JP2609397B2 - 洗濯機の蓋ロック構造 - Google Patents

洗濯機の蓋ロック構造

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JP2609397B2
JP2609397B2 JP4124583A JP12458392A JP2609397B2 JP 2609397 B2 JP2609397 B2 JP 2609397B2 JP 4124583 A JP4124583 A JP 4124583A JP 12458392 A JP12458392 A JP 12458392A JP 2609397 B2 JP2609397 B2 JP 2609397B2
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義郎 永須
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動洗濯機の蓋ロッ
ク構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一槽式の全自動洗濯機は、周知のごとく
外箱内に該外箱から吊棒により吊支される水受槽を設
け、この水受槽内に、中心に攪拌翼を有する洗濯兼脱水
槽を配設し、外箱の上部に取付けた上面パネルに、洗濯
兼脱水槽の上部開口部である衣類投入口を覆う開閉自在
な蓋を設けるとともに、蓋の開閉に連動してオンオフす
る蓋開閉スイッチを設けている。
【0003】この蓋開閉スイッチの取付個所は、従来、
例えば外箱の上面後方に位置する上面パネルの下方と
し、蓋のヒンジ部側を後方に突出させ、この突出片を蓋
開閉スイッチに臨ませてオンオフするようにして、例え
ば蓋が閉じて蓋開閉スイッチからの閉信号の出力があっ
てから洗濯運転を開始する。
【0004】また、特に脱水運転中は洗濯兼脱水槽が高
速で回転するため、脱水運転中は蓋を開くと危険である
ことから、この間は蓋を一度閉じた後は蓋が開かないよ
う蓋ロック機構を設けているが、従来の蓋ロック機構
は、例えばワイヤーなどで蓋を内方に引張り蓋が開かれ
ることを阻止するもので、蓋開閉スイッチとは別の独立
した機構として動作する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように蓋開閉スイ
ッチと蓋ロック機構とは蓋の開閉に連動して動作するも
のであるが、従来は、蓋開閉スイッチと蓋ロック機構と
がそれぞれ別個の独立した機構として個別に配設されて
いるため、例えば蓋が閉じて蓋開閉スイッチから蓋閉信
号が出力されているにもかかわらず、蓋ロックがなされ
ず危険であった。また、蓋開閉スイッチと蓋ロック機構
とで部品点数が多くなり、しかもこれらの部品が別個に
外箱内の限られたスペースにそれぞれ納めることになる
ため、配線処理や組立の作業性がよくなかった。
【0006】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、蓋の開閉に連動して作動する蓋開閉スイッチと蓋ロ
ック機構とを1つのボックス内にまとめて収納し、部品
点数及び組立工数を削減して組立の作業性の向上を図
り、また、蓋開閉スイッチと蓋ロックとの作動の連携性
を確実なものとし、さらに脱水運転中に蓋を無理に開け
たときは脱水運転を停止して安全性の向上も図れる洗濯
機の蓋ロック構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、外箱内に洗濯兼脱水槽を設け、該洗濯兼脱水
槽上部の衣類投入口の上方を開閉自在な蓋で覆う洗濯機
において、前記外箱の上部に配設する上面パネルの内側
にスイッチボックスを設け、該スイッチボックスに蓋ロ
ック用のソレノイドと蓋の開閉を検知する蓋開閉スイッ
チと回動自在なレバーとを設け、前記レバーはソレノイ
ドのプランジャーに係合する切欠きを有する係止片と、
蓋開閉スイッチの作動子を押圧する押圧片と、スイッチ
ボックス外に突出して蓋に係脱自在に嵌合する支承片と
を一体的に形成し、あるいは、ソレノイドのプランジャ
ーに係合するフタロックレバーと蓋開閉スイッチを押圧
するスイッチレバーとの分割体で構成することを要旨と
するものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、蓋が閉じてこ
れがレバーの支承片に嵌合してレバーが回動すると、こ
れに連動して押圧片が蓋開閉スイッチの作動子を押圧し
該スイッチがオンする。同時にソレノイドに通電されて
プランジャーが吸引され、これが係止片の切欠き内に係
合して係止片すなわちレバーの反対方向への回動を阻止
する。これにより蓋がロックされ開かない。運転が終了
すれば、ソレノイドへの通電が断たれ、プランジャーが
復位して係止片との係止が解除されるので、蓋を開くこ
とができる。そして、蓋が開かれると、押圧片による蓋
開閉スイッチの作動子の押圧が解除され、該スイッチが
オフする。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、蓋が閉じ
てこれがフタロックレバーの支承片とスイッチレバーと
に嵌合してレバーが回動するとスイッチレバーが板バネ
を押圧し作動子が押されて蓋開閉スイッチがオンする。
同時にフタロックレバーがソレノイドのプランジャーに
係合して蓋がロックされ脱水運転中は蓋が開かない。こ
の時、無理に蓋を開けるとフタロックレバーは係合され
たままの状態であっても、板バネの弾力によりスイッチ
レバーが復位し蓋開閉スイッチがオフして脱水運転が停
止する。
【0010】請求項3記載の本発明によれば、請求項2
の作用に加えてスイッチレバーの両側面に設けたフラン
ジがフタロックレバーに当接するから、スイッチレバー
とフタロックレバーとの組み合わせ部分が水密構造とな
り、上面パネルと蓋との隙間から侵入した水で蓋開閉ス
イッチがぬれることがない。
【0011】請求項4記載の本発明によれば、請求項3
の作用に加えて上面パネルと蓋との隙間からスイッチボ
ックスに水が侵入したとしても、スイッチボックスの傾
斜下端側に設けた水抜き孔から水が排出されるから、水
没により電装部品が絶縁不良になることがない。
【0012】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第一
実施例を示すロック解除状態の縦断側面図、図2は同上
一部切欠いた背面図、図3は同上ロック駆動状態の縦断
側面図、図4は同上一部切欠いた背面図で、まず洗濯機
の全体構成を説明する。
【0013】図11、図12は攪拌式の全自動一槽式洗
濯機の一例を示すもので、外箱1内に防振バネ2を備え
た吊棒3等による防振手段を介して水受槽4を吊支す
る。この該水受槽4の内部に、側壁に脱水孔7を設けた
洗濯兼脱水槽6と、攪拌翼5とを回転自在に配設した。
前記水受槽4の下方には、ローターに永久磁石を配設し
たU相、V相、W相をもつ3相のDCブラシレスモータ
ー8を配設し、ローター軸を前記攪拌翼5の回転軸及び
洗濯兼脱水槽6の回動軸に連結する。
【0014】水受槽4の底部に開口する排水管9に排水
バルブ10を介して排水ホース11を連結するととも
に、循環ポンプ12を介して循環ホース13を連結し、
この循環ホース13を外箱1内で立上げ、先端を洗濯兼
脱水槽6の上方に開口する。図中14は、この循環ホー
ス13の開口端の下方に配設したリントフィルター、1
5は電源コード、16はアース線を示す。
【0015】外箱の上面に上面パネル17と、洗濯兼脱
水槽6の上部の衣類投入口を覆う開閉自在な蓋41とを
設け、前記上面パネル17に操作パネル18と表示部1
9を設ける。前記蓋41は前後に2つ折りに折畳まれる
構造とし、後端部を上面パネル17に回動自在に軸着し
た。
【0016】かかる構成の洗濯機において、上面パネル
17の前側に位置するものの下方に横長のスイッチボッ
クス20を配設し、このスイッチボックス20内に蓋4
1の開閉を検知する蓋開閉スイッチ21と蓋41のロッ
ク用のソレノイド22とを並べて配設し、これら蓋開閉
スイッチ21とソレノイド22との間にレバー23を臨
ませて、蓋開閉の検知機構と蓋ロック機構とを同一のボ
ックス20内にまとめて収納する。
【0017】蓋開閉スイッチ21は、前記スイッチボッ
クス20内にボス立てにより固定した取付板24にスイ
