JP2002267024A - オイルシール - Google Patents

オイルシール

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JP2002267024A
JP2002267024A JP2001064049A JP2001064049A JP2002267024A JP 2002267024 A JP2002267024 A JP 2002267024A JP 2001064049 A JP2001064049 A JP 2001064049A JP 2001064049 A JP2001064049 A JP 2001064049A JP 2002267024 A JP2002267024 A JP 2002267024A
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JP
Japan
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oil seal
seal
adhesive
seal element
polyimide resin
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Pending
Application number
JP2001064049A
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English (en)
Inventor
Masanori Fujii
政徳 藤井
Hiroyuki Kamibayashi
裕之 上林
Yoshiji Miyashita
芳次 宮下
Takeshi Baba
健 馬場
Shoji Hagiwara
祥司 萩原
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも簡単な構造であり、充分な耐熱性
および耐久性を有し、かつシール性に優れるオイルシー
ルを提供する。 【解決手段】 オイルシール用金具2と、フッ素樹脂を
主成分とするシールエレメント3とを備え、オイルシー
ル用金具2とシールエレメント3とが、変性エポキシポ
リイミド樹脂系接着剤からなる接着剤層を介して互いに
接着されてなるオイルシール1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルシールに関
し、より詳しくはオイルシール用金具とフッ素樹脂製の
シールエレメントとを接着剤を用いて接着してなるオイ
ルシールに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンにおいて、クランク軸か
らのエンジンオイルの漏れを防止するための密封体とし
て、円環状の金具とシール性を有するゴム製のシールエ
レメントとを組み合わせてなるオイルシールが知られて
いる。図2は、従来の典型的な一例のオイルシール21
を簡略化して示す、シールエレメント22の径方向にお
ける断面図である。オイルシール21は、たとえばカー
ボンブラックを配合したフッ素ゴムを主成分とするゴム
組成物を用いてなるシールエレメント22と、該シール
エレメント22に内蔵される円環状の金具23とを備え
る。シールエレメント22は、内蔵する円環状金具23
によって円環状に形状保持され、周方向に沿って内周側
に突出する断面楔状のシールリップ部24を有する。シ
ールリップ部24は、シールエレメント22の径方向に
おける断面形状が楔状に形成されてなる部分である。ま
たオイルシール21は、シールリップ部24の背面(外
周面)側に装着されたリングスプリング25を有し、こ
のリングスプリング25の付勢力によりシールリップ部
24が軸26に押圧付勢され、その先端部分27が軸2
6に押圧力が作用するように当接する。またシールエレ
メント22は、周方向に沿って内周側に突出するダスト
リップ部28をさらに有する。オイルシール21は、図
2に示すようにシールリップ部24を密封流体R側に、
ダストリップ部28を空気A側に配置させた状態で、軸
26とハウジング29との間に装着される。
【0003】オイルシール21は、上記のように装着さ
れた状態で、シールリップ部24によって軸26との接
面からの流体の漏れを防止するとともに、シールエレメ
ント22の外周側においてハウジング29に押圧力が作
用するように当接するはめあい部30によってハウジン
グ29との接面からの流体の漏れを防止する。また空気
A側に配置されるダストリップ部28によって、空気A
側から密封流体R側に塵埃が侵入するのを防止する。こ
のようなオイルシール21は、上記フッ素ゴムを主成分
