JP2002265717A - ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法

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JP2002265717A
JP2002265717A JP2001071996A JP2001071996A JP2002265717A JP 2002265717 A JP2002265717 A JP 2002265717A JP 2001071996 A JP2001071996 A JP 2001071996A JP 2001071996 A JP2001071996 A JP 2001071996A JP 2002265717 A JP2002265717 A JP 2002265717A
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rubber
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Shigeki Miki
茂機 三木
Kazuo Kaneda
一男 金田
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Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ニトロソアミンなどの環境汚染物質を発生する
ことなく、水に接触するEPDM部品に抗菌性を付与す
るとともに、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、
さらに清浄で健康的な生活環境を提供する。 【解決手段】エチレンプロピレンゴム組成物のゴム分1
00重量部に対し、加硫系の加硫剤として、テトラキス
(アルキル)チウラムジスルフィド0.1〜10重量部
を添加したエチレンプロピレンゴム組成物に、エチレン
プロピレンゴムのゴム分100重量部に対し、銀錯体系
抗菌剤を1〜10重量部添加したことを特徴とする。 【効果】EPDM部品に銀錯体系抗菌剤を添加し、かつ
加硫剤としてテトラキス(2−アルキル)チウラムジス
ルフィドを使用するため、良好な抗菌性および抗黴性を
有し、かつ有害なニトロソアミンを発生しないライフ・
サイクル・アセスメント適応ゴム組成物とすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はライフ・サイクル・アセ
スメントに対応し、かつ抗菌性を有するエチレンプロピ
レンゴム(EPDM)組成物およびその製造方法、さら
に詳細には飲料水に接触する部分に使用するエチレンプ
ロピレンゴムを基材とするライフ・サイクル・アセスメ
ント適応ゴム組成物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術及び問題点】水に接触するようなゴム部品
は、種々知られている。たとえば、ポンプのシール部
材、ダイヤフラム、O−リング、ホースなどが典型的ゴ
ム部品であるが、このようなゴム部品は従来なんら抗菌
処理をしていないのが現状である。典型的なこれらの部
品は、常時塩素系薬品により殺菌された水道水に触れた
状態で使用されるものであり、上述のようなゴム部品に
抗菌性を付与することは必要ではないと考えられていた
からである。しかしながら、近年になって天然水、ミネ
ラルウォーター、井戸水など塩素を含まない水が出回る
ようになってきており、水道水用のゴム部品においても
O−157問題などとあいまって、滅菌、殺菌の必要性
が痛感されてきている。
【0003】また、近年、地球環境の保護への関心が高
まり、世界的に環境汚染化学物質の使用規制が厳しくな
ってきている。このような環境汚染物質の一つとしてニ
トロソアミンが挙げられている。このニトロソアミンは
ゴム組成物中へ添加されるある種の加硫促進剤、老化防
止剤、スコーチ防止剤、可塑剤などより発生することが
知られている。それらの添加剤はゴム特性を良好にする
うえから、必要な添加剤であり、ニトロソアミンを発生
させない添加剤の選択及びその添加剤を使用して、従来
と同様なゴム特性が得られるゴム組成物が希求されてい
る。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、ニトロソアミンなどの環境汚染物質を発生する
ことなく、水に接触するEPDM部品に抗菌性を付与す
るとともに、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、
さらに清浄で健康的な生活環境を提供することを目的と
する。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ため、本発明によるライフ・サイクル・アセスメント適
応ゴム組成物は、エチレンプロピレンゴム組成物のゴム
分100重量部に対し、加硫系の加硫剤として下記の式
(1)のテトラキス(アルキル)チウラムジスルフィド
0.1〜10重量部を添加したエチレンプロピレンゴム
組成物に、エチレンプロピレンゴムのゴム分100重量
部に対し、銀錯体系抗菌剤を1〜10重量部添加したこ
とを特徴とする。
【0006】また本発明によるライフ・サイクル・アセ
スメント適応ゴム組成物の製造方法は、基材となるエチ
レンプロピレンゴム分100重量部に対し、加硫系の加
硫剤として下記の式(1)のテトラキス(アルキル)チ