ッチケース21aを固定したもので、スイッチの作動子
21bを下方に突出した。
【0018】ソレノイド23はプランジャー25をスイ
ッチボックス20の長さ方向に設け、該プランジャー2
5の一方の突出端25aを蓋開閉スイッチ21側に対向
させて位置させ、他方の突出端25bはスイッチボック
ス20の内側にリブ状に一体的に突出したストッパー2
6に臨ませて、この突出端25bにはプランジャー25
をストッパー26の方向に付勢するバネ27を巻回す
る。
【0019】レバー23は縦長板状の本体部23aに、
スイッチボックス20の外方に突出して蓋41と嵌合す
る嵌合部と、スイッチボックス20内に突出して蓋開閉
スイッチ21とソレノイド22とに係合する係合部とを
一体的に形成したもので、蓋41との嵌合部は本体部2
3aの上方に突設した押さえ爪23cとこの押さえ爪2
3cの下方にこれと平行に突設した支承片23dとによ
り形成され、この支承片23dの上面には山型の突起2
3eを設けた。
【0020】蓋開閉スイッチ21との係合部は本体部2
3aの下方からスイッチボックス20内の方向に突出す
る板状の押圧片23fで形成し、また、ソレノイド22
との係合部はこの押圧片23fの側部からこれと一体的
に板状の係止片23gを立上げて形成し、この係止片2
3gにソレノイド22のプランジャー25が入り込む切
欠き23hを設けたものである。
【0021】かかるレバー23をスイッチボックス20
に取付ける構成として、スイッチボックス20の内側側
壁に軸20aを形成するとともにこの軸20aの上方に
前記押圧片23f、係止片23gが挿入する矩形状の切
欠き部20bを形成し、他方レバー23側には本体部2
3aの外側下方にフック部23bを形成し、このフック
部23bを前記軸20aに係止して本体部23aを切欠
き部20bの外側に配設する。
【0022】さらに、本体部23aの内側上方と前記取
付板24との間に引張りバネ28を弾装して、本体部2
3aをスイッチボックス20内の方向へ付勢する。これ
によりレバー23は押圧片23f、係止片23gがスイ
ッチボックス20内に突出し、押さえ爪23cと支承片
23dとがスイッチボックス20外に突出した状態でス
イッチボックス20に回動自在に取付く。
【0023】なお、切欠き部20bの横巾は本体部23
aの横巾よりわずか小さ目に形成し、切欠部20bの開
口縁を、引張りバネ28の引張力により本体部23aが
スイッチボックス20内に入り込まないようにするため
のストッパーとする。
【0024】図中29は蓋開閉スイッチ21及びソレノ
イド22に接続するリード線を示し、これらリード線2
9はスイッチボックス20の側壁に形成したスリット3
0からボックス20外へ導出される。
【0025】次に動作について説明する。運転が行われ
ず、蓋41が開いている状態では、図1、図2に示すよ
うに蓋41の前端が押さえ爪23c及び支承片23dと
離れており、レバー23は本体部23aが引張りバネ2
8によりスイッチボックス20の内方向に引張られ、フ
ック部23bを中心としてスイッチボックス20内に傾
斜している。
【0026】よって、押圧片23fは蓋開閉スイッチ2
1の作動子21bから離間状態にあり、作動子21bは
押されていないので、蓋開閉スイッチ21はオフの状態
にある。また、ソレノイド22は非通電状態にあり、プ
ランジャー25はバネ27によりストッパー26の方向
に引張られ、突出端25bがストッパー26に当接して
いる。
【0027】この状態から、例えば脱水運転を行うには
蓋41の前端を閉方向、すなわち下方に移動すれば、蓋
41の前端がレバー23の山型の突起23eに当たり、
この山型の突起23eの上面を滑りながら支承片23d
を下方に押し、押さえ爪23cと支承片23dの突起2
3eとの間に入り込んで蓋41が閉じる。
【0028】この時、レバー23はフック部23bが軸
20aを中心にして回動し、押圧片23fが上方に移動
して蓋開閉スイッチ21の作動子21bを押圧する。こ
れにより、蓋開閉スイッチ21がオンし、この蓋閉検知
信号が制御装置(図示せず)に出力される。
【0029】他方、押圧片23fと一体の係止片23g
も上方に移動し、切欠き23hの側方にプランジャー2
