JP3931077B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示部や操作部等を備えるパネルが前面に設けられ、該パネルが可動に構成されている電子機器が知られており、例えば、カーオーディオや小型の液晶テレビ、カーナビ等に利用されている。
従来の電子機器100は、例えば、図11に示す2DIN(ディン)サイズのカーオーディオの場合、モニタや操作部を備えたパネル101と、このパネル101を前面に設けた筐体102とを備える。尚、パネル101の後方の筐体102内には、例えばCD(コンパクトディスク)装置やMD(ミニディスク)装置等の音響機器が組み込まれている。
【0003】
パネル101の表面部101Aには、例えば、表示画面103や、操作ボタン104、記録媒体ディスクの出し入れ口105等が配置されている。そして、パネル101は、パネル101の側部等に設けられたヒンジ(図示なし)等により筐体102の前面部に設けられた枠に組み込まれるようにして、取り付けられている。そして、パネル101は、ヒンジ(図示なし)により上下方向あるいは左右方向に回転し、車内側に露出していた表示画面103や操作ボタン104、記録媒体ディスクの出し入れ口105等を備えた表面部101Aが裏面側となり、裏面部101Bが表面側に露出するようにして、筐体102の枠内に収納される。
【0004】
上記のように、パネル101は、半回転して表面部101Aが筐体102の内側を向くようにして収納可能なため、表示画面103、操作ボタン104、記録媒体ディスクの出し入れ口105等を、ほこりから避けることが可能なことに加え、盗難防止や、いたずら操作の防止といった効果を奏する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電子機器100は、パネル101を回転させる機構を備えるために、筐体102の前面部全体の面積に比して、パネル101の面積が小さくなってしまい、従って、表示画面103も小さいという問題があった。
また、パネル101には、表示画面103、及び操作ボタン104等が同一面に備えられているために、それぞれ独立して角度を調整することが出来ず、表示画面103が見づらく、ボタン操作104がしにくいという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、このような従来技術の問題点を解決することであり、具体的には、盗難やいたずらを防止し、且つ使い勝手の良いパネルを備えた電子機器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
筐体と、
前記筐体の前面側に設けられ、表示部を有する第1パネル部と操作部を有する第2パネル部のそれぞれの一端が回動自在に連結され、前記第1パネル部又は前記第2パネル部が回動することによって、前記表示部の表示面側と前記操作部の操作面側とが対向して折り畳まれた第1の状態と、前記表示面及び前記操作面が展開して露出された第2の状態と、が形成されるパネルと、
前記筐体に設けられ、前記パネルに連結して前記パネルを前後方向に移動させる移動部材と、
前記パネルを第1の状態のまま回動させて起立状態と水平状態とを形成するパネル回動手段と、
を備える電子機器において、
起立状態で前記筐体の前面部を覆う配置の前記パネルを前記筐体の前方に移動させ、次いで、その起立状態の前記パネルを後面側に回動させて水平状態にし、その水平状態の前記パネルにおける前記第1パネル部又は前記第2パネル部を後面側に回動させて起立させて、前記表示面及び前記操作面を前記筐体の前面側に露出させることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記パネルは、前記移動部材に、着脱可能に連結されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
前記筐体は、前記パネルの後方に記録媒体ディスクを出し入れするためのディスク出し入れ口を有した機器本体を収納することを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器において、
前記パネルは、前記起立状態時に前記第1パネル部が前方、前記第2パネル部が後方となるように配置されることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器において、
前記移動部材は、前記パネルを支持する左右一対のアームを備えており、
