JP2002255311A - 棚設備の出し入れ装置 - Google Patents

棚設備の出し入れ装置

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JP2002255311A JP2001053243A JP2001053243A JP2002255311A JP 2002255311 A JP2002255311 A JP 2002255311A JP 2001053243 A JP2001053243 A JP 2001053243A JP 2001053243 A JP2001053243 A JP 2001053243A JP 2002255311 A JP2002255311 A JP 2002255311A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、常に荷の受け渡しが正常に実行で
きるように、実際の部品の変化を監視できる棚設備の出
し入れ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 スタッカークレーンの昇降台5を垂直に
吊り下げ支持する昇降用チェーン8の巻き取りドラム11
と、この巻き取りドラム11による昇降用チェーン8の巻
き取り量を検出する駆動側ロータリエンコーダと、昇降
台3の昇降量を検出する昇降台側ロータリエンコーダ19
を備え、駆動側ロータリエンコーダにより検出された昇
降用チェーン8の巻き取り量とエンコーダ19による昇降
台3の昇降量を比較して、昇降用チェーン8の伸び量を
検出し、この伸び量が許容値を超えると、メンテナンス
指令を出力する構成とする。この構成によれば、メンテ
ナンス指令に応じて作業者が昇降用チェーン8の保守・
調整を実行することにより、昇降台3を常に正常な昇降
位置に停止でき、正常な荷の移載ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫などの棚
設備に使用される出し入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記棚設備は、荷を収納する複数
の区画収納空間(荷収納部)が上下多段かつ左右に並設
された収納棚と、この収納棚に沿って走行する走行車
体、この走行車体に垂設されたマストに沿って昇降され
る昇降台(昇降体)、およびこの昇降台上に設けられ、
収納棚の区画収納空間と搬入出口においてフォークを出
退させて前記荷の受け渡しを行うフォーク装置(受け渡
し手段)を有する荷出し入れ装置(スタッカークレー
ン;荷搬送手段)などから構成され、このスタッカーク
レーンの動作により搬入出口と収納棚の区画収納空間と
の間で荷の入出庫、収納棚の一方の区画収納空間と他方
の区画収納空間との間での荷の移載が行われている。
【0003】また経年変化により走行車体の走行位置、
昇降台の昇降位置、フォーク装置の出退位置にずれが発
生し、正常な荷の受け渡しができなくなるという問題が
発生することから、各走行車体、昇降台、フォーク装置
をそれぞれ構成する部品ごとに寿命時間、メンテナンス
時間、寿命動作回数、メンテナンス動作回数のいずれか
もしくはこれらの組合せからなる基本データと、前記各
部品ごとの動作時間または動作回数もしくはその両方を
含む稼働状況データに基づいて各部品ごとの交換・点検
時期を予測し、この予測により部品の交換・点検を行
い、常に正常な荷の受け渡しができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各部品ごとの
動作時間や動作回数の予測に基づいて交換・点検を実行
した際に、実際に未だ交換や点検を行う必要がなかった
という事態が多く発生している。これは各部品ごとに実
際にかかる負荷にバラツキがあるためだと考えられる。
【0005】そこで、本発明は、常に荷の受け渡しが正
常に実行できるように、実際の部品の変化そのものを監
視してユーザーの信頼を獲得できる棚設備の出し入れ装
置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、荷を収納
する複数の荷収納部と、搬入出口との間で前記荷の入出
庫を行なう棚設備の出し入れ装置であって、昇降用索状
体にて吊下げ支持され、垂直方向に昇降される昇降体
と、この昇降体上に設けられ、出し入れ具を出退させて
前記収納棚の荷収納部または搬入出口に対して前記荷の
