JP2002256007A - α−オレフィン低重合体の製造方法 - Google Patents

α−オレフィン低重合体の製造方法

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JP2002256007A
JP2002256007A JP2001388698A JP2001388698A JP2002256007A JP 2002256007 A JP2002256007 A JP 2002256007A JP 2001388698 A JP2001388698 A JP 2001388698A JP 2001388698 A JP2001388698 A JP 2001388698A JP 2002256007 A JP2002256007 A JP 2002256007A
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polymerization reaction
organic solvent
olefin
catalyst
reaction
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JP2001388698A
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Ryoichi Kobayashi
亮一 小林
Shigeki Kura
茂樹 蔵
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チーグラー系触媒を使用し、かつ反応溶媒を
リサイクル使用するα−オレフィン低重合体の製造にお
いて、該触媒の触媒活性を高く維持することができる方
法を提供すること。 【構成】 チーグラー系触媒の存在下、有機溶媒中でα
−オレフィンの重合反応を行い、得られた重合反応生成
物を蒸留することにより分離された有機溶媒を該重合反
応に循環し使用するα−オレフィン低重合体の製造方法
であって、上記重合反応系における水分濃度が8重量p
pm以下であることを特徴とするα−オレフィン低重合
体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はα−オレフィン低重合体
の製造方法に関し、詳しくは、高分子重合体、可塑剤、
界面活性剤などの原料として有用なα−オレフィン低重
合体をチーグラー系触媒を用いて製造する際、該触媒系
が高い触媒活性を維持しうる上記製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】α−オレフィン低重合体は、オレフィン
系重合体のモノマー原料として、また各種高分子重合体
のコモノマーとして、さらには可塑剤や界面活性剤など
の原料として広く用いられている有用な物質である。こ
のα−オレフィン低重合体は、通常、エチレンを原料と
してチーグラー系触媒を用いて重合し製造されている。
この製造プロセスは、一般に、重合反応系、未反応エチ
レン回収系、触媒の失活および脱灰系、溶媒およびα−
オレフィン低重合体の分留系からなっている。上記製造
プロセスにおいて、重合反応に用いる触媒としては、従
来、クロム系触媒が知られている(例えば、特開平8−
239330号公報等)。しかしながら、このようなク
ロム系触媒を使用する方法は、α−オレフィン低重合体
として1−ヘキセンを選択的に製造することはできる
が、それ以外の有用な炭素数4〜18の低重合α−オレ
フィンを有効に得ることはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような点から、近
年、重合反応用触媒として、チーグラー系触媒を用いる
方法が採用されてきたが、このような触媒を用いたプロ
セスでは、反応系中に水分が多量に混入した場合、一部
触媒の失活が起こり、この結果、エチレンオリゴメリゼ
ーション時に有機塩素が生成するなど製品品質低下を引
き起こすという問題があった。このように、チーグラー
系触媒を使用したα−オレフィン低重合体の製造方法に
おいては、反応系に存在する水分、特に反応溶媒から反
応系に導入される水分によって、触媒活性が低下する恐
