JP2002260697A - 燃料電池モジュール - Google Patents

燃料電池モジュール

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JP2002260697A JP2001360332A JP2001360332A JP2002260697A JP 2002260697 A JP2002260697 A JP 2002260697A JP 2001360332 A JP2001360332 A JP 2001360332A JP 2001360332 A JP2001360332 A JP 2001360332A JP 2002260697 A JP2002260697 A JP 2002260697A
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池に供給される酸化剤ガスの温度を下
げることにより、燃料電池の過熱を防止する。 【解決手段】 燃料電池11の酸化剤供給通路に酸化剤
用短管29を通して酸化剤ガスを供給する酸化剤用ディ
ストリビュータ14が燃料電池の近傍に設けられ、酸化
剤用ディストリビュータに酸化剤予熱管44から酸化剤
ガスが供給される。酸化剤予熱管に冷却酸化剤ガスを供
給可能な冷却管56が酸化剤予熱管に接続され、冷却酸
化剤ガスの流量を調整する流量調整弁59が冷却管56
に設けられる。コントローラは燃料電池の温度を検出す
る温度センサ58の検出出力に基づいて流量調整弁を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電セルでの発電
にて発生する熱により、燃料電池の温度上昇を制御可能
な燃料電池モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、発電セルがアノード、固体電解質
及びカソードからなり、セパレート板が上記発電セルに
交互に積層され、セパレート板のうちのリブ付多孔質基
材に形成されたリブが燃料ガス及び酸化剤ガスを上記ア
ノード及びカソードに個別に分配するように構成された
固体電解質型燃料電池が開示されている(特開平3−1
29675号)。この燃料電池では、上記リブが反応ガ
スをリブ付多孔質基材の中央部から周縁部の反応ガス排
出口に向って放射状に流すように構成される。また反応
ガス排出口はセパレート板と発電セルの積層体であるス
タックの周縁部に均一に分布するように配置される。更
にスタックの中央部には燃料ガス導入管及び酸化剤ガス
導入管が積層方向に貫通して設けられ、これらの導入管
から反応ガスがセパレート板に供給されるように構成さ
れる。このように構成された固体電解質型燃料電池で
は、反応ガスがスタックの中央部から周縁部に向って流
れるので、発電セルとセパレート板との間のガスシール
が不要になる。また反応ガス排出口から出た反応ガスは
燃料電池の周囲で燃焼するけれども、上記排出口の分布
が均一であるため、燃料電池の周囲の温度は均一に保た
れる。更に燃料電池の周縁部に達した燃料ガス及び酸化
剤ガスの燃焼により、燃料電池の温度を所定の高温度に
維持できるとともに、反応ガスの予熱用熱源として利用
できるようになっている。
【0003】一方、アノード、固体電解質体及びカソー
ドの積層体からなる集合体と、反応ガス供給管が配され
たセパレータとが交互に積層され、セパレータの一方の
面に燃料ガスが通流する溝が形成され、セパレータの他
方の面に酸化剤ガスが通流する溝が形成された固体電解
質型燃料電池が開示されている(特開平6−13088
号)。この燃料電池では、セパレータから燃料ガス及び
酸化剤ガスを排出する反応ガス排出管がそれぞれ接続さ
れる。このように構成された固体酸化物型燃料電池で
は、反応ガス供給管が各セパレータに個別に接続される
ため、従来、集合体及びセパレータに形成された円形の
ガスマニホルドをシールする円形のガラスリングを不要
にできるとともに、従来、集合体及びセパレータ間の外
形をガスシールしていた方形のガラスリングを不要にで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平3−129675号に記載された固体電解質型燃料
電池では、燃料電池の周縁部に達した燃料ガス及び酸化
剤ガスの燃焼により、燃料電池の周縁部の温度が上昇
し、発電にて燃料電池内部に流れる電流により、ジュー
ル熱が発生する。このため、燃料電池の中心部の温度が
最も高くなって、燃料電池の温度分布が不均一になるた
め、発電セルに熱応力が作用して、発電セルが損傷する
おそれがあった。また、上記従来の特開平6−1308
8号公報に示された固体電解質型燃料電池では、各発電
セルでの電池反応により、燃料電池の温度が次第に上昇
し、燃料電池の発電に適した温度を越えてしまい、発電
効率が低下する不具合があった。
【0005】本発明の目的は、燃料電池に供給される酸
化剤ガスの温度を制御することにより、燃料電池を発電
に適した温度に保ち、燃料電池の過熱を防止できる、燃
料電池モジュールを提供することにある。本発明の別の
目的は、燃料用ディストリビュータ及び燃料用短管内の
蒸気による酸化スケールの発生を抑制でき、また燃料予
熱管に水蒸気を供給するための気化器を不要にできると
ともに、発電セルの損傷を防止できる、燃料電池モジュ
ールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、発電セル12とこの発電セ
ル12に燃料ガスを供給可能な燃料供給通路23,26
と発電セル12に酸化剤ガスを供給可能な酸化剤供給通
路24,27とを有する燃料電池11と、燃料電池11
の近傍に設けられ酸化剤供給通路24,27に酸化剤用
短管29を通して酸化剤ガスを供給する酸化剤用ディス
トリビュータ14とを備えた燃料電池モジュールの改良
である。その特徴ある構成は、酸化剤用ディストリビュ
ータ14に酸化剤ガスを供給する酸化剤予熱管44と、
酸化剤予熱管44に接続され酸化剤予熱管44に冷却酸
化剤ガスを供給可能な冷却管56と、燃料電池11に挿
入され燃料電池11の温度を検出する温度センサ58
と、冷却管56に設けられ冷却酸化剤ガスの流量を調整
する流量調整弁59と、温度センサ58の検出出力に基
づいて流量調整弁59を制御するコントローラとを備え
たところにある。
【0007】この請求項1に記載された燃料電池モジュ
ールでは、燃料電池11の運転中に燃料電池11が設定
温度を越えたことを温度センサ58が検出すると、コン
トローラは温度センサ58の検出出力に基づいて流量調