受け渡しを行う受け渡し手段から構成され、前記昇降用
索状体の巻き取り手段と、この巻き取り手段による前記
昇降用索状体の巻き取り量を検出する巻き取り検出手段
と、前記昇降体の昇降量を検出する昇降検出手段を備
え、前記巻き取り手段により検出された昇降用索状体の
巻き取り量と前記昇降検出手段による昇降体の昇降量を
比較して、昇降用索状体の伸び量を算出し、この算出し
た伸び量が許容値あるいは一定値を超えると、保守指令
を出力することを特徴とするものである。
【0007】上記構成によれば、実際に巻き取られた昇
降用索状体の巻き取り量(駆動量)と、実際の昇降体の
昇降量(移動量)が比較されることにより、昇降用索状
体の伸び量が検出され、この伸びが許容値あるいは一定
値を超えると、保守指令が出力される。この保守指令に
応じて作業者が昇降用索状体の保守・調整を実行するこ
とにより、昇降体は常に正常な昇降位置に停止でき、正
常な荷の移載を行うことができる。
【0008】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1に記載の発明であって、算出された昇降用索状体の伸
び量により昇降用索状体の伸び量を予測し、この予測値
が許容値あるいは一定値を超えると判断すると、保守指
令を出力することを特徴とするものである。
【0009】上記構成によれば、昇降用索状体の伸び量
の予測値が求められ、この予測値が許容値あるいは一定
値を超えると判断されると、保守指令が出力される。よ
って、予め、昇降用索状体の保守・調整のための段取り
を行うことができ、計画的に保守・調整を実行できる。
【0010】また請求項3に記載の発明は、荷を収納す
る複数の荷収納部と、搬入出口との間で前記荷の入出庫
を行なう棚設備の出し入れ装置であって、昇降用索状体
にて吊下げ支持され、垂直方向に昇降される昇降体と、
この昇降体上に設けられ、出退用索状体の駆動により出
し入れ具を出退させて、前記収納棚の荷収納部または搬
入出口に対して前記荷の受け渡しを行う受け渡し手段か
ら構成され、前記出退用索状体の移動量を検出する移動
量検出手段と、前記出し入れ具が昇降体の中央位置にあ
ることを検出する中央位置検出手段と、前記中央位置検
出手段により、前記出し入れ具が出退され中央に戻って
きたことが検出されると、前記移動量検出手段により検
出されている出退用索状体の移動量を求め、この求めた
出退用索状体の移動量が許容値あるいは一定値を超える
と、保守指令を出力することを特徴とするものである。
【0011】上記構成によれば、出し入れ具が出退され
中央に戻ってきたときの出退用索状体の移動量が検出さ
れ、この移動量が許容値あるいは一定値を超えると、保
守指令が出力される。この保守指令に応じて作業者が出
退用索状体の保守・調整を実行することにより、出し入
れ具は常に正常な出退位置に停止でき、正常な荷の移載
を行うことができる。
【0012】また請求項4に記載の発明は、上記請求項
3に記載の発明であって、求めた出退用索状体の移動量
により、出退用索状体の移動量を予測し、この予測値が
許容値あるいは一定値を超えると判断すると、保守指令
を出力することを特徴とするものである。
【0013】上記構成によれば、出退用索状体の移動量
の予測値が求められ、この予測値が許容値あるいは一定
値を超えると判断されると、保守指令が出力される。よ
って、予め、出退用索状体の保守・調整のための段取り
を行うことができ、計画的に保守・調整を実行できる。
【0014】また請求項5に記載の発明は、荷を収納す
る複数の荷収納部と、搬入出口との間で前記荷の入出庫
を行なう棚設備の出し入れ装置であって、複数の輪体に
より支持され、前記輪体の駆動により荷収納部に沿って
走行する走行車体と、前記走行車体上に垂設された柱体
に沿って、昇降用索状体にて吊下げ支持され、垂直方向
に昇降される昇降体と、この昇降体上に設けられ、出し
入れ具を出退させて前記荷収納部または搬入出口に対し
て前記荷の受け渡しを行う受け渡し手段から構成され、
前記輪体の制動手段と、前記走行車体の移動量を検出す
る移動検出手段と、前記制動手段により輪体に制動がか
けられた後の走行車体の移動量を前記移動検出手段によ
り検出し、この検出した移動量が許容値あるいは一定値
を超えると、保守指令を出力することを特徴とするもの
である。
【0015】上記構成によれば、制動手段により輪体に
制動がかけられた後の走行車体の移動量が検出され、こ
の移動量が許容値あるいは一定値を超えると、保守指令