とする組成物を用いて、円環状金具23を被覆するよう
にしてシールエレメント22を成形することで得られ
る。
【0004】近年、自動車エンジンにおける軸(クラン
ク軸など)の高速回転化や、オイルの高耐熱化のために
添加した添加剤がシール部(ゴム、樹脂などの高分子材
料で形成)に影響を与える、いわゆる使用油のアグレッ
シブ化に伴い、該軸用のオイルシールはその使用環境は
過酷になる傾向にある。その一つに使用環境温度の上昇
が挙げられる。上述のフッ素ゴムを主成分とする組成物
からなるシールエレメント22は、ある程度の耐熱性用
途には対応し得るものではあったが、150℃程度の温
度環境での使用になると、充分に耐え得るものではなか
った。
【0005】そこで150℃程度での使用に耐え得、耐
熱寿命が向上され得るオイルシールとして、たとえばポ
リテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂を主成分と
するシールエレメントを用いたオイルシールが提案され
ている。図3は、フッ素樹脂製のシールエレメントを用
いた典型的な一例のオイルシール31を簡略化して示
す、アウターケース33の径方向における断面図であ
る。オイルシール31は、金属製のケース(インナーケ
ース32、アウターケース33)と、フッ素樹脂製の第
一のシールエレメント34および第二のシールエレメン
ト35と、ゴム製のガスケット36とを備える。オイル
シール31は、シールリップ部37を有する第一のシー
ルエレメント34を密封流体R側に、ダストリップ部3
8を有する第二のシールエレメント35を空気A側に配
置させ、それぞれシールリップ部37、ダストリップ部
38を軸39に押圧力が作用するように当接させた状態
で、ハウジング40と軸39との間に装着される。
【0006】図3に示す態様の従来のオイルシール31
では、ガスケット36、第二のシールエレメント35、
第一のシールエレメント34の順に円筒状のアウターケ
ース33内に収容され、さらに収容されるインナーケー
ス32によってカシメられて、各部材がアウターケース
33内に固定される。これは、シールエレメント材料と
して使用されるフッ素樹脂が、図2に示したシールエレ
メントとして用いたフッ素ゴムとは異なり、金具を被覆
して成形することができないためである。このようにフ
ッ素樹脂で形成してなるシールエレメントを用いた従来
のオイルシールでは、シールエレメントを金属製のケー
スで挟み込んでカシメることで、各部材を固定してい
た。
【0007】しかしながらこのようなオイルシールで
は、要求される耐熱性は満たすものの、部品数が多くて
構造が複雑になりがちであるとともに、製造に手間がか
かる、コストがかかるなどの問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
よりも簡単な構造であり、充分な耐熱性および耐久性を
有し、かつシール性に優れるオイルシールを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を行った結果、本発明を完成す
るに至った。即ち、本発明は以下のとおりである。 (1)オイルシール用金具と、フッ素樹脂を主成分とす
るシールエレメントとを備え、オイルシール用金具とシ
ールエレメントとが、変性エポキシポリイミド樹脂系接
着剤からなる接着剤層を介して互いに接着されてなるこ
とを特徴とするオイルシール。 (2)前記変性エポキシポリイミド樹脂におけるポリイ
ミド樹脂が、ビスアリルナジイミド系ポリイミドである
ことを特徴とする上記(1)に記載のオイルシール。 (3)オイルシール用金具が、円筒状の周壁部と、該周
壁部の軸線方向一方側の端部から内部空間に向けて突出
する突出部とを有し、シールエレメントが、シールリッ
プ部を有する第一のシールエレメントと、ダストリップ
部を有する第二のシールエレメントとから構成され、第
一のシールエレメントが突出部の軸線方向他方側の面に
前記接着剤層を介して接着され、かつ第二のシールエレ
メントが突出部の軸線方向一方側の面に前記接着剤層を
介して接着されることを特徴とする上記(1)または
(2)に記載のオイルシール。 (4)シールエレメントがポリテトラフルオロエチレン
を主成分とし、さらに無機繊維および固体潤滑剤を含有
するものであることを特徴とする上記(1)〜(3)の
いずれかに記載のオイルシール。 (5)自動車エンジンにおけるクランク軸用である上記
(1)〜(4)のうちのいずれかに記載のオイルシー
ル。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のオイルシールは、基本的に、オイルシール用金
具と、フッ素樹脂を主成分とするシールエレメントとを
