JP2002257157A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

駆動力伝達装置

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JP2002257157A
JP2002257157A JP2001052223A JP2001052223A JP2002257157A JP 2002257157 A JP2002257157 A JP 2002257157A JP 2001052223 A JP2001052223 A JP 2001052223A JP 2001052223 A JP2001052223 A JP 2001052223A JP 2002257157 A JP2002257157 A JP 2002257157A
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JP
Japan
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case
driving force
housing
clutch mechanism
electromagnet
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Application number
JP2001052223A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Tashiro
明義 田代
Hiroshi Kushino
宏 久志野
Takashi Sakai
孝 酒井
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動力伝達装置の小型化を図る場合にアウタケ
ースで磁路の面積を確保し易くする。 【解決手段】電磁式クラッチ機構31の作動によりメイ
ンクラッチ機構27の動作を制御し、相対回転し得るア
ウタケース12とインナケース15との間の駆動力の伝
達を行なう。アウタケース12のリヤハウジング14
は、インナケース15の外周に対し相対回転し得るよう
に支持された内周筒部18と、アウタケース12のフロ
ントハウジング13に対し雄ねじ部23及び雌ねじ部2
4で連結された外周筒部19とを有している。電磁石3
4の周りに生じる磁路の一部が内周筒部18及び外周筒
部19で生じる。内周筒部18とインナケース15の外
周との間には、電磁石34のコイルの幅範囲の外側で、
メインクラッチ機構27に対しシールベアリング57よ
りも遠い位置にXリング56を配置した。雄ねじ部23
及び雌ねじ部24にはシール機能を持つ接着剤Jを入り
込ませた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に四輪駆動車
で前輪側の駆動系と後輪側の駆動系との間に介装される
駆動力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示す従来の駆動力伝達装置1は、
電磁式クラッチ機構31の作動によりメインクラッチ機
構27の動作を制御して、相対回転し得るアウタケース
12とインナケース15との間の駆動力の伝達を行な
う。このアウタケース12は、一体回転するフロントハ
ウジング13とリヤハウジング14とを備えている。こ
の電磁式クラッチ機構31は、アーマチュア32とパイ
ロット摩擦クラッチ33と電磁石34とヨーク35とを
備えている。この電磁石34とヨーク35とが前記リヤ
ハウジング14の収容室22に嵌め込まれている。な
お、図示しないが、前記インナケース15にはドライブ
ピニオンシャフトが一体回転可能に連結され、前記アウ
タケース12のフロントハウジング13にはプロペラシ
ャフトが一体回転可能に連結される。
【0003】前記アウタケース12のリヤハウジング1
4は、前記インナケース15の外周に対し相対回転し得
るように支持された内周筒部18と、前記フロントハウ
ジング13に対し雄ねじ部23及び雌ねじ部24で連結
された外周筒部19とを有している。前記電磁式クラッ
チ機構31にあって電磁石34の周りに生じる磁路の一
部がこのアウタケース12のリヤハウジング14の内周
筒部18及び外周筒部19でこのインナケース15の回
転中心線15aの方向に沿って生じる。
【0004】前記アウタケース12のリヤハウジング1
4の内周筒部18と前記インナケース15の外周との間
でXリング56とニードルベアリング57とをインナケ
