JP2002257005A - 高圧燃料噴射管の接続頭部構造 - Google Patents

高圧燃料噴射管の接続頭部構造

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JP2002257005A JP2001056932A JP2001056932A JP2002257005A JP 2002257005 A JP2002257005 A JP 2002257005A JP 2001056932 A JP2001056932 A JP 2001056932A JP 2001056932 A JP2001056932 A JP 2001056932A JP 2002257005 A JP2002257005 A JP 2002257005A
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Shoichiro Usui
正一郎 臼井
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナット締付け力に伴う軸力による接続頭部の
潰れ・変形を防止できるとともに、接続頭部首下部への
応力集中を緩和できる、耐久性および振動疲労性の優れ
た高圧燃料噴射管の接続頭部構造の提供。 【解決手段】 比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部
に接続頭部を形成して該頭部の背面にリング状ワッシャ
もしくはスリーブワッシャを圧嵌してなる構造におい
て、前記リング状ワッシャもしくはスリーブワッシャの
背面に、締付けナットからの軸力によって当該噴射管の
外表面に食込むように変形する食込みリングを、前記リ
ング状ワッシャもしくはスリーブワッシャと一体もしく
は別体に設けて構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディーゼル
内燃機関における燃料の供給路等として配設される管径
15m/m程度以下、肉厚2.0m/m乃至6.0m/
m程度の厚肉細径からなる高圧燃料噴射管の接続頭部構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続頭部構造としては、
例えば図13に示すごとく、厚肉鋼管11の端部に設け
てなる外側周面をシート面13とする截頭円錐状の接続
頭部12の背面に、接続頭部12を相手シール面に取付
けるために有効な軸力を付与するのに必要な部品とし
て、あるいは振動がかかった時の補強として鍔14−1
のついたスリーブワッシャ(接続座金)14や、図14
に示すリング状ワッシャ15が嵌着され、ノズルホルダ
ー等の被接続部16に設けられた受圧座面17に前記接
続頭部12のシート面13を当接係合せしめ、締付け用
ナット18を被接続部16に螺合することにより接続頭
部12首下部での押圧に伴ってスリーブワッシャ(接続
座金)14またはリング状ワッシャ15を係圧して圧嵌
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、締付け用ナットからの軸力
はすべて頭部の背面だけで受けているため面圧が上がっ
て頭部成形部が潰れ・変形しシール面圧の低下を招いた
り、接続頭部首下部に応力集中を生じて疲労破壊の原因
となる可能性がある。
【0004】本発明は前記従来技術の有する前記問題点
に鑑みてなされたもので、ナット締付け力に伴う軸力に
よる接続頭部の潰れ・変形を防止できるとともに、接続
頭部首下部への応力集中を緩和できる、耐久性および振
動疲労特性の優れた高圧燃料噴射管の接続頭部構造を提
供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高圧燃料噴
射管の接続頭部構造は、比較的細径からなる厚肉鋼管の
接続端部に接続頭部を形成して該頭部の背面にリング状
ワッシャもしくはスリーブワッシャを圧嵌してなる構造
において、前記リング状ワッシャもしくはスリーブワッ
シャの背面に、締付けナットからの軸力にによって当該
噴射管の外表面に食込むように変形する食込みリング
を、前記リング状ワッシャもしくはスリーブワッシャと
一体もしくは別体に設けて構成したことを特徴とし、ま
た前記別体食込みリングとしては断面形状が円形(中
空、中実)、楕円形(中空、中実)、U字状、V字状、
C字状のいずれかを用いることができ、さらに前記一体
形食込みリングは食込み部の断面形状が円弧状であるも
のを用いることができる。
【0006】すなわち、本発明ではリング状ワッシャも
しくはスリーブワッシャの背面に食込みリングを組込ん
