JP2002255474A - 建家内クレーンによる物品搬送方法およびその装置 - Google Patents

建家内クレーンによる物品搬送方法およびその装置

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勝 坂本
Shinji Ito
眞治 伊東
Hiroshi Inoue
湖 井上
Masaharu Kizaki
正治 木崎
Takanori Ueno
貴典 上野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は建家内の天井クレーンが吊り上げら
れない領域の物品を搬送するとき、建家内クレーンを用
いて搬送する方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 建家内の天井クレーンに吊り下げられた
物品搬送用ビーム下部で移動可能な吊り上げ装置によっ
て物品を搬送する方法であって、物品搬送用ビームの上
部に取り付けられた二つの支持治具の内、第一治具を天
井クレーンによって保持し、第二治具を物品搬送用ビー
ムの吊り上げ装置の移動終端位置が建家外に位置するよ
うに建家内の建造物で鉛直方向に固定保持させ、搬送物
品の建家内・外、または建家壁近傍での搬送を行うに当
たって、物品搬送用ビームのバランスを考慮した特定式
を満足する条件下で物品を搬送することを特徴とする建
家内クレーンによる物品搬送方法およびその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建家内の天井クレー
ンが吊り上げられない領域や建家外から建家内、あるい
は建家内から建家外の領域に物品を搬送するとき、建家
内クレーンを用いて搬送する方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クレーンが吊り上げられない領域に物品
を搬送する方法として例えば例1として特開平7−61
774がある。この方法では図7に示すように、ビーム
21の中心部に、ホイスト22を介して搬入品25を吊
り下げ、ビーム21をクレーンで吊って建家の所定の搬
入場所へ移動させ、ビーム21の先端を搬入口へ差し込
む。このとき、あらかじめ搬入口付近に支持金具23を
取り付けておき、その金具23にビーム21の先端を保
持させビーム21を水平にする。そして、ホイスト22
を建家内へ水平移動させて、搬入品25をスラブ27の
上に降ろす。搬入品25を降ろした後は、ホイスト22
を中央位置に戻し、ビーム21の端部を支持金具23か
ら外して、ビーム21を搬入口から引き抜き、もとの吊
り位置に戻す方法がある。
【0003】また例2として、図8に示すように、バラ
ンスビームaの両端へ、それぞれホイストb1、b2を
介して搬入品cと錘dを吊り下げて、クレーンで吊った
ときに安定するようにバランスをとる。そして、バラン
スビームaをクレーンで吊り、建物の所定の搬入場所へ
移動させ、搬入品を吊っている方のバランスビーム端部
を搬入口へ差し込み、吊荷のホイストb1を建家内に移
動するとともに錘ホイストb2を逆側へ移動する。ま
た、搬入品を建家内スラブなどの上に降ろした際には、
全体のバランスを考えて錘のホイストb2をバランスビ
ームaの重心方法へ移動させる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記例
1、2とも搬送の際に、作業が複雑になってしまうため
に、簡易な方法とは言えない。すなわち、前記例1では
ビームの先端部の支持金具23によってホイストの動き
が妨げられているため、ビーム先端の支持金具23の設
定位置までしか物品が搬送できず、搬送品の搬入位置に
は限界があった。また、前記例2では原理的にはビーム
の長さの設定の如何によっては物品の搬送距離を長くと
る(ビーム先端部を建家外へ長く突出させる)ことは可
能であるが、ビームを延長するに従い不安定になりやす
く、このようなビームを使用して作業を行うには多くの
困難を伴う。
【0005】そこで、本願発明では建家内の天井クレー
ンを用いて従来法では容易でなかった建家内・外への物
品の搬送に当たって、操作方法が簡単でバランスを崩す
