JP2825027B2 - 天井クレーン - Google Patents

天井クレーン

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JP2825027B2
JP2825027B2 JP40707990A JP40707990A JP2825027B2 JP 2825027 B2 JP2825027 B2 JP 2825027B2 JP 40707990 A JP40707990 A JP 40707990A JP 40707990 A JP40707990 A JP 40707990A JP 2825027 B2 JP2825027 B2 JP 2825027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井クレーンに係り、
特に、被吊持物の形状が複数種類に及ぶ場合に、迅速に
吊持具の切り替えを行なう技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、製鉄所から出荷される各種鋼材
を船舶に積み込む場合等の荷役作業に使用される天井ク
レーンにおいては、被吊持物が、コイル状鋼板、長尺状
鋼板等やコンテナ貨物等であり、被吊持物の形状が複数
種類に及ぶために、被吊持物の吊持に適した吊持具が要
求される。
【0003】吊持具を被吊持物の形状に応じて切り替え
る方法としては、一つの巻上げドラムからワイヤを介し
て吊持される吊持具を、使用目的に応じてその都度交換
することや、複数のトロリ台にそれぞれ専用の吊持具を
配設しておいて、複数の吊持具を選択的に昇降させて使
用すること等が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吊持具を使用
目的に応じてその都度交換する方法であると、その脱着
作業時の労力が多大なものとなって作業性が低下し、か
つ、一つの天井クレーンに複数のトロリ台と専用の吊持
具とを設置しておく方法であると、経済性の点で不利と
なるのに加えて、吊持具を水平方向に離間させて複数設
置するためのスペースが必要となり、作業域の限定が大
きくなって吊持できなくなる箇所や、斜め吊りを余儀な
くされて安全性が損なわれる場合が発生する等の不具合
がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、被吊持物の形状が複数種類に及んで吊持具を
交換する必要がある場合に、吊持具の脱着を伴うことな
く、迅速に吊持具の切り替えを行なって対応させること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、3つの手段を提案している。
【0007】第1の手段は、走行用軌道を水平移動する
走行架台と、該走行架台に搭載されるトロリ台とを有す
る天井クレーンであって、トロリ台に、巻上げ用駆動源
と、該巻上げ用駆動源によって回転させられ被吊持物を
巻上げる二つの巻上げドラムと、巻上げ駆動源と二つの
巻上げドラムとの間に介在して二つの巻上げドラムの片
方のみを選択的に回転させる回転力伝達機構とを具備す
る構成を有するものとしている。
【0008】第2の手段は、第1の手段における天井ク
レーンに、一方の巻上げドラムに中央に穴を明けたコン
テナ用吊持具が吊持され、他方の巻上げドラムにコンテ
ナ用吊持具の穴を介して昇降させられる鋼材用吊持具が
吊持されている構成を付加してなるものとしている。
【0009】第3の手段は、第2の手段における天井ク
レーンに、鋼材用吊持具が、ケーシング内にスライド体
を水平摺動可能に収納してなるスライドビームと、スラ
イドビームにおけるケーシング及びスライド体の間に介
在してこれらを水平摺動させるラック・ピニオン機構と
を具備する構成を付加してなるものとしている。
【0010】
【作用】第1の手段にあっては、トロリ台に搭載される
巻上げ用駆動源の作動によって、回転力伝達機構を介し
て二つの巻上げドラムの一方を回転させると、コンテナ
用吊持具または鋼材用吊持具の一方を昇降して、所望の
被吊持物の吊持が行なわれる。一つの巻上げ用駆動源
で、回転力伝達機構を介して吊持具を切り替えることに