備える。オイルシール用金具およびシールエレメントの
形状や大きさは、目的に応じて適宜選択され、特には制
限されない。本発明のオイルシールは、このオイルシー
ル用金具とシールエレメントとが、変性エポキシポリイ
ミド樹脂系接着剤からなる接着剤層を介して接着されて
なる。本発明において用いられる変性エポキシポリイミ
ド樹脂系接着剤とは、ポリイミド樹脂とエポキシ樹脂と
を主成分として含有する接着剤を指す。
【0011】本発明においては、変性エポキシポリイミ
ド樹脂系接着剤を用いることによって、常温(25℃)
における接着強さがたとえば30N/cm〜50N/c
m、高温(160℃)における接着強さがたとえば20
N/cm〜30N/cmであるような接着剤層を、金属
とフッ素樹脂との間に形成できる。なお常温および高温
における接着強さは、JIS K 6854の接着剤の
剥離接着強さ試験方法に従って測定できる。
【0012】このように本発明のオイルシールは、変性
エポキシポリイミド樹脂系接着剤を用いることによっ
て、常温のみならず、160℃程度の高温下であって
も、オイルシール用金具とシールエレメントとの間に強
固な接着性を保持できる。またこのようなオイルシール
は、フッ素樹脂製のシールエレメントが160℃程度の
高温下にも耐え得る耐熱性を有することに加えて、接着
剤層も同程度の温度に耐え得る耐熱性を有するので、図
3に示した従来のものと比較してより少ない部品数で形
成でき、より簡単な構造で充分な耐熱性と耐久性とを併
せ持つ耐熱寿命特性に優れたオイルシールを実現でき
る。
【0013】本発明における変性エポキシポリイミド樹
脂系接着剤は、ポリイミド樹脂とエポキシ樹脂との固形
分比率が好ましくは50:50〜10:90、より好ま
しくは40:60〜20:80であるように溶剤に溶解
されたものであるのが好適である。変性エポキシポリイ
ミド樹脂系接着剤中におけるエポキシ樹脂の含有量が上
記固形分比率50:50より小さいと、接着剤層のシー
ルエレメントへの接着性が低下してしまう傾向にあるた
め好ましくない。また上記接着剤中におけるエポキシ樹
脂の含有量が上記固形分比率10:90より大きいと、
接着剤層の耐熱性寿命が低下してしまう傾向にあるため
好ましくない。
【0014】ベースポリマーとなるポリイミド樹脂とし
ては、脂肪族ポリイミド、脂環族ポリイミド、芳香族ポ
リイミドなど、従来公知の各種のものが用いられ、特に
は限定されないが、中でも耐熱性、およびエポキシ樹脂
との相溶性の観点からは、芳香族ポリイミドを用いるの
が好ましい。また、中でもビスアリルナジイミド系ポリ
イミド、ナジック酸系ポリイミド、ビスマレイミド系ポ
リイミド、アセチレン末端ポリイミドなどの熱硬化型ポ
リイミドが好適であり、特に優れた耐熱性、およびエポ
キシ樹脂との相溶性を有することからビスアリルナジイ
ミド系ポリイミドを用いるのが好ましい。ビスアリルナ
ジイミド系ポリイミドは、芳香族ビスナジイミドの両末
端のノルボルネン環にアリル基が導入されたものであ
る。
【0015】上記ビスアリルナジイミド系ポリイミド
は、ビスアリルナジック酸無水物誘導体とジアミンとか
ら従来公知の反応条件の合成法に従って、好適に合成さ
れる。ビスアリルナジック酸無水物誘導体としては、従
来公知のものが使用でき、たとえばアリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン
酸無水物、メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボン酸無水物、アリルメチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボン酸無水物、メタリルメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物な
どが例示される。
【0016】使用するジアミンとしては、フェニレンジ
アミン、ジアミノジフェニルプロパン、ジアミノフェニ
ルメタン、ベンジジン、4,4’−ジアミノジフェニル
スルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルファイ
ド、ジアミノジフェニルエーテルなどが例示される。こ
れらジアミンは、上記のものを単独で用いてもよいし、
二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0017】ビスアリルナジイミド系ポリイミド樹脂の
合成は、上記のビスアリルナジック酸無水物とジアミン
とを溶媒の存在下または不存在下、80℃〜220℃の
温度で、0.5時間〜20時間保持することにより行
