JPH10246378A - コモンレール - Google Patents

コモンレール

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JPH10246378A
JPH10246378A JP9065460A JP6546097A JPH10246378A JP H10246378 A JPH10246378 A JP H10246378A JP 9065460 A JP9065460 A JP 9065460A JP 6546097 A JP6546097 A JP 6546097A JP H10246378 A JPH10246378 A JP H10246378A
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康明 橋本
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • F02M55/025Common rails
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枝管接続部における内圧疲労強度を高め、耐
久性に富むコモンレールを提供する。 【解決手段】 軸芯内部に流通路を有する本管レールの
軸方向の周壁部に間隔を保持して複数の分岐孔を設け、
かつ該分岐孔の周面部にそれぞれ前記流通路に通ずる流
路を有する枝管を連設する外方への開口する受圧座面を
形成して該枝管の端部にほぼ先細円錐状の押圧座面部を
当接係合せしめ、本管レールと一体または別体の継手部
分と予め枝管側に組込んだナットの螺合による前記接続
頭部での押圧に伴って締着して接続してなるコモンレー
ルにおいて、前記本管レールを断面楕円形の内周面から
なる流通路と断面真円の外周面1′を有する金属管で構
成するか、または分岐孔を設ける部位のみを前記と同じ
形状に成形し、この分岐孔部に真円の分岐孔または楕円
の分岐孔を本管レールの流通路の中心と一致する位置
に、または本管レールの流通路の長径方向に偏心させて
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にディーゼル
内燃機関における高圧燃料多岐管あるいはブロック・レ
ールなどのようなコモンレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコモンレールとしては例
えば図12(A)に示すように、断面円形の本管レール
11側の周壁部に設けた内部の流通路11−1に通ずる
断面円形の分岐孔11−2部を外方に開口する受圧座面
11−3となし、該受圧座面附近の本管レール11の外
周部を囲繞するリング状の継手金具13の使用により、
端部に先細円錐状の挫屈成形による拡径した枝管12側
の接続頭部12−2のなす押圧座面12−3を当接係合
せしめ、該継手金具13に突設した螺子壁13−1部と
予め枝管12側に組込んだナット14の螺合による前記
接続頭部12−2での押圧に伴って締着して接続した方
式のものや、図13(A)に示すごとくリング状の継手
金具13に替えて、筒状のスリーブニップル13aを溶
接により直接本管レール11の外周壁に取着し、枝管1
2側の接続頭部12−2のなす押圧座面12−3を本管
レール11側の受圧座面11−3に当接係合せしめ、前
記スリーブニップル13aに螺合するナット14を締着
して接続する方式のものなどが知られている。また、こ
れらの従来のコモンレールは図12(B)、図13
(B)に示すごとくすべて本管レール11の流通路11
−1の中心と枝管12の流路12−1の中心とが一致し
た構造となっている。15はスリーブ・ワッシャーであ
る。
【0003】また、図14に示すごとく、枝管12と本
管レール11との間にL形状の分岐金具22を使用して
構成したものもある。このコモンレールは、枝管を曲げ
加工するに際し、大きな曲率に伴って生じる他の部品と
の干渉を避けるために、エルボ等の分岐金具を用いる場
合や等圧弁、減衰弁、送出し弁、吐出弁、流量制御弁等
の機構を内設する分岐金具を使用する場合等を考慮して
なされたものである。ここに例示したコモンレールは、
分岐金具22の一端に球面状の押圧座面22−2を有す
る球体の押圧頭部22−1を設け、該分岐金具22の外
周に設けた螺子面22−3を継手金具13′の螺子面1
3′−1に螺合することにより本管レール11側の受圧
座面11−3′に前記分岐金具22の押圧座面22−2
を当接係合させている。一方、分岐金具22の他端には