れがあった。とりわけ、重合生成物の未反応エチレン回
収系、触媒の失活および脱灰の後、蒸留により分離され
た有機溶媒を反応系にリサイクルし反応溶媒として再使
用する場合、その操作中に多量の水分が混入する恐れが
あった。従って、反応系に混入する水分量、特にリサイ
クル使用される反応溶媒中の水分量を低減し、可能な限
り高い触媒活性を維持することが望まれていた。すなわ
ち、本発明は、チーグラー系触媒を使用し、かつ反応溶
媒をリサイクル使用するα−オレフィン低重合体の製造
において、該触媒の触媒活性を高く維持し得る方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、反応系に存在する水
分、特に反応溶媒、とりわけリサイクル使用される有機
溶媒から反応系に導入される水分を低減することによっ
て、本発明の上記目的を達成できることを見出した。本
発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。す
なわち、本発明は、チーグラー系触媒の存在下、有機溶
媒中でα−オレフィンの重合反応を行い、得られた重合
反応生成物を蒸留することにより分離された有機溶媒を
該重合反応に循環し使用するα−オレフィン低重合体の
製造方法であって、上記重合反応系における水分濃度が
8重量ppm以下であること、特に、上記重合反応系に
循環する有機溶媒中の水分濃度が8重量ppm以下であ
ることを特徴とするα−オレフィン低重合体の製造方法
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明においては、α−オレフィン低重合体はチー
グラー系触媒の存在下、α−オレフィンを重合させるこ
とによって得られる。このチーグラー系触媒は、(A)
遷移金属成分、(B)有機金属成分および所望に応じて
用いられる(C)第三成分の組み合わせから成ってお
り、(A)遷移金属成分としては、一般式 ZXaA4-a (I) (式中のZはジルコニウムまたはチタン原子、X及びA
は塩素、臭素またはヨウ素原子であり、それらは同一で
あってもよいし、たがいに異なっていてもよく、aは0
〜4の整数である。)で表される化合物が用いられる。
このような化合物の具体例としてはZrCl4 、ZrBr4 、Zr
I4、ZrBrCl3 、ZrBr2Cl2、TiCl4 、TiBr4 、TiI4、TiBr
Cl3 、TiBr2Cl2などを挙げることができ、これらは単独
で使用しても、2種以上組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、ジルコニウム化合物を用いたジルコニ
ウム系触媒を用いることが好ましく、ジルコニウム化合
物としてはZrCI4 が好ましい。
【0006】(B)有機金属成分としては、一般式 AlRbQ3-b …(II) (式中のRは炭素数1〜20のアルキル基、Qは塩素、
臭素またはヨウ素原子、bは0〜3の整数である)で表
される化合物、及び/又は一般式 AlR′1.5Q′1.5 …(III ) (式中のR′は炭素数1〜20のアルキル基、Q′は塩
素、臭素またはヨウ素原子である)で表される化合物を
挙げることができる。
【0007】前記一般式(II)で表される化合物として
は、例えば、 Al(CH3)3 、Al(C2H5) 3 、Al(C3H7)3 、Al
(iso-C3H7)3 、Al(C4H9)3 、Al(iso-C4H9)3 、Al(C
5H11)3、Al(C6H13)3、Al(C8H17)5、Al(C2H5)3Cl 、Al(C
2H5)2Br 、Al(C2H5)2I、Al(C2H5)Cl2 、Al(C2H5)Br2
Al(C2H5)I2などが挙げられ、前記一般式(III)で表され
る化合物としては、例えば、Al2(CH3)3Cl3、Al2(CH3)3B
r3、Al2(C2H5)3Cl3 、Al2(C2H5)3Br3 、Al2(C2H5)3I3
Al2(C2H5)2BrCl2 、Al2(C3H7)3Cl3 、Al2(iso-C3H7)3Cl
3 、Al2(C4H9)3Cl3 、Al2(iso-C4H9)3Cl3 、Al2(C5H11)
3Cl3、Al2(C8H17)3Cl3、Al2(C2H5)2(CH3)Cl3などが挙げ
