JP2002263395A - 洗濯機の蓋ロック装置 - Google Patents

洗濯機の蓋ロック装置

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JP2002263395A
JP2002263395A JP2001064698A JP2001064698A JP2002263395A JP 2002263395 A JP2002263395 A JP 2002263395A JP 2001064698 A JP2001064698 A JP 2001064698A JP 2001064698 A JP2001064698 A JP 2001064698A JP 2002263395 A JP2002263395 A JP 2002263395A
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Japan
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lid
lock pin
washing machine
plunger
electromagnetic coil
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Application number
JP2001064698A
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English (en)
Inventor
Katsunori Ishii
克典 石井
Kazuhiko Yamagami
和彦 山上
Masami Yorita
昌美 頼田
Junji Mitsuyoshi
淳二 三吉
Akira Saito
亮 齋藤
Mariko Akiba
真理子 秋庭
Takashi Maeda
貴史 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 並設された2個の電磁コイルを別々に通電す
ることにより、ロックピンを係止位置と解除位置との間
を移動させることで蓋ロック、解除を行う蓋ロック装置
において、絶縁などを施す必要がなく、トップカバー下
方の狭い空間内でも配設が容易であり、しかも、係止位
置と解除位置だけでなく、その途中の位置でロックピン
が停止した場合も確実にこれを検出できる洗濯機の蓋ロ
ック装置を得る。 【解決手段】 先端にロックピン18を取り付けたプラ
ンジャー17を係止位置と解除位置とにそれぞれ移動さ
せる第1と第2の電磁コイル10,11と、係止位置と
解除位置にそれぞれ保持する第1と第2の永久磁石1
4,15とで構成し、電磁コイル10,11とコンデン
サとからなるLC発振回路を設け、該LC発振回路の発
振周波数の数値によりロックピン18の位置を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の蓋ロック
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】全自動一槽式の洗濯機は、例えば図11
に示すように、外箱1内に外槽を搖動自在に吊支し、該
外槽内に、底部に回転翼2を備えた洗濯兼脱水槽3を回
転自在に配設し、外箱1の上部開口の周囲部分をトップ
カバー4で覆い、洗濯兼脱水槽3の上方の開口を蓋5で
開閉自在に閉塞している。図中6は給水弁、7はトップ
カバー4の前部に配設され運転内容などを設定する設定
ボタンなどを配設した操作パネルを示す。
【0003】前記蓋5は、洗濯機と衣類乾燥機が一体に
使用され、しかもその際、洗濯機の上方に衣類乾燥機が
設置されることが多いことから、蓋5は高さを低くする
ことが要求され、蓋後5aと蓋前5bとの前後に2分割
し、中央部のヒンジ部により中折れする構造となってお
り、蓋前5bの後部に開閉操作を行うための取手25を
取り付けてある。
【0004】かかる構造の洗濯機において、給水、洗
い、すすぎ、脱水の全行程は自動的に進行するが、脱水
行程では、洗濯物の水分を遠心力で飛ばすために、洗濯
兼脱水槽3が高速回転する。このため、脱水運転中は、
蓋5を閉じ、しかも蓋5が容易に開かないようにする必
要がある。