ことなくスムーズに搬送できる搬送方法およびその装置
を提案する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来方
法における問題点を解決するためになされたものであっ
て、その要旨するところは、下記手段にある。 (1)建家内の天井クレーンに吊り下げられた物品搬送
用ビーム下部で移動可能な吊り上げ装置によって物品を
搬送する方法であって、物品搬送用ビームの上部に取り
付けられた二つの支持治具の内、第一治具を天井クレー
ンによって保持し、第二治具を物品搬送用ビームの吊り
上げ装置の移動終端位置が建家外に位置するように建家
内の建造物で鉛直方向に固定保持させ、搬送物品の建家
内・外、または建家壁近傍での搬送を行うに当たって、
下記式を満足する条件下で物品を搬送する建家内クレー
ンによる物品搬送方法。 (W1×L1+W1′×L1′)<W2×L2 ただし、W2 :第二治具支持点より反搬送物品側ビー
ム重心質量 W1′:第二治具支持点より搬送物品側ビーム重心質量 W1 :負荷荷重 L2 :第二治具支持点から反搬送物品側ビーム重心ま
での距離 L1′:第二治具支持点から搬送物品側ビーム重心まで
の距離 L1 :第二治具支持点から負荷荷重点までの距離
【0007】(2)建家内の天井クレーンに吊り下げら
れた物品搬送用ビーム下部で移動可能な吊り上げ装置に
おいて、ビームを天井クレーンで保持する第一治具と、
前記ビームの上部の物品吊り下げ位置寄りの個所に第二
治具を設け、該第二治具を建家内の建造物にて保持せし
めるように構成した建家内クレーンによる物品搬送装
置。 (3)前記天井クレーンで保持するビームへの第二治具
の構造として、ビームへの取付ける治具をフック形状と
し、建家内で該治具を嵌入保持する治具をハンガー形状
とした(2)記載の建家内クレーンによる物品搬送装
置。 (4)建家内の天井クレーンに吊り下げられた物品搬送
用ビーム下部で移動可能な吊り上げ装置において、天井
クレーンで保持するビームへの第一治具の取付け位置を
ビーム長手方向に可変できる機構にて構成した(2)記
載の建家内クレーンによる物品搬送装置。
【0008】(5)前記天井クレーンで保持するビーム
への第一治具の取付け位置を可変できる機構として、ビ
ーム長手方向へ移動可能な吊り輪を有する調整装置を設
けた(4)記載の建家内クレーンによる物品搬送装置。 (6)前記天井クレーンで保持するビームへの第一治具
の取付け位置を可変できる機構として、ビーム長手方向
へ適宜間隔をおいて、第一治具の吊り上げフックを挿入
支持できる穴を設けた(4)記載の建家内クレーンによ
る物品搬送装置。
【0009】
【発明の実施の形態】鉄鋼製造プロセス等の大規模工場
の建家内で重量物品を搬送する際には、一般的に天井ク
レーンを用いる。天井クレーンは軌条上で移動が可能で
あるため建家内での天井クレーンにようる物品の移動は
容易であるが、クレーンの移動スパン制約のため、天井
クレーンが吊り上げられない建家内の壁付近の領域や建
家外の物品等の搬送は困難であった。
【0010】そこで、本願発明者らは、天井クレーンが
吊り上げられない建家内の壁付近の領域や建家外の物品
等の搬送を簡易に行う方法について鋭意検討を行った。
通常、天井クレーンが吊り上げられない建家内の壁付近
での物品の吊り上げや吊り下ろしには、搬送用ビームに
設置した吊り上げ装置の移動終端位置が建家外に張り出
すように搬送用ビームを保持せざるを得なかった。一
方、建家外で搬送用ビームを保持するには、コストがか
かる専用保持架台を別途設置しなければならない問題が
あった。
【0011】しかして、本願発明者らは物品搬送用ビー
ムの上部に二つの支持治具を取り付け、該支持治具のう
ち、第一治具を天井クレーンの吊り具で保持し、第二治
具を物品搬送用ビームの吊り上げ装置の移動終端位置が
建家外に位置するように建家内で保持するならば、前記
問題点の解決を図ることが可能となとの知見を得るに至
ったものである。
【0012】以下、本発明を図面に基づき説明する。図
1は、本願発明によって建家内から質量W1の物品8を
建家外へ搬送する方法を示す図である。まず、天井クレ
ーン1の第一治具4(フック付きワイヤー)に補助用の
搬送用ビーム3を吊り下げ、さらに搬送用ビーム3の下