スリーブ25を介して袋ナット24を螺合することによ
り固定される枝管12が接続される構成となっている。
この接続構成によると、本管レール11の管軸方向に平
行に枝管12を導出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、断面真
円形の本管レール11に断面真円形の分岐孔11−2を
該本管レール11の流通路11−1の中心と一致させて
設けた構造の従来のコモンレールの場合は、本管レール
11に内圧が作用したとき枝管12の流路12−1の本
管レール流通路11−1開口端部Pに最も大きな応力が
発生し、前記開口端部Pが起点となって亀裂が生じ易
く、燃料の洩れを招く可能性があった。
【0005】本発明は従来のコモンレールの有する前記
問題を解決するためになされたものであり、枝管の流路
の本管レール開口端部に発生する最大応力値を下げて内
圧疲労強度をより向上させることが可能なコモンレール
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のコモ
ンレールは、軸芯内部に流通路を有する本管レールの軸
方向の周壁部に間隔を保持して複数の分岐孔を設け、か
つ該分岐孔の周面部にそれぞれ前記流通路に通ずる流路
を有する枝管を連設する外方への開口する受圧座面を形
成して該枝管の端部に設けた接続頭部のなす押圧座面部
を当接係合せしめ、本管レールと一体もしくは別体の継
手部分と予め枝管側に組込んだナットの螺合による前記
接続頭部での押圧に伴って締着して接続してなるコモン
レールにおいて、前記本管レールに断面楕円形の内周面
からなる流通路と断面真円の外周面を有する金属管を使
用し、該本管レールの流通路の短径軸線方向に断面真円
の分岐孔を該本管レールの流通路の長径方向中心と一致
する位置に設けた構造となしたことを特徴とするもので
ある。
【0007】同第2のコモンレールは、前記と同様の枝
管接続構造を有するコモンレールにおいて、前記本管レ
ールに断面楕円形の内周面からなる流通路と断面真円の
外周面を有する金属管を使用し、該本管レールの流通路
の短径軸線方向に断面真円の分岐孔を該本管レールの流
通路の長径方向に偏心させて設けた構造となしたことを
特徴とするものである。
【0008】同第3のコモンレールは、前記と同様の枝
管接続構造を有するコモンレールにおいて、前記本管レ
ールに断面楕円形の内周面からなる流通路と断面真円の
外周面を有する金属管を使用し、該本管レールの流通路
の短径軸線方向に該レールの管径方向に長径の楕円孔か
らなる分岐孔を該本管レールの流通路の長径方向中心と
一致する位置に設けた構造となしたことを特徴とするも
のである。
【0009】同第4のコモンレールは、前記と同様の枝
管接続構造を有するコモンレールにおいて、前記本管レ
ールに断面楕円形の内周面からなる流通路と断面真円の
外周面を有する金属管を使用し、該本管レールの流通路
の短径軸線方向に該レールの管径方向に長径の楕円孔か
らなる分岐孔を該本管レールの流通路の長径方向に偏心
させて設けた構造となしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】さらに、本発明は前記第1〜4のコモンレ
ールにおいて、全体が断面楕円形の内周面からなる流通
路と断面真円の外周面を有する本管レールに替えて、前
記分岐孔付近のみに前記と同様な形状を有する金属管を
用いることもできる。
【0011】本発明において、本管レールに断面楕円形
の内周面からなる流通路と断面真円の外周面を有する金
属管を使用し、または分岐孔付近のみに同様な形状を有
する金属管を用いること、また本管レールに断面真円形
または、該本管レールの管径方向に長径の楕円孔からな
る分岐孔を前記本管レールの流通路の短径軸線方向であ
って流通路の中心と一致する位置に、あるいは本管レー
ルの流通路の短径軸線方向であって流通路の長径方向に
偏心させて設けることとしたのは、本発明者が多くの実
験を繰返して得られた結果に基づくものである。すなわ
ち、本発明者は、前記の分岐孔の本管レール開口端部に
発生する最大応力値の低減を目的として、外周面側開口
端部に受圧座面を設けた本管レールに断面真円のコモン
レールと、流通路の断面が楕円で外周面が真円の金属管
を用い、それぞれの本管レールに断面真円の分岐孔を該
本管レールの流通路の中心と一致する位置に設けた場合
と、同分岐孔を本管レールの流通路の長径方向に偏心さ
せて設けた場合の、各パイプに内圧をかけたときの応力
集中部と最大応力値を調べた。その結果、断面真円の本
