JP2005288564A - 傘歯車の固定治具 - Google Patents

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治 倉内
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Abstract

【課題】切削加工時に傘歯車を所定の状態で固定することを、固定治具の形状を変更することにより容易に実現する。
【解決手段】軸線に対して歯筋が傾斜する歯形を有する傘歯車に機械加工を施す際に使用する傘歯車の固定治具において、固定治具は、傘歯車を支持する治具本体と、傘歯車の歯形に嵌合する複数の歯型と、歯型と治具本体とをつなぎ、歯型の周方向最大巾より小さい周方向最小巾の連結部とからなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車の差動装置等に使用される傘歯車に機械加工を施すときに、傘歯車の歯形を受けて固定するための固定治具に関する。
一般的に、差動装置等に使用される傘歯車は、鍛造により歯形を仕上げ、その後、歯形を基準に端面及び内周面等を切削加工にて所定の寸法に仕上げていた。この切削加工時に使用する傘歯車の固定治具は、図5及び図6に示す如く、傘歯車151を支持し、固定治具101を図示せぬ切削装置に固定する治具本体121と、放電加工により、図7に示す如く、傘歯車151の歯形152に嵌り合う歯形状に成形した歯型111とから形成され、切削加工を施す傘歯車151の歯形152を固定治具101の歯型111に嵌合して傘歯車151を支持するもので、支持後、傘歯車151の端面155及び内周面154等に切削加工を施していた。
また、このような歯型111を有する固定治具101の他に、図8に示す如く、先端が球形状をした複数のピン241、例えば三本のピン241と、ピン241と一体に傘歯車151を支持する治具本体221とからなる固定治具201もある。この固定治具201は、切削加工を施す傘歯車151の歯形152にピン241の先端を当接させ傘歯車151を支持するものである。
特開平4−240020号公報
上記固定治具101,201を使用することにより、歯形152基準で端面155及び内周面154等を切削加工できる。
しかし鍛造により成形された傘歯車151の歯形152は、鍛造金型の摩耗や鍛造成形後のスプリングバック等により許容範囲内の寸法誤差が発生する。特に固定治具101で傘歯車151を固定する場合は、図7に示す如く、ピッチPに誤差が生ずると、図5及び図6に示す傘歯車151の歯形152と固定治具101の歯型111とが正規の位置で当接されず、固定治具101に所定の状態で傘歯車151を固定することができないということがある。
また、図8に示すピン241を有する固定治具201においても、ピッチ誤差に対しては所定の状態で傘歯車151を固定することができず、更に傘歯車151の歯形152に当接するピン241の接触面積は小さいため、クランパー等による固定のための押圧力及び切削加工時の荷重により、歯形152に圧痕が発生するということがある。更に数本で受けるピン241にも同様に高い荷重がかかるため、ピン241に摩耗が発生し寿命が短くなるということがある。
本発明は、軸線に対して歯筋が傾斜する歯形を有する傘歯車に機械加工を施す際に使用する傘歯車の固定治具において、固定治具は、傘歯車を支持する治具本体と、傘歯車の歯形に嵌合する複数の歯型と、歯型と治具本体とをつなぎ、歯型の周方向最大巾より小さい周方向最小巾の連結部とからなることを最も主要な特徴とする。
本発明の傘歯車の固定治具によれば、固定治具は、傘歯車を支持する治具本体と、傘歯車の歯形に嵌合する複数の歯型と、歯型と治具本体とをつなぎ、歯型の周方向最大巾より小さい周方向最小巾の連結部とからなるため、傘歯車の許容範囲内の寸法誤差に対し、固定治具の連結部が変形することにより、歯形に倣って固定治具の歯型が嵌合するので、傘歯車を所定の状態で固定することができ、歯形基準で正確に切削加工等を施すことができる。
また傘歯車を、歯形に嵌合する歯型で所定の状態に固定することができるので、歯形の一部分に固定のための圧力及び切削加工時の荷重が集中することはなく、圧痕の無い高品質の傘歯車を形成することができる。
切削加工時に傘歯車を所定の状態で固定することを、固定治具の形状を変更することにより容易に実現した。
