JP2002260372A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002260372A
JP2002260372A JP2001060576A JP2001060576A JP2002260372A JP 2002260372 A JP2002260372 A JP 2002260372A JP 2001060576 A JP2001060576 A JP 2001060576A JP 2001060576 A JP2001060576 A JP 2001060576A JP 2002260372 A JP2002260372 A JP 2002260372A
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章 清水
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • G11B17/028Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
    • G11B17/032Positioning by moving the door or the cover
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
    • G11B33/027Covers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器自体の作動状況を容易に視認できる電子
機器を提供する。 【解決手段】 電子機器1は機器本体2と第1操作ユニ
ット3と第2操作ユニット4と駆動機構とを備えてい
る。第1操作ユニット3と第2操作ユニット4とは駆動
機構によって第1の位置と第3の位置と第2の位置とに
亘って移動される。第1の位置では第1操作ユニット3
が第2操作ユニット4を覆っている。第1操作ユニット
3と第2操作ユニット4とが第1の位置から下方に移動
する。第3の位置では記録媒体挿入口が露出する。第1
操作ユニット3が第3の位置から下方に移動しかつ第2
操作ユニット4が第3の位置から上方に移動する。第2
の位置では露出面8a,11aそれそれが露出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、移動体と
しての自動車などに装着されるオーディオ装置などの電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器では、例えば、移動体と
しての自動車のインストルメントパネル(以下インパネ
と呼ぶ)に装着されるCompact Disc(以下CDと呼ぶ)
プレーヤ、MD(Mini disc)プレーヤ、AM/FMチ
ューナなどの、種々のカーオーディオ装置が存在する。
前述したカーオーディオ装置として、例えば、前記CD
プレーヤと前記AM/FMチューナなどが一つの筐体内
に収容されて構成される電子機器101(図34に示
す)が用いられている。
【0003】図34に例示された電子機器101は、前
記インパネに取り付けられる機器本体102と、前記機
器本体102に対し移動自在に設けられた操作ユニット
103と、を備えている。機器本体102は、箱状に形
成されている。機器本体102は、AM/FMチューナ
とCDを再生するための再生機構等を収容している。
【0004】また、機器本体102は、インパネに取り
付けられると、使用者に相対する面102a(図35に
示す)に、記録媒体挿入口107を設けている。記録媒
体挿入口107は、記録媒体としての前述したCDを機
器本体102の内外に出し入れ自在とする。
【0005】操作ユニット103は、AM/FM放送局
の選局や、CDに記録されている曲の選曲などを行うた
めの各種のスイッチ104と、放送局の選局状況や曲の
選曲状況などを表示する表示パネル105などを備えて
いる。操作ユニット103は、前記一つの面102aを
覆い前記表示パネル105などを使用者に相対させる第
1の位置(図34に示す)と、前記一つの面102aを
開放しかつ前記記録媒体挿入口107を露出させるとと
もに前記表示パネル105を上方に向ける第2の位置
(図35に示す)と、に亘って、前記機器本体102に
移動自在に設けられている。
【0006】図34に例示された電子機器101の操作
ユニット103は、図34に示す第1の位置から、操作
ユニット103の下端部が機器本体102の一つの面1
02aから前方に突出する方向に移動されるとともに、
上端部が下方に向かって移動されて、図35に示す第2
の位置に変位される。こうして、記録媒体挿入口107
が露出される。
【0007】前記使用者は、前記第2の位置において、
前記記録媒体挿入口107を通してCDを機器本体10
2内に挿入したり、前記機器本体102内からCDを取
り出す。そして、前記使用者は、第1の位置において、
前述した各種のスイッチ104などを操作してAM/F
MチューナとCDプレーヤのソースの切換えや、上記し
た選曲・選局を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電子機
器101は、前記操作ユニット103に各種のスイッチ
104や前述した表示パネル105などを設けているた
め、前記表示パネル105の表示領域が狭くなって、そ
の表示領域に表示される情報を使用者が視認しずらかっ
た。
【0009】また、図36に示すように、前記表示パネ
ル105を前述した機器本体102の一つの面102a
に設けても、前記表示パネル105の表示領域が狭くな
る。このように、従来の電子機器101では、機器自体
の作動状況を良好に視認させることが困難となる傾向で
あった。
【0010】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、機器自体の作動状況を良好に視認させ
ることができる電子機器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の電子機器
は、機器本体と、前記機器本体に対し移動自在な第1の
被動部と、第2の被動部と、を備えた電子機器であっ
て、前記第1の被動部と第2の被動部とは、それぞれが
機器本体の一つの面の前方に露出される露出面を備えて
おり、前記第1の被動部と前記第2の被動部とは、それ
ぞれの露出面が前記機器本体の一つの面と垂直な方向に
沿って平行に並べられるとともに、前記第2の被動部が
前記第1の被動部と前記機器本体の一つの面との間に位
置した第1の位置と、前記第1の被動部と第2の被動部
のそれぞれの露出面を露出させる第2の位置と、に亘っ
て移動自在であるとともに、前記第1の被動部と第2の
被動部とは、前記第1の位置と前記第2の位置とに亘っ
て移動する際に、それぞれが前記機器本体に対して移動
することを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の本発明の電子機器は、請
求項1記載の電子機器において、前記機器本体の一つの
面には、その内部に記録媒体を挿入するための記録媒体
挿入口を備えており、前記記録媒体挿入口は、前記第1
の被動部と前記第2の被動部とが前記第1の位置にある
ときに前記第2の被動部により覆われた状態とされ、前
記第1の被動部と前記第2の被動部とは、それぞれが前
記機器本体に対して移動して、前記記録媒体挿入口を露
出させる第3の位置に変位することを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の本発明の電子機器は、請
求項1または請求項2に記載の電子機器において、前記
第1の被動部は、前記第1の位置から前記機器本体の一
つの面と垂直な方向に沿って、該一つの面から離れる方
向に移動した後に、前記機器本体の下方に向かって前記
第2の位置に移動することを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の本発明の電子機器は、請
求項2または請求項3に記載の電子機器において、前記
第2の被動部は、前記第1の位置から前記機器本体の一
つの面と平行な方向に沿って、前記機器本体の下方に向
かって第3の位置に移動し、該第3の位置から前記機器
本体の上方に向かって前記第2の位置に移動することを
特徴としている。
【0015】請求項5に記載の本発明の電子機器は、請
求項2乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の電子機
器において、前記第2の被動部は、前記第1の被動部が
前記第2の位置に位置した後、又は前記第1の被動部が
前記第2の位置に移動しているときに前記第3の位置か
ら前記第2の位置に移動することを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の本発明の電子機器は、請
求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載の電子機
器において、前記第1の被動部は、前記第2の位置に位
置すると、前記機器本体の幅方向に沿う第1の回転中心
を中心として回転されて、前記第1の被動部の露出面が
上方に向けられることを特徴としている。
【0017】請求項7に記載の本発明の電子機器は、請
求項1乃至請求項6のうちいずれか一項に記載の電子機
器において、前記第2の被動部は、前記第2の位置に位
置すると、前記機器本体の幅方向に沿う第2の回転中心
を中心として回転されて、前記第2の被動部の露出面が
上方に向けられることを特徴としている。
【0018】請求項8に記載の本発明の電子機器は、請
求項1乃至請求項7のうちいずれか一項に記載の電子機
器において、前記第1の被動部と前記第2の被動部と
が、それぞれ第2の位置に位置すると、各々の露出面が
互いに平行となることを特徴としている。
【0019】請求項9に記載の本発明の電子機器は、請
