JPH09232A - 食品製造用機械、器具に用いる白色ゴム - Google Patents
食品製造用機械、器具に用いる白色ゴムInfo
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- JPH09232A JPH09232A JP7176553A JP17655395A JPH09232A JP H09232 A JPH09232 A JP H09232A JP 7176553 A JP7176553 A JP 7176553A JP 17655395 A JP17655395 A JP 17655395A JP H09232 A JPH09232 A JP H09232A
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Abstract
た白色ゴムを提供すること。 【構成】 けい酸アルミニウム、けい酸マグネシウムの
表面をアミノシランカップリング剤で処理した補強充填
剤を150部以下組合わせて使用し、且つ食品衛生法に
適合した白色ゴム、また、けい酸アルミニウム、けい酸
マグネシウムの表面をアミノシランカップリング剤で処
理した補強充填剤を20部から80部組合わせて使用す
ると共に、食品衛生法に適合し、且つ発癌性の揮発性N
−ニトロソアミンを検出しない白色ゴム。
Description
械、器具のOリング、パッキング類、弁関係等に使用す
るのに好適な白色ゴムに関するものである。
るOリング、パッキング類、弁関係等のゴムは、主とし
てカーボンブラックを配合したエチレンプロピレンゴム
(EPR)、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホ
ン化ポリエチレン(CSM)、アクリロニトリルブタジ
ェンゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNB
R)、シリコーンゴム(Q)、フッ素(FKM)等が主
体である。また、白色、自然色のゴムとしては、唯一シ
リコーンゴムが用いられている。これらのOリング、パ
ッキング類、弁関係等の機械、器具の洗浄には80℃前
後で1〜2%程度の稀薄硝酸、水酸化ナトリウムが用い
られ、殺菌には次亜塩素酸ソーダの稀薄溶液が用いられ
ているのが一般的であるので、どうしても耐薬品性上の
関係からカーボンブラック配合が通常用いられている。
造工程の能率化、簡素化の関係から高温短時間の洗浄、
殺菌が検討され、製造工程での不純物の混入が極めて重
要視されるようになり、食品製造用機械、器具の部品に
黒色のゴムを用いることは不衛生感を抱かせて好まれな
い傾向がある。
について、日本の食品衛生法では「食品、添加物等の規
格基準第3器具及び容器包装の部D器具若しくは容器包
装又はこれらの原材料の材質別規格の項の3ゴム製の器
具又は容器包装」で定められており、厚生省告示第85
号で「ゴム製の器具(哺乳器具を除く)又は容器包装」
と「ゴム製哺乳器具」とが制定されている。ゴム製の器
具又は容器包装については100℃以上で使用するもの
にあっては溶出条件95℃、30分で、その他のものに
ついては60℃、30分と定められている。
R 21、FDA 、Subpart C §177.2600「繰返し
使用を目的とするゴム製品」、ドイツのKunststoffe in
Lebensmittelverkehr Empfehlungen des Bundesgesund
heitsamtes BGA B XXIドイツ連邦商品取引用プラスチッ
ク推薦基準、連邦衛生公報、ドイツ連邦保険局合成物質
委員会「天然、合成ゴムをベースとする商品」があり、
ポジティブリスト、溶質量が規定されている。C編には
「乳首中のニトロソアミンの定量」が規定されている。
ム製品は、上述の規格基準は適用されないが、拡大解釈
されて食品と直接接触するゴム製品と同一の規格基準の
要望が多い。上述の規格基準をクリアするゴム配合の補
強剤、充填剤として炭酸カルシウム、ホワイトカーボン
(含水けい酸)を用いると、蒸発残留物、溶出亜鉛の項
目で不適合となる。また、ホワイトカーボンはアルカリ
に弱いので.一般にはけい酸アルミニウム、けい酸マグ
ネシウムを用いるが、これらの補強充填剤は水素イオン
濃度(PH)が酸性側にあり、加硫遅れがあったり或いは
補強効果が小さい欠点があったり、製品の性質上問題が
ある。活性剤としてはグリコール類、ポリアミン類を用
いて充填剤表面を活性化して加硫遅れを防止している
が、これらの添加剤の安全衛生、水溶性の点で問題のあ
るものもあり、厚生省告示第85号に適合しても食品衛
生法第10条の「器具又は容器包装の規格基準の制定」
の項目で不適合となる。硫黄加硫、有機過酸化物架橋の
両方が可能なことは望ましく同時に発癌性の揮発性N−
ニトロソアミンを生成しない。しかもより安全で耐久性
のあるゴム製品が理想的である。
を鑑みて創出されたもので、衛生感を抱かせ、且つ安全
で耐久性に優れるような食品製造用機械、器具に用いる
白色ゴムを提供するものである。
ニウム、けい酸マグネシウムの表面をアミノシランカッ
プリング剤で処理した補強充填剤を150部以下組合わ
せて使用し、且つ食品衛生法に適合したものである。
シウムの表面をアミノシランカップリング剤で処理した
補強充填剤を20部から80部組合わせて使用すると共
に、食品衛生法に適合し、且つ発癌性の揮発性N−ニト
ロソアミンを検出しないものである。
色ゴムは、カーボンブラックを配合しないで、且つ発癌
性の揮発性N−ニトロソアミンが検出されないように
し、更に、機械的強度や耐水性を向上させるようにす
る。
同一分子内に有機材料であるゴムと結合する置換基を持
つ炭素官能性基と、無機材料である補強充填剤と反応す
るけい素官能基を持っており、有機材料と無機材料との
間に介在して、両者を結合させる役割を果し、加硫ゴム
の機械的強度、耐水性の向上の改善を行うシラン系カッ
プリング剤のアミノシラン処理をけい酸アルミニウムの
ハードクレーに行い、水素イオン濃度(PH)を4.5〜
6の酸性より7〜9.5のアルカリ性に変化させること
により、活性剤の使用も必要なく、また、けい酸マグネ
シウムのタルクについても物性が向上し、加硫遅れもな
いカーボンブラックを用いないゴム製品を得ることがで
きた。
シウムの表面をアミノシランカップリング剤で処理した
補強充填剤を150部以下組合わせて使用し、且つ食品
衛生法に適合するものとした。
シウムの表面をアミノシランカップリング剤で処理した
補強充填剤を20部から80部組合わせて使用すると共
に、食品衛生法に適合し、且つ発癌性の揮発性N−ニト
ロソアミンを検出しないものとした。
