JP3206250U - スプリングワッシャー付座金 - Google Patents

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JP3206250U
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忠義 穂垣
忠義 穂垣
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日興産業株式会社
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Abstract

【課題】ナットの底面とスプリングワッシャーに密接し、かつ製造時における筒状部の変形をさほど厳密に制御することなく作成できるスプリングワッシャー付座金を提供する。【解決手段】内径が座板2のボルト挿通孔と同径に形成され、かつ外径がスプリングワッシャー3の内径より若干小さく形成された筒状部5がボルト挿通孔と同軸に座板に突設され、この筒状部に、内周に周方向に沿って凹部6が形成されたスプリングワッシャーが嵌合されるとともに、筒状部の半周部分の上端部が、スプリングワッシャーの座板に当接若しくは近接する部分の凹部6内に押入され、スプリングワッシャーが座板上に保持されている。【選択図】図1

Description

本考案は、座板にスプリングワッシャーを付けたスプリングワッシャー付座金に関するものである。
薄板等で締め付けトルクが大きく取れない場合や、木材のように母材が柔らかくて同様に強く締め付けられない場合に、強固な締め付けができるように、座板とボルトとの間にスプリングワッシャーを介在させて締め付ける。スプリングワッシャーの取り付忘れ、或いは作業の簡素化の為に、予めスプリングワッシャーを座板に取り付けたスプリングワッシャー付座金が、例えば特許文献1〜特許文献4に開示されている。