が出力される。この保守指令に応じて作業者が制動手段
の保守・調整を実行することにより、走行車体は常に制
動後、同じ位置に停止でき、正常な荷の移載を行うこと
ができる。
【0016】また請求項6に記載の発明は、上記請求項
5に記載の発明であって、検出した走行車体の移動量を
記憶し、過去の走行車体の移動量の平均値を求め、この
求めた平均値が許容値あるいは一定値を超えると、保守
指令を出力することを特徴とするものである。
【0017】上記構成によれば、過去の走行車体の移動
量の平均値が求められ、この求めた平均値が許容値ある
いは一定値を超えると、保守指令が出力される。よっ
て、制動後の走行車体の移動量のバラツキによる影響が
排除され、的確な時期に制動手段の保守・調整を行うこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
る棚設備の斜視図である。
【0019】図1に示すように、棚設備FSには、物品
出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置
した2基の収納棚Aと、それらの収納棚Aどうしの間に
形成した作業通路Bを自動走行するスタッカークレーン
(出し入れ装置の一例)Cとが設けられ、各収納棚Aに
は多数の物品収納部(荷収納部)Dが上下多段かつ左右
に並設されている。
【0020】前記作業通路Bには、収納棚Aの長手方向
に沿って走行レール1が設置され、作業通路Bの一端側
に設置した物品搬出入部Eには、入出庫指令をスタッカ
ークレーンCに入力するコントローラE1と、走行レー
ル1を挟んで一対の荷載置台(荷の搬入出口の一例)E
2とが設けられ、スタッカークレーンCは、入出庫指令
に基づいて走行レール1に沿って走行して、荷載置台E
2と物品収納部Dとの間でのパレットPに載せた物品
(荷)Fの出し入れを行う入出庫用の搬送車として構成
されている。
【0021】前記スタッカークレーンCは、図2に示す
ように、走行レール1に沿って走行する走行車体2に、
昇降台(昇降体の一例)3と、その昇降台3を昇降操作
自在に案内支持する前後一対の昇降マスト(走行車体に
垂設された柱体の一例)4とを設けて構成され、昇降台
3には物品移載用のフォーク装置(受け渡し手段の一
例)5が設けられている。
【0022】前記昇降台3は、その左右両側に連結した
昇降用チェーン(昇降用索状体の一例)8にて吊下げ支
持され、この昇降用チェーン8は、上部フレーム7に設
けた案内スプロケット9と一方の昇降マスト4に設けた
案内スプロケット10とに巻き掛けられて、走行車体2
の一端に装備した巻き取りドラム(巻き取り手段の一
例)11に連結されている。
【0023】そして、巻き取りドラム11を、いわゆる
インバータ式のモータである昇降用電動モータM1にて
正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン8の繰り出しや
巻き取り操作で昇降台3を駆動昇降させるように構成さ
れている。
【0024】昇降台3の昇降位置は、図2などでは図示
を省略するが、巻き取りドラム11の回転軸に連結され
て、それの回転量を検出するための駆動側ロータリエン
コーダ(巻き取り検出手段の一例)18(図7)と、昇
降台3に取付けられている昇降台側ロータリエンコーダ
(昇降検出手段の一例)19との検出情報に基づいて管
理される。昇降台側ロータリエンコーダ19は、図3に
示すように、それの回転軸に取付けられたスプロケット
19aが昇降マスト4の一方に上下方向に敷設されたチ
ェーン20に歯合しており、昇降台3の昇降に伴ってス
プロケット19aが回転して、昇降台3の昇降移動を検
出する。また昇降マスト4の一方には、昇降台3が下限
位置まで下降したことを検出する下限検出リミットスイ
ッチ25が設けられている。
【0025】図7に示すように、昇降台側ロータリエン
コーダ19および下限検出リミットスイッチ25検出情
報は、クレーン制御装置CCの昇降制御部30に入力さ
れ、また駆動側ロータリエンコーダ18、昇降台側ロー
タリエンコーダ19、および下限検出リミットスイッチ
25の検出情報は、クレーン制御装置CCの昇降用チェ
ーン伸び監視部33に入力されている。
【0026】前記走行車体2には、図3に示すように、
走行レール1上を走行自在な前後二つの車輪(輪体の一
例)12と、走行レール1に対する車体横幅方向での位
置を規制するように走行レール1に係合する前後二箇所