で締付けることにより、ナットからの軸力により食込み
リング内周面が噴射管外表面に食込み、ワッシャを介し
て頭部背面からと食込みリングを介して管表面からの双
方からシート面を押圧するスラスト力が得られ、接続頭
部背面に作用する面圧が低下することにより首下部への
応力集中が緩和されるとともにシール性をも向上でき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る高圧燃料噴射
管の接続頭部構造の第1実施例を示す要部縦断側面図、
図2は同じく第2実施例を示す要部縦断側面図、図3は
同じく第3実施例を示す要部縦断側面図、図4は同じく
第4実施例を示す要部縦断側面図、図5は同じく第5実
施例を示す要部縦断側面図、図6は同じく第6実施例を
示す要部縦断側面図、図7は同じく第7実施例を示す要
部縦断側面図、図8は同じく第8実施例を示す要部縦断
側面図、図9は同じく第9実施例を示す要部縦断側面
図、図10は同じく第10実施例を示す要部縦断側面
図、図11は同じく第11実施例を示す要部縦断側面
図、図12は本発明の食込みリングの断面形状例を示す
縦断面図であり、1は厚肉鋼管、2−1、2−2は接続
頭部、3a、3b、3c、3dはスリーブワッシャ、4
a、4b、4c、4d、4eはリングワッシャ、5a、
5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5
jは食込みリング、6は被接続部、6−1は受圧座面、
7は締付けナット、8はスペーサリングである。
【0008】厚肉鋼管1は予め定寸に切断された高圧燃
料噴射管用炭素鋼鋼材よりなる管径15m/m程度以
下、肉厚2.0m/m乃至6.0m/m程度の比較的細
径厚肉管からなる。
【0009】図1に示す高圧燃料噴射管の頭部接続構造
は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−1の背
面部に外嵌したスリーブワッシャ3aの背面と締付けナ
ット7との間に、断面円形で中実の食込みリング5aを
介在させた構造で、被接続部6に設けられた受圧座面6
−1に前記接続頭部2−1の截頭円錐状のシート面2−
1aを当接係合せしめ、締付けナット7を被接続部6に
螺合することにより接続頭部2−1背面部での押圧に伴
って食込みリング5aおよびスリーブワッシャ3aを係
圧して圧嵌構成されるものである。この頭部接続構造の
場合は、締付け用ナット7の締付けに伴い食込みリング
5aが当該噴射管1の外表面に食込むことにより、スリ
ーブ3aを介して頭部背面からと食込みリング5aを介
して管表面からの双方からシート面2−1aを押圧する
スラスト力が得られ、接続頭部2−1背面に作用する面
圧が低下する。
【0010】同じく図2に示す高圧燃料噴射管の頭部接
続構造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた截頭円錐状の
接続頭部2−2の背面部に外嵌したリング状ワッシャ4
aの背面と締付けナット7との間に、断面円形で中空の
食込みリング5bを介在させた構造で、被接続部6に設
けられた受圧座面6−1に前記接続頭部2−2の截頭円
錐状のシート面2−2aを当接係合せしめ、締付けナッ
ト7を被接続部6に螺合することにより接続頭部2−2
首下部での押圧に伴って食込みリング5bおよびリング
状ワッシャ4aを係圧して圧嵌構成されるものである。
この頭部接続構造の場合は、締付け用ナット7の締付け
に伴い食込みリング5bが当該噴射管1の外表面に食込
むことにより、リング状ワッシャ4aを介して頭部背面
からと食込みリング5bを介して管表面からの双方から
シート面2−2aを押圧するスラスト力が得られ、接続
頭部2−2背面に作用する面圧が低下する。
【0011】同じく図3に示す高圧燃料噴射管の頭部接
続構造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた截頭円錐状の
接続頭部2−2の背面部に外嵌したリング状ワッシャ4
aの背面と締付けナット7との間に、断面U字状の食込
みリング5cを介在させた構造で、被接続部6に設けら
れた受圧座面6−1に前記接続頭部2−2の截頭円錐状
のシート面2−2aを当接係合せしめ、締付けナット7
を被接続部6に螺合することにより接続頭部2−2首下
部での押圧に伴って食込みリング5cおよびリング状ワ
ッシャ4aを係圧して圧嵌構成されるものである。この
頭部接続構造の場合は、締付け用ナット7の締付けに伴
い食込みリング5cが当該噴射管1の外表面に食込むこ
とにより、リング状ワッシャ4aを介して頭部背面から