整弁59を制御し、酸化剤予熱管44を通る酸化剤ガス
に冷却管56を通る冷却酸化剤ガスを混ぜ、設定温度よ
り低い温度の酸化剤ガスを燃料電池11に供給する。こ
れにより燃料電池11が過熱されるのを防止できる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1及び図2に示すように、燃料電池
11の近傍に設けられ燃料供給通路23,26に燃料用
短管28を通して燃料ガスを供給する燃料用ディストリ
ビュータ13と、燃料用ディストリビュータ13に燃料
ガスを供給する燃料予熱管43とを更に備え、燃料予熱
管43が燃料電池11の外周面に巻回され、酸化剤予熱
管44が燃料電池11の外周面に巻回され、燃料電池1
1が燃料予熱管43及び酸化剤予熱管44とともにイン
ナケース46に収容され、発電セル12から排出された
燃料ガス及び酸化剤ガスをインナケース46外に導く排
気管51がインナケース46に接続されたことを特徴と
する。この請求項2に記載された燃料電池モジュールで
は、燃料予熱管43内を通る燃料ガスが発電セル12か
ら排出される高温の排ガス(燃料ガス及び酸化剤ガスよ
り生成された水蒸気やCO2)により、速やかに加熱さ
れて燃料用ディストリビュータ13に供給され、酸化剤
予熱管44内を通る酸化剤ガスも発電セル12から排出
される上記高温の排ガスにより、速やかに加熱されて酸
化剤用ディストリビュータ44に供給される。このため
燃料ガス及び酸化剤ガスが発電に適した温度で各発電セ
ル12に供給されるので、発電効率を向上できる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図1に示すように、インナケー
ス46の外面が断熱材47により被覆されるとともに、
インナケース46の外周面に燃料予熱管43、酸化剤予
熱管44及び排気管51が巻回され、更にインナケース
46が燃料予熱管43、酸化剤予熱管44及び排気管5
1とともにアウタケース48に収容されたことを特徴と
する。この請求項3に記載された燃料電池モジュールで
は、燃料予熱管43内の燃料ガス及び酸化剤予熱管44
内の酸化剤ガスがインナケース46内に導入される前
に、インナケース46の外周面に巻回された排気管51
内を通る高温の排ガスにより加熱される。このため、燃
料ガス及び酸化剤ガスがインナケース46内で予熱され
る前にも予熱されるため、発電効率を更に向上できる。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に燃料予熱管の上部に
水供給管の先端が挿入され、この水供給管の基端に噴霧
器又はポンプが接続されたことを特徴とする。この請求
項4に記載された燃料電池モジュールでは、燃料予熱管
に供給された水が燃料予熱管を下るに従って気化され
る。この結果、燃料予熱管に水蒸気を供給するための気
化器が不要になる。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
いずれかに係る発明であって、更に図1に示すように、
燃料予熱管43の最下端に水分離器53が接続されたこ
とを特徴とする。この請求項5に記載された燃料電池モ
ジュールでは、燃料電池モジュール10が停止して温度
が低下し、水蒸気が液化して水になったときに、この水
は水分離器53に溜る。この結果、燃料電池モジュール
10を再始動しても、水が液体のまま発電セル12に供
給されないので、発電セル12の性能は低下せず、発電
セル12が破損することはない。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
いずれかに係る発明であって、更に図1に示すように、
発電セル12から排出された燃料ガス及び酸化剤ガスを
インナケース46及びアウタケース48外に導く排気管
51,52が水蒸気タービンに接続されたことを特徴と
する。この請求項6に記載された燃料電池モジュールで
は、燃料電池モジュール10から排出された高温の排ガ
スを利用して水を加熱し、圧縮水蒸気を発生させ、この
圧縮水蒸気をタービンに噴射して回転させることによ
り、発電機を回転させて熱エネルギを電気エネルギに変
換する。この燃料電池−水蒸気タービンのシステムは燃
料電池単体より発電効率が高い。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、燃料電池モジュ
ール10は積層された(n+1)個の発電セル12を有
する燃料電池11と、この燃料電池11の近傍にそれぞ
れ設けられた燃料用ディストリビュータ13及び空気用
ディストリビュータ14(酸化剤用ディストリビュー
タ)とを備える。ここで、nは正の整数である。発電セ
ル12は円板状の固体電解質層12aと、この固体電解
質層12aの両面に配設された円板状の燃料極層12b
及び空気極層12c(酸化剤極層)とからなる。i番目
(i=1,2,…,n)の発電セル12の燃料極層12
bとこの燃料極層12bに隣接する(i+1)番目の発
電セル12の空気極層12cとの間には導電性材料によ
り正方形板状に形成されたセパレータ16がそれぞれ1
枚ずつ合計n枚介装される。またi番目の発電セル12
の燃料極層12bとj番目(j=1,2,…,n)のセ
パレータ16との間には円板状に形成されかつ導電性を
有する多孔質の燃料極集電体17が介装され、(i+
1)番目の発電セル12の空気極層12cとj番目のセ
パレータ16との間には円板状に形成されかつ導電性を
有する多孔質の空気極集電体18(酸化剤極集電体)が
介装される。更に1番目の発電セル12の空気極層12
cには空気極集電体18を介して導電性材料により正方
形板状に形成された単一の第1端板21が積層され、
(n+1)番目の発電セル12の燃料極層12bには燃
料極集電体17を介して導電性材料により正方形板状に
形成された単一の第2端板22が積層される。なお、固
体電解質層、燃料極層、空気極層、燃料極集電体及び空
気極集電体は円板状ではなく、四角形板状、六角形板
状、八角形板状等の多角形板状に形成してもよい。ま
た、セパレータ、第1端板及び第2端板は正方形板状で
はなく、円板状、或いは長方形板状、六角形板状、八角
形板状等の多角形板状に形成してもよい。
【0014】固体電解質層12aは酸化物イオン伝導体
により形成される。具体的には、一般式(1):Ln1
A Ga B1 B2 B3 Oで示される酸化物イオン伝
導体である。但し、上記一般式(1)において、Ln1
はLa,Ce,Pr,Nd及びSmからなる群より選ば
れた1種又は2種以上の元素であって43.6〜51.
