JP2002265682A - ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002265682A
JP2002265682A JP2001071997A JP2001071997A JP2002265682A JP 2002265682 A JP2002265682 A JP 2002265682A JP 2001071997 A JP2001071997 A JP 2001071997A JP 2001071997 A JP2001071997 A JP 2001071997A JP 2002265682 A JP2002265682 A JP 2002265682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber composition
weight
parts
rubber
life cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001071997A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Miki
茂機 三木
Kazuo Kaneda
一男 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Rubber Ltd filed Critical Fujikura Rubber Ltd
Priority to JP2001071997A priority Critical patent/JP2002265682A/ja
Publication of JP2002265682A publication Critical patent/JP2002265682A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ニトロソアミンなどの環境汚染物質を発生する
ことなく、水に接触するNBR部品に抗菌性を付与する
とともに、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、さ
らに清浄で健康的な生活環境を提供する。 【解決手段】加硫系としてNBR組成物のゴム分100
重量部に対し、硫黄0.5〜2重量部、テトラキス(2
−アルキル)チウラムジスルフィド1〜10重量部を添
加したNBR組成物に、NBR組成物のゴム分100重
量部に対し、銀錯体系抗菌剤を1〜10重量部添加した
ことを特徴とする。 【効果】NBR組成物に銀錯体系抗菌剤を添加し、かつ
加硫促進剤としてテトラキス(2−アルキル)チウラム
ジスルフィドを使用するため、良好な抗菌性および抗黴
性を有し、かつ有害なニトロソアミンを発生しないライ
フ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物とすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はライフ・サイクル・アセ
スメントに対応し、かつ抗菌性を有するニトリルブタジ
エンゴム(NBR)を基材とするのライフ・サイクル・
アセスメント適応ゴム組成物およびその製造方法、さら
に詳細には飲料水に接触する部分に使用するライフ・サ
イクル・アセスメント適応ゴム組成物およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来技術及び問題点】水に接触するようなゴム部品
は、種々知られている。たとえば、ポンプのシール部
材、ダイヤフラム、O−リング、ホースなどが典型的ゴ
ム部品であるが、このようなゴム部品は従来なんら抗菌
処理をしていないのが現状である。典型的なこれらの部
品は、常時塩素系薬品により殺菌された水道水に触れた
状態で使用されるものであり、上述のようなゴム部品に
抗菌性を付与することは必要ではないと考えられていた
からである。しかしながら、近年になって天然水、ミネ
ラルウォーター、井戸水など塩素を含まない水が出回る
ようになってきており、水道水用のゴム部品においても
O−157問題などとあいまって、滅菌、殺菌の必要性
が痛感されてきている。
【0003】また、近年、地球環境の保護への関心が高
まり、世界的に環境汚染化学物質の使用規制が厳しくな
ってきている。このような環境汚染物質の一つとしてニ
トロソアミンが挙げられている。このニトロソアミンは
ゴム組成物中へ添加されるある種の加硫促進剤、老化防
止剤、スコーチ防止剤、可塑剤などより発生することが
知られている。それらの添加剤はゴム特性を良好にする
うえから、必要な添加剤であり、ニトロソアミンを発生
させない添加剤の選択及びその添加剤を使用して、従来
と同様なゴム特性が得られるゴム組成物が希求されてい
る。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、ニトロソアミンなどの環境汚染物質を発生する
ことなく、水に接触するNBR部品に抗菌性を付与する
とともに、前記水の滅菌ないし殺菌を行うようにし、さ
らに清浄で健康的な生活環境を提供することを目的とす
る。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ため、本発明によるライフ・サイクル・アセスメント適
応ゴム組成物は、加硫系としてニトリルブタジエンゴム
(NBR)組成物のゴム分100重量部に対し、硫黄
0.5〜2重量部、下記の式(1)のテトラキス(2−
アルキル)チウラムジスルフィド1〜10重量部を添加