られる。
【0008】さらに、所望に応じて用いられる(C)第
三成分としては、イオウ化合物、リン化合物および窒素
化合物の中から選ばれた少なくとも1種の化合物が使用
できる。この第三成分は、製品であるα−オレフィン低
重合体の純度向上に寄与するものである。イオウ化合物
としては、有機イオウ化合物であればよく、特に制限は
ないが、例えば、硫化ジメチル、硫化ジエチル、硫化ジ
プロピル、硫化ジヘキシル、硫化ジシクロヘキシル、ジ
フェニルチオエーテルなどのチオエーテル類:二硫化ジ
メチル、二硫化ジエチル、二硫化ジプロピル、二硫化ジ
ブチル、二硫化ジヘキシル、二硫化ジシクロヘキシル、
二硫化エチルメチルなどの二硫化ジアルキル化合物;チ
オフェン、2−メチルチオフェン、3−メチルチオフェ
ン、2,3 −ジメチルチオフェン、2−エチルチオフェ
ン、ベンソチオフェンなどのチオフェン類やテトラヒド
ロチオフェン、チオピランなどのヘテロ環イオウ化合
物;ジフェニルイオウ、二硫化ジフェニル、二硫化メチ
ルフェニル、メチルフェニルイオウなどの芳香族イオウ
化合物:チオ尿素;メチルスルフィド、エチルスルフィ
ド、ブチルスルフィトなどのスルフィド類などが好まし
く用いられる。
【0009】リン化合物としては、有機リン化合物であ
ればよく特に制限はないが、例えば、トリフェニルホス
フィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホスフィ
ン、トリプロピルホスフィン、トリオクチルオスフィ
ン、トリシクロヘキシルホスフィンなどのホスフィン類
が好ましく用いられる。また、窒素化合物としては、有
機窒素化合物であればよく、特に制限はないが、例え
ば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブ
チルアミン、ペンチルアイン、ヘキシルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、アニ
リン、ベンジルアミン、ナフチルアミン、ジメチルアミ
ン、ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジフェニルアミ
ン、メチルフェニルアミン、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリブチルアミン、トリフェニルアミン、
ピリジン、ピコリンなどの有機アミン類が好ましく用い
られる。
【0010】本発明においては、前記種々のイオウ化合
物、リン化合物、窒素化合物中でも、例えば、二硫化ジ
メチル、チオフェン、チオ尿素、トリフェニルホスフィ
ン、トリブチルホスフィン、トリオクチルホスフィン、
アニリンなどから選ばれた1種または2種以上の化合物
を特に好適に使用することができる。このα−オレフィ
ンの重合反応は、通常、有機溶媒中において行われる。
この有機溶媒としては、例えば、シクロヘキサンやデカ
リンなどのナフテン系パラフィン類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、エチルベンゼン、ジク
ロロベンゼン、クロロトルエンなどの芳香族炭化水素類
やそのハロゲン置換体、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ノナン、デカンなどの脂肪族パラフィン
類、ジクロロエタン、ジクロロブタンなどのハロアルカ
ン類などが挙げられる。
【0011】本発明における、前記(A)成分、(B)
成分、(C)成分および前記有機溶媒の配合割合は、有
機溶媒250ミリリットル当たり、通常(A)成分を0.
01〜5ミリモル、好ましくは、0.03〜1ミリモル、
(B)成分を通常、0.05〜15ミリモル、好ましくは
0.06〜3ミリモル、(C)成分を通常、0.05〜20
ミリモル、(C)成分として前記イオウ化合物を用いる
場合には、好ましくは0.1〜10ミリモル、(C)成分
とて窒素化合物またはリン化合物を用いる場合には、好
ましくは0.05〜5ミリモルである。また、前記(A)
成分と(B)成分との配合比に関しては、Al/Zr
(モル比)を1〜15の範囲に設定することによって、
さらに好ましい結果を得ることができる。
