JPH11158328A - 抗菌性ゴム部品 - Google Patents
抗菌性ゴム部品Info
- Publication number
- JPH11158328A JPH11158328A JP9342076A JP34207697A JPH11158328A JP H11158328 A JPH11158328 A JP H11158328A JP 9342076 A JP9342076 A JP 9342076A JP 34207697 A JP34207697 A JP 34207697A JP H11158328 A JPH11158328 A JP H11158328A
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- silver complex
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水に接触するゴム部品に抗菌性を付与するこ
とによって、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、
さらに清浄で健康的な生活環境を提供することを目的と
する。 【解決手段】 基材となるゴム分１００重量部に対し、
銀錯体系抗菌剤を１〜１０重量部添加したことを特徴と
した抗菌性ゴム部品、さらに所定のゴム配合に銀錯体系
抗菌剤をゴム分１００重量部に対し１〜１０重量部添加
して混練ロールの表面温度が５０〜８０℃の範囲で混練
する工程、前記混練ゴムを酸素フリーの雰囲気下で成形
加硫する工程を含むことを特徴とする抗菌性ゴム部品の
製造方法である。 【効果】ゴム部品に銀錯体系抗菌剤を添加したため、良
好な抗菌性および抗黴性を有するゴム部品とすることが
できる。また本発明による抗菌性ゴム部品の製造方法は
銀錯体系抗菌剤の殺菌性を低下せしめることなく、前記
ゴム部品を良好に製造できるという利点がある。
とによって、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、
さらに清浄で健康的な生活環境を提供することを目的と
する。 【解決手段】 基材となるゴム分１００重量部に対し、
銀錯体系抗菌剤を１〜１０重量部添加したことを特徴と
した抗菌性ゴム部品、さらに所定のゴム配合に銀錯体系
抗菌剤をゴム分１００重量部に対し１〜１０重量部添加
して混練ロールの表面温度が５０〜８０℃の範囲で混練
する工程、前記混練ゴムを酸素フリーの雰囲気下で成形
加硫する工程を含むことを特徴とする抗菌性ゴム部品の
製造方法である。 【効果】ゴム部品に銀錯体系抗菌剤を添加したため、良
好な抗菌性および抗黴性を有するゴム部品とすることが
できる。また本発明による抗菌性ゴム部品の製造方法は
銀錯体系抗菌剤の殺菌性を低下せしめることなく、前記
ゴム部品を良好に製造できるという利点がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌性ゴム部品、さらに
詳細には飲料水に接触する部分に使用するゴム部品に関
する。
詳細には飲料水に接触する部分に使用するゴム部品に関
する。
【０００２】
【従来技術及び問題点】水に接触するようなゴム部品
は、種々知られている。たとえば、ポンプのシール部
材、ダイヤフラム、Ｏ−リングなどが典型的ゴム部品で
あるが、このようなゴム部品は従来なんら抗菌処理をし
ていないのが現状である。典型的なこれらの部品は、常
時塩素系薬品により殺菌された水道水に触れた状態で使
用されるものであり、上述のようなゴム部品に抗菌性を
付与することは必要ではないと考えられていたからであ
る。しかしながら、近年になって天然水、ミネラルウォ
ーター、井戸水など塩素を含まない水が出回るようにな
ってきており、水道水用のゴム部品においてもＯ−１５
７問題などとあいまって、滅菌、殺菌の必要性が痛感さ
れてきている。
は、種々知られている。たとえば、ポンプのシール部
材、ダイヤフラム、Ｏ−リングなどが典型的ゴム部品で
あるが、このようなゴム部品は従来なんら抗菌処理をし
ていないのが現状である。典型的なこれらの部品は、常
時塩素系薬品により殺菌された水道水に触れた状態で使
用されるものであり、上述のようなゴム部品に抗菌性を
付与することは必要ではないと考えられていたからであ
る。しかしながら、近年になって天然水、ミネラルウォ
ーター、井戸水など塩素を含まない水が出回るようにな
ってきており、水道水用のゴム部品においてもＯ−１５
７問題などとあいまって、滅菌、殺菌の必要性が痛感さ
れてきている。
【０００３】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、水に接触するゴム部品に抗菌性を付与すること
によって、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、さ