ウラムジスルフィド0.1〜10重量部を添加したエチ
レンプロピレンゴム組成物に、銀錯体系抗菌剤をゴム分
100重量部に対し1〜10重量部添加して混練ロール
の表面温度が50〜80℃の範囲で混練する工程、前記
混練ゴムを酸素フリーの雰囲気下で成形加硫する工程を
含むことを特徴とする。
【0007】
【化4】 (1) (ただし、Rは炭素数5以上の同じまたは異なるアルキ
ル基)
【0008】本発明によれば、EPDM部品に銀錯体系
抗菌剤を添加し、かつ加硫剤としてテトラキス(2−ア
ルキル)チウラムジスルフィドを使用するため、良好な
抗菌性および抗黴性を有し、かつ有害なニトロソアミン
を発生しないライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム
組成物とすることができる。また本発明によるライフ・
サイクル・アセスメント適応ゴム組成物の製造方法は、
銀錯体系抗菌剤の殺菌性を低下せしめることなく、また
ニトロソアミンを発生することなく、前記ライフ・サイ
クル・アセスメント適応ゴム組成物を良好に製造できる
という利点がある。
【0009】本発明をさらに詳しく説明すると、本発明
の基材として使用されるEPDM組成物は、EPDMに
対し、ワックス、老化防止剤、可塑剤、カーボンブラッ
ク、酸化亜鉛などの添加物、さらに加硫系として加硫
剤、加硫促進剤などを添加することができる。
【0010】本発明による加硫系は、加硫剤としてテト
ラキス(アルキル)チウラムジスルフィドを使用してい
る。下記の化学式で、Rは炭素数5以上の同じまたは異
なるアルキル基を示し、好ましくは、2−エチルヘキシ
ル基(下記に(2)として構造式を示す)であるのがよ
い。このテトラキス(アルキル)チウラムジスルフィド
は揮発性が小さく、大気中のNOxと反応せず、有害な
ニトロソアミンを生じることはない。また、フリーの硫
黄が存在しないので銀錯体系抗菌剤に硫化銀を生じさせ
ることがなく、抗菌性が良好に保持されるという利点も
ある。
【0011】
【化5】 (1)
【0012】
【化6】
【0013】前記テトラキス(アルキル)チウラムジス
ルフィドは、好ましくはEPDM組成物のゴム分100
重量部に対し、0.1〜10重量部であるのがよい。
0.1重量部未満であると、EPDMが十分に加硫しな
い恐れがあり、一方、10重量部を超えると、ゴムの特
性を損なう恐れと、厚生省告示85における過マンガン
酸カリウム消費量の安全衛生性が損なわれるからであ
る。
【0014】この加硫剤とともに、少量の硫黄を加硫剤
として添加することもできる。上述のような加硫系にお
いて、EPDM組成物のゴム分100重量部に対し、
0.1〜5重量部添加するのがよい。0.1重量部未満
であると、EPDMが十分に加硫しない恐れがあり、一
方、5重量部を超えると、モジュラス・強度が向上し、
動的特性の悪いゴムになるとともに、銀錯体系抗菌剤に
硫化銀を形成させ、抗菌性を低下させるという欠点を生
じる恐れがある。
【0015】本発明においては、このようなテトラキス
(アルキル)チウラムジスルフィドおよび任意に添加す
る硫黄とともに、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミドを使用することができる。この
ような加硫促進剤も有害規制物質を発生しないからであ
る。
【0016】N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフェンアミドは、上述のテトラキス(アルキル)
チウラムジスルフィド及び任意に添加される硫黄の添加
量を低減するために添加される。すなわち、このN−シ
クロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド
を加硫促進剤として添加することによって、テトラキス
(アルキル)チウラムジスルフィド及び任意に添加され
る硫黄の添加量を低減せしめることが可能であり、ゴム
特性を特に良好に保持可能になる。
【0017】前記N−シクロヘキシル−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミドと同様に加硫促進剤としてジベ
ンジルジチオカルバミン酸亜鉛を使用することができ
る。テトラキス(アルキル)チウラムジスルフィド及び
任意に添加される硫黄の添加量を低減するために添加す
る。すなわち、このジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛
を加硫促進剤として添加することによって、テトラキス
(アルキル)チウラムジスルフィド及び任意に添加され
る硫黄の添加量を低減せしめることが可能であり、ゴム
特性を特に良好に保持可能になる。
【0018】
【化7】
【0019】上述のテトラキス(アルキル)チウラムジ
スルフィド及び任意に添加される硫黄と共に添加される
加硫促進剤のN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフェンアミドは、EPDM組成物のゴム分100
重量部に対し、0.1〜5重量部添加するのが好まし
い。0.1重量部未満であると、加硫促進効果が小さ
く、一方、5重量部を超えると、ゴム特性を損なう恐れ
がある。
【0020】また、加硫促進剤のジベンジルジチオカル
バミン酸亜鉛は、EPDM組成物のゴム分100重量部
に対し、0.1〜5重量部添加するのが好ましい。0.