2重量%含まれ、AはSr,Ca及びBaからなる群よ
り選ばれた1種又は2種以上の元素であって5.4〜1
1.1重量%含まれ、Gaは20.0〜23.9重量%
含まれ、B1はMg,Al及びInからなる群より選ば
れた1種又は2種以上の元素であり、B2はCo,F
e,Ni及びCuからなる群より選ばれた1種又は2種
以上の元素であり、B3はAl,Mg,Co,Ni,F
e,Cu,Zn,Mn及びZrからなる群より選ばれた
1種又は2種以上の元素であり、B1とB3又はB2と
B3がそれぞれ同一の元素でないとき、B1は1.21
〜1.76重量%含まれ、B2は0.84〜1.26重
量%含まれ、B3は0.23〜3.08重量%含まれ、
B1とB3又はB2とB3がそれぞれ同一の元素である
とき、B1の含有量とB3の含有量の合計が1.41〜
2.70重量%であり、B2の含有量とB3の含有量の
合計が1.07〜2.10重量%である。
【0015】また固体電解質層12aを一般式(2):
Ln11-x x Ga1-y-z-w B1yB2z B3w 3-d
示される酸化物イオン伝導体により形成してもよい。但
し、上記一般式(2)において、Ln1はLa,Ce,
Pr,Nd及びSmからなる群より選ばれた1種又は2
種以上の元素であって、AはSr,Ca及びBaからな
る群より選ばれた1種又は2種以上の元素であって、B
1はMg,Al及びInからなる群より選ばれた1種又
は2種以上の元素であって、B2はCo,Fe,Ni及
びCuからなる群より選ばれた1種又は2種以上の元素
であって、B3はAl,Mg,Co,Ni,Fe,C
u,Zn,Mn及びZrからなる群より選ばれた1種又
は2種以上の元素であって、xは0.05〜0.3、y
は0.025〜0.29、zは0.01〜0.15、w
は0.01〜0.15、y+z+wは0.035〜0.
3及びdは0.04〜0.3である。上記のような酸化
物イオン伝導体にて固体電解質層12aを形成すること
により、燃料電池11の発電効率を低下させずに、発電
運転を650±50℃と比較的低温で行うことが可能と
なる。
【0016】燃料極層12bはNi等の金属により構成
されたり、又はNi−YSZ等のサーメットにより構成
されたり、或いはNiと一般式(3):Ce1-mm
2で表される化合物との混合体により多孔質に形成され
る。但し、上記一般式(3)において、DはSm,G
d,Y及びCaからなる群より選ばれた1種又は2種以
上の元素であり、mはD元素の原子比であり、0.05
〜0.4、好ましくは0.1〜0.3の範囲に設定され
る。
【0017】空気極層12cは一般式(4):Ln2
1-x Ln3x1-y Coy3+dで示される酸化物イオ
ン伝導体により多孔質に形成される。 但し、上記一般
式(4)において、Ln2はLa又はSmのいずれか一
方又は双方の元素であり、Ln3はBa,Ca又はSr
のいずれか一方又は双方の元素であり、EはFe又はC
uのいずれか一方又は双方の元素である。またxはLn
3の原子比であり、0.5を越え1.0未満の範囲に設
定される。yはCo元素の原子比であり、0を越え1.
0以下、好ましくは0.5以上1.0以下の範囲に設定
される。dは−0.5以上0.5以下の範囲に設定され
る。
【0018】上記発電セル12の製造方法の一例を下記
に示す。先ず原料粉末として、La 23,SrCO3
Ga23,MgO,CoOの各粉末をLa0.8Sr0.2
0.8Mg0.15Co0.052.8となるように秤量して混合
した後に、1100℃で予備焼成して仮焼体を作製す
る。次いでこの仮焼体を粉砕した後に、所定のバイン
ダ、溶剤などを加えて混合することによりスラリーを調
製し、このスラリーをドクタブレード法によりグリーン
シートを作製する。次にこのグリーンシートを空気中で
十分に乾燥し、所定の寸法に切出した後に、1450℃
で焼結することにより固体電解質層12aを得る。この
固体電解質層12aの一方の面に、Niと(Ce0.8
0.2)O2が体積比で6:4となるように、NiO粉末
と(Ce0.8Sm0.2)O2粉末とを混合した後に、この
混合粉末を1100℃で焼付けることにより燃料極層1
2bを形成する。更に上記固体電解質層12aの他方の
面に(Sm0.5Sr0.5)CoO3を1000℃で焼付け
ることにより空気極層12cを形成する。このようにし
て発電セル12が作製される。
【0019】セパレータ16はステンレス鋼、ニッケル
基合金又はクロム基合金のいずれかにより形成されるこ
とが好ましい。例えば、SUS316、インコネル60
0、ハステロイX(Haynes Stellite社の商品名)、ヘ
インズアロイ214などが挙げられる。またセパレータ
16には燃料供給通路23と、空気供給通路24(酸化
剤供給通路)と、複数の挿入穴16aが形成される(図
2及び図3)。燃料供給通路23はセパレータ16の外
周面から略中心に向う第1燃料穴23aと、第1燃料穴
23aに連通しセパレータ16の略中心から燃料極集電
体17に臨む第2燃料穴23bとを有する。また空気供
給通路24はセパレータ16の厚さ方向に直交する方向
に延びて形成され基端がセパレータ16外周面に開口し
かつ先端が閉止された略T字状の第1空気穴24aと、
セパレータ16の厚さ方向に直交する方向に延びかつ互
いに所定の間隔をあけて形成され第1空気穴24aに連
通し更に両端が閉止された複数の第2空気穴24bと、
セパレータ16の空気極集電体18に対向する面に所定
の間隔をあけかつ第2空気穴24bに連通するように形
成された多数の第3空気穴24cとを有する。
【0020】第1空気穴24aは第1燃料穴23aと穴
芯が同一のベース穴24dと、このベース穴24dに連
通するとともに複数の第2空気穴24bに連通し両端が
閉止された分配穴24eからなる。分配穴24eはベー
ス穴24dの基端が形成されたセパレータ16の一方の
側面に隣接する側面からベース穴24dに直交するよう
に形成した後に、この隣接する側面に閉止板25を接合
することにより両端が閉止された長穴となる。また複数
の第2空気穴24bはベース穴24dの基端が形成され
たセパレータ16の一方の側面からベース穴24dに平
行に形成した後に、この側面に閉止板25を接合するこ
とにより両端が閉止された複数の長穴となる。複数の挿
入穴16aは燃料供給通路23及び空気供給通路24の
いずれにも連通しないように第1燃料穴23a及び第2
空気穴24bに平行に形成され、これらの挿入穴16a
には第1ヒータ31がそれぞれ挿入される(図3)。ま