【0012】本発明におけるα−オレフィンの重合反応
は、通常100〜150℃の温度において、30〜90
kg/cm2・G(2.94〜8.82MPa)の加圧下で行われる。
また反応時間は、温度や圧力によって左右され一律に決
めることができないが、通常10分ないし60分程度で
十分である。本発明の製造方法において、原料として用
いられるα−オレフィンは、炭素数2〜4のα−オレフ
ィン、好ましくはエチレンであり、また、得られるα−
オレフィン低重合体は、炭素数4以上、特に4〜18の
各種α−オレフィン低重合体であり、このα−オレフィ
ン低重合体はそれらの混合物として生成する。
【0013】本発明においては、α−オレフィンを重合
して得られた反応生成液について、続いて未反応α−オ
レフィンの回収、触媒の失活および脱灰処理を行う。こ
こにおいては、重合反応終了後の反応生成液の温度を9
0℃以上に保持することが必要である。該温度は90℃
以上であれば特に制限はないが、通常は90〜150
℃、好ましくは100〜130℃である。該温度を高温
にしすぎると製品純度の低下を招くことがあるので好ま
しくない。重合反応によって副生するポリマーの量は反
応条件によって一律ではないが、通常は300〜500
ppmであり、反応生成液を90℃以上に保持すること
によって溶解し、重合反応に使用する有機溶媒の種類に
関わらず安定した運転を続行することができる。
【0014】本発明においては、次いで、処理系を4kg
/cm2・G(0.39MPa)程度の圧力として失活剤を導入し
て、触媒の失活処理を行う。この際、用いる失活剤とし
ては、塩基性窒素化合物、水、アルコール、カルボン
酸、フェノール類が挙げられ、このうち、塩基性窒素化
合物としては、例えば、アンモニアまたはメチルアミ
ン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペ
ンチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、デシルアミン、アニリン、ベンジ
ルアミン、ナフチルアミン、ジメチルアミン、ジエチル
アミン、ジブチルアミン、ジフェニルアミン、メチルア
フェニルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、トリフェニルアミン、ピリジ
ン、ピコリンなどのアミン類を挙げることができる。
【0015】本発明においては、上記失活処理の後、脱
灰処理を行い、更に有機溶媒および未反応α−オレフィ
ンを蒸留によって分離回収する。回収された未反応α−
オレフィンおよび有機溶媒は重合反応系にリサイクルさ
れる。本発明における目的生成物であるα−オレフィン
低重合体は、多段形式の蒸留処理によって所望の各種α
−オレフィン低重合体混合生成物として得ることができ
る。この混合生成物は反応条件を適宜選択することによ
って、所望の炭素数のα−オレフィン低重合体をより多
量に取得することもできる。
【0016】本発明においては、上記蒸留工程により、
分離回収された有機溶媒を重合反応系にリサイクルし、
反応溶媒として使用するが、その際、その溶媒中の水分
濃度を8重量ppm以下とすることが必要である。上記
水分濃度が8重量ppmを超える場合は、使用する触媒
の活性が低下し、高活性を維持出来ない。このため、本
発明においては、リサイクルする有機溶媒中の水分濃度
を5重量ppm以下とすることが好ましい。リサイクル
有機溶媒中の水分濃度を低減する方法としては、蒸留や
吸着などの一般的な手法を用いることができる。本発明
において、分離回収された有機溶媒中の水分濃度を8重
量ppm以下とすべく、下記のような方法で蒸留するこ
とが好ましい。
【0017】本発明に用いられる蒸留装置としては、2
以上の複数の蒸留塔からなるものが好ましい。例えば、
2基の蒸留塔を直列に用いる場合、第1の蒸留塔におい
ては、塔頂からC6以下のα−オレフィン低重合体と有
機溶媒を主成分とする液を抜き出し、塔底からは有機溶
媒の大部分とC8以上のα−オレフィン低重合体を主成
分とする液を抜き出すように蒸留を行い、この塔底液を
第2の蒸留塔に導入する。第2蒸留塔においては、塔頂
からは有機溶媒を主成分とする液が抜き出され、塔底か
