JP4647303B2 - ボトル缶体の製造方法およびボトル缶体の製造装置 - Google Patents

ボトル缶体の製造方法およびボトル缶体の製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、口金部に雄ねじ部とスカート部とを成形するボトル缶体の製造方法およびボトル缶体の製造装置に関するものである。
一般に、飲料等が充填されるボトル缶は、次のようにして形成されている。
まず、図5(a)に示すように、アルミニウム合金等からなる金属板に絞り、しごき加工を施して有底筒状体1を形成し、次いで、この筒状体1の開口部にネックイン加工を施し、図5(b)に示すように、大径の胴部2と、この胴部2の缶軸方向上端に連設されるとともに、上方へ向うに従い漸次縮径された肩部3と、この肩部3の上端に連設されるとともに、缶軸方向上方へ延在した口金部4とを備えたボトル缶体5を形成する。そして、図5(c)に示すように、このボトル缶体5の口金部4のうち、この下部4aを除いた部分を一旦拡径した後に、この拡径した部分に、順次、缶軸方向上方へ加工位置をずらして縮径加工を施し、図5(d)に示すボトル缶体5を形成する。
このボトル缶体5の口金部4は、口金部下部4aの缶軸方向上端に連設され径方向外方へ膨出したスカート成形予定部4bと、このスカート成形予定部4bの上端に連設され上方に延在した雄ねじ成形予定部4cと、この雄ねじ成形予定部4cの上端に連設されるとともに、この成形予定部4cより小径とされたカール成形予定部4dとを備えている。なお、口金部下部4aの缶軸方向上端部は、スカート成形予定部4bより小径とされた首部成形予定部4eとされている。
その後、図6に示すように、ボトル缶体5の口金部4のうち、雄ねじ成形予定部4cに、螺旋状の雄ねじ部6を成形するとともに、スカート成形予定部4bにスカート部7を成形した後に、カール成形予定部4dを径方向外方へ折り曲げてカール部8を成形する。スカート部7は、図7に示すように、缶軸方向下方に向かうに従い漸次拡径された第1周壁部7aと、該第1周壁部7aの下端に径方向外方へ凸とされた凸曲面部7bを介して連設されるとともに、下方に向かうに従い漸次縮径された第2周壁部7cとを備える概略構成とされている。
ここで、雄ねじ部6およびスカート部7は一般に、図7に示す装置100により成形されている。
この装置100は、口金部4の内側に配置される内側成形駒101、および外側に配置される外側成形駒102を備え、これらの各成形駒101、102は、スカート成形部101a、102aと、該スカート成形部101a、102aと同軸的に配設された雄ねじ成形部101b、102bとを備えている。そして、各成形駒101、102において、スカート成形部101a、102aと雄ねじ成形部101b、102bとは同一の軸線回りに回転自在に支持されるとともに、配置されたボトル缶体5に対して径方向および缶軸方向に接近離間可能に支持され、さらに、配置されたボトル缶体5の缶軸回りに回動可能に支持された構成とされている。
ここで、内側成形駒101のスカート成形部(以下、「内側スカート成形部」という)101aには、径方向外方へ突出した内側押圧部101cが周方向に延在して全周に亙って形成されるとともに、その軸線方向下端に、径方向内方へ凹む内側逃げ部101dが形成されている。また、外側成形駒102のスカート成形部(以下、「外側スカート成形部」という)102aには、口金部4を介して内側押圧部101cと対向する位置に、径方向内方へ向けて凹む外側逃げ部102cが形成されるとともに、その軸線方向下端に、径方向外方へ突出した外側押圧部102dが形成されている。さらに、前記各成形駒101、102の各雄ねじ成形部101b、102bの外周面にはそれぞれ、その周方向における全域に亙って、各成形駒101、102の径方向外方へ凸とされた雄ねじ押圧部101e、102eが螺旋状に形成されている。
以上の構成において、内側成形駒101および外側成形駒102が、互いに接近移動して口金部4を挟み込むと、スカート成形予定部4bは、その外表面が外側逃げ部102cにより外側スカート成形部102aと非接触とされた状態で、その内表面のうち、凸曲面部7bの成形予定部が内側押圧部101cにより径方向外方へ向けて押圧されるようになっている。同時に、首部成形予定部4eは、その内表面が、内側逃げ部101dにより内側スカート成形部101aと非接触とされた状態で、外表面が、外側押圧部102dにより径方向内方へ向けて押圧されるようになっている。さらに、雄ねじ成形予定部4cは、その内表面が、軸線方向の全長に亙って内側雄ねじ成形部101bと接触し、外表面のうち、ねじ山部6cの成形予定部が外側雄ねじ成形部102bと非接触とされた状態で、谷部6bの成形予定部が外側雄ねじ成形部102bの雄ねじ押圧部102eにより径方向内方へ向けて押圧されるようになっている。