たセパレータ16の燃料極集電体17に対向する面には
3本のスリット16bがセパレータ16の略中心から渦
巻き状にそれぞれ形成され(図4)、これらのスリット
16bの深さは全長にわたって同一となるように形成さ
れる。なお、上記スリットは3本ではなく、2本又は4
本以上であってもよい。また、スリットの深さはセパレ
ータの中心から離れるに従って次第に深く若しくは浅く
なるように形成してもよい。
【0021】図2に戻って、燃料極集電体17はステン
レス鋼、ニッケル基合金又はクロム基合金、或いはニッ
ケル、銀、銀合金、白金又は銅により多孔質に形成さ
れ、ステンレス鋼、ニッケル基合金又はクロム基合金に
より形成した場合、ニッケルめっき、銀めっき、ニッケ
ル下地めっき上への銀めっき若しくは銅めっきを施すこ
とが好ましい。空気極集電体18は銀めっき、ニッケル
下地めっき上への銀めっき又は白金めっきされたステン
レス鋼、ニッケル基合金又はクロム基合金、或いは銀、
銀合金又は白金により多孔質に形成され、ステンレス
鋼、ニッケル基合金又はクロム基合金により形成した場
合、銀めっき、ニッケル下地めっき上への銀めっき若し
くは白金めっきを施すことが好ましい。なお、燃料ガス
として炭化水素を用いた場合には、燃料極集電体はニッ
ケルめっきされたステンレス鋼、ニッケル基合金又はク
ロム基合金、或いはニッケルにより形成され、燃料ガス
として水素を用いた場合には、燃料極集電体は銀めっ
き、ニッケル下地めっき上への銀めっき若しくは銅めっ
きされたステンレス鋼、ニッケル基合金又はクロム基合
金、或いは銀、銀合金、白金又は銅により形成される。
上記燃料極集電体13の製造方法の一例を下記に示す。
先ずステンレス鋼などのアトマイズ粉末とHPMC(水
溶性樹脂結合剤)を混練した後に、蒸留水及び添加剤
(n−ヘキサン(有機溶剤)、DBS(界面活性剤)、
グリセリン(可塑剤)など)を加えて混練して混合スラ
リーを調製する。次にこの混合スラリーをドクタブレー
ド法により成形体を作製した後に、所定の条件で発泡、
脱脂及び焼結して多孔質板を得る。更にこの多孔質板を
所定の寸法に切出して燃料極集電体17を作製する。な
お、ステンレス鋼のアトマイズ粉末を用いた場合には、
表面にニッケルめっき、クロムめっき、銀めっき、ニッ
ケル下地めっき上への銀めっきが施される。また上記空
気極集電体18も上記燃料極集電体17とほぼ同様にし
て作製される。
【0022】第1端板21及び第2端板22はセパレー
タ16と同一材料により同一形状(正方形板状)に形成
される。第1端板21には空気供給通路27及び複数の
挿入穴(図示せず)が形成され、第2端板22には燃料
供給通路26及び複数の挿入穴(図示せず)が形成され
る。空気供給通路27は空気供給通路23と同様に形成
され、第1端板21の厚さ方向に直交する方向に延びて
形成され基端が第1端板21外周面に開口しかつ先端が
閉止されたT字状の第1空気穴27aと、第1端板21
の厚さ方向に直交する方向に延びかつ互いに所定の間隔
をあけて形成され第1空気穴27aに連通し更に両端が
閉止された複数の第2空気穴(図示せず)と、第1端板
21の空気極集電体14に対向する面に所定の間隔をあ
けかつ第2空気穴に連通するように形成された多数の第
3空気穴(図示せず)とを有する。また燃料供給通路2
6は燃料供給通路23と同様に形成され、第2端板22
の外周面から略中心に向う第1燃料穴26aと、第1燃
料穴26aに連通し第2端板22の略中心から燃料極集
電体13に臨む第2燃料穴26bとを有する。
【0023】第1端板21に形成された第1空気穴27
aはベース穴27dと、このベース穴27dに連通する
とともに複数の第2空気穴に連通し両端が閉止された分
配穴27eからなる。分配穴27eはベース穴27dの
基端が形成された第1端板21の一方の側面に隣接する
側面からベース穴24dに直交するように形成した後
に、この隣接する側面に閉止板25を接合することによ
り両端が閉止された長穴となる。複数の第2空気穴はベ
ース穴24dの基端が形成された第1端板21の一方の
側面からベース穴27dに平行に形成した後に、この側
面に閉止板を接合することにより両端が閉止された複数
の長穴となる。また第1端板21の複数の挿入穴は空気
供給通路27に連通しないように第2空気穴に平行に形
成され、これらの挿入穴にはヒータ(図示せず)がそれ
ぞれ挿入される。第2端板22の複数の挿入穴は燃料供
給通路26に連通しないように第1燃料穴26aに平行
に形成され、これらの挿入穴にはヒータ(図示せず)が
それぞれ挿入される。第2端板22の上面、即ち第2端
板22の燃料極集電体13への対向面には3本のスリッ
ト22bが第2端板22の略中心から渦巻き状に形成さ
れる(図2)。これらのスリット22bの深さは全長に
わたって同一となるように形成される。なお、上記スリ
ットは3本ではなく、2本又は4本以上であってもよ
い。また、スリットの深さはセパレータの中心から離れ
るに従って次第に深く若しくは浅くなるように形成して
もよい。
【0024】更にセパレータ16、第1端板21及び第
2端板22の四隅にはボルト(図示せず)を挿通可能な
通孔16cが形成される(図3及び図4)。(n+1)
個の発電セル12と、n枚のセパレータ16と、(n+
1)個の燃料極集電体17と、(n+1)個の空気極集
電体18と、単一の第1端板21と、単一の第2端板2
2とを積層したときに、上記セパレータ16、第1端板
21及び第2端板22の四隅に形成された通孔16cに
ボルトをそれぞれ挿通した後に、これらのボルトの先端
にナットをそれぞれ螺合することにより、燃料電池11
が上記積層した状態で固定されるようになっている。
【0025】図1に戻って、燃料用ディストリビュータ
13及び空気用ディストリビュータ14は発電セル12
の積層方向に延びてそれぞれ設けられ、両端が閉止され
た筒状に形成される。燃料用ディストリビュータ13は
(n+1)本の燃料用短管28を通ってn枚のセパレー
タ16の燃料供給通路23の第1燃料穴23a及び単一
の第2端板22の燃料供給通路26aの第1燃料穴26
aにそれぞれ連通接続され、空気用ディストリビュータ
14は(n+1)本の空気用短管29を通ってn枚のセ
パレータ16の空気供給通路24の第1空気穴24a及
び単一の第1端板21の空気供給通路27の第1空気穴
27aにそれぞれ連通接続される。この実施の形態で
は、燃料用ディストリビュータ13、空気用ディストリ
ビュータ14、燃料用短管28及び空気用短管29はス
テンレス鋼、ニッケル基合金又はクロム基合金などの導