に且つ左右一対に設けた下部位置規制用ロータ13と、
いわゆるインバータ式のモータである走行用電動モータ
M2を備えた走行用駆動装置14とが設けられている。
【0027】また、上部フレーム7には、図2に示すよ
うに、ガイドレール6を左右から挟み込んで、スタッカ
ークレーンCの走行に伴って、その側面に沿って上下軸
回りで転動する左右一対の上部位置規制用ローラ17が
走行方向の前後端部に設けられている。
【0028】そして、二つの車輪12のうち車体前後方
向の一端側車輪が、走行用電動モータM2にて駆動させ
る推進用の駆動輪12aに構成され、車体前後方向の他
端側の車輪が、遊転自在な従動輪12bとして構成さ
れ、スタッカークレーンCは、上部フレーム7に設けた
上部位置規制用ローラ17にて倒れ止めされながら、走
行用電動モータM2による駆動で走行レール1に沿って
自走自在に構成されている。また推進用の駆動輪12a
には、パッドでこの駆動輪12aを挟むことにより駆動
輪12aの回転を停止させるブレーキ装置(輪体の制動
手段の一例)26(図7)が設けられている。
【0029】走行車体2の走行位置は、図2などでは図
示を省略するが、走行用電動モータM2の回転軸に連結
されて、それの回転量を検出するための駆動側ロータリ
エンコーダ15(図7)と、図3に示すように、走行車
体2に取付けられた車体側ロータリエンコーダ(移動検
出手段の一例)21の検出情報に基づいて管理される。
車体側ロータリエンコーダ21は、それの回転軸に取付
けられたスプロケット21aが走行レール1に沿って敷
設されたチェーン22に歯合しており、走行車体2の走
行に伴ってスプロケット21aが回転して、走行車体2
の走行移動を検出する。また地上側に、荷載置台E2と
の間でのパレットPに載せた物品Fの出し入れを行うホ
ームポジション(HP)に設置された被検出板23を検
出するためのフォトインタラプタ式のHP検出センサ2
4が備えられている。
【0030】図7に示すように、車体側ロータリエンコ
ーダ21、およびHP検出センサ24の検出情報は、ク
レーン制御装置CCの走行制御部31に入力され、駆動
側ロータリエンコーダ15、車体側ロータリエンコーダ
21、およびHP検出センサ24の検出情報は、クレー
ン制御装置CCのブレーキ効き監視部35に入力されて
いる。
【0031】また上記フォーク装置5は、図4〜図6に
示すように、昇降台3上に設けられる前後一対の固定フ
ォーク41と、これら各固定フォーク41にガイド構造
(図示せず)を介して支持案内され左右方向(長さ方
向)で相対的に移動自在なセカンダリーフォーク42
と、各セカンダリーフォーク42にガイド構造(図示せ
ず)を介して支持案内され左右方向(長さ方向)で相対
的に移動自在なプライマリーフォーク43と、前記セカ
ンダリーフォーク42の出退駆動装置44と、前記プラ
イマリーフォーク43の出退連動手段45などから構成
されている。プライマリーフォーク43とセカンダリー
フォーク42が出し入れ具を構成している。
【0032】各セカンダリーフォーク42の底面にはラ
ックギヤ46が出退移動方向に平行に形成されており、
前記出退駆動装置44は、この各ラックギヤ46に噛み
合う左右一対のピニオンギヤ47と、これらピニオンギ
ヤ47に同時に噛み合うアイドルギヤ48と、一方のア
イドルギヤ48に駆動ギヤ49が噛み合うように設けら
れた移載用電動モータM3から構成されている。前後の
ピニオンギヤ47は連結棒50により連結されており、
この連結棒50を介して他方のピニオンギヤ47へ移載
用電動モータM3の駆動力が伝達される。
【0033】また前記出退連動手段45は、固定フォー
ク41の両端に振り分けて係止された一対のチェーン
(フォーク出退用チェーン;出退用索状体の一例)5
1,52と、これらチェーン51,52の中間部をUタ
ーンさせるべくセカンダリーフォーク42の両端に振り
分けて軸支された案内輪体53,54などから構成さ
れ、そしてチェーン51,52の他端が、プライマリー
フォーク43の両端に振り分けて係止されている。
【0034】フォーク装置5は上記構成により、出し入
れ具を出退させて収納棚Aの物品収納部Dまたは物品搬
出入部Eの荷載置台E2に対してパレットPに載せた物
品Fの受け渡しを行う。すなわち、移載用電動モータM
3により駆動ギヤ49を回転駆動させることにより、一
方のアイドルギヤ48を介して一方のピニオンギヤ47
を回転させ、この一方のピニオンギヤ47の回転により
