JP2020004679A - 点火プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】点火プラグの不具合を抑制する。【解決手段】点火プラグは、絶縁体と主体金具と中心電極と接地電極とを備えている。絶縁体は、貫通孔と大径部と先端側胴部と後端側胴部とを有している。中心電極は、最も先端側に位置する端点である先端点を形成している。絶縁中心線に垂直な絶縁体の第1断面上において、絶縁体の内周面の中心である第1中心は、絶縁体の外周面の中心である第2中心から離れた位置に配置されている。中心電極の先端点を第1断面上に投影する場合に、第1断面上に投影された先端点は、第1中心よりも第2中心側に配置されている。第1断面上の第1中心と第2中心とを通る直線上の絶縁体の肉厚であって、厚い方の肉厚をA1とし、薄い方の肉厚をA2とする場合に、5.1≦(A1−A2)/((A1+A2)/2)×100≦28.1が満たされている。【選択図】 図1

Description

本明細書は、点火プラグに関する。
従来から、燃料を燃焼させる装置(例えば、内燃機関)における点火に、点火プラグが用いられている。点火プラグとしては、軸線の方向に延びる貫通孔を有する筒状の絶縁体と、絶縁体の外周に配置される筒状の主体金具と、貫通孔の先端側に挿通される中心電極と、を備える点火プラグが、利用されている。また、耐汚損性と耐プレイグニション性に優れる点火プラグを提供するための以下の技術が提案されている。すなわち、中心電極の軸心を絶縁体の軸心からずらすことにより、絶縁体の貫通孔と中心電極との間に、最小間隙xと最大間隙yとを形成する。そして、間隙x、yが、0≦x/y≦0.43の関係を満たすことにより、耐プレイグニション性を改善し、そして、耐汚損性を向上する。
特開2011−34959号公報
近年、点火プラグの細径化が要求されている。点火プラグの細径化に応じて、絶縁体が細径化され得る。絶縁体が細径化される場合、種々の不具合が生じ得る。例えば、絶縁体の細径化によって、絶縁体の肉厚が薄くなる。絶縁体の肉厚が薄い場合、不具合が生じ得る。例えば、絶縁体を意図せず貫通する放電が、生じ得る。
本明細書は、点火プラグの不具合を抑制できる技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
後端側から先端側に向かって延びる貫通孔と、最も外径が大きい部分である大径部と、前記大径部の先端側に接続され前記大径部よりも外径が小さい先端側胴部と、前記大径部の後端側に接続され前記大径部よりも外径が小さい後端側胴部と、を有する筒状の絶縁体と、
前記絶縁体の外周に配置される筒状の主体金具と、
前記貫通孔の先端側に挿通される中心電極と、
前記主体金具に接続されるとともに前記中心電極との間で放電ギャップを形成する接地電極と、
を備える点火プラグであって、
前記中心電極は、最も先端側に位置する端点である先端点を形成し、
前記絶縁体の前記後端側胴部の外周面の中心軸と前記先端側胴部の外周面の中心軸とを通る絶縁中心線に垂直な前記絶縁体の断面であって、前記絶縁体の先端からの距離が1mmである第1断面上において、前記絶縁体の内周面の中心である第1中心は、前記絶縁体の外周面の中心である第2中心から離れた位置に配置され、
前記中心電極の前記先端点を前記第1断面上に投影する場合に、前記第1断面上に投影された前記先端点は、前記第1中心よりも前記第2中心側に配置され、
前記第1断面上の前記第1中心と前記第2中心とを通る直線上の前記絶縁体の肉厚であって、厚い方の肉厚をA1とし、薄い方の肉厚をA2とする場合に、
5.1≦(A1−A2)/((A1+A2)/2)×100≦28.1が満たされる、
点火プラグ。
この構成によれば、中心電極が、最も先端側に位置する端点である先端点を形成しているので、放電は、中心電極の先端点で生じ易い。これにより、着火性を向上できる。さらに、第1断面上において、絶縁体の内周面の第1中心は、絶縁体の外周面の第2中心から離れた位置に配置されているので、第1断面上における絶縁体の肉厚は、周方向の位置に応じて、変化する。そして、第1断面上に投影された中心電極の先端点は、絶縁体の内周面の第1中心よりも絶縁体の外周面の第2中心側に配置されている。すなわち、中心電極のうちの放電が生じ易い先端点は、絶縁体のうちの肉厚が厚い部分の近くに、配置されている。絶縁体の温度が高い場合、絶縁体を貫通する放電が、生じ易い。上記構成では、放電が、絶縁体のうちの肉厚が厚い部分の近くで生じるので、絶縁体のうちの温度が高くなり易い部分は、肉厚が厚い部分である。従って、肉厚が薄い部分の温度が高くなり易い場合と比べて、絶縁体を貫通する放電を、抑制できる。特に、第1断面上における、厚い方の肉厚をA1とし、薄い方の肉厚をA2とする場合に、5.1≦(A1−A2)/((A1+A2)/2)×100≦28.1が満たされる。従って、絶縁体を貫通する放電を、適切に、抑制できる。
[適用例2]
適用例1に記載の点火プラグであって、
前記中心電極の先端面は、前記絶縁中心線に対して斜めに傾斜し、
前記中心電極の前記先端点は、前記先端面上の最も先端側に位置する部分である、
点火プラグ。
この構成によれば、中心電極の形状が複雑化することを抑制しつつ、絶縁体の不具合を抑制できる。
[適用例3]
適用例1または2に記載の点火プラグであって、
前記絶縁中心線に垂直な投影面上に前記点火プラグを投影する場合に、前記投影面上において、前記絶縁中心線から、前記主体金具と前記接地電極との接続領域の重心の位置へ向かう方向を、第1方向とし、前記絶縁中心線から前記第1中心へ向かう方向を、第2方向とする場合に、前記第1方向と前記第2方向とがなす角度は20度以下である、
点火プラグ。
この構成によれば、接地電極上において放電し易い部分が分散されることが抑制されるので、着火性の低下を抑制できる。
[適用例4]
適用例1から3のいずれかに記載の点火プラグであって、
前記絶縁中心線に垂直な前記絶縁体の断面であって前記大径部の中央の位置での断面である第2断面上において、前記絶縁体の内周面の中心である第3中心は、前記絶縁体の外周面の中心である第4中心から離れた位置に配置され、
前記第2断面上の前記第3中心と前記第4中心とを通る直線上の前記絶縁体の肉厚であって、厚い方の肉厚をB1とし、薄い方の肉厚をB2とする場合に、