らに清浄で健康的な生活環境を提供することを目的とす
る。
であり、水に接触するゴム部品に抗菌性を付与すること
によって、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、さ
らに清浄で健康的な生活環境を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ため、本発明による抗菌性ゴム部品は、基材となるゴム
分１００重量部に対し、銀錯体系抗菌剤を１〜１０重量
部添加したことを特徴とする。
ため、本発明による抗菌性ゴム部品は、基材となるゴム
分１００重量部に対し、銀錯体系抗菌剤を１〜１０重量
部添加したことを特徴とする。
【０００５】また本発明による抗菌性ゴム部品の製造方
法は、所定のゴム配合に銀錯体系抗菌剤をゴム分１００
重量部に対し１〜１０重量部添加して混練ロールの表面
温度が５０〜８０℃の範囲で混練する工程、前記混練ゴ
ムを酸素フリーの雰囲気下で成形加硫する工程を含むこ
とを特徴とする。
法は、所定のゴム配合に銀錯体系抗菌剤をゴム分１００
重量部に対し１〜１０重量部添加して混練ロールの表面
温度が５０〜８０℃の範囲で混練する工程、前記混練ゴ
ムを酸素フリーの雰囲気下で成形加硫する工程を含むこ
とを特徴とする。
【０００６】本発明によれば、ゴム部品に銀錯体系抗菌
剤を添加したため、良好な抗菌性および抗黴性を有する
ゴム部品とすることができる。また本発明による抗菌性
ゴム部品の製造方法は銀錯体系抗菌剤の殺菌性を低下せ
しめることなく、前記ゴム部品を良好に製造できるとい
う利点がある。
剤を添加したため、良好な抗菌性および抗黴性を有する
ゴム部品とすることができる。また本発明による抗菌性
ゴム部品の製造方法は銀錯体系抗菌剤の殺菌性を低下せ
しめることなく、前記ゴム部品を良好に製造できるとい
う利点がある。
【０００７】本発明による銀錯体系抗菌剤は、シリカゲ
ルなどの担持体に銀錯体、たとえばチオスルファト銀錯
体を担持したものである。すなわちシリカゲルに銀錯体
を担持させることによって、殺菌効果を有する銀錯体を
微量づつ滲み出すようにしてある。
ルなどの担持体に銀錯体、たとえばチオスルファト銀錯
体を担持したものである。すなわちシリカゲルに銀錯体
を担持させることによって、殺菌効果を有する銀錯体を
微量づつ滲み出すようにしてある。
【０００８】上述のような銀錯体系抗菌剤は、基材とな
るゴム分１００重量部に対し１〜１０重量部添加してい
る。添加量が１重量部未満であると、滅菌効果が小さ
く、一方１０重量部を超えると、高価になり経済性に問
題を生じる。一般に抗菌剤を添加すると、伸びなどゴム
の特性が悪化する傾向にあるが、銀錯体系の抗菌剤は分
散性が良好なため、上述の範囲においては、ゴム特性は
ほとんど変化しないという利点がある。
るゴム分１００重量部に対し１〜１０重量部添加してい
る。添加量が１重量部未満であると、滅菌効果が小さ
く、一方１０重量部を超えると、高価になり経済性に問
題を生じる。一般に抗菌剤を添加すると、伸びなどゴム
の特性が悪化する傾向にあるが、銀錯体系の抗菌剤は分
散性が良好なため、上述の範囲においては、ゴム特性は
ほとんど変化しないという利点がある。
【０００９】前記のような銀錯体系抗菌剤が添加される
基材としては、基本的にいかなるものでもよい。たとえ
ばＥＰＤＭ、ＰＰ、ＰＥ、ＡＢＳ、ＰＣ、ＰＳ、ＰＡ、
ＰＥＴなどに添加することが可能である。
基材としては、基本的にいかなるものでもよい。たとえ
ばＥＰＤＭ、ＰＰ、ＰＥ、ＡＢＳ、ＰＣ、ＰＳ、ＰＡ、
ＰＥＴなどに添加することが可能である。
【００１０】本発明によれば、上述のような抗菌性ゴム
部品の製造方法も提供する。上述のような銀錯体系抗菌
剤は、高温に曝されると抗菌効果を減少する性質があ
る。したがって、本発明においては、基材となるゴム配
合物に対し、ゴム分１００重量部に対し上述のように１
〜１０重量部添加して混練するときに混練ロールの表面
温度を５０〜８０℃に制御して行う。高温に長時間さら
されると銀錯体系抗菌剤の抗菌効果は低下する。このた
め上述のような５０〜８０°の混練ロールの表面温度で
行うことにより、混練時のゴム温度を５０〜１２０℃に
制御可能になるためである。
部品の製造方法も提供する。上述のような銀錯体系抗菌
剤は、高温に曝されると抗菌効果を減少する性質があ
る。したがって、本発明においては、基材となるゴム配
合物に対し、ゴム分１００重量部に対し上述のように１
〜１０重量部添加して混練するときに混練ロールの表面
温度を５０〜８０℃に制御して行う。高温に長時間さら
されると銀錯体系抗菌剤の抗菌効果は低下する。このた
め上述のような５０〜８０°の混練ロールの表面温度で
行うことにより、混練時のゴム温度を５０〜１２０℃に
制御可能になるためである。