したニトリルブタジエンゴム(NBR)組成物に、ニト
リルブタジエンゴム(NBR)組成物のゴム分100重
量部に対し、銀錯体系抗菌剤を1〜10重量部添加した
ことを特徴とする。
【0006】また本発明によるライフ・サイクル・アセ
スメント適応ゴム組成物の製造方法は、所定のニトリル
ブタジエンゴム(NBR)組成物に銀錯体系抗菌剤をゴ
ム分100重量部に対し1〜10重量部、硫黄0.5〜
2重量部、下記の式(1)のテトラキス(2−アルキ
ル)チウラムジスルフィド1〜10重量部を添加して、
混練ロールの表面温度が50〜80℃の範囲で混練する
工程、前記混練ゴムを酸素フリーの雰囲気下で成形加硫
する工程を含むことを特徴とする。
【0007】
【化4】 (1) (ただし、Rは炭素数5以上の同じまたは異なるアルキ
ル基)
【0008】本発明によれば、NBR組成物に銀錯体系
抗菌剤を添加し、かつ加硫促進剤としてテトラキス(2
−アルキル)チウラムジスルフィドを使用するため、良
好な抗菌性および抗黴性を有し、かつ有害なニトロソア
ミンを発生しないライフ・サイクル・アセスメント適応
ゴム組成物とすることができる。また本発明によるライ
フ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物の製造方法
は、銀錯体系抗菌剤の殺菌性を低下せしめることなく、
またニトロソアミンを発生することなく、前記抗菌性N
BR部品を良好に製造できるという利点がある。
【0009】本発明をさらに詳しく説明すると、本発明
の基材として使用されるNBR組成物は、NBRに対
し、ワックス、老化防止剤、可塑剤、カーボンブラッ
ク、酸化亜鉛などの添加物、さらに加硫系として加硫
剤、加硫促進剤などを添加することができる。
【0010】このうち、可塑剤としては、従来、セバシ
ン酸系ポリエステルあるいはリン酸トリクレジル等のリ
ン酸系の可塑剤が使用されているが、上述のようなセバ
シン酸系ポリエステル及びリン酸系可塑剤は発ガン性あ
るいは環境汚染物質となることが知られている。本発明
において、上記のセバシン酸系ポリエステル及びリン酸
系可塑剤を使用することなく、可塑剤としてはポリエス
テル系可塑剤を使用するのが好ましい。このようなポリ
エステル系可塑剤であっても、後述の実施例で示すよう
に、良好なゴム特性が得られるからである。ポリエステ
ル系可塑剤としては、アジピン酸系ポリエーテルアルコ
ールジエステルとアジピン酸系ポリエステルの混合系可
塑剤、アジピン酸(ブトキシエトキシエチル)ジエステ
ルを例として挙げることができる。
【0011】このようなポリエステル系可塑剤は、NB
R組成物のゴム分100重量部に対し、0.5〜50重
量部添加するのが好ましい。0.5重量部未満である
と、十分な可塑性が得られない恐れがあり、一方、50
重量部を超えると、耐油性の面でブリードが発生し、ゴ
ム物性が悪化するという欠点を生じる恐れがある。
【0012】本発明による加硫系は、加硫剤として硫黄
を使用し、加硫促進剤としてテトラキス(アルキル)チ
ウラムジスルフィドを使用している。下記の化学式で、
Rは炭素数5以上の同じまたは異なるアルキル基を示
し、好ましくは、2−エチルヘキシル基であるのがよい
(下記に(2)として構造式を示す)。炭素数5未満で
あると、有害なニトロソアミンを形成する恐れがあるか
らである。このテトラキス(アルキル)チウラムジスル
フィドは揮発性が小さく、大気中のNOxと反応せず、
有害なニトロソアミンを生じることはない。
【0013】
【化5】 (1)
【0014】
【化6】 (2)
【0015】本発明においては、このようなテトラキス
(アルキル)チウラムジスルフィドとともに、下記に化
学式を示すジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛および/
またはジベンゾチアジルジスルフィドを使用することが
できる。このような加硫促進剤もニトロソアミンなどの
有害規制物質を発生しないからである。
【0016】ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛および
/またはジベンゾチアジルジスルフィドは、上述のテト
ラキス(アルキル)チウラムジスルフィドの添加量を低
減するために添加される。すなわち、このジベンジルジ
チオカルバミン酸亜鉛および/またはジベンゾチアジル
ジスルフィドを加硫促進剤として添加することによっ
て、テトラキス(アルキル)チウラムジスルフィドの添
加量を低減せしめることが可能であり、ゴム特性を特に
良好に保持可能になる。
【0017】
【化7】
【0018】上述のような加硫系において、加硫剤であ
る硫黄は、NBR組成物のゴム分100重量部に対し、
0.5〜2重量部添加するのがよい。0.5重量部未満
であると、NBRが十分に加硫しない恐れがあり、一
方、2重量部を超えると、モジュラス・強度が上がり、
圧縮永久歪・低温性が悪化すると言う欠点を生じる恐れ
がある。
【0019】また加硫促進剤のテトラキス(アルキル)
チウラムジスルフィドは、好ましくはNBR組成物のゴ
ム分100重量部に対し1〜10重量部であるのがよ
い。1重量部未満であると、NBRが十分に加硫しない
恐れがあり、一方、10重量部を超えると、ゴムの特性
を損なう恐れと、厚生省告示85における過マンガン酸
カリウム消費量の安全衛生性が損なわれるからである。
【0020】上述のテトラキス(アルキル)チウラムジ
スルフィドと共に添加される加硫促進剤のジベンジルジ
チオカルバミン酸亜鉛は、NBR組成物のゴム分100
重量部に対し、0.5〜5重量部添加するのが好まし