う。溶媒を用いる場合、この溶媒としてはたとえばベン
ゼン、トルエン、キシレン、メチルナフタレン、テトラ
リン、クロロホルム、トリクレン、テトラクロロエチレ
ン、クロロベンゼン、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アニソール、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、アセトフェノン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピ
ロリドンなどが挙げられる。
【0018】エポキシ樹脂としては、たとえばビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹
脂などの芳香族系エポキシ樹脂、ネオペンチルグリコー
ルジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジ
ルエステルなどの脂肪族系エポキシ樹脂、トリグリシジ
ルイソシアネートなどの複素環式エポキシ化合物などが
挙げられる。これらのエポキシ樹脂は、従来公知のメチ
ルエチルケトンなどの溶剤に溶解させたものを使用す
る。エポキシ樹脂は、一液型であってもよく、二液型で
あってもよいが、耐熱性の観点から一液型の熱硬化性エ
ポキシ樹脂を用いるのが好ましい。
【0019】本発明における変性エポキシポリイミド樹
脂系接着剤は、上述したポリイミド樹脂とエポキシ樹脂
とをそれぞれ一種ずつ用いたものであってもよく、また
少なくとも一方を二種以上用いたものであってもよい。
【0020】本発明における変性エポキシポリイミド樹
脂系接着剤における接着剤成分(ポリイミド樹脂とエポ
キシ樹脂の合計量)と溶剤との混合比率は、接着剤成
分:溶剤=10:90〜50:50であるのが好まし
い。上記接着剤成分:溶剤=50:50よりも溶剤の割
合が少ないと、接着剤の粘度が高くなり過ぎ、被着体へ
の均一な塗布が困難となる(作業性が低下する)傾向に
あるため好ましくない。また上記接着剤成分:溶剤=1
0:90よりも溶剤の割合が多いと、接着剤の粘度が低
過ぎるため流れ出が多くなってしまう(作業性が低下す
る)、また乾燥後の接着剤成分が少なくなり過ぎて充分
な接着力が得られにくくなる傾向にあるため好ましくな
い。
【0021】本発明において用いられる変性エポキシポ
リイミド樹脂系接着剤は、硬化剤を含有する。硬化剤と
しては、エポキシ硬化剤、ポリイミド硬化剤など、特に
限定されるものではないが、たとえば脂肪族ポリアミ
ン、芳香族ポリアミン、2級または3級アミン、有機
酸、イミダゾール類、ジシアンジアミド、ポリメルカプ
タン、フェノール樹脂などが挙げられる。
【0022】硬化剤は、接着剤の主成分である変性エポ
キシポリイミド樹脂100重量部に対して20重量部〜
80重量部配合されるのが好ましい。
【0023】本発明において用いられる変性エポキシポ
リイミド樹脂系接着剤は、上記のほかに必要に応じて従
来公知の硬化促進剤、カップリング剤、充填剤、顔料な
どが適宜配合されていてもよい。
【0024】なお本発明における変性エポキシポリイミ
ド樹脂系接着剤は、市販のもの(たとえば、変性エポキ
シポリイミド BANI−620T(丸善石油化学社
製)など)を用いてもよい。
【0025】図1は、本発明の好ましい一例のオイルシ
ール1を簡略化して示す、オイルシール用金具2の径方
向における断面図である。図1のオイルシール1は、基
本的にはオイルシール用金具2とシールエレメント3を
有し、これらが変性エポキシポリイミド樹脂系接着剤か
らなる接着剤層を介して互いに接着されてなる。図1の
例において、オイルシール用金具2は、円筒状の周壁部
4と、該周壁部4の軸線方向一方側の端部から内部空間
に向けて突出する突出部5とを有する。突出部5は、前
記一方側の端部において、たとえば周壁部4の周方向の
全域にわたって形成される。またシールエレメント3
は、シールリップ部8を有する第一のシールエレメント
6と、ダストリップ部9を有する第二のシールエレメン
ト7とから構成される。図1の例では、第一のシールエ
レメント6が突出部5の軸線方向他方側の面に接着剤層
10を介して接着され、かつ第二のシールエレメント7
が突出部5の軸線方向一方側の面に前記接着剤層11を
介して接着される。オイルシール1は、シールリップ部
8を有する第一のシールエレメント6を密封流体R側
に、ダストリップ部9を有する第二のシールエレメント
7を空気A側に配置させ、それぞれシールリップ部8、
ダストリップ部9を軸12に押圧力が作用するように当
接させた状態で、ハウジング13と軸12との間に装着
される。
【0026】第一のシールエレメント6は、その断面が