【００１１】このように混練したゴムを所定形状に成形
し加硫するものであるが、この成形加硫は、酸素フリー
の雰囲気下で１５０〜１７０℃の温度で６〜１０分間行
うのがよい。酸素フリーの雰囲気下、たとえば真空プレ
スによって、あるいは不活性ガス雰囲気下で成形加硫を
行うのは、銀錯体系抗菌剤が酸化して酸化銀を形成しな
いようにするためである。また、加硫温度が１５０℃未
満であると、十分な加硫が行えない恐れがあり、一方１
７０℃であると、銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が十分発揮
できない恐れを生じるからである。
し加硫するものであるが、この成形加硫は、酸素フリー
の雰囲気下で１５０〜１７０℃の温度で６〜１０分間行
うのがよい。酸素フリーの雰囲気下、たとえば真空プレ
スによって、あるいは不活性ガス雰囲気下で成形加硫を
行うのは、銀錯体系抗菌剤が酸化して酸化銀を形成しな
いようにするためである。また、加硫温度が１５０℃未
満であると、十分な加硫が行えない恐れがあり、一方１
７０℃であると、銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が十分発揮
できない恐れを生じるからである。
【００１２】さらに加硫時間が６分未満であると、十分
に加硫できない恐れがあり、一方１０分を越えない条件
に設定した理由は銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が低下する
ことを抑止するためである。
に加硫できない恐れがあり、一方１０分を越えない条件
に設定した理由は銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が低下する
ことを抑止するためである。
【００１３】上述のような成形加硫は一度で行うことも
可能であるが、たとえば一次加硫、二次加硫など複数に
わけて行うこともできる。
可能であるが、たとえば一次加硫、二次加硫など複数に
わけて行うこともできる。
【００１４】上述のように加硫成形を行ったゴム部品
を、任意に次亜塩素酸ソーダなどの殺菌剤により殺菌洗
浄して次にアルカリにより中和し、次に水洗処理して製
品とする。
を、任意に次亜塩素酸ソーダなどの殺菌剤により殺菌洗
浄して次にアルカリにより中和し、次に水洗処理して製
品とする。
【００１５】
【実施例】下記の配合のゴム配合物に対し、シリカゲル
にチオスルファト銀錯体を担持させた銀錯体系抗菌剤を
１重量部（実施例１）、３重量部（実施例２）、５重量
部（実施例３）、４重量部（実施例４）、６重量部（実
施例５）、１０重量部（実施例６）添加してゴム部品を
製造した。下記の配合は厚生省告示８５に適合したもの
である。
にチオスルファト銀錯体を担持させた銀錯体系抗菌剤を
１重量部（実施例１）、３重量部（実施例２）、５重量
部（実施例３）、４重量部（実施例４）、６重量部（実
施例５）、１０重量部（実施例６）添加してゴム部品を
製造した。下記の配合は厚生省告示８５に適合したもの
である。
【００１６】 ゴム配合 ＥＰＤＭ １００重量部 チタンホワイト ５重量部 亜鉛華 ５重量部 ケイ素系補強剤 ５０重量部 硫酸バリウム １０重量部 加工助剤 プロセスオイル １０重量部 加硫助剤 ２重量部 過酸化物加硫剤 ８重量部 合計 １９０重量部
【００１７】製造は上述の配合に銀錯体系抗菌剤を添加
してロール温度６０〜８０℃（練り上がり時のゴム温度
８０〜１００℃）で混練を行った。ついで、真空プレス
で１６０℃、８分間一次加硫を行い、次いで１２０℃、
６０分、二次加硫を行って所定形状のゴム部品を製造し
た。さらに次亜塩素酸ソーダで殺菌洗浄したのち、アル
カリで中和し、さらに水で洗浄した。
してロール温度６０〜８０℃（練り上がり時のゴム温度
８０〜１００℃）で混練を行った。ついで、真空プレス
で１６０℃、８分間一次加硫を行い、次いで１２０℃、
６０分、二次加硫を行って所定形状のゴム部品を製造し
た。さらに次亜塩素酸ソーダで殺菌洗浄したのち、アル
カリで中和し、さらに水で洗浄した。
【００１８】上記実施例３と上記配合で銀錯体系抗菌剤
を配合しないゴム成型品（比較例）の抗菌性を測定した
結果を下記の表１に示す。
を配合しないゴム成型品（比較例）の抗菌性を測定した
結果を下記の表１に示す。
【００１９】
【表１】表１
【００２０】表１より明らかなように、本発明における
ゴム部品は大腸菌、黄色ブドウ球菌などすべての細菌に
対して優れた抗菌性を有していた。
ゴム部品は大腸菌、黄色ブドウ球菌などすべての細菌に
対して優れた抗菌性を有していた。
【００２１】また、ゴム特性を表２及び表３に示す。な
お比較例は無添加の場合である。同様に無添加の比較例
に比較してほとんど変化がないことがわかった。
お比較例は無添加の場合である。同様に無添加の比較例