5の他方の突出端25aが位置する。そして、この状態
で前記のように蓋開閉スイッチ21から蓋閉検知信号が
出力されると、この蓋閉検知信号の入力を受けて制御装
置の働きでソレノイド22に出力されこれに通電されて
プランジャー25が吸引され突出端25aが蓋開閉スイ
ッチ21の方向に移動して切欠き23h内に入り込む
(図3、図4参照)。よってレバー23は切欠き23h
を介してプランジャー25の突出端25aにより回動を
阻止され、押さえ爪23cと支承片23dとの間に前端
が嵌入した蓋41は開かない。このようにして脱水運転
中は蓋41を開くことができないから安全である。
【0030】脱水運転が終了し、DCブラシレスモータ
ー8に電気的制動が加えられてブレーキがかけられ、洗
濯兼脱水槽6の回転数が一定値以下になると、制御装置
の働きでソレノイド22への通電が断たれる。これによ
りバネ27によりプランジャー25が復位し、突出端2
5aが切欠き23hから抜け出る。よってプランジャー
25とレバー23との係合が解除され、蓋41の前端を
上方に持上げれば、蓋41の前端は押さえ爪23cと支
承片23dとの間から抜け出て蓋41が開く。
【0031】同時にレバー23は、蓋41による上方か
らの押圧力がなくなるので、軸20aを中心にしてフッ
ク部23bを介して引張りバネ28の引張力により回動
し、押圧片23fが下方に移動して蓋開閉スイッチ21
の作動子21bから離間する。これにより蓋開スイッチ
21がオフし、蓋開検知信号が制御装置に出力される。
【0032】ところで前記第一実施例は蓋開閉スイッチ
を動作させるレバーと蓋をロックさせるレバーとを一体
的に形成したので、脱水運転中に無理に蓋41をこじ開
けた場合、レバー23は復位せず蓋開閉スイッチ21は
オン状態のままであり脱水運転が継続してしまうため、
危険である。そこで、第二実施例としては図5〜図10
に示すようにレバー23をフタロックレバー32とスイ
ッチレバー33との分割体による組み合わせで構成し
た。
【0033】フタロックレバー32の基本構成は前記第
一実施例のレバー23と同時である、が第二実施例では
第一実施例の押圧片23fにかえてこれをスイッチレバ
ー33とし、縦長板状の本体部32aに、スイッチボッ
クス20の外方に突出して蓋41と嵌合する嵌合部と、
スイッチボックス内に突出してソレノイド22に係合す
る係合部とを一体的に形成したもので、蓋41との嵌合
部は本体部32aの上方に突設した押さえ爪32cとこ
の押さえ爪32cの下方にこれと平行に突設した支承片
32dとにより形成され、この支承片32dの上面には
左右に位置させて山形の突起32eを設け、この突起3
2eの間にスイッチレバー33の嵌合孔32fを形成す
る。
【0034】ソレノイド22との係合部は本体部32a
から突出する板状の係止片32gで形成し、この係止片
32gにソレノイド22のプランジャー25が入り込む
切欠き32hを設けたものである。
【0035】スイッチレバー33は縦長板状の本体部3
3aの一方の側に突起33cを突設し、他方の側に蓋開
閉スイッチ21への押圧レバー33dを突出した。
【0036】蓋開閉スイッチ21はスイッチケース21
aを取付板24に取り付け、スイッチの作動子21bを
下方に突出したもので、この作動子21bのさらに下方
には僅かな隙間をあけて板バネ31を固定板31aで取
り付け、スイッチボックス20内に突設した取付台20
cに固定する。
【0037】かかるフタロックレバー32とスイッチレ
バー33とをスイッチボックス20に取り付ける構成と
して、スイッチボックス20の内側側壁に軸20aを形
成するとともにこの軸20aの上方に前記押圧レバー3
3d、係止片23gが挿入する矩形状の切欠き部20b
を形成し、他方、フタロックレバー32側には本体部3
2aの下方に切欠き32jを有するフック部32bを形
成し、また、スイッチレバー33側には本体部33aの
下方に前記切欠き32jに嵌合するフック部33bを設
けた。
【0038】そして、スイッチレバー33の突起33c
をフタロックレバー32の突起23e間に差し込んでス
イッチレバー33の本体部33aをフタロックレバー3
2の嵌合孔32fに挿入し、スイッチレバー33とフタ