略L字型に屈曲する形状を有しており、その屈曲した先
端であるシールリップ部8の内周面には、溝14が形成
される。該溝14は、第一のシールエレメント6の軸線
を中心とする螺旋状であってもよく、多重の同心円状で
あってもよい。シールリップ部8は、上記のように軸1
2に押圧力が作用するように当接させて装着されるの
で、軸12の静止時には該軸12との接面からの流体の
漏れを防止することができる。軸12の動作(たとえ
ば、回転)時には、該軸12との接面からの流体の漏れ
がわずかに発生するが、上記の溝14に侵入した流体の
粘性による連れ回り作用によって押し戻し方向の回転流
が発生し、わずかに漏れ出た流体をもポンピング作用に
よって押し戻すことができる。このようにシールリップ
部8は、静止時においても動作時においても、軸12と
の接面からの空気A側への流体漏れを完全に防ぐことが
できる。
【0027】また図1に示すオイルシール1は、オイル
シール用金具2の外周側(背面側)に、ゴムを焼き付け
ることによって形成されたアウターケース15を有す
る。アウターケース15形成用のゴム材料としては、た
とえばアクリルゴム(NBR)が挙げられる。このよう
なアウターケース15は弾性を有し、これにより軸12
とハウジング13との間に装着された状態で、上記のよ
うにオイルシール1の内周側においてシールリップ部8
が軸12に押圧力が作用するように当接するとともに、
外周側においてアウターケース15がハウジング13に
押圧力が作用するように当接する。これにより外周側
(アウターケース15とハウジング13との接面)から
の流体の漏れを防止できる。
【0028】またオイルシール1は、空気A側に配置さ
れて軸12に押圧力が作用するように当接するダストリ
ップ部9によって、空気A側から密封流体R側に塵埃が
侵入するのを防止する。
【0029】なお、本発明におけるオイルシールは、変
性エポキシポリイミド樹脂系接着剤を用いてオイルシー
ル用金具とフッ素樹脂製のシールエレメントとが接着さ
れているならば、その構造は上記の図1の態様に限定さ
れるものではない。
【0030】本発明におけるオイルシール用金具は、た
とえば鉄、アルミニウム、ステンレスなどの金属材料
を、金属プレスなどによって目的に応じた形状および大
きさに適宜加工することで得られる。
【0031】シールエレメントの主成分となるフッ素樹
脂としては、特に限定されず、従来公知の各種のフッ素
樹脂を好適に用いることができるが、中でも特にポリテ
トラフルオロエチレン(PTFE)を用いるのが好まし
い。また本発明においてシールエレメントの形成材料と
なるフッ素樹脂を主成分とする組成物には、さらに無機
繊維および固体潤滑剤が配合される。
【0032】無機繊維としては、たとえばソーダガラ
ス、無アルカリガラス、シリカガラスなどのガラス繊
維、ロックウールなどのセラミック繊維、スチール、
鉄、アルミニウム、ニッケル、銅などの金属の金属繊
維、チタン酸カリウムなどのウィスカー、カーボン繊維
などの各種の繊維が使用され、中でも特に無アルカリガ
ラスなどのガラス繊維が好ましい。
【0033】このような無機繊維は、PTFE100重
量部に対して、1重量部〜60重量部配合されるのが好
ましく、3重量部〜30重量部配合されるのがより好ま
しい。上記範囲内の配合量の無機繊維が配合されること
によって、得られたフッ素樹脂の耐磨耗性が特に向上さ
れるため好ましい。該配合量がPTFE100重量部に
対して1重量部未満であると、耐磨耗性の改善効果が乏
しくなる傾向にあるため好ましくない。また該配合量が
PTFE100重量部に対して60重量部を超えると、
伸びの低下の問題が生じる傾向にあるため好ましくな
い。
【0034】無機繊維は、一般的には単繊維の引張強さ
が200kgf/mm2以上、特に300kgf/mm2
以上であって、しかも平均繊維径が50μm以下、特に
10μm以下のものが好ましい。無機繊維の平均長さ
は、10μm〜1000μm、特に50μm〜150μ
mが適当であり、またアスペクト比は、1〜80、特に
5〜50が適当である。
【0035】固体潤滑剤としては、一般に固体潤滑剤と
して知られているもの、たとえば石鹸、雲母、石鹸石、
亜鉛華、モリブデン系化合物、あるいはその他の無機粉
末が例示される。中でも、モリブデン系化合物が好まし
い。モリブデン系化合物としては、各種の二硫化モリブ
デンや有機モリブデン化合物があり、たとえば天然の六
方晶系物や三方晶系物が例示される。該六方晶系物は、
鉱石から浮遊選鉱などの方法で得られる純度99%以上
の潤滑用ハイグレードコンク、純度85%前後のフェロ
アロイ用物などが挙げられる。また二硫化モリブデン
は、合成の斜方晶系物、該斜方晶系物を加熱処理して得