0.3≦(B1−B2)/((B1+B2)/2)×100≦9.6が満たされる、
点火プラグ。
この構成によれば、絶縁体の大径部における貫通孔の位置の偏りが大きい場合と比べて、大径部の破損を抑制できる。
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、点火プラグや点火プラグを用いた点火装置、その点火プラグを搭載する内燃機関や、その点火プラグを用いた点火装置を搭載する内燃機関等の態様で実現することができる。
一実施形態としての点火プラグ100の断面図である。 (A)は点火プラグ100の部分断面図である。(B)は、絶縁体10の断面図である。 絶縁体10の断面図である。 (A)、(B)は、投影面Sp上に投影された点火プラグ100の概略図である。 点火プラグ100のサンプルの構成と評価結果との対応関係を示す表である。
A.実施形態:
A1.点火プラグの構成:
図1は、一実施形態としての点火プラグ100の断面図である。図中には、点火プラグ100の中心軸CL(「軸線CL」とも呼ぶ)と、点火プラグ100の中心軸CLを含む平らな断面と、が示されている。以下、中心軸CLに平行な方向を「軸線CLの方向」、または、単に「軸線方向」とも呼ぶ。軸線CLを中心とする円の径方向を「径方向」とも呼ぶ。径方向は、軸線CLに垂直な方向である。軸線CLを中心とする円の円周方向を、「周方向」とも呼ぶ。中心軸CLに平行な方向のうち、図1における下方向を先端方向Df、または、前方向Dfと呼び、上方向を後端方向Dfr、または、後方向Dfrとも呼ぶ。先端方向Dfは、後述する端子金具40から中心電極20に向かう方向である。また、図1における先端方向Df側を点火プラグ100の先端側と呼び、図1における後端方向Dfr側を点火プラグ100の後端側と呼ぶ。
点火プラグ100は、後方向Dfr側から前方向Df側に向かって延びる貫通孔12(軸孔12とも呼ぶ)を有する筒状の絶縁体10と、貫通孔12の先端側で保持される中心電極20と、貫通孔12の後端側で保持される端子金具40と、貫通孔12内で中心電極20と端子金具40との間に配置された抵抗体73と、中心電極20と抵抗体73とに接触して電気的に接続する導電性の第1シール部72と、抵抗体73と端子金具40とに接触して電気的に接続する導電性の第2シール部74と、絶縁体10の外周側に固定された筒状の主体金具50と、一端が主体金具50の環状の先端面55に接合されるとともに他端が中心電極20と放電ギャップgを介して対向するように配置された接地電極30と、を有している。
絶縁体10の中央部分には、最も外径が大きい部分である大径部14が形成されている。大径部14の後方向Dfr側には、大径部14の外径よりも小さい外径を有する後端側胴部13が接続されている。大径部14と後端側胴部13との接続部分18では、外径が、後方向Dfrに向かって、徐々に小さくなっている(接続部分18を、縮外径部18とも呼ぶ)。
大径部14の前方向Df側には、大径部14の外径よりも小さい外径を有する先端側胴部15が接続されている。先端側胴部15の前方向Df側には、先端側胴部15の外径よりも小さい外径を有する脚部19が接続されている。脚部19は、絶縁体10の先端を含む部分である。先端側胴部15と脚部19との接続部分16では、外径は、前方向Dfに向かって、徐々に小さくなっている(接続部分16を、縮外径部16、または、段部16とも呼ぶ)。また、先端側胴部15には、縮内径部11が設けられている。縮内径部11の内径は、前方向Dfに向かって、徐々に小さくなっている。
絶縁体10は、機械的強度と、熱的強度と、電気的強度とを考慮して形成されることが好ましい。絶縁体10は、例えば、アルミナを焼成して形成されている(他の絶縁材料も採用可能である)。
本実施形態では、絶縁体10の後端側胴部13のうちの大径部14に接続された部分の外周面13oの形状と、先端側胴部15の外周面15oの形状とは、それぞれ、略円筒状である。図中の中心線CL10は、後端側胴部13の外周面13oの中心軸と先端側胴部15の外周面15oの中心軸とを通る中心線である(以下、絶縁中心線CL10と呼ぶ)。本実施形態では、絶縁中心線CL10は、点火プラグ100の軸線CLと同じである。また、本実施形態では、絶縁体10の貫通孔12は、絶縁中心線CL10に対してずれた位置に形成されている。図1の断面図では、貫通孔12は、右側に偏った位置に、形成されている。また、貫通孔12は、絶縁中心線CL10に対して斜めに傾斜している。絶縁体10がこのような軸孔12を有する理由については、後述する。
中心電極20は、金属製の部材であり、絶縁体10の貫通孔12内の前方向Df側の端部に配置されている。中心電極20は、棒部28を有している。棒部28は、後方向Dfr側の部分である頭部24と、頭部24の前方向Df側に接続された軸部27と、を有している。軸部27の形状は、前方向Df側に向かって延びる略円柱状である。頭部24のうちの前方向Df側の部分は、軸部27の外径よりも大きな外径を有する鍔部23を形成している。鍔部23の前方向Df側の面は、絶縁体10の縮内径部11によって、支持されている。軸部27は、鍔部23の前方向Df側に接続されている。
棒部28は、外層21と、外層21の内周側に配置された芯部22と、を有している。外層21は、芯部22よりも耐酸化性に優れる材料(例えば、ニッケルを主成分として含む合金)で形成されている。ここで、主成分は、含有率(質量パーセント(wt%))が最も高い成分を意味している。芯部22は、外層21よりも熱伝導率が高い材料(例えば、純銅、銅を主成分として含む合金、等)で形成されている。中心電極20のうち後方向Dfr側の一部分は、軸孔12内に配置されている。中心電極20のうち前方向Df側の一部分は、絶縁体10の軸孔12から前方向Df側に露出している。このように、中心電極20は、絶縁体10の貫通孔12の先端側に挿通されている。そして、中心電極20の前方向Df側の一部分は、絶縁体10の先端よりも前方向Df側へ突出している。なお、芯部22は、省略されてもよい。
端子金具40は、後方向Dfr側から前方向Df側に向かって延びる棒状の部材である。端子金具40は、導電性材料を用いて形成されている(例えば、鉄を主成分として含む金属)。端子金具40のうちの前方向Df側の棒状の部分41は、絶縁体10の軸孔12の後方向Dfr側の部分に挿入されている。
