JPH0362486A - 高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管 - Google Patents

高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管

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JPH0362486A
JPH0362486A JP19785289A JP19785289A JPH0362486A JP H0362486 A JPH0362486 A JP H0362486A JP 19785289 A JP19785289 A JP 19785289A JP 19785289 A JP19785289 A JP 19785289A JP H0362486 A JPH0362486 A JP H0362486A
Authority
JP
Japan
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discharge
gas
trigger
envelope
flanges
Prior art date
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Pending
Application number
JP19785289A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Kasahara
笠原 正孝
Takashi Takano
隆 高野
Kiyoaki Tanaka
清明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0362486A publication Critical patent/JPH0362486A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高電圧で放電させる高電圧スイッチ素子用ガス
入り放電管に関する。
(従来の技術) ガス入り放電管は電子機器をサージから保護する避雷管
等に用いられる。第5図は避雷管に用いられるガス入り
放電・管の従来例を示す1図で1および2はライン電極
、3a、3bは放電電極、4は外囲器、5は外囲器4の
内壁に設けたトリガ線である。ライン電極1.2は放電
管内に不活性ガスを封入して外囲器4の端面に気密にろ
う付けされる。
前記トリガ線5は外囲器4の内壁にカーボンの1Ilt
iAをひいて形成したもので、放電開始する際の初回の
放電を誘発させるために設けるものである。
すなわち、放電管が最初に放電開始する際は封入ガスが
電離状態になっていない等の理由から放電しにくく、放
電電圧が必然的に高くなるため、トリガ線を設けて放電
を誘発させるようにしている。
またこのトリガ線5は外囲器の内壁に沿って生じる沿面
放電を誘発しやすくするという効果もある。
避雷管等で用いるガス入り放電管ではサージを回避する
ため、たとえば放電開始電圧400v程度で放電させる
ように設計されており、放電電極の電極間間隔1mm 
、外囲器内壁面と放電電極外壁面との間隔1mm 、封
入ガス圧はアルゴンガス250mm11g程度としてい
る。また、トリガ線5は容易にトリガできるように対向
するライン電極にかなり接近する位置までひいている。
ガス入り放電管は放電電極の電極間間隔を大きくし、封
入ガス圧を高くしていくと放電開始電圧を10kV程度
以上にすることが可能である。そして、このような高電
圧での放電電圧を利用して高電圧でスイッチングするス
イッチ素子として利用することが可能となる。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにガス入り放電管を高電圧で作動するスイッ
チ素子として用いる場合は、高電圧下で安定的に放電さ
せる必要があるが、10kV〜20kVもの高電圧で放
電するガス入り放電管を設計する場合は、従来の避雷管
に用いる場合のように低電圧で放電するガス入り放電管
を設計する場合とは異なる新たな問題点が生じる。
すなわち、低電圧で使用するガス入り放電管ではサージ
を回避するため、低電圧で放電しやすく設計されており
、沿面放電をおきやすくしたり、トリガ線を長く設けて
放電をしやすくしているが、高電圧で放電させるガス入
り放電管ではこのように沿面放電がおきたり、放電を誘
発しやすくしたりすると、放電開始電圧が所定の電圧に
達する前に放電してしまい、放電電圧がばらついて安定
的な放電をなし得なくなる。とくに、外囲器に用いられ
るセラミック等は誘電体であるから、電極間に印加され
る電圧が高くなればなるほど沿面放電やトリガが誘発さ
れやすくなるという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなされたもの
であり、その目的とするところは安定的に放電を誘発さ
せることができ、所定の高電圧で安定に放電させること
のできる高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管を提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。
すなわち、内部に高圧力でガスを封入して、筒状の外囲
器の両端にライン電極を気密にろう付けすると共に、ラ
イン電極のフランジの中央部から外囲器内で向かい合わ
せに放電電極を突設し、10kV以上の放電開始電圧で
放電させる高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管であっ
て、前記外囲器の内壁にフランジとの接合部から前記放
電電極の突出長さよりも短いトリガ線を設けたことを特
徴とする。
(作用) 放電開始初期においては、トリガ線が放電を誘発して放
電をしやすくする。また、トリガ線の長さを、フランジ
から突出する放電電極の突出長さよりも短くしたことに
より放電時に発生する沿面放電をなくすことができる。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本発明に係る高電圧スイッチ素子用放電管の
一実施例を示す断面図である。
図で10および12はライン電極で、それぞれのフラン
ジ10a、12aの内面から放電電極10b、12bを
向かい合わせに突出させて成る。
放電電極10b、12bは円柱状にフランジlOa、1
2aから突設され、先端コーナ部は角丸に形成される。
14は前記フランジ10a、12aの外径と同一の外径
の筒状に形成したセラミック製の外囲器である。外囲器
14の両端面にはメタライズを施しさらにニッケルめっ
きを施して、フランジ10a、12aを気密にろう付け
している。
16は外囲器14の内壁に設けたトリガ線である。この
トリガ線18は外囲器12の内壁にカーボン等の細線を
ひいて形成するもので、フランジ10a、12aと外囲
器14との接続部からそれぞれ外囲器14の中央方向へ