求項1乃至請求項8のうちいずれか一項に記載の電子機
器において、前記第1の被動部は、前記機器本体に取り
付けられた中蓋に着脱自在となっているとともに、前記
中蓋は、前記第1の被動部を取り付けて前記第1の位置
と前記第2の位置とに亘って移動自在とされ、前記第1
の被動部が前記中蓋から取り外されると、前記第2の被
動部が前記第1の位置に位置し、かつ前記中蓋が前記機
器本体の一つの面との間に前記第2の被動部を位置させ
るとともに、前記中蓋と前記第2の被動部とは、前記機
器本体の一つの面と垂直な方向に沿って並べられること
を特徴としている。
【0020】請求項10に記載の本発明の電子機器は、
請求項1に記載の電子機器において、前記第1の被動部
と前記第2の被動部とが前記第1の位置に位置している
ときにそれぞれの露出面が相対している状態にあり、前
記第1の被動部が前記第1の位置から前記第2の位置に
移動する際に、前記機器本体の幅方向に沿う第1の回転
中心を中心として回転して、前記第1の被動部の露出面
を前記第1の位置に位置するときとは反対の方向に向か
せることを特徴としている。
【0021】請求項11に記載の本発明の電子機器は、
請求項10に記載の電子機器において、前記第1の被動
部は、前記第2の位置に位置すると、前記機器本体の幅
方向に沿う第1の回転中心を中心として回転されて前記
第1の被動部の露出面が上方に向けられるとともに、前
記第2の被動部は、前記機器本体の幅方向に沿う第2の
回転中心を中心として回転されて、前記第2の被動部の
露出面が上方に向けられることを特徴としている。
【0022】請求項1に記載した本発明の電子機器によ
れば、第1の被動部と第2の被動部それぞれの露出面が
第2の位置で露出する。このため、前記露出面それぞれ
に液晶ディスプレイなどの表示パネルを設けることによ
って、該表示パネルの表示領域を大きくすることができ
る。
【0023】さらに、第1の被動部と第2の被動部と
が、それぞれ機器本体に対し移動する。このため、前記
露出面を露出させる第2の位置に移動する際に、前記第
1の被動部と第2の被動部それぞれの前記機器本体から
の変位を最小にすることができる。
【0024】このため、例えば、自動車のインパネなど
に取り付けられると、第1の被動部と第2の被動部など
が自動車の変速レバーなどの装備品などと干渉すること
を防止できる。
【0025】請求項2に記載した本発明の電子機器によ
れば、第1の被動部と第2の被動部とは、記録媒体挿入
口を露出させる第3の位置に変位する。このため、機器
本体内に記録媒体を確実に挿入できる。
【0026】請求項3に記載した本発明の電子機器によ
れば、第1の被動部は、機器本体の一つの面から離れた
後下方に移動して、第1の位置から第2の位置に移動す
る。このため、第2の位置では、第1の被動部の露出面
と第2の被動部の露出面とが互いに重なることを防止で
きる。
【0027】請求項4に記載した本発明の電子機器によ
れば、第2の被動部が下方に向かって移動して、第1の
位置から第3の位置に移動する。このため、第3の位置
では、記録媒体挿入口を確実に露出させることができ
る。
【0028】さらに、第2の被動部は、前記第3の位置
から上方に移動して、第2の位置に位置する。このた
め、第2の位置では、第1の被動部の露出面と第2の被
動部の露出面とが互いに重なることを防止できる。
【0029】請求項5に記載した本発明の電子機器によ
れば、第2の被動部は、第1の被動部が第2の位置に位
置した後、又は第1の被動部が前記第2の位置に向かっ
て移動している時に、第3の位置から上方に向かって移
動する。このため、第2の位置では、第1の被動部の露
出面と第2の被動部の露出面とが互いに重なることをよ
り確実に防止できる。
【0030】請求項6に記載した本発明の電子機器によ
れば、第2の位置では、第1の被動部の露出面が上方に
向けられる。このため、露出面に表示パネルなどを設け
ると、該表示パネルが使用者に相対される。したがっ
て、使用者が、前記表示パネルが表示する情報をより良
好に視認できる。
【0031】請求項7に記載した本発明の電子機器によ
れば、第2の位置では、第2の被動部の露出面が上方に
向けられる。このため、露出面に表示パネルなどを設け
ると、該表示パネルが使用者に相対される。したがっ
て、使用者が、前記表示パネルが表示する情報をより良
好に視認できる。
【0032】請求項8に記載した本発明の電子機器によ
れば、第2の位置では、第1の被動部の露出面と第2の
被動部の露出面とが平行になる。このため、これらの露
出面に表示パネルなどを設けると、使用者が、双方の表
示パネルが表示する情報をより良好に視認できる。
【0033】請求項9に記載した本発明の電子機器によ
れば、中蓋から第1の被動部を取り外すと、中蓋と機器
本体との間に第2の被動部が位置するように、中蓋と第
2の被動部との双方が移動する。このため、第2の被動
部を取り外すと、中蓋が機器本体の一つの面と第2の被
動部を覆う。
【0034】このため、前記第1の被動部が取り外され
ると電子機器自体が機能しないようにできる。前記第1
の被動部をいわゆるデタッチパネルとすることで、電子
機器の盗難を防止できる。
【0035】請求項10に記載した本発明の電子機器に
よれば、第1の被動部と第2の被動部それぞれの露出面
は第2の位置で露出する。このため、前記露出面それぞ
れに液晶ディスプレイなどの表示パネルを設けることに
よって、該表示パネルの表示領域を大きくすることがで
きる。
【0036】さらに、第1の被動部と第2の被動部と
が、それぞれ機器本体に対し移動する。このため、前記
露出面を露出させる第2の位置に移動する際に、前記第
1の被動部と第2の被動部それぞれの前記機器本体から
の変位を最小にすることができる。
【0037】このため、例えば、自動車のインパネなど
に取り付けられると、第1の被動部と第2の被動部など
が自動車の変速レバーなどの装備品などと干渉すること
を防止できる。
【0038】請求項11に記載した本発明の電子機器に
よれば、第2の位置では、第1の被動部の露出面と第2
の被動部の露出面との双方が上方に向けられる。このた
め、露出面に表示パネルなどを設けると、該表示パネル
が使用者に相対される。したがって、使用者が、前記表
示パネルが表示する情報をより良好に視認できる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態にかかる電子
機器1を図1ないし図26を参照して説明する。図1な
どに示す電子機器1は、例えば、移動体としての自動車
のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)に装
着される。電子機器1は、例えば、記録媒体としてのCo
mpact Disc(以下CDと呼ぶ)を収容して、該CDに記
録された情報を再生して音声として出力するCDプレー
ヤや、AM/FM放送電波を受信して、その受信した情
報を音声として出力するAM/FMチューナなどを備え
ている。
【0040】電子機器1は、図1ないし図3に示すよう
に、機器本体2と、第1の被動部としての第1操作ユニ
ット3と、第2の被動部としての第2操作ユニット4
と、駆動機構6(図4及び図5に示す)と、を備えてい
る。機器本体2は、扁平な箱状に形成されたシャーシ5
と、このシャーシ5内に収容されるCDプレーヤやAM
/FMチューナ等を備えている。シャーシ5は、箱状の
シャーシ本体14と、シャーシ本体14の図中手間側に
取り付けられる前面パネル15とを備えている。前面パ
ネル15は、帯状の板金である。
【0041】前面パネル15は、表面15aに前記機器
本体2の内側にCDを挿入したり、前記機器本体2内に
収容されたCDを排出するための記録媒体挿入口7(図
2に示す)を設けている。また、前面パネル15は、前
記表面15aのすべての縁部に立設するように一体成形
された複数の立設壁15cを備えている。なお、第1操
作ユニット3と第2操作ユニット4とは、後述する第1
の位置において、前記複数の立設壁15cで囲まれた空
間に収容される。また、前面パネル15の表面15a
は、本明細書に記した機器本体2の一つの面をなしてい
る。
【0042】なお、シャーシ5内に収容されるCDプレ
ーヤやAM/FMチューナ等は、使用者が第1操作ユニ
ット3と第2操作ユニット4の各々に設けられた後述す
るスイッチ10,13等を押圧することによって動作す
る。
【0043】第1操作ユニット3は、図1から図6、図
13及び図20に示すように、扁平な箱状のハウジング
8と、該ハウジング8内に収容される表示パネルとして
の液晶ディスプレイ(以下LCDと呼ぶ)9と、各種の
スイッチ10と、を備えている。ハウジング8は、機器
本体2のシャーシ5の幅と機器本体2のシャーシ5の厚
みとの双方とほぼ等しい。
【0044】LCD9は、使用者に対し各種の情報を表
示する表示領域としての表示面を備えている。各種のス
イッチ10は、使用者が操作するための操作部を構成し
ている。この表示面と操作部とが前記ハウジング8の図
1中手間側に位置する一つの面8aに設けられている。
なお、前記一つの面8aは、本明細書に記した露出面を
なしており、以下露出面と呼ぶ。
【0045】第1操作ユニット3に設けられたスイッチ
10が使用者などに操作されることによって、例えば、
AM/FMチューナが電波を受信する放送局の選局が行
われる。そして、第1操作ユニット3のLCD9にその
選局中の放送局の周波数や放送局名等の情報を表示させ
る。
【0046】また、第1操作ユニット3は、駆動機構6
の後述する第1ホルダ39(図4及び図5に示す)に着
脱自在となっている。
【0047】第1操作ユニット3の露出面8aと反対側
の面の両側端には、図示しない凹溝が形成されている。
また、第1ホルダ39には、その凹溝に係止する係止爪
26が設けられており、この係止爪26が凹溝に係止さ
れることによって、第1操作ユニット3が第1ホルダ3