連結棒50を介して他方のピニオンギヤ47が同時に回
転され、これら各ピニオンギヤ47の回転により、ラッ
クギヤ46を介して各セカンダリーフォーク42が固定
フォーク41に対して左右方向へ移動され、この進出移
動により一対のチェーン51,52が案内輪体53,5
4を介してプライマリーフォーク43をそれぞれセカン
ダリーフォーク42の移動方向へ引っ張り、両プライマ
リーフォーク43は同方向へ移動される。このプライマ
リーフォーク43の移動によりパレットPに載せた物品
Fの受け渡しが行われる。
【0035】フォーク装置5のプライマリーフォーク4
3の出退位置は、移載用モータM3の回転軸に連結され
た移載用ロータリエンコーダ(移動量検出手段の一例)
56の検出情報に基づいて管理される。またプライマリ
ーフォーク43が昇降台3の中央位置に戻ってきたこと
を検出するために、プライマリーフォーク43の中心位
置に反射板からなる被検出体57が設けられ、固定フォ
ーク41の中心にこの被検出体57を検出する光電スイ
ッチからなる中央位置検出センサ(中央位置検出手段の
一例)58が取付けられている。
【0036】移載用ロータリエンコーダ56、および中
央位置検出センサ58の検出情報は、図7に示すよう
に、クレーン制御装置CCの移載制御部31およびフォ
ーク用チェーン伸び監視部34に入力されている。
【0037】上記クレーン制御装置CCには、図7に示
すように、コントローラE1からの搬送指令を受けて、
昇降用電動モータM1を駆動して昇降台3を指定された
昇降位置に昇降させる昇降制御部30と、走行用電動モ
ータM2を駆動して走行車体2を指定された走行位置に
移動させる走行制御部31と、移載用電動モータM3を
駆動してフォーク装置5のプライマリーフォーク43を
出退作動させて物品Fを移載させる移載制御部32が設
けられ、これら各制御部30,31,32により制御さ
れて物品Fの搬送並びに各物品収納部Dなどとの間の物
品Fの移載が行われる。
【0038】またクレーン制御装置CCには、図7に示
すように、昇降用チェーン伸び監視部33、フォーク用
チェーン伸び監視部34、ブレーキ効き監視部35が設
けられ、物品Fの受け渡しを正常に行うために、昇降用
チェーン8の伸び、フォーク用チェーン51,52の伸
び、ブレーキ装置5の効きなどを監視している。以下、
これらの監視部33,34,35について詳細に説明す
る。 「昇降用チェーン伸び監視部33」この監視部33に
は、駆動側ロータリエンコーダ18、昇降台側ロータリ
エンコーダ19、および下限検出リミットスイッチ25
の検出情報が入力されており、図8に示すように、下限
検出リミットスイッチ25の検出情報によりリセットさ
れて、駆動側ロータリエンコーダ18から入力されたパ
ルス信号をカウントして昇降用チェーン8の巻き取り量
(駆動距離)を測定する駆動距離検出部61と、下限検
出リミットスイッチ25の検出情報によりリセットされ
て、昇降台側ロータリエンコーダ19から入力されたパ
ルス信号をカウントして昇降台3の実昇降距離(移動距
離)を測定する移動距離検出部62と、昇降制御部30
により出力された昇降終了信号を実行信号として、駆動
距離検出部61により測定された昇降用チェーン8の駆
動距離と移動距離検出部62により測定された昇降台3
の実移動距離の差、すなわち昇降用チェーン8の伸び量
を算出する減算部63と、昇降制御部30により出力さ
れた昇降終了信号を実行信号として、この減算部63に
おいて求められた昇降用チェーン8の伸び量を記憶する
記憶部64と、昇降制御部30により出力された昇降終
了信号を実行信号として、この記憶部64に記憶された
昇降用チェーン8の伸び量のデータに基づいて昇降用チ
ェーン8のメンテナンス時期を判定する判定部65から
構成されている。
【0039】判定部65は、記憶部64に記憶された昇
降用チェーン8の伸び量データのうち、最新のデータが
許容値(あるいは一定値)を超えているとメンテナンス
要求(保守指令)をコントローラE1へ出力し、さらに
過去数回の昇降用チェーンの伸び量データからその傾向
を検出し、昇降制御を複数回(たとえば、10回)実行
した後の予測値を求め、この予測値が許容値を超える可
能性があるかを判断し、判断するとメンテナンス予防要
求(保守予防指令)をコントローラE1へ出力する。コ
ントローラE1はこれらメンテナンス要求あるいは予防
要求を入力すると画面に表示する。
【0040】このように、昇降用チェーン8の伸び量が