ース15の回転中心線15aの方向に沿って並設する場
合、このXリング56を前記メインクラッチ機構27に
対し近い位置に配置するとともに、このニードルベアリ
ング57をこのメインクラッチ機構27に対し遠い位置
に配置している。また、このリヤハウジング14の外周
筒部19と前記フロントハウジング13との間には前記
雄ねじ部23及び雌ねじ部24に隣接してOリング62
が嵌め込まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記駆動力伝達装置1
の小型化を進める場合、下記・の制約がある。 ・ 前記ドライブピニオンシャフト(図示せず)の外径
は強度面で所定以上必要であるため、前記インナケース
15の内径は一定以上必要となる。
【0006】・ 前記インナケース15の内外周間の肉
厚は強度面で所定以上必要であるため、このインナケー
ス15の外径は一定以上必要となる。 ・ 前記フロントハウジング13の肉厚は強度面で所定
以上必要となる。
【0007】・ 前記リヤハウジング14の肉厚は強度
面のほか前記電磁石34の磁路面積を確保するために所
定以上必要となる。 ・ 前記電磁石34のコイル34aの巻き数を変更する
ことは性能を維持する上で困難であるため、コイル34
aの断面積を変更することはできない。
【0008】・ 前記電磁石34のコイル34aをイン
ナケース15の回転中心線15aの方向へ長くしてこの
電磁石34の磁路面積を確保する場合、前記ドライブピ
ニオンシャフト及びプロペラシャフト(図示せず)に対
し駆動力伝達装置1を連結する上で回転中心線15aの
方向における寸法的限界がある。
【0009】以上のような制約があるので、駆動力伝達
装置1の小型化を進めると、磁路面積の確保が難しくな
る。そこで、まず前記リヤハウジング14のうち内周筒
部18にある前記Xリング56に着目した。このXリン
グ56の外径は性能を維持する上で所定以上必要とな
る。そのため、前記電磁石34のコイル34aに対する
Xリング56の距離が小さくなり易く、磁路面積の確保
が難しくなる。
【0010】次に、前記リヤハウジング14のうち外周
筒部19にある前記Oリング62に着目した。このOリ
ング62の断面にあって回転中心線方向15aに対し直
交する半径方向長さは前記Xリング56よりも一般的に
小さく、また、外周筒部19は内周筒部18に比べて断
面積を大きく取り易い。そのため、磁路面積を確保する
上での悪影響は、内周筒部18にあるXリング56より
も少ないとは言え、磁路面積の確保に影響を及ぼす。
【0011】また、前記Xリング56に並設されたニー
ドルベアリング57の外径はXリング56の外径よりも
一般的に小さいので、磁路面積を確保する上で悪影響は
Xリング56よりも少ないが、前記Oリング62と同様
に、磁路面積の確保に影響を及ぼす。
【0012】以上の点に鑑み、磁路面積を確保すべく、
前記Xリング56やOリング62やニードルベアリング
57の位置や有無に着目した。そのうち、ニードルベア
リング57については、回転中心線15aの方向の寸法
が大きいので、限られたスペースで位置を変化させるこ
とは難しく、ここではニードルベアリング57を問題と
しなかった。そこで、前記Xリング56やOリング62
についてのみ着目した。
【0013】本発明は、シール(前記Xリング56やO
リング62に該当)の位置や有無について改良を加え、
駆動力伝達装置の小型化を図る場合にアウタケースで磁
路の面積を確保し易くすることを目的にしている。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】後記実施
形態の図面(図1〜3)の符号を援用して本発明を説明
する。 * 請求項1の発明 この発明にかかる駆動力伝達装置(1)は、電磁式クラ
ッチ機構(31)の作動により、相対回転し得るアウタ
ケース(12)とインナケース(15)との間の駆動力
の伝達を行なう駆動機構(27,31)を備え、下記の
ように構成されている。
【0015】前記アウタケース(12)は、前記インナ
ケース(15)の外周に対し相対回転し得るように支持
された内周部(18)を有している。前記電磁式クラッ
チ機構(31)にあって電磁石(34)の周りに生じる
磁路(M)の一部がこのアウタケース(12)の内周部
(18)でこのインナケース(15)の回転中心線(1
5a)の方向に沿って生じるようにしている。
【0016】前記アウタケース(12)の内周部(1
8)とインナケース(15)の外周との間でシール(5