ロックレバー32とを組み合わせる。この状態でスイッ
チレバー33のフック部33bがフタロックレバー32
のフック部32bの切欠き32jにはまりこむ。このよ
うにして一体的に組合わさったフック部32b,33b
を前記軸20aに係止して本体部32a,33aを切欠
き部20bの外側に配設する。
【0039】さらに、本体部32aの内側上方と取付板
24との間に引張りバネ28を弾装して、本体部32a
をスイッチボックス20内の方向へ付勢する。これによ
りレバー23は押圧レバー33d、係止片32gがスイ
ッチボックス20内に突出し、押さえ爪32c、支承片
32d、突起33cがスイッチボックス20内に突出し
た状態でスイッチボックス20に回動自在に取りつく。
この時、押圧レバー33dは板バネ31の下方に位置す
る。
【0040】次に動作について説明する。蓋41が開い
ている状態では、図8に示すように、蓋41の前端が支
承片32d、突起33cから離れており、レバー23は
本体部32a,33aが引張りバネ28によりスイッチ
ボックス20の内方向に引っ張られ、フック部32b,
33bを中心にしてスイッチボックス20内に傾斜して
いる。
【0041】よって、押圧レバー33dは蓋開閉スイッ
チ21の板バネ31から離間状態にあり、作動子21b
は押されていないので、蓋開閉スイッチ21はオフの状
態にある。また、ソレノイド22は非通電状態にあり、
プランンジャー25はバネ27によりストッパー26の
方向に引っ張られ、突出端25bがストッパー26に当
接している。
【0042】この状態から、脱水運転を行うには図9に
示すように蓋41の前端を閉方向、すなわち下方に移動
すれば、蓋41の前端が突起32e,33cに当たり、
この突起32e,33cの上面を滑りながらフタロック
レバー32とスイッチレバー33を下方に押し、押さえ
爪32c、突起32e,33cの間に入り込んで蓋41
が閉じる。
【0043】この時、フタロックレバー32とスイッチ
レバー33はフック部32b,33bが軸20aを中心
にして回動し、押圧レバー33dが上方に移動して板バ
ネ31を押す。これにより板バネ31を介して作動子2
1bが押され蓋開閉スイッチ21がオンする。この場
合、蓋41や上面パネル17の反りが大きくスイッチレ
バー33を押すストロークが不足していても、板バネ3
1の弾力により蓋41のストロークを吸収できるから蓋
41や上面パネル17の反りを予め見込んで蓋41の係
止部を長く形成しておけば、蓋41や上面パネル17の
反りについて高い精度が不要となり、コストダウンを図
れる。
【0044】同時に、係合片32gも上方に回動し、第
一実施例と同様の動作によりプランジャー25と係合し
てフタロックレバー32を係止する。よって、脱水運転
中は蓋41を開くことは出来ない。
【0045】ところで、脱水運転中に蓋41を無理にこ
じ開けた場合は、ソレノイド22は通電されたままの状
態にあるからフタロックレバー32は蓋閉の位置にある
が、スイッチレバー33は蓋41との係合が解除される
ことで、蓋41による突起33cへの押圧力がなくなる
ことと板バネ31の弾力によりフック部33bが軸20
aを中心にして回動し押圧レバー33dが板バネ31か
ら離れる。その結果、蓋開閉スイッチ21がオフし、モ
ータへの通電回路が切れて脱水運転が停止する。よっ
て、蓋41を開けた状態で脱水槽が高速回転することは
なく、安全である。
【0046】第三実施例としてスイッチレバー33の本
体部33aの内側両側面にフランジ部33eを一体的に
突出する。そして、スイッチレバー33をフタロックレ
バー32に組み合わせるときに、フランジ部33eをフ
タロックレバー32の本体部32aの裏側に当接すれ
ば、両レバーの組み合わせ部分が水密構造となり、上面
パネル17と蓋41との隙間から侵入した水がレバー2
3の個所からスイッチボックス20内に入り込むことが
ない。よって、侵入水がスイッチレバー33と板バネ3
1を伝わって蓋開閉スイッチ21に届くこともなく、水
による絶縁不良や誤作動を防げる。
【0047】第四実施例として図8,図9に示すよう
に、スイッチボックス20を水平面に対して斜めになる