管レールに断面真円の分岐孔を該本管レール流通路の中
心と一致させて設けた場合には、当該分岐孔の開口部の
管軸方向両端部に最も大きな応力が発生したのに対し、
流通路の内周面の断面が楕円で外周面が真円の金属管か
らなる本管レールの流通路の短径軸線方向に断面真円の
分岐孔を該本管レール流通路の中心と一致させて設けた
場合と、同形状の金属管からなる本管レールの流通路の
短径軸線方向に断面真円の分岐孔を該本管レール流通路
の長径方向に偏心させて設けた場合には、いずれも分岐
孔付近の本管レール流通路内周面の開口端部に応力が発
生したが、その応力値は前記断面真円の本管レールに断
面真円の分岐孔を設けたコモンレールの応力値よりはる
かに低かった。
【0012】この結果より、断面楕円形の内周面からな
る流通路と断面真円の外周面を有する本管レールに、断
面真円の分岐孔を該本管レール流通路の中心と一致させ
て設けた場合と、同形状の本管レールに断面真円の分岐
孔を該本管レール流通路の長径方向に偏心させて設けた
場合には、分岐孔の部分に発生する応力を低減できるこ
とが判明したのである。これは、本管レールに断面楕円
形の内周面からなる流通路と断面真円の外周面を有する
金属管を使用した場合には、分岐孔付近の本管レール流
通路内周面の開口端部に発生する応力値や、分岐孔部に
発生する応力が少なくなることによるものと推察され
る。
【0013】また、本発明者は、断面楕円形の内周面か
らなる流通路と断面真円の外周面を有する本管レールの
前記流通路の短径軸線方向に該本管レールの管径方向に
長径の楕円孔からなる分岐孔を本管レールの流通路の中
心と一致する位置に設けた場合と、同形状の本管レール
の流通路の長径方向に偏心させて設けた場合のそれぞれ
の応力集中部と最大応力値を調べた。その結果、いずれ
の場合も分岐孔付近の本管レール流通路の内周面の長径
方向の両端部に応力が発生したが、その応力値は前記断
面真円の本管レールを用いたコモンレールの応力値より
はるかに低かった。したがって、この場合も前記と同様
応力の低減に有効であることが判明したのである。
【0014】なお、同じ楕円孔からなる分岐孔でも、孔
の向き(長径方向)を断面楕円形の内周面からなる流通
路を有する本管レールの該流通路の管軸方向に形成した
場合と、断面楕円形の内周面からなる流通路と断面真円
の外周面を有する本管レールを用いた場合でも、断面楕
円形の内周面からなる流通路の長径軸線方向に楕円孔か
らなる分岐孔を設けた場合には、従来のコモンレールよ
りはるかに大きな応力が発生し、全く採用できないこと
が判明した。
【0015】以上のごとく、本発明では断面楕円形の内
周面からなる流通路と断面真円の外周面を有する本管レ
ールを用い、または分岐孔付近のみを断面楕円形の内周
面からなる流通路と断面真円の外周面を有するよう形成
した金属管を用いること、また楕円形の流通路の短径軸
線方向に断面真円形または、本管レールの管径方向に長
径の楕円孔からなる分岐孔を本管レールの流通路の中心
と一致する位置に、あるいは本管レールの流通路の長径
方向に偏心させて設けることにより、分岐孔部における
応力の発生を効果的に抑制することができ、各枝管取付
部における内圧疲労強度を著しく向上できることとな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の請求項1に対応す
るコモンレールにおける枝管の接続構造例を示す一部縦
断面図、図2は図1の枝管の接続構造例における本管レ
ールの分岐孔部を示す平面図、図3は本発明の請求項2
に対応する図1相当図、図4は図3の枝管の接続構造例
における本管レールの分岐孔部を示す平面図、図5は本
発明の請求項3に対応する図1相当図、図6は図5の枝
管の接続構造例における本管レールの分岐孔部を示す平
面図、図7は本発明の請求項4に対応する図1相当図、
図8は図7の枝管の接続構造例における本管レールの分
岐孔部を示す平面図、図9は本発明の請求項5に対応す
る本管レールの分岐孔部を示す縦断側面図、図10は本
管レールまたは分岐孔部の流通路の他の楕円断面形状を
示す断面図、図11はコモンレールにおける枝管の接続
構造の他の例を示す一部縦断面図であり、1はコモンレ
ールとしての本管レール、2は枝管、3は継手部分、4
はナットである。なお、ここでは継手部分として本管レ
ールと別体の筒状のスリーブニップルを使用し、このス
リーブニップルを直接本管レールに溶接して構成する図
13に示す枝管の接続構造を例にとり説明するが、本出
願人の出願による特願平8−281790号に開示した