各特許文献の技術は、スプリングワッシャー付座金では、スプリングワッシャーが座板に溶接固定により保持されている物が多く、円滑な締め付けができない、また溶接部分がスプリングワッシャーの上面より上方に突出し、締め付けたナットの底面がスプリングワッシャーの上面に密接せず、浮き上がった状態になるなどの問題があり、これを解決するものである。
特許文献1によれば、座板から筒状部を突設させ、筒状部の一部を外方へ膨出することによってスプリングワッシャーの内側に押し当てて保持させたスプリングワッシャー付座金が開示されている。
特許文献2、3によれば、座板から筒状部を突設させ、スプリングワッシャーの内周に凹部を形成し、筒状部の先端部を外方へ拡開変形することによって該先端部を凹部内に押入して保持させたスプリングワッシャー付座金が開示されている。
特許文献4によれば、座板から弧状突出薄板を突設させ、弧状突出薄板の先端部をスプリングワッシャー側に押しつぶして保持させたスプリングワッシャー付座金が開示されている
特開平10−30627号公報 実用新案登録第3012744号公報 実用新案登録第3042123号公報 特開平9−32837号公報
しかし、特許文献1の技術では、筒状部の一部を外方への膨出について、適当な圧力でもってスプリングワッシャーに当接して保持を維持する品質を一定に保たねばならず、スプリングワッシャーの脱落が生じる恐れがある。また、特許文献2若しくは3の技術では、筒状部の先端部の全周がスプリングワッシャーの凹部内に押入られるため、スプリングワッシャーの脱落は起こりにくくなるが、一方で、筒状部の先端部がスプリングワッシャーの凹部内で可動可能に保持されるように、押入れを厳密に制御する必要がある。
そして、特許文献4の技術では、弧状突出薄板がスプリングワッシャーの上側に露出し、ナットと当接する締め付け面内に存在してしまうことになる。これでは、ナットの底面がスプリングワッシャーの上面に密接せず溶接固定の問題が引き起こされる恐れがある。
そこで、本考案は、製造時における筒状部の変形をさほど厳密に制御することなく作成できるスプリングワッシャー付座金を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の留め具は、内径が座板のボルト挿通孔と同径に形成され、かつ外径がスプリングワッシャーの内径より若干小さく形成された筒状部がボルト挿通孔と同軸に座板に突設され、この筒状部に、内周に周方向に沿って凹部が形成されたスプリングワッシャーが嵌合されるとともに、筒状部の半周部分の上端部がスプリングワッシャーの座板に当接若しくは近接部分の凹部内に押入され、スプリングワッシャーが座板上に保持されている。
この考案によれば、ナットの底面とスプリングワッシャーに密接し、かつ製造時における筒状部の変形をさほど厳密に制御することなく作成できるスプリングワッシャー付座金を提供することができる。
スプリングワッシャー付座金を示す図である。 スプリングワッシャー付座金製作途中を示す図である。 カシメるべき筒状部の範囲を示す図である。
以下、本考案に係るスプリングワッシャー付座金の一実施の形態について、図1〜図3に基づいて説明する。
図1は本考案に係るスプリングワッシャー付座金を示す図で、図1Aは斜視図、図1Bはスプリングワッシャーの切り欠き部分側から見た側面図、図1Cは図1AのX−X線断面図である。スプリングワッシャー付座金1は座板2とスプリングワッシャー3からなる。座板2は図では円形に形成したものを示しているが、四角に形成したものなど用途に合わせて形成する。
図2は本考案に係るスプリングワッシャー付座金の製作途中を示す図である。座板2は中央にボルトの挿通孔4が形成され、その周囲を筒状部5により囲っている。筒状部5は、座板2の上部に挿通孔4と同軸の筒状で、内径は挿通孔4と同径に、外形はスプリングワッシャー3の内径より若干小さい寸法に形成されている。筒状部5の高さhはスプリングワッシャー3の厚みよりやや低く定める。このような、挿通孔4および筒状部5は、プレス装置などの押し上げ加工などで成型することができる。
スプリングワッシャー3は、内周に周方向に沿って凹部6が形成されている。この凹部6はスプリングワッシャー3の厚み方向の中間に形成されている。筒状部5にスプリングワッシャー3を嵌め、雄型10によりプレスする。雄型10は、スプリングワッシャー3の内周径に相当する直径を有する本体部12と、筒状部5の幅Wに相当する厚さだけ半径方向に突出したポンチ部11を有している。ポンチ部11は、本体部12に対して、半周、凡そ180度の角度範囲だけの弧状に突出した部分になっている。
図3に、雄型10によりカシメるべき筒状部の範囲を示す。中心Oを通り、スプリングワッシャー3の切れ目のうち低い側6bを通る線を破線Sとし、ポンチ部11のなす角度をαとし、破線Sに近いポンチ部11の弧の開始位置関係を点線P1及びP2で表している。点線P1は破線Sに最も近い許容位置であり、点線P2は破線Sに最も遠い許容位置である。
点線P1と破線Sとのなす角度θ1は0度以上であり、点線P2と破線Sとのなす角度θ2は30度よりも小さいことが望ましい。角度θ1が0度よりも小さいとスプリングワッシャー3の切れ目のうち高い側3aに重なってしまうからであり、角度θ2が30度よりも大きいとスプリングワッシャー3のバネ力が失われるからである。角度αは、180度程度が望ましいが、210度よりも小さく120度以上の範囲から選ぶのが良い。
雄型10によりプレスすると、本体部12が筒状部5に挿入されてゆき、これをガイドとしてポンチ部11が筒状部5の半周部分の上端部に当接する。さらに、雄型10の挿入を進めることにより、スプリングワッシャー3が座板2の面に当接もしくは近接する部分の内周の凹部6に、筒状部5の半周部分の上端部が押入れられる。押入れる量は適当で良く、逆に押し入れる量が製品よってばらついてもスプリングワッシャー3が座板2から分離する可能性はほとんど無くなる。
図1に戻り、製品としては、スプリングワッシャー3の切れ目の低い側3bから半周する位置8までが座板2に押しつけられた状態で、残りの半分は浮いている状態で固定されている(但し、ポンチ部11の開始位置が製品によりばらつくため、位置8もばらついている)。スプリングワッシャー3の半分は筒状部5に保持されておらず、従来の物と比較して、スプリングワッシャーの機能を発揮する。
1 スプリングワッシャー付座金
2 座板
3 スプリングワッシャー
4 挿通孔
5 筒状部
6 凹部

Claims (1)

  1. 内径が座板のボルト挿通孔と同径に形成され、かつ外径がスプリングワッシャーの内径より若干小さく形成された筒状部がボルト挿通孔と同軸に座板に突設され、この筒状部に、内周に周方向に沿って凹部が形成されたスプリングワッシャーが嵌合されるとともに、筒状部の半周部分の上端部がスプリングワッシャーの座板に当接若しくは近接部分の凹部内に押入され、スプリングワッシャーが座板上に保持されていることを特徴とするスプリングワッシャー付座金。
JP2016003022U 2016-06-24 2016-06-24 スプリングワッシャー付座金 Active JP3206250U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107859086A (zh) * 2016-09-22 2018-03-30 日立建机株式会社 调整垫片及销连结结构

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