【0005】そのための構造として、図9に示すように
蓋前5bの前部位置で操作パネル7と接する側に蓋5の
開閉を検出する蓋スイッチ21を設け、また、図9の平
面図、図10の縦断正面図に示すように蓋前5bの側部
後方位置でトップカバー4の下面に蓋ロック装置8を取
付ネジで固定した。
【0006】そして、蓋スイッチ21からの蓋閉信号が
周知のマイクロコンピュータによる運転制御部に出力さ
れ蓋5が閉じたことが確認されてから、脱水運転を開始
し、また、脱水運転中は蓋ロック装置8により蓋5が開
かないようにしている。
【0007】蓋ロック装置8は、図6、図7に示すよう
に、基本構造としては、電磁コイル、永久磁石およびプ
ランジャーの組合せで構成され、第1の電磁コイル9と
第2の電磁コイル10とを平板状の第3のヨーク13の
上に並設し、第1の電磁コイル9と第2の電磁コイル1
0との間の側方に位置させて第2のヨーク12を第3の
ヨーク13に固着して立設し、また、第1の電磁コイル
9の上方と他の側方、第2の電磁コイル10の上方と他
の側方を覆うようにして第1のヨーク11を第3のヨー
ク13に固着して立設する。この場合、第1の電磁コイ
ル9を蓋5の側に配置し、第2の電磁コイル10をその
反対側に配置する。
【0008】これにより、第1のヨーク11、第2のヨ
ーク12、第3のヨーク13でそれぞれ囲まれた第1の
電磁コイル9、第2の電磁コイル10の箇所に磁気回路
が構成される。
【0009】そして、プランジャー17を第1の電磁コ
イル9および第2の電磁コイル10を貫通させて配設す
る。図中11a、11bは第1のヨーク11に形成さ
れ、プランジャー17が貫通する孔を示す。
【0010】プランジャー17の蓋5側の先端には非磁
性体によるロックピン18を同軸線上に取り付け、反対
側の同軸線上の先端には、プランジャー17すなわちロ
ックピン18の位置を検出する手段の一部を構成する非
磁性体による遮光棒19を取り付ける。また、ロックピ
ン18と遮光棒19は、プランジャー17を貫通する1
本の非磁性体の棒であってもよい。
【0011】第1の電磁コイル9のさらに蓋5の側に位
置させて、プランジャー17すなわちロックピン18の
同軸線上に第1の永久磁石14を配置する。該第1の永
久磁石14は、前記第3のヨーク13にネジで固定され
樹脂成形された取付台16に接着により固定され、前記
ロックピン18が貫通する貫通孔14aを形成した。
【0012】第2の電磁コイル10の蓋5とは反対側に
は、プランジャー17すなわち遮光棒19の同軸線上に
第2の永久磁石15を配置する。該第2の永久磁石15
も、前記第3のヨーク13にネジで固定され樹脂成形さ
れた取付台16に接着により固定され、前記遮光棒19
が貫通する貫通孔15aを形成した。
【0013】該第2の永久磁石15の蓋5とは反対側に
位置させて、前記取付台16の外側にプランジャー17
すなわちロックピン18の移動動作を検出するための、
発光素子(LED)と受光素子(フォトトランジスタ)
で構成するフォトインタラプター20を配設する。この
場合、発光素子(LED)と受光素子(フォトトランジ
スタ)との間に遮光棒19が移動自在に貫通することに
なる。
【0014】一方、蓋5の蓋前5bの側部と、トップカ
バー4の側部とに、ロックピン18が貫通する貫通孔1
4aに対応する位置で貫通孔22,23を設ける。
【0015】次に、脱水運転について本発明の蓋ロック
装置の動作を説明する。脱水行程以外の行程で、蓋5が
閉じられていないときは、第1および第2の電磁コイル
9,10には通電されず、プランジャー17は第2の永
久磁石15に吸引されて図6に示す位置にあり、先端の
ロックピン18は、トップカバー4に形成した貫通孔2
3、蓋前5bに形成した貫通孔22には挿入されておら
ず、蓋5はロック状態にはない。
【0016】また、遮光棒19は発光素子(LED)と
受光素子(フォトトランジスタ)との間に位置し、フォ
トインタラプター20は動作していない。
【0017】洗濯行程が進行し、脱水行程に移行し、蓋
5が閉じられて蓋スイッチ21からの出力が運転制御部
に入力すると、運転制御部からの出力により、蓋ロック
装置8の第1の電磁コイル9に通電され、第1、第2、