電性材料により形成される。
【0026】燃料用短管28と燃料用ディストリビュー
タ13との電気的絶縁を確保するために、燃料用短管2
8と燃料用ディストリビュータ13との間にはアルミナ
等の電気絶縁性材料により形成された燃料用絶縁管36
が介装され、これらの隙間はガラスやセメント等の電気
絶縁性を有する燃料用封止部材37により封止される。
また空気用短管29と空気用ディストリビュータ14と
の電気的絶縁を確保するために、空気用短管29と空気
用ディストリビュータ14との間にはアルミナ等の電気
絶縁性材料により形成された空気用絶縁管38が介装さ
れ、これらの隙間はガラスやセメント等の電気絶縁性を
有する空気用封止部材39により封止される。
【0027】第1端板21の上面中央及び第2端板22
の下面中央には一対の電極端子41,42(この実施の
形態では電極棒)が電気的にそれぞれ接続される。燃料
用ディストリビュータ13の上部外周面には燃料予熱管
43が接続され、この燃料予熱管43は燃料電池11の
外周面から所定の間隔をあけかつ一対の電極端子41,
42の軸線を中心とする螺旋状に巻回される。また空気
用ディストリビュータ14の外周面には空気予熱管44
(酸化剤予熱管)が接続され、この空気予熱管44は燃
料電池11の外周面から所定の間隔をあけかつ一対の電
極端子41,42の軸線を中心とする螺旋状に巻回され
る。更に燃料電池11の外周面には第2ヒータ32が燃
料電池11の外周面から所定の間隔をあけかつ一対の電
極端子41,42の軸線を中心とする螺旋状に巻回され
る。上記燃料予熱管43の螺旋半径は上記空気予熱管4
4の螺旋半径より小さく形成され、第2ヒータ32の螺
旋半径は燃料予熱管43の螺旋半径と空気予熱管44の
螺旋半径の中間の値になるように形成される。
【0028】この実施の形態では、燃料予熱管43及び
空気予熱管44はステンレス鋼、ニッケル基合金又はク
ロム基合金などにより形成される。また空気予熱管44
は空気用ディストリビュータ14の長手方向の略中央に
接続される。これは、発電中に燃料電池11の内部抵抗
によりジュール熱を発生し、燃料電池11の積層方向の
中央部分が最も熱くなり、この部分に空気予熱管44及
び空気用ディストリビュータ14を通って比較的低い温
度の酸化剤ガスを供給することにより、発電セル12の
均熱を保つためである。
【0029】上記燃料電池11は螺旋状の燃料予熱管4
3、螺旋状の空気予熱管44及び螺旋状の第2ヒータ3
2とともにインナケース46に収容される。このインナ
ケース46の下部外周面及び上面には発電セル12から
排出された燃料ガス及び空気をインナケース46外に導
く第1排気管51及び第2排気管52がそれぞれ接続さ
れる。またインナケース46の外面は断熱材47により
被覆されるとともに、インナケース46の外周面には燃
料予熱管43、空気予熱管44及び第1排気管51がそ
れぞれ螺旋状に巻回される。この実施の形態では、第1
排気管51は燃料予熱管43及び空気予熱管44より大
径に形成され、燃料予熱管43及び空気予熱管44を内
部に遊挿した状態でインナケース46の外周面から所定
の間隔をあけて螺旋状に巻回される。
【0030】また燃料予熱管43及び空気予熱管44
は、インナケース46の内側及び外側の双方にそれぞれ
螺旋状に巻回されており、2段階で予熱できるとともに
非常にコンパクトな構造になっているけれども、燃料予
熱管及び空気予熱管をインナケースの外側のみで螺旋状
に巻回し、インナケースの外側のみで予熱を行ってもよ
い。この場合、インナケースの内側に螺旋状の燃料予熱
管及び空気予熱管がないため、インナケースの外側に巻
回した螺旋状の燃料予熱管及び空気予熱管の長さを長く
する必要があり、燃料電池モジュール全体の体積が多少
大きくなるけれども、構造上の面からは簡素になるた
め、組立工数を簡略化できる。なお、インナケースの外
側の燃料予熱管及び空気予熱管の構造については、燃料
予熱管及び空気予熱管を第1排気管の内部に遊挿するの
ではなく、第1排気管の外周面に密着させた状態でイン
ナケースの外周面に螺旋状に巻回してもよい。
【0031】上記インナケース46は螺旋状の第1排気
管51と、この第1排気管51に遊挿された燃料予熱管
43及び空気予熱管44と、断熱材47とともにアウタ
ケース48に収容される。上記第1排気管51はこの第
1排気管51に遊挿された燃料予熱管43及び空気予熱
管44とともに、アウタケース48の上部外周面からア
ウタケース48外に突出し、燃料予熱管43及び空気予
熱管44はこの突出した部分から第1排気管51外に突
出する。第1排気管51から突出した燃料予熱管43に
はこの燃料予熱管43内の燃料ガスに水蒸気を混合する
ための水供給管49の先端が挿入され、この水供給管4
9には噴霧器(図示せず)が接続される。上記水供給管
の49先端はアウタケース48内に位置することが好ま
しい。なお、燃料ガスとしては、例えばメタンガス(C
4))が挙げられる。また図示しないが上記噴霧器か
ら噴射された霧状の水は第2排気管52内を通る排ガス
の熱により気化されて水蒸気になるように構成される。
燃料予熱管43には燃料ガスが流通可能な密度で改質粒
子(図示せず)が充填される。この改質粒子はNi、N
iO、Al23、SiO2、MgO、CaO、Fe
23、Fe34、V23、NiAl24、ZrO2、S
iC、Cr23、ThO2、Ce23、B23、Mn
2、ZnO、Cu、BaO及びTiO2からなる群より
選ばれた1種又は2種以上を含む元素又は酸化物により
形成されることが好ましい。
【0032】燃料電池11に螺旋状に巻回された燃料予
熱管43のうちインナケース46内に位置する最下端に
は、水分離器53が接続される。これは、燃料電池モジ
ュール10が停止して温度が低下し、水蒸気が液化して
水になったときに、この水は水分離器53に溜るように
構成される。この結果、燃料電池モジュール10を再始
動しても、水が液体のまま発電セル12に供給されない
ので、発電セル12の性能は低下せず、発電セル12は
破損しないようになっている。なお、上記水分離器はイ
ンナケース外の燃料予熱管に接続してもよい。
【0033】また燃料電池11に螺旋状に巻回された空
気予熱管44のうちインナケース46内に位置する上端
には、冷却空気(冷却酸化剤ガス)を空気予熱管44に
供給可能な冷却管56が接続される。また空気予熱管4
4のうち冷却管56の接続部と空気用ディストリビュー
タ14の接続部との間には、空気予熱管44内の空気と