許容値を超えるとコントロールE1へメンテナンス要求
が表示されることにより、作業員はメンテナンスの必要
を認識でき、昇降用チェーン8を調整する。また昇降用
チェーン8の伸び量の予測値が求められ、この予測値が
許容値を超えると判断されると、メンテナンス予防要求
が表示されることにより、予め、昇降用チェーン8の保
守・調整のための段取りを行うことができ、計画的に保
守・調整を実行できる。以上のように、昇降用チェーン
8の伸び量が常に許容値内(あるいは一定値以内)に保
守・調整されることにより、昇降台3を常に正常な昇降
位置に停止でき、正常な荷の移載を行うことができる。 「フォーク用チェーン伸び監視部34」この監視部34
には、移載用ロータリエンコーダ56、および中央位置
センサ58の検出情報が入力されており、この監視部3
4は、図9に示すように、移載用ロータリエンコーダ5
6から入力されたパルス信号をカウントしてプライマリ
ーフォーク43を出退させたときフォーク出退用チェー
ン51,52の移動距離(移動量;フォーク出退用チェ
ーン51,52の伸び量に相当する)を測定する移動距
離検出部71と、プライマリーフォーク43が中央に戻
ってきたとき動作する中央位置センサ58の検出情報を
実行信号として、移動距離検出部71において求められ
たフォーク出退用チェーン51,52の移動距離を記憶
する記憶部72と、中央位置センサ58の検出情報にを
実行信号として、記憶部72に記憶されたフォーク出退
用チェーン51,52の移動距離のデータに基づいてフ
ォーク出退用チェーン51,52のメンテナンス時期を
判定する判定部73から構成されている。
【0041】判定部73は、記憶部72に記憶されたフ
ォーク出退用チェーン51,52の移動距離データのう
ち、最新のデータが許容値(あるいは一定値)を超えて
いるとメンテナンス要求(保守指令)をコントローラE
1へ出力し、さらに過去数回のフォーク出退用チェーン
51,52の移動距離データからその傾向を検出し、移
載制御を複数回(たとえば、10回)実行した後の予測
値を求め、この予測値が許容値(あるいは一定値)を超
える可能性があるかを判断し、判断するとメンテナンス
予防要求(保守予防指令)をコントローラE1へ出力す
る。コントローラE1はこれらメンテナンス要求あるい
は予防要求を入力すると画面に表示する。
【0042】このように、フォーク出退用チェーン5
1,52の移動距離(伸び量)が許容値(あるいは一定
値)を超えるとコントロールE1へメンテナンス要求が
出力され表示されることにより、作業員はメンテナンス
の必要を認識でき、フォーク出退用チェーン51,52
を保守・調整する。またフォーク出退用チェーン51,
52の移動距離(伸び量)の予測値が求められ、この求
めた予測値が許容値(あるいは一定値)を超えると判断
されると、メンテナンス予防要求が表示されることによ
り、予め、フォーク出退用チェーン51,52の保守・
調整のための段取りを行うことができ、計画的に保守・
調整を実行できる。以上のように、フォーク出退用チェ
ーン51,52の伸び量が常に許容値内(あるいは一定
値以内)に保守・調整されることにより、プライマリー
フォーク43を常に正常な出退位置に停止でき、正常な
荷の移載を行うことができる。 「ブレーキ効き監視部35」この監視部35には、駆動
側ロータリエンコーダ15の検出情報、車体側ロータリ
エンコーダ21の検出情報、およびHP検出センサ24
の検出情報が入力されており、監視部35は、図10に
示すように、HP検出センサ24の検出情報によりリセ
ットされて、駆動側ロータリエンコーダ15から入力さ
れたパルス信号をカウントして走行車体2の駆動距離を
測定する駆動距離検出部81と、HP検出センサ24の
検出情報によりリセットされて、車体側ロータリエンコ
ーダ21から入力されたパルス信号をカウントして走行
車体2の実移動距離を測定する移動距離検出部82と、
走行制御部31により出力された走行終了信号を実行信
号として、駆動距離検出部81により測定された走行車
体2の駆動距離と移動距離検出部82により測定された
走行車体2の実移動距離の差、すなわち車輪12の磨耗
の度合いを演算する減算部83と、走行制御部31によ
り出力された走行終了信号を実行信号として、この減算
部83において求められた車輪12の磨耗の度合いを記
憶する第1記憶部84と、走行制御部31により出力さ
れた走行終了信号を実行信号として、この第1記憶部8