第3のヨーク11,12,13で構成された、電磁コイ
ル9側の磁気回路により、第2の永久磁石15に吸着さ
れていたプランジャー17は、その吸着力よりも大きな
吸引力を受けて、第2の永久磁石15から離間し、図6
における矢印方向(図において左方向)第1ののヨーク
11の左端まで移動する。
【0018】この状態で第1の電磁コイル9への通電を
遮断し磁気回路の吸引力が失われても、プランジャー1
7の先端は第1のヨーク11の左端まで達しているか
ら、第1の永久磁石14の吸引力の作用を受けて、図7
に示すようにさらに蓋5の方向の係止位置に移動し、第
1の永久磁石14に吸着される状態となる。
【0019】そして、プランジャー17の先端のロック
ピン18が第1の永久磁石14の貫通孔14aを貫通し
て、さらにトップカバー4に形成した貫通孔23、蓋前
5bの側部に形成した貫通孔22に挿入され、この状態
でロックピン18によって蓋5がロックされる。
【0020】プランジャー17が蓋5の方向に移動する
ことで、これと一体の遮光棒19も蓋5の方向に移動
し、その結果、遮光棒19が発光素子(LED)と受光
素子(フォトトランジスタ)との間から離れ、フォトイ
ンタラプター20が動作する。
【0021】また、運転制御部では、前記したようにフ
ォトインタラプター20からの出力を受けたことで、プ
ランジャー17が移動して蓋5が係止されたものと判断
し、脱水機構部に出力して、脱水運転を開始させる。こ
のようにして蓋5が完全にロックされ、これが確認され
てから脱水運転が開始する。
【0022】脱水運転中に、例えば洗濯機のコンセント
が外れたり、停電が発生して、洗濯機への電力供給が絶
たれ、運転制御部の制御機能に支障が生じても、プラン
ジャー17は第1の永久磁石14の吸引力によって吸着
状態を保持し、係止位置に保持されるから、蓋5が開閉
されることが阻止され、脱水運転中の安全を確保でき
る。
【0023】脱水行程が進行し、所定時間に達すると、
運転制御部からの出力で脱水機構への通電が絶たれ脱水
機構の動作が停止するが、洗濯物が投入されている洗濯
兼脱水槽3は慣性で回転を継続する。
【0024】そして、この慣性による回転も停止した状
態が運転制御部で検出されると、図7の状態にある蓋ロ
ック装置8は、運転制御部からの出力により第2の電磁
コイル10に通電され、第1、第2、第3のヨーク1
1,12,13で構成された、第2の電磁コイル10側
の磁気回路により、プランジャー17が蓋係止の場合と
は反対の図7において右の解除位置に移動し、第2の永
久磁石15に吸着される。
【0025】この状態で、ロックピン18は貫通孔2
2,23から抜け出るから、蓋5の係止が解除され、蓋
5の開閉が可能となる。よって、蓋5を開いて洗濯兼脱
水槽3内の洗濯物を取り出すことができる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ロックピン18の係止
位置と解除位置とを検出する手段として、フォトインタ
ラプター20と遮光棒19を用いているため、蓋ロック
装置8にフォトインタラプター20を別途付設するため
のスペースを必要とし、トップカバー4の下方の限られ
た空間内に配設するには工夫を要した。
【0027】また、トップカバー4の下方の空間は湿気
なども多く、使用環境もよくなく、フォトインタラプタ
ー20を正常に機能させるには密閉等により湿気を遮断
する必要もあって構造がさらに複雑になり、さらには、
プランジャー17が係止位置と解除位置との途中で引っ
掛かって停止したような場合に、これを検出することが
むずかしかった。
【0028】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、並設された2個の電磁コイルを別々に通電すること
により、ロックピンを係止位置と解除位置との間を移動
させることで蓋ロック、解除を行う蓋ロック装置におい
て、密閉などを施す必要がなく、トップカバー下方の狭
い空間内でも配設が容易であり、しかも、係止位置と解
除位置だけでなく、その途中の位置でロックピンが停止
した場合も確実にこれを検出できる洗濯機の蓋ロック装
置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、外箱内に外槽を搖動自在に吊支し、
