JP2007181855A - 組み合わせ部材およびプレス金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】手や治具で部材を押さえていなくても部材同士が位置決めされた状態を保持する組み合わせ部材を提供する。
【解決手段】第1部材1に形成された柱状突起3を第2部材2に形成された柱状穴4に挿入して第1部材1と第2部材2の位置決めを行なう組み合わせ部材において、柱状突起3の外周に軸方向に延びる突条5を設け、その突条5が柱状穴4に圧入されるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】第1部材1に形成された柱状突起3を第2部材2に形成された柱状穴4に挿入して第1部材1と第2部材2の位置決めを行なう組み合わせ部材において、柱状突起3の外周に軸方向に延びる突条5を設け、その突条5が柱状穴4に圧入されるようにする。
【選択図】図1
Description
この発明は、突起を穴に挿入して部材同士の位置決めを行なう組み合わせ部材、およびその組み合わせ部材の突起を形成するプレス金型に関する。
スポット溶接やねじ止めにより部材同士を結合する場合、まず部材同士を位置決めし、その状態でスポット溶接等を行なって部材同士を結合する。この結合を行なう前の位置決め作業を省力化する組み合わせ部材として、たとえば、一方の部材に形成された突起を、他方の部材に形成された穴に挿入して突起の位置と穴の位置を一致させ、これにより部材同士の相対位置を目標の位置にする組み合わせ部材が知られている(特許文献1)。
しかし、突起を穴に挿入して部材同士を位置決めする場合、突起が穴から抜けないようにするために、手や治具で部材を押さえておく必要がある。そのため、スポット溶接等で部材同士を結合する作業が依然として面倒であった。
この発明が解決しようとする課題は、手や治具で押さえていなくても部材同士が位置決めされた状態を保持する組み合わせ部材と、その組み合わせ部材を成形するプレス金型を提供することである。
この課題を解決するため、第1部材に形成された柱状突起を第2部材に形成された柱状穴に挿入して第1部材と第2部材の位置決めを行なう組み合わせ部材において、前記柱状突起の外周に軸方向に延びる突条を設け、その突条が前記柱状穴に圧入されるようにした。
この組み合わせ部材は、前記突条を、前記柱状突起の外周に周方向に間隔をおいて複数設けるとより好ましいもとなる。
また、この発明では、前記第1部材の柱状突起を成形するプレス金型として、ワーク当接面に形成された穴から加圧時に突出するピンを有する雄型と、その雄型のピンに対応する穴がワーク当接面に形成された雌型とを有し、前記ピンでワークを窪ませて窪みの反対側に柱状突起を形成するプレス金型において、前記雌型の前記穴の内周に軸方向に延びる溝を形成し、その溝で前記柱状突起の外周に軸方向に延びる突条を形成するようにしたプレス金型を提供する。
このプレス金型は、前記溝を、前記穴の内周に周方向に間隔をおいて複数形成するとより好ましいものとなる。
この発明の組み合わせ部材は、柱状突起を柱状穴に挿入すると、突条が柱状穴に圧入されて柱状穴の内面に密着し、柱状穴内に柱状突起が保持される。そのため、手や治具で部材を押さえていなくても、部材同士が位置決めされた状態に保持され、スポット溶接等で部材同士を結合する作業が簡単である。
また、前記突条を、前記柱状突起の外周に周方向に間隔をおいて複数設けたものは、柱状穴に柱状突起を挿入したときに、柱状突起の位置が柱状穴の中心からずれにくいので、部材同士の位置決め精度が高い。
図1に、この発明の組み合わせ部材の実施形態を示す。この組み合わせ部材は、第1部材1と第2部材2とからなり、第1部材1には柱状突起3がプレス成形され、第2部材2には柱状穴4が形成されている。第1部材1と第2部材2は、柱状突起3を柱状穴4に挿入して位置決めされ、その状態でスポット溶接やねじ止めにより結合される。
柱状突起3は、軸方向に延びる突条5が外周に形成され、各突条5の頂点は、図2に示すように、柱状穴4の内径よりも外側に位置している。また、第1部材1の柱状突起3の反対側には窪み6が形成されている。
この組み合わせ部材は、柱状突起3を柱状穴4に挿入すると、図3に示すように、突条5が柱状穴4に圧入されて柱状穴4の内面に密着し、柱状穴4内に柱状突起3が保持される。そのため、手や治具で部材を押さえていなくても柱状穴4から柱状突起3が抜けず、第1部材1と第2部材2が位置決めされた状態に保持され、簡単に、部材同士をスポット溶接やねじ止めで結合することができる。
また、突条5が、柱状突起3の外周に周方向に間隔をおいて複数設けられているので、柱状穴4に柱状突起3を挿入したときに、柱状突起3の位置が柱状穴4の中心からずれにくく、第1部材1と第2部材2の位置決め精度が高い。
図4に、第1部材1の柱状突起3を成形するプレス金型を示す。このプレス金型は、雄型11と雌型12とを有し、雄型11と雌型12とで板状のワークWを挟み付けて柱状突起3を成形する。
雄型11は、図5に示すように、ワーク当接面13に穴14を形成したエジェクタプレート15と、穴14内に配置したピン16とを有する。エジェクタプレート15は、弾性体17を介してホルダ18に支持されており、一方、ピン16はホルダ18に固定して取り付けられている。そのため、ワーク当接面13を加圧すると弾性体17が変形してエジェクタプレート15が後退し、穴14からピン16が突出する。
一方、雌型12のワーク当接面19には、図5に示すように、雄型11のピン16に対応する位置に穴20が形成され、穴20の内周には、図6に示すように軸方向に延びる溝21が形成されている。この溝21は、図7に示すように、周方向に間隔をおいて複数形成されている。穴20内にはエジェクタピン22と、エジェクタピン22を雄型11に向けて付勢する弾性体23が組み込まれている。