冷却管56内の冷却空気とを混合する混合部が接続され
る。この混合部には図示しないが上記空気及び冷却空気
を混合するためにバッフル板や撹拌機等が内蔵される。
また燃料電池11にはこの燃料電池11の温度を検出す
る温度センサ58が挿入され、冷却管56には冷却空気
の流量を調整する流量調整弁59が設けられる。温度セ
ンサ58の検出出力はコントローラ(図示せず)の制御
入力に接続され、コントローラの制御出力は流量調整弁
59に接続される。なお、図1の符号54はインナケー
ス46及びアウタケース48を一対の電極端子41,4
2から電気的に絶縁するための絶縁リングである。
【0034】このように構成された燃料電池モジュール
10の動作を説明する。燃料ガス(例えば、メタンガス
(CH4))を燃料予熱管43に供給し、水(H2O)を
水供給管49から上記燃料予熱管43に供給して水蒸気
にし、この水蒸気を上記燃料ガスに混合する。一方、空
気(酸化剤ガス)を空気予熱管44に供給する。上記水
蒸気を含む燃料ガスは第1排気管51に挿入された燃料
予熱管43内でインナケース46の外周面を螺旋状に回
りながら高温の排ガス(発電セル12から排出された燃
料ガス及び酸化剤ガスの混合ガス)と熱交換することに
より加熱され、上記空気は第1排気管51に挿入された
空気予熱管44内でインナケース46の外周面を螺旋状
に回りながら高温の排ガスと熱交換することにより加熱
される。また燃料予熱管43及び空気予熱管44が遊挿
された第1排気管51は断熱材47により覆われている
ため、上記第1排気管51内を通る排ガスは冷え難い。
【0035】インナケース46の外周面を螺旋状に回り
ながら加熱された燃料ガス及び空気はインナケース46
内に入るときに第1排気管51から出て燃料電池11の
外周面を螺旋状に回る。このとき燃料予熱管43内を通
る燃料ガスは発電セル12から排出される高温の排ガス
及び第2ヒータ32により加熱される。上記燃料予熱管
43内には改質粒子が充填されているため、水蒸気を含
む燃料ガスを上述のように加熱することにより、この水
蒸気を含む燃料ガスは改質粒子により改質されて(例え
ば、水素ガス(H2)に改質される。)て、燃料用ディ
ストリビュータ13に供給される。また空気予熱管44
内を通る空気も上記高温の排ガス及び第2ヒータ32に
より加熱されて空気用ディストリビュータ14に供給さ
れる。
【0036】発電に最適な温度に加熱されかつ改質され
た燃料ガスを燃料用ディストリビュータ13に導入する
と、この燃料ガスは燃料用短管28及び燃料供給通路2
3,26を通り、セパレータ16及び第2端板22の略
中心から燃料極集電体17の中心に向って吐出する。こ
れにより燃料ガスは燃料極集電体17内の気孔を通過し
て燃料極層12bの略中心に速やかに供給され、更にス
リット16b,22bにより案内されて燃料極層12b
の略中心から外周縁に向って渦巻き状に流れる。同時に
発電に最適な温度に加熱された空気を空気用ディストリ
ビュータ14に導入すると、この空気は空気用短管29
及び空気供給通路24,27を通り、セパレータ16の
多数の第3空気穴24c及び第1端板21の多数の第3
空気穴からシャワー状に空気極集電体18に向って吐出
する。これにより空気は空気極集電体18内の気孔を通
過して空気極層11cに略均一に供給される。
【0037】空気極層12cに供給された空気は空気極
層12c内の気孔を通って固体電解質層12aとの界面
近傍に到達し、この部分で空気中の酸素は空気極層12
cから電子を受け取って、酸化物イオン(O2-)にイオ
ン化される。この酸化物イオンは燃料極層12bの方向
に向って固体電解質層12a内を拡散移動し、燃料極層
12bとの界面近傍に到達すると、この部分で燃料ガス
と反応して反応生成物(例えば、H2O)を生じ、燃料
極層12bに電子を放出する。この電子を燃料極集電体
17により取り出すことにより電流が発生し、電力が得
られる。上記のように燃料ガスがセパレータ16の略中
央及び第2端板22の略中央から吐出され、かつスリッ
ト16b,22bにより案内されるので、燃料ガスの反
応経路が長くなる。この結果、燃料ガスがセパレータ1
6及び第2端板22の外周縁に到達するまでに、燃料ガ
スが燃料極層12bと極めて多く衝突するので、上記反
応回数が増え、燃料電池11の性能向上を図ることがで
きる。従って、セパレータ16及び第2端板22の外径
が大きくなればなるほど、燃料ガスの反応経路が長くな
り、これに伴って反応回数が増え、燃料電池11の出力
向上に繋がる。なお、(n+1)個の発電セル12は導
電性材料により形成されたセパレータ16、燃料極集電
体17及び空気極集電体18を介して直列に接続され、
かつ燃料電池11の両端の第1端板21及び第2端板2
2には一対の電極端子41,42が設けられているた
め、これらの電極端子41,42から大きな電力を取出
すことができる。
【0038】また従来の燃料電池、即ち発電セルの略中
心に燃料ガス導入管及び酸化剤ガス導入管の挿通用の2
個の孔が形成されるため、反応面積が小さくなるととも
に反応前に燃料ガスが空気に混ざって、発電効率が低下
する燃料電池と比較して、本発明の燃料電池モジュール
10は発電セル12の表面の全てが発電に寄与するとと
もに、反応前に燃料ガスが空気と混ざることがないた
め、発電効率が向上する。また燃料電池モジュール10
の起動時には、第1ヒータ31に通電することにより発
電セル12を速やかに昇温できるので、昇温時間を短縮
できるとともに、発電セル12が均一に昇温し、発電セ
ル12の中心と外周縁との温度差がなくなって均一に熱
膨張するため、発電セル12の損傷を防止できる。な
お、挿入穴にヒータを挿入しない場合、即ち挿入穴を軽
量化穴とした場合には、セパレータ、第1端板及び第2
端板の重量を小さくできるので、燃料電池の軽量化を図
ることができる。
【0039】またインナケース46の両面及びアウタケ
ース48の内面には銀めっき、ニッケル下地めっき上へ
の銀めっき又は白金めっきが施され、更に燃料用短管2
8、燃料用ディストリビュータ13、燃料予熱管43、
空気用短管29、空気用ディストリビュータ14及び空
気予熱管44の外面には銀めっき、ニッケル下地めっき
上への銀めっき又は白金めっきが施されることが好まし
い。これにより燃料電池11の運転中に発電セル12が
発生する輻射熱を、燃料予熱管43及び酸化剤予熱管4
4の保温のために利用でき、発電セル12及びセパレー
タ16の保温効果を高めることができる。また燃料予熱
