JP2002263954A - ハイポイドギヤの加工用受け治具 - Google Patents

ハイポイドギヤの加工用受け治具

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JP2002263954A
JP2002263954A JP2001071326A JP2001071326A JP2002263954A JP 2002263954 A JP2002263954 A JP 2002263954A JP 2001071326 A JP2001071326 A JP 2001071326A JP 2001071326 A JP2001071326 A JP 2001071326A JP 2002263954 A JP2002263954 A JP 2002263954A
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JP
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hypoid gear
machining
tooth
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receiving jig
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JP2001071326A
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English (en)
Inventor
Norio Maeda
規雄 前田
Heiichi Hasegawa
平一 長谷川
Naoki Matsuoka
直樹 松岡
Katsumi Sanpei
勝巳 三瓶
Yoshiki Yokoo
芳樹 横尾
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Toyota Motor Corp
Metalart Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Metalart Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍛造成形にて製作したハイポイドギヤを、機
械加工する際に、安定して支持、固定することができる
ようにすることにより、ハイポイドギヤの端面や内径等
の加工を、高精度でかつ容易に行うことができるように
したハイポイドギヤの加工用受け治具を提供すること。 【解決手段】 歯部36を形成したハイポイドギヤ3を
機械加工するためにハイポイドギヤ3の歯面31を支
持、固定するハイポイドギヤ3の加工用受け治具1であ
って、加工用受け治具1の受け歯2を、ハイポイドギヤ
3と同じ歯面形状の電極により放電加工して作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイポイドギヤの
加工用受け治具に関し、特に、鍛造成形にて製作したハ
イポイドギヤを、機械加工する際に、安定して支持、固
定することができるようにすることにより、ハイポイド
ギヤの端面や内径等の加工を、高精度でかつ容易に行う
ことができるようにしたハイポイドギヤの加工用受け治
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鍛造技術の向上により、ハイポイ
ドギヤを精密鍛造により高精度に成形することができる
ようになってきた。ところで、この鍛造成形にて製作さ
れたハイポイドギヤの精度は、ハイポイドギヤの端面や
内径等の機械加工精度によって大きく左右されることと
なる。
【0003】従来、ハイポイドギヤの加工用受け治具と
しては、図3に示すように、円柱の先端にボールをつけ
た3〜5個のボールピン6を円盤状の受け治具本体7に
立て、ハイポイドギヤ3の歯溝に嵌合ことによってハイ
ポイドギヤ3を固定するようにしていた。
【0004】しかしながら、このハイポイドギヤの加工
用受け治具5では、先ず、複数のポールピン6の高さを
揃えるのが困難であり、また、たとえ高さを揃えられた
としても、ハイポイドギヤ3の歯溝と合致させるのは難
しく、すべてのボールピン6を歯面に接触させることが
できないことから、固定したハイポイドギヤ3にがたつ
きが生じるという問題があった。また、例えば、高速で
旋盤加工しようとした場合、ハイポイドギヤ3を強くク
ランプする必要があるが、上記従来の受け治具では、ボ
ール部6aがハイポイドギヤ3の歯面に局部的に接触す
るため、圧痕が付くという問題があった。このため、機
械加工の際に、ハイポイドギヤを歯面基準に安定して支
持、固定することができるハイポイドギヤの加工用受け
治具の提供が要請されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
ハイポイドギヤの加工用受け治具が有する問題点に鑑
み、鍛造成形にて製作したハイポイドギヤを、機械加工
する際に、安定して支持、固定することができるように
することにより、ハイポイドギヤの端面や内径等の加工
を、高精度でかつ容易に行うことができるようにしたハ
イポイドギヤの加工用受け治具を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のハイポイドギヤの加工用受け治具は、歯部
を形成したハイポイドギヤを機械加工するためにハイポ
イドギヤの歯面を支持、固定するハイポイドギヤの加工
用受け治具において、加工用受け治具の受け歯を、ハイ
ポイドギヤと同じ歯面形状の電極により放電加工して作
製したことを特徴とする。
【0007】このハイポイドギヤの加工用受け治具は、
受け治具の受け歯を、ハイポイドギヤと同じ歯面形状の
電極により放電加工して作製するようにしているので、
ハイポイドギヤの歯面とほぼ完全に合致し、ハイポイド
ギヤの歯面との接触面積が大きくなり、機械加工する際
に、安定して支持、固定することができる。
【0008】この場合において、ハイポイドギヤの大端
部と小端部を除く歯幅の中央付近に形成し、該受け歯の
歯先及び歯底を、ハイポイドギヤの歯底及び歯先にそれ
ぞれ当接しない高さ及び深さに形成することができる。
【0009】これにより、鍛造成形型の摩耗や鍛造成形
品のひずみなどの影響を受けやすいハイポイドギヤの大
端部や小端部及び歯先や歯底に対応する部分を逃がし
て、ハイポイドギヤを一層安定して支持、固定すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のハイポイドギヤの
加工用受け治具の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0011】図1〜図2に、本発明のハイポイドギヤの
加工用受け治具の一実施例を示す。このハイポイドギヤ
の加工用受け治具1は、中心に孔のあいた円盤状の受け
治具本体11と、この受け治具本体11の片面に立設さ
れた受け歯2とを備えており、図2に示すように、ハイ
ポイドギヤ3の歯面31を受け歯2で支持するととも
に、受け治具本体11を固定することにより、ハイポイ
ドギヤ3を旋盤4等に固定することができるようにした
