JPH09206876A - 歯車鍛造用金型 - Google Patents
歯車鍛造用金型Info
- Publication number
- JPH09206876A JPH09206876A JP3568896A JP3568896A JPH09206876A JP H09206876 A JPH09206876 A JP H09206876A JP 3568896 A JP3568896 A JP 3568896A JP 3568896 A JP3568896 A JP 3568896A JP H09206876 A JPH09206876 A JP H09206876A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- punch
- gear
- forging
- tooth profile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forging (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】歯車鍛造用金型を低コストで容易に製作可能と
した。 【解決手段】下型8の型穴9内に収容されている歯車の
素材に圧入し、歯車の素材に歯形を形成する上型1のパ
ンチ2の外周面にワイヤ放電加工によって歯形状の歯先
4を形成し、このパンチ2の一端に鍛造機への取り付け
用のリング状ホルダ5を廻り止めピン7を介して着脱可
能に固設した。
した。 【解決手段】下型8の型穴9内に収容されている歯車の
素材に圧入し、歯車の素材に歯形を形成する上型1のパ
ンチ2の外周面にワイヤ放電加工によって歯形状の歯先
4を形成し、このパンチ2の一端に鍛造機への取り付け
用のリング状ホルダ5を廻り止めピン7を介して着脱可
能に固設した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯車を鍛造するた
めに用いられる金型に関するものである。
めに用いられる金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内歯歯車を鍛造する金型は図4で
示すように、図略の歯車の素材を収容する型穴を有する
下型に対する上型10となるパンチ11の先端外周面
に、前記下型の型穴内にセットされた歯車の素材に内歯
歯車を鍛造するための歯形状の歯先13と歯形逃がし溝
12とが形成され、後端部には鍛造機への取り付け用ホ
ルダ14を一体形成した構成である。
示すように、図略の歯車の素材を収容する型穴を有する
下型に対する上型10となるパンチ11の先端外周面
に、前記下型の型穴内にセットされた歯車の素材に内歯
歯車を鍛造するための歯形状の歯先13と歯形逃がし溝
12とが形成され、後端部には鍛造機への取り付け用ホ
ルダ14を一体形成した構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上型10となる
パンチ11の素材は、鍛造機への取り付け用ホルダ14
を含めて全てが高速度鋼であり、歯形状の歯先13と歯
形逃がし溝12はホブ加工によるものである。従って、
ホブ加工前にパンチ11のなましを行ってホブ加工し、
このホブ加工後に焼き入れ及び焼き戻しの面倒な熱処理
工程が必要であると共に、熱変形する不具合が生じる。
パンチ11の素材は、鍛造機への取り付け用ホルダ14
を含めて全てが高速度鋼であり、歯形状の歯先13と歯
形逃がし溝12はホブ加工によるものである。従って、
ホブ加工前にパンチ11のなましを行ってホブ加工し、
このホブ加工後に焼き入れ及び焼き戻しの面倒な熱処理
工程が必要であると共に、熱変形する不具合が生じる。
【0004】このように、従来の製作方法は高精度確保
のため熱処理後の歯形研削により金型を成形しており、
この場合には特別高価な機械設備と熟練技術及び長い加
工時間が必要とされている。
のため熱処理後の歯形研削により金型を成形しており、
この場合には特別高価な機械設備と熟練技術及び長い加
工時間が必要とされている。
【0005】また、前記のように上型10となるパンチ
11の素材は、鍛造機への取り付け用ホルダ14の径寸
法を基準とした高速度鋼の丸軸を切削して所用の径寸法
のパンチ11部を加工するため、高価な高速度鋼材を切
削使用する無駄が生じ、製作コストが高くなっている問
題がある。
11の素材は、鍛造機への取り付け用ホルダ14の径寸
法を基準とした高速度鋼の丸軸を切削して所用の径寸法
のパンチ11部を加工するため、高価な高速度鋼材を切
削使用する無駄が生じ、製作コストが高くなっている問
題がある。
【0006】本発明の目的は、製作容易な構造にして、
低コストにより製造可能にした歯車鍛造用金型を提供す
ることである。
低コストにより製造可能にした歯車鍛造用金型を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成要旨は、歯車の素材を収容する型穴を
有する下型と、前記下型の型穴内に収容されている歯車
の素材に圧入し、歯車の素材に歯形を形成する上型パン
チとからなる歯車鍛造用金型において、前記上型パンチ
の外周面にワイヤ放電加工によって歯形状の歯先を形成
し、この上型パンチの一端に鍛造機への取り付け用のリ
ング状ホルダを廻り止めピンを介して着脱可能に固設し
たことを特徴とするものである。
めの本発明の構成要旨は、歯車の素材を収容する型穴を
有する下型と、前記下型の型穴内に収容されている歯車
の素材に圧入し、歯車の素材に歯形を形成する上型パン
チとからなる歯車鍛造用金型において、前記上型パンチ
の外周面にワイヤ放電加工によって歯形状の歯先を形成
し、この上型パンチの一端に鍛造機への取り付け用のリ