9に取り付けられる。また、係止爪26が凹溝から抜け
出ることによって、第1操作ユニット3が第1ホルダ3
9から取り外される。
【0048】第2操作ユニット4は、図3から図5及び
図20に示すように、扁平な箱状のハウジング11と、
該ハウジング11内に収容される表示パネルとしての液
晶ディスプレイ(以下LCDと呼ぶ)12と、各種のス
イッチ13と、を備えている。ハウジング11は、機器
本体2のシャーシ5の幅方向に沿って相対する立設壁1
5c間の距離と、機器本体2の厚み方向に沿って相対す
る立設壁15c間の距離と、の双方より若干小さい。
【0049】LCD12は、使用者に対し各種の情報を
表示する表示領域としての表示面を備えている。各種の
スイッチ13は、使用者が操作するための操作部を構成
している。この表示面と操作部とが前記ハウジング11
の図20中手間側に位置する一つの面11aに設けられ
ている。なお、前記一つの面11aは、本明細書に記し
た露出面をなしており、以下露出面と呼ぶ。
【0050】第2操作ユニット4に設けられたスイッチ
13が使用者などに操作されることによって、例えば、
CDプレーヤが再生する曲などが選択される。そして、
第2操作ユニット4のLCD12にその選曲中のトラッ
ク番号等の情報などを表示させる。
【0051】前記第1操作ユニット3と第2操作ユニッ
ト4とは、駆動機構6によって、図1に示す第1の位置
と、図2に示す第3の位置と、図3に示す第2の位置
と、に亘って移動される。本実施形態では、第1操作ユ
ニット3と第2操作ユニット4とは、駆動機構6によっ
て、第1の位置から第3の位置と第2の位置という順に
移動される。また、第1操作ユニット3と第2操作ユニ
ット4とは、駆動機構6によって第2の位置から第3の
位置と第1の位置という順に移動される。
【0052】前記第1の位置では、第1操作ユニット3
と第2操作ユニット4とは、前面パネル15の表面15
aに垂直な方向に沿って平行に並べられている。第1操
作ユニット3と表面15aとの間に、第2操作ユニット
4を位置させている。第2操作ユニット4は、立設壁1
5cと表面15aとで囲まれる空面内に収容されてい
る。なお、第1操作ユニット3と第2操作ユニット4が
第1の位置に位置しているときは、各々の露出面8aと
露出面11aは、前面パネル15の表面15aと相対し
ない方向、具体的には、相対する方向と逆の方向に向い
ている。また、第1操作ユニット3は、第2操作ユニッ
ト4の露出面11aを覆っている。
【0053】第3の位置では、第1の位置から第1操作
ユニット3と第2操作ユニット4との双方が下方に移動
して、記録媒体挿入口7を露出させる。第1操作ユニッ
ト3が第1の位置から第3の位置に移動する際、第1操
作ユニット3は、一旦、前面パネル15の表面15aと
垂直な方向に沿って、機器本体2から離れるようにして
移動する。そして、機器本体2の下方に向かって第3の
位置に移動する。さらに、第1操作ユニット3は、図2
中手間側に向かって移動され、その露出面8aが若干上
向きとなる方向に回転される。
【0054】第2の位置では、第3の位置から第1操作
ユニット3がさらに下方に移動するとともにLCD9の
表示面即ち露出面8aがより上向きとなる方向に回転さ
れている。第2の位置では、第3の位置から第2操作ユ
ニット4が上方に移動するとともにLCD12の表示面
即ち露出面11aが上向きとなる方向に回転されてい
る。そして、第1操作ユニット3のLCD9の表示面及
びスイッチ10で構成される操作部と、第2操作ユニッ
ト4のLCD12の表示面及びスイッチ13で構成され
る操作部と、の双方が、前面パネル15の表面15aの
前方に露出された状態となっている。
【0055】即ち、第2の位置では、第1操作ユニット
3の露出面8aの上方に第2操作ユニット4の露出面1
1aが位置している状態となっている。つまり、第2の
位置では、第1操作ユニット3の露出面8aと第2操作
ユニット4の露出面11aとが共に使用者に対し露出さ
れている状態にあり、使用者は、双方の露出面8a,1
1aに設けられている表示部の視認及び操作部の操作を
行うことが可能となる。さらに、第1操作ユニット3と
第2操作ユニット4との双方の露出面8a,11aが上
向きとなっているため、上記した視認及び操作を良好に
行うことができる。
【0056】駆動機構6は、中蓋としての第1ホルダ3
9と、第2ホルダ40と、第1の駆動ユニット24(図
4に示す)と、第2の駆動ユニット25(図5に示す)
と、を備えている。第1ホルダ39と第2ホルダ40と
は、それぞれ帯状の板金である。第1ホルダ39と、第
2ホルダ40とは、それぞれ、長手方向が機器本体2の
幅方向に沿った状態で配される。第1ホルダ39と第2
ホルダ40とは、前面パネル15より若干小さい。
【0057】第1ホルダ39には、第1操作ユニット3
が着脱自在である。第1ホルダ39は、図4、図5及び
図8に示すように、係止爪26を四つ備えている。係止
爪26は、第1ホルダ39の表面両端付近に二つずつ取
り付けられている。つまり、四つの係止爪26は、二つ
の係止爪26を一組として構成されている。さらに、そ
の一組のそれぞれの係止爪26は、機器本体2の厚み方
向に沿って互いに間隔をあけて取り付けられている。ま
た、四つの係止爪26は、各々第1ホルダ39の中央に
向かって図示しないねじりばねなどによって付勢されて
いる。
【0058】第1ホルダ39は、第1操作ユニット3の
図示しない凹溝に係止爪26を係止させることにより第
1操作ユニット3を取り付ける。そして、例えば、使用
者が第1ホルダ39に取り付けられた第1操作ユニット
3を第1ホルダ39の下方向に移動させて係止爪26を
凹溝から抜け出させる。こうして、第1操作ユニット3
を第1ホルダ39から取り外す。第2ホルダ40には、
第2操作ユニット4が取り付けられる。
【0059】駆動ユニット24,25は、それぞれ、シ
ャーシ本体14の内部に配される。駆動ユニット24,
25は、機器本体2の幅方向に沿って互いに間隔をあけ
て配される。駆動ユニット24,25は、それぞれ機器
本体2の幅方向の両端部に配される。
【0060】なお、これら第1の駆動ユニット24と第
2の駆動ユニット25とは、構成がほぼ同一であるた
め、以下第1の駆動ユニット24を代表して説明し、第
2の駆動ユニット25には同一符号を付して説明を省略
する。第1の駆動ユニット24は、駆動源16(図11
に示す)と、第1駆動部17(図4などに示す)と、第
2駆動部18(図4などに示す)と、を備えている。
【0061】駆動源16は、図11に示すように、モー
タ19と、ウォーム20と、ウォーム歯車21と、伝達
歯車22と、カム歯車23と、を備えている。モータ1
9は、正逆の双方向に回転可能な出力軸19aを備えて
いる。モータ19は、後述する第1フレーム35(図9
などに示す)と第2フレーム57との双方に固定されて
いる。
【0062】ウォーム20は、モータ19の出力軸19
aに取り付けられている。ウォーム歯車21は、互いに
同軸に配された大径歯車部21aと小径歯車部21bと
を一体に備えている。ウォーム歯車21は、第1フレー
ム35と第2フレーム57との間に配されているととも
に、これらのフレーム35,57に回転自在に支持され
ている。ウォーム歯車21の大径歯車部21aが、ウォ
ーム20と噛み合っている。
【0063】伝達歯車22は、互いに同軸に配された大
径歯車部22aと小径歯車部22bとを一体に備えてい
る。伝達歯車22は、第1フレーム35と第2フレーム
57との間に配されているとともに、これらのフレーム
35,57に回転自在に支持されている。伝達歯車22
の大径歯車部22aが、ウォーム歯車21の小径歯車部
21bと噛み合っている。
【0064】カム歯車23は、第1フレーム35と第2
フレーム57との間に配されているとともに、これらフ
レーム35,57に回転自在に支持されている。カム歯
車23は、伝達歯車22の小径歯車部22bと噛み合っ
ている。
【0065】前述した各歯車21,22,23の回転中
心は、機器本体2の幅方向に沿っている。各歯車21,
22,23は、それらの両表面が図1などに示す機器本
体2の奥行き方向に沿うようにして配列されている。カ
ム歯車23における機器本体2の幅方向に沿って、シャ
ーシ本体14の内側から外側に向かう方向に向いた表面
23aには、図9などに示すように、第1の凹溝31
と、第2の凹溝32とが形成されている。
【0066】第1の凹溝31と第2の凹溝32は、図9
などに示すように、カム歯車23の回転中心Qを中心と
した渦状に形成されている。第1の凹溝31と第2の凹
溝32とは、カム歯車23の回転中心Qに対してほぼ対
称となる位置に配されているとともに、回転中心Qに対
してほぼ対称な形状とされている。第1の凹溝31と第
2の凹溝32とは、前記回転中心Qから離れるのにした
がって、徐々にカム歯車23の外縁部に近づくように、
渦状に形成されている。
【0067】カム歯車23における機器本体2の幅方向
に沿って、シャーシ本体14の外側から内側に向かう方
向に向いた表面23bには、図11などに示すように、
第3の凹溝33と、第4の凹溝34とが形成されてい
る。
【0068】第3の凹溝33は、図11などに示すよう
に、カム歯車23の回転中心Qの近傍をとおり、カム歯
車23のほぼ径方向に沿っている。第3の凹溝33は、
カム歯車23の回転中心Qを中心とする円弧をなす方向
に若干湾曲している。
【0069】第4の凹溝34は、図11などに示すよう
に、カム歯車23の回転中心Qを中心とした円弧状の円
弧部34aと、該円弧部34aに連なる渦部34bと、
を備えている。円弧部34aは、カム歯車23の外縁部
に設けられている。渦部34bは、円弧部34aから離
れるのにしたがって徐々にカム歯車23の回転中心Qに
近づく方向に延びている。
【0070】前述した構成によれば、駆動源16は、モ
ータ19からの回転駆動力によって、カム歯車23を、