い。0.5重量部未満であると、加硫促進効果が小さ
く、一方、5重量部を超えると、ゴム特性を損なう恐れ
がある。
【0021】また、上述のテトラキス(アルキル)チウ
ラムジスルフィドと共に添加される加硫促進剤のジベン
ゾチアジルジスルフィドは、NBR組成物のゴム分10
0重量部に対し、1〜5重量部添加するのが好ましい。
1重量部未満であると、加硫促進効果が小さく、一方、
5重量部を超えると、ゴム特性を損なう恐れがある。
【0022】このようなNBR組成物に添加される銀錯
体系抗菌剤は、シリカゲル、リン酸カルシウム、ケイ酸
カルシウムなどの一種以上の担持体に銀錯体、たとえば
チオスルファト銀錯体を担持したものである。すなわち
シリカゲル、リン酸カルシウム、ケイ酸カルシウムなど
に銀錯体を担持させることによって、殺菌効果を有する
銀錯体を微量づつ滲み出すようにしてある。
【0023】上述のような銀錯体系抗菌剤は、NBR組
成物のゴム分100重量部に対し1〜10重量部添加し
ている。添加量が1重量部未満であると、滅菌効果が小
さく、一方10重量部を超えると、高価になり経済性に
問題を生じる。
【0024】本発明によれば、上述のようなよるライフ
・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物の製造方法も
提供する。上述のような銀錯体系抗菌剤は、高温に曝さ
れると抗菌効果を減少する性質がある。したがって、本
発明においては、基材となるNBR組成物のゴム分10
0重量部に対し上述のように1〜10重量部添加して混
練するときに混練ロールの表面温度を50〜80℃に制
御して行う。高温に長時間曝されると銀錯体系抗菌剤の
抗菌効果は低下する。このため上述のような50〜80
℃の混練ロールの表面温度で行うことにより、混練時の
ゴム温度を50〜120℃に制御可能になり、銀錯体系
抗菌剤の抗菌効果の低下を防止できる。
【0025】このように混練したゴムを所定形状に成形
し加硫するものであるが、この成形加硫は、酸素フリー
の雰囲気下で150〜170℃の温度で6〜10分間行
うのがよい。酸素フリーの雰囲気下、たとえば真空プレ
スによって、あるいは不活性ガス雰囲気下で成形加硫を
行うのは、銀錯体系抗菌剤が酸化して酸化銀を形成しな
いようにするためである。また、加硫温度が150℃未
満であると、十分な加硫が行えない恐れがあり、一方1
70℃を超えると、銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が十分発
揮できない恐れを生じるからである。
【0026】さらに加硫時間が6分未満であると、十分
に加硫できない恐れがあり、一方10分を超えない条件
に設定した理由は銀錯体系抗菌剤の抗菌効果が低下する
ことを抑止するためである。上述のような加硫条件下
で、本発明による加硫系は支障なく有効に作用する。
【0027】上述のような成形加硫は一度で行うことも
可能であるが、たとえば一次加硫、二次加硫など複数に
わけて行うこともできる。
【0028】上述のように加硫成形を行った抗菌性NB
Rゴム部品を、任意に次亜塩素酸ソーダなどの殺菌剤に
より殺菌洗浄して次にアルカリにより中和し、次に水洗
処理して製品とする。
【0029】
【実施例1〜3】下記の配合のNBRゴム組成物に対
し、シリカゲルにチオスルファト銀錯体を担持させた銀
錯体系抗菌剤を1重量部(実施例1)、5重量部(実施
例2)、10重量部(実施例3)添加して下記の配合の
よるライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物を
製造した。下記の配合は厚生省告示85に適合したもの
である。
【0030】 実施例 比較例 NBR 100 100 ワックス 1.0 1.0 老化防止剤 5.0 5.0 アデカ脂肪酸 1.0 1.0 酸化亜鉛 10.0 10.0 SRFカーボン 70.0 70.0 セバシン酸系ポリエステル − 6.0 リン酸トリクレジル − 3.0 ポリエステルブレンド系可塑剤 9.0 − (アジピン酸系ポリエーテルアルコールジエステルと アジピン酸ポリエステル混合物) 硫黄 1.0 0.7 テトラエチルチウラムジスルフィド − 1.7 テトラメチルチウラムジスルフィド − 1.7 テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド 6.0 − ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛 3.0 − ジベンゾチアジルジスルフィド 2.0 2.0 (重量部)
【0031】製造は上述のNBR組成物に銀錯体系抗菌
剤を添加してロール温度60〜80℃(練り上がり時の
ゴム温度80〜100℃)で混練を行った。次いで、真
空プレスで160℃、8分間一次加硫を行い、次いで1
20℃、60分、二次加硫を行って所定形状のゴム部品
を製造した。さらに次亜塩素酸ソーダで殺菌洗浄したの
ち、アルカリ中和し、さらに水で洗浄した。
【0032】上記実施例2と上記配合で銀錯体系抗菌剤
を配合しないNBRゴム成型品(比較例1)の抗菌性を
測定した結果を下記の表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1より明らかなように、本発明における
ゴム部品は大腸菌、黄色ブドウ球菌などすべての細菌に
対して優れた抗菌性を有していた。
【0035】また、ゴム特性を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】また、ニトロソアミンの発生量を測定した