4に記憶された車輪12の磨耗の度合いに基づいて車輪
12のメンテナンス時期を判定する第1判定部85と、
走行制御部31により出力されたブレーキ信号をリセッ
トおよび実行信号として、車体側ロータリエンコーダ2
1から入力されたパルス信号をカウントして走行車体2
の制動距離を測定する制動距離検出部86と、走行制御
部31により出力された走行終了信号を実行信号とし
て、この制動距離検出部86において求められた制動距
離を記憶する第2記憶部87と、走行制御部31により
出力された走行終了信号を実行信号として、この第2記
憶部87に記憶された制動距離に基づいてブレーキ装置
26のメンテナンス時期を判定する第2判定部88とか
ら構成されている。
【0043】上記第1判定部85は、第1記憶部84に
記憶された車輪12の磨耗の度合いデータのうち、最新
のデータが許容値(あるいは一定値)を超えていると車
輪12のメンテナンス要求(保守指令)をコントローラ
E1へ出力し、さらに過去数回の車輪12の磨耗の度合
いデータからその傾向を検出し、走行制御を複数回(た
とえば、10回)実行した後の予測値を求め、この予測
値が許容値(あるいは一定値)を超える可能性があるか
を判断し、判断すると車輪12のメンテナンス予防要求
(保守予防指令)をコントローラE1へ出力する。コン
トローラE1はこれら車輪12のメンテナンス要求ある
いは予防要求を入力すると画面に表示する。
【0044】このように、車輪12の磨耗の度合いが許
容値(あるいは一定値)を超えるとコントロールE1へ
メンテナンス要求が出力され表示されることにより、作
業員はメンテナンスの必要を認識でき、車輪12を交換
する。また車輪12の磨耗の度合いの予測値が求めら
れ、この予測値が許容値(あるいは一定値)を超えると
判断されると、メンテナンス予防要求が表示されること
により、予め、車輪12の保守のための段取りを行うこ
とができ、計画的に保守を実行できる。以上のように、
車輪12の磨耗の度合いが常に許容値内にあるように保
守されることにより、走行車体2を常に正常な走行位置
に停止でき、正常な荷の移載を行うことができる。
【0045】また第2判定部88は、第2記憶部87に
記憶された過去の複数回(たとえば、10回)の制動距
離の平均値を求め、この平均値が許容値(あるいは一定
値)を超えているかを検出し、検出するとブレーキ装置
26のメンテナンス要求(保守指令)をコントローラE
1へ出力する。コントローラE1はこのブレーキ装置2
6のメンテナンス要求を入力すると画面に表示する。
【0046】このように、ブレーキの制動距離の平均値
が許容値(あるいは一定値)を超えるとコントロールE
1へメンテナンス要求が出力され表示されることによ
り、作業員はメンテナンスの必要を認識でき、ブレーキ
装置26を調整する。これにより、ブレーキ装置26の
効きが一定となり、常に正常な走行位置に停止実行で
き、正常な荷の移載を行うことができる。またブレーキ
の制動距離の平均値を求めて判断することにより、昇降
台3上の物品Fの重量などを原因とする制動距離(制動
後の走行車体の移動量)のバラツキによる影響が排除さ
れ、的確な時期にブレーキ装置26の保守・調整を行う
ことができる。
【0047】なお、本実施の形態では、棚設備の出し入
れ装置としてスタッカークレーンCを使用しているが、
スタッカークレーンCの走行車体2に相当する構成を備
えていない棚設備の出し入れ装置を使用することも可能
である。図11に走行車体2を備えていない棚設備の出
し入れ装置の一例を示す。図11には、上記実施の形態
の構成と同一の機能を有する構成には同一の符号を付し
ている。
【0048】図11に示す棚設備は、たとえばコンテナ
からなる物品Fを、前後に所定間隔を隔てて設置した2
基の収納棚Aの物品収納部Dのうちのいずれかの物品収
納部Dに収納させることができるとともに、所定の収納
棚Aに収納される物品Fを取り出すことができるように
している。
【0049】物品収納部Dは、一対の収納棚Aそれぞれ
において、上下方向並びに横方向に並列する状態で、複
数設けられている。前方側に位置する一方の収納棚Aの
下部側の物品収納部Dを利用して上下2段の物品Fの搬
出入部(搬入出口)Eが設けられている。またこの搬出
入部Eには、物品Fを収納棚Aに対して搬出入するため
のローラコンベアRCが連設されている。
【0050】また、一対の収納棚Aの前後中間部には、
物品Fを各物品収納部Dと搬出入部Eとの間に亘って搬