絶縁体10の貫通孔12内の抵抗体73は、電気的なノイズを抑制するための部材である。抵抗体73は、例えば、ガラスと導電性材料(例えば、炭素粒子)とセラミック粒子との混合物を用いて形成されている。シール部72、74は、導電性材料(例えば、銅や鉄などの金属粒子)とガラスとの混合物を用いて形成されている。中心電極20は、第1シール部72、抵抗体73、第2シール部74によって、端子金具40に電気的に接続されている。
主体金具50は、軸線CLに沿って延びる貫通孔59を有する筒状の部材である。本実施形態では、主体金具50の中心軸は、軸線CLと同じである。主体金具50の貫通孔59には、絶縁体10が挿入され、主体金具50は、絶縁体10の外周に固定されている。主体金具50は、導電材料(例えば、主成分である鉄を含む炭素鋼等の金属)を用いて形成されている。絶縁体10の前方向Df側の一部は、貫通孔59の外に露出している。また、絶縁体10の後方向Dfr側の一部は、貫通孔59の外に露出している。
主体金具50は、工具係合部51と、中胴部54と、先端側胴部52と、を有している。工具係合部51は、点火プラグ用のレンチ(図示せず)が嵌合する部分である。中胴部54は、工具係合部51よりも前方向Df側に配置され、径方向外側に張り出したフランジ状の部分である。中胴部54の前方向Df側の面54fは、座面であり、内燃機関のうちの取付孔を形成する部分である取り付け部(例えば、エンジンヘッド)とのシールを形成する。先端側胴部52は、中胴部54の前方向Df側に接続された部分であり、主体金具50の先端面55を含む部分である。先端側胴部52の外周面には、図示しない内燃機関の取付孔に螺合するための雄ねじが形成された部分であるネジ部57が設けられている。
主体金具50の先端側胴部52には、径方向の内側に向かって張り出した支持部56が形成されている。支持部56の後方向Dfr側の面56r(後面56rとも呼ぶ)では、内径が、前方向Dfに向かって、徐々に小さくなる。支持部56の後面56rと、絶縁体10の縮外径部16と、の間には、先端側パッキン8が挟まれている。支持部56は、パッキン8を介して間接的に、絶縁体10の段部16を支持している。
主体金具50の工具係合部51より後端側には、主体金具50の後端を形成するとともに工具係合部51と比べて薄肉の部分である後端部53が形成されている。また、中胴部54と工具係合部51との間には、中胴部54と工具係合部51とを接続する接続部58が形成されている。接続部58の肉厚は、中胴部54と工具係合部51とのそれぞれの肉厚と比べて、薄い。主体金具50の工具係合部51から後端部53にかけての内周面と、絶縁体10の縮外径部18の後方向Dfr側の部分の外周面との間には、円環状のリング部材61、62が挿入されている。さらに、これらのリング部材61、62の間には、タルク70の粉末が充填されている。点火プラグ100の製造工程において、後端部53が内側に折り曲げられて加締められると、接続部58が変形し、この結果、主体金具50と絶縁体10とが固定される。タルク70は、この加締め工程の際に圧縮され、主体金具50と絶縁体10との間の気密性が高められる。また、パッキン8は、絶縁体10の縮外径部16と主体金具50の支持部56との間で押圧され、そして、主体金具50と絶縁体10との間をシールする。
接地電極30は、金属製の部材であり、棒状の本体部37を有している。本体部37の端部33(基端部33とも呼ぶ)は、主体金具50の先端面55に抵抗溶接で接合されている。本体部37は、主体金具50に接合された基端部33から先端方向Dfに向かって延び、中心軸CLに向かって曲がり、軸線CLに交差する方向に延びて、先端部34に至る。接地電極30の先端部34と、中心電極20とは、放電ギャップgを形成している。
本体部37は、外層31と、外層31の内周側に配置された内層32と、を有している。外層31は、内層32よりも耐酸化性に優れる材料(例えば、ニッケルを主成分として含む合金)で形成されている。内層32は、外層31よりも熱伝導率が高い材料(例えば、純銅、銅を主成分として含む合金、等)で形成されている。なお、内層32は、省略されてもよい。
図2(A)は、点火プラグ100の前方向Df側の一部分の絶縁中心線CL10を含む部分断面図である。この部分断面図では、接地電極30の内部構成の図示と、中心電極20の内部構成の図示と、が省略されている。図中では、絶縁中心線CL10は、縦線で示されている。本実施形態では、絶縁体10の脚部19内において、貫通孔12は、絶縁中心線CL10に対して斜めに傾斜している。貫通孔12の絶縁中心線CL10からのズレは、前方向Dfに向かって、徐々に大きくなっている。図2(A)の断面図においては、貫通孔12のうち、前方向Df側の部分は、後方向Dfr側の部分と比べて、右側に位置している。
中心電極20の先端点20fは、中心電極20のうちの最も前方向Df側に位置する端点である。本実施形態では、中心電極20の形状は、略円柱状である。この中心電極20は、貫通孔12に沿って延びるように、配置されている。中心電極20は、貫通孔12と同様に、絶縁中心線CL10に対して斜めに傾斜している。中心電極20の前方向Df側の端面である先端面20fsは、絶縁中心線CL10に垂直ではなく、絶縁中心線CL10に対して斜めに傾斜している。図2(A)の断面図では、先端面20fsのうち、左側の部分が、右側の部分と比べて、前方向Df側に位置している。先端点20fは、先端面20fs上の最も前方向Df側に位置する部分である。このような先端点20fは、先端面20fsの縁に位置している。本実施形態では、接地電極30のうちの放電ギャップgを形成する先端部34は、中心電極20の前方向Df側に配置されている。従って、中心電極20のうち、接地電極30に最も近い部分は、この先端点20fである。放電は、先端点20fを通る経路(例えば、経路PT)で、生じ易い。このように、中心電極20のうち、放電経路の端を形成し易い部分は、面ではなく、小さい部分である先端点20fである。従って、中心電極20上において、放電経路の端を形成し易い部分が広い面上に分散している場合と比べて、放電は、生じ易い。この結果、着火性を向上できる。