この状態で、前記各成形駒101、102が缶軸回りに回動することにより、口金部4の全周に亙って雄ねじ部6とスカート部7とが成形されるようになっている。
なお、雄ねじ部6を成形する装置および方法については、例えば下記特許文献1に示される構成が知られている。
特開2002−219539号公報
ところで、成形するスカート部7の缶軸方向における大きさaは、雄ねじ部6の螺旋形状に起因して、周方向で一定ではなく、図6に示すように、雄ねじ部6の缶軸方向下端の終わり部分6aに位置する部分(以下、「周方向位置A」という)が最も小さく、該位置Aから周方向に雄ねじ部6が延在する方向Xに向かうに従い漸次大きくなる。そして、この大きさaは、雄ねじ部6の前記終わり部分6aの、前記延在する方向Xと反対側の近傍(以下、「周方向位置B」という)に位置する部分で最も大きくなる。
従って、スカート部7を成形する際、前記周方向位置Aにおいては、前記大きさaが最小となっているので、缶軸方向の延びが最小限に抑えられ、主として径方向外方へ向けて変形することとなり、成形後に前記各成形駒101、102がボトル缶体口金部4から離間しても、成形時の押し込み量を略維持することができるが、前記周方向位置Bにおいては、前記大きさaが最大となっているので、缶軸方向の延びが最大となり、該延びにより径方向外方へ向けた変形が阻害されることとなり、成形後に前記各成形駒101、102をボトル缶体口金部4から離間させると、いわゆるスプリングバックが発生して、前記押し込み量を維持できず、前記周方向位置Bにおけるスカート部7(凸曲面部7b)の曲率半径R、およびスカート角度(第2周壁部7cの外表面、若しくはその接線が缶軸に直交する方向になす角度)θが、当該スカート部7における他の部分と比べて大きくなる場合があった。
このようなボトル缶体5に所定の加工が施されたボトル缶にキャップが螺着されたキャップ付ボトル缶においては、キャップを緩めたときに、ボトル缶のスカート部7に配置されるキャップのブリッジを破断できず、キャップのフレアーが拡径された状態で開栓され、再度このボトル缶をリシールすることが困難になる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、口金部にスカート部および雄ねじ部を高精度に成形することが可能になるボトル缶体の製造方法およびボトル缶体の製造装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明のボトル缶体の製造方法は、口金部の内側に配置される内側成形駒、および外側に配置される外側成形駒が備えられ、これらの各成形駒は、スカート成形部と、該スカート成形部と同軸的に配設された雄ねじ成形部とを備えるとともに、互いに接近移動して前記口金部を挟み込んだ状態で、缶軸回りに回動することにより、該口金部に、雄ねじ部と、缶軸方向下方に向かうに従い漸次拡径された第1周壁部、および該第1周壁部の下端に径方向外方へ凸とされた凸曲面部を介して連設されるとともに、下方に向かうに従い漸次縮径された第2周壁部を備えるスカート部とを成形するボトル缶体の製造方法であって、前記スカート部のうち、前記雄ねじ部の缶軸方向下端の終わり部分から、周方向に当該雄ねじ部が延在する方向と反対方向に向けて少なくとも約180°までの領域に位置する部分を、前記内側成形駒により、少なくとも前記凸曲面部の成形予定部の内表面を径方向外方へ向けて押圧して成形するに際し、前記第1周壁部の少なくとも一部、前記凸曲面部、および前記第2周壁部の各成形予定部の外表面を、前記外側成形駒のスカート成形部に押し当てることを特徴とする。
また、本発明のボトル缶体の製造装置は、口金部の内側に配置される内側成形駒、および外側に配置される外側成形駒が備えられ、これらの各成形駒は、スカート成形部と、該スカート成形部と同軸的に配設された雄ねじ成形部とを備えるとともに、互いに接近移動して前記口金部を挟み込んだ状態で、缶軸回りに回動することにより、該口金部に、雄ねじ部と、缶軸方向下方に向かうに従い漸次拡径された第1周壁部、および該第1周壁部の下端に径方向外方へ凸とされた凸曲面部を介して連設されるとともに、下方に向かうに従い漸次縮径された第2周壁部を備えるスカート部とが成形される構成とされたボトル缶体の製造装置であって、前記内側成形駒のスカート成形部は、少なくとも前記凸曲面部の成形予定部の内表面を径方向外方へ向けて押圧する内側押圧部を備え、前記外側成形駒のスカート成形部は、