6)とベアリング(57)とをインナケース(15)の
回転中心線(15a)の方向に沿って並設する場合、前
記電磁石(34)にあってインナケース(15)の回転
中心線(15a)の方向の幅範囲(W)の外側に前記シ
ール(56)を配置している。例えば、このシール(5
6)は、この幅範囲(W)を回転中心線(15a)の方
向で挟む両外側のうち、前記電磁石(34)のリード線
(51)の引き出し側へ向けて配置されている。また、
例えば、このシール(56)は、接触式シールのうち回
転運動用シールであり、ベアリング(57)の外径より
も大きい外径を有している。
【0017】この発明では、電磁石(34)の幅範囲
(W)の外側にシール(56)を配置したので、電磁石
(34)に対するシール(56)の距離を大きくするこ
とができる。この場合、電磁石(34)の幅範囲(W)
からインナケース(15)の回転中心線(15a)の方
向へ回避寸法(L)だけ外すことが好ましい。従って、
駆動力伝達装置(1)の小型化を図る場合であっても、
アウタケース(12)の内周部(18)で磁路(M)の
面積を確保し易くなる。
【0018】* 請求項2の発明 この発明にかかる駆動力伝達装置(1)は、電磁式クラ
ッチ機構(31)の作動により、相対回転し得るアウタ
ケース(12)とインナケース(15)との間の駆動力
の伝達を行なう駆動機構(27,31)を備え、下記の
ように構成されている。
【0019】前記アウタケース(12)は、互いに一体
回転可能に連結した外側ハウジング(13)と内側ハウ
ジング(14)とを備えている。この内側ハウジング
(13)は、この外側ハウジング(14)に対しねじ部
(23,24)で連結された外周部(19)を有してい
る。前記電磁式クラッチ機構(31)にあって電磁石
(34)の周りに生じる磁路(M)の一部がこの内側ハ
ウジング(14)の外周部(19)で前記インナケース
(15)の回転中心線(15a)の方向に沿って生じる
ようにしている。
【0020】前記アウタケース(12)で外側ハウジン
グ(13)と内側ハウジング(14)の外周部(19)
との間のねじ部(23,24)にはシール機能を持つ接
着剤(J)を入り込ませてある。
【0021】この発明では、シール機能を持つ接着剤
(J)によりねじ部(23,24)でアウタケース(1
2)の外側ハウジング(13)と内側ハウジング(1
4)とが一体回転可能に連結されるとともに、この接着
剤(J)がシール機能も果たす。そのため、従来技術で
示した駆動力伝達装置と比較して、図4に示すOリング
(62)を省略することができる。従って、駆動力伝達
装置(1)の小型化を図る場合であっても、アウタケー
ス(12)の外周部(19)で磁路(M)の面積を確保
し易くなる。
【0022】* 請求項3の発明 この発明にかかる駆動力伝達装置(1)は、請求項1の
発明と請求項2の発明とを組み合わせたものであって、
電磁式クラッチ機構(31)の作動により、相対回転し
得るアウタケース(12)とインナケース(15)との
間の駆動力の伝達を行なう駆動機構(27,31)を備
え、下記のように構成されている。
【0023】前記アウタケース(12)は、互いに一体
回転可能に連結した外側ハウジング(13)と内側ハウ
ジング(14)とを備えている。この内側ハウジング
(14)は、前記インナケース(15)の外周に対し相
対回転し得るように支持された内周部(18)と、この
外側ハウジング(13)に対しねじ部(23,24)で
連結された外周部(19)とを有している。前記電磁式
クラッチ機構(31)にあって電磁石(34)の周りに
生じる磁路(M)の一部がこのアウタケース(12)の
内側ハウジング(14)の内周部(18)及び外周部
(19)でこのインナケース(15)の回転中心線(1
5a)の方向に沿って生じるようにしている。
【0024】前記アウタケース(12)の内側ハウジン
グ(14)の内周部(18)とインナケース(15)の
外周との間でシール(56)とベアリング(57)とを
インナケース(15)の回転中心線(15a)の方向に
沿って並設する場合、前記電磁石(34)にあってイン
ナケース(15)の回転中心線(15a)の方向の幅範
囲(W)の外側に前記シール(56)を配置している。
【0025】前記アウタケース(12)で外側ハウジン
グ(13)と内側ハウジング(14)の外周部(19)
との間のねじ部(23,24)にはシール機能を持つ接
着剤(J)を入り込ませてある。
【0026】この発明では、駆動力伝達装置(1)の小
型化を図る場合であっても、アウタケース(12)の内