図2(A)の断面図において、接地電極30の先端部34の後方向Dfr側の面である後面30rsは、中心電極20の先端面20fsの前方向Df側に配置され、そして、先端面20fsに対向している。本実施形態では、後面30rsは、絶縁中心線CL10に垂直な面である。接地電極30の端面30eは、棒状の接地電極30の両端面のうち、主体金具50に接続された端面とは反対側の端面である。部分30rは、後面30rsと端面30eとが接続された角であり、後面30rsの縁である(縁部30rとも呼ぶ)。本実施形態では、図2(A)の断面図において、接地電極30の縁部30rは、絶縁中心線CL10を基準として、中心電極20の先端点20fと同じ側(図2(A)では絶縁中心線CL10の左側)に位置している。このように、接地電極30の縁部30rが、中心電極20の先端点20fの近くに配置されている。一般的に、放電は、電極の尖った部分で生じ易い。従って、本実施形態では、放電は、中心電極20の先端点20fと接地電極30の縁部30rとを結ぶ経路PTで生じ易い。
図2(B)は、絶縁体10の断面図である。図中には、絶縁体10の第1断面CS1が示されている。第1断面CS1は、絶縁中心線CL10に垂直な断面である。また、第1断面CS1(図2(A))は、絶縁体10の先端10fから後方向Dfr側へ向かう距離D1が1mmである位置における断面である。
図2(B)の第1断面CS1上において、内周面S1は、絶縁体10の内周面であり、貫通孔12を形成する面である。外周面S2は、絶縁体10の外周面である。第1断面CS1上において、内周面S1と外周面S2とのそれぞれの形状は、略円形状である。第1中心C1は、内周面S1の中心である。第2中心C2は、外周面S2の中心である。図示するように、第1断面CS1上において、第1中心C1は、第2中心C2から離れた位置に配置されている。
図中の第1直線L1は、第1断面CS1上における中心C1、C2を通る直線である。肉厚A1、A2は、第1直線L1上の絶縁体10の肉厚である。すなわち、肉厚A1、A2は、第1直線L1のうち絶縁体10に重なる部分の長さである。第1肉厚A1は、厚い方の肉厚であり、第2肉厚A2は、薄い方の肉厚である。第1中心C1は、第2中心C2から離れた位置に配置されているので、第1肉厚A1は、第2肉厚A2とは異なっている(A1>A2)。このような肉厚の不均等さの度合い、すなわち、中心C1、C2のずれの度合いは、例えば、以下の第1ずれ度合いAxを用いて、評価可能である。
Ax=(A1−A2)/((A1+A2)/2)×100
第1ずれ度合いAxは、平均肉厚((A1+A2)/2)に対する、肉厚差(A1−A2)の割合である(単位は、%)。第1ずれ度合いAxが大きいほど、肉厚の不均等さの度合いは大きい。
図2(B)中の先端点20fは、先端点20fを絶縁中心線CL10に平行に移動させて第1断面CS1上に投影する場合の先端点20fの位置を示している。第1断面CS1上に投影された先端点20fは、第1中心C1よりも第2中心C2側に位置している。図中の垂直線L1xは、第1中心C1を通り、第1直線L1に垂直な直線である。第1断面CS1を含む平面をこの垂直線L1xで2つの領域AR1、AR2に区分する場合に、第2中心C2を含む領域AR1に先端点20fが含まれる場合に、先端点20fは第1中心C1よりも第2中心C2側に位置している。図中の方向Dbは、第1断面CS1上において、絶縁中心線CL10から第1中心C1へ向かう方向である。図2(B)の例では、中心電極20の先端点20fは、絶縁中心線CL10を基準として、方向Dbとは反対の方向側に位置している。
絶縁体10の温度は、放電によって生じる火炎からの熱によって、上昇する。絶縁体10の温度が高い場合には、絶縁体10を貫通する放電が生じ易い。例えば、図2(A)に示す仮想経路PTxのように、絶縁体10の脚部19を貫通して主体金具50と中心電極20とを結ぶ経路で、放電が生じ得る。本実施形態では、放電は、中心電極20の先端点20fの近傍で生じるので、火炎は、先端点20fの近傍で拡がりやすい。そして、絶縁体10のうち、先端点20fに近い部分の温度が、高くなり易い。例えば、図2(A)の実施形態では、絶縁体10のうち、先端点20fに近い左側の部分の温度は、先端点20fから遠い右側の部分の温度と比べて、高くなり易い。
図2(B)の断面図において、仮に、第1中心C1が第2中心C2と同じである場合には、絶縁体10の肉厚は、周方向の位置によらずおおよそ同じであり、具体的には、肉厚A1、A2の平均((A1+A2)/2)とおおよそ同じである。本実施形態では、絶縁体10のうちの先端点20fに近い部分の肉厚A1は、第1中心C1が第2中心C2と同じである場合の仮の肉厚と比べて、厚い。従って、絶縁体10のうちの先端点20fに近い部分の温度が高い場合であっても、絶縁体10を貫通する放電は抑制される。
また、上述したように、中心電極20の先端面20fsは、絶縁中心線CL10に対して斜めに傾斜している。従って、中心電極20の形状が複雑化することを抑制しつつ、中心電極20は、先端点20fを形成できる。この結果、簡単な構成の中心電極20を用いることによって、絶縁体10を貫通する放電を抑制できる。
図3は、絶縁体10の絶縁中心線CL10を含む断面図である。図中の外周面14oは、大径部14の外周面である。絶縁中心線CL10に垂直な断面上では、大径部14の外周面14oの形状は、略円形状である。このような断面上において、大径部14の外径は、絶縁体10の他の部分の外径よりも、大きい。
図中には、大径部14の先端14fと後端14rとが、示されている。先端14fは、大径部14の前方向Df側の端であり、後端14rは、大径部14の後方向Dfr側の端である。中央位置14mは、大径部14の中央の位置であり、後端14rから先端14fまでの範囲を二等分する位置である。図3の右部には、絶縁体10の第2断面CS2が示されている。第2断面CS2は、絶縁中心線CL10に垂直な絶縁体10の断面であって大径部14の中央の位置14mでの断面である。
第2断面CS2上において、内周面14iは、絶縁体10の内周面であり、貫通孔12を形成する面である。外周面14oは、絶縁体10の外周面である。第2断面CS2上において、内周面14iと外周面14oとのそれぞれの形状は、略円形状である。第3中心C3は、内周面14iの中心である。第4中心C4は、外周面14oの中心である。図示するように、第1断面CS1上において、第3中心C3は、第4中心C4から離れた位置に配置されている。