より、2種類の吊持具を干渉させることなく使用する。
第2の手段にあっては、第1の手段における天井クレー
ンに準じて、吊持具の切り替えが行なわれるが、コンテ
ナ用吊持具の穴を介して、鋼材用吊持具が昇降させられ
るので、両吊持具の相互干渉の発生が起こらず、両吊持
具を上方に待避させることや、両吊持具の中心を一致さ
せて1箇所にまとめることができるものとなる。第3の
手段にあっては、第2の手段における天井クレーンに準
ずる作用をするが、これらに加えて、鋼材用吊持具にお
けるスライドビームをラック・ピニオン機構の作動で伸
縮させることによって、スライドビームの長さが連続的
に調整し得る状態となり、被吊持物の水平方向の寸法変
化に対する融通性が生じる。そして、スライドビームの
長さを縮めることによって、コンテナ用吊持具の穴内へ
の鋼材用吊持具の収納時や昇降時の操作性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る天井クレーンが、製鉄所
において生産された各種鋼材を船舶に積み込む荷役作業
に適用される場合の一実施例について、図1ないし図11
に基づいて説明する。
【0012】これら各図において、符号Bは建屋、Sは
船舶、Lは水面 (海面) 、1は走行用軌道、2は走行架
台、3はトロリ台、4は巻上げ用駆動源、5A・5Bは
巻上げドラム、6は回転力伝達機構、7はコンテナ用吊
持具、8は鋼材用吊持具である。
【0013】前記建屋Bには、図11に示すように、船舶
Sを引き込んで全天候荷役作業を実施するための屋内ピ
ットP、外気から隔離するための屋根R及び側壁W、作
業場A等が配される。
【0014】前記走行用軌道1は、図2、図3及び図11
に示すように、建屋Bの上方位置でかつ船舶Sのマスト
等と干渉しない高さの確保がなされ、船舶Sの長さ方向
に沿うとともに、船舶Sの幅寸法に作業場Aの幅寸法を
加えた間隔を空けて設置されている。該走行用軌道1の
近傍には、図3に示すように、走行架台2への給電のた
めの走行架線11が設置されている。
【0015】前記走行架台2には、図2及び図3に示す
ように、走行用軌道1に沿って走行させるための走行用
駆動源21、運転室22、トロリ台3を横行移動させるため
の横行用軌道23、横行給電装置24等が搭載される。
【0016】前記トロリ台3には、図1ないし図3に示
すように、巻上げ用駆動源4と、コンテナ用吊持具7を
昇降させるための巻上げ用ドラム5Aと、鋼材用吊持具
8を昇降させるための巻上げ用ドラム5Bと、巻上げ用
駆動源4の作動時に二つの独立した巻上げ用ドラム5A
・5Bを同時または必要に応じて選択して回転させる回
転力伝達機構6と、横行用駆動源31と、該横行用駆動源
31によって作動させられる横行駆動機構32等とが搭載さ
れる。
【0017】前記回転力伝達機構6は、差動歯車装置61
と二つのブレーキ装置62・63とからなり、差動歯車装置
61は、例えば自動車におけるプロペラシャフトと左右の
車輪との間に配される差動歯車等と同様に、一つの入力
軸と二つの出力軸とを備えており、加えて、二つの独立
した巻上げ用ドラム5A・5Bに接続される二つの出力
軸に、その回転を拘束するための二つのブレーキ装置62
・63を配した構造等とされる。
【0018】前記コンテナ用吊持具7は、図5及び図9
に示すように、巻上げドラム5Aからワイヤ71及び複数
のシーブ (滑車) 72を介して吊持されるものであり、図
4及び図5に示すように、全体が長方形の枠状とされて
その中央部に、鋼材用吊持具8の昇降を可能とする大き
さを有する穴73が明けられ、かつ、下方の角部にコンテ
ナを吊持するためのコンテナ用連結具74が配される。
【0019】前記鋼材用吊持具8は、図5及び図10に示
すように、巻上げドラム5Bからワイヤ81及び複数のシ
ーブ (滑車) 82を介して吊持されるものであり、水平方
向の長さの調整機能を有するスライドビーム83と、該ス
ライドビーム83の下方の両端に配される鋼材用連結具84
とからなるものである。
【0020】そして、スライドビーム83の部分は、図6
ないし図8に示すように、水平方向に延ばされシーブ82
によって吊持されるケーシング85と、該ケーシング85の