結果、実施例のよるライフ・サイクル・アセスメント適
応ゴム部品は検出できず、これに対し、比較例1および
2のNBR部品は、1.16〜1.82μg/kg(加
硫ゴム)であり、ニトロソアミンの発生量が著しく抑制
されていることがわかる。
【0038】上述の表2より明らかなように、本発明に
よるよるライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成
物によれば、従来とほぼ同等のゴム特性を備え、しかも
有害なニトロソアミンの発生を極小に抑制可能である。
さらに、有害物質である可塑剤のセバシン酸系ポリエス
テル及びリン酸系可塑剤を使用していないため、環境保
護の点より、極めて有効であるという利点がある。ま
た、抗菌性も実施例2に示したものと同様な抗菌性を示
した。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
NBR組成物に銀錯体系抗菌剤を添加し、かつ加硫促進
剤としてテトラキス(2−アルキル)チウラムジスルフ
ィドを使用するため、良好な抗菌性および抗黴性を有
し、かつ有害なニトロソアミンを発生しないよるライフ
・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物とすることが
できる。また本発明によるよるライフ・サイクル・アセ
スメント適応ゴム組成物の製造方法は、銀錯体系抗菌剤
の殺菌性を低下せしめることなく、またニトロソアミン
を発生することなく、前記抗菌性NBR部品を良好に製
造できるという利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 9/02 C08K 9/02 Fターム(参考) 4J002 AC071 DA046 DG008 DH048 DJ008 DJ018 EH099 EV137 EV167 FB088 FD029 FD146 FD157 FD188 GC00 GJ02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫系としてニトリルブタジエンゴム組
    成物のゴム分100重量部に対し、硫黄0.5〜2重量
    部、下記の式(1)のテトラキス(2−アルキル)チウ
    ラムジスルフィド1〜10重量部を添加したニトリルブ
    タジエンゴム組成物に、ニトリルブタジエンゴム組成物
    のゴム分100重量部に対し、銀錯体系抗菌剤を1〜1
    0重量部添加したことを特徴とするライフ・サイクル・
    アセスメント適応ゴム組成物。 【化1】 (1) (ただし、Rは炭素数5以上の同じまたは異なるアルキ
    ル基)
  2. 【請求項2】 前記テトラキス(アルキル)チウラムジ
    スルフィドは下記の式(2)の有効成分を有するテトラ
    キス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィドであ
    ることを特徴とする請求項1記載のライフ・サイクル・
    アセスメント適応ゴム組成物。 【化2】 (2)
  3. 【請求項3】 前記加硫系にジベンジルジチオカルバミ
    ン酸亜鉛および/またはジベンゾチアジルジスルフィド
    を添加することを特徴とする請求項1又は2記載のライ
    フ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛
    の添加量は、ニトリルブタジエンゴム組成物のゴム分1
    00重量部に対し、0.5〜5重量部であることを特徴
    とする請求項3記載のライフ・サイクル・アセスメント
    適応ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 前記ジベンゾチアジルジスルフィドの添
    加量は、ニトリルブタジエンゴム組成物のゴム分100
    重量部に対し、1〜5重量部であることを特徴とする請
    求項3または4記載のライフ・サイクル・アセスメント
    適応ゴム組成物。
  6. 【請求項6】 前記ニトリルブタジエンゴム組成物に添
    加される可塑剤は、ポリエステル系可塑剤であることを
    特徴とする請求項1から5記載のいずれかのライフ・サ
    イクル・アセスメント適応ゴム組成物。
  7. 【請求項7】 前記ポリエステル系可塑剤はアジピン酸
    系ポリエーテルアルコールジエステルとアジピン酸系ポ
    リエステルの混合系可塑剤および/またはアジピン酸
    (ブトキシエトキシエチル)ジエステルであることを特
    徴とする請求項6記載のライフ・サイクル・アセスメン
    ト適応ゴム組成物。
  8. 【請求項8】 前記ポリエステル系可塑剤の添加量は、
    ニトリルブタジエンゴム組成物のゴム分100重量部に
    対し、0.5〜50重量部であることを特徴とする請求
    項6または7記載のライフ・サイクル・アセスメント適
    応ゴム組成物。
  9. 【請求項9】 前記銀錯体系抗菌剤はシリカゲル、リン
    酸カルシウム、ケイ酸カルシウムの群より選択された担
    体にチオスルファト銀錯体を担持させたものであること
    を特徴とする請求項1から8記載のいずれかのライフ・
    サイクル・アセスメント適応ゴム組成物。
  10. 【請求項10】 基材となるニトリルブタジエンゴム分
    100重量部に対し、加硫系として硫黄0.5〜2重量
    部、下記の式(1)のテトラキス(2−アルキル)チウ