第2直線L2は、第2断面CS2上における中心C3、C4を通る直線である。肉厚B1、B2は、第2直線L2上の絶縁体10の肉厚である。すなわち、肉厚B1、B2は、第2直線L2のうち絶縁体10に重なる部分の長さである。第1肉厚B1は、厚い方の肉厚であり、第2肉厚B2は、薄い方の肉厚である。第3中心C3は、第4中心C4から離れた位置に配置されているので、第1肉厚B1は、第2肉厚B2とは異なっている(B1>B2)。このような肉厚の不均等さの度合い、すなわち、中心C3、C4のずれの度合いは、例えば、以下の第2ずれ度合いBxを用いて、評価可能である。
Bx=(B1−B2)/((B1+B2)/2)×100
第2ずれ度合いBxは、平均肉厚((B1+B2)/2)に対する、肉厚差(B1−B2)の割合である(単位は、%)。第2ずれ度合いBxが大きいほど、肉厚の不均等さの度合いは大きい。
図4(A)、図4(B)は、投影面Sp上に投影された点火プラグ100の概略図である。この投影面Spは、絶縁中心線CL10に垂直な面である。各図中には、点火プラグ100を絶縁中心線CL10に平行に移動させて投影面Sp上に投影する場合の投影された点火プラグ100の一部が示されている。具体的には、主体金具50の先端面55と、絶縁体10の第1断面CS1(図2(B))と、接地電極30と、が示されている。ハッチングで示された接続領域350は、接地電極30の基端部33と主体金具50の先端面55とが互いに接続された部分を示している。本実施形態では、接地電極30の断面形状は、矩形状である。接続領域350の形状は、接地電極30の断面の形状と、おおよそ同じである。図中の重心350cは、接続領域350の重心である。なお、領域の重心は、領域内に質量が均等に分布していると仮定した場合の重心の位置である。
第1方向Daは、投影面Sp上で、絶縁中心線CL10から重心350cへ向かう方向である。第2方向Dbは、投影面Sp上で、絶縁中心線CL10から第1中心C1へ向かう方向である。角度Angは、第1方向Daと第2方向Dbとがなす角度である。図4(A)は、角度Angが小さい場合を示し、図4(B)は、角度Angが大きい場合を示している。
接地電極30は、接続領域350から、第1方向Daとは反対の方向に、延びている。また、図2(A)に示すように、接地電極30は、中心電極20の先端面20fsに対向する面である後面30rsを形成している。図4(A)等に示すように、この面30rsは、絶縁中心線CL10と交差する面である。従って、接地電極30の縁部30rは、絶縁中心線CL10を基準として、第1方向Daとは反対の方向側に位置している。中心電極20の先端点20fは、絶縁中心線CL10を基準として、第2方向Dbとは反対の方向側に位置している。従って、図4(A)のように角度Angが小さい場合には、接地電極30の縁部30rは、中心電極20の先端点20fの近くに配置される。図4(B)のように角度Angが大きい場合には、接地電極30の縁部30rは、中心電極20の先端点20fから遠い位置に配置され、後面30rsが、先端点20fに対向する。
図4(A)のように角度Angが小さい場合には、接地電極30上において放電経路の端を形成し易い部分は、小さい縁部30rである。一方、図4(B)のように角度Angが大きい場合には、接地電極30上において放電経路の端を形成し易い部分は、後面30rs上で分散され得る。このように、角度Angが小さいほど、接地電極30上で放電し易い部分が分散されることが抑制されるので、着火性の低下を抑制できる。
なお、絶縁体10の製造方法としては、種々の方法を採用可能である。例えば、成形型を用いて未焼成の成形体を成形し、そして、その成形体を焼成することによって、絶縁体10が製造されてよい。成形型としては、絶縁体10の外周面を形成するための第1成形型と、貫通孔12を形成するための棒状の第2成形型と、が用いられてよい。そして、第1成形型に対する第2成形型の位置を、第1成形型の絶縁中心線CL10に対応する軸線を中心とする位置からずらすことによって、未焼成の絶縁体10が成形されてよい。例えば、第2成形型は、絶縁中心線CL10に対応する軸線に対して傾斜するように配置されてよい。このように、成形型を用いることによって、図2(B)に示す第1断面CS1上において不均等な肉厚を有する絶縁体10を成形することができる。このように成形型を用いる場合、絶縁体10は、図3に示す第2断面CS2上においても不均等な肉厚を有し得る。点火プラグ100の他の部分の製造方法としては、公知の方法を採用してよい。
B.評価試験:
図5は、点火プラグ100のサンプルの構成と評価結果との対応関係を示す表TBである。この表TBは、サンプルの番号と、第1ずれ度合いAxと、第2ずれ度合いBxと、角度Ang(単位は、度(図4))と、耐電圧の評価結果R1と、抗圧強度の評価結果R2と、着火性の評価結果R3と、の対応関係を示している。この評価試験では、第1ずれ度合いAxと第2ずれ度合いBxと角度Angとの組み合わせが互いに異なる15種類のサンプルが、評価された。各サンプルの主体金具50のネジ部57の呼び径は、M8である。
耐電圧試験の概要は、以下の通りである。1番〜15番のサンプルを10本ずつ準備し、準備した各サンプルを排気量0.66Lの4気筒DOHCエンジンに組付けた上で、回転速度3200rpmで10分に亘ってエンジンを動作させた。そして、10本のサンプルのうち絶縁体10の先端部(ここでは、脚部19)に放電による貫通が確認されなかったサンプルの総数を、耐電圧の評価結果R1の点数として採用した。例えば、10本のうち3本のサンプルに貫通が確認された場合、評価結果R1は「7」である。このように、評価結果R1の点数が高いほど、耐電圧性能が良好である。
抗圧強度試験の概要は、以下の通りである。硬質ファイバーを介して各サンプルの大径部14を圧縮した。そして、目視で大径部14を観察し、破壊もしくはクラックが確認されたときの圧縮荷重を測定した(単位は、MPa)。この圧縮荷重を、抗圧強度の評価結果R2として採用した。このように、評価結果R2(圧縮荷重)が大きいほど、強度は良好である。なお、硬質ファイバーとしては、2.0tの硬質ファイバーを利用し、圧縮速度は、5mm/minとした。