ひく。トリガ線の設置位置はとくに限定されないが、放
電電極10b、12bをはさんだ対称位置に設けるのが
ふつうである。第2図は外囲器14に設けたトリガ線1
6位置を示す説明図で、16a、16bはフランジ10
a側に設けたトリガ線、16C,16dはフランジ12
a側に設けたトリガ線を示す1図のようにフランジ10
aと12aとでは90度ずらして設けている。この例は
外囲器14内壁に4本のトリガ線を設けた例であるが、
フランジ10aと128とにそれぞれ1本ずつ、180
度対向させて設ける場合もある。
図示するガス入り放電管は、放電開始電圧を20kVに
設定したもので、放電電極の電極間間隔D=3mm 、
放電電極10b、12bの突出長さ党=6゜5mm、フ
ランジ10a、12aの内面間間隔16mmである。ま
た、封入ガスとしてはクリプトンガスを用い、これを1
5kg/cm2で封入した。
前記トリガ線16は前述したように、長時間にわたって
放電を停止してから再度放電を開始する際、初回の放電
をおこしやすくするためのものである。たとえば、上記
実施例でトリガ線を設けないものでは、初回の放電開始
電圧が27kV程度にまで上昇する。
しかし、いったん放電がおきると次回以降は前回の放電
によって封入ガスが電離する等の理由によって容易に放
電がおきるから、初回以降の放電時には外囲器14の内
壁に沿っての沿面放電がおきないようにする必要がある
。沿面放電がおきると放電電圧が低下して目的とする所
定の放電電圧が得られず、また放電電圧がばらついて安
定しないためである。
従来の避雷管に用いるガス入り放電管では、第5図に示
すように、トリガ線5は対向するライン電極のきわめて
近くまでひいてトリガしやすくしている。トリガ線5の
先端と対向するライン電極との間隔は放電電極の電極間
間隔程度とするのがふつうである。
しかしながら、本実施例のガス入り放電管のように高電
圧で放電させるものでは、このようにトリガ線を長くひ
くと沿面放電が誘発されやすくなって安定な放電ができ
ない。
そこで、ガス入り放電管についてトリガ線の長さを変え
て、その際に沿面放電がどの程度の頻度で発生するかを
実験した。第3図および第4図は放電電圧を20kVと
して沿面放電の発生頻度を測定した結果を示す。
第3図および第4図とも、用いた放電管のサイズは共通
で、放電電極の電極間間隔D=3mm、放電電極10b
、12bの突出長さ11 = 6.5mmである。また
、第3図に示す測定結果はトリガ線を第2図に、示すよ
うに外囲器の内壁に4本設けた放電管について、第4図
に示す測定結果はトリガ線を2本設けた放電管について
のものである。
第3図および第4図の横軸はトリガ線の引き出し長さを
示し、縦軸は沿面放電の発生頻度を示す。
この沿面放電の発生頻度は、放電を周期的におこさせて
そのときの放電電圧を観測して得た。沿面放電が発生す
る場合は20kVよりも明らかに低い電圧で放電するか
ら容易に判定することができる。
第3図の測定結果はトリガ線の長さが放電電極の突出長
さく6.5mm)よりも長い場合には30%〜50X程
度の高い発生頻度となり、放電電極の突出長さよりも短
くなると沿面放電がまったく発生しなくなることを示し
ている。
また、第4図に示す測定結果も、トリガ線の長さを放電
電極の突出長さよりも短くすることによって沿面放電が
まったく発生しなくなることを示している。なお、第3
図と第4図とを比較すると、第4rj!Iの場合のほう
が沿面放電の発生頻度が低くなっているが、これは第4
図の例ではトリガ線の本数が少ないためである。
以上の実験結果は、20kV程度の高電圧で用いるガス
入り放電管ではトリガ線の長さを放電電極の突出長さよ
りも短くすることによって、沿面放電が発生することを
効果的に防止できることを示している。
なお、上記例ではライン電極の双方にトリガ線を設けた
が、設置する際に放電管の正極と負極の方向が決められ
ているような場合は、放電を誘発させる極側にのみトリ
ガ線を設けるようにしてもよい、また、トリガ線は前述
したように初回放電を誘発させるために欠くことができ
ず、実際には1mm以上程度の長さに設けることが望ま
しい。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。
(発明の効果) 本発明に係る高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管は、
外囲器の内壁に所定長さのトリガ線を設けることによっ
て、放電開始時における初回放電を容易に誘発して使用
しやすくするとともに、放電時に沿面放電が発生するこ
とを防止できて、高電圧の安定した放電電圧を得ること
ができる。この結果、高電圧で安定に作用する高電圧用
のスイッチ素子として好適に利用することができる等の
著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る高電圧スイッチ素子用ガス入り放
電管の一実施例を示す断面図、第2図はトリガ線の設置
位置を示す説明図、第3図および第4図は放電管の沿面
放電発生頻度の測定結果を示すグラフ、第5図は避雷管
として用いるガス入り放電管の従来例を示す断面図であ
る。 4・・・外囲器、  5・・・トリガ線、  10.1
2・・・ライン電極、  10a、12a・・・フラン
ジ、  10b、12b・・・放電電極、14−−−外
囲器、 16.16a、16b、16c、16d・・・
トリガ線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、内部に高圧力でガスを封入して、筒状の外囲器の両
    端にライン電極を気密にろう付けすると共に、ライン電
    極のフランジの中央部から外囲器内で向かい合わせに放
    電電極を突設し、10kV以上の放電開始電圧で放電さ
    せる高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管であって、前
    記外囲器の内壁にフランジとの接合部から前記放電電極
    の突出長さよりも短いトリガ線を設けたことを特徴とす
    る高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管。
JP19785289A 1989-07-28 1989-07-28 高電圧スイッチ素子用ガス入り放電管 Pending JPH0362486A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002270329A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Shinko Electric Ind Co Ltd ガス封入スイッチング放電管
KR100854009B1 (ko) * 2001-03-02 2008-08-26 신꼬오덴기 고교 가부시키가이샤 가스 봉입 스위칭 전기 방전관

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