該外槽内に、底部に回転翼を備えた洗濯兼脱水槽を回転
自在に配設し、外箱の上部に洗濯兼脱水槽への衣類投入
口を持つトップカバーで覆い、衣類投入口を開閉するよ
うに蓋を設け、脱水運転中は蓋を開放不能にロックする
蓋ロック装置を設けた洗濯機において、蓋ロック装置
は、先端にロックピンを取り付けたプランジャーを係止
位置と解除位置とにそれぞれ移動させる第1と第2の電
磁コイルと、係止位置と解除位置にそれぞれ保持する第
1と第2の永久磁石とで構成し、電磁コイルとコンデン
サとからなるLC発振回路を設け、該LC発振回路の発
振周波数の数値によりロックピンの位置を検出するよう
にした。
【0030】前記LC発振回路を構成する電磁コイル
は、前記第1と第2の電磁コイルとすることにより、蓋
ロックのためロックピンを移動させるための電磁コイル
を位置検出のためにも使用できる。これにより、従来の
ようにフォトインタラプターを配設する必要がないた
め、蓋ロック装置の外部に別途設ける必要がなく、装置
全体をコンパクトにできるからトップカバー下方の狭い
空間内でも容易に配設でき、コストも低くできる。
【0031】また、従来のフォトインタラプターを用い
た場合に比べて、湿気などによる影響を受けにくいた
め、密閉構造の必要がなくなる。
【0032】そして、LC発振回路の発振周波数の数値
によりロックピンの位置を検出するようにしたので、プ
ランジャーが係止位置と解除位置との途中で引っ掛かっ
て停止した場合でも、確実にこれを検出できる。
【0033】第2に、前記LC発振回路を構成する電磁
コイルは、前記第1と第2の電磁コイルとは別体の位置
検出用のものとすることにより、位置検出用の電磁コイ
ルを別途必要とはするが、回路構成が単純化できる。そ
の他の作用は請求項1と同様である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の洗濯機の蓋ロ
ック装置の第1実施形態を示す縦断正面図、図2は同上
蓋ロック状態の縦断正面図で、基本構成は図6、図7に
示した従来例と同様であるから同一の参照符号を付して
ここでの詳細な説明は省略する。
【0035】本発明の蓋ロック装置8も、先端にロック
ピン18を取り付けたプランジャー17を係止位置と解
除位置とにそれぞれ移動させる第1と第2の電磁コイル
9,10と、係止位置と解除位置にそれぞれ保持する第
1と第2の永久磁石14,15とで構成する。
【0036】かかる蓋ロック装置8において、プランジ
ャー17の移動すなわちロックピン18の係止位置と解
除位置とを検出する手段として、図3に示すように、第
1と第2の電磁コイル9.10にそれぞれコンデンサ2
4を接続してLC発振回路を設けた。
【0037】次に動作を説明する。蓋ロック、解除の動
作は従来と同様であり、プランジャー17およびこれと
一体のロックピン18は第1と第2の電磁コイル9,1
0により形成される磁気回路によって係止位置と解除位
置とに移動し、係止位置と解除位置に移動した後は、第
1と第2の永久磁石14,15の吸引力によってその位
置に保持される
【0038】すなわち、脱水行程以外の行程で、蓋5が
閉じられていないときは、第1および第2の電磁コイル
9,10には通電されず、プランジャー17は第2の永
久磁石15に吸引されて図1に示す位置にあり、先端の
ロックピン18は、トップカバー4に形成した貫通孔2
3、蓋前5bに形成した貫通孔22には挿入されておら
ず、蓋5はロック状態にはない。
【0039】この状態(凹状態x1)での第1の電磁コ
イル9の発振周波数は図4に示すようにf1であり、判
断基準値faと比較して、f1>faであれば、ロック
ピン18が引っ込んでいる状態でロックされていない状
態であると判断する。
【0040】洗濯行程が進行し、脱水行程に移行し、蓋
5が閉じられて蓋スイッチ21からの出力が運転制御部
に入力すると、運転制御部からの出力により、蓋ロック
装置8の第1の電磁コイル9に通電され、第1、第2、
第3のヨーク11,12,13で構成された、電磁コイ
ル9側の磁気回路により、第2の永久磁石15に吸着さ
れていたプランジャー17は、その吸着力よりも大きな
吸引力を受けて、第2の永久磁石15から離間し、図1