着火性試験の概要は、以下の通りである。1番〜15番のサンプルを12本ずつ準備した。また、排気量2000ccの6気筒のDOHCガソリンエンジンを有する試験用自動車を準備した。この試験用自動車のエンジンに、12本のサンプルのうちの6本を、組み付けた。そして、空燃比(A/F)が23.6である条件下で60km/hの速度に相当する運転状態(具体的には、回転速度2000rpm)で、エンジンを運転した。各サンプルの1000回の放電用電圧の印加に対する失火の回数を数えた。このような試験を2回行うことによって、12本のサンプルが試験された。そして、12本のサンプルのうち失火回数が10回以上であるサンプルの総数である失火サンプル数Nsが、特定された。着火性の評価結果R3の点数は、失火サンプル数Nsを用いて、以下のように決定された。
Ns:R3
0:10
1: 9
2: 8
3: 7
4: 6
5: 5
6: 4
7: 3
8: 2
9: 1
10: 1
11: 1
12: 1
このように、評価結果R3の点数が大きいほど、着火性は良好である。
なお、本評価試験で用いられた点火プラグ100では、絶縁体10の外面には、釉薬は塗布されていない。なお、絶縁体の外面には、釉薬が塗布されてもよい。この場合、肉厚A1、A2、B1、B2(ひいては、ずれ度合いAx、Bx)の特定は、釉薬を剥がした状態の絶縁体を用いて、特定される。
絶縁体10の先端部の耐電圧の評価結果R1は、絶縁体10の先端部の肉厚の偏りの度合いを示す第1ずれ度合いAxから大きな影響を受ける。試験されたサンプルの第1ずれ度合いAxは、小さい順に、4.5、5.1、10.5、12.3、13.2、16.4、20.9、25.6、26.0、28.1、30.2であった。第1ずれ度合いAxと評価結果R1とサンプル番号との関係を、第1ずれ度合いAxの小さい順に並べると、以下の通りである。
Ax=4.5:R1=5:7番
Ax=5.1:R1=6:5番
12、13、4、11、3、10、2、9、14、8番については、Axは10.5以上26.0以下であり、R1は6以上10以下である。
Ax=28.1:R1=6:1番、15番
Ax=30.2:R1=5:6番
第1ずれ度合いAxが4.5である場合、評価結果R1は5以下であった。このように、第1断面CS1(図2(B))上における絶縁体10の肉厚の偏りが小さい場合に耐電圧性能が低くなる理由は、以下のように推定される。すなわち、肉厚の偏りが小さい場合、厚い部分の肉厚A1が十分ではないので、絶縁体10の脚部19を貫通する放電が生じ易い。
第1ずれ度合いAxが30.2である場合、評価結果R1は、5であった。このように、肉厚の偏りが大きい場合に耐電圧性能が低くなる理由は、以下のように推定される。すなわち、肉厚の偏りが大きい場合、薄い部分の肉厚A2が薄すぎるので、絶縁体10の薄い部分を貫通する放電が生じ易い。
6以上の良好な評価結果R1を実現した第1ずれ度合いAxは、5.1、10.5、12.3、13.2、16.4、20.9、25.6、26.0、28.1であった。第1ずれ度合いAxの好ましい範囲を、上記の9個の値を用いて定めてもよい。具体的には、9個の値のうちの任意の値を、第1ずれ度合いAxの好ましい範囲の下限として採用してよい。例えば、第1ずれ度合いAxは、5.1以上であってよい。また、これらの値のうち下限以上の任意の値を、第1ずれ度合いAxの上限として採用してもよい。例えば、第1ずれ度合いAxは、28.1以下であってよい。第1ずれ度合いAxが好ましい範囲内である場合、絶縁体10を貫通する放電を適切に抑制できる。
図1、図2(A)、図2(B)の点火プラグ100では、中心電極20が、最も先端側に位置する端点である先端点20fを形成している。従って、中心電極20上において、放電経路の端を形成し易い部分が広い面上に分散している場合と比べて、放電は、生じ易い。この結果、着火性を向上できる。さらに、第1断面CS1(図2(B))上において、絶縁体10の内周面S1の第1中心C1は、絶縁体10の外周面S2の第2中心C2から離れた位置に配置されているので、第1断面CS1上における絶縁体10の肉厚は、周方向の位置に応じて、変化する。そして、第1断面CS1上に投影された中心電極20の先端点20fは、絶縁体10の内周面S1の第1中心C1よりも絶縁体10の外周面S2の第2中心C2側に配置されている。すなわち、中心電極20のうちの放電が生じ易い先端点20fは、絶縁体10のうちの肉厚が厚い部分の近くに、配置されている。絶縁体10の温度が高い場合、絶縁体10を貫通する放電が、生じ易い。上記構成では、放電が、絶縁体のうちの肉厚が厚い部分の近くで生じるので、絶縁体のうちの温度が高くなり易い部分は、肉厚が厚い部分である。従って、肉厚が薄い部分の温度が高くなり易い場合と比べて、絶縁体10を貫通する放電を、抑制できる。特に、第1ずれ度合いAxが上記の好ましい範囲内である場合(例えば、5.1≦(A1−A2)/((A1+A2)/2)×100≦28.1)、絶縁体を貫通する放電を、適切に、抑制できる。
絶縁体10の大径部14の抗圧強度の評価結果R2は、絶縁体10の大径部14の肉厚の偏りの度合いを示す第2ずれ度合いBxから大きな影響を受ける。試験されたサンプルの第2ずれ度合いBxは、小さい順に、0.3、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、9.6、12.5であった。図5に示すように、第2ずれ度合いBxが小さいほど、評価結果R2は良好であった。例えば、最小の第2ずれ度合いBx(0.3)を有する12番の評価結果R2は、最も大きい10であった。最大の第2ずれ度合いBx(12.5)を有する14番の評価結果R2は、最も小さい5であった。このように、第2ずれ度合いBxが小さいほど評価結果R2が良好である理由は、第2ずれ度合いBxが大きい場合には、大径部14の肉厚の偏りが大きいので、肉厚が薄い部分が破損し易いからである。