ようにこの継手部分を本管レールと一体のボスとして設
けてもよい。
【0017】すなわち、図1、図2は本管レール1とし
て断面楕円形の内周面からなる流通路1−1と断面真円
の外周面1′を有する金属管を使用し、該本管レールに
断面真円の分岐孔を該本管レールの流通路の長径方向中
心と一致する位置に設けた構造となしたコモンレールを
例示したもので、コモンレールとしての本管レール1
は、例えば外径26.4mmで、断面楕円形の内周面か
らなる流通路の長径寸法が12.4mm、短径寸法が
8.5mmの、材質STS 480の比較的厚肉の金属
管であって、その軸芯内部を流通路1−1となして軸方
向の周壁部に間隔を保持して、流通路1−1の短径軸線
方向に該流通路の長径方向中心と一致するよう該流通路
1−1に連通し外方に開口する周面を受圧座面1−3と
なす真円の分岐孔1−2を設けている。
【0018】枝管2は、分岐枝管あるいは分岐金具から
なるものであって、その内部に前記流通路1−1に通ず
る流路2−1を有してその端部に例えば先細円錐状の挫
屈成形により拡径した接続頭部2−2のなす押圧座面2
−3を設けてなるもので、その接続構造は、前記図13
(A)(B)に示すごとく、予め該枝管2側に組込んだ
ナット4と螺合する螺子面を内周面に設けた筒状のスリ
ーブニップル3aを継手部分となしてその基端部を前記
受圧座面1−3付近の本管レール1の外周面1′に該受
圧座面部を囲むように該受圧座面と同一中心上に溶接
し、枝管2側の接続頭部2−2のなす押圧座面2−3を
本管レール1側の受圧座面1−3に当接係合せしめ、前
記スリーブニップル3aに螺合するナット4を締着して
接続構成するものである。
【0019】また、図3、図4に示す本発明の請求項2
に対応するコモンレールは、前記と同じ真円の分岐孔1
−2を、断面楕円形の内周面からなる流通路と断面真円
の外周面1′を有する金属管で構成された本管レール1
の流通路1−1の長径方向中心と△l偏心して設けた構
造となしたもので、枝管2の接続構造は、前記分岐孔1
−2の周面部に外方に開口する受圧座面1−3を形成
し、この受圧座面1−3の外側の外周面1′に該受圧座
面を囲むように該受圧座面と同心の適当深さの嵌合溝1
−4を設け、この嵌合溝に予め該枝管2側に組込んだナ
ット4と螺合する螺子面を内周面に設けた筒状のスリー
ブニップル3bの基端部を凹凸嵌合させ、かつその嵌合
部分を溶接またはろう着して接続し、前記ナット4をス
リーブニップル3bに螺合せしめて枝管2側の接続頭部
2−2のなす押圧座面2−3を本管レール1側の受圧座
面1−3に当接係合せしめ、前記スリーブニップル3b
に螺合するナット4を締着して接続構成するものであ
る。
【0020】また、図5、図6に示す本発明の請求項3
に対応するコモンレールは、断面楕円形の内周面からな
る流通路と断面真円の外周面1′を有する金属管で構成
された本管レール1に該流通路1−1の管径方向に長径
の楕円孔からなる分岐孔1−2aを該本管レールの流通
路1−1の長径方向中心と一致する位置に設けた構造と
なしたもので、枝管2の接続構造は前記と同様、該分岐
孔1−2aの周面部に外方に開口する受圧座面1−3a
を形成し、予め該枝管2側に組込んだナット4と螺合す
る螺子面を内周面に設けた筒状のスリーブニップル3a
を継手部分となしてその基端部を前記受圧座面1−3a
付近の本管レール1の外周面1′に該受圧座面部を囲む
ように該受圧座面と同一中心上に溶接し、枝管2側の接
続頭部2−2のなす押圧座面2−3を本管レール1側の
受圧座面1−3aに当接係合せしめ、前記スリーブニッ
プル3aに螺合するナット4を締着して接続構成するも
のである。なお、受圧座面1−3aはほぼ円錐面を有す
る押圧座面2−3を接続する関係上ほぼ円錐面となって
いる。また、この楕円孔からなる分岐孔1−2aの大き
さは、燃料の最大噴射量、本管レール1の直径、肉厚等
に応じて適宜定める。
【0021】さらに、図7、図8に示す本発明の請求項
4に対応するコモンレールは、前記図5、図6に示す楕
円孔からなる分岐孔1−2aを、断面楕円形の内周面か
らなる流通路と断面真円の外周面1′を有する金属管で
構成された本管レール1の流通路1−1の長径方向中心
と△l偏心して設けた構造となしたもので、枝管2の接
続構造は前記図3、図4と同様、前記分岐孔1−2aの
周面部に外方に開口する受圧座面1−3を形成し、この
受圧座面1−3の外側に該受圧座面を囲むように前記外
周面1′に該受圧座面と同心の適当深さの嵌合溝1−4
を設け、この嵌合溝に予め該枝管2側に組込んだナット
