗性に優れた貴金属(例えば
Pt−Ir合金)を用いた円柱棒状の中心火花耐久性向
上材9が溶接技術を用いて接合されている。
【0018】外側電極5は、主体金具2を介してエンジ
ンに接地される接地電極で、耐熱性および耐腐食性に優
れたニッケル合金やインコネルなどの単体金属性材料、
あるいは内部に熱引きに優れた材料(例えば銅、銅合金
など)が配され、その熱引きに優れた材料を耐熱性およ
び耐腐食性に優れた金属材料で覆った複合電極よりな
り、主体金具2の上端面に電気抵抗溶接などの溶接技術
を用いて接合されている。この外側電極5は、主体金具
2の上端面から上方(図1、図2の上側)に延び、屈曲
後、中心電極4の側面(具体的には中心火花耐久性向上
材9の側面)に向かって延びる略L字形を呈したもの
で、外側電極5の端面が中心電極4(中心火花耐久性向
上材9)の側面に対向して設けられる。なお、外側電極
5の端面と、中心電極4(中心火花耐久性向上材9)の
側面との距離は、火花放電ギャップGに比較してやや長
く設けられている。
【0019】外側火花耐久性向上材6は、耐火花消耗性
に優れた貴金属(例えばプラチナ合金)を用いた四角柱
(断面積が1mm2 以下)の棒状を呈するもので、外側
電極5の上面に溶接技術(例えばレーザ溶接、電子ビー
ム溶接など)によって接合されている。この外側火花耐
久性向上材6は、一端が外側電極5の中心電極4側の端
面から、中心電極4側へ一部突出した状態で、外側電極
5に接合されている。そして、外側火花耐久性向上材6
の端面(中心電極4側へ突出した側の端面)と、中心電
極4(中心火花耐久性向上材9)の側面との間に、火花
放電ギャップGが形成されている。
【0020】〔第1実施例の作動〕次に、上記実施例の
作動を説明する。図示しない点火装置から、中心電極4
に高電圧が印加されると、中心電極4と外側電極5との
間に高い電圧差が生じ、中心電極4(中心火花耐久性向
上材9)の側面と、外側火花耐久性向上材6の端面との
間の火花放電ギャップGで、火花放電が発生する。
【0021】〔第1実施例の効果〕本実施例のスパーク
プラグ1は、外側火花耐久性向上材6が、外側電極5の
上面(主体金具2の筒方向の一方に向く面)に接合され
るため、外側火花耐久性向上材6を外側電極5に容易に
接合することができ、量産性に優れる。外側火花耐久性
向上材6は、棒状を呈し、一部、外側電極5より中心電
極4側(中心火花耐久性向上材9側)に突出して設けら
れる。このため、外側電極5の端面と中心電極4(中心
火花耐久性向上材9)との距離を長くとることができ、
外側電極5の端面による消炎作用の影響を小さく抑える
ことができる。この結果、スパークプラグ1の着火性が
大変優れる。外側電極5の端面が中心電極4(中心火花
耐久性向上材9)の側面に対向するように設けられるた
め、主体金具2から上方に延びる長さL1 を、従来の長
さL1 (図8参照)に比較して短くできるとともに、曲
折後中心電極4側に延びる長さL2 を、従来の長さL2
(図8参照)に比較して短くできる。つまり、外側電極
5の全長を従来に比較して大変短くできるため、スパー
クプラグ1が振動を受けても、振動による外側電極5の
破損の可能性を大変小さくできる。
【0022】火花放電を発生する外側火花耐久性向上材
6と、中心火花耐久性向上材9は、ともに耐火花消耗性
に優れた貴金属材料よりなるため、火花放電ギャップG
で火花放電が繰り返し発生しても、火花放電を発生する
外側火花耐久性向上材6および中心火花耐久性向上材9
の消耗は、大変小さく抑えられる。この結果、スパーク
プラグ1の寿命を大変延ばすことができ、スパークプラ
グ1のメンテナンスが長期に亘って不要になる。
【0023】〔第2実施例の構成〕図3および図4は本
発明の第2実施例を示し、図3はスパークプラグ1の要
部斜視図である。本実施例は、略L字形の外側電極5を
2本用いた外側2極対向タイプのスパークプラグ1で、
各外側電極5の上面には、それぞれ棒状の外側火花耐久
性向上材6が溶接技術によって接合されている。なお、
各外側火花耐久性向上材6の端部は、第1実施例と同
様、各外側電極5の端部から中心電極4(後述する中心
火花耐久性向上層10)に向かって突出して設けられ、
各外側火花耐久性向上材6の端部と中心電極4(後述す
る中心火花耐久性向上層10)との間に火花放電ギャッ
プGを形成している。
【0024】絶縁体3から突出する中心電極4の母材8
の周囲には、中心火花耐久性向上層10が設けられてい
る。この中心火花耐久性向上層10は、外側火花耐久性
向上材6の端面と対向して火花放電ギャップGを形成す
るもので、耐火花消耗性に優れた貴金属(例えば白金合
金)を用いて形成されている。なお、中心火花耐久性向
上層10は、中心電極4の母材8の周囲に、冷間加工技
術、あるいはレーザ溶接、電子ビーム溶接などの溶接加
工技術によって形成されている。
【0025】〔実験例〕次に、本実施例のスパークプラ
グ1(外側2極対向タイプ)と、従来技術によるスパー
クプラグ100(外側2極対向タイプ、図6参照)と
の、エンジン始動初期における着火性の比較を行った。
その実験結果を図4のグラフに示す。このグラフは空燃
比に対する失火度合を示すグラフ(点火限界空燃比特性
図)で、従来のスパークプラグ100は、図4の破線B
に示すように、貴金属製のチップが薄いため、中心電極
4の側面と2つの外側電極5の端面との距離が短く、消
炎作用が大きくなり、着火性が悪い。これに対し、本実
施例のスパークプラグ1は、図4の実線Aに示すよう
に、貴金属製の外側火花耐久性向上材6が長く、かつ外
側電極5の端面から中心電極4側へ突出しているため、
中心電極4の側面と2つの外側電極5の端面との距離が
長く、消炎作用が小さくなり、着火性が大変良い。
【0026】〔第3実施例の構成〕図5は第3実施例を
示すスパークプラグ1の要部斜視図である。本実施例の
スパークプラグ1は、外側電極5の下面(主体金具2の
筒方向の他方に向く面)に、外側火花耐久性向上材6を
溶接技術を用いて接合したものである。なお、本実施例
の外側火花耐久性向上材6には、円柱状(直径1mm以
下)の棒材を用いた。
【0027】〔変形例〕上記の実施例では、外側火花耐