られる六方晶系物などであってもよい。有機モリブデン
化合物としては、モリブデンジアルキルジホスフェー
ト、モリブデンジアルキルジチオカーバメートなどが挙
げられる。
【0036】このような固体潤滑剤は、PTFE100
重量部に対して、1重量部〜20重量部配合されるのが
好ましく、2重量部〜5重量部配合されるのがより好ま
しい。上記範囲内の配合量の固体潤滑剤が配合されるこ
とによって、得られたフッ素樹脂の潤滑性が特に向上さ
れるため好ましい。該配合量がPTFE100重量部に
対して1重量部未満であると、潤滑性の改善効果が乏し
くなる傾向にあるため好ましくない。また該配合量がP
TFE100重量部に対して20重量部を超えると、機
械的特性(引張強度、伸び)が低下する傾向にあるため
好ましくない。
【0037】また本発明において用いられるフッ素樹脂
組成物には、硬銅合金粉末がさらに配合されるのが好ま
しい。硬銅合金粉末としては、青銅、黄銅、燐青銅、洋
白、鉛青銅などの各種の銅合金の粉末が例示されるが、
中でも青銅粉末が好ましい。
【0038】このような硬銅合金粉末は、PTFE10
0重量部に対して、10重量部〜200重量部配合され
るのが好ましく、15重量部〜150重量部配合される
のがより好ましい。上記範囲内の配合量の硬銅合金粉末
が配合されることによって、得られたフッ素樹脂のクリ
ープ性(耐荷重変形性)が特に向上されるため好まし
い。該配合量がPTFE100重量部に対して10重量
部未満であると、耐クリープ性についての改善効果が乏
しい傾向にあるため好ましくない。また該配合量がPT
FE100重量部に対して200重量部を超えると、引
張強さや伸びの低下を招く傾向にあるため好ましくな
い。
【0039】上述した硬銅合金粉末および固体潤滑剤
は、いずれも細粉状ないし微粉状で使用される。それら
は一般的には、粒度にしてタイラー標準篩100メッシ
ュを100%通過するもの、特に同篩200メッシュを
100%通過するものが好ましい。
【0040】本発明におけるシールエレメント形成材料
として用いられるフッ素樹脂には、上記した以外にもフ
ッ素樹脂組成物に通常使用されるたとえば耐熱性樹脂、
顔料などの添加物を必要に応じて配合してもよい。耐熱
性樹脂としては、たとえばポリフェニレンサルファイド
(PPS)、ポリイミド樹脂(PI)、芳香族ポリエス
テル樹脂(LCP)が例示される。顔料としては、たと
えばベンガラ、コバルトブルー、酸化チタンが例示され
る。
【0041】上記フッ素樹脂組成物は、PTFE、無機
繊維、固体潤滑剤、硬銅合金粉末および必要に応じて配
合されるその他の添加物を、当分野において通常用いら
れているたとえばヘンシェルミキサなどの装置を用いて
混合することによって調製される。さらに、フッ素樹脂
の成型加工に通常用いられているたとえば圧縮成形、焼
結、ラム押出などの方法によって、所望の形状に適宜加
工することができる。
【0042】本発明における変性エポキシポリイミド樹
脂系接着剤を用いたオイルシール用金具とシールエレメ
ントとの接着における条件は、特には限定はない。
【0043】このような本発明のオイルシールの用途
は、特には限定されないが、自動車エンジンのクランク
軸用として特に好適である。上記のようにオイルシール
用金具とフッ素樹脂製のシールエレメントとを、変性エ
ポキシポリイミド樹脂系接着剤を用いて接着してなるこ
とによって、高速で回転する軸でありかつ150℃程度
の高温使用環境となるクランク軸用に用いても充分な耐
熱性および耐久性を備える。本発明のオイルシールにお
ける接着剤層が、クランク軸用として用いた場合に密封
流体となるエンジンオイル、特には上記高温のエンジン
オイルに対して充分な耐性を有することは勿論である。
【0044】また本発明のオイルシールは、冷媒として
フロン系物質(たとえばHFC134a(CH2FC
3)など)または二酸化炭素を用いるカーエアコンデ
ィショナなど冷凍機用コンプレッサにおける、該冷媒漏
れ防止用の密封体としても好適に使用できる。
【0045】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。 実施例1 表面にリン酸亜鉛化成処理を施した鉄板と、フッ素樹脂
シートとを、変性エポキシポリイミド樹脂系接着剤を介
して互いに接着させた。フッ素樹脂シートとしては、P
TFE100重量部に対し、二硫化モリブデン(固体潤
滑剤)を2重量部、青銅(充填剤)を5重量部、クレー
(充填剤)を5重量部配合してなるフッ素樹脂組成物を
成形したものを用いた。また変性エポキシポリイミド樹
脂系接着剤としては、BANI−620T(丸善石油化
学社製)(ポリイミド樹脂とエポキシ樹脂との固形分含