前記スカート部のうち、前記雄ねじ部の缶軸方向下端の終わり部分から、周方向に当該雄ねじ部が延在する方向と反対方向に向けて少なくとも約180°までの領域に位置する部分を成形するに際し、前記第1周壁部の少なくとも一部、前記凸曲面部、および前記第2周壁部の各成形予定部の外表面が押し当てられる支持部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、スカート部のうち、缶軸方向における大きさが大きい部分としての、前記雄ねじ部の缶軸方向下端の終わり部分から、周方向に当該雄ねじ部が延在する方向と反対方向に向けて約180°までの領域に位置する部分を、前記内側成形駒により、少なくとも前記凸曲面部の成形予定部の内表面を径方向外方へ向けて押圧して成形するに際し、前記第1周壁部の少なくとも一部、前記凸曲面部、および前記第2周壁部の各成形予定部の外表面(以下、「スカート成形予定部の外表面」という)を、前記外側成形駒のスカート成形部(以下、「外側スカート成形部」という)に押し当てるので、該成形時に、前記領域に位置する前記スカート成形予定部に発生する缶軸方向の延びを抑えることが可能になり、該延びにより径方向外方へ向けた変形が阻害されることを抑制することができる。したがって、該成形後に前記各成形駒を口金部から離間させても、該領域に位置するスカート部に、前記延びに起因したいわゆるスプリングバックが発生することを抑制すること、すなわち成形時に当該領域に位置するスカート部に生じた押込み量を、成形後においても維持することが可能になる。以上により、スカート部を高精度に成形することができる。
ここで、前記スカート部のうち少なくとも前記領域に位置する部分を成形するに際し、前記内側成形駒のスカート成形部により、前記第2周壁部の成形予定部を径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げることが望ましく、この場合、前記内側成形駒のスカート成形部は、前記スカート部のうち少なくとも前記領域に位置する部分を成形するに際し、前記第2周壁部の成形予定部を、径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げる構成とされた折り曲げ部を備えることが望ましい。
この場合、前記領域に位置するスカート部を成形するに際し、前記第2周壁部の成形予定部を径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げるので、成形する第2周壁部の缶軸方向下端部を加工硬化させることが可能になる。したがって、成形後に前記各成形駒を口金部から離間させた際、成形時における押込み量を維持できずに、スカート部が径方向内方へ向けて変形移動しようとした場合においても、前記加工硬化された第2周壁部の缶軸方向下端部を、この変形移動に対して抗する強化部として作用させることが可能になる。これにより、成形時に生じた前記押込み量を成形後においても維持することを確実に実現することが可能になる。
また、前記スカート部を成形するに際し、前記内側成形駒の前記雄ねじ成形部により、前記口金部における雄ねじ部の成形予定部の内表面のうち、該雄ねじ部の山部の成形予定部を、前記雄ねじ部の谷部の成形予定部に非接触とした状態で、径方向外方に向けて押圧するとともに、前記外側成形駒の前記雄ねじ成形部により、前記雄ねじ部の成形予定部の外表面のうち、該雄ねじ部の谷部の成形予定部を、前記雄ねじ部の山部の成形予定部に非接触とした状態で、径方向内方に向けて押圧して、前記口金部に雄ねじ部を成形することが望ましく、この場合、前記内側成形駒および前記外側成形駒の各雄ねじ成形部の外周面にはそれぞれ、その周方向における全域に亙って、各成形駒の径方向外方へ凸とされた押圧部が螺旋状に形成され、該各押圧部の、前記雄ねじ成形部の外周面からの径方向における大きさは、成形する前記雄ねじ部のねじ山高さより大きくされていることが望ましい。
この場合、成形する雄ねじ部のうち、谷部の内表面と山部の外表面とが前記各雄ねじ成形部と非接触とされているので、成形時に雄ねじ部が厚さ方向に圧縮変形されて、その肉厚が薄くなることを防止することが可能になり、雄ねじ部の座屈強度の低下を防ぐことができる。
ここで、このように雄ねじ部の谷部の内表面と山部の外表面とが、前記非接触とされて雄ねじ部が成形されると、この非接触とされた面積が増大した分、ボトル缶体口金部による前記各成形駒の拘束が緩くなることから、前記各成形駒の回転軸線の傾きが、成形時における口金部の周方向位置ごとでばらつくことにより、雄ねじ部の山部の高さ、つまりねじ山高さが周方向位置ごとで安定せず、高精度な雄ねじ部を成形することが困難になるおそれが考えられる。