内部穴に水平方向に移動可能に挿入されるスライド体86
とによって構成されており、ケーシング85には、伸縮用
駆動源87と、該伸縮用駆動源87の回転減速して伝達する
回転力伝達系88とが配され、ケーシング85及びスライド
体86には、回転力伝達系88に接続されかつケーシング85
とスライド体86とを組み合わせた長さを調整するための
ラック・ピニオン機構89が配される。
【0021】また、スライドビーム83における鋼材用連
結具84の部分には、厚板状鋼材 (被吊持物) を磁着して
吊持するための長尺鋼材用吊りビーム8aと、コイル状鋼
材をその穴に挿入することによって吊持するためのコイ
ルリフタ8bとの一方が、鋼材用連結具84によって選択的
に接続される。なお、鋼材用連結具84は、長尺鋼材用吊
りビーム8a及びコイルリフタ8bに対して、上方から連結
部分に降ろす操作を行なったときに、挿入及び係合部の
回転によって緊密な連結状態に導かれるいわゆるツイス
トロック等が応用される。
【0022】このような構成を有する天井クレーンによ
って各種鋼材の荷役作業を実施する場合について説明す
る。
【0023】天井クレーンを無荷重状態で走行させる場
合には、図11の実線で示すように、コンテナ用吊持具7
と鋼材用吊持具8とを上方に待避させた状態、または、
船舶Sのマスト等の障害物を避けた位置で、走行用駆動
源21の作動によって行なわれる。
【0024】この場合にあって、二つの吊持具7・8
は、両ブレーキ装置62・63による回転拘束を解除した状
態で巻上げ用駆動源4を作動させ、回転力伝達機構6を
経由して両巻上げドラム5A・5Bに等量の回転を与え
ることによって、両ワイヤ71・81を等量巻き取ることに
よって、図1に示すように、二つの吊持具7・8を上方
位置に待避させておく。
【0025】天井クレーンにおけるトロリ台3には、図
5等に示すように、コンテナ用吊持具7と鋼材用吊持具
8とが常設されており、荷役作業の対象物である被吊持
物が、コンテナ、長尺鋼材、コイル状鋼材のいずれかで
あるかによって、コンテナ用吊持具7と鋼材用吊持具8
との使い分けがなされる。
【0026】被吊持物がコンテナである場合には、ブレ
ーキ装置63を作動させた状態で、巻上げ用駆動源4の回
転力を回転力伝達機構6を経由して伝達することによっ
て、巻上げドラム5Aを回転状態、巻上げドラム5Bを
ブレーキ装置63による回転拘束状態とし、巻上げドラム
5Aの回転にともなってコンテナ用吊持具7を昇降させ
て、コンテナとの連結、吊り上げ、走行及び横行移動、
吊り下げ、連結解除による船舶Sへの搭載、天井クレー
ンの走行等の各作業を行なう。
【0027】コンテナを対象とする荷役作業では、鋼材
用吊持具8を上方位置に待避させたままの状態に保持す
ることによって、天井クレーンの走行及び横行移動時に
おける鋼材用吊持具8の振れを低減し、かつ、コンテナ
用吊持具7との干渉を避けることができる。
【0028】被吊持物が長尺鋼材である場合には、ブレ
ーキ装置62を作動させた状態で、巻上げ用駆動源4の回
転力を回転力伝達機構6を経由して伝達することによっ
て、巻上げドラム5Bを回転状態、巻上げドラム5Aを
ブレーキ装置62による回転拘束状態とし、巻上げドラム
5Bの回転にともなって鋼材用吊持具8を吊り下げる。
【0029】そして、鋼材用吊持具8にあっては、図6
及び図7に示すように、スライドビーム83の部分にラッ
ク・ピニオン機構89を有しており、これを作動させるこ
とによって、ケーシング85とスライド体86との組み合わ
せの長さ寸法を調整することができる、つまり、スライ
ドビーム83を伸ばして、図1に鎖線で示す長尺鋼材用吊
りビーム8aに対応する長さに設定する。
【0030】そのスライドビーム83を別途用意した長尺
鋼材用吊りビーム8aの上方に導き、鋼材用連結具84を、
長尺鋼材用吊りビーム8aの連結箇所に挿入及び回転させ
る操作等によって、図1に鎖線で示すように、連結状態
に導き、その後、長尺鋼材用吊りビーム8aを昇降させ
て、長尺鋼材に対して磁着を利用した連結、吊り上げ、
走行及び横行移動、吊り下げ、連結解除による船舶Sへ
の搭載、天井クレーンの走行等の各作業を行なう。