4と螺合する螺子面を内周面に設けた筒状のスリーブニ
ップル3bの基端部を凹凸嵌合させ、かつその嵌合部分
を溶接またはろう着して接続し、前記ナット4をスリー
ブニップル3bに螺合せしめて枝管2側の接続頭部2−
2のなす押圧座面2−3を本管レール1側の受圧座面1
−3に当接係合せしめ、前記スリーブニップル3bに螺
合するナット4を締着して接続構成するものである。な
お、このコモンレールの場合も、受圧座面1−3aはほ
ぼ円錐面を有する押圧座面2−3を接続する関係上ほぼ
円錐面となっている。また、この楕円孔からなる分岐孔
1−2aの大きさも燃料の最大噴射量、本管レール1の
直径、肉厚等に応じて適宜定める。
【0022】また、図9に示す本発明の請求項5に対応
する本管レールは、全体が例えば真円形状のパイプの分
岐孔付近のみを、断面楕円形の内周面からなる流通路1
−1と断面真円の外周面1′を有するよう形成したもの
で、この場合は前記分岐孔部1−5に前記と同様の接続
構造にて枝管2を接続する。分岐孔付近を断面楕円形の
内周面からなる流通路1−1と断面真円の外周面1′を
有するように形成する手段としては、本出願人が提案し
た特開平5−285527号公報の技術を応用して、外
周面に楕円形部を設けた管を伸管加工する方法等によっ
て得るのが一般的である。
【0023】なお、上記した本管レールまたは分岐孔部
付近の流通路1−1の形状としては、図10に示すごと
く、小判形またはレーストラックのような断面形状を含
み、さらに枝管2の接続位置の関係上、図11に示すよ
うに分岐孔1−2bを、断面楕円形の内周面からなる流
通路と断面真円の外周面1′を有する金属管で構成され
た本管レール1の流通路1−1の長径方向中心と偏心
し、かつ該流通孔の短径軸線方向に対して角度をもって
接続することもでき、この際には継手部分としてのスリ
ーブニップル3cの本管レール1の外周面1′に接する
部分に径方向に延長する環状のフランジ3c−1を設け
てこのフランジを本管レール1の外周面にろう着または
溶接することになる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明のコモンレ
ールは本管レールを、断面楕円形の内周面からなる流通
路と断面真円の外周面1′を有する金属管で構成し、ま
たは分岐孔付近のみを断面楕円形の内周面からなる流通
路と断面真円の外周面を有するよう形成した金属管を用
い、また本管レールの分岐孔部に断面真円形または、本
管レールの管径方向に長径の楕円孔からなる分岐孔を本
管レールの流通路の中心と一致する位置に、または本管
レールの流通路の長径方向に偏心させて設けることによ
り、分岐孔部における応力の発生を効果的に抑制するこ
とができ、各枝管付根部における分岐孔部の内圧疲労強
度を著しく向上できるので耐久性に優れ、亀裂の発生に
よる燃料洩れをなくして確実にして安定した機能を発揮
することができ、コモンレールとして極めて有用性に富
むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応するコモンレールにお
ける枝管の接続構造例を示す一部縦断面図である。
【図2】図1の枝管の接続構造例における本管レールの
分岐孔部を示す平面図である。
【図3】本発明の請求項2に対応する図1相当図であ
る。
【図4】図3の枝管の接続構造例における本管レールの
分岐孔部を示す平面図である。
【図5】本発明の請求項3に対応する図1相当図であ
る。
【図6】図5の枝管の接続構造例における本管レールの
分岐孔部を示す平面図である。
【図7】本発明の請求項4に対応する図1相当図であ
る。
【図8】図7の枝管の接続構造例における本管レールの
分岐孔部を示す平面図である。
【図9】本発明の請求項5に対応する本管レールの分岐
孔部を示す縦断側面図である。
【図10】本管レールまたは分岐孔部の他の流通路の楕
円断面形状を示す断面図である。
【図11】本発明のコモンレールにおける枝管の接続構
造の他の例を示す一部縦断面図である。
【図12】リング状の継手金具を使用した従来のコモン
レールを例示したもので、(A)は枝管接続部を一部破
断して示す正面図、(B)は(A)のイーイ線上の縦断
面図である。
【図13】筒状のスリーブニップルを溶接にて本管レー
ルに取着した構成の従来のコモンレールを例示したもの
で、(A)は枝管接続部を一部破断して示す正面図、
(B)は(A)のローロ線上の縦断面図である。
【図14】一端に球面状の押圧座面を有する球体の押圧
頭部を設けた分岐金具を使用して構成した従来のコモン