前記第2パネル部は、前記水平状態時に、前記一対のアームの内側に収納可能な大きさに形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の電子機器において、
水平状態の前記パネルの前記第1パネル部を後面側に回動させて起立状態にする第2のパネル回動手段を備えていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態について、車輌に取り付けられる電子機器を例として図面を用いて説明する。また、以後の説明における前後左右上下方向は、車輌の室内から見た方向を示す。
【0015】
図1〜図9に示すように、電子機器10は、車輌のダッシュボード(図示なし)に取り付けられる2DINサイズのカーオーディオ、カーナビゲーション等として用いられるもので、パネル20と、このパネル20を前面側に備える筐体30と、パネル20が着脱自在に取り付けられ、装着されたパネル20を筐体30の前方へ移動させるための移動部材40と、筐体30内に備えられ、図示しないCD、CD−ROM、MD等の再生装置などを備える機器本体50と、から概略構成される。
【0016】
パネル20は、図1から図9に示すように、筐体30の前面に設けられるものであって、閉状態において起立状態となっている。このパネル20は、図3に示すように、表示画面(表示部)21aを備える外パネル(第1パネル部)21と、操作部22aを備える内パネル(第2パネル部)22とから構成される。また、外パネル21と内パネル22とは、表示画面21aと操作部22aとが対向するように、後端部において回動自在に連結され、外パネル21と内パネル22とが折り畳まれた折り畳み状態(第1の状態)、及び外パネル21と内パネル22が展開された展開状態(第2の状態)を形成することが可能になっている。
【0017】
外パネル21の内面21b、即ち内パネル22に対向する面は、筐体30の前面と略同形に形成され、そして、この内面21bに液晶パネルからなる表示画面22aが設けられている。また、外パネル21の内パネル22との連結部分の近傍には、後述するリフトアーム44がはめ込まれる凹部21cが形成されている。一方、外パネル21の外面21d、即ち、パネル20の閉状態において車内側となる面は、上下端部の各部が斜めにカットされて断面六角形に形成されている。また、閉状態の外パネル21は、筐体30の前面部の上下端部の縁部に設けられたフロント枠31内に組み込まれるようになっている。
【0018】
内パネル22は、筐体30内に収納可能な大きさに形成されている。そして、内パネル22の、外パネル21と対向する面である内面22bには、操作部22aが設けられている。また、内パネル22の、左右両
側面には、ガイド溝22L、22Rが形成されている。
【0019】
筐体30は、パネル20が備えられた前面が室内側となるように、車の運転席のダッシュボード(図示なし)に取り付けられる。
そして、筐体30は、図1、図2、図5に示すように、左右の両側端部をL字に折り曲げて形成されたボトムシャシ32に、天板33、及び後端壁(図示なし)を取り付けて形成されている。
【0020】
ボトムシャシ32の底辺部32cの前面部、及び天板33の前面部の縁部には、フロント枠31が形成されており、このフロント枠31に外パネル21を上下から組み込むようになっている。
【0021】
ボトムシャシ32の側壁32a、32bの内面の下部に断面視逆L字型のレール35L、35Rが、前後方向に沿って取り付けられ、更に右側壁32bの内面の上部には、カム溝36aを備えたカム36が取り付けられている。このカム溝36aは、前側端部が下方へ曲がった形状となっている。また、ボトムシャシ32の底面32cの右側部には、前後方向に沿ってセンターレール37が取り付けられる。上記第1のスライドレール35L、35R、カム36のカム溝36a、及びセンターレール37は、移動部材40が前後方向に移動するための部材である。
【0022】
移動部材40は、図4に示すように、略四角形の板41Aの左右辺に細長い板片41L、41R(一対のアーム)を取り付けて形成されたスライダ41(パネル回動手段、第2のパネル回動手段)と、板片41L、41Rの外面に前後方向に沿って取り付けられたスライドレール42L、42Rと、パネル20を装着させるための支持ブラケット43と、外パネル21を持ち上げるためのリフトアーム(第2のパネル回動手段)44、リフトアーム44とスライダ41を連結させるための連結アーム(パネル回動手段、第2のパネル回動手段)45とから概略構成されている。
【0023】