周部(18)及び外周部(19)でそれぞれ磁路(M)
の面積を確保し易くなる。
【0027】* 他の発明 ・ 第4の発明 この発明は、請求項1または請求項3の発明を前提とし
て下記のように構成されている。
【0028】前記駆動機構(27,31)は、電磁式ク
ラッチ機構(31)のほかに、相対回転し得るアウタケ
ース(12)とインナケース(15)との間に内蔵され
てこのアウタケース(12)とインナケース(15)と
の間の駆動力の伝達を行なうメインクラッチ機構(2
7)を備えている。この電磁式クラッチ機構(31)は
このメインクラッチ機構(27)の動作を制御する。前
記アウタケース(12)は、内周部(18)のほかに、
前記メインクラッチ機構(27)と前記電磁式クラッチ
機構(31)の電磁石(34)とを区画する区画部(2
0)を有している。前記シール(56)をこのメインク
ラッチ機構(27)に対し前記ベアリング(57)より
も遠い位置に配置するとともに、前記ベアリング(5
7)をこのメインクラッチ機構(27)に対し前記シー
ル(56)よりも近い位置に配置している。
【0029】この発明では、電磁式クラッチ機構(3
1)によりメインクラッチ機構(27)を制御する方式
の駆動力伝達装置(1)おいて、請求項1または請求項
3の発明の効果を発揮させることができる。また、駆動
力伝達装置(1)の小型化を図るために、電磁石(3
4)を区画部(20)を介してメインクラッチ機構(2
7)に接近させて配置した場合にあっても、前記シール
(56)をメインクラッチ機構(27)に対し遠い位置
に配置したので、電磁石(34)に対するシール(5
6)の距離を大きくしてアウタケース(12)の内周部
(18)で磁路(M)の面積をより一層確保し易くな
る。
【0030】・ 第5の発明 この発明は、請求項2または請求項3の発明を前提とし
て下記のように構成されている。
【0031】前記駆動機構(27,31)は、電磁式ク
ラッチ機構(31)のほかに、相対回転し得るアウタケ
ース(12)とインナケース(15)との間に内蔵され
てこのアウタケース(12)とインナケース(15)と
の間の駆動力の伝達を行なうメインクラッチ機構(2
7)を備えている。この電磁式クラッチ機構(31)は
このメインクラッチ機構(27)の動作を制御する。前
記アウタケース(12)の内側ハウジング(14)は、
外周部(19)のほかに、前記メインクラッチ機構(2
7)と前記電磁式クラッチ機構(31)の電磁石(3
4)とを区画する区画部(20)を有している。
【0032】この発明では、電磁式クラッチ機構(3
1)によりメインクラッチ機構(27)を制御する方式
の駆動力伝達装置(1)おいて、請求項2または請求項
3の発明の効果を発揮させることができる。また、駆動
力伝達装置(1)の小型化を図るために、電磁石(3
4)を区画部(20)を介してメインクラッチ機構(2
7)に接近させて配置した場合にあっても、従来技術で
示したOリング(62)を省略することで、アウタケー
ス(12)の外周部(19)で磁路(M)の面積をより
一層確保し易くなる。
【0033】・ 第6の発明 この発明は、請求項1または請求項2または請求項3の
発明、または第4の発明または第5の発明を前提として
下記のように構成されている。
【0034】前記電磁式クラッチ機構(31)は、前記
電磁石(34)及びヨーク(35)のほかに、アーマチ
ュア(32)と摩擦クラッチ(33)とを備えている。
この電磁石(34)への通電により、このアーマチュア
(32)が電磁石(34)に吸引されてこの摩擦クラッ
チ(33)が摩擦接触する。この発明では、摩擦クラッ
チ(33)の摩擦接触により、前記駆動機構(27,3
1)が駆動力の伝達を行なう。
【0035】・ 第7の発明 この発明は、第4の発明または第5の発明を前提として
下記のように構成されている。
【0036】前記メインクラッチ機構(27)は、相対
回転し得るアウタケース(12)とインナケース(1
5)との間の駆動力の伝達を行なうメイン摩擦クラッチ
(28)と、このアウタケース(12)とインナケース
(15)との間の相対回転によりトルクを発生する継手
(29)と、この継手(29)のトルクに応じて発生す
る回転中心線(12a,15a)の方向の推力を発生さ
せてこの摩擦クラッチ(28)を接続するカム機構(3
0)とを備えている。この発明では、前記電磁式クラッ
チ機構(31)により、このメインクラッチ機構(2
7)で継手(29)がトルクを発生して駆動力の伝達を