における矢印方向(図において左方向)の第1のヨーク
11の左端まで移動する。
【0041】このように第1の電磁コイル9への通電に
よりプランジャー17が移動してロックピン18が貫通
孔14aから突出した状態(凸状態x2)の第1の電磁
コイル9の発振周波数はf2まで低下する。よって、こ
の発振周波数f2を判断基準値fbと比較して、f2<
fbであれば、ロックピン18が突出して係止状態と判
断する。
【0042】この状態で電磁コイル9への通電を遮断し
磁気回路の吸引力が失われても、プランジャー17の先
端は第1のヨーク11の左端まで達しているから、第1
の永久磁石14の吸引力の作用を受けて、図2に示すよ
うにさらに蓋5の方向の係止位置に移動し、第1の永久
磁石14に吸着される状態となる。
【0043】そして、プランジャー17の先端のロック
ピン18が第1の永久磁石14の貫通孔14aを貫通し
て、さらにトップカバー4に形成した貫通孔23、蓋前
5bの側部に形成した貫通孔22に挿入され、この状態
でロックピン18によって蓋5がロックされる。
【0044】また、ロックピン18が突出の途中で引っ
掛かり、プランジャー17が移動の途中で停止した場合
は、発振周波数がfa〜fbの範囲となり、この範囲の
発振周波数が検出されたときはエラー発生と判断する。
【0045】このようにして、運転制御部では、プラン
ジャー17が移動して蓋5が係止されたものと判断し、
脱水機構部に出力して、脱水運転を開始させる。
【0046】なお、前記実施形態は通電している側の第
1の電磁コイル9の発振周波数を検出したが、これに限
定されるものではなく、通電していない側の第2の電磁
コイル10によって発振周波数を検出することもでき、
この場合は、図4に示したロックピン18の変位と発振
周波数との関係が反対となり、発振周波数を示す線は右
上がりとなる。
【0047】ロックピン18の係止位置から解除位置へ
の移動の検出も前記と同様にして行う。
【0048】図5は第2実施形態を示し、発振周波数を
検出するために検出用電磁コイル26を第2の電磁コイ
ル10に並べて別途設け、該第2の電磁コイル10内の
プランジャー17の移動により変化する発振周波数の変
化を検出して、ロックピン18の係止・解除を判定する
ようにしてもよい。
【0049】なお、本実施形態では、LC発振回路を構
成する電磁コイルを、第1と第2の電磁コイルと共用化
して説明したが、これら第1と第2の電磁コイルとは別
体の位置検出用のものであっても同様の効果が得られ
る。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯機の蓋ロ
ック装置は、第1に、外箱内に外槽を搖動自在に吊支
し、該外槽内に、底部に回転翼を備えた洗濯兼脱水槽を
回転自在に配設し、外箱の上部に洗濯兼脱水槽への衣類
投入口を持つトップカバーで覆い、衣類投入口を開閉す
るように蓋を設け、脱水運転中は蓋を開放不能にロック
する蓋ロック装置を設けた洗濯機において、蓋ロック装
置は、先端にロックピンを取り付けたプランジャーを係
止位置と解除位置とにそれぞれ移動させる第1と第2の
電磁コイルと、係止位置と解除位置にそれぞれ保持する
第1と第2の永久磁石とで構成し、電磁コイルとコンデ
ンサとからなるLC発振回路を設け、該LC発振回路の
発振周波数の数値によりロックピンの位置を検出するよ
うにした。
【0051】前記LC発振回路を構成する電磁コイル
は、前記第1と第2の電磁コイルとすることにより、蓋
ロックのためロックピンを移動させるための電磁コイル
を位置検出のためにも使用できる。これにより、従来の
ようにフォトインタラプターを配設する必要がないた
め、蓋ロック装置の外部に別途設ける必要がなく、装置
全体をコンパクトにできるからトップカバー下方の狭い
空間内でも容易に配設でき、コストも低くできる。
【0052】また、従来のフォトインタラプターを用い
た場合に比べて、湿気などによる影響を受けにくいた
め、密閉構造の必要がなくなる。
【0053】そして、LC発振回路の発振周波数の数値
によりロックピンの位置を検出するようにしたので、プ
ランジャーが係止位置と解除位置との途中で引っ掛かっ
て停止した場合でも、確実にこれを検出できる。