ように上面パネル17に取り付け、スイッチボックス2
0の傾斜下端側に水抜き孔20dを設けた。これによ
り、上面パネル17に水がかかった場合、上面パネル1
7と蓋41との隙間からフタロックレバー32とスイッ
チレバー33との隙間を通ってスイッチボックス20内
に侵入した水は、スイッチボックス20の傾斜に沿って
流れ、水抜き孔20dから外部に流出する。
【0048】よって、スイッチボックス20内に水が溜
まることを防止でき、蓋開閉スイッチ21やソレノイド
22等の電装部品が水没して絶縁不良になることを防止
できる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯機の蓋ロ
ック構造は、1つのスイッチボックス内に蓋開閉スイッ
チと蓋ロック機構とをまとめて収納し、両機構を同時に
動作させるようにしたので、部品点数が少なくなり、組
立性が向上するだけでなく、蓋が閉じたときには確実に
蓋ロックでき、さらに、蓋を閉じて脱水運転中に蓋を無
理に開けた場合は、蓋開閉スイッチのみがオフして脱水
運転が停止するから安全性も増すものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第一実施例を
示すロック解除状態の縦断側面図である。
【図2】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第二実施例を
示すロック解除状態の一部切欠いた背面図である。
【図3】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第一実施例を
示すロック駆動状態の縦断側面図である。
【図4】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第一実施例を
示すロック駆動状態の一部切欠いた背面図である。
【図5】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第二、第三、
第四実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第二、第三、
第四実施例を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第二、第三、
第四実施例を示す一部切り欠いた背面図である。
【図8】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第二、第三、
第四実施例を示すロック解除状態の縦断側面図である。
【図9】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第二、第三、
第四実施例を示すロック状態の縦断側面図である。
【図10】本発明の洗濯機の蓋ロック構造の第二、第
三、第四実施例を示すロック状態で蓋を無理に開けた状
態の縦断側面図である。
【図11】本発明の蓋ロック構造が適用される洗濯機の
斜視図である。
【図12】本発明の蓋ロック構造が適用される洗濯機の
縦断側面図である。
【符号の説明】
1…外箱 2…防振バネ 3…吊棒 4…水受槽 5…攪拌翼 6…洗濯兼脱水槽 7…脱水孔 8…DCブラシレスモーター 8a…モーター枠 9…排水管 10…排水バルブ 11…排水ホース 12…循環ポンプ 13…循環ホース 14…リントフィルター 15…電源コード 16…アース線 17…上面パネル 18…操作パネル 19…表示部 20…スイッチボックス 20a…軸 20b…切欠き部 20c…取付台 20d…水抜き孔 21…蓋開閉スイッチ 21a…スイッチケース 21b…作動子 22…ソレノイド 23…レバー 23a…本体部 23b…フック部 23c…押さえ爪 23d…支承片 23e…突起 23f…押圧片 23g…係止片 23h…切欠き 24…取付板 25…プランジャー 25a,25b…突出端 26…ストッパー 27…バネ 28…引張りバネ 29…リード線 30…スリット 31…板バネ 31a…固定板 32…フタロックレバー 32a…本体部 32b…フック部 32c…押さえ爪 32d…支承片 32e…突起 32f…嵌合孔 32g…係合片 