部において移動可能な吊り上げ装置6(例えばホイス
ト)を設置することによって、天井クレーン1が吊り上
げられない建家内領域や建家外の物品を搬送させること
を可能にした。しかし、天井クレーン1の第一治具4の
みで搬送用ビーム3を保持して吊り下げただけでは、搬
送用ビーム3のバランスをとりながら物品8をビーム3
の先端部での搬送を行うのは困難であることから、第一
治具4以外に、さらにビーム3の先端部側にもう1箇所
ビーム3を保持する第二治具5を用いることによって、
ビーム3全体のバランスを容易にとれるようになした。
【0013】この場合、搬送物品8の吊り始めの吊り中
心位置は、第一治具4によりビーム3の重心中心位置で
行うが(図2参照)、吊った後は第二治具5を支持点と
して吊りビーム3のバランスが取れるようになし、ビー
ム3全体を保持するようにしたものである。さらに、搬
送用ビーム3のバランスが崩れ、吊り上げ装置6による
物品8の搬送が不可能にならぬよう、前記第二治具5の
位置と搬送する物品8の質量、さらに搬送用ビーム3の
質量との関係を適正条件に保持することによって、物品
搬送用ビーム3をバランスよく水平に保持可能にできる
ことを見出した。
【0014】これを図3によって示すと、第二治具5か
ら建家外の吊り上げ装置の移動終端までの距離L1、第
二治具5から建家外側の搬送用ビーム3の重心までの距
離L1′、第二治具5から建家内側の搬送用ビーム3の
重心までの距離L2、搬送品質量(吊り上げ装置6の質
量を含む)W1、第二治具5から建家外側の搬送用ビー
ム3の重心重量W1′、第二治具5から建家内側の搬送
用ビーム3の重心重量W2が下記式を満足する条件下に
ある場合において、安定的に物品搬送が可能であること
を知得した。 (W1×L1+W1′×L1′)<W2×L2 上記式において不等式の右辺は簡略化して示したもの
で、W2およびL2はカウンターウエイトを考慮した値
である。
【0015】これを詳細に記すならば下記式の如くなる (W1×L1+W1′×L1′)<(W2×L2+W
2′×L2′) ただし、W2 :支持点より反荷重側ビーム重心重量 W2′:ウエイト荷重 W1′:支持点より荷重側ビーム重心重量 W1 :負荷荷重(吊り上げ装置の質量を含む) L2 :支持点から反荷重側ビーム重心までの距離 L2′:支持点からウエイト荷重側ビーム重心までの距
離 L1′:支持点から荷重側ビーム重心までの距離 L1 :支持点から負荷荷重点までの距離
【0016】当然のことながら、搬送物品の質量(W
1)が大きい場合は、支持点(第二治具)の距離(L
1)が短くなり、逆に質量(W1)が小さい場合には距
離(L1)を増すことができる。従って建家内と建家外
との間での物品の搬出・搬入が質量,距離にかかわらず
無制限に可能という訳ではなく、天井クレーンの能力に
よって規制されてくるものである。
【0017】ここで、第二治具5を支持点としたモーメ
ントバランスでビーム側の方が大きいため搬送物品8を
吊ることができるが、上記式が成立しない場合にはモー
メントバランスが吊り側の方が大きくなってしまうた
め、搬送品を安定して吊ることができなくなる。
【0018】また、質量の大きい物品の吊り上げ搬送に
は、吊りビームの反搬送物品側にカウンターウエイトを
使用した方が望ましく、この場合には、物品の吊り始め
の吊り位置(建家内から建家外に搬送する場合)がカウ
ンターウエイト側にずれるので、カウンターウエイトの
有無による吊り中心位置の移動範囲(L3)を考慮し、
それに則した吊り状態を保つため第一治具4での吊り位
置を調整する必要があるので、調整位置を可変できる吊
り位置調整機構を吊りビームに装備せねばならない。
【0019】例えば、吊りビームに沿って自由に移動可
能な構造をもつ調整装置とするならば、所望の個所に吊
り位置を設定することができるので好ましい。この機構
としては図5に示すように、ビーム3の上部フランジを
抱え込む保持体12を設け、ビーム3上を長手方向に摺
動可能に構成する。また保持体12の上面には第一治具
4(フック付きワイヤー)のフックが挿入できる吊り輪
13を固着した構造とする。このような構成になる調整
装置であれば、第一治具4での吊り位置を自由に調整で
きるので好ましい。