に比較してほとんど変化がないことがわかった。
【００２２】
【表２】表２
【００２３】
【表３】表２続き
【００２４】
【表４】表３
【００２５】
【表５】表３続き
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による抗菌
性ゴム部品によれば、ゴム部品に分散性の良好な銀錯体
系抗菌剤を添加したため、ゴム特性を損なうことなく良
好な抗菌性および抗黴性の飲料水に接触するゴム部品を
提供できるという利点がある。
性ゴム部品によれば、ゴム部品に分散性の良好な銀錯体
系抗菌剤を添加したため、ゴム特性を損なうことなく良
好な抗菌性および抗黴性の飲料水に接触するゴム部品を
提供できるという利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ０８Ｋ 9/04 Ｃ０８Ｋ 9/04 (72)発明者 高橋 良尚 埼玉県大宮市三橋１丁目840番地 藤倉ゴ ム工業株式会社大宮工場内
Claims (4)
- 【請求項１】 基材となるゴム分１００重量部に対し、
銀錯体系抗菌剤を１〜１０重量部添加したことを特徴と
する抗菌性ゴム部品。 - 【請求項２】 前記銀錯体系抗菌剤はシリカゲルにチオ
スルファト銀錯体を担持させたものであることを特徴と
する請求項１記載の抗菌性ゴム部品。 - 【請求項３】 所定のゴム配合に銀錯体系抗菌剤をゴム
分１００重量部に対し１〜１０重量部添加して混練ロー
ルの表面温度が５０〜８０℃の範囲で混練する工程、前
記混練ゴムを酸素フリーの雰囲気下で成形加硫する工程
を含むことを特徴とする抗菌性ゴム部品の製造方法。 - 【請求項４】 前記成形加硫は１５０〜１７０℃の温度
で６〜１０分間行うことを特徴とする請求項３記載の抗
菌性ゴム部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9342076A JPH11158328A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 抗菌性ゴム部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9342076A JPH11158328A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 抗菌性ゴム部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11158328A true JPH11158328A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18350981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9342076A Pending JPH11158328A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 抗菌性ゴム部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11158328A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6448306B1 (en) | 2001-03-23 | 2002-09-10 | Milliken & Company | Antimicrobial articles made from nitrile or natural rubber |
| US6455610B1 (en) | 2001-03-23 | 2002-09-24 | Milliken & Company | Antimicrobial pre-vulcanized rubber compositions |
| KR20020096265A (ko) * | 2001-06-19 | 2002-12-31 | 서우석 | 무기항균제가 첨가된 고무계 용품 제조방법 및 그 고무계용품 |
| US6555599B2 (en) | 2001-03-26 | 2003-04-29 | Milliken & Company | Antimicrobial vulcanized EPDM rubber articles |
| EP1381644A4 (en) * | 2001-03-23 | 2005-11-02 | Milliken & Co | ANTIMICROBIAL RUBBER COMPOSITIONS |
| JP2008031485A (ja) * | 2001-12-12 | 2008-02-14 | Milliken & Co | 抗菌性着色加硫ゴム物品 |