スライダ41は、筐体30と、筐体30の内部に収納される機器本体50との間に配されパネル20を前後移動させるための部材である。そして、スライダ41の板片41L、41Rの前端部には、支持ブラケット43を連結させるための穴411a、411bが形成されている。
【0024】
また、スライダ41の板片41Rの上部には、前後方向に沿ってスライド溝411cが形成されている。このスライド溝411cは筐体30の前面側に向かって先端が上方に曲がった形状であり、このスライド溝411cに沿って連結アーム45のピン45cが摺動自在に取り付けられる。
【0025】
また、スライダ41の板片41R側の板41A上面に、前後方向に沿ってラック41Bが設けられている。このラック41Bは、機器本体50の内部に備えられているモータ(図示なし)によって駆動される駆動ギア(図示なし)と噛み合っている。そしてそのモータ(図示なし)の回転駆動力が、駆動ギア(図示なし)等に伝わり、ラック41Bが取り付けられたスライダ41が前後方向に移動するようになっている。
【0026】
スライドレール42L、42Rは、図4及び5に示すように、板片41L、41Rの側面に取り付けられており、このスライドレール42L、42Rには、それぞれ凹部421L、421Rが設けられており、この凹部421L、421Rにボトムシャシ32に取り付けられたレール35L、35Rに設けられている凸部が、摺動自在に係合するようになっている。そして、スライダ41がレール35L、35Rに案内されて前後方向に移動する。
【0027】
また、スライドレール42Rには、その下面においてボトムシャシ32のセンターレール37の凸部と摺動自在に係合する凹部422が形成されており、スライダ41はセンターレール37に案内されて前後方向に移動する。このスライドレール42L、42Rにより、スライダ41の移動がボトムシャシ32との関係で規制されるため、移動部材40、及び移動部材40に装着されているパネル20が、スムーズに安定して筐体30から前後方向へ移動することができる。
【0028】
支持ブラケット43は、図4及び図5に示すように、金属板の両側端を折り曲げて断面視略コ字状となるように、側壁部43a、43bを形成している。この支持ブラケット43には、その両側壁部43a、43bの内側に、長手方向に沿ったガイドレール43L、43Rが取り付けられている。このガイドレール43L、43Rは、内パネル22のガイド溝22L、22Rに摺動自在に係合させることにより、パネル20を装着することができる。また、支持ブラケット43の底面部43cには、回路基板接点43dが設けられており、この回路基板接点43dが、内パネル22の裏面の回路基板接点(図示なし)と接触することによってパネル20と、機器本体50とが電気的に接続されるようになっている。また、底面部43cには、水平状態となったパネル20が勝手に支持ブラケット43からずり落ちることを防止するためのストッパ43eが形成されている。
【0029】
また、支持ブラケット43には、両側壁43a、43bの下部に穴431L、413Rが形成されており、この穴431L、431Rと、スライダ41の板片41L、41Rの穴411a、411bとを左右で重ね、その重なりに図示しないピンを挿入することにより、スライダ41の板41Aの前方に回動可能に連結されている。そして、ピン(図示なし)を中心にして、支持ブラケット43が筐体30方向に回動すると、支持ブラケット43に装着されたパネル20の内パネル22は、板片41L、41Rの内側に収納され、外パネル21は、板片41L、41Rの上部によって支持されることとなって、パネル20は起立状態から水平状態へと移動する。
また、支持ブラケット43の側壁43bの上部の内面には、外パネル21を持ち上げるためのリフトアーム44が回動自在に取り付けられる。
【0030】
リフトアーム44は、一端側に半円柱状部44aと、他端側に角柱部44bとを夫々備え、半円柱状部44aが支持ブラケット43の側壁43bの上部の内面に取り付けられ、角柱部44bは、連結アーム45に回動自在に連結される。また、リフトアーム44の前面部44cは、パネル20が、支持ブラケット43に装着される際に、外パネル21の凹部21cに当接している。そして、水平状態において、支持ブラケット43に装着されたパネル20を、支持ブラケット43が連結されたスライダ41ごと更に前方に移動させると、リフトアーム44の前面部44cが外パネル21を押し上げて、外パネル21を起立させるようになっている。
【0031】
連結アーム45は、前端部45aがリフトアーム44の角柱部44bに回動自在であるように取り付けられる。