久性向上材の形状を四角柱および円柱状の棒状とした例
を示したが、例えば三角柱、五角柱以上の多角柱など、
外側電極の上面または下面に接合されて、かつ中心電極
4に向かって突出する形状であればどのような形状を用
いても良い。上記実施例で用いた各構成部品の材質は、
実施例の理解を助けるために用いたもので、本発明が実
施例の材質に限定されるものではない。具体的な例を示
すと、外側火花耐久性向上材および中心火花耐久性向上
材(中心火花耐久性向上層)に使用される貴金属材料の
一例として白金を用いた例を示したが、イリジウム、パ
ラジウム、ロジウム、金またはこれらを主体とする合金
など、他の貴金属材料を用いても良い。外側電極の数
を、1つ、および2つ用いた例を示したが、3つ以上用
いても良い。外側電極を略L字形に形成した例を示した
が、主体金具の端部の内周面から中心電極に向けて延ば
す直線状のものを用いても良い。さらに、外側電極を主
体金具と一体のリング状に設け(気中放電またはセミ沿
面放電タイプの外側電極のように設け)、その上面に棒
状の外側火花耐久性向上材を、1つまたは複数接合して
も良い。中心電極の火花が発生する部分に貴金属材料
(中心火花耐久性向上材、中心火花耐久性向上層)を用
いた例を示したが、中心電極に貴金属材料を用いないも
のに本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパークプラグの要部斜視図である(第1実施
例)。
【図2】スパークプラグの要部側面図である(第1実施
例)。
【図3】スパークプラグの要部斜視図である(第2実施
例)。
【図4】点火限界空燃比の特性図である(第2実施
例)。
【図5】スパークプラグの要部斜視図である(第3実施
例)。
【図6】スパークプラグの要部側面図である(従来技
術)。
【図7】スパークプラグの要部側面図である(従来技
術)。
【図8】スパークプラグの要部側面図である(従来技
術)。
【符号の説明】
1 スパークプラグ 2 主体金具 3 絶縁体 4 中心電極 5 外側電極 6 外側火花耐久性向上材 9 中心火花耐久性向上材 10 中心火花耐久性向上層 G 火花放電ギャップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)筒状の主体金具と、 (b)この主体金具内に保持される絶縁体と、 (c)この絶縁体によって絶縁保持される軸状に延びた
    中心電極と、 (d)前記主体金具の端部に設けられ、前記中心電極の
    側面に向かって延びる金属性の外側電極と、 (e)前記外側電極の前記中心電極側の端面から前記中
    心電極側に一部突出した状態で、前記主体金具の筒方向
    に向く前記外側電極の面に接合され、前記中心電極側に
    突出した端部と前記中心電極の側面との間に火花放電ギ
    ャップを形成する耐火花消耗性に優れた貴金属を用いた
    棒状の外側火花耐久性向上材とを具備するスパークプラ
    グ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスパークプラグにおい
    て、 前記外側電極は、前記主体金具の端部に1つ、あるいは
    複数接合して設けられたことを特徴とするスパークプラ
    グ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のいずれかに記載
    のスパークプラグにおいて、 前記外側火花耐久性向上材の端面と対向して火花放電ギ
    ャップを形成する前記中心電極は、耐火花消耗性に優れ
    た貴金属を用いた棒状の中心火花耐久性向上材で、この
    火花耐久性向上材は前記中心電極の棒状金属部の先端に
    溶接によって接合されたことを特徴とするスパークプラ
    グ。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2のいずれかに記載
    のスパークプラグにおいて、 前記外側火花耐久性向上材の端面と対向して火花放電ギ
    ャップを形成する前記中心電極は、前記中心電極の棒状
    金属部の先端側の周囲に設けられた耐火花消耗性に優れ
    た貴金属を用いた中心火花耐久性向上層で、この中心火
    花耐久性向上層は前記中心電極の先端側の周囲に冷間加
    工技術、あるいはレーザ溶接などの溶接技術を用いて前
    記中心電極の棒状金属部の先端側の周囲に設けられたこ
    とを特徴とするスパークプラグ。
JP16707393A 1993-07-06 1993-07-06 スパークプラグ Pending JPH0722156A (ja)

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EP94304930A EP0633638B1 (en) 1993-07-06 1994-07-05 A spark plug for an internal combustion engine and a method of making the same
BR9402227A BR9402227A (pt) 1993-07-06 1994-07-05 Vela de ignição
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JP (1) JPH0722156A (ja)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009187721A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグの製造方法及びスパークプラグ
WO2009131134A1 (ja) 2008-04-23 2009-10-29 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグの製造方法
JP2011003478A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ及びその製造方法

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