    ラムジスルフィド1〜10重量部を添加したニトリルブ
    タジエンゴム組成物に、銀錯体系抗菌剤をゴム分100
    重量部に対し1〜10重量部添加して混練ロールの表面
    温度が50〜80℃の範囲で混練する工程、前記混練ゴ
    ムを酸素フリーの雰囲気下で成形加硫する工程を含むこ
    とを特徴とするライフ・サイクル・アセスメント適応ゴ
    ム組成物の製造方法。 【化3】 (1) (ただし、Rは炭素数5以上の同じまたは異なるアルキ
    ル基)
  11. 【請求項11】 前記成形加硫は150〜170℃の温
    度で6〜10分間行うことを特徴とする請求項10記載
    のライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物の製
    造方法。
JP2001071997A 2001-03-14 2001-03-14 ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法 Withdrawn JP2002265682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001071997A JP2002265682A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001071997A JP2002265682A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002265682A true JP2002265682A (ja) 2002-09-18

Family

ID=18929641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001071997A Withdrawn JP2002265682A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002265682A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017089889A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 エア・ウォーター株式会社 飲料用又は液状食品用部材用のゴム組成物、飲料用又は液状食品用部材、飲料水ディスペンサ、及び飲料又は液状食品の製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017089889A (ja) * 2015-11-10 2017-05-25 エア・ウォーター株式会社 飲料用又は液状食品用部材用のゴム組成物、飲料用又は液状食品用部材、飲料水ディスペンサ、及び飲料又は液状食品の製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6670942B2 (ja) ニトリルゴム製品
JP2006524735A (ja) 抗菌性樹脂加硫ゴム物品及び未加硫組成物
JP2004307812A (ja) ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
CN1303142C (zh) 抗微生物橡胶组合物
JP2004526029A5 (ja)
JP4867311B2 (ja) 加硫ゴム用組成物およびその加硫物
JPH11158328A (ja) 抗菌性ゴム部品
JP2002265682A (ja) ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法
JP2002265717A (ja) ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法
JP3994757B2 (ja) 加硫用ゴム組成物およびその加硫物
JP2002265687A (ja) ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法
JP2006524740A (ja) 抗菌性未加硫ゴム組成物及び抗菌性加硫ゴム物品
EP4155343A1 (en) Latex composition
JP4264163B2 (ja) 無機系抗菌・防カビ剤、抗菌性樹脂組成物および抗菌性樹脂製品
JP2002265730A (ja) ライフ・サイクル・アセスメント適応ゴム組成物及びその製造方法
CN109890897B (zh) 美容器具用组合物
JP2002012704A (ja) ベルトおよびベルト用水素化ニトリルゴム組成物
JPH06256572A (ja) Nbr組成物
JPH02169641A (ja) クロロプレンゴム組成物
JP7015051B2 (ja) ブルーミング抑制剤及びこれを用いたゴム組成物
EP3508525A1 (en) Rubber composition
JPS6339946A (ja) クロロスルフオン化ポリオレフイン組成物
JPS63251442A (ja) ガスケツト用ニトリルゴム配合物
JP4911827B2 (ja) 環境保護ヒドリンゴム組成物
KR101630857B1 (ko) 열가소성 폴리에테르에스테르 엘라스토머 수지 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071219

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603