| JP2009138072A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Yokoyama Seiyaku Kk | エラストマ組成物および足回り用衝撃吸収体 |
| CN102181065A (zh) * | 2011-04-08 | 2011-09-14 | 北京海实特科技发展有限公司 | 一种抗菌橡胶制造方法及其应用 |
| US8389021B2 (en) | 2009-02-03 | 2013-03-05 | Microbion Corporation | Bismuth-thiols as antiseptics for epithelial tissues, acute and chronic wounds, bacterial biofilms and other indications |
| US9028878B2 (en) | 2009-02-03 | 2015-05-12 | Microbion Corporation | Bismuth-thiols as antiseptics for biomedical uses, including treatment of bacterial biofilms and other uses |
| US9408393B2 (en) | 2010-02-03 | 2016-08-09 | Microbion Corporation | Bismuth-thiols as antiseptics for agricultural, industrial and other uses |
| US11207288B2 (en) | 2018-07-31 | 2021-12-28 | Microbion Corporation | Bismuth-thiol compositions and methods for treating wounds |
| US11464749B2 (en) | 2018-07-31 | 2022-10-11 | Microbion Corporation | Bismuth-thiol compositions and methods of use |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP9342076A patent/JPH11158328A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US10835510B2 (en) | 2009-02-03 | 2020-11-17 | Microbion Corporation | Bismuth-thiols as antiseptics for epithelial tissues, acute and chronic wounds, bacterial biofilms and other indications |
| US10960012B2 (en) | 2009-02-03 | 2021-03-30 | Microbion Corporation | Bismuth-thiols as antiseptics for biomedical uses, including treatment of bacterial biofilms and other uses |
| US9408393B2 (en) | 2010-02-03 | 2016-08-09 | Microbion Corporation | Bismuth-thiols as antiseptics for agricultural, industrial and other uses |
| CN102181065A (zh) * | 2011-04-08 | 2011-09-14 | 北京海实特科技发展有限公司 | 一种抗菌橡胶制造方法及其应用 |
| US11207288B2 (en) | 2018-07-31 | 2021-12-28 | Microbion Corporation | Bismuth-thiol compositions and methods for treating wounds |
| US11464749B2 (en) | 2018-07-31 | 2022-10-11 | Microbion Corporation | Bismuth-thiol compositions and methods of use |
| US11974978B2 (en) | 2018-07-31 | 2024-05-07 | Microbion Corporation | Bismuth-thiol compositions and methods for treating wounds |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021217 |