ング状ホルダを廻り止めピンを介して着脱可能に固設し
たことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、1は上型であり、8
は前記上型1に対する下型である。この下型8は歯車の
素材を収容する型穴9を有している。
基づいて説明する。図1において、1は上型であり、8
は前記上型1に対する下型である。この下型8は歯車の
素材を収容する型穴9を有している。
【0009】前記上型1はパンチ2と、鍛造機へ取り付
けるためのリング状ホルダ5との2部材から構成されて
いる。
けるためのリング状ホルダ5との2部材から構成されて
いる。
【0010】前記パンチ2を形成する上型1は、鍛造す
る歯車の径寸法の丸軸の高速度鋼材よりなり、その外周
面に前記下型8の型穴9内にセットされた歯車の素材に
内歯歯車を鍛造するための歯形状の歯先4とリング状ホ
ルダ5とが、ワイヤ放電加工により加工し、歯形逃がし
溝3は通常の放電加工(後加工)により加工する。また
前記歯形状の歯先4のR部は研磨加工する。
る歯車の径寸法の丸軸の高速度鋼材よりなり、その外周
面に前記下型8の型穴9内にセットされた歯車の素材に
内歯歯車を鍛造するための歯形状の歯先4とリング状ホ
ルダ5とが、ワイヤ放電加工により加工し、歯形逃がし
溝3は通常の放電加工(後加工)により加工する。また
前記歯形状の歯先4のR部は研磨加工する。
【0011】前記リング状ホルダ5は普通鋼であり、そ
の外周面に鍛造機のラムに歯形嵌合して廻り止めする歯
形6が形成されており、また、内周面はパンチ2の上端
に廻り止めピン7を介して着脱可能に嵌合固設されてい
る。
の外周面に鍛造機のラムに歯形嵌合して廻り止めする歯
形6が形成されており、また、内周面はパンチ2の上端
に廻り止めピン7を介して着脱可能に嵌合固設されてい
る。
【0012】上記の構成による上型1は、そのパンチ2
外周面に形成される歯形状の歯先4をワイヤ放電加工に
よって加工するため、熱処理(浸炭)後にワイヤ放電加
工をすることが可能であり、従来のホブ加工のように、
加工前にパンチのなましを行い、ホブ加工後に焼き入れ
及び焼き戻しの面倒な熱処理工程が省けると共に、熱変
形することなく精密に製作することができる。
外周面に形成される歯形状の歯先4をワイヤ放電加工に
よって加工するため、熱処理(浸炭)後にワイヤ放電加
工をすることが可能であり、従来のホブ加工のように、
加工前にパンチのなましを行い、ホブ加工後に焼き入れ
及び焼き戻しの面倒な熱処理工程が省けると共に、熱変
形することなく精密に製作することができる。
【0013】また、前記上型1を鍛造機へ取り付けるた
めのホルダは上型1とは別部材の普通鋼よりなるリング
状ホルダ5をパンチ2の上端に廻り止めピン7を介して
着脱可能に嵌合固設した構成であるから、前記上型1の
高速度鋼の素材は、鍛造する歯車の径寸法の丸軸の高速
度鋼材を使用することができ、高価な高速度鋼材を節約
することによりコストの低減が図られる。
めのホルダは上型1とは別部材の普通鋼よりなるリング
状ホルダ5をパンチ2の上端に廻り止めピン7を介して
着脱可能に嵌合固設した構成であるから、前記上型1の
高速度鋼の素材は、鍛造する歯車の径寸法の丸軸の高速
度鋼材を使用することができ、高価な高速度鋼材を節約
することによりコストの低減が図られる。
【0014】さらに、上記上型1は、そのパンチ2が歯
車鍛造の使用によって寿命がきたら新規のものと交換す
る必要があるが、このとき、リング状ホルダ5は上型1
とは別部材であるため、交換する上型1に対し反復して
再使用することができ、ランニングコストも低減するこ
とができる。
車鍛造の使用によって寿命がきたら新規のものと交換す
る必要があるが、このとき、リング状ホルダ5は上型1
とは別部材であるため、交換する上型1に対し反復して
再使用することができ、ランニングコストも低減するこ
とができる。
【0015】また、上型1とリング状ホルダ5は上型1
とは別部材であり、かつパンチ2の外周面に形成する歯
形状の歯先4はワイヤ放電加工によるものであるため、
上型1の形状的な制約や加工の制約を受けることがな
い。
とは別部材であり、かつパンチ2の外周面に形成する歯
形状の歯先4はワイヤ放電加工によるものであるため、
上型1の形状的な制約や加工の制約を受けることがな
い。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、高価
な高速度鋼材の節約,製作の容易化及びホルダの反復再
使用化により低コストで歯車鍛造用金型を提供すること
ができる利点を有している。
な高速度鋼材の節約,製作の容易化及びホルダの反復再
使用化により低コストで歯車鍛造用金型を提供すること
ができる利点を有している。
【図1】本発明の断面図
【図2】本発明の上型のパンチ端面図
【図3】図1のA部拡大図
【図4】従来の上型の断面図
1 上型 2 パンチ 3 歯形逃がし溝 4 歯形状の歯先 5 リング状ホルダ 6 歯形 7 廻り止めピン 8 下型 9 型穴 12 歯形逃がし溝 13 歯先
Claims (1)
- 【請求項1】 歯車の素材を収容する型穴を有する下型
と、前記下型の型穴内に収容されている歯車の素材に圧
入し、歯車の素材に歯形を形成する上型パンチとからな
る歯車鍛造用金型において、 前記上型パンチの外周面にワイヤ放電加工によって歯形
状の歯先を形成し、この上型パンチの一端に鍛造機への
取り付け用のリング状ホルダを廻り止めピンを介して着