しかしながら、本発明では、外側スカート成形部に、前記スカート成形予定部の外表面が押し当てられ、かつ前記各成形駒により、少なくとも前記凸曲面部の内外表面が挟み込まれた状態で前記雄ねじ部が成形されるので、ボトル缶体口金部による前記各成形駒の拘束を必要十分確保することが可能になり、該成形時における前記回転軸線の傾きが口金部の周方向位置ごとでばらつくことを抑えることが可能になる。したがって、ねじ山高さの周方向位置ごとでのばらつきを最小限に抑えることが可能になり、高精度な雄ねじ部を成形することができる。
これに加え、第2周壁部の成形予定部を径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げながらスカート部を成形しつつ雄ねじ部を成形すると、前記各成形駒のスカート成形部が、第2周壁部の内外表面に面接触することになるので、該成形時において、前記回転軸線が傾こうとした場合でも、この面接触により、ボトル缶体口金部と各成形駒との間に発生した摩擦力によって、この傾きの発生を防ぐことが可能になり、高精度な雄ねじ部を確実に成形することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図3は、この発明の一実施形態として示したボトル缶体の製造装置の概略構成を示すものである。この製造装置に供されるボトル缶体は、前述した図5に示す従来のものと同様であるのでその説明を省略するとともに、図6および図7で示した同一部分には同一符合を付してその説明は省略する。
ボトル缶体の製造装置10は、図1から図3に示すように、ボトル缶体口金部4の内側に配置される内側成形駒60、および外側に配置される外側成形駒50を備え、これらの各成形駒50、60は、スカート成形部12a、12bと、該スカート成形部12a、12bと同軸的に配設された雄ねじ成形部11a、11bとを備え、本実施形態では、各成形駒50、60において、軸線方向下部がスカート成形部12a、12bとされ、上部が雄ねじ成形部11a、11bとされている。さらに各成形駒50、60は、配置されたボトル缶体5の口金部4に対して、缶軸方向および径方向に接近離間可能に支持されるとともに、それぞれの回転軸線回りに回転自在に支持されている。
ここで、以下説明の便宜のため、内側成形駒60のスカート成形部12aを「内側スカート成形部12a」といい、内側成形駒60の雄ねじ成形部11aを「内側雄ねじ成形部11a」といい、外側成形駒50のスカート成形部12bを「外側スカート成形部12b」といい、外側成形駒50の雄ねじ成形部11bを「外側雄ねじ成形部11b」という。
以上により、図3に示すように、内側成形駒60が口金部4の内側に配置されるとともに、外側成形駒50が外側に配置された後に、これらの各成形駒50、60が互いに接近移動することにより、この口金部4を挟み込んだ状態で、これら50、60が缶軸回りに回動することによって、該口金部4に、雄ねじ部6と、缶軸方向下方に向かうに従い漸次拡径された第1周壁部7a、および該第1周壁部7aの下端に径方向外方へ凸とされた凸曲面部7bを介して連設されるとともに、下方に向かうに従い漸次縮径された第2周壁部7cを備えるスカート部7とが成形される構成とされている。
ここで、内側および外側雄ねじ成形部11a、11bの各外周面にはそれぞれ、その周方向における全域に亙って、各成形部11a、11bの径方向外方へ凸とされた雄ねじ押圧部11c、11dが、互いの軸線方向における位置がずれるように螺旋状に形成されている。そして、本実施形態の各雄ねじ押圧部11c、11dの、雄ねじ成形部11a、11bの外周面からの径方向における大きさC、Dは、成形する雄ねじ部6のねじ山高さEより大きくされている。これにより、雄ねじ部6の成形時において、外側雄ねじ成形部11bの外周面と、雄ねじ部6のねじ山部6cの外表面とが非接触とされ、また、内側雄ねじ成形部11aの外周面と、雄ねじ部6の谷部6bの内表面とが非接触とされるようになっている。
外側スカート成形部12bは、首部成形予定部4eの外表面を径方向内方へ向けて押圧する外側押圧部102dと、前記第1周壁部7aの少なくとも一部、前記凸曲面部7b、および前記第2周壁部7cの各成形予定部の外表面のうち、成形する雄ねじ部6の缶軸方向下端の終わり部分6aから、周方向に当該雄ねじ部6が延在する方向X(図6参照)と反対方向に向けた少なくとも約180°までの領域(以下、「領域」という)に位置する部分を成形するに際し、第1周壁部7aの少なくとも一部、凸曲面部7b、および第2周壁部7cの各成形予定部の外表面が押し当てられる支持部12cとを備える構成とされている。本実施形態の支持部12cは、第1周壁部7aの缶軸方向下部、凸曲面部7bおよび第2周壁部7cの各成形予定部の外表面が、軸線方向に略連続的に押し当てられる構成とされ、成形するスカート部7の外表面形状と略同一の外周面形状とされるとともに、その軸線方向下端に前記外側押圧部102dが滑らかに連設されている。