行なう。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る駆動力伝達装置を図1〜3を参照して説明する。
【0038】図1で概略的に示す四輪駆動車において、
駆動力伝達装置1は、電磁石34への印加電流に応じた
トルクを発生する電子制御式トルク伝達装置であり、前
輪駆動ベースの四輪駆動車に用いられている。この駆動
力伝達装置1は、ドライブピニオンシャフト2を介して
リヤデファレンシャル3に連結され、このリヤデファレ
ンシャル3を収容するデファレンシャルキャリヤ4に支
持されて車体に取り付けられている。エンジン5の駆動
力は、トランスアクスル6を介してアクスルシャフト7
に出力され、両前輪8を駆動する。このトランスアクス
ル6はプロペラシャフト9を介して前記駆動力伝達装置
1に連結されている。このプロペラシャフト9と前記ド
ライブピニオンシャフト2とがこの駆動力伝達装置1に
よりトルク伝達可能に連結された場合、エンジン5の駆
動力は、リヤデファレンシャル3からアクスルシャフト
10を介して両後輪11に伝達される。
【0039】<図2,3に示す前記駆動力伝達装置1の
詳細>アウタケース12は、外側のフロントハウジング
13と内側のリヤハウジング14とを備え、インナケー
ス15の回転中心線15aと同一の回転中心線12aを
中心にしてインナケース15に対し相対回転し得る。こ
のフロントハウジング13は、前端壁部16と外壁筒部
17とを有している。このリヤハウジング14は、磁性
材料で形成された内周筒部18と外周筒部19と区画壁
部20とを有している。この内周筒部18は、前記イン
ナケース15の外周に対し相対回転し得るように支持さ
れている。この外周筒部19は、前記フロントハウジン
グ13の外壁筒部17内に対し一体回転可能に連結され
ている。この区画壁部20は内周筒部18から外周筒部
19へ向けて一体に屈曲され、この区画壁部20と外周
筒部19との間には非磁性材料で形成された遮断筒部2
1が介在されている。このリヤハウジング14にあって
内周筒部18と外周筒部19と区画壁部20と遮断筒部
21との間で後側収容室22が密閉状態でインナケース
15の周方向全体に設けられている。
【0040】前記リヤハウジング14の外周筒部19に
は雄ねじ部23が形成されているとともに、前記フロン
トハウジング13の外壁筒部17には雌ねじ部24が形
成され、この雄ねじ部23とこの雌ねじ部24とが互い
に螺合されている。この雄ねじ部23と雌ねじ部24と
の間にはシール機能を持つ接着剤J(例えば、ロックタ
イトなど)が入り込ませてある。なお、この雄ねじ部2
3に雌ねじ筒(図示せず)を螺合してこの外壁筒部17
に締め付けてもよい。
【0041】前記インナケース15とフロントハウジン
グ13とリヤハウジング14との間で前側収容室26が
閉塞状態でインナケース15の周方向全体に設けられて
いる。この前側収容室26内には、駆動機構としてのメ
インクラッチ機構27のメイン摩擦クラッチ28と継手
29とカム機構30とが内蔵されているとともに、駆動
機構としての電磁式クラッチ機構31のうちアーマチュ
ア32とパイロット摩擦クラッチ33とが内蔵されてい
る。また、前記リヤハウジング14内の後側収容室22
にはこの電磁式クラッチ機構31のうち電磁石34とヨ
ーク35とが嵌め込まれている。
【0042】前記メインクラッチ機構27のメイン摩擦
クラッチ28は、多板クラッチであって、多数のクラッ
チディスク36と多数のクラッチプレート37とを備え
ている。各クラッチディスク36は、前記アウタケース
12のフロントハウジング13の外壁筒部17の内周に
対しスプライン結合されてアウタケース12の回転中心
線12aの方向へ並設され、アウタケース12と一体回
転し得るとともにアウタケース12の回転中心線12a
の方向へ移動し得る。各クラッチプレート37は、前記
インナケース15の外周に対しスプライン結合されて前
記各クラッチディスク36間でインナケース15の回転
中心線15aの方向へ並設され、インナケース15と一
体回転し得るとともにインナケース15の回転中心線1
5aの方向へ移動し得る。
【0043】前記メインクラッチ機構27の継手29
は、メイン摩擦クラッチ28に隣接して回転中心線12
a,15aの方向へ並設された第一継手板38と、前記
リヤハウジング14の区画壁部20に対しニードルベア
リング39を介して隣接して回転中心線12a,15a
の方向へ並設された第二継手板40とを有している。こ
の第一継手板38と第二継手板40とは回転中心線12
a,15aを中心に相対回転可能である。第二継手板4