図9中の矢印Lに沿う方向と、図16中の矢印Mに沿う
方向と、の双方の方向に回転させる。
【0071】第1駆動部17は、図4などに示すよう
に、第1フレーム35と、第1アーム36と、第2アー
ム37と、を備えている。第1フレーム35は、シャー
シ本体14の底壁からシャーシ本体14の内側に向かう
方向に立設した状態で固定される。第1フレーム35
は、その平面がカム歯車23の表面23aに相対するよ
うに配される。
【0072】第1フレーム35は、図4、図5及び図9
などに示すように、一対の第1ガイド孔41と、第2ガ
イド孔42と、支持ピン38a,38bなどを備えてい
る。一対のガイド孔41は、図4に示すように、第1フ
レーム35の前面パネル15寄りの側端部から反対側の
側端部に向かう方向に沿って、間隔をあけて配されてい
る。
【0073】図9に示すように、一対の第1ガイド孔4
1のそれぞれは、水平延在部51と、円弧部52と、下
方延在部53と、を備えている。水平延在部51と円弧
部52と下方延在部53とは、機器本体2の奥側から前
面パネル15が配される方向に向かって順に配されてい
る。水平延在部51は、水平方向に沿って延びている。
円弧部52は、前記水平延在部51と連なっている。円
弧部52は、平面形状が円弧状である。下方延在部53
は、円弧部52に連なっているとともに、円弧部52か
ら下方に延びている。
【0074】第2ガイド孔42は、平面形状が支持ピン
38aを中心とした円弧状である。支持ピン38aは、
第1フレーム35の前面パネル15寄りの側端部に設け
られている。支持ピン38aは、第1フレーム35から
立設している。支持ピン38aは、第1フレーム35か
ら機器本体2の幅方向に沿ってシャーシ本体14の内側
から外側に向かう方向に延びている。
【0075】支持ピン38bは、図5に示すように、第
1フレーム35から立設している。支持ピン38bは、
第1フレーム35から機器本体2の幅方向に沿ってシャ
ーシ本体14の外側から内側に向かう方向に延びてい
る。支持ピン38bは、カム歯車23の回転中心Qに挿
通されて、カム歯車23を回転自在に支持する。
【0076】第1アーム36は、図4及び図10などに
示すように、機器本体2の前面パネル15が配される側
から奥側に向かって延在するようにアーム状に形成され
ている。第1アーム36は、第1フレーム35の支持ピ
ン38aが立設している平面側に配される。第1アーム
36は、前面パネル15寄りに位置する一端部が第1ホ
ルダ39の下端部を支持している。第1アーム36は、
機器本体2の幅方向を中心として、第1ホルダ39の下
端部を回転自在に支持する。第1アーム36は、機器本
体2の厚み方向に沿って、スライド移動自在に第1ホル
ダ39の下端部を支持する。
【0077】第1アーム36は、中央部と他端部との双
方に駆動ピン54を設けている。それらの駆動ピン54
は、第1アーム36から第1フレーム35が位置する方
向に向かって立設している。それらの駆動ピン54は、
第1アーム36が第1フレーム35の支持ピン38aが
立設している平面側に配されると、それぞれ一対の第1
ガイド孔41内に侵入される。そして、第1アーム36
の中央部に設けられている駆動ピン54は、カム歯車2
3の第1の凹溝31内に侵入される。
【0078】第2アーム37は、図4及び図10などに
示すように、機器本体2の前面パネル15が配される側
から奥側に向かって延在するようにアーム状に形成され
ている。第2アーム37は、機器本体2の幅方向に沿っ
て第1フレーム35と第1アーム36との間で、かつ第
1アーム36の上方に配される。第2アーム37は、前
面パネル15寄りに位置する一端部が第1ホルダ39の
上端部を支持している。第2アーム37は、機器本体2
の幅方向に沿った第1の回転中心P(図4中に一点鎖線
で示す)を中心として、第1ホルダ39の上端部を回転
自在に支持する。
【0079】第2アーム37は、中央部に貫通孔55を
設けている。貫通孔55内には、支持ピン38aが侵入
する。第2アーム37は、支持ピン38a及び貫通孔5
5とを中心として、回転自在に支持ピン38aに支持さ
れる。第2アーム37は、他端部に駆動ピン56を設け
ている。
【0080】駆動ピン56は、第2アーム37から機器
本体2の幅方向に沿ってシャーシ本体14の外側から内
側に向かう方向に向って立設している。駆動ピン56
は、第2アーム37が第1フレーム35と第1アーム3
6の間であり、かつ第1アーム36の上方に配される
と、第2ガイド孔42とカム歯車23の第2の凹溝32
内に侵入する。
【0081】第2駆動部18は、図4などに示すよう
に、第2フレーム57と、第3アーム58と、支持アー
ム59と、を備えている。第2フレーム57は、シャー
シ本体14の底壁からシャーシ本体14の内側に向かう
方向に立設した状態で固定される。第2フレーム57
は、その平面がカム歯車23の表面23bと相対するよ
うにして配される。第2フレーム57は、第1フレーム
35との間に、前述した歯車21,22,23を挟む。
【0082】第2フレーム57は、図11などに示すよ
うに、第3ガイド孔43と、第4ガイド孔44と、支持
孔45と、を備えている。第3ガイド孔43と第4ガイ
ド孔44とは、第3ガイド孔43が上方となるように鉛
直方向に沿って並べられている。
【0083】第3ガイド孔43は、円弧部46と、傾斜
部47と、を備えている。円弧部46は、第2フレーム
57の略中央に配されており、機器本体2の前面パネル
15が配される側から奥側に向かって延びるようにして
円弧状に形成されている。傾斜部47は、円弧部46の
前面パネル15側の端部に連なっている。傾斜部47
は、円弧部46から上方に向かって延在しており、円弧
部46から離れるのに従って、その円弧部46とのなす
角度が鈍角となるように傾斜している。
【0084】第4ガイド孔44は、第2フレーム57の
下端部付近から上方に向かって延在しており、傾斜部4
7と平行になるように傾斜している。
【0085】支持孔45は、第2フレーム57の前面パ
ネル15側の端部に設けられている。支持孔45は、第
1鉛直部48と水平部49と第2鉛直部50と、を備え
ている。第1鉛直部48と水平部49と第2鉛直部50
とは、第2フレーム57の中央から前面パネル15寄り
の端部に向かう方向に沿って順に配されている。
【0086】第1鉛直部48は、第2フレーム57の上
端部付近からほぼ鉛直方向に沿って第2フレーム57の
略中央まで延びている。第1鉛直部48は、上方に向か
うに従って第3ガイド孔43に近づくように若干傾斜し
ている。水平部49は第1鉛直部48の下端部に連なっ
ている。水平部49は、第1鉛直部48から前面パネル
15寄りの端部に向かって水平方向に沿って延びてい
る。第2鉛直部50は、水平部49の前面パネル15寄
りの端部に連なっている。第2鉛直部50は、水平部4
9から下方に延びている。第2鉛直部50は、第2フレ
ーム57の前面パネル15寄りの縁に開口している。
【0087】第3アーム58は、機器本体2の幅方向に
沿って第2フレーム57よりもシャーシ本体14の内側
に配される。第3アーム58は、機器本体2の前面パネ
ル15が配される側から奥側に向かって延在したアーム
状のアーム部60と、鉛直方向に沿って延びた鉛直部6
1と、を一体に備えている。
【0088】アーム部60は、前面パネル15寄りの一
端部が第2ホルダ40の下端部を支持している。アーム
部60は、機器本体2の幅方向に沿った第2の回転中心
R(図4中などに一点鎖線で示す)を中心として、第2
ホルダ40の下端部を回転自在に支持する。鉛直部61
は、アーム部60の他端部に連なっており、該他端部か
ら上方に延びている。
【0089】第3アーム58は、鉛直部61の両端部そ
れぞれに駆動ピン62,62を設けている。駆動ピン6
2,62は、第3アーム58から立設している。駆動ピ
ン62,62は、第3アーム58から機器本体2の幅方
向に沿ってシャーシ本体14の内側から外側に向かう方
向に沿って延びている。駆動ピン62,62は、第3ア
ーム58が第2フレーム57よりもシャーシ本体14の
内側に配されると、それぞれ、第3ガイド孔43と第4
ガイド孔44内に侵入される。さらに、駆動ピン62,
62は、カム歯車23の第3の凹溝33内と第4の凹溝
34内に侵入される。
【0090】支持アーム59は、第2ホルダ40に一体
に形成されている。支持アーム59は、機器本体2の側
方からみて円弧状に形成されている。支持アーム59
は、第2ホルダ40の側部上端付近から機器本体2の奥
側に向かって延びている。支持アーム59は、機器本体
2の幅方向に沿って第2フレーム57よりもシャーシ本
体14の内側に配される。
【0091】支持アーム59は、第2ホルダ40から離
れた側の端部に支持ピン63を設けている。支持ピン6
3は、支持アーム59から立設している。支持ピン63
は、支持アーム63から機器本体2の幅方向に沿ってシ
ャーシ本体14の内側から外側に向かう方向に延びてい
る。支持ピン63は、支持アーム59が第2フレーム5
7よりもシャーシ本体14の内側に配されると支持孔4
5内に侵入される。
【0092】前述した構成の第1の駆動ユニット24
は、前記モータ19が例えば正転駆動することによっ
て、カム歯車23を回転させて、前記第1の位置から、
第3の位置を経て第2の位置に、第1操作ユニット3と
第2操作ユニット4とを移動させる。また、前記モータ
19が逆転駆動することによって、第2の位置から第3
の位置を経て第1の位置に、第1操作ユニット3と第2
操作ユニット4とを移動させる。
【0093】前記第2の駆動ユニット25は、前記モー
タ19とウォーム20とウォーム歯車21と伝達歯車2
2などを備えていない以外は、前記第1の駆動ユニット
24とほぼ同一の構成である。また、これらの第1の駆
動ユニット24と第2の駆動ユニット25とは、図4及
び図5に示すように、リンクロッド64によって、互い
に連動する。
【0094】リンクロッド64は、シャーシ本体14に