また、連結アーム45の後端部45bには、図5に示すように、両側に突出したピン45cが形成されている。このピン45cは、内側に突出した内ピン部451が、スライダ41の板片41Aのスライド溝411cに係合し、外側に突出した外ピン部452が、ボトムシャシ32に設けられているカム溝36aに係合するようになっており、連結アーム45がスライド溝411c及びカム溝36aに沿って摺動自在に取り付けられる。
【0032】
そして、図5及び7に示すように支持部材40が、筐体30の内部を前後方向移動する際、ピン45cの内ピン部451は、スライド溝411cの最前部の位置に固定されたまま、ピン45cの外ピン部452がカム溝36aを摺動するので、連結アーム45は、スライダ41と同期動作を行う。
また、筐体30の前方へ移動した移動部材40に装着されたパネル20が水平状態となるように回動する際、パネル20を装着した支持ブラケット43を連結したスライダ41が前方へ移動する。すると、スライダ41及びリフトアーム44に連結された連結アーム45のピン45cが、カム溝36aの形状に沿って、カム溝36aの最前部まで移動するので、連結アーム45の後端部45bは下方へ移動することとなり、それに伴って、連結アーム45の前端部45aも下方へ移動する。従って、前端部45aの移動に伴って、前端部45aに連結されているリフトアーム44を介してパネル20が、後面側に傾斜することとなる。
【0033】
機器本体50は、筐体30の内部で、且つ移動部材40内側に収納され、その内部に図示しない再生装置や入出力端子が収納される。
また、図2に示すように、パネル20の後方となる、機器本体50の前面には、例えば、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disk)等の記録媒体ディスクの出し入れ口51が形成されている。
【0034】
また、機器本体50の内部には、図示しないモータ、減速ギア、駆動ギア等が収納されており、この図示しない駆動ギアと移動部材40のラック41Bとが噛み合っており、移動部材40の前後方向の移動を可能にしている。
【0035】
次に、上記構成を有する電子機器10において、パネル20の動作について図面に基づき、以下説明する。
【0036】
パネル20が、起立状態で、筐体30の前面部に収納された状態(図2(a)、図6)から、機器本体50の図示しないモータが回転駆動すると、その回転駆動力は、図示しない減速ギア、駆動ギア等を介してラック41Bに伝達される。すると、図7に示すように、移動部材40が前方向に移動する。詳細には、この時、スライドレール42L、42Rが、レール35L、35Rを摺動し、スライドレール42Rが、センターレール37上を摺動し、連結アーム45のピン45cの内ピン部451はスライド溝411cの最前部に固定されたまま外ピン部452がカム溝36aを摺動することによって、スライダ41が前方向に移動して筐体30の外部に露出し、支持ブラケット43に装着されたパネル20も、起立状態のまま前方へ移動する。
【0037】
そして、移動部材40が、筐体30の外まで前進移動を完了した状態(図2の(b))において、外パネル21を筐体30側に倒すようにして、後方向に力を加える、或いは、パネル20の装着されているスライダ41を水平方向に更に前方へ移動させるように引っ張ると、図7に示すように、支持ブラケット43に連結されている連結アーム45の前端部43aが下方に移動し、それに伴って後端部45bのピン45cの外ピン部452がカム溝36aの最前部まで下降してピン45cは、同位置で固定される。一方、固定されたピン45cの内ピン部451に対応して、スライダ41は前方へ移動する。それにより、内パネル22が板片42L、42Rの内側に収納され、外パネル21が板片42L、42R上にもたれかかるようにしてパネル20は略水平状態となる。ここで、機器本体50の前面に設けられた記録媒体ディスクの出し入れ口51が露出する。
【0038】
この状態(図2の(c))において、図8に示すように、パネル20のみを前方向へ移動させると、外パネル21の凹部21cが、リフトアーム44からはずれ、支持ブラケット43のガイドレール43L、43Rに沿って、ガイド溝22L、22Rが摺動することとなって、パネル20を支持ブラケット43から取り外すことができる。
【0039】
また、パネル20が水平となった状態(図2の(c)において、図9に示すように、更にパネル20が装着された支持ブラケット43を連結したスライダ41を前方へ移動させると、リフトアーム44の角柱部44b側が、前面部45cを外パネル21の凹部21cに当接させたまま後ろ方向に回動するので、外パネル21を押し上げる。従って、外パネル21が後方向に回動して起立状態となり、図2の(d)に示すように外パネル21の内面21bに設けられた表示画面21aや、内パネル22の内面22bに設けられた操作部22aが露出する展開状態となる。