【0031】被吊持物がコイル状鋼材である場合にも、
巻上げ用駆動源4とブレーキ装置62との作動、回転力伝
達機構6を経由する回転力の伝達、巻上げドラム5Aを
回転拘束した状態における巻上げドラム5Bの回転によ
る鋼材用吊持具8の吊り下げ、ラック・ピニオン機構89
の作動によるスライドビーム83の長さの設定、連結操作
によって、図1に鎖線で示すように、コイルリフタ8bに
対して連結する。その後、コイルリフタ8bを昇降させ
て、コイル状鋼材に対してその穴にコイルリフタ8bを挿
入する等によって連結し、以下、吊り上げ、走行及び横
行移動、吊り下げ、連結解除による船舶Sへの搭載、天
井クレーンの走行等の各作業を行なう。
【0032】このような長尺鋼材及びコイル状鋼材を対
象とする荷役作業では、コンテナ用吊持具7を上方位置
に待避させたままの状態に保持することによって、天井
クレーンの走行及び横行移動時におけるコンテナ用吊持
具7の振れを低減し、かつ、コンテナ用吊持具7の穴73
を挿通するワイヤ81によって鋼材用吊持具8を昇降させ
ることによって、両吊持具7・8の相互干渉を避けるこ
とができる。
【0033】また、鋼材用吊持具8にあっては、スライ
ドビーム83の長さの調整によって、被吊持物の水平方向
の寸法変化に対する融通性が生じるため、被吊持物にワ
イヤを垂直に掛けて吊持することができる。
【0034】一方、スライドビーム83は、図4に示すよ
うに、その長さを縮めることによって、コンテナ用吊持
具7の穴73の中へ収納時やコンテナ用吊持部7との相対
的な昇降時における操作性を向上させることができる。
【0035】両吊持具7・8は、図1及び図4に示すよ
うに、水平中心を一致させることが容易であり、この設
定を行なうことによって、1箇所に組み合わせてまとめ
られるため、両吊持具7・8の占有寸法が、寸法が大き
くなる方のコンテナ用吊持具7の長手寸法の範囲内に収
められる。したがって、図11に矢印で示すように、トロ
リ台3を横行移動させる場合の荷役作業範囲を大きくす
ることができる。
【0036】なお、本発明にあっては、次の技術構成を
包含するものである。 (1) 巻上げドラム5A・5Bの回転と両ブレーキ装置
62・63の作動による回転拘束との組み合わせ時に、両ブ
レーキ装置62・63を間欠的または一時的に作動させるこ
とによって、巻上げドラム5A・5B相互間の回転量の
調整を行ない、ワイヤ71・81の巻取り量の設定を行な
い、かつ、その巻取り量に任意性を持たせること。 (2) コンテナ用吊持具7と鋼材用吊持具8とを上方位
置に待避させた場合において、スライドビーム83を伸張
してコンテナ用吊持具7の穴73の内壁に接触させ、両吊
持具7・8の振れ止めを行なうこと。
【0037】
【発明の効果】第1の発明、つまり、請求項1の発明に
係る天井クレーンによれば、以下に述べるような効果を
奏する。 (1) トロリ台に巻上げ用駆動源と、二つの巻上げドラ
ムと、これらの間に介在する回転力伝達機構とを有する
ものであるから、回転力伝達機構によって一つの巻上げ
ドラムに回転力を伝達して、2種類の被吊持物を一つの
天井クレーンで吊持することが可能となり、かつ、被吊
持物の仕様の変更に迅速に追従させることができる。 (2) 一つの巻上げ用駆動源で2種類の被吊持物を吊持
するものであるから、トロリ台に二つの巻上げ用駆動源
を配するのと比較して、トロリ台の搭載荷重の低減と、
搭載スペースの減少と、経済性を向上とを図ることがで
きる。第2の発明、つまり、請求項2の発明に係る天井
クレーンによれば、第1の発明の構成に、一方の巻上げ
ドラムに穴を明けたコンテナ用吊持具が吊持され、他方
の巻上げドラムに上記穴を介して昇降させられる鋼材用
吊持具が吊持される構成が付加されているので、第1の
発明による作用効果に加えて、以下に述べるような効果
を奏する。 (1) 一つの巻上げ用駆動源で、コンテナと鋼材との著
しく形状や寸法の相異する被吊持物を選択的に吊持し
て、天井クレーンによる荷役作業の範囲を拡大すること
ができる。 (2) 二つの吊持具の中心位置を一致させることが容易
であり、二つの吊持具の占有スペースの増加を抑制し、
吊持具の移動範囲を増大することができる。 (3) 被吊持物がコンテナと鋼材等とである場合に、一