6以上の良好な評価結果R2を実現した第2ずれ度合いBxは、0.3、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、9.6であった。第2ずれ度合いBxの好ましい範囲を、上記の7個の値を用いて定めてもよい。具体的には、7個の値のうちの任意の値を、第2ずれ度合いBxの好ましい範囲の上限として採用してよい。例えば、第2ずれ度合いBxは、9.6以下であってよい。また、これらの値のうち上限以下の任意の値を、第2ずれ度合いBxの下限として採用してもよい。例えば、第2ずれ度合いBxは、0.3以上であってよい。なお、大径部14の強度は、第2ずれ度合いBxが小さいほど、大きいと推定される。従って、第2ずれ度合いBxは、ゼロ以上であってよい。
第2ずれ度合いBxが上記の好ましい範囲内である場合、点火プラグ100の製造時に絶縁体10の大径部14が破損することを抑制できる。また、点火プラグ100が取り付けられた内燃機関の運転に起因して(例えば、振動に起因して)絶縁体10が破損することを抑制できる。なお、実際の点火プラグ100の製造工程では、絶縁体10の大径部14に作用する荷重が、抗圧強度試験での荷重と比べて小さい場合がある。また、実際の内燃機関では、絶縁体10の大径部14に作用し得る荷重が、抗圧強度試験での荷重と比べて小さい場合がある。絶縁体が破損しにくい条件下で、点火プラグが製造され、そして、利用される場合、第2ずれ度合いBxは、上記の好ましい範囲外であってよい。例えば、第2ずれ度合いBxは、9.6を超えてもよい。
着火性の評価結果R3は、接地電極30の配置を示す角度Angから大きな影響を受ける。試験されたサンプルの角度Angは、以下のいずれかの範囲内であった。
1)5度以下
2)6度以上10度以下
3)11度以上15度以下
4)16度以上20度以下
5)21度以上
そして、角度Angが小さいほど、評価結果R3は良好であった。この理由は、以下の通りである。図4(A)、図4(B)で説明したように、角度Angが小さい場合には、接地電極30上において放電経路の端を形成し易い縁部30rが、中心電極20の先端点20fの近くに配置される。この結果、放電は生じ易く、着火性を向上できる。
また、6以上の評価結果R3を実現した角度Angの範囲は、「5度以下」、「6度以上10度以下」、「11度以上15度以下」、「16度以上20度以下」であった。角度Angの好ましい範囲を、これらの4個の範囲を用いて定めてもよい。具体的には、4個の範囲のそれぞれの境界値(すなわち、上限と下限)のうちの任意の値を、角度Angの好ましい範囲の上限として採用してよい。例えば、角度Angは、20度以下であってよい。また、上記の境界値のうち上限以下の任意の値を、角度Angの下限として採用してもよい。例えば、角度Angは、5度以上であってよい。なお、着火性は、角度Angが小さいほど、良好であると推定される。従って、角度Angは、ゼロ以上であってよい。
なお、実際の内燃機関の運転条件は、上記の着火性試験での運転条件と比べて、着火が容易な条件であり得る。着火が容易である条件下で点火プラグが利用される場合、角度Angは、上記の好ましい範囲外であってよい。例えば、角度Angは、20度を超えてもよい。
B.変形例:
(1)中心電極20の構成は、図2(A)、図2(B)等で説明した構成に代えて、他の種々の構成であってよい。例えば、図2(B)の第1断面CS1上において、先端点20fは、第2中心C2よりも第2方向Db側に位置してもよい。この場合も、先端点20fが、第1中心C1よりも第2中心C2側に配置されていれば、絶縁体10を貫通する放電を抑制できる。絶縁体10を貫通する放電を抑制するためには、第1断面CS1上において、先端点20fは、第2中心C2を基準として、第2方向Dbとは反対の方向側に位置していることが、好ましい。
また、中心電極の先端は、針の先端のように尖っていてもよい。この場合、中心電極の尖った先端が、最も前方向Df側に位置する端点である先端点を形成する。また、中心電極20の棒部28の前方向Df側の端部には、棒部28よりも放電に対する耐久性に優れる材料(例えば、イリジウム(Ir)、白金(Pt)等の貴金属)を用いて形成されたチップが、接合されてよい。この場合、チップの前方向Df側の端が、中心電極のうちの最も前方向Df側に位置する端点である先端点を形成する。
(2)接地電極30の構成は、図2(A)等で説明した構成に代えて、他の種々の構成であってよい。例えば、接地電極30の全体が、絶縁中心線CL10とは交わらない位置に配置されてもよい。また、後面30rsは、絶縁中心線CL10に垂直ではなく、絶縁中心線CL10に対して斜めに傾斜していてもよい。この場合、後面30rsのうち、縁部30rに近い部分は、縁部30rから遠い部分と比べて、後方向Dfr側に位置していることが好ましい。この構成によれば、縁部30rは、後面30rsのうちの最も後方向Dfr側の部分であり得る。このような縁部30rは、接地電極30のうちの中心電極20の先端点20fに最も近い部分であり得る。従って、中心電極20の先端点20fと接地電極30の縁部30rとを結ぶ放電経路PTは、中心電極20と接地電極30とを結ぶ最短の経路であり得る。この結果、放電は、中心電極20の先端点20fと接地電極30の縁部30rとを結ぶ経路PTで生じ易い。このように、接地電極30のうち、放電経路の端を形成し易い部分は、面ではなく、小さい部分である縁部30rである。従って、接地電極30上において、放電経路の端を形成し易い部分が広い面上に分散している場合と比べて、放電は、生じ易い。この結果、着火性を向上できる。また、本体部37の後面30rs上に、本体部37よりも放電に対する耐久性に優れる材料(例えば、イリジウム(Ir)、白金(Pt)等の貴金属)を用いて形成されたチップが、接合されてよい。そして、接地電極のチップと中心電極20とが、放電ギャップを形成してよい。
(3)絶縁体10の構成は、図2(A)、図2(B)、図3等で説明した構成に代えて、他の種々の構成であってよい。例えば、絶縁体10の絶縁中心線CL10は、点火プラグ100の中心軸CLとは異なっていてもよい。例えば、絶縁体10の先端と後端との間において、絶縁中心線CL10は、中心軸CLから離れていてもよい。また、第2断面CS2(図3)上において、内周面14iの第3中心C3は、外周面14oの第4中心C4と同じ位置に配置されてよい。上記の好ましい範囲内の第1ずれ度合いAxと、上記の好ましい範囲内の小さい第2ずれ度合いBxと、を有する絶縁体の構成としては、種々の構成を採用可能である。例えば、絶縁体は、絶縁中心線に対して傾斜する貫通孔を形成してよい。絶縁体の形成に、絶縁体の外周面を形成するための第1成形型と、貫通孔を形成するための棒状の第2成形型と、が用いられる場合、第2成形型を第1成形型の絶縁中心線に対応する軸線に対して傾斜するように配置することによって、絶縁体が成形されてよい。