らは有機溶媒とC8以上のα−オレフィン低重合体を主
成分とする液が得られるように蒸留を行う。本発明にお
いては、この塔頂から抜き出される有機溶媒を主成分と
する液を重合反応系にリサイクルし、反応溶媒として用
いる。
【0018】次に、本発明の好適な態様を添付図面に従
って説明する。第1図は、本発明を実施するための工程
図の1例であって、反応器1において得られた、ジルコ
ニウム系触媒、溶媒、未反応α−オレフィンおよびα−
オレフィン低重合体を含有する反応生成液は、制御弁2
を介して1段目フラッシュ槽3へ、さらに制御弁5を介
して2段目フラッシュ槽6へ供給される。なお、1段目
フラッシュ後の生成液は所定温度以上に保つために2段
目フラッシュ槽に供給される前に熱交換器4で加熱され
る。これらのフラッシュ槽において、反応生成液中に溶
存している未反応α−オレフィンが回収される。次に、
この反応生成液は、失活機8に送られ、失活剤13によ
り触媒が失活される。また回収α−オレフィン中に僅か
に同伴する軽質α−オレフィン低重合体はポット10で
回収され失活機8に送られる。次に、脱灰機9に送ら
れ、洗浄水14により洗浄後、分離槽15に送られる。
この分離槽15において油槽と水槽とに分離され、水槽
は排水16として系外に廃棄されると共に、油槽は熱交
換器17およびポンプ18を備えた溶解槽19に送ら
れ、加熱されて、その中のポリマーが再び完全に溶解さ
れたのち蒸留系に送られ、溶媒およびα−オレフィン低
重合体が分留される。
【0019】蒸留系について、更に第3図に、原料α−
オレフィンとしてエチレンを使用した場合の概略工程図
を示すが、第3図によれば、蒸留系に送られたポリマー
溶解液は、第1蒸留塔30に導入され、塔頂からはC8
以下のα−オレフィン低重合体と有機溶媒を主成分とす
る液が抜き出され、塔底からはC10以上のα−オレフ
ィン低重合体を主成分とする液が得られる。塔頂液は、
第2蒸留塔31に導入され、塔頂よりオフガスと水を抜
き出し、塔底より得られたC4以上のα−オレフィン低
重合体と有機溶媒は、第3蒸留塔33、第4蒸留塔34
へ順次導入され、塔頂よりC6、有機溶媒を得て、34
塔底液としてC8が得られる。また、本発明において
は、再度反応溶媒として重合反応系にリサイクルする。
蒸留塔30より得られた塔底液は、上記と同様に蒸留塔
35、36、37、38、39を順次導入し、塔頂より
C10、C12、C14、C16、18のα−オレフィ
ン低重合体を得て、最終蒸留塔39の塔底からは、C2
0以上のα−オレフィン低重合体を主成分とする液が得
られる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明を実施例により更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら制限さ
れるものではない。 実施例1 〔触媒の調製〕500ミリリットルの攪拌機付フラスコ
に、アルゴン雰囲気下で25ミリモルの無水四塩化ジル
コニウム(ZnCl4 )と乾燥したシクロヘキサン25
0ミリリットルを導入し、10分間室温で攪拌した。こ
れにトリエチルアルミニウム[(C2H5)3Al ]を添加し、
次いでエチルアルミニウムセスキクロライド[(C2H5)3A
l2Cl3 ]を添加した。トリエチルアルミニウムとエチル
アルミニウムセスキクロライドの量は、(C2H5)3Al2Cl3/
(C2H5)3Al =3.5(モル比)、[(C2H5)3Al2Cl3+(C
2H5)3Al ]/ZrCl4 =7(モル比)になるようにした。
全て加え終わったらアルゴン雰囲気下で70℃、2時間
加熱、攪拌し、錯体を形成させ触媒液を調製した。
【0021】〔重合反応〕反応は完全混合槽タイプ(内
容積1リットル)反応器を用いて連続的に行った。触媒
液は前記触媒液とアルゴン雰囲気下で乾燥したシクロヘ
キサンを混合し、四塩化ジルコニウムの濃度を0.08ミ
リモル/l−シクロヘキサンに調整し、さらにチオフェン
を四塩化ジルコニウムに対して3倍モルになるように添
加したものを反応器に一定量(700cc/ 時間)供給し
た。反応器のレベルは500ccとして滞留時間は溶媒基
準で約43分とした。反応は120℃、65kg/cm2・G