また、本実施形態の外側スカート成形部12bは、支持部12cの軸線方向上端に連設されて、軸線方向上方へ向かうに従い漸次縮径する第1凸曲面部12dが備えられている。
以上により、スカート部7の成形時において、第1周壁部7aの下部、凸曲面部7b、および第2周壁部7cの各成形予定部の外表面が、支持部12cに押し当てられるようになっている。言い換えれば、後述する内側スカート成形部12aにより、第1周壁部7aの下部、凸曲面部7b、および第2周壁部7cの各成形予定部の外表面が、支持部12cの外表面に押し当てられるようになっている。
本実施形態の内側スカート成形部12aは、第1周壁部7aの軸線方向下部、および凸曲面部7bの各成形予定部における内表面を径方向外方へ向けて押圧する内側押圧部12eと、第2周壁部7cの成形予定部のうち、少なくとも前記領域に位置する部分を径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げる折り曲げ部12fとを備えている。これらの内側押圧部12eと折り曲げ部12fとは、軸線方向で滑らかに連設されており、その外周面形状は、成形するスカート部7の内表面形状と略同一とされている。本実施形態では、内側押圧部12eおよび折り曲げ部12fは内側スカート成形部12aの外周面に全周に亙って形成されている。
次に、以上のように構成されたボトル缶体の製造装置により、ボトル缶体口金部4に雄ねじ部6およびスカート部7を成形する方法について説明する。
まず、ボトル缶体5を図示されない保持テーブル上に缶軸と装置10の中心軸線Oとを一致させた状態で保持した後に、外側成形駒50および内側成形駒60をボトル缶体5に向けて前進移動させる。ここで、内側成形駒60の回転軸線は装置10の中心軸線Oと略一致し、かつ内側成形駒60の外径はボトル缶体口金部4の内径より小さくされており、また、外側成形駒50は、その回転軸線とボトル缶体口金部4の外表面との距離が、外側成形駒50の半径よりも大きくなる位置に位置しており、以上により、装置10、つまり内側成形駒60および外側成形駒50をボトル缶体5に向けてその缶軸方向に前進移動させると、内側成形駒60はボトル缶体口金部4の内側に配置され、外側成形駒50はボトル缶口金部4の外側に配置される。
その後、図示されない駆動手段により、内側成形駒60をボトル缶体5の径方向外方へ向けて移動させるとともに、外側成形駒50をボトル缶体5の径方向内方へ向けて移動させて、各成形駒50、60を互いが接近する方向に移動させることにより、図3に示すように、口金部4が各成形駒50、60の外周面により挟時される。この口金部4のうち、雄ねじ成形予定部4cは、内側および外側雄ねじ成形部11a、11bにより挟時され、スカート成形予定部4bは、内側および外側スカート成形部12a、12bにより挟時される。
これらのうち、雄ねじ成形予定部4cは、その内表面が内側雄ねじ成形部11aの雄ねじ押圧部11cにより径方向外方へ向けて押圧されて、ねじ山部6cが成形されるとともに、外表面が外側雄ねじ成形部11bの雄ねじ押圧部11dにより径方向内方へ向けて押圧されて、谷部6bが成形される。さらにこの際、谷部6bの内表面は、内側雄ねじ成形部11aの外周面と非接触とされるとともに、ねじ山部6cの外表面は、外側雄ねじ成形部11bの外周面と非接触とされる。
一方、スカート成形予定部4bの内表面のうち、第1周壁部7aの軸線方向下部、および凸曲面部7bの各成形予定部が、内側スカート成形部12aの内側押圧部12eにより径方向外方へ向けて押圧されるとともに、第2周壁部7cの成形予定部が、その下端部を支点として、内側スカート成形部12aの折り曲げ部12fにより径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げられる。
また、スカート成形予定部4bの外表面のうち、第2周壁部7cの成形予定部における軸線方向下端部が、外側スカート成形部12bの外側押圧部102dにより径方向内方へ向けて押圧されるとともに、第1周壁部7aの軸線方向下部、凸曲面部7b、および第2周壁部7cの各成形予定部が、外側スカート成形部12bの支持部12cに押し当てられる。すなわち、内側スカート成形部12aの内側押圧部12eによる前記径方向外方へ向けた押圧によって、第1周壁部7aの下部、凸曲面部7b、および第2周壁部7cの各成形予定部の略全域の外表面が、支持部12cに押し当てられる。