【0040】
このように、本実施の形態に係る電子機器10によれば、パネル20が閉状態において、表示画面21aと操作部22aとは内側に対向して設けられているので、外部からのほこり、盗難、いたずら操作等を防ぐことが可能である。
同時に、パネル20は、表示画面21aを備えた外パネル21と操作部22aを備えた内パネル22とが折り畳まれる状態で、筐体30の前面に設けられ、外パネル21と内パネル22とが展開することにより、表示画面21aと操作部22aが露出するように構成されているので、パネル20を半回転させて表示画面側を内側に収納させるものに比べて、パネル20自体を大きくすることができる。従って、表示画面21aを大きく形成することができ、使い勝手がよいものとなる。
【0041】
また、パネル20が、外パネル21と内パネル22とが折り畳まれ、展開されるので、従来の一のパネル内に表示画面と操作部を設ける構成のものに比べて、表示画面或いは操作部を大きく形成することができる。
【0042】
また、内パネル22は、筐体30の内部に収納されるため、パネル20が折り畳まれることによって厚みが増加して、パネル20が前面側に出っ張ってしまうという問題も解消される。
更に、表示画面21aと操作部22aとは、独立して角度を変更できるため、表示画面21aを見やすい角度に調節でき、操作部22aも押しやすい角度に調整できる。
【0043】
また、本電子機器10において、記録媒体等の出し入れ口51は、パネル20の後方となる筐体内部30の機器本体50の前面に設けられるが、パネル20は、起立状態から水平状態へと回動可能なために、記録媒体の出し入れを行うことができる。従って、出し入れ口51をパネル20が起立状態のときに前面側に露出させておく必要がないので、その分のスペースをパネルが専有できることとなって、より大きなパネルを設けることができる。
【0044】
また、パネル20が水平状態になった際、更にスライダ41を前方に移動させると、リフトアーム44によって外パネル21が後方に回動し表示画面21a等が露出されるので、手作業によって外パネル21を持ち上げるよりも容易な動作で行うことが出来る。
【0045】
さらに、パネル20は、移動部材40から着脱可能な構造となっているので、盗難防止の為に、持ち歩いたり別の場所に保管したりすることができる。
【0046】
尚、上記実施の形態は、一例に過ぎず、適宜変更可能である。
例えば、図10に示す電子機器60のように、表示画面61aを備えた内パネル61と、操作部62aを備えた外パネル62とを、表示画面61aと操作部62aとが対向するように配置し、下端部を回動自在に連結部63により連結して形成したパネル63を、筐体64の前部に設ける構造であってもよい。この場合、パネル63の表示画面61aを備えた内パネル61の後面側に移動部材65が配され、この移動部材65によりパネル63は、起立状態のまま、筐体64の前後方向に移動することができる。そして、パネル63は、前方へ移動した状態において、パネル63の下端部に設けられた連結部63aを介して外パネル62を前方へ回動させることにより、表示画面61a及び操作部62aが露出する。
また、起立状態で前方へ移動したパネル63全体を、連結部63aを介して前方へ回動させ水平状態にすることが可能となるようにしてもよい。この場合、例えば、筐体63内部に設けられた記憶媒体の出し入れ口への記録媒体の出し入れが可能となる。そしてこの水平状態のパネル63の外パネル62を回動させ起立状態にして、表示画面61a及び操作部62aを露出させるようにしてもよい。
【0047】
また、本実施の形態では、本発明をカーオーディオに適用した例を挙げたが、本発明はこれに限定されず、一般のオーディオ機器、小型或いは携帯テレビ、カーナビゲーション装置、その他各種計測装置や家電製品に適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、本発明に係る電子機器のパネルは、表示部を有する第1パネル部と、操作部を有する第2パネル部とを備え、第1パネル部と第2パネル部とは、一端が回動自在に連結されている。そして、表示部の表示面と、前記操作部の操作面とが対向して折り畳まれた第1の状態で、筐体の前面部に設けられているので、電子機器が、盗難や、いたずら操作をされることを防ぐ事が出来る。また、電子機器を用いる場合は、前記第1パネル部又は第2パネル部が回動することによって、表示面及び前記操作面が展開して前記筐体の前面側に露出した第2の状態が形成される。即ち、表示面と操作面とが別パネルに設けられているので、表示面が大きいので見やすい上、操作面の操作ボタン等も押しやすく、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器10における、パネル20、ボトムシャシ32、移動部材40の分解斜視図である。