(6.4MPa)で行い、500rpmの攪拌回転数とした。
また、高純度のエチレンガスを反応圧力を65kg/cm2
Gに維持するように連続的に供給した。条件と結果を第
1表に示す。
【0022】
【表1】
【0023】〔触媒の失活処理〕上記重合反応において
得られた反応生成液をシクロヘキサン546g/時間
(700cc/時間) 、エチレン低重合体(α−オレフィ
ン低重合体)225g/時間、合計量771g/時間
で、連続的に失活槽に供給し、触媒の失活処理を行っ
た。失活剤は10重量%濃度のアンモニア水を用い28
g/時間で供給した。失活槽は圧力4kg/cm2・G(0.3
9MPa)、温度100℃とし、700rpm で攪拌し
た。この操作は第2図に示す装置を用いて行った。失活
処理後の生成液は、ろ紙でワックス分をろ別した。ろ液
は2倍量のイオン交換水で2回洗浄し、次いで無水炭酸
カリウムで乾燥した。このようにして得られた無色透明
の反応生成液をガスクロマトグラフィーで分析し、製品
エチレン低重合体の分布と純度を求めた。製品分布は操
作上の損失からC10以上のガスクロマトグラフィーの
分析結果からSchultz・ Flory分布より計算
により求めた。
【0024】〔蒸留操作〕以上のようにして得た触媒失
活済の重合反応液を以下のような方法で蒸留分離し、シ
クロヘキサンを回収した。重合反応液を360g/時間
の流量で内径40mmφのオルダーショウ蒸留装置(第
1蒸留塔)に導入した。第1蒸留塔の理論段数はおよそ
濃縮部15段、回収部15段である。塔頂圧力は常圧と
し、塔頂温度66.1℃、塔底温度90.7℃、還流比5で
運転した。塔頂からはC6以下のエチレン低重合体とシ
クロヘキサンを主成分とする液が47g/時間の流量で
抜き出され、塔底からはシクロヘキサンの大部分とC8
以上のエチレン低重合体を主成分とする液が313g/
時間の流量で得られた。
【0025】第1蒸留塔からの塔底液をもう一つの内径
40mmφのオルダーショウ蒸留装置(第2蒸留塔)に
導入した。第2蒸留塔の理論段数もおよそ濃縮部15
段、回収部15段である。塔頂圧力は常圧とし、塔頂温
度80.0℃、塔低温度170.9℃、還流比5で運転し
た。塔頂からはシクロヘキサンを主成分とする液が17
0g/時間の流量で抜き出され、塔底からはシクロヘキ
サンとC8以上のエチレン低重合体を主成分とする液が
143g/時間の流量で得られた。第2蒸留塔塔頂から
得られた液中における水分濃度は8重量ppmであっ
た。また、この蒸留操作は第4図に示す装置を用いて行
った。次に、上記の方法で第2蒸留塔塔頂から得たシク
ロヘキサンを主成分とする液を、モレキュラーシーブで
処理して水分濃度を1重量ppm以下とし、以下の触媒
調製及び重合反応に使用した。
【0026】〔触媒の調製〕1リットルの攪拌機付フラ
スコに、アルゴン雰囲気下で無水四塩化ジルコニウム
(ZrCl4 )100ミリリットルと上記のシクロヘキ
サンを主成分とする液(水分濃度1重量ppm以下)5
00ミリリットルとを導入し、10分間かけて攪拌し
た。これにトリエチルアルミニウム(TEA)158.3
ミリモルを添加し、約10分かけて攪拌した後、エチル
アルミニウムセスキクロライド(EASC)541.7ミ
リモルを添加し、70℃でさらに2時間かけて攪拌しな
がら錯体を形成した。次に、500ミリリットル三つ口
フラスコに、上記のシクロヘキサンを主成分とする液
(水分濃度1重量ppm以下)250ミリリットルと前
記錯体溶液をZrCl4 が0.12ミリモル、EASCが
0.65ミリモル、TEAが0.19ミリモルになるように
導入し、チオフェン0.36ミリモルを加えて室温で10
分間かけて攪拌して触媒液を調製した。
【0027】〔α−オレフィンの製造例(エチレンのオ
リゴマー化)〕1リットルの攪拌機付きオートクレーブ
に、乾燥したアルゴン雰囲気下で、前記触媒調製例で調
製した触媒液をアルゴン圧送することにより導入した。
このとき、オートクレーブの温度は、50〜60℃に保
持した。触媒液の張込みが終了した後、攪拌を開始し、
オートクレーブ内に高純度のエチレンガスをその圧力が
65kg/cm2 Gになるまで急速に吹き込み、しかる
後120℃に昇温した。エチレンは、前記圧力を維持す