と食込みリング5cを介して管表面からの双方からシー
ト面2−2aを押圧するスラスト力が得られ、接続頭部
2−2背面に作用する面圧が低下する。
【0012】同じく図4に示す高圧燃料噴射管の頭部接
続構造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−
1の背面部に外嵌したスリーブワッシャ3aの背面と締
付けナット7との間に、断面円形の中空の食込みリング
5bを2個相重ねて介在させた構造で、被接続部6に設
けられた受圧座面6−1に前記接続頭部2−1の截頭円
錐状のシート面2−1aを当接係合せしめ、締付けナッ
ト7を被接続部6に螺合することにより接続頭部2−1
背面部での押圧に伴って2個の食込みリング5bおよび
スリーブワッシャ3aを係圧して圧嵌構成されるもので
ある。この頭部接続構造の場合は、締付け用ナット7の
締付けに伴い2個の食込みリング5bが当該噴射管1の
外表面に食込むことにより、スリーブワッシャ3aを介
して頭部背面からと2個の食込みリング5bを介して管
表面からの双方からシート面2−1aを押圧するスラス
ト力が得られ、接続頭部2−1背面に作用する面圧が低
下する。
【0013】同じく図5に示す高圧燃料噴射管の頭部接
続構造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−
2の首下部に外嵌したリング状ワッシャ4aの背面と締
付けナット7との間に、断面円形の中空の食込みリング
5bを2個、スペーサリング8を間に挟んで介在させた
構造で、被接続部6に設けられた受圧座面6−1に前記
接続頭部2−2の截頭円錐状のシート面2−2aを当接
係合せしめ、締付けナット7を被接続部6に螺合するこ
とにより接続頭部2−2首下部での押圧に伴って2個の
食込みリング5bおよびスペーサリング8とリング状ワ
ッシャ4aを係圧して圧嵌構成されるものである。この
頭部接続構造の場合は、締付け用ナット7の締付けに伴
い2個の食込みリング5bが当該噴射管1の外表面に食
込むことにより、リング状ワッシャ4aを介して頭部背
面からと2個の食込みリング5bを介して管表面からの
双方からシート面2−2aを押圧するスラスト力が得ら
れ、接続頭部2−2背面に作用する面圧が低下する。
【0014】同じく図6に示す高圧燃料噴射管の頭部接
続構造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−
1の背面部に外嵌したスリーブワッシャ3bの背面と締
付けナット7との間に、断面円形の中実の食込みリング
5aを介在させた構造で、この頭部接続構造は、食込み
リング5aが噴射管1の外表面により食込み易くするた
めに、すなわちナットの締付けに伴い食込みリング5a
に径方向内側への力が付与されるように、スリーブワッ
シャ3bの背面と締付けナット7の内面をそれぞれテー
パ面3b−1、7−1としたもので、被接続部6に設け
られた受圧座面6−1に前記接続頭部2−1の截頭円錐
状のシート面2−1aを当接係合せしめ、締付けナット
7を被接続部6に螺合することにより接続頭部2−1背
面部での押圧に伴ってスリーブワッシャ3bおよび食込
みリング5aを係圧して圧嵌構成されるものである。こ
の頭部接続構造の場合は、締付け用ナット7の締付けに
伴いスリーブワッシャ3bのテーパ面3b−1と締付け
ナット7のテーパ面7−1の作用により食込みリング5
aに径方向内側への力が付与されるので、食込みリング
5aが噴射管1の外表面に容易に食込み、スリーブワッ
シャ3bを介して頭部背面からと食込みリング5aを介
して管表面からの双方からシート面2−1aを押圧する
スラスト力が得られ、接続頭部2−1背面に作用する面
圧が低下する。
【0015】同じく図7に示す高圧燃料噴射管の頭部接
続構造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−
2の首下部に外嵌した2個のリング状ワッシャ4b、4
cの間と一方のリング状ワッシャ4cの背面と締付けナ
ット7との間に、断面円形の中実の食込みリング5aを
2個介在させた構造で、この頭部接続構造は、2個の食
込みリング5aが噴射管1の外表面により食込み易くす
るために、前記図6に示す方式と同様、2個のリング状
ワッシャ4b、4cと締付けナット7の内面をそれぞれ
テーパ面4b−1、4c−1、7−1としたもので、被
接続部6に設けられた受圧座面6−1に前記接続頭部2
−2の截頭円錐状のシート面2−2aを当接係合せし
め、締付けナット7を被接続部6に螺合することにより