0は、ニードルベアリング39に支持され、前記インナ
ケース15及びアウタケース12に対し相対回転可能
に、且つ回転中心線12a,15aの方向への移動が規
制されるように支持されている。第一継手板38は、前
記インナケース15の外周に対しスプライン結合されて
インナケース15と一体回転し得るとともに、前記メイ
ン摩擦クラッチ28のクラッチプレート37を圧接し得
る。
【0044】前記メインクラッチ機構27のカム機構3
0は、前記インナケース15の外周付近で前記継手29
の第一継手板38と第二継手板40との間に複数設けら
れて回転中心線12a,15aを中心とする回転方向へ
等間隔で並設されている。このカム機構30において、
第一継手板38と第二継手板40とにはカム面41が相
対向して形成され、この両カム面41間には球状のカム
体42がそれらのカム面41に接触し得るように嵌め込
まれている。
【0045】前記電磁式クラッチ機構31にあって、ヨ
ーク35は、電磁石34を支持するコイル保持部43
と、このコイル保持部43からインナケース15の回転
中心線15aの方向でアウタケース12の外部に向けて
突設された連結筒部44とを有している。このヨーク3
5のコイル保持部43の外周に対し前記アウタケース1
2のリヤハウジング14の外周筒部19が、シール機能
を持つシールベアリング45により回転可能に支持され
ている。このヨーク35の連結筒部44の内周に対し前
記インナケース15の外周がオイルシール46を介して
回転可能に支持されている。このヨーク35とシールベ
アリング45とオイルシール46とにより、前記アウタ
ケース12のリヤハウジング14内の後側収容室22が
閉塞されて密閉エア室47が形成され、この密閉エア室
47に前記電磁石34が内蔵されている。この密閉エア
室47においては、図2に示すように、ヨーク35のコ
イル保持部43とリヤハウジング14の内周筒部18及
び外周筒部19との間でそれぞれエアギャップ47aが
形成されている。このヨーク35のコイル保持部43に
は前記シールベアリング45とオイルシール46との間
で配線孔48が形成されているとともに、この配線孔4
8に配線筒49(グロメット)が挿着されている。前記
ヨーク35の連結筒部44の外周で防壁部50がこのヨ
ーク35のコイル保持部43及び前記リヤハウジング1
4の外周筒部19に面して挿嵌されて前記シールベアリ
ング45等を閉塞している。前記電磁石34から引き出
されたリード線51は、この配線筒49及び防壁部50
を通してリヤハウジング14の外部へ導出され、ブラケ
ット52でコネクタ53に接続されている。
【0046】前記電磁式クラッチ機構31のアーマチュ
ア32は、前記継手29の第二継手板40の外周でこの
継手29の第一継手板38と前記リヤハウジング14の
区画壁部20との間に嵌め込まれている。このアーマチ
ュア32は、前記フロントハウジング13の外壁筒部1
7の内周に対しスプライン結合されてアウタケース12
と一体回転し得るとともにアウタケース12の回転中心
線12aの方向へ移動し得る。また、前記電磁式クラッ
チ機構31のパイロット摩擦クラッチ33は、クラッチ
ディスク54とクラッチプレート55とを備え、前記継
手29の第二継手板40の外周で前記アーマチュア32
と区画壁部20との間に嵌め込まれている。クラッチデ
ィスク54は、前記フロントハウジング13の外壁筒部
17の内周に対しスプライン結合されてアウタケース1
2と一体回転し得るとともにアウタケース12の回転中
心線12aの方向へ移動し得る。クラッチプレート55
は、クラッチディスク54間で前記第二継手板40の外
周に対しスプライン結合されて第二継手板40と一体回
転し得るとともにインナケース15の回転中心線15a
の方向へ移動し得る。
【0047】前記リヤハウジング14の内周筒部18と
前記インナケース15の外周との間でXリング56(シ
ール)とニードルベアリング57とがインナケース15
の回転中心線15aの方向へ並設されている。このニー
ドルベアリング57は前記メインクラッチ機構27の第
二継手板40に対しこのXリング56よりも近い位置に
配置されている。前記電磁石34のコイル34aにあっ
てインナケース15の回転中心線15aの方向の幅範囲
W、すなわち、このコイル34aにあって回転中心線1
5aの方向の両端面を通り且つ回転中心線15aに対し
直交する半径方向の両平面で区画される範囲は、このX
リング56とニードルベアリング57との間に位置して
いる。しかも、このXリング56は、前記第二継手板4