1重量部未満であると、加硫促進効果が小さく、一方、
5重量部を超えると、ゴム特性を損なう恐れがある。
【0021】このようなEPDM組成物に添加される銀
錯体系抗菌剤は、シリカゲル、リン酸カルシウム、ケイ
酸カルシウムなどの一種以上の担持体に銀錯体、たとえ
ばチオスルファト銀錯体を担持したものである。すなわ
ちシリカゲル、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウムな
どに銀錯体を担持させることによって、殺菌効果を有す
る銀錯体を微量づつ滲み出すようにしてある。
【0022】上述のような銀錯体系抗菌剤は、EPDM
組成物のゴム分100重量部に対し1〜10重量部添加
している。添加量が1重量部未満であると、滅菌効果が
小さく、一方10重量部を超えると、高価になり経済性
に問題を生じる。
【0023】本発明によれば、上述のようなライフ・サ
イクル・アセスメント適応ゴム組成物の製造方法も提供
する。上述のような銀錯体系抗菌剤は、高温に曝される
と抗菌効果を減少する性質がある。したがって、本発明
においては、上述のような加硫剤及び任意に加硫促進剤
を添加した基材となるEPDM組成物に対し、EPDM
組成物のゴム分100重量部に対し上述のように銀錯体
系抗菌剤を1〜10重量部添加して混練するときに混練
ロールの表面温度を50〜80℃に制御して行う。高温
に長時間曝されると銀錯体系抗菌剤の抗菌効果は低下す
る。このため上述のような50〜80℃の混練ロールの
表面温度で行うことにより、混練時のゴム温度を50〜
120℃に制御可能になり、銀錯体系抗菌剤の抗菌効果
の低下を防止できる。
【0024】このように混練したゴムを所定形状に成形
し加硫するものであるが、この成形加硫は、酸素フリー
の雰囲気下で150〜170℃の温度で6〜10分間行
うのがよい。酸素フリーの雰囲気下、たとえば真空プレ
スによって、あるいは不活性ガス雰囲気下で成形加硫を
行うのは、銀錯体系抗菌剤が酸化して酸化銀を形成しな
いようにするためである。また、加硫温度が150℃未
満であると、十分な加硫が行えない恐れがあり、一方1
70℃を超えると、銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が十分発
揮できない恐れを生じるからである。
【0025】さらに加硫時間が6分未満であると、十分
に加硫できない恐れがあり、一方10分を超えない条件
に設定した理由は銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が低下する
ことを抑止するためである。上述のような加硫条件下
で、本発明による加硫系は支障なく有効に作用する。
【0026】上述のような成形加硫は一度で行うことも
可能であるが、たとえば一次加硫、二次加硫など複数に
わけて行うこともできる。
【0027】上述のように加硫成形を行ったライフ・サ
イクル・アセスメント適応ゴム部品を、任意に次亜塩素
酸ソーダなどの殺菌剤により殺菌洗浄して次にアルカリ
により中和し、次に水洗処理して製品とする。
【0028】
【実施例1〜3】下記の配合のEPDMゴム組成物に対
し、シリカゲルにチオスルファト銀錯体を担持させた銀
錯体系抗菌剤を1重量部(実施例1)、5重量部(実施
例2)、10重量部(実施例3)添加して下記の配合の
抗菌性EPDMゴム部品を製造した。下記の配合は厚生
省告示85に適合したものである。
【0029】 実施例 比較例 EPDM 100 100 アデカ脂肪酸 1.0 1.0 酸化亜鉛 10 10 FEFカーボン 60 60 プロセスオイル(石油系炭化水素) 12 12 加硫系 テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド 2.0 − 硫黄 0.5 − 4,4’−ジチオモルフォリン − 6.8 N,N’ジブチルチオ尿素 − 0.4 テトラエチルチウラムジスルフィド − 0.7 テトラメチルチウラムジスルフィド − 0.7 ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド − 0.7 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリル スルフェンアミド 0.5 − (重量部)
【0030】製造は上述のEPDM組成物に銀錯体系抗
菌剤を添加してロール温度60〜80℃(練り上がり時
のゴム温度80〜100℃)で混練を行った。次いで、
真空プレスで160℃、8分間一次加硫を行い、次いで
120℃、60分、二次加硫を行って所定形状のゴム部
品を製造した。さらに次亜塩素酸ソーダで殺菌洗浄した