レールの枝管接続部を一部破断して示す正面図である。
【符号の説明】
1 本管レール 1′ 外周面 1−1 流通路 1−2 分岐孔 1−3 受圧座面 1−4 嵌合溝 1−5 断面楕円形状の分岐孔部 2 枝管 2−1 流路 2−2 接続頭部 2−3 押圧座面 3 継手部分 3a、3b スリーブニップル 4 ナット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯内部に流通路を有する本管レールの
    軸方向の周壁部に間隔を保持して複数の分岐孔を設け、
    かつ該分岐孔の周面部にそれぞれ前記流通路に通ずる流
    路を有する枝管を連設する外方への開口する受圧座面を
    形成して該枝管の端部に設けた接続頭部のなす押圧座面
    部を当接係合せしめ、本管レールと一体もしくは別体の
    継手部分と予め枝管側に組込んだナットの螺合による前
    記接続頭部での押圧に伴って締着して接続してなるコモ
    ンレールにおいて、前記本管レールに断面楕円形の内周
    面からなる流通路と断面真円の外周面を有する金属管を
    使用し、該本管レールの流通路の短径軸線方向に断面真
    円の分岐孔を該本管レールの流通路の長径方向中心と一
    致する位置に設けた構造となしたことを特徴とするコモ
    ンレール。
  2. 【請求項2】 軸芯内部に流通路を有する本管レールの
    軸方向の周壁部に間隔を保持して複数の分岐孔を設け、
    かつ該分岐孔の周面部にそれぞれ前記流通路に通ずる流
    路を有する枝管を連設する外方への開口する受圧座面を
    形成して該枝管の端部に設けた接続頭部のなす押圧座面
    部を当接係合せしめ、本管レールと一体もしくは別体の
    継手部分と予め枝管側に組込んだナットの螺合による前
    記接続頭部での押圧に伴って締着して接続してなるコモ
    ンレールにおいて、前記本管レールに断面楕円形の内周
    面からなる流通路と断面真円の外周面を有する金属管を
    使用し、該本管レールの流通路の短径軸線方向に断面真
    円の分岐孔を該本管レールの流通路の長径方向に偏心さ
    せて設けた構造となしたことを特徴とするコモンレー
    ル。
  3. 【請求項3】 軸芯内部に流通路を有する本管レールの
    軸方向の周壁部に間隔を保持して複数の分岐孔を設け、
    かつ該分岐孔の周面部にそれぞれ前記流通路に通ずる流
    路を有する枝管を連設する外方への開口する受圧座面を
    形成して該枝管の端部に設けた接続頭部のなす押圧座面
    部を当接係合せしめ、本管レールと一体もしくは別体の
    継手部分と予め枝管側に組込んだナットの螺合による前
    記接続頭部での押圧に伴って締着して接続してなるコモ
    ンレールにおいて、前記本管レールに断面楕円形の内周
    面からなる流通路と断面真円の外周面を有する金属管を
    使用し、該本管レールの流通路の短径軸線方向に該レー
    ルの管径方向に長径の楕円孔からなる分岐孔を該本管レ
    ールの流通路の長径方向中心と一致する位置に設けた構
    造となしたことを特徴とするコモンレール。
  4. 【請求項4】 軸芯内部に流通路を有する本管レールの
    軸方向の周壁部に間隔を保持して複数の分岐孔を設け、
    かつ該分岐孔の周面部にそれぞれ前記流通路に通ずる流
    路を有する枝管を連設する外方への開口する受圧座面を
    形成して該枝管の端部に設けた接続頭部のなす押圧座面
    部を当接係合せしめ、本管レールと一体もしくは別体の
    継手部分と予め枝管側に組込んだナットの螺合による前
    記接続頭部での押圧に伴って締着して接続してなるコモ
    ンレールにおいて、前記本管レールに断面楕円形の内周
    面からなる流通路と断面真円の外周面を有する金属管を
    使用し、該本管レールの流通路の短径軸線方向に該レー
    ルの管径方向に長径の楕円孔からなる分岐孔を該本管レ
    ールの流通路の長径方向に偏心させて設けた構造となし
    たことを特徴とするコモンレール。
  5. 【請求項5】 前記本管レールの分岐孔付近のみに断面
    楕円形の内周面からなる流通路と断面真円の外周面を有
    するような金属管を用いることを特徴とする請求項1〜
    4のうちいずれか1項記載のコモンレール。
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