32h…切欠き 32j…切欠き 33…スイッチレバー 33a…本体部 33b…フック部 33c…突起 33d…押圧レバー 33e…フランジ部 41…蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 猛 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本 建鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 香内 由美子 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本 建鐵株式会社船橋製作所内 (56)参考文献 特開 昭51−98166(JP,A) 特開 昭52−116657(JP,A) 実開 平1−82888(JP,U) 実開 昭51−117480(JP,U) 実開 昭53−57673(JP,U) 実開 昭51−79171(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に洗濯兼脱水槽を設け、該洗濯兼
    脱水槽上部の衣類投入口の上方を開閉自在な蓋で覆う洗
    濯機において、前記外箱の上部に配設する上面パネルの
    内側にスイッチボックスを設け、該スイッチボックスに
    蓋ロック用のソレノイドと蓋の開閉を検知する蓋開閉ス
    イッチと回動自在なレバーとを設け、前記レバーはソレ
    ノイドのプランジャーに係合する切欠きを有する係止片
    と、蓋開閉スイッチの作動子を押圧する押圧片と、スイ
    ッチボックス外に突出して蓋に係脱自在に嵌合する支承
    片とを一体的に形成して構成することを特徴とする洗濯
    機の蓋ロック構造。
  2. 【請求項2】 外箱内に洗濯兼脱水槽を設け、該洗濯兼
    脱水槽上部の衣類投入口の上方を開閉自在な蓋で覆う洗
    濯機において、前記外箱の上部に配設する上面パネルの
    内側にスイッチボックスを設け、該スイッチボックスに
    蓋ロック用のソレノイドと蓋の開閉を検知する蓋開閉ス
    イッチと回動自在なレバーとを設け、前記蓋開閉スイッ
    チには作動子を押圧する板バネを設け、前記レバーをソ
    レノイドのプランジャーに係合する切欠きを有する係止
    片とスイッチボックスの外に突出して蓋に係脱自在に嵌
    合する支承片を有するフタロックレバーと、前記板バネ
    を押圧するスイッチレバーとで構成することを特徴とし
    た洗濯機の蓋ロック構造。
  3. 【請求項3】 外箱内に洗濯兼脱水槽を設け、該洗濯兼
    脱水槽上部の衣類投入口の上方を開閉自在な蓋で覆う洗
    濯機において、前記外箱の上部に配設する上面パネルの
    内側にスイッチボックスを設け、該スイッチボックスに
    蓋ロック用のソレノイドと蓋の開閉を検知する蓋開閉ス
    イッチと回動自在なレバーとを設け、前記蓋開閉スイッ
    チには作動子を押圧する板バネを設け、前記レバーをソ
    レノイドのプランジャーに係合する切欠きを有するフタ
    ロックレバーと、前記板バネを押圧するスイッチレバー
    とで構成し、該スイッチレバーの両側面に前記フタロッ
    クレバーに当接するフランジを設けたことを特徴とする
    洗濯機の蓋ロック構造。
  4. 【請求項4】 外箱内に洗濯兼脱水槽を設け、該洗濯兼
    脱水槽上部の衣類投入口の上方を開閉自在な蓋で覆う洗
    濯機において、前記外箱の上部に配設する上面パネルの
    内側にスイッチボックスを設け、該スイッチボックスに
    蓋ロック用のソレノイドと蓋の開閉を検知する蓋開閉ス
    イッチと、フタロックレバーとスイッチレバーとで構成
    する回動自在なレバーとを設け、前記スイッチボックス
    を水平面に対して斜めになるように上面パネルに取り付
    けるとともに、スイッチボックスの傾斜下端側に水抜き
    孔を設けたことを特徴とする洗濯機の蓋ロック構造。
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