ものである。
【0012】そして、このハイポイドギヤの加工用受け
治具1は、受け歯2を、ハイポイドギヤ3の大端部32
と小端部33を除く歯幅の中央付近に形成し、ハイポイ
ドギヤ3と同じ歯面形状の電極(図示省略)により放電
加工して作製している。この放電加工に用いる電極とし
ては、ハイポイドギヤの最終鍛造成形型を製作するため
に使用した電極や、この電極と同じ歯面形状をした電極
を使用することができる。
【0013】この受け治具1の受け歯2は、支持するハ
イポイドギヤ3と同じ歯面形状の電極により放電加工し
て作製されることから、ハイポイドギヤ3の歯面31の
形状を凹凸逆にした形状、すなわち、ほぼ完全に合致す
る形状で、ハイポイドギヤ3の歯と対応する円周上に連
続して形成されている。
【0014】また、この受け治具1では、受け歯2の歯
先21を、ハイポイドギヤ3の歯底34に当接しない程
度に低く形成するとともに、受け歯2の歯底22を、ハ
イポイドギヤ3の歯先35に当接しない程度の高さ及び
深さに形成するようにしている。
【0015】ところで、ハイポイドギヤ3を旋盤加工す
る場合は、図1に示すように、ハイポイドギヤ3の歯部
36を受け治具1の受け歯2の間に嵌合させるととも
に、図2に示すように、受け治具1を旋盤4にチャック
41により固定することによって、ハイポイドギヤ3を
支持、固定し、ハイポイドギヤ3の端面や内径等を旋盤
加工するようにする。
【0016】この場合、本実施例のハイポイドギヤの加
工用受け治具1では、受け治具1の受け歯2を、ハイポ
イドギヤ3の大端部32と小端部33を除く歯幅の中央
付近に形成し、ハイポイドギヤ3と同じ歯面形状の電極
により放電加工して作製するとともに、受け歯2の歯先
21と歯底22とを、ハイポイドギヤ3の歯底34と歯
先35とにそれぞれ当接しない深さに形成したことか
ら、ハイポイドギヤ3の大端部32や小端部33及び歯
先35や歯底34に対応する部分を逃がして、歯部36
の中央部のみを接触させることができ、これにより、固
定精度に悪影響を与える部分をさけて、ハイポイドギヤ
3を安定して支持、固定し、高精度に機械加工すること
ができるようにしている。そして、この加工用受け治具
1の受け歯2は、ハイポイドギヤ3の歯面31とほぼ完
全に合致することから、ハイポイドギヤ3の歯面31と
の接触面積が大きくなり、ハイポイドギヤ3の歯面31
に圧痕が付くことを防止することができる。
【0017】以上、本発明のハイポイドギヤの加工用受
け治具について、その実施例に基づいて説明したが、本
発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものでは
なく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成
を変更することができるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明のハイポイドギヤの加工用受け治
具によれば、受け治具の受け歯を、ハイポイドギヤと同
じ歯面形状の電極により放電加工して作製するようにし
ているので、ハイポイドギヤの歯面とほぼ完全に合致
し、ハイポイドギヤの歯面との接触面積が大きくなり、
機械加工する際に、安定して支持、固定することができ
る。これにより、ハイポイドギヤの端面や内径等の加工
を、高精度でかつ容易に行うことができるとともに、ハ
イポイドギヤを強くクランプしても、ハイポイドギヤの
歯面に圧痕が付くことを防止することができる。
【0019】また、ハイポイドギヤの大端部と小端部を
除く歯幅の中央付近に形成し、該受け歯の歯先及び歯底
を、ハイポイドギヤの歯底及び歯先にそれぞれ当接しな
い高さ及び深さに形成することにより、鍛造成形型の摩
耗や鍛造成形品のひずみなどの影響を受けやすいハイポ
イドギヤの大端部や小端部及び歯先や歯底に対応する部
分を逃がして、ハイポイドギヤを一層安定して支持、固
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイポイドギヤの加工用受け治具の一
実施例を示し、(a)はハイポイドギヤをセットする前
の状態を示す断面図、(b)はセット後の状態を示す断
面図、(c)は(b)のA−A線拡大断面図である。
【図2】同実施例の受け治具を用いてハイポイドギヤを
旋盤に固定した状態を示す断面図である。
【図3】従来のハイポイドギヤの加工用受け治具を示
し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 受け治具 11 受け治具本体 2 受け歯 21 歯先 22 歯底 3 ハイポイドギヤ 31 歯面 32 大端部 33 小端部 34 歯底 35 歯先 36 歯部 4 旋盤 41 チャック
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 平一 滋賀県草津市野路町1350 株式会社メタル アート内 (72)発明者 松岡 直樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三瓶 勝巳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 横尾 芳樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3C025 HH06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯部を形成したハイポイドギヤを機械加
    工するためにハイポイドギヤの歯面を支持、固定するハ
    イポイドギヤの加工用受け治具において、加工用受け治
    具の受け歯を、ハイポイドギヤと同じ歯面形状の電極に
    より放電加工して作製したことを特徴とするハイポイド
    ギヤの加工用受け治具。
  2. 【請求項2】 ハイポイドギヤの大端部と小端部を除く
    歯幅の中央付近に形成し、該受け歯の歯先及び歯底を、
    ハイポイドギヤの歯底及び歯先にそれぞれ当接しない高
    さ及び深さに形成したことを特徴とする請求項1記載の
    ハイポイドギヤの加工用受け治具。
JP2001071326A 2001-03-14 2001-03-14 ハイポイドギヤの加工用受け治具 Pending JP2002263954A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103100765A (zh) * 2012-12-12 2013-05-15 镇江汇通金属成型有限公司 一种通过专用模具加工齿轮的方法
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JP2016140943A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 内田工業株式会社 歯車チャック装置
CN114770058A (zh) * 2022-05-30 2022-07-22 重庆齿轮箱有限责任公司 一种大齿轮组件高精度锥面的立式加工工装及加工方法

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