対し、その軸芯回りに回転自在に支持されている。リン
クロッド64は、棒状のロッド本体65と、該ロッド本
体65の両端部に設けられたリンク歯車66と、を一体
に備えている。リンク歯車66は、それぞれ、第1の駆
動ユニット24のカム歯車23と第2の駆動ユニット2
5のカム歯車23と噛み合っている。こうして、第1の
駆動ユニット24のモータ19の回転駆動力によって、
第1の駆動ユニット24のカム歯車23と第2の駆動ユ
ニット25のカム歯車23とが回転する。
【0095】次に、前述した構成の駆動機構6の作用
(動作)について説明する。まず、第1の位置では、図
9及び図10に示すように、第1アーム36の二つの駆
動ピン54は、それぞれ第1フレーム35の一対の第1
ガイド孔41の水平延在部51の機器本体2の奥側寄り
の端部に位置している。また、それら2つの駆動ピン5
4のうち第1アーム36の中央部に設けられている駆動
ピン54は、第1の凹溝31のカム歯車23の回転中心
Q寄りの端部に位置している。
【0096】第2アーム37の駆動ピン56は、第1フ
レーム35の第2ガイド孔42の下端部に位置してい
る。さらに、駆動ピン56は、第2の凹溝32のカム歯
車23の回転中心Q寄りの端部に位置している。
【0097】また、前記第1の位置では、図11及び図
12に示すように、第3アーム58の鉛直部61の上端
部に設けられた駆動ピン(以下、上方の駆動ピンとい
う)62は、第2フレーム57の第3ガイド孔43の円
弧部46の機器本体2の奥側寄りの端部に位置してい
る。前記上方の駆動ピン62は、カム歯車23の第3の
凹溝33の機器本体2の奥側寄りの端部に位置してい
る。
【0098】鉛直部61の下端部に設けられた駆動ピン
(以下、下方の駆動ピンという)62は、第4の凹溝3
4の円弧部34aの渦部34bから離れた側の端部に位
置している。下方の駆動ピン62は、第4ガイド孔44
の下端部に位置している。支持アーム59の支持ピン6
3は、第2フレーム57の支持孔45の第1鉛直部48
の上端部に位置している。
【0099】こうして、図6及び図7に示すように、第
1操作ユニット3と第2操作ユニット4とは、露出面8
a,11aが前面パネル15の表面15aと垂直な方向
に沿って平行に並んでいる。露出面11aが第1操作ユ
ニット3と前面パネル15との間に位置している。すな
わち、第2操作ユニット4は、前面パネル15と第1操
作ユニット3とによって覆われている。さらに、図8に
示すように、第1ホルダ39と第2ホルダ40とは、図
中矢印Zで示す方向に沿って並んでいるとともに、第1
ホルダ39が第2ホルダ40より図中手前側に配され
る。
【0100】前記モータ19が、例えば、正転駆動し、
カム歯車23が、図9及び図11中の矢印Lに沿って回
転すると、第1の凹溝31が、カム歯車23の回転中心
Qから離れるのにしたがって徐々に外縁部に近づくよう
に渦状に形成されており、駆動ピン54が第1の凹溝3
1の前記回転中心Q寄りの端部に位置しているため、前
記駆動ピン54は、カム歯車23の外縁部に向かって移
動しようとする。すると、前記駆動ピン54が、第1ガ
イド孔41の水平延在部51に沿って移動するととも
に、円弧部52に沿って下方に移動する。
【0101】さらに、第2の凹溝32が、カム歯車23
の回転中心から離れるのにしたがって徐々に外縁部に近
づくように渦状に形成されており、駆動ピン56が第2
の凹溝32の前記回転中心Q寄りの端部に位置している
ため、前記駆動ピン56は、カム歯車23の外縁部に向
かって移動しようとする。すると、前記駆動ピン56
が、第2ガイド孔42に沿って上方に移動するととも
に、第2アーム37が、図10中の矢印Nに沿って回転
する。
【0102】こうして、第1ホルダ39即ち第1操作ユ
ニット3が、前面パネル15の表面15aと垂直な方向
に沿って機器本体2から離れる方向に向かって移動した
後、機器本体2から下方に移動する。さらに、露出面8
aが上方に向く方向に、前記第1の回転中心Pを中心と
して回転する。
【0103】また、前記第1の位置において、前記モー
タ19が、例えば、正転駆動し、カム歯車23が、図9
及び図11中の矢印Lに沿って回転すると、第3アーム
58の下方の駆動ピン62が第4の凹溝34の円弧部3
4a内に位置しており、上方の駆動ピン62が第3ガイ
ド孔43の円弧部46内に位置しているため、下方の駆
動ピン62は第4ガイド孔44の下端部に位置したま
ま、上方の駆動ピン62は、下方の駆動ピン62を中心
として円弧部46内を前面パネル15寄りの端部まで移
動する。
【0104】こうして、第3アーム58は、下方の駆動
ピン62を中心として、矢印O(図12に示す)に沿っ
て回転する。第2ホルダ40即ち第2操作ユニット4
は、前記円弧部46の長さに応じて下方に移動する。な
お、このとき、支持アーム59の支持ピン63は、下方
に向かって第1鉛直部48内を移動する。
【0105】このように、前記第1の位置から、第1操
作ユニット3及び第1ホルダ39が、図13および図1
4に示すように、前面パネル15の表面15aと垂直な
方向に沿って離れかつ機器本体2から下方に離れるよう
にスライド移動するとともに、若干露出面8aを上方に
向ける。第2操作ユニット4が、図13および図14に
示すように、下方に移動して、記録媒体挿入口7を露出
させる。こうして、第1操作ユニット3と第2操作ユニ
ット4とは、前記第1の位置から第3の位置に移動す
る。
【0106】第3の位置では、図16及び図17に示す
ように、第1アーム36の二つの駆動ピン54は、それ
ぞれ、第1フレーム35の一対の第1ガイド孔41の円
弧部52の中央部に位置している。また、第1アーム3
6の中央部に設けられている駆動ピン54は、第1の凹
溝31の中央部に位置している。
【0107】第2アーム37の駆動ピン56は、第1フ
レーム35の第2ガイド孔42の中央部に位置してい
る。さらに、駆動ピン56は、第2の凹溝32の中央部
に位置している。
【0108】また、前記第3の位置では、図18及び図
19に示すように、第3アーム58の上方の駆動ピン6
2は、第2フレーム57の第3ガイド孔43の円弧部4
6の前面パネル15寄りの端部の位置している。前記上
方の駆動ピン62は、カム歯車23の第3の凹溝33の
中央部に位置している。
【0109】下方の駆動ピン62は、第4の凹溝34の
円弧部34aの渦部34b寄りの端部に位置している。
下方の駆動ピン62は、第4ガイド孔44の下端部に位
置している。支持アーム59の支持ピン63は、第2フ
レーム57の支持孔45の第1鉛直部48の下端部に位
置している。
【0110】こうして、図13及び図14に示すよう
に、第1操作ユニット3と第2操作ユニット4とは、前
記第1の位置からそれぞれ下方に移動して、記録媒体挿
入口7を露出させる。このとき、第1操作ユニット3の
露出面8aは、使用者に対し露出している。第2操作ユ
ニット4の露出面11aは、第1操作ユニット3によっ
てその一部が覆われた状態となっている。
【0111】さらに、図15に示すように、第1ホルダ
39と第2ホルダ40とは、前記第1の位置からそれぞ
れ下方に移動しているとともに、第1ホルダ39が第2
ホルダ40より下方に配される。
【0112】前記モータ19が、例えば、更に正転駆動
し、カム歯車23が、図16及び図18中の矢印Lに沿
って回転すると、第1の凹溝31が、カム歯車23の回
転中心Qから離れるのにしたがって徐々に外縁部に近づ
くように渦状に形成されており、駆動ピン54が第1の
凹溝31の中央部に位置しているため、前記駆動ピン5
4は、カム歯車23の外縁部に向かって移動しようとす
る。すると、前記駆動ピン54は、円弧部52に沿って
更に下方に移動する。
【0113】さらに、第2の凹溝32が、カム歯車23
の回転中心Qから離れるのにしたがって徐々に外縁部に
近づくように渦状に形成されており、駆動ピン56が第
2の凹溝32の前記中央部に位置しているため、前記駆
動ピン56は、カム歯車23の外縁部に向かって移動し
ようとする。すると、前記駆動ピン56が、第2ガイド
孔42に沿ってさらに上方に移動するとともに、第2ア
ーム37が、図17中の矢印Nに沿って回転する。
【0114】こうして、第1ホルダ39即ち第1操作ユ
ニット3が、前記第3の位置から更に機器本体2から下
方に離れかつ機器本体2の前方に向かって移動する。第
1アーム36がさらに機器本体2の前方に向かって移動
し、第2アーム37が前記矢印Nに沿って更に回転する
ので、露出面8aが更に上方に向く方向に、第1の回転
中心Pを中心として回転する。
【0115】また、前記モータ19が、第3の位置にお
いて、例えば、更に正転駆動し、カム歯車23が、図1
6及び図18中の矢印Lに沿って回転すると、第3アー
ム58の下方の駆動ピン62が第4の凹溝34の渦部3
4b寄りの円弧部34aの端部に位置しているため、前
記第3アーム58の駆動ピン62のそれぞれが、第3ガ
イド孔43の傾斜部47と、第4ガイド孔44とに沿っ
て上方に向かって移動する。
【0116】こうして、第3アーム58は、第3ガイド
孔43の傾斜部47と、第4ガイド孔44とに沿って、
機器本体2の前方に移動しながら上方に移動する。この
とき、支持アーム59の支持ピン63は、上方に向かっ
て第1鉛直部48内を移動する。
【0117】さらに、第3ガイド孔43の傾斜部47と
第4ガイド孔44とは、上方に向かうにしたがって徐々
に第1鉛直部48に近づく方向に傾斜しており、第1鉛
直部48が上方に向かうにしたがって、徐々に第3ガイ
ド孔43に近づく方向に傾斜している。第2ホルダ40
の下端部が機器本体2の前方に移動し第2ホルダ40の
上端部が前面パネル15に向かう方向に移動する。する
と、露出面11aが更に上方に向くように、第2操作ユ
ニット4が第2の回転中心Rを中心として回転する。
【0118】このように、前記第3の位置から、第1操
作ユニット3及び第1ホルダ39が、図20及び図21