図1乃至図4は本発明による傘歯車の固定治具の実施例を示すもので、図1は固定治具を表す平面図、図2は固定治具に傘歯車を固定する前の状態を表す断面正面図、図3は固定治具に固定される傘歯車に切削加工を施す状態を表す断面正面図、図4は固定治具の歯型と傘歯車の歯形とが嵌合する状態を表す要部拡大図である。
まず、図2に基づいて傘歯車51を説明する。
傘歯車51は、軸心に沿ってシャフトを挿入するための貫通孔56が形成され、外周には軸線に対し歯筋が傾斜する歯形52を有する。この歯形52は、インボリュート形状の歯面53を含め、鍛造成形により仕上げられ、球面状の一端端面55及び内周面54は切削加工により仕上げられる。
続いて本発明の実施例による傘歯車の固定治具1について、図1及び図2に基づいて説明する。
固定治具1は、傘歯車51を支持し、固定治具1を図示せぬ切削装置にボルトにて固定するためのボルト穴33を周方向三箇所に等間隔に有する治具本体21と、放電加工により傘歯車51の歯形52に嵌り合う歯形状に成形した歯型11と、歯型11と治具本体21とをつなぐ連結部31とからなる。歯型11は、図4に示す如く、歯たけ方向にストレートに延びる型歯面12を有し、型歯面12に連続し歯底付近に周方向に逃げ溝32が凹設されている。この逃げ溝32により、歯型11と治具本体21をつなぐ連結部31の周方向最小巾tは歯型11の周方向最大巾Tより小さい。
次に上記固定治具1に傘歯車51を固定した状態を説明すると、まず、固定治具1の歯型11に傘歯車51の歯形52が嵌合するように傘歯車51を配置する。このとき歯たけ方向にインボリュート形状である傘歯車51の歯面53と、ストレート形状である固定治具1の型歯面12とはピッチ線上付近で当接するが、許容範囲内のピッチの誤差により一部当接位置が所定位置から外れるか、又は当接しない非当接部分が発生する。この状態で、図示せぬクランパー41にて固定治具1に対して傘歯車51を押圧固定するが、この押圧力で連結部31が変形し、傘歯車51の歯形52に固定治具1の歯型11が周方向に均等に当接し、所定の状態で傘歯車51を固定治具1に固定できる。そしてこの固定した傘歯車51に対して、図3に示す如く、球面状の一端端面55及び内周面54にチップ92を備えたバイト91で切削加工を施し、成形が完了する。
このように固定治具1は、傘歯車51を支持する治具本体21と、傘歯車51の歯形52に嵌合する複数の歯型11と、歯型11と治具本体21とをつなぎ、歯型11の周方向最大巾Tより小さい周方向最小巾tの連結部31とからなるため、傘歯車51の許容範囲内の寸法誤差に対し、固定治具1の連結部31が変形することにより、歯形52に倣って固定治具1の歯型11が嵌合するので、傘歯車51を所定の状態で固定することができる。
また傘歯車51を歯形52に嵌合する歯型11で所定の状態に固定することができるので、歯形52の一部分に固定のための圧力及び切削加工時の荷重が集中することはない。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の実施例の傘歯車の固定治具を表す平面図である。 本発明の実施例の傘歯車の固定治具に傘歯車を固定する前の状態を表す断面正面図である。 本発明の実施例の傘歯車の固定治具に固定される傘歯車に切削加工を施す状態を表す断面正面図である。 本発明の実施例の傘歯車の固定治具の歯型と傘歯車の歯形とが嵌合する状態を表す要部拡大図である。 従来の傘歯車の固定治具を表す平面図である。 従来の傘歯車の固定治具に傘歯車を固定する前の状態を表す断面正面図である。 従来の傘歯車の固定治具の歯型と傘歯車の歯形とが嵌合する状態を表す要部拡大図である。 従来の他の傘歯車の固定治具に傘歯車を固定する前の状態を表す断面正面図である。
符号の説明
1 固定治具
11 歯型
21 治具本体
31 連結部
51 傘歯車
52 歯形
T (歯型の)周方向最大巾
t (連結部の)周方向最小巾

Claims (1)

  1. 軸線に対して歯筋が傾斜する歯形(52)を有する傘歯車(51)に機械加工を施す際に使用する傘歯車の固定治具において、該固定治具(1)は、前記傘歯車(51)を支持する治具本体(21)と、傘歯車(51)の歯形(52)に嵌合する複数の歯型(11)と、該歯型(11)と前記治具本体(21)とをつなぎ、歯型(11)の周方向最大巾(T)より小さい周方向最小巾(t)の連結部(31)とからなることを特徴とする傘歯車の固定治具。
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