(4)点火プラグの構成は、上記の各実施形態と各変形例との構成に代えて、他の種々の構成であってよい。例えば、先端側パッキン8(図1)は、省略されてよい。すなわち、主体金具50の支持部56は、絶縁体10の段部16に接触することによって、直接的に、段部16を支持してよい。また、絶縁体10の軸孔12内の端子金具40と中心電極20との間に、磁性体が配置されてよい。また、中心電極の全体が、絶縁体の貫通孔内に配置されてもよい。また、主体金具50のネジ部57の呼び径は、M8に代えて他の径であってよい。図5で説明したように、ネジ部57の呼び径がM8であるような細い点火プラグを用いる場合、第1ずれ度合いAxが上記の好ましい範囲内であれば、絶縁体10を貫通する放電を適切に抑制できる。ネジ部57の呼び径がM8以上である場合(例えば、M8以上、M18以下)、絶縁体の肉厚を厚くできるので、第1ずれ度合いAxが上記の好ましい範囲内であれば、絶縁体を貫通する放電を適切に抑制できる。また、実際の内燃機関の運転条件は、適切な放電が容易な条件であり得る。従って、第1ずれ度合いAxの好ましい範囲は、M8よりも小さい呼び径の点火プラグに適用されてよい。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
8…先端側パッキン、10…絶縁体、10f…先端、11…縮内径部、12…貫通孔(軸孔)、13…後端側胴部、13o…外周面、14…大径部、14f…先端、14i…内周面、14m…中央位置、14o…外周面、14r…後端、15…先端側胴部、15o…外周面、16…接続部分(縮外径部、段部)、18…接続部分(縮外径部)、19…脚部、20…中心電極、20f…先端点、20fs…先端面、21…外層、22…芯部、23…鍔部、24…頭部、27…軸部、28…棒部、30…接地電極、30e…端面、30r…縁部、30rs…後面、31…外層、32…内層、33…基端部、34…先端部、37…本体部、40…端子金具、41…部分、50…主体金具、51…工具係合部、52…先端側胴部、53…後端部、54…中胴部、54f…面、55…先端面、56…支持部、56r…後面、57…ネジ部、58…接続部、59…貫通孔、61…リング部材、70…タルク、72…第1シール部、73…抵抗体、74…第2シール部、100…点火プラグ、350…接続領域、350c…重心、g…放電ギャップ、CL…中心軸(軸線)、CL10…絶縁中心線、S1…内周面、S2…外周面、C1…第1中心、C2…第2中心、L1…第1直線、L1x…垂直線、A1…第1肉厚、A2…第2肉厚、C3…第3中心、C4…第4中心、L2…第2直線、B1…第1肉厚、B2…第2肉厚、Da…第1方向、Db…第2方向、Df…先端方向(前方向)、Dfr…後端方向(後方向)、CS1…第1断面、CS2…第2断面、Sp…投影面、AR1…領域、PT…放電経路、PTx…仮想経路、Ang…角度

Claims (4)

  1. 後端側から先端側に向かって延びる貫通孔と、最も外径が大きい部分である大径部と、前記大径部の先端側に接続され前記大径部よりも外径が小さい先端側胴部と、前記大径部の後端側に接続され前記大径部よりも外径が小さい後端側胴部と、を有する筒状の絶縁体と、
    前記絶縁体の外周に配置される筒状の主体金具と、
    前記貫通孔の先端側に挿通される中心電極と、
    前記主体金具に接続されるとともに前記中心電極との間で放電ギャップを形成する接地電極と、
    を備える点火プラグであって、
    前記中心電極は、最も先端側に位置する端点である先端点を形成し、
    前記絶縁体の前記後端側胴部の外周面の中心軸と前記先端側胴部の外周面の中心軸とを通る絶縁中心線に垂直な前記絶縁体の断面であって、前記絶縁体の先端からの距離が1mmである第1断面上において、前記絶縁体の内周面の中心である第1中心は、前記絶縁体の外周面の中心である第2中心から離れた位置に配置され、
    前記中心電極の前記先端点を前記第1断面上に投影する場合に、前記第1断面上に投影された前記先端点は、前記第1中心よりも前記第2中心側に配置され、
    前記第1断面上の前記第1中心と前記第2中心とを通る直線上の前記絶縁体の肉厚であって、厚い方の肉厚をA1とし、薄い方の肉厚をA2とする場合に、
    5.1≦(A1−A2)/((A1+A2)/2)×100≦28.1が満たされる、
    点火プラグ。
  2. 請求項1に記載の点火プラグであって、
    前記中心電極の先端面は、前記絶縁中心線に対して斜めに傾斜し、
    前記中心電極の前記先端点は、前記先端面上の最も先端側に位置する部分である、
    点火プラグ。
  3. 請求項1または2に記載の点火プラグであって、
    前記絶縁中心線に垂直な投影面上に前記点火プラグを投影する場合に、前記投影面上において、前記絶縁中心線から、前記主体金具と前記接地電極との接続領域の重心の位置へ向かう方向を、第1方向とし、前記絶縁中心線から前記第1中心へ向かう方向を、第2方向とする場合に、前記第1方向と前記第2方向とがなす角度は20度以下である、
    点火プラグ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の点火プラグであって、
    前記絶縁中心線に垂直な前記絶縁体の断面であって前記大径部の中央の位置での断面である第2断面上において、前記絶縁体の内周面の中心である第3中心は、前記絶縁体の外周面の中心である第4中心から離れた位置に配置され、
    前記第2断面上の前記第3中心と前記第4中心とを通る直線上の前記絶縁体の肉厚であって、厚い方の肉厚をB1とし、薄い方の肉厚をB2とする場合に、
    0.3≦(B1−B2)/((B1+B2)/2)×100≦9.6が満たされる、
    点火プラグ。
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