のち、アルカリ中和し、さらに水で洗浄した。
【0031】上記実施例2と上記配合で銀錯体系抗菌剤
を配合しないEPDMゴム成型品(比較例)の抗菌性を
測定した結果を下記の表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1より明らかなように、本発明における
ゴム部品は大腸菌、黄色ブドウ球菌などすべての細菌に
対して優れた抗菌性を有していた。
【0034】また、ゴム特性を表2に示す。なお比較例
は無添加の場合である。同様に無添加の比較例に比較し
てほとんど変化がないことがわかった。
【0035】
【表2】
【0036】また、有害なニトロソアミンの発生量を測
定した結果、実施例のEPDMは検出されず、比較例の
EPDMは1〜1.16μg/kg(加硫ゴム)であ
り、ニトロソアミンの発生量が著しく抑制されているこ
とがわかる。
【0037】上述の表2より明らかなように、本発明に
よるライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物に
よれば、従来とほぼ同等のゴム特性を備え、しかも有害
なニトロソアミンの発生を極小に抑制可能で、抗菌性も
良好である。
【0038】
【実施例4】実施例1〜3と同じ配合系で、加硫系を下
記のようにしたEPDM組成物にシリカゲルにチオスル
ファト銀錯体を担持させた抗菌剤を5重量部添加し、実
施例1〜3と同じ手順でEPDM部品を製造した。 テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド 2.0 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド 1.5 (重量部)
【0039】抗菌性は表1と同様であり、ゴム物性は表
2の実施例2と同様であった。この実施例4は硫黄量が
少なく、銀錯体系抗菌剤を劣化させる恐れが小さいた
め、持久性が大きくなると推定される。有害なニトロソ
アミンの発生量を測定した結果、ニトロソアミンは検出
されなかった。
【0040】
【実施例5】実施例1〜3と同じ配合系で、加硫系を下
記のようにした抗菌性EPDM組成物にシリカゲルにチ
オスルファト銀錯体を担持させた抗菌剤を5重量部添加
し、実施例1〜3と同じ手順で抗菌性EPDM部品を製
造した。 硫黄 0.2 テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド 2.0 N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド 1.5 ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛 0.5 (重量部)
【0041】抗菌性は表1と同様であり、ゴム物性は表
2の実施例2と同様であった。この実施例5は硫黄量が
少なく、銀錯体系抗菌剤を劣化させる恐れが小さいた
め、持久性が大きくなると推定される。有害なニトロソ
アミンの発生量を測定した結果、ニトロソアミンは検出
されなかった。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
EPDM部品に銀錯体系抗菌剤を添加し、かつ加硫剤と
してテトラキス(2−アルキル)チウラムジスルフィド
を使用するため、良好な抗菌性および抗黴性を有し、か
つ有害なニトロソアミンを発生しないライフ・サイクル
・アセスメント適応ゴム組成物とすることができる。ま
た本発明によるライフ・サイクル・アセスメント適応ゴ
ム組成物の製造方法は、銀錯体系抗菌剤の殺菌性を低下
せしめることなく、またニトロソアミンを発生すること
なく、前記抗菌性EPDM部品を良好に製造できるとい
う利点がある。
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月15日(2001.3.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴ
ム組成物及びその製造方法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/40 C08K 5/40 5/44 5/44 Fターム(参考) 4F070 AA16 AC05 AC06 AC20 AC22 AC23 AC50 AD06 AE08 AE10 GA06 GB02 GB03 4J002 BB151 DA049 DA077 DH047 DJ007 DJ017 EV158 EV166 EV278 FB077 FD146 FD149 FD158 FD187 GT00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンプロピレンゴム組成物のゴム分