に示すように、機器本体2の前方でありかつ機器本体2
から下方に離れるようにスライド移動するとともに、若
干露出面8aを上方に向ける。第2操作ユニット4が、
図20ないし図21に示すように、上方にスライド移動
するとともに、露出面11aを上方に向ける。こうし
て、第1操作ユニット3と第2操作ユニット4とは、前
記第3の位置から第2の位置に移動する。
【0119】第2の位置では、図23及び図24に示す
ように、第1アーム36の二つの駆動ピン54は、それ
ぞれ第1フレーム35の一対の第1ガイド孔41の円弧
部52の下方延在部53寄りの端部に位置している。ま
た、第1アーム36の中央部に設けられている駆動ピン
54は、第1の凹溝31のカム歯車23の回転中心Qか
ら離れた端部に位置している。
【0120】第2アーム37の駆動ピン56は、第1フ
レーム35の第2ガイド孔42の上端部に位置してい
る。さらに、駆動ピン56は、第2の凹溝32のカム歯
車23の回転中心Qから離れた端部に位置している。
【0121】また、前記第2の位置では、図25及び図
26に示すように、第3アーム58の上方の駆動ピン6
2は、第2フレーム57の第3ガイド孔43の傾斜部4
7の上端部に位置している。下方の駆動ピン62は、第
4の凹溝34の渦部34bのカム歯車23の回転中心Q
寄りの端部に位置している。下方の駆動ピン62は、第
4ガイド孔44の上端部に位置している。支持アーム5
9の支持ピン63は、第2フレーム57の支持孔45の
第1鉛直部48に位置している。
【0122】こうして、図20及び図21に示すよう
に、第3の位置から第1操作ユニット3がさらに下方に
向かって移動し、第3の位置から第2操作ユニット4が
上方に向かって移動する。露出面8a,11aがともに
上方に向くように、第1操作ユニット3と第2操作ユニ
ット4とが回転する。こうして、露出面8a,11aが
それぞれ使用者に対して露出するとともに上方に向い
て、前記LCD9,12の表示面を使用者が良好に視認
できる。
【0123】さらに、図22に示すように、第1ホルダ
39が第3の位置からさらに下方に向かって移動し、第
2ホルダ40が第3の位置から上方に移動して、第1ホ
ルダ39が第2ホルダ40より下方に配される。
【0124】また、前記第2の位置から、第3の位置を
経て第1の位置に向かって移動する際には、前記モータ
19が例えば逆転駆動して、カム歯車23を、前記矢印
Lとは逆向きの図16、図18、図23及び図25中に
示す矢印Mに沿って回転させれば良い。
【0125】このように、第1操作ユニット3と第2操
作ユニット4とは、それぞれ、機器本体2に対し移動し
て、前記第1の位置と前記第2の位置とに亘って移動す
る。また、第1操作ユニット3と第2操作ユニット4と
は、それぞれ機器本体2に対し移動して記録媒体挿入口
7を露出させる第3の位置に移動可能である。
【0126】第1ホルダ39即ち第1操作ユニット3
は、機器本体2から下方に向かって離れて、第1の位置
から前記第2の位置に向かって移動する。また、第2ホ
ルダ40即ち第2操作ユニット4は、機器本体2に対し
下方に向かって移動して、第3の位置に位置した後、再
び上方に移動して第2の位置に向かって移動する。
【0127】また、第2の位置では、第1ホルダ39即
ち第1操作ユニット3は、機器本体2の幅方向に沿った
第1の回転中心P回りに回転して、露出面8aが上方に
向けられる。さらに、第2の位置では、第2ホルダ40
即ち第2操作ユニット4は、機器本体2の幅方向に沿っ
た第2の回転中心R回りに回転して、露出面11aが上
方に向けられる。
【0128】また、前述した電子機器1は、前記第2の
位置または前記第3の位置において、第1操作ユニット
3が第1ホルダ39から取り外されると、前記モータ1
9が前述した逆転駆動して、カム歯車23を図16、図
18、図23及び図25中に示す矢印Mに沿って回転さ
せる。すると、第1ホルダ39と、第2操作ユニット4
が、前記第1の位置に向かって移動する。そして、第1
ホルダ39と前面パネル15の表面15aとの間に第2
操作ユニット4を位置させるとともに、第1ホルダ39
と第2操作ユニット4とは、前面パネル15の表面15
aと垂直な方向に沿って平行に並べられる。そして、第
1操作ユニット3が第1ホルダ39から取り外される
と、第1ホルダ39が、前面パネル15などとともに、
第2操作ユニット4を覆い、電子機器1自体が機能しな
くなる。
【0129】本実施形態によれば、第1操作ユニット3
と第2操作ユニット4それぞれの露出面8a,11a
は、第2の位置では露出する。このため、前記露出面8
a,11aそれぞれに設けられたLCD9,12の表示
面を大きくできる。よって、使用者などが、電子機器1
の作動状況を良好に視認できるようになる。
【0130】また、前記第1操作ユニット3に例えばA
M/FMチューナが受信する放送局の選択等の操作を行
うためのスイッチ10を設け、前記第2操作ユニット4
に例えばCDプレーヤが再生する曲の選択などの操作を
行うためのスイッチ13を設けている。このため、操作
部を設置する領域が拡大され、有効利用することができ
る。
【0131】さらに、第1操作ユニット3と第2操作ユ
ニット4とが、それぞれ機器本体2に対し移動する。こ
のため、第1の位置から露出面8a,11aを露出させ
る第2の位置への、第1操作ユニット3と第2操作ユニ
ット4それぞれの機器本体2からの変位を最小にでき
る。このため、第1操作ユニット3と第2操作ユニット
4とが、例えば電子機器1を自動車のインパネに取り付
けた場合、自動車の変速レバーなどの装備品と干渉する
ことを防止できる。
【0132】第1操作ユニット3と第2操作ユニット4
とは、記録媒体挿入口7を露出させる第3の位置に変位
可能である。このため、機器本体2内にCDなどの記録
媒体を確実に挿入できる。
【0133】第1操作ユニット3は、機器本体2から離
れるようにして下方に向かって第1の位置から第2の位
置に移動する。このため、第2の位置では、露出面8
a,11aが互いに重なることを防止できる。したがっ
て、第2の位置において、露出面8a,11aそれぞれ
を使用者がより確実に視認できる。したがって、前記露
出面8a,11aそれぞれに設けられたLCD9,12
を確実に視認できる。
【0134】第1操作ユニット3と第2操作ユニット4
とは、機器本体2から離れるようにして下方に向かって
第1の位置から第3の位置に位置する。このため、第3
の位置では、記録媒体挿入口7を確実に露出できる。し
たがって、電子機器1は、機器本体2内に記録媒体をよ
り確実に挿入させることができる。
【0135】第2の位置では、第1操作ユニット3の露
出面8aが上方に向けられる。このため、露出面8aに
設けられたLCD9が使用者と相対される。したがっ
て、使用者が、前記LCD9が表示する情報をより視認
しやすくなる。
【0136】第2の位置では、第2操作ユニット4の露
出面11aが上方に向けられる。このため、露出面11
aに設けられたLCD12が使用者と相対される。した
がって、使用者が、前記LCD12が表示する情報をよ
り視認しやすくなる。
【0137】第1ホルダ39から第1操作ユニット3を
取り外すと、第1ホルダ39と機器本体2との間に第2
操作ユニット4が位置するように、第1ホルダ39と第
2操作ユニット4との双方が移動する。このため、第1
操作ユニット3を取り外すと、第1ホルダ39が第2操
作ユニット4を覆う。
【0138】また、第1操作ユニット3が取り外される
と電子機器1自体が機能しないようになる。電子機器1
の盗難を防止できる。
【0139】また、前述した実施形態では、第1の位置
から第2の位置に向かって移動する際に、第1操作ユニ
ット3が下方に向かって移動している最中に、第3の位
置に位置した後、第2操作ユニット4が上方に向かって
移動する。しかしながら、本発明では、第1操作ユニッ
ト3が第1の位置から第2の位置に向かって移動する際
に下死点に達した後に、第2操作ユニット4が上方に移
動しても良い。
【0140】この場合、第2の位置では、第1操作ユニ
ット3の露出面8aと第2操作ユニット4の露出面11
aとが互いに重なることをより確実に防止できる。した
がって、第2の位置において、露出面8a,11aそれ
ぞれを使用者がより一層良好に視認できる。したがっ
て、前記露出面8a,11aそれぞれに設けられたLC
D9,12が表示する内容を確実に視認できるととも
に、スイッチ10,13をより確実に操作できるように
なる。
【0141】さらに、前述した実施形態では、第2の位
置では、露出面8a,11aが上向きとなる方向に、第
1操作ユニット3と第2操作ユニット4との双方が回転
する。本発明では、各アーム36,37,58,59の
長さなどを適宜変更することによって、前記第2の位置
において、図27に示すように、露出面8a,11aを
互いに平行にしても良い。なお、前述した実施形態と同
一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。こ
の場合、第2の位置において、使用者が、露出面8a,
11aに設けられたLCD9,12が表示する情報をよ
り一層良好に視認できる。
【0142】さらに、本発明では、各アーム36,3
7,58,59の長さなどを適宜変更することによっ
て、図29に示すように、第1の位置では露出面8a,
11aを互いに相対させても良い。なお、前述した実施
形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略
する。
【0143】この場合、第1操作ユニット3と第2操作
ユニット4とは、図28及び図29に示す第1の位置か
ら、図30及び図31に示す第2の位置を経て、図32
及び図33に示す第3の位置に移動する。
【0144】第1の位置では、第1操作ユニット3は、
露出面8aが第2操作ユニット4の露出面11aに相対
した状態となっている。第1の位置から第2の位置に向