0に対しニードルベアリング57よりも遠い位置で、且
つ、この幅範囲Wを回転中心線15aの方向で挟む両外
側のうち、前記電磁石34のリード線51の引き出し側
へ向けてこの幅範囲Wから回避寸法Lだけ大きく外れた
外側に配置されている。このXリング56において外径
や回転中心線15a方向の幅寸法は、ニードルベアリン
グ57の外径や回転中心線15a方向の幅寸法よりも小
さくなっている。前記フロントハウジング13の前端壁
部16とインナケース15の外周との間にはXリング5
8(シール)が前端壁部16内のボールベアリング59
に隣接して嵌め込まれている。ちなみに、前記前側収容
室26に封入された流体により、このニードルベアリン
グ57の潤滑を容易に行うことができる。
【0048】前記ドライブピニオンシャフト2は、駆動
力伝達装置1のアウタケース12の外部に設けられた前
記リヤデファレンシャル3の支持ケース60から突出し
ている。このドライブピニオンシャフト2は、前記ヨー
ク35の連結筒部44内を通って前記インナケース15
内で一体回転可能にスプライン結合され、前記ボールベ
アリング59に支持される。前記ヨーク35の連結筒部
44はこの支持ケース60内に挿嵌される。また、前記
プロペラシャフト9は、駆動力伝達装置1のフロントハ
ウジング13の前端壁部16と一体回転可能に連結され
る。
【0049】前記電磁式クラッチ機構31で電磁石34
のコイル34aに通電されると、この電磁石34の周り
には図3の破線で模式的に示す磁路Mが生じる。この磁
路Mは、前記リヤハウジング14の内周筒部18、外周
筒部19及び区画壁部20や、前記電磁式クラッチ機構
31のヨーク35、パイロット摩擦クラッチ33及びア
ーマチュア32などを通る。このリヤハウジング14の
内周筒部18では、コイル34aと前記ニードルベアリ
ング57やXリング56との間で磁路Mの一部がインナ
ケース15の回転中心線15aの方向に沿って通る。こ
のリヤハウジング14の外周筒部19では、コイル34
aと前記雄ねじ部23及び雌ねじ部24との間で磁路M
の一部がインナケース15の回転中心線15aの方向に
沿って通る。このような磁路Mの発生により、アーマチ
ュア32が電磁石34により吸引されてパイロット摩擦
クラッチ33が摩擦接触すると、前記メインクラッチ機
構27の継手29において第二継手板40がアウタケー
ス12の回転方向へ回転し得る。前記プロペラシャフト
9と一体回転するアウタケース12と、前記ドライブピ
ニオンシャフト2と一体回転するインナケース15との
間に相対回転が発生すると、パイロット摩擦クラッチ3
3の摩擦接触により第二継手板40にトルクが発生す
る。そして、この第二継手板40と、インナケース15
と一体回転する第一継手板38との間に設けられたカム
機構30が作用し、カム体42がカム面41に乗り上げ
る。この結果、両継手板38,40間に生じる相対回転
により、第一継手板38に回転中心線12a,15aの
方向の推力が発生する。その推力に応じて、メイン摩擦
クラッチ28が接続され、前記プロペラシャフト9と一
体回転するアウタケース12と、前記ドライブピニオン
シャフト2と一体回転するインナケース15との間で駆
動力の伝達が行われる。なお、電磁石34のコイル34
aへの印加電流値に応じて前記吸引力が変化し、継手2
9のトルクも変化して伝達駆動力を調節し得る。
【0050】一方、前記電磁式クラッチ機構31で電磁
石34のコイル34aに通電されていない状態で、この
電磁石34の周りには前述した磁路Mが発生せず、アー
マチュア32に対する電磁石34の吸引が解除される。
そして、パイロット摩擦クラッチ33でクラッチディス
ク54とクラッチプレート55との間に相対回転が生
じ、前記メインクラッチ機構27の継手29において第
一継手板38と第二継手板40とがカム機構30を介し
て一体回転する。そのため、このメイン摩擦クラッチ2
8の接続が解除され、前記プロペラシャフト9と一体回
転するアウタケース12と、前記ドライブピニオンシャ
フト2と一体回転するインナケース15との間での駆動
力の伝達が解除される。
【0051】前記実施形態において、前記Xリング56
は接触式シールのうち回転運動用シールであるが、断面
形状の異なるものに変更してもよい。また、前記ニード
ルベアリング57は一般に針状ころ軸受と称するが、こ
ろがり軸受のうち他のころ軸受や玉軸受、あるいはブッ
シュなどのすべり軸受に変更してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 四輪駆動車の駆動系を示す概略図である。