管43、燃料用ディストリビュータ13、燃料用短管2
8、酸化剤予熱管44、酸化剤用ディストリビュータ1
4及び酸化剤用短管27がステンレス鋼、ニッケル基合
金又はクロム基合金のいずれかにより形成されかつ内面
に銀めっき、ニッケル下地めっき上への銀めっき又は白
金めっきされることが好ましい。これにより酸化剤予熱
管44、酸化剤用ディストリビュータ14及び酸化剤用
短管27の内部が酸化されず、酸化スケール(粉状の酸
化物)の生成を抑制できる。一方、還元雰囲気である燃
料予熱管43、燃料用ディストリビュータ13及び燃料
用短管28の内部には水蒸気が存在するけれども、この
水蒸気による酸化スケールの発生を抑制できる。また燃
料予熱管43、燃料用ディストリビュータ13及び燃料
用短管28の内面にニッケルめっきされることが好まし
い。これにより燃料予熱管43、燃料用ディストリビュ
ータ13及び燃料用短管28の内部で炭化水素の改質反
応が可能となる。
【0040】一方、セパレータ16の下面及び第1端板
21の下面には多数の第3空気穴24cが所定の間隔を
あけて並んで形成されているため、空気がセパレータ1
6の下面及び第1端板21の下面から略均一に吐出され
る。この結果、空気により発電セル12を均一に加熱・
冷却できる。特に、燃料電池モジュール10の発電中に
おけるジュール熱の発生により、発電セル12が加熱さ
れて設定温度(例えば、650℃)より上昇したとき
に、この設定温度より僅かに低い温度(例えば、63
0)の空気を上記空気供給通路24,27から吐出させ
ることにより、発電セル12を均一に冷却できるので、
発電セル12の局所的な加熱又は冷却による損傷を防止
できる。また上述の燃料電池11の温度制御は温度セン
サ58の検出出力に基づくコントローラの流量調整弁5
9の制御により行うことができる。即ち、燃料電池11
の運転中に燃料電池11が設定温度(例えば、650
℃)を越えたことを温度センサ58が検出すると、コン
トローラが温度センサ58の検出出力に基づいて流量調
整弁59の開度を変え、空気予熱管44を通る空気に冷
却管56を通る冷却空気を混ぜ、設定温度より低い温度
(例えば、630℃)の空気を燃料電池11に供給す
る。
【0041】更にステンレス鋼、ニッケル基合金又はク
ロム基合金製のセパレータ16及び第2端板22の上面
に、ニッケルめっき、銀めっき、ニッケル下地めっき上
への銀めっき若しくは銅めっきされたステンレス鋼、ニ
ッケル基合金又はクロム基合金、或いはニッケル、銀、
銀合金、白金又は銅製の燃料極集電体17をそれぞれ接
合し、ステンレス鋼、ニッケル基合金又はクロム基合金
製のセパレータ16及び第2端板22の下面に、銀めっ
き、ニッケル下地めっき上への銀めっき若しくは白金め
っきされたステンレス鋼、ニッケル基合金又はクロム基
合金、或いは銀、銀合金又は白金製の空気極集電体18
をそれぞれ接合すれば、セパレータ16及び第1端板2
1が高温で空気に曝されても、即ちセパレータ16及び
第1端板21が高温酸化雰囲気に曝されても、セパレー
タ16及び空気極集電体18の接合部分と、第1端板2
2及び空気極集電体18の溶着された接合部分が溶着さ
れているため、これらの接合部分の酸化を防止できる。
この結果、セパレータ16及び燃料極集電体17の電気
的導通と、第2端板22及び燃料極集電体17の電気的
導通のみならず、セパレータ16及び空気極集電体18
の電気的導通と、第1端板21及び空気極集電体18の
電気的導通を上記接合部分を通して長期間保持できると
ともに、上記接合により燃料電池モジュール10の組立
作業時間を短縮し、組立作業性を向上できる。なお、上
記接合方法としては銀ろう付け、スポット溶接又はレー
ザ溶接等が挙げられる。またステンレス鋼、ニッケル基
合金又はクロム基合金製の上記セパレータ16、第1端
板21及び第2端板22にニッケルめっき、クロムめっ
き、銀めっき又はニッケル下地めっき上への銀めっきを
施せば、セパレータ16、第1端板21及び第2端板2
2と、燃料極集電体17及び空気極集電体18との電気
的導通を更に長期間保持できる。
【0042】なお、上記実施の形態では、酸化剤ガスと
して空気を用いたが、酸素又はその他の酸化剤ガスを用
いてもよい。また、上記実施の形態では、燃料電池とし
て、発電セルが燃料極層及び空気極層(酸化剤極層)に
て固体電解質層を挟持して構成された固体酸化物型の燃
料電池を挙げたが、固体高分子型燃料電池や炭酸溶融塩
型燃料電池や燐酸型燃料電池などでもよい。また、上記
実施の形態では、燃料予熱管に水供給管の先端を挿入
し、この水供給管に噴霧器を接続したが、燃料予熱管の
上部に水供給管の先端を挿入し、この水供給管の基端に
ポンプを接続してもよい。この場合、燃料予熱管に供給
された水は第2排気管内を通る排ガスの熱により、燃料
予熱管を下るに従って気化される。更に、発電セル12
から排出された燃料ガス及び酸化剤ガスをインナケース
46及びアウタケース48外に導く排気管51,52を
水蒸気タービンに接続してもよい。この場合、燃料電池
モジュール10から排出された高温の排ガスを利用して
水を加熱し、圧縮水蒸気を発生させ、この圧縮水蒸気を
タービンに噴射して回転させることにより、発電機を回
転させて熱エネルギを電気エネルギに変換することがで
きる。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、酸
化剤用ディストリビュータに酸化剤ガスを供給可能な酸
化剤予熱管を接続し、酸化剤予熱管に冷却酸化剤ガスを
供給可能な冷却管を酸化剤予熱管に接続し、冷却管に冷
却酸化剤ガスの流量を調整する流量調整弁を設け、更に
コントローラが燃料電池の温度を検出する温度センサの
検出出力に基づいて流量調整弁を制御するように構成し
たので、燃料電池の運転中に燃料電池が設定温度を越え
ると、酸化剤予熱管を通る酸化剤ガスに冷却管を通る冷
却酸化剤ガスが混合される。この結果、燃料電池に設定
温度より低い温度の酸化剤ガスが供給されるので、燃料
電池が設定温度に保たれ、燃料電池の過熱を防止でき
る。
【0044】また燃料用ディストリビュータに燃料ガス
を供給する燃料予熱管を燃料電池の外周面に巻回し、酸
化剤用ディストリビュータに酸化剤ガスを供給する酸化
剤予熱管を燃料電池の外周面に巻回し、燃料電池を燃料
予熱管及び酸化剤予熱管とともにインナケースに収容
し、発電セルから排出された燃料ガス及び酸化剤ガスを
インナケース外に導く排気管をインナケースに接続すれ
ば、燃料予熱管内を通る燃料ガスが発電セルから排出さ