この際、外側および内側成形駒50、60はともに、図示されない回転軸の一端部に支持され、この回転軸の他端部が装置10の図示されない本体に連結されているので、これらの各成形駒50、60により口金部4を前述のように挟時すると、前記回転軸とこれを支持する軸受とのクリアランスによって、外側成形駒50は、その回転軸の前記一端部側が口金部4の外表面から離間する方向に僅かに傾き、また、内側成形駒60は、その回転軸の前記一端部が口金部4の内表面から離間する方向に僅かに傾くこととなる。したがって、成形時において、第1周壁部7aの缶軸方向下部のうち、その上端部は、外側スカート成形部12bの第1凸曲面部12dにより径方向内方へ向けて押圧されることになる。
以上のように、ボトル缶体口金部4が外側および内側成形駒50、60により挟時された状態で、装置10が缶軸O回りに回動されることにより、口金部4の全周に亙って、雄ねじ部6およびスカート部7が成形される。なお、この成形過程において、第1周壁部7aの缶軸方向下部における上端部の外表面は、前記第1凸曲面部12dにより径方向内方へ向けて押圧されることによって、当該上端部の外表面に、図6に示されるような、径方向内方へ凹み、かつ周方向に延びる凹部9(図6参照)が連続的にまたは断続的に形成される場合がある。なお、凹部9は条、若しくは溝状に形成される。
以上説明したように、本実施形態によるボトル缶体の製造方法および製造装置によれば、成形するスカート部のうち、少なくとも前記領域に位置する部分を、内側成形駒12aにより、少なくとも前記凸曲面部7bの成形予定部の内表面を径方向外方へ向けて押圧して成形するに際し、第1周壁部7aの缶軸方向下部、凸曲面部7b、および第2周壁部7cの各成形予定部の外表面(以下、「スカート成形予定部の外表面」という)を、外側スカート成形部12bの支持部12cに押し当てるので、該成形時に、前記領域に位置する前記スカート成形予定部に発生する缶軸方向の延びを抑えることが可能になり、該延びにより径方向外方へ向けた変形が阻害されることを抑制することができる。
したがって、該成形後に前記各成形駒50、60を口金部4から離間させても、該領域に位置するスカート部7に、前記延びに起因したいわゆるスプリングバックが発生することを抑制すること、すなわち成形時に当該領域に位置するスカート部7に生じた押込み量を、成形後においても維持することが可能になる。以上により、スカート部7を高精度に成形することができる。
また、前記領域に位置するスカート部7を成形するに際し、内側スカート成形部12aの折り曲げ部12fにより、第2周壁部7cの成形予定部を径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げるので、成形する第2周壁部7cの缶軸方向下端部を加工硬化させることが可能になる。したがって、成形後に前記各成形駒50、60を口金部4から離間させた際、成形時における押込み量を維持できずに、スカート部7が径方向内方へ向けて変形移動しようとした場合においても、前記加工硬化された第2周壁部7cの缶軸方向下端部を、この変形移動に対して抗する強化部として作用させることが可能になる。これにより、成形時に生じた前記押込み量を成形後においても維持することを確実に実現することが可能になる。
さらに、雄ねじ成形予定部4cに雄ねじ部6を成形するに際し、谷部6bの内表面とねじ山部6cの外表面とが前記各雄ねじ成形部11a、11bと非接触とされているので、成形時に雄ねじ部6が厚さ方向に圧縮変形されて、その肉厚が薄くなることを防止することが可能になり、雄ねじ部6の座屈強度の低下を防ぐことができる。
ここで、このように雄ねじ部6の谷部6bの内表面とねじ山部6cの外表面とが前記非接触とされて雄ねじ部6が成形されると、この非接触とされた面積が増大した分、ボトル缶体口金部4による前記各成形駒50、60の拘束が緩くなることから、前記各成形駒50、60の回転軸線の傾きが、成形時における口金部4の周方向位置ごとでばらつくことにより、ねじ山高さEが周方向位置ごとで安定せず、高精度な雄ねじ部6を成形することが困難になるおそれが考えられる。
しかしながら、本実施形態では、外側スカート成形部12bの支持部12cに、第1周壁部7aの下部、凸曲面部7b、および第2周壁部7cの外表面が押し当てられ、かつ前記各成形駒50、60により、少なくとも前記凸曲面部7bの内外表面が挟み込まれた状態で雄ねじ部6が成形されるので、ボトル缶体口金部4による前記各成形駒50、60の拘束を必要十分確保することが可能になり、該成形時における前記回転軸線の傾きが、口金部4の周方向位置ごとでばらつくことを抑えることが可能になる。したがって、ねじ山高さEの周方向位置ごとでのばらつきを最小限に抑えることが可能になり、高精度な雄ねじ部6を成形することができる。