るのに必要な量を導入し続けた。この反応条件で30分
反応を続けた。反応後、オートクレーブ内を冷却、脱圧
し、失活剤である水10ミリリットルを加え、触媒を失
活させた。その結果、触媒活性は第2表のようになっ
た。
【0028】実施例2 実施例1において、第2蒸留塔塔頂から得られたシクロ
ヘキサンを主成分とする液をモレキュラーシーブで処理
せずに、そのまま触媒調製時及び反応溶媒として使用し
た以外は同様にして重合反応を行った。条件と結果を第
2表に示す。比較例1実施例1において、第2蒸留塔塔
頂から得られたシクロヘキサンを主成分とする液に水分
を添加し、液中における水分濃度を15重量ppmに調
整して触媒調製時及び反応溶媒として使用した以外は同
様にして重合反応を行った。条件と結果を第2表に示
す。
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、チーグラー系触媒を使
用し、かつ反応溶媒をリサイクル使用するα−オレフィ
ン低重合体の製造において、重合反応系における、特に
重合反応系に循環する有機溶媒中の水分濃度を特定量以
下に低減することにより該触媒の触媒活性を高く維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための工程の一例を示す概略
工程図。
【図2】本発明の実施例における触媒の失活処理を行う
工程を示す概略工程図。
【図3】本発明の方法において蒸留を行う工程の一例を
示す概略工程図。
【図4】本発明の実施例における蒸留を行う工程を示す
概略工程図。
【符号の説明】
1: 反応器 3,6: フラッシュ槽 4,17:熱交換器 7,11,18,27,28,40,45,50: ポ
ンプ 8: 失活機 9: 脱灰機 10,24: ポット 19: 溶解槽 25: 失活槽 26: アンモニア水槽 30、31、32、33、34、35、36、37、3
8、39: 蒸留塔 41: 第1蒸留塔 42,47,: コンデンサ 43: レシーバー 44,49: オイルバス 46: 第2蒸留塔 51: 受液槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 10/00 C08F 10/00 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チーグラー系触媒の存在下、有機溶媒中
    でα−オレフィンの重合反応を行い、得られた重合反応
    生成物を蒸留することにより分離された有機溶媒を該重
    合反応に循環し使用するα−オレフィン低重合体の製造
    方法であって、上記重合反応系における水分濃度が8重
    量ppm以下であることを特徴とするα−オレフィン低
    重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 チーグラー系触媒の存在下、有機溶媒中
    でα−オレフィンの重合反応を行い、得られた重合反応
    生成物を蒸留することにより分離された有機溶媒を該重
    合反応系に循環し使用するα−オレフィン低重合体の製
    造方法であって、上記重合反応系に循環する有機溶媒中
    の水分濃度が8重量ppm以下であることを特徴とする
    α−オレフィン低重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記有機溶媒中の水分濃度が5重量pp
    m以下である請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 有機溶媒が、ナフテン系パラフィン類、
    脂肪族パラフィン類、芳香族炭化水素類及びハロアルカ
    ン類から選択されるものである請求項1〜3のいずれか
    に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 チーグラー系触媒がジルコニウム系触媒
    である請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
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