【図2】 本実施形態にかかる駆動力伝達装置を示す断
面図である。
【図3】 図1の部分拡大断面図である。
【図4】 従来の駆動力伝達装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1…駆動伝達装置、12…アウタケース、13…フロン
トハウジング(外側ハウジング)、14…リヤハウジン
グ(内側ハウジング)、15…インナケース、18…内
周筒部(内周部)、19…外周筒部(外周部)、20…
区画壁部(区画部)、23…雄ねじ部、24…雌ねじ
部、27…メインクラッチ機構(駆動機構)、31…電
磁式クラッチ機構(駆動機構)、34…電磁石、56…
Xリング(シール)、57…ニードルベアリング、M…
磁路、J…接着剤、W…幅範囲。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久志野 宏 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機 株式会社内 (72)発明者 酒井 孝 大阪府池田市ダイハツ町1番1号 ダイハ ツ工業 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁式クラッチ機構の作動により、相対
    回転し得るアウタケースとインナケースとの間の駆動力
    の伝達を行なう駆動機構を備えた駆動力伝達装置におい
    て、 前記アウタケースは、前記インナケースの外周に対し相
    対回転し得るように支持された内周部を有し、前記電磁
    式クラッチ機構にあって電磁石の周りに生じる磁路の一
    部がこのアウタケースの内周部でこのインナケースの回
    転中心線の方向に沿って生じるようにし、 前記アウタケースの内周部とインナケースの外周との間
    でシールとベアリングとをインナケースの回転中心線の
    方向に沿って並設する場合、前記電磁石にあってインナ
    ケースの回転中心線の方向の幅範囲の外側に前記シール
    を配置したことを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 電磁式クラッチ機構の作動により、相対
    回転し得るアウタケースとインナケースとの間の駆動力
    の伝達を行なう駆動機構を備えた駆動力伝達装置におい
    て、 前記アウタケースは、互いに一体回転可能に連結した外
    側ハウジングと内側ハウジングとを備え、この内側ハウ
    ジングはこの外側ハウジングに対しねじ部で連結された
    外周部を有し、前記電磁式クラッチ機構にあって電磁石
    の周りに生じる磁路の一部がこの内側ハウジングの外周
    部で前記インナケースの回転中心線の方向に沿って生じ
    るようにし、 前記アウタケースで外側ハウジングと内側ハウジングの
    外周部との間のねじ部にはシール機能を持つ接着剤を入
    り込ませたことを特徴とする駆動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 電磁式クラッチ機構の作動により、相対
    回転し得るアウタケースとインナケースとの間の駆動力
    の伝達を行なう駆動機構を備えた駆動力伝達装置におい
    て、 前記アウタケースは、互いに一体回転可能に連結した外
    側ハウジングと内側ハウジングとを備え、この内側ハウ
    ジングは、前記インナケースの外周に対し相対回転し得
    るように支持された内周部と、この外側ハウジングに対
    しねじ部で連結された外周部とを有し、前記電磁式クラ
    ッチ機構にあって電磁石の周りに生じる磁路の一部がこ
    のアウタケースの内側ハウジングの内周部及び外周部で
    このインナケースの回転中心線の方向に沿って生じるよ
    うにし、 前記アウタケースの内側ハウジングの内周部とインナケ
    ースの外周との間でシールとベアリングとをインナケー
    スの回転中心線の方向に沿って並設する場合、前記電磁
    石にあってインナケースの回転中心線の方向の幅範囲の
    外側に前記シールを配置し、 前記アウタケースで外側ハウジングと内側ハウジングの
    外周部との間のねじ部にはシール機能を持つ接着剤を入
    り込ませたことを特徴とする駆動力伝達装置。
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