    100重量部に対し、加硫系の加硫剤として下記の式
    (1)のテトラキス(アルキル)チウラムジスルフィド
    0.1〜10重量部を添加したエチレンプロピレンゴム
    組成物に、エチレンプロピレンゴムのゴム分100重量
    部に対し、銀錯体系抗菌剤を1〜10重量部添加したこ
    とを特徴とするライフ・サイクル・アセスメント適応ゴ
    ム組成物。 【化1】 (1) (ただし、Rは炭素数5以上の同じまたは異なるアルキ
    ル基)
  2. 【請求項2】 前記テトラキス(アルキル)チウラムジ
    スルフィドは下記の式(2)の有効成分を有するテトラ
    キス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィドであ
    ることを特徴とする請求項1記載のライフ・サイクル・
    アセスメント適応ゴム組成物。 【化2】 (2)
  3. 【請求項3】 前記加硫系にN−シクロへキシル−2−
    ベンゾチアゾリルスルフェンアミドおよび/またはジベ
    ンジルジチオカルバミン酸亜鉛を添加することを特徴と
    する請求項1又は2記載のライフ・サイクル・アセスメ
    ント適応ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記N−シクロへキシル−2−ベンゾチ
    アゾリルスルフェンアミドの添加量は、エチレンプロピ
    レンゴム組成物のゴム分100重量部に対し0.1〜5
    重量部であることを特徴とする請求項3記載のライフ・
    サイクル・アセスメント適応ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 前記ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛
    の添加量は、エチレンプロピレンゴム組成物のゴム分1
    00重量部に対し、0.1〜5重量部であることを特徴
    とするライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成
    物。
  6. 【請求項6】 加硫系の加硫剤として、さらに硫黄0.
    1〜3重量部を使用することを特徴とする請求項1から
    5記載のいずれかのライフ・サイクル・アセスメント適
    応ゴム組成物。
  7. 【請求項7】 前記銀錯体系抗菌剤はシリカゲル、リン
    酸カルシウム、ケイ酸カルシウムの群より選択された担
    体にチオスルファト銀錯体を担持させたものであること
    を特徴とする請求項1から6記載のいずれかのライフ・
    サイクル・アセスメント適応ゴム組成物。
  8. 【請求項8】 基材となるエチレンプロピレンゴム分1
    00重量部に対し、加硫系の加硫剤として下記の式
    (1)のテトラキス(アルキル)チウラムジスルフィド
    0.1〜10重量部を添加したエチレンプロピレンゴム
    組成物に、銀錯体系抗菌剤をゴム分100重量部に対し
    1〜10重量部添加して混練ロールの表面温度が50〜
    80℃の範囲で混練する工程、前記混練ゴムを酸素フリ
    ーの雰囲気下で成形加硫する工程を含むことを特徴とす
    るライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物の製
    造方法。 【化3】 (1) (ただし、Rは炭素数5以上の同じまたは異なるアルキ
    ル基)
  9. 【請求項9】 前記成形加硫は150〜170℃の温度
    で6〜10分間行うことを特徴とする請求項8記載のラ
    イフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記加硫系に、加硫剤として、さらに
    硫黄0.1〜3重量部を使用することを特徴とする請求
    項8又は9記載のライフ・サイクル・アセスメント適応
    ゴム組成物の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265718A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Fujikura Rubber Ltd 環境保護エチレンプロピレンゴム組成物
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