有量が20:80、固形分が50%(溶剤:メチルエチ
ルケトン))を用いた。
【0046】比較例1 接着剤としてビスフェノールA型エポキシ樹脂接着剤を
用いた以外は実施例1と同様にして、鉄板とフッ素樹脂
シートとを互いに接着させた。
【0047】比較例2 接着剤としてビスフェノール系アリルナジイミド樹脂接
着剤を用いた以外は実施例1と同様にして、鉄板とフッ
素樹脂シートとを互いに接着させた。
【0048】上記の実施例1、比較例1,2それぞれに
ついて、下記の(1)、(2)の評価試験を行った。 (1)高温度雰囲気下での接着性 JIS K 6854(接着剤の剥離接着強さ試験方
法)に基づく180度剥離強さ試験を、常温(25
℃)、140℃、160℃、180度で行い、各温度環
境下における接着強さ(N/cm)を求めた。結果を表
1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】(2)耐熱寿命特性 上記180度剥離強さ試験の常温(25℃)における測
定値を初期の値とし、実施例1、比較例1,2それぞれ
を150℃で2000時間加熱した後に、再び180度
剥離強さ試験を行った。なお残率(%)は、(初期値/
加熱後の値)×100で求めた。結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、従来よりも簡単な構造であり、充分な耐熱性、
耐久性を有し、かつシール性に優れるオイルシールを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一例のオイルシール1を簡略
化して示す、オイルシール用金具2の径方向における断
面図である。
【図2】従来の典型的な一例のオイルシール21を簡略
化して示す、シールエレメント22の径方向における断
面図である。
【図3】フッ素樹脂製のシールエレメントを用いた典型
的な一例のオイルシール31を簡略化して示す、アウタ
ーケース33の径方向における断面図である。
【符号の説明】
1 オイルシール 2 オイルシール用金具 3 シールエレメント 6 第一のシールエレメント 7 第二のシールエレメント 10,11 接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 芳次 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 馬場 健 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 (72)発明者 萩原 祥司 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 Fターム(参考) 3J006 AD02 AE16 AE33 AE39 CA04 CA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルシール用金具と、フッ素樹脂を主
    成分とするシールエレメントとを備え、 オイルシール用金具とシールエレメントとが、変性エポ
    キシポリイミド樹脂系接着剤からなる接着剤層を介して
    互いに接着されてなることを特徴とするオイルシール。
  2. 【請求項2】 前記変性エポキシポリイミド樹脂におけ
    るポリイミド樹脂が、ビスアリルナジイミド系ポリイミ
    ドであることを特徴とする請求項1に記載のオイルシー
    ル。
  3. 【請求項3】 オイルシール用金具が、円筒状の周壁部
    と、該周壁部の軸線方向一方側の端部から内部空間に向
    けて突出する突出部とを有し、 シールエレメントが、シールリップ部を有する第一のシ
    ールエレメントと、ダストリップ部を有する第二のシー
    ルエレメントとから構成され、 第一のシールエレメントが突出部の軸線方向他方側の面
    に前記接着剤層を介して接着され、かつ第二のシールエ
    レメントが突出部の軸線方向一方側の面に前記接着剤層
    を介して接着されることを特徴とする請求項1または2
    に記載のオイルシール。
  4. 【請求項4】 シールエレメントがポリテトラフルオロ
    エチレンを主成分とし、さらに無機繊維および固体潤滑
    剤を含有するものであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載のオイルシール。
  5. 【請求項5】 自動車エンジンにおけるクランク軸用で
    ある請求項1〜4のうちのいずれかに記載のオイルシー
    ル。
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