【0054】第2に、前記LC発振回路を構成する電磁
コイルは、前記第1と第2の電磁コイルとは別体の位置
検出用のものとすることにより、位置検出用の電磁コイ
ルを別途必要とはするが、回路構成が単純化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機の蓋ロック装置の第1実施形態
を示す縦断正面図である。
【図2】本発明の洗濯機の蓋ロック装置の第1実施形態
を示す蓋ロック状態の縦断正面図である。
【図3】本発明の洗濯機の蓋ロック装置の要部であるL
C発振回路図である。
【図4】本発明の洗濯機の蓋ロック装置によるLC発振
回路からの発振周波数の波形図である。
【図5】本発明の洗濯機の蓋ロック装置の第2実施形態
を示す縦断正面図である。
【図6】洗濯機の蓋ロック装置の縦断正面図である。
【図7】洗濯機の蓋ロック装置の蓋ロック状態の縦断正
面図である。
【図8】洗濯機の蓋ロック装置の底面図である。
【図9】蓋ロック装置を設けた洗濯機の平面図である。
【図10】蓋ロック装置を設けた洗濯機の一部切欠いた
正面図である。
【図11】洗濯機の斜視図である。
【符号の説明】
1…外箱 2…回転翼 3…洗
濯兼脱水槽 4…トップカバー 5…蓋 5a…
蓋後 5b…蓋前 6…給水弁 7…操
作パネル 8…蓋ロック装置 9…第1の電磁コイル 10…
第2の電磁コイル 11…第1のヨーク 11a,11b…孔 12…
第2のヨーク 13…第3のヨーク 14…第2の永久磁石 14a
…貫通孔 15…第2の永久磁石 15a…貫通孔 16…
取付台 17…プランジャー 18…ロックピン 19…
遮光棒 20…フォトインタラプター 21…蓋スイッチ 22…貫通孔 23…
貫通孔 24…コンデンサ 25…取手 26…
検出用電磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山上 和彦 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 頼田 昌美 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 三吉 淳二 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 齋藤 亮 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 秋庭 真理子 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 (72)発明者 前田 貴史 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA06 BA01 BB18 BB19 DA09 KA36 KB10 KB11 MA02 MA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に外槽を搖動自在に吊支し、該外
    槽内に、底部に回転翼を備えた洗濯兼脱水槽を回転自在
    に配設し、外箱の上部に洗濯兼脱水槽への衣類投入口を
    持つトップカバーで覆い、衣類投入口を開閉するように
    蓋を設け、脱水運転中は蓋を開放不能にロックする蓋ロ
    ック装置を設けた洗濯機において、蓋ロック装置は、先
    端にロックピンを取り付けたプランジャーを係止位置と
    解除位置とにそれぞれ移動させる第1と第2の電磁コイ
    ルと、係止位置と解除位置にそれぞれ保持する第1と第
    2の永久磁石とで構成し、電磁コイルとコンデンサとか
    らなるLC発振回路を設け、該LC発振回路の発振周波
    数の数値によりロックピンの位置を検出することを特徴
    とする洗濯機の蓋ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記LC発振回路を構成する電磁コイル
    は、前記第1と第2の電磁コイルとは別体の位置検出用
    のものであることを特徴とする請求項1記載の洗濯機の
    蓋ロック装置。
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