【図2】本発明の電子機器10におけるパネル20の動作を説明するための図であって、(a)は、パネル20の閉状態を示し、(b)は、パネル20が起立状態のまま前方へ移動した状態を示し、(c)は、パネル20が後方へ回動した略水平状態を示し、(d)は、略水平状態のパネルが展開した状態を示す図である。
【図3】図1のパネル20を示す図である。
【図4】図1のパネル20及び移動部材40を示す分解斜視図である。
【図5】ボトムシャシ32と、ボトムシャシ32内に収納された移動部材40との係合状態を正面から説明するための図である。
【図6】パネル20が閉状態の電子機器10を側面から説明する透視図である。
【図7】電子機器10のパネル20の前方向への移動、及び後方向へ回動する動作を側面から説明する透視図である。
【図8】パネル20が、移動部材40から外れた状態を説明する斜視図である。
【図9】水平状態のパネル20が展開する動作を側面から説明する透視図である。
【図10】本発明の電子機器のその他の例である電子機器60を説明する斜視図である。
【図11】従来例における電子機器を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 電子機器
20 パネル
21 外パネル(第1パネル部)
21a 表示画面(表示部、表示面)
22 内パネル(第2パネル部)
22a 操作部(操作部、操作面)
30 筐体
40 移動部材
41 スライダ(パネル回動手段、第2のパネル回動手段)
41L 板片(アーム)
41R 板片(アーム)
44 リフトアーム(第2のパネル回動手段)
45 連結アーム(パネル回動手段、第2のパネル回動手段)
50 機器本体
51 ディスク出し入れ口

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体の前面側に設けられ、表示部を有する第1パネル部と操作部を有する第2パネル部のそれぞれの一端が回動自在に連結され、前記第1パネル部又は前記第2パネル部が回動することによって、前記表示部の表示面側と前記操作部の操作面側とが対向して折り畳まれた第1の状態と、前記表示面及び前記操作面が展開して露出された第2の状態と、が形成されるパネルと、
    前記筐体に設けられ、前記パネルに連結して前記パネルを前後方向に移動させる移動部材と、
    前記パネルを第1の状態のまま回動させて起立状態と水平状態とを形成するパネル回動手段と、
    を備える電子機器において、
    起立状態で前記筐体の前面部を覆う配置の前記パネルを前記筐体の前方に移動させ、次いで、その起立状態の前記パネルを後面側に回動させて水平状態にし、その水平状態の前記パネルにおける前記第1パネル部又は前記第2パネル部を後面側に回動させて起立させて、前記表示面及び前記操作面を前記筐体の前面側に露出させることを特徴とする電子機器。
  2. 前記パネルは、前記移動部材に、着脱可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記筐体は、前記パネルの後方に記録媒体ディスクを出し入れするためのディスク出し入れ口を有した機器本体を収納することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記パネルは、前記起立状態時に前記第1パネル部が前方、前記第2パネル部が後方となるように配置されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記移動部材は、前記パネルを支持する左右一対のアームを備えており、
    前記第2パネル部は、前記水平状態時に、前記一対のアームの内側に収納可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 水平状態の前記パネルの前記第1パネル部を後面側に回動させて起立状態にする第2のパネル回動手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電子機器。
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