【0020】また、他の例として図6に示すように、吊
りビーム3の上部にフック引掛け部14(穴)を適宜間
隔に多数設けた保持板11を固着して置くと、第一治具
4(フック付きワイヤー)を容易に取り付けられるの
で、図5に示した調整装置と同様な機能を期待できるの
で、好ましい一態様である。
【0021】図4は第二治具5とそれを保持するための
外部保持治具7の一例を示したが、第二治具5と外部保
持治具7はそれぞれ取り付けがし易いように、第二治具
5はハンガー状、一方の外部保持治具7はフック状の構
造が好ましい。なお、前記図1,2には、物品搬送用ビ
ーム3の第二治具5の保持する外部保持治具7設置位置
の好ましい例として天井クレーン1のランウェーガータ
ー10で保持した態様を示したが、同様の機能を有する
ものであれば、他の保持手段を採用することは一向に構
わない。
【0022】また、ランウェーガーター10の下部にレ
ール15を設けると、外部保持治具7は移動可能な構造
となるので、吊りビーム3を走行せしめることができる
ので、必要に応じ天井クレーン1の走行により搬送物品
8の自由な移送ができる。なお、図中16は吊りビーム
3の移動を容易にするために設けられたコロである。
【0023】以上によって、建家内の天井クレーンが吊
り上げられない建家壁近傍領域や建家外から建家内、あ
るいは建家内から建家外の領域に物品を搬送を安定的で
且つ簡易に行うことが実現できるものである。
【0024】
【実施例】以下、本願発明の実施例について説明する。
実施例は最大搬送可能質量が80tの天井クレーンによ
って、長さ10mを有し質量5tの搬送用ビームを用い
て行った。なお、前記した図7〜8に示されるような従
来方法では、建家内の天井クレーンだけで建家外から建
家内へ(またその逆方向)の搬送は不可能であるため、
実施しなかった。
【0025】(実施例1)8tの物品を図1に示すよう
建家外から建家内への搬送を行った。その時の種々の条
件は下記の通りであった。 W2 :3,500kg W2′:0kg W1′:1,500kg W1 :8,000kg L3 :0mm L2 :4,500mm L2′:6,500mm L1′:1,350mm L1 :1,500mm
【0026】(実施例2)10tの物品を建家内から建
家外への搬送を行った。その時の種々の条件は下記の通
りであった。 W2 :3,500kg W2′:1,250kg W1′:1,500kg W1 :10,000kg L3 :1,000mm L2 :4,500mm L2′:6,500mm L1′:1,500mm L1 :2,000mm
【0027】本願発明の実施例では、前述した式を満足
していたため、実施例1、実施例2ともに物品搬送の際
には搬送用ビームの水平状態を安定的に維持することが
でき、スムーズに物品の搬送を行うことができた。
【0028】
【発明の効果】本発明の物品搬送方法および装置によ
り、建家内クレーンを用いて建家内から建家外への物品
の搬送、建家外から建家内への物品の搬送、または建家
壁近傍での物品の搬送を簡易な操作で安定的に実施する
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明するための概要図
【図2】物品搬送の初期状態を示した概要図
【図3】本発明方法におけるビームのバランス状況を説
明するための概要図
【図4】本発明の第二治具と外部保持治具との関係を示
した図
【図5】本発明の第一治具でビームを吊るための調整可
能な調整装置を示した図
【図6】図5で示した調整可能な調整装置の他の例を示
した図
【図7】従来方法の例1を示した図
【図8】従来方法の例2を示した図
【符号の説明】