方を上方位置に待避させて他方の吊持具を活用すること
によって、相互干渉を生じることなく、荷役作業を円滑
に実施することができる。第3の発明、つまり、請求項
3の発明に係る天井クレーンによれば、第2の発明の構
成に、鋼材用吊持具がスライドビームと、その長さを調
整するラック・ピニオン機構とを具備する構成が付加さ
れているので、第2の発明による作用効果に加えて、以
下に述べるような効果を奏する。 (1) 鋼材用吊持具の長さをコンテナ用吊持具より大き
くあるいは著しく小さくすることにより、鋼材等の被吊
持物の仕様変化に対する適用性を拡大することができ
る。 (2) スライドビームの長さを縮めることによって、コ
ンテナ用吊持具の穴の中への収納を容易にし、かつ、コ
ンテナ用吊持部との相対的な昇降時の操作性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る天井クレーンの一実施例を示す要
部の正面図である。
【図2】本発明に係る天井クレーンの一実施例を示す平
面図である。
【図3】本発明に係る天井クレーンの一実施例を示す側
面図である。
【図4】図1例の天井クレーンにおけるコンテナ用吊持
具と鋼材用吊持具との組み合わせ状態を示す平面図であ
る。
【図5】図1例の天井クレーンにおけるコンテナ用吊持
具と鋼材用吊持具との上方待避状態を示す正面図であ
る。
【図6】図1例の天井クレーンにおける鋼材用吊持具の
例を示す正面図である。
【図7】図1例の天井クレーンにおける鋼材用吊持具の
例を示す平面図である。
【図8】図1例の天井クレーンにおける鋼材用吊持具の
例を示す側面図である。
【図9】図1例の天井クレーンにおける巻上げドラムと
コンテナ用吊持具とのワイヤ掛けの状態を示す正面図で
ある。
【図10】図1例の天井クレーンにおける巻上げドラムと
鋼材用吊持具とのワイヤ掛けの状態を示す正面図であ
る。
【図11】本発明に係る天井クレーンが船舶に対する荷役
作業に適用される場合の設置例を示す概念図である。
【符号の説明】
B 建屋 S 船舶 L 水面 (海面) P 屋内ピット R 屋根 W 側壁 A 作業場 1 走行用軌道 2 走行架台 3 トロリ台 4 巻上げ用駆動源 5A・5B 巻上げドラム 6 回転力伝達機構 7 コンテナ用吊持具 8 鋼材用吊持具 11 走行架線 21 走行用駆動源 23 横行用軌道 31 横行用駆動源 61 差動歯車機構 62・63 ブレーキ装置 71 ワイヤ 72 シーブ 73 穴 74 コンテナ用連結具 81 ワイヤ 82 シーブ (滑車) 83 スライドビーム 84 鋼材用連結具 85 ケーシング 86 スライド体 87 伸縮用駆動源 89 ラック・ピニオン機構 8a 長尺鋼材用吊りビーム 8b コイルリフタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用軌道を水平移動する走行架台と、
    該走行架台に搭載されるトロリ台とを有する天井クレー
    ンであって、トロリ台に、巻上げ用駆動源と、該巻上げ
    用駆動源によって回転させられ被吊持物を巻上げる二つ
    の巻上げドラムと、巻上げ駆動源と二つの巻上げドラム
    との間に介在して二つの巻上げドラムの片方のみを選択
    的に回転させる回転力伝達機構とを具備することを特徴
    とする天井クレーン。
  2. 【請求項2】 一方の巻上げドラムに中央に穴を明けた
    コンテナ用吊持具が吊持され、他方の巻上げドラムにコ
    ンテナ用吊持具の穴を介して昇降させられる鋼材用吊持
    具が吊持されていることを特徴とする請求項1記載の天
    井クレーン。
  3. 【請求項3】 鋼材用吊持具が、ケーシング内にスライ
    ド体を水平摺動可能に収納してなるスライドビームと、
    スライドビームにおけるケーシング及びスライド体の間
    に介在してこれらを水平摺動させるラック・ピニオン機
    構とを具備することを特徴とする請求項2記載の天井ク
    レーン。
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