接続頭部2−2首下部での押圧に伴って2個のリング状
ワッシャ4b、4cおよび2個の食込みリング5aを係
圧して圧嵌構成されるものである。この頭部接続構造の
場合は、締付け用ナット7の締付けに伴いリング状ワッ
シャ4b、4cのテーパ面4b−1、4c−1と締付け
ナット7のテーパ面7−1の作用により2個の食込みリ
ング5aに径方向内側への力が付与されるので、2個の
食込みリング5aが噴射管1の外表面に容易に食込み、
リング状ワッシャ4b、4cを介して頭部背面からと食
込みリング5aを介して管表面からの双方からシート面
2−2aを押圧するスラスト力が得られ、接続頭部2−
2背面に作用する面圧が低下する。
【0016】図8〜図11に示す高圧燃料噴射管の頭部
接続構造は、食込みリングを一体に設けたスリーブワッ
シャを採用して構成したもので、まず図8に示す頭部接
続構造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−
1の背面部に、食込み部の断面形状が円弧状の中実の食
込みリング5dを一体に設けたスリーブワッシャ3cを
外嵌した構造で、被接続部6に設けられた受圧座面6−
1に前記接続頭部2−1の截頭円錐状のシート面2−1
aを当接係合せしめ、締付けナット7を被接続部6に螺
合することにより接続頭部2−1背面部での押圧に伴っ
て食込みリング5dを一体に設けたスリーブワッシャ3
cを係圧して圧嵌構成されるものである。この頭部接続
構造の場合は、締付け用ナット7の締付けに伴い食込み
リング5dが当該噴射管1の外表面に食込むことによ
り、スリーブ3cを介して頭部背面からと食込みリング
5dを介して管表面からの双方からシート面2−1aを
押圧するスラスト力が得られ、接続頭部2−1背面に作
用する面圧が低下する。
【0017】図9に示す高圧燃料噴射管の頭部接続構造
は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−1の背
面部に、食込み部の断面形状がU字状の食込みリング5
eを一体に設けたスリーブワッシャ3dを外嵌した構造
で、被接続部6に設けられた受圧座面6−1に前記接続
頭部2−1の截頭円錐状のシート面2−1aを当接係合
せしめ、締付けナット7を被接続部6に螺合することに
より接続頭部2−1背面部での押圧に伴って食込みリン
グ5eを一体に設けたスリーブワッシャ3dを係圧して
圧嵌構成されるものである。この頭部接続構造の場合
は、締付け用ナット7の締付けに伴い食込みリング5e
が当該噴射管1の外表面に食込むことにより、スリーブ
ワッシャ3dを介して頭部背面からと食込みリング5e
を介して管表面からの双方からシート面2−1aを押圧
するスラスト力が得られ、接続頭部2−1背面に作用す
る面圧が低下する。
【0018】図10に示す高圧燃料噴射管の頭部接続構
造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−2の
首下部に、食込み部の断面形状が円弧状の中空の食込み
リング5fを一体に設けたリング状ワッシャ4dを外嵌
した構造で、被接続部6に設けられた受圧座面6−1に
前記接続頭部2−2の截頭円錐状のシート面2−2aを
当接係合せしめ、締付けナット7を被接続部6に螺合す
ることにより接続頭部2−2首下部での押圧に伴って食
込みリング5fを一体に設けたリング状ワッシャ4dを
係圧して圧嵌構成されるものである。この頭部接続構造
の場合は、締付け用ナット7の締付けに伴い食込みリン
グ5fが当該噴射管1の外表面に食込むことにより、リ
ング状ワッシャ4dを介して頭部背面からと食込みリン
グ5fを介して管表面からの双方からシート面2−2a
を押圧するスラスト力が得られ、接続頭部2−2背面に
作用する面圧が低下する。
【0019】図11に示す高圧燃料噴射管の頭部接続構
造は、厚肉鋼管1の接続端部に設けた接続頭部2−2の
首下部に、食込み部の断面形状がU字状で2連式の食込
みリング5gを一体に設けたリング状ワッシャ4eを外
嵌した構造で、被接続部6に設けられた受圧座面6−1
に前記接続頭部2−2の截頭円錐状のシート面2−2a
を当接係合せしめ、締付けナット7を被接続部6に螺合
することにより接続頭部2−2首下部での押圧に伴って
2連式の食込みリング5gを一体に設けたリング状ワッ
シャ4eを係圧して圧嵌構成されるものである。この頭
部接続構造の場合は、締付け用ナット7の締付けに伴い
2連式の食込みリング5gが当該噴射管1の外表面に食
込むことにより、リング状ワッシャ4eを介して頭部背
面からと2連式の食込みリング5gを介して管表面から
の双方からシート面2−2aを押圧するスラスト力が得