かって移動する際には、第1操作ユニット3は、第2ア
ーム37との連結箇所(図29、図31及び図33に示
す第1の回転中心P)を中心として露出面8aが使用者
に相対する方向に、図29中の矢印S(図29及び図3
1に示す)に沿って回転される。そして、第1操作ユニ
ット3の露出面8aが使用者に相対する。このように、
露出面8aを、第1の位置に位置するときとは反対の方
向に向かせるように、第1操作ユニット3と第1ホルダ
39を回転させる。
【0145】さらに、第2操作ユニット4が、露出面1
1aが上向きとなるように、前記第2の回転中心Rを中
心として回転される。また、第1操作ユニット3は、露
出面8aが上向きとなる。こうして、第1操作ユニット
3と第2操作ユニット4は、図30及び図31に示す第
2の位置に移動する。
【0146】第2の位置から第3の位置に向かって移動
する際には、第2操作ユニット4が下方に移動する。記
録媒体挿入口7が露出する。こうして、第1操作ユニッ
ト3と第2操作ユニット4は、図32及び図33に示す
第3の位置に移動する。
【0147】図28から図33に示す場合においても、
第2の位置では、第1操作ユニット3と第2操作ユニッ
ト4それぞれの露出面8a,11aは露出する。このた
め、前記露出面8a,11aそれぞれに設けられたLC
D9,12の表示面を大きくできる。よって、前記露出
面8a,11aそれぞれにLCD9,12を設けること
によって、使用者などが電子機器1の作動状況を良好に
視認できるようになる。
【0148】また、前記第1操作ユニット3に例えばA
M/FMチューナが受信する放送局の選択等の操作を行
うためのスイッチ10を設け、前記第2操作ユニット4
に例えばCDプレーヤが再生する曲の選択などを行うた
めのスイッチ13を設けることによって、操作部を設置
する領域が拡大され有効利用することができる。
【0149】さらに、第1操作ユニット3と第2操作ユ
ニット4とが、それぞれ機器本体2に対し移動する。こ
のため、第2の位置へ移動する際の、第1操作ユニット
3と第2操作ユニット4それぞれの機器本体2からの変
位を最小にすることができる。このため、第1操作ユニ
ット3と第2操作ユニット4などが、例えば、電子機器
1が自動車のインパネに取り付けられた場合、自動車の
変速レバーなどの装備品と干渉することを防止できる。
【0150】また、第2の位置では、露出面8a,11
aが上方に向けられる。このため、露出面8a,11a
に設けられたLCD9,12が使用者と相対される。し
たがって、使用者が、前記LCD9,12が表示する情
報をより視認しやすくなる。したがって、使用者などが
作動状況をより一層良好に視認できるようになる。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、第2の位置において、第1の被動部と第2の被
動部それぞれの露出面が露出する。このため、前記露出
面それぞれに液晶ディスプレイなどの表示パネルを設け
ることによって、該表示パネルの表示領域を大きくする
ことができる。
【0152】このため、前記露出面それぞれに液晶ディ
スプレイなどの表示パネルを設けることによって、使用
者などが電子機器自体の作動状況を良好に視認できるよ
うになる。
【0153】さらに、第1の被動部と第2の被動部と
が、それぞれ機器本体に対し移動する。このため、前記
露出面を露出させる第2の位置に移動する際に、前記第
1の被動部と第2の被動部それぞれの前記機器本体から
の変位を最小にすることができる。したがって、例え
ば、自動車のインパネなどに取り付けられると、第1の
被動部と第2の被動部などが自動車の変速レバーなどの
装備品と干渉することを防止できる。
【0154】請求項2に記載の本発明は、第1の被動部
と第2の被動部とは、記録媒体挿入口を露出させる第3
の位置に変位可能である。このため、使用者が電子機器
自体の作動状況を良好に視認できることにくわえ、機器
本体内に記録媒体を確実に挿入できる。
【0155】請求項3に記載の本発明は、第1の被動部
が機器本体の一つの面から離れた後下方に移動して第1
の位置から第2の位置に移動する。このため、第2の位
置では、第1の被動部の露出面と第2の被動部の露出面
とが互いに重なることを防止できる。第2の位置では、
それぞれの露出面がより確実に露出する。したがって、
前記露出面それぞれに液晶ディスプレイなどの表示パネ
ルを設けることによって、使用者などが電子機器自体の
作動状況をより良好に視認できるようになる。
【0156】請求項4に記載の本発明は、第2の被動部
が下方に移動して第1の位置から第3の位置に移動す
る。このため、第3の位置では、記録媒体挿入口を確実
に露出させることができる。したがって、使用者が電子
機器自体の作動状況を良好に視認できることにくわえ、
機器本体内に記録媒体をより確実に挿入できる。
【0157】請求項5に記載の本発明は、第1の被動部
が第2の位置に位置した後又は第1の被動部が前記第2
の位置に向かって移動している時に、第2の被動部が第
3の位置から上方に向かって移動する。このため、第2
の位置では、第1の被動部の露出面と第2の被動部の露
出面とが互いに重なることをより確実に防止できる。こ
のため、第2の位置において、露出面それぞれをより一
層確実に露出できる。したがって、前記露出面それぞれ
に液晶ディスプレイなどの表示パネルを設けることによ
って、使用者などが電子機器自体の作動状況をより一層
良好に視認できるようになる。
【0158】請求項6に記載の本発明は、第2の位置で
は、第1の被動部の露出面が上方に向けられる。このた
め、露出面に表示パネルなどを設けると、該表示パネル
が使用者と相対される。このため、表示パネルが表示す
る情報を使用者がより視認しやすくなる。したがって、
使用者などが電子機器自体の作動状況をより良好に視認
できるようになる。
【0159】請求項7に記載の本発明は、第2の位置で
は、第2の被動部の露出面が上方に向けられる。このた
め、露出面に表示パネルなどを設けると、該表示パネル
が使用者に相対される。このため、前記表示パネルが表
示する情報を使用者がより視認しやすくなる。したがっ
て、使用者などが電子機器自体の作動状況をより良好に
視認できるようになる。
【0160】請求項8に記載の本発明は、第2の位置で
は、第1の被動部の露出面と第2の被動部の露出面とが
平行になる。このため、これらの露出面に表示パネルな
どを設けると、双方の表示パネルが表示する情報を使用
者が容易に視認できる。したがって、使用者などが電子
機器自体の作動状況をより一層良好に視認できるように
なる。
【0161】請求項9に記載の本発明は、中蓋から第1
の被動部を取り外すと、中蓋と機器本体との間に第2の
被動部が位置するように、中蓋と第2の被動部との双方
が移動する。このため、第1の被動部を取り外すと、中
蓋が第2の被動部を覆う。
【0162】このため、第1の被動部が取り外されると
電子機器自体が機能しなくなるようにすることによっ
て、電子機器の盗難を防止できる。
【0163】請求項10に記載の本発明は、第2の位置
において、第1の被動部と第2の被動部それぞれの露出
面が露出する。このため、前記露出面それぞれに液晶デ
ィスプレイなどの表示パネルを設けることによって、該
表示パネルの表示領域を大きくすることができる。この
ため、前記露出面それぞれに液晶ディスプレイなどの表
示パネルを設けることによって、使用者などが電子機器
自体の作動状況を良好に視認できるようになる。
【0164】さらに、第1の被動部と第2の被動部と
が、それぞれ機器本体に対し移動する。このため、前記
露出面を露出させる第2の位置に移動する際に、前記第
1の被動部と第2の被動部それぞれの前記機器本体から
の変位を最小にすることができる。
【0165】したがって、電子機器が自動車のインパネ
に取り付けられると、第1の被動部と第2の被動部など
が自動車の変速レバーなどの装備品と干渉することを防
止できる。
【0166】請求項11に記載の本発明は、第2の位置
では、第1の被動部の露出面と第2の被動部の露出面と
の双方が上方に向けられる。このため、露出面に表示パ
ネルなどを設けると、該表示パネルが使用者に相対され
る。このため、前記表示パネルが表示する情報を使用者
がより視認しやすくなる。したがって、使用者などが電
子機器自体の作動状況をより一層良好に視認できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電子機器を示す斜
視図である。
【図2】図1に示された電子機器の第1操作ユニットと
第2操作ユニットとが第3の位置に変位した状態を示す
斜視図である。
【図3】図1に示された電子機器の第1操作ユニットと
第2操作ユニットとが第2の位置に変位した状態を示す
斜視図である。
【図4】図1に示された電子機器の駆動機構の第1の駆
動ユニットなどを分解して示す斜視図である。
【図5】図1に示された電子機器の駆動機構の第2の駆
動ユニットなどを分解して示す斜視図である。
【図6】図1に示された電子機器の第1操作ユニットと
第2操作ユニットとが第1の位置に変位した状態を示す
正面図である。
【図7】図1に示された電子機器の第1操作ユニットと
第2操作ユニットとが第1の位置に変位した状態を、一
部を断面にして示す側面図である。
【図8】図1に示された電子機器の第1ホルダと第2ホ
ルダとが第1の位置に変位した状態の駆動機構を示す斜
視図である。
【図9】図8中の矢印A方向からみた第1フレームとカ
ム歯車との位置関係などを示す側面図である。
【図10】図8中の矢印A方向からみた第1フレームと
第1アームと第2アームとの位置関係などを示す側面図
である。
【図11】図8中の矢印B方向からみた第2フレームと
カム歯車との位置関係などを示す側面図である。
【図12】図8中の矢印B方向からみた第2フレームと
第3アームと支持アームとの位置関係などを示す側面図
である。