この雄型11と雌型12を用いると、たとえば次のようにして柱状突起3を形成することができる。まず、雄型11と雌型12をプレス機械(図示せず)に装着し、雄型11と雌型12の間にワークWを配置する(図8(a)参照)。つぎに、雌型12を下降させて、雄型11と雌型12でワークWを挟み付ける(図8(b)参照)。このとき、雄型11のエジェクタプレート15が後退して穴14からピン16が突出し、そのピン16がワークWを窪ませて窪み6の反対側に柱状突起3を形成する。また、柱状突起3は穴20の内周に沿って形成されるので、柱状突起3の外周には、溝21に対応する位置に突条5が形成される。その後、雌型12を上昇させる(図8(c)参照)。このとき、エジェクタピン22が、弾性体23の弾性復元力によって柱状突起3を穴20から押し出すので、ワークWは、円滑に雌型12から離反する。また、エジェクタプレート15が弾性体17の弾性復元力によってワークWをピン16から離反させる。
上記実施形態では、雄型11を下側に、雌型12を上側にしてプレス機械に取り付け、雌型12を下降させてワークWを挟み付けているが、雄型と雌型の上下を反対にし、雄型を下降させてワークWを挟み付けるようにしてもよい。要は、雄型と雌型とでワークWを挟み付けるプレス金型であればよい。
弾性体17や弾性体23としては、たとえばウレタンゴムやコイルばねを用いることができる。
穴20の内周への溝21の形成は、たとえばワイヤ放電加工で行なうことができる。
図では、柱状突起3を円柱状に形成し、第1部材1と第2部材2の相対角度によらずに柱状突起3を柱状穴4に挿入可能となるようにしているが、柱状突起は他の柱形状でもよく、たとえば角柱状に形成してもよい。
穴20を円柱状に形成する場合、溝21を除く穴20の直径を2〜4mm、溝21の幅を0.2〜0.4mm、溝21の深さを0.1〜0.2mmにすると好ましい。このようにしたプレス金型で鋼板のワークに柱状突起3を形成すると、柱状突起3を柱状穴4に挿入したときに突条5がより確実に圧入され、柱状突起3が柱状穴4内に確実に保持される。
1 第1部材
2 第2部材
3 柱状突起
4 柱状穴
5 突条
6 窪み
11 雄型
12 雌型
13 ワーク当接面
14 穴
16 ピン
19 ワーク当接面
20 穴
21 溝
2 第2部材
3 柱状突起
4 柱状穴
5 突条
6 窪み
11 雄型
12 雌型
13 ワーク当接面
14 穴
16 ピン
19 ワーク当接面
20 穴
21 溝
Claims (4)
- 第1部材1に形成された柱状突起3を第2部材2に形成された柱状穴4に挿入して第1部材1と第2部材2の位置決めを行なう組み合わせ部材において、前記柱状突起3の外周に軸方向に延びる突条5を設け、その突条5が前記柱状穴4に圧入されるようにしたことを特徴とする組み合わせ部材。
- 前記突条5を、前記柱状突起3の外周に周方向に間隔をおいて複数設けた請求項1に記載の組み合わせ部材。
- ワーク当接面13に形成された穴14から加圧時に突出するピン16を有する雄型11と、その雄型11のピン16に対応する穴20がワーク当接面19に形成された雌型12とを有し、前記ピン16でワークを窪ませて窪み6の反対側に柱状突起3を形成するプレス金型において、前記雌型12の前記穴20の内周に軸方向に延びる溝21を形成し、その溝21で前記柱状突起3の外周に軸方向に延びる突条5を形成することを特徴とするプレス金型。
- 前記溝21を、前記穴20の内周に周方向に間隔をおいて複数形成した請求項3に記載のプレス金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001278A JP2007181855A (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | 組み合わせ部材およびプレス金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001278A JP2007181855A (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | 組み合わせ部材およびプレス金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007181855A true JP2007181855A (ja) | 2007-07-19 |
Family
ID=38338347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006001278A Pending JP2007181855A (ja) | 2006-01-06 | 2006-01-06 | 組み合わせ部材およびプレス金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007181855A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011508675A (ja) * | 2008-01-02 | 2011-03-17 | ロバート ボッシュ ジーエムビーエイチ | 無段変速機用のプッシュベルトに用いられる横断素子を打ち抜くためのブランキングアセンブリ |
JP2014170647A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Yazaki Corp | 雌端子 |
-
2006
- 2006-01-06 JP JP2006001278A patent/JP2007181855A/ja active Pending
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