説明すると次の通りである。 実施例 1 ゴム アクリロニトリルブタジェンゴム 100 加硫剤 粉末硫黄 0.5 加硫促進剤 テトラベンジルチウラムテトラスルフィド 2 又はテトラベンジルチウラムジスルフィド ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛 0.2 加硫促進助剤 亜鉛華 1号 3 活性剤 ステアリン酸 1 補強充填剤 アミノシラン処理けい酸アルミニウム 30 アミノシラン処理けい酸マグネシウム 60 実施例 2 ゴム 水素化ニトリルゴム 100 架橋剤 1.3Bis-(butylperoxy-iso-propyl)benzene(40%) 10 Co-agent Trimethyololpropane trimethacrylate 4 補強充填剤 アミノシラン処理けい酸アルミニウム 80 アミノシラン処理けい酸マグネシウム 70 実施例 3 ゴム エチレンプロピレンゴム 100 架橋剤 2.5Di-methyl-2,5di(t-buthylperoxy)hexane(40%) 7 Co-agent Etylene dimethacrylate 2 補強充填剤 アミノシラン処理けい酸アルミニウム 70 アミノシラン処理けい酸マグネシウム 80
し、これを試験溶液とする。亜鉛、重金属の浸出用液は
4%酢酸を用いる。
白色ゴムは、上述のように、けい酸アルミニウム、けい
酸マグネシウムの表面をアミノシランカップリング剤で
処理した補強充填剤を150部以下組合わせて使用し、
且つ食品衛生法に適合させ、また、けい酸アルミニウ
ム、けい酸マグネシウムの表面をアミノシランカップリ
ング剤で処理した補強充填剤を20部から80部組合わ
せて使用すると共に、食品衛生法に適合し、且つ発癌性
の揮発性N−ニトロソアミンを検出しないようにしたか
ら、カーボンブラックが配合されていないため、衛生感
を抱かせることができるばかりでなく、発癌性の揮発性
N−ニトロソアミンを検出しないため、安全であり、し
かも、けい酸アルミニウム、けい酸マグネシウムの表面
をアミノシランカップリング剤で処理した補強充填剤を
150部以下又は20部から80部組合わせて使用して
いるため、機械的強度や耐水性を向上させることがで
き、耐久性にも優れている。
Claims (2)
- 【請求項1】 けい酸アルミニウム、けい酸マグネシウ
ムの表面をアミノシランカップリング剤で処理した補強
充填剤を150部以下組合わせて使用し、且つ食品衛生
法に適合したことを特徴とする食品製造用機械、器具に
用いる白色ゴム。 - 【請求項2】 けい酸アルミニウム、けい酸マグネシウ
ムの表面をアミノシランカップリング剤で処理した補強
充填剤を20部から80部組合わせて使用すると共に、
食品衛生法に適合し、且つ発癌性の揮発性N−ニトロソ
アミンを検出しないことを特徴とする食品製造用機械、
器具に用いる白色ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7176553A JP2961398B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 食品製造用機械、器具に用いる白色ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7176553A JP2961398B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 食品製造用機械、器具に用いる白色ゴム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09232A true JPH09232A (ja) | 1997-01-07 |
JP2961398B2 JP2961398B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16015602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7176553A Expired - Fee Related JP2961398B2 (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 食品製造用機械、器具に用いる白色ゴム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961398B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4949079A (en) * | 1985-04-19 | 1990-08-14 | Hugh Loebner | Brightpen/pad graphic device for computer inputs and the like |
JP2000044930A (ja) * | 1998-05-29 | 2000-02-15 | Du Pont Dow Elastomers Llc | 白色エラストマ―シ―ル材およびその製造方法 |
JP2002030190A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-31 | Fujikura Ltd | ゴムモールド部品用ゴム組成物 |
JP2007269856A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ゴム組成物およびシール部材 |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP7176553A patent/JP2961398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4550954B2 (ja) * | 1998-05-29 | 2010-09-22 | デュポン パフォーマンス エラストマーズ エルエルシー | 白色エラストマーシール材およびその製造方法 |
JP2002030190A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-31 | Fujikura Ltd | ゴムモールド部品用ゴム組成物 |
JP2007269856A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Arai Pump Mfg Co Ltd | ゴム組成物およびシール部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2961398B2 (ja) | 1999-10-12 |
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