【図13】図1に示された電子機器の第1操作ユニット
と第2操作ユニットとが第3の位置に変位した状態を示
す正面図である。
【図14】図1に示された電子機器の第1操作ユニット
と第2操作ユニットとが第3の位置に変位した状態を、
一部を断面にして示す側面図である。
【図15】図1に示された電子機器の第1ホルダと第2
ホルダとが第3の位置に変位した状態の駆動機構を示す
斜視図である。
【図16】図15中の矢印C方向からみた第1フレーム
とカム歯車との位置関係などを示す側面図である。
【図17】図15中の矢印C方向からみた第1フレーム
と第1アームと第2アームとの位置関係などを示す側面
図である。
【図18】図15中の矢印D方向からみた第2フレーム
とカム歯車との位置関係などを示す側面図である。
【図19】図15中の矢印D方向からみた第2フレーム
と第3アームと支持アームとの位置関係などを示す側面
図である。
【図20】図1に示された電子機器の第1操作ユニット
と第2操作ユニットとが第2の位置に変位した状態を示
す正面図である。
【図21】図1に示された電子機器の第1操作ユニット
と第2操作ユニットとが第2の位置に変位した状態を、
一部を断面にして示す側面図である。
【図22】図1に示された電子機器の第1ホルダと第2
ホルダとが第2の位置に変位した状態の駆動機構を示す
斜視図である。
【図23】図22中の矢印E方向からみた第1フレーム
とカム歯車との位置関係などを示す側面図である。
【図24】図22中の矢印E方向からみた第1フレーム
と第1アームと第2アームとの位置関係などを示す側面
図である。
【図25】図22中の矢印F方向からみた第2フレーム
とカム歯車との位置関係などを示す側面図である。
【図26】図22中の矢印F方向からみた第2フレーム
と第3アームと支持アームとの位置関係などを示す側面
図である。
【図27】本発明の変形例の電子機器の第1操作ユニッ
トと第2操作ユニットとが第2の位置に変位した状態
を、一部を断面にして示す側面図である。
【図28】本発明の他の変形例の電子機器の第1操作ユ
ニットと第2操作ユニットとが第1の位置に変位した状
態を示す正面図である。
【図29】図28に示された電子機器の第1操作ユニッ
トと第2操作ユニットとが第1の位置に変位した状態
を、一部を断面にして示す側面図である。
【図30】図28に示された電子機器の第1操作ユニッ
トと第2操作ユニットとが第2の位置に変位した状態を
示す正面図である。
【図31】図28に示された電子機器の第1操作ユニッ
トと第2操作ユニットとが第2の位置に変位した状態
を、一部を断面にして示す側面図である。
【図32】図28に示された電子機器の第1操作ユニッ
トと第2操作ユニットとが第3の位置に変位した状態を
示す正面図である。
【図33】図28に示された電子機器の第1操作ユニッ
トと第2操作ユニットとが第3の位置に変位した状態
を、一部を断面にして示す側面図である。
【図34】従来の電子機器を示す斜視図である。
【図35】図34に示された電子機器の操作ユニットが
第2の位置に変位した状態を示す斜視図である。
【図36】従来の他の電子機器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電子機器 2 機器本体 3 第1操作ユニット(第1の被動部) 4 第2操作ユニット(第2の被動部) 7 記録媒体挿入口 8a 露出面 11a 露出面 15a 表面(一つの面) 39 第1ホルダ(中蓋) P 第1の回転中心 R 第2の回転中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 信光 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 4E360 AB04 AB05 EA03 EA13 EA14 EC12 EC14 EC15 EC16 ED03 ED12 ED16 GA02 GA46 GB11 GB12 GB13 GC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体と、前記機器本体に対し移動自
    在な第1の被動部と、第2の被動部と、を備えた電子機
    器であって、 前記第1の被動部と第2の被動部とは、それぞれが機器
    本体の一つの面の前方に露出される露出面を備えてお
    り、 前記第1の被動部と前記第2の被動部とは、 それぞれの露出面が前記機器本体の一つの面と垂直な方
    向に沿って平行に並べられるとともに、前記第2の被動
    部が前記第1の被動部と前記機器本体の一つの面との間
    に位置した第1の位置と、 前記第1の被動部と第2の被動部のそれぞれの露出面を
    露出させる第2の位置と、に亘って移動自在であるとと
    もに、 前記第1の被動部と第2の被動部とは、前記第1の位置
    と前記第2の位置とに亘って移動する際に、それぞれが
    前記機器本体に対して移動することを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】 前記機器本体の一つの面には、その内部
    に記録媒体を挿入するための記録媒体挿入口を備えてお
    り、 前記記録媒体挿入口は、前記第1の被動部と前記第2の
    被動部とが前記第1の位置にあるときに前記第2の被動
    部により覆われた状態とされ、 前記第1の被動部と前記第2の被動部とは、それぞれが
    前記機器本体に対して移動して、前記記録媒体挿入口を
    露出させる第3の位置に変位することを特徴とする請求
    項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記第1の被動部は、 前記第1の位置から前記機器本体の一つの面と垂直な方
    向に沿って、該一つの面から離れる方向に移動した後
    に、前記機器本体の下方に向かって前記第2の位置に移
    動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記第2の被動部は、 前記第1の位置から前記機器本体の一つの面と平行な方
    向に沿って、前記機器本体の下方に向かって第3の位置
    に移動し、該第3の位置から前記機器本体の上方に向か
    って前記第2の位置に移動することを特徴とする請求項
    2又は請求項3に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記第2の被動部は、前記第1の被動部
    が前記第2の位置に位置した後、又は前記第1の被動部
    が前記第2の位置に移動しているときに前記第3の位置
    から前記第2の位置に移動することを特徴とする請求項
    2乃至請求項4記載のうちいずれか一項に記載の電子機
    器。
  6. 【請求項6】 前記第1の被動部は、前記第2の位置に
    位置すると、前記機器本体の幅方向に沿う第1の回転中
    心を中心として回転されて、前記第1の被動部の露出面
    が上方に向けられることを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のうちいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記第2の被動部は、前記第2の位置に
    位置すると、前記機器本体の幅方向に沿う第2の回転中
    心を中心として回転されて、前記第2の被動部の露出面
    が上方に向けられることを特徴とする請求項1乃至請求
    項6のうちいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記第1の被動部と前記第2の被動部と
    が、それぞれ第2の位置に位置すると、各々の露出面が
    互いに平行となることを特徴とする請求項1乃至請求項
    7のうちいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 前記第1の被動部は、前記機器本体に取
    り付けられた中蓋に着脱自在となっているとともに、 前記中蓋は、前記第1の被動部を取り付けて前記第1の
    位置と前記第2の位置とに亘って移動自在とされ、 前記第1の被動部が前記中蓋から取り外されると、前記
    第2の被動部が前記第1の位置に位置し、かつ前記中蓋
    が前記機器本体の一つの面との間に前記第2の被動部を
    位置させるとともに、前記中蓋と前記第2の被動部と
    は、前記機器本体の一つの面と垂直な方向に沿って並べ
    られることを特徴とする請求項1乃至請求項8のうちい
    ずれか一項に記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 前記第1の被動部と前記第2の被動部
    とが前記第1の位置に位置しているときにそれぞれの露
    出面が相対している状態にあり、 前記第1の被動部が前記第1の位置から前記第2の位置
    に移動する際に、前記機器本体の幅方向に沿う第1の回
    転中心を中心として回転して、前記第1の被動部の露出
    面を前記第1の位置に位置するときとは反対の方向に向
    かせることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 前記第1の被動部は、前記第2の位置
    に位置すると、前記機器本体の幅方向に沿う第1の回転
    中心を中心として回転されて前記第1の被動部の露出面
    が上方に向けられるとともに、 前記第2の被動部は、前記機器本体の幅方向に沿う第2
    の回転中心を中心として回転されて、前記第2の被動部
    の露出面が上方に向けられることを特徴とする請求項1
    0記載の電子機器。
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