特に本実施形態では、第2周壁部7cの成形予定部を径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げながらスカート部7を成形しつつ雄ねじ部6を成形するので、前記各スカート成形部12a、12bが、第2周壁部7cの内外表面に面接触することになるので、該成形時において、前記回転軸線が傾こうとした場合でも、この面接触により、ボトル缶体口金部4と各成形駒50、60との間に発生した摩擦力によって、この傾きの発生を防ぐことが可能になり、高精度な雄ねじ部6を確実に成形することができる。
また、本実施形態では、成形時において、第1周壁部7aの缶軸方向下部のうち、その上端部は、その外表面が外側スカート成形部12bの第1凸曲面部12dにより径方向内方へ向けて押圧されるとともに、内表面が内側スカート成形部12aの内側押圧部12eにより径方向外方へ向けて押圧されて、当該上端部の内外表面が強固に挟時されることとなる。したがって、前述のように第2周壁部7cの下端部が加工硬化することと相俟って、スカート部7の成形時において、スカート成形予定部4bは、缶軸方向へ向けた延びの発生が最小限に抑制されることになる。これにより、いわゆるスプリングバックの発生を確実に抑えることが可能になり、高精度なスカート部7を確実に成形することができる。
ここで、本実施形態に係るボトル缶体の製造装置および製造方法についての評価試験を実施した。評価方法として、前記製造装置10により形成した20個のボトル缶体5それぞれについて、スカート部7のうち、周方向位置を任意に異ならせた3箇所でスカート角度θ(図6参照)、およびねじ山高さE(図1参照)を測定した。比較例として、従来技術としての図7に示す製造装置100により形成したボトル缶体5を用い、同様にスカート角度θ、およびねじ山高さEを測定した。
結果、比較例では、前記角度θの標準偏差が3.398であったのに対し、本実施形態に係る前記製造装置10により形成したボトル缶体5では、1.549であった。また、比較例では、ねじ山高さEの標準偏差が0.075であったのに対し、本実施形態に係る前記製造装置10により形成したボトル缶体5では、0.021であった。
以上により、本実施形態に係る装置および方法の前述した作用効果が立証できた。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、前記実施形態では、内側スカート成形部12aに折り曲げ部12fを設けた構成を示したが、図4に示すように、折り曲げ部12fを有さない内側スカート成形部21を採用し、スカート成形予定部4bの内表面のうち、第2周壁部7cを支持しない状態で、その他は前記実施形態と同様にしてスカート部7を成形してもよい。
このような構成においても、スカート角度θの標準偏差が1.671となり、また、ねじ山高さEの標準偏差が0.038となることを、前述と同様の評価方法により確認することができた。これにより、図4に示す内側スカート成形部21を採用しても、前記比較例と比べて有利な作用効果を有することが確認できた。
口金部にスカート部および雄ねじ部を高精度に成形することが可能になるボトル缶体の製造方法およびボトル缶体の製造装置を提供する。
本発明の一実施形態として示したボトル缶体の製造装置の要部拡大断面図である。 本発明の一実施形態として示したボトル缶体の製造装置を示す概略側面図であって、第1工程を示す図である。 図2に示すボトル缶体の製造装置の概略側面図であって、第2工程を示す図である。 本発明の他の実施形態として示したボトル缶体の製造装置の要部拡大断面図である。 有底筒状体からボトル缶体を形成する工程を示す工程図である。 本発明の一実施形態に係るボトル缶体の製造方法およびボトル缶体の製造装置により形成されたボトル缶体に基づいて成形されたボトル缶を示す拡大側面図である。 本発明に係る従来例において、ボトル缶体の製造装置を示す拡大側面断面図である。
符号の説明
4 口金部
5 ボトル缶体
6 雄ねじ部
6a 雄ねじ部の缶軸方向下端の終わり部分
6b 谷部
6c 山部
7 スカート部
7a 第1周壁部
7b 凸曲面部
7c 第2周壁部
10 ボトル缶体の製造装置
11a 内側雄ねじ成形部
11b 外側雄ねじ成形部
11c、11d 押圧部
12a 内側スカート成形部
12b 外側スカート成形部
12c 支持部
12e 内側押圧部
12f 折り曲げ部