られ、接続頭部2−2背面に作用する面圧が低下する。
【0020】なお、食込みリングとしては、前記した断
面形状のもの以外に、図12(a)に示す断面形状がV
字状の食込みリング5h、同(b)に示す断面形状がC
字状の食込みリング5i、同(c)に示す断面形状が中
空楕円の食込みリング5j等もある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したごとく本発明は、リング状
ワッシャもしくはスリーブワッシャの背面に食込みリン
グを組込んで締付けることにより、ナットからの軸力に
より食込みリング内周面が噴射管外表面に食込み、ワッ
シャを介して頭部背面からと食込みリングを介して管表
面からの双方からシート面を押圧するスラスト力が得ら
れ、接続頭部背面に作用する面圧が低下することにより
ナット締付け力に伴う軸力による接続頭部の潰れ・変形
を防止できるとともに、接続頭部首下部への応力集中を
緩和できるのでシール性を向上でき、耐久性および振動
疲労特性の優れた、極めた有用な高圧燃料噴射管の頭部
接続構造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高圧燃料噴射管の接続頭部構造の
第1実施例を示す要部縦断側面図である。
【図2】同じく第2実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図3】同じく第3実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図4】同じく第4実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図5】同じく第5実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図6】同じく第6実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図7】同じく第7実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図8】同じく第8実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図9】同じく第9実施例を示す要部縦断側面図であ
る。
【図10】同じく第10実施例を示す要部縦断側面図で
ある。
【図11】同じく第11実施例を示す要部縦断側面図で
ある。
【図12】本発明の食込みリングの断面形状例を示す縦
断面図である。
【図13】従来の高圧燃料噴射管の接続頭部構造の一例
を示す要部縦断側面図である。
【図14】従来の高圧燃料噴射管の接続頭部構造の他の
例を示す要部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 厚肉鋼管 2−1、2−2 接続頭部 2−1a、2−2a シート面 3a、3b、3c、3d スリーブワッシャ 4a、4b、4c、4d、4e リングワッシャ 5a5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5
i、5j 食込みリング 6 被接続部 6−1 受圧座面 7 締付けナット 8 スペーサリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的細径からなる厚肉鋼管の接続端部
    に接続頭部を形成して該頭部の背面にリング状ワッシャ
    もしくはスリーブワッシャを圧嵌してなる構造におい
    て、前記リング状ワッシャもしくはスリーブワッシャの
    背面に、締付けナットからの軸力によって当該噴射管の
    外表面に食込むように変形する食込みリングを、前記リ
    ング状ワッシャもしくはスリーブワッシャと一体もしく
    は別体に設けて構成したことを特徴とする高圧燃料噴射
    管の接続頭部構造。
  2. 【請求項2】 前記別体食込みリングは断面形状が円形
    (中空、中実)、楕円形(中空、中実)、U字状、V字
    状、C字状のいずれかであることを特徴とする請求項1
    記載の高圧燃料噴射管の接続頭部構造。
  3. 【請求項3】 前記一体形食込みリングは食込み部の断
    面形状が円弧状であることを特徴とする請求項1記載の
    高圧燃料噴射管の接続頭部構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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