脱可能に固設したことを特徴とする歯車鍛造用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3568896A JPH09206876A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 歯車鍛造用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3568896A JPH09206876A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 歯車鍛造用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09206876A true JPH09206876A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12448847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3568896A Pending JPH09206876A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 歯車鍛造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09206876A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020014783A (ko) * | 2001-12-07 | 2002-02-25 | 민정 | 프레스공법을 이용한 텔레비전 벽걸이장치용 베벨기어성형방법 |
CN104353771A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-02-18 | 山东矿机集团莱芜煤机有限公司 | 导向套制坯模具 |
CN109732158A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-05-10 | 长春工业大学 | 一种车用空调滤芯形块模具的制造工艺 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP3568896A patent/JPH09206876A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020014783A (ko) * | 2001-12-07 | 2002-02-25 | 민정 | 프레스공법을 이용한 텔레비전 벽걸이장치용 베벨기어성형방법 |
CN104353771A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-02-18 | 山东矿机集团莱芜煤机有限公司 | 导向套制坯模具 |
CN109732158A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-05-10 | 长春工业大学 | 一种车用空调滤芯形块模具的制造工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1577042B1 (en) | Method for manufacturing bevel gears | |
AUPR406701A0 (en) | Crown wheel forging method and apparatus | |
EP1110663B1 (en) | Method of manufacturing gear | |
JPH04501087A (ja) | 関節式ピストン用のクラウンを製造する方法 | |
KR20200052252A (ko) | 스탬핑된 부품을 제조하기 위한 방법 | |
CN109862974A (zh) | 车轮用轴承的花键加工方法 | |
CN107848017B (zh) | 净锻造螺旋伞齿轮 | |
JPH09206876A (ja) | 歯車鍛造用金型 | |
JP2005240924A (ja) | 複合歯車及びその製造方法 | |
JP2002096137A (ja) | ヘリカルピニオンギアとその製造方法及び製造装置 | |
JP2000061703A (ja) | 軸付き歯車の製造方法 | |
WO1994020239A1 (en) | Method of manufacturing drive plate | |
JP2002349585A (ja) | 転がり軸受およびその製造方法 | |
SU1346382A1 (ru) | Способ восстановлени зубчатых колес | |
JP3885626B2 (ja) | 増肉ローラ | |
JPH0231262B2 (ja) | ||
WO2006090985A1 (en) | Method of manufacturing pinion shaft and mold thereof | |
JPH04365513A (ja) | 内歯車形歯車ホーニング盤の砥石軸および内歯車形ホーニング砥石 | |
RU2066258C1 (ru) | Способ изготовления полых зубчатых деталей внутреннего зацепления | |
KR20050062729A (ko) | 냉간 단조 공법을 이용한 자동차 스타트모터용 베럴의제조방법 및 이를 수행하는 제조장치 | |
JPH09323219A (ja) | 放電加工用歯形電極およびその製造方法 | |
JPH04210841A (ja) | スパイラルギア等の成形方法 | |
KR20010038837A (ko) | 베어링 라바실 제조공정의 사상작업방법 | |
JP2001322054A (ja) | 機械部品の加工方法 | |
CN112322857A (zh) | 一种内齿圈渗碳淬火工装及其淬火方法 |