50 外側成形駒
60 内側成形駒
C、D 押圧部の、雄ねじ成形部の外周面からの径方向における大きさ
E ねじ山高さ
X 雄ねじ部が延在する方向

Claims (6)

  1. 口金部の内側に配置される内側成形駒、および外側に配置される外側成形駒が備えられ、これらの各成形駒は、スカート成形部と、該スカート成形部と同軸的に配設された雄ねじ成形部とを備えるとともに、互いに接近移動して前記口金部を挟み込んだ状態で、缶軸回りに回動することにより、該口金部に、雄ねじ部と、缶軸方向下方に向かうに従い漸次拡径された第1周壁部、および該第1周壁部の下端に径方向外方へ凸とされた凸曲面部を介して連設されるとともに、下方に向かうに従い漸次縮径された第2周壁部を備えるスカート部とを成形するボトル缶体の製造方法であって、
    前記スカート部のうち、前記雄ねじ部の缶軸方向下端の終わり部分から、周方向に当該雄ねじ部が延在する方向と反対方向に向けて少なくとも約180°までの領域に位置する部分を、前記内側成形駒により、少なくとも前記凸曲面部の成形予定部の内表面を径方向外方へ向けて押圧して成形するに際し、
    前記第1周壁部の少なくとも一部、前記凸曲面部、および前記第2周壁部の各成形予定部の外表面を、前記外側成形駒のスカート成形部に押し当てることを特徴とするボトル缶体の製造方法。
  2. 請求項1記載のボトル缶体の製造方法において、
    前記スカート部のうち少なくとも前記領域に位置する部分を成形するに際し、
    前記内側成形駒のスカート成形部により、前記第2周壁部の成形予定部を径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げることを特徴とするボトル缶体の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のボトル缶体の製造方法において、
    前記スカート部を成形するに際し、前記内側成形駒の前記雄ねじ成形部により、前記口金部における雄ねじ部の成形予定部の内表面のうち、該雄ねじ部の山部の成形予定部を、前記雄ねじ部の谷部の成形予定部に非接触とした状態で、径方向外方に向けて押圧するとともに、前記外側成形駒の前記雄ねじ成形部により、前記雄ねじ部の成形予定部の外表面のうち、該雄ねじ部の谷部の成形予定部を、前記雄ねじ部の山部の成形予定部に非接触とした状態で、径方向内方に向けて押圧して、前記口金部に雄ねじ部を成形することを特徴とするボトル缶体の製造方法。
  4. 口金部の内側に配置される内側成形駒、および外側に配置される外側成形駒が備えられ、これらの各成形駒は、スカート成形部と、該スカート成形部と同軸的に配設された雄ねじ成形部とを備えるとともに、互いに接近移動して前記口金部を挟み込んだ状態で、缶軸回りに回動することにより、該口金部に、雄ねじ部と、缶軸方向下方に向かうに従い漸次拡径された第1周壁部、および該第1周壁部の下端に径方向外方へ凸とされた凸曲面部を介して連設されるとともに、下方に向かうに従い漸次縮径された第2周壁部を備えるスカート部とが成形される構成とされたボトル缶体の製造装置であって、
    前記内側成形駒のスカート成形部は、少なくとも前記凸曲面部の成形予定部の内表面を径方向外方へ向けて押圧する内側押圧部を備え、
    前記外側成形駒のスカート成形部は、前記スカート部のうち、前記雄ねじ部の缶軸方向下端の終わり部分から、周方向に当該雄ねじ部が延在する方向と反対方向に向けて少なくとも約180°までの領域に位置する部分を成形するに際し、前記第1周壁部の少なくとも一部、前記凸曲面部、および前記第2周壁部の各成形予定部の外表面が押し当てられる支持部を備えることを特徴とするボトル缶体の製造装置。
  5. 請求項4記載のボトル缶体の製造装置において、
    前記内側成形駒のスカート成形部は、前記スカート部のうち少なくとも前記領域に位置する部分を成形するに際し、前記第2周壁部の成形予定部を、径方向外方へ向けて缶軸方向下方に折り曲げる構成とされた折り曲げ部を備えることを特徴とするボトル缶体の製造装置。
  6. 請求項4または5に記載のボトル缶体の製造装置において、
    前記内側成形駒および前記外側成形駒の各雄ねじ成形部の外周面にはそれぞれ、その周方向における全域に亙って、各成形駒の径方向外方へ凸とされた押圧部が螺旋状に形成され、
    該各押圧部の、前記雄ねじ成形部の外周面からの径方向における大きさは、成形する前記雄ねじ部のねじ山高さより大きくされていることを特徴とするボトル缶体の製造装置。

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