れる高温の排ガスにより加熱されて燃料用ディストリビ
ュータに供給され、酸化剤予熱管内を通る酸化剤ガスも
発電セルから排出される上記高温の排ガスにより加熱さ
れて酸化剤用ディストリビュータに供給される。この結
果、燃料ガス及び酸化剤ガスが発電に適した温度で各発
電セルに供給されるので、発電効率を向上できる。
【0045】またインナケースの外面を断熱材により被
覆するとともに、インナケースの外周面に燃料予熱管、
酸化剤予熱管及び排気管を巻回し、インナケースを燃料
予熱管、酸化剤予熱管及び排気管とともにアウタケース
に収容すれば、燃料予熱管内の燃料ガス及び酸化剤予熱
管内の酸化剤ガスがインナケース内に導入される前に、
インナケースの外周面に巻回された排気管内を通る高温
の排ガスにより加熱される。この結果、燃料ガス及び酸
化剤ガスがインナケース内で予熱される前に更に予熱さ
れるため、発電効率を更に向上できる。また燃料予熱管
の上部に水供給管の先端を挿入し、水供給管の基端に噴
霧器又はポンプを接続すれば、燃料予熱管に供給された
水が燃料予熱管を下るに従って気化される。この結果、
燃料予熱管に水蒸気を供給するための気化器が不要にな
る。
【0046】また燃料予熱管の最下端に水分離器を接続
すれば、燃料電池モジュールが停止して温度が低下し、
水蒸気が液化して水になったときに、この水は水分離器
に溜る。この結果、燃料電池モジュールを再始動して
も、水が液体のまま発電セルに供給されないので、発電
セルの性能は低下せず、発電セルが破損することはな
い。更に発電セルから排出された燃料ガス及び酸化剤ガ
スをインナケース及びアウタケース外に導く排気管を水
蒸気タービンに接続すれば、燃料電池モジュールから排
出された高温の排ガスを利用して水を加熱し、圧縮水蒸
気を発生させ、この圧縮水蒸気をタービンに噴射して回
転させることにより、発電機を回転させて熱エネルギを
電気エネルギに変換することができる。この結果、上記
燃料電池−水蒸気タービンのシステムは燃料電池単体よ
り発電効率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の燃料電池モジュールの縦断面
図。
【図2】その燃料電池の図3のA−A線断面図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【符号の説明】
10 燃料電池モジュール 11 燃料電池 12 発電セル 13 燃料用ディストリビュータ 14 空気用ディストリビュータ(酸化剤用ディストリ
ビュータ) 23,26 燃料供給通路 24,27 空気供給通路(酸化剤供給通路) 28 燃料用短管 29 空気用短管(酸化剤用短管) 43 燃料予熱管 44 空気予熱管(酸化剤予熱管) 46 インナケース 47 断熱材 48 アウタケース 51 第1排気管 52 第2排気管 53 水分離器 58 温度センサ 59 流量調整弁
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Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電セル(12)と前記発電セル(12)に燃料
    ガスを供給可能な燃料供給通路(23,26)と前記発電セル
    (12)に酸化剤ガスを供給可能な酸化剤供給通路(24,27)
    とを有する燃料電池(11)と、 前記燃料電池(11)の近傍に設けられ前記酸化剤供給通路
    (24,27)に酸化剤用短管(29)を通して酸化剤ガスを供給
    する酸化剤用ディストリビュータ(14)とを備えた燃料電
    池モジュールにおいて、 前記酸化剤用ディストリビュータ(14)に前記酸化剤ガス
    を供給する酸化剤予熱管(44)と、 前記酸化剤予熱管(44)に接続され前記酸化剤予熱管(44)
    に冷却酸化剤ガスを供給可能な冷却管(56)と、 前記燃料電池(11)に挿入され前記燃料電池(11)の温度を
    検出する温度センサ(58)と、 前記冷却管(56)に設けられ前記冷却酸化剤ガスの流量を
    調整する流量調整弁(59)と、 前記温度センサ(58)の検出出力に基づいて前記流量調整
    弁(59)を制御するコントローラとを備えたことを特徴と
    する燃料電池モジュール。
  2. 【請求項2】 燃料電池(11)の近傍に設けられ燃料供給
    通路(23,26)に燃料用短管(28)を通して燃料ガスを供給
    する燃料用ディストリビュータ(13)と、前記燃料用ディ
    ストリビュータ(13)に前記燃料ガスを供給する燃料予熱
    管(43)とを更に備え、前記燃料予熱管(43)が前記燃料電
    池(11)の外周面に巻回され、酸化剤予熱管(44)が前記燃
    料電池(11)の外周面に巻回され、前記燃料電池(11)が前
    記燃料予熱管(43)及び前記酸化剤予熱管(44)とともにイ
    ンナケース(46)に収容され、発電セル(12)から排出され
    た燃料ガス及び酸化剤ガスを前記インナケース(46)外に
    導く排気管(51)が前記インナケース(46)に接続された請
    求項1又は2記載の燃料電池モジュール。
  3. 【請求項3】 インナケース(46)の外面が断熱材(47)に
    より被覆されるとともに、前記インナケース(46)の外周
    面に燃料予熱管(43)、酸化剤予熱管(44)及び排気管(51)
    が巻回され、更に前記インナケース(46)が前記燃料予熱
    管(43)、前記酸化剤予熱管(44)及び前記排気管(51)とと
    もにアウタケース(48)に収容された請求項1又は2記載
    の燃料電池モジュール。
  4. 【請求項4】 燃料予熱管の上部に水供給管の先端が挿
    入され、前記水供給管の基端に噴霧器又はポンプが接続
    された請求項1ないし3いずれか記載の燃料電池モジュ
    ール。
  5. 【請求項5】 燃料予熱管(43)の最下端に水分離器(53)
    が接続された請求項1ないし4いずれか記載の燃料電池
    モジュール。
  6. 【請求項6】 発電セル(12)から排出された燃料ガス及
    び酸化剤ガスをインナケース(46)及びアウタケース(48)
    外に導く排気管(51,52)が水蒸気タービンに接続された
    請求項1ないし5いずれか記載の燃料電池モジュール。
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