1 天井クレーン 3 吊りビーム 4 第一治具 5 第二治具 6 吊り下げ装置(ホイスト) 7 外部保持治具 8 搬送物品 9 建家壁 10 ランウェーガーター 11 保持板 12 保持体 13 吊り輪 14 フック如く引掛け部 15 レール 16 コロ 21 ビーム 22 ホイスト 23 支持金具 25 搬入品 27 スラブ a バランスビーム b1,b2 ホイスト c 搬入品 d 錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 湖 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 木崎 正治 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 上野 貴典 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 Fターム(参考) 3F202 CB01 CC03 CE02 3F203 AA10 CA02 CC02 DA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建家内の天井クレーンに吊り下げられた
    物品搬送用ビーム下部で移動可能な吊り上げ装置によっ
    て物品を搬送する方法であって、物品搬送用ビームの上
    部に取り付けられた二つの支持治具の内、第一治具を天
    井クレーンによって保持し、第二治具を物品搬送用ビー
    ムの吊り上げ装置の移動終端位置が建家外に位置するよ
    うに建家内の建造物で鉛直方向に固定保持させ、搬送物
    品の建家内・外、または建家壁近傍での搬送を行うに当
    たって、下記式を満足する条件下で物品を搬送すること
    を特徴とする建家内クレーンによる物品搬送方法。 (W1×L1+W1′×L1′)<W2×L2 ただし、W2 :第二治具支持点より反搬送物品側ビー
    ム重心質量 W1′:第二治具支持点より搬送物品側ビーム重心質量 W1 :負荷荷重 L2 :第二治具支持点から反搬送物品側ビーム重心ま
    での距離 L1′:第二治具支持点から搬送物品側ビーム重心まで
    の距離 L1 :第二治具支持点から負荷荷重点までの距離
  2. 【請求項2】 建家内の天井クレーンに吊り下げられた
    物品搬送用ビーム下部で移動可能な吊り上げ装置におい
    て、ビームを天井クレーンで保持する第一治具と、前記
    ビームの上部の物品吊り下げ位置寄りの個所に第二治具
    を設け、該第二治具を建家内の建造物にて保持せしめる
    ように構成したことを特徴とする建家内クレーンによる
    物品搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記天井クレーンで保持するビームへの
    第二治具の構造として、ビームへの取付ける治具をフッ
    ク形状とし、建家内で該治具を嵌入保持する治具をハン
    ガー形状としたことを特徴とす請求項2記載の建家内ク
    レーンによる物品搬送装置。
  4. 【請求項4】 建家内の天井クレーンに吊り下げられた
    物品搬送用ビーム下部で移動可能な吊り上げ装置におい
    て、天井クレーンで保持するビームへの第一治具の取付
    け位置をビーム長手方向に可変できる機構にて構成した
    ことを特徴とす請求項2記載の建家内クレーンによる物
    品搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記天井クレーンで保持するビームへの
    第一治具の取付け位置を可変できる機構として、ビーム
    長手方向へ移動可能な吊り輪を有する調整装置を設けた
    ことを特徴とす請求項4記載の建家内クレーンによる物
    品搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記天井クレーンで保持するビームへの
    第一治具の取付け位置を可変できる機構として、ビーム
    長手方向へ適宜間隔をおいて、第一治具の吊り上げフッ
    クを挿入支持できる穴を設けたことを特徴とす請求項4
    記載の建家内クレーンによる物品搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160007194A (ko) * 2014-07-11 2016-01-20 삼성중공업 주식회사 선박 크레인
CN107010544A (zh) * 2017-06-13 2017-08-04 青岛港国际股份有限公司 桥式起重机门架上横梁吊装的承托装置

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