送し、入出庫を行う搬送装置(出し入れ装置の一例)
C’が設けられている。
【0051】搬送装置C’は、チェーン(昇降用索状体
の一例)8にて吊下げ支持され、収納棚Aの上下高さの
ほぼ全域にわたって垂直方向に昇降される昇降台(昇降
体の一例)3と、この昇降台3上に設けられ、フォーク
出退用チェーン(出退用索状体の一例)の駆動により出
し入れ具(セカンダリーフォークとプライマリーフォー
ク43)を出退させて収納棚Aの物品収納部Dまたは搬
入出部Eに対して物品Fの受け渡しを行うフォーク装置
(受け渡し手段の一例)5から構成されている。この搬
送装置C’は上記のように実施の形態の走行車体2に相
当する構成を備えていない。なお、フォーク装置5は昇
降台3上を横動自在とされている(詳細は後述する)。
【0052】このような構成の搬送装置C’においても
上記実施の形態と同様に、昇降用チェーン8の伸び量、
フォーク出退用チェーンの伸び量を算出し、この算出し
た伸び量が許容値(あるいは一定値)を超えるときにメ
ンテナンス要求を出力し、また伸び量の傾向から予測値
を求め、この求めた予測値が許容値(あるいは一定値)
を超えるときにメンテナンス予防要求を出力するように
することができる。よって、昇降用チェーン8の伸び量
が常に許容値内(あるいは一定値以内)に保守・調整さ
れることにより、昇降台3を常に正常な昇降位置に停止
でき、正常な荷の移載を行うことができ、またフォーク
出退用チェーンの伸び量が常に許容値内(あるいは一定
値以内)に保守・調整されることにより、プライマリー
フォーク43を常に正常な出退位置に停止でき、正常な
荷の移載を行うことができる。
【0053】上記フォーク装置5を昇降台3上を横動自
在とする機構は図12に示すように、フォーク装置5を
支持し、4つの車輪91により横動自在に構成された箱
体92と、昇降台3における両端部の夫々に前後軸芯周
りで回転自在に支承されたプーリ93A,93Bと、プ
ーリ93A,93Bに巻回され、両端が箱体92から昇
降台3の側面に沿って垂設されたプレート94に連結さ
れた駆動ベルト95と、一方のプーリ93Aを回動駆動
する横動用電動モータM4から構成され、横動用電動モ
ータM4によって駆動ベルト95が長手方向に移動操作
されて、プレート94を介して箱体92、すなわちフォ
ーク装置5が昇降台3上を横移動操作されるように構成
されている。また昇降台3におけるフォーク装置5の横
動位置を特定する横動検出手段として光学式の測距装置
が設けられている。すなわち、昇降台3におけるフォー
ク装置5の横移動原点位置(HP位置)に直角に反射板
96が設置され、プレート94に、反射板96に対向し
て反射板96に水平にビーム光を投射するレーザ測距計
97が設けられている。また駆動ベルト95を移動操作
する電動モータM4の回転軸に連動連結される状態でロ
ータリエンコーダ98が備えられ、前記昇降台3の横移
動原点位置(HP位置)に設けられた反射板からなる被
検出体99を検出する光電スイッチからなるHPセンサ
100が箱体92に備えられている。
【0054】上記駆動ベルト95の伸び量も、昇降用チ
ェーン8と同様に監視することができる。すなわち、レ
ーザ測距計97により測定されるフォーク装置5の実移
動距離と、HPセンサ100の動作によりリセットされる
カウンタによりロータリエンコーダ98から出力される
パルスをカウントすることにより検出される駆動量(横
動用電動モータM4によって駆動される駆動ベルト95
の駆動量)を比較し、駆動ベルト95の伸び量を算出
し、算出した伸び量が許容値(あるいは一定値)を超え
るときにメンテナンス要求を出力し、また伸び量の傾向
から予測値を求め、この求めた予測値が許容値(あるい
は一定値)を超えるときにメンテナンス予防要求を出力
するようにすることができる。よって、駆動ベルト95
の伸び量が常に許容値内(あるいは一定値以内)に保守
・調整されることにより、フォーク装置5を常に正常な
横動位置に停止でき、正常な荷の移載を行うことができ
る。
【0055】また上記本実施の形態では、走行車体2の
移動距離(移動量)を検出する移動検出手段、さらに昇
降台3の移動距離(昇降量)を検出する昇降検出手段と
して、ロータリエンコーダ19,21を使用している
が、これらロータリエンコーダ19,21に代えて、光
学式の測距装置を使用してもよい。測距装置は、目標と
なる反射板と、この反射板へ測距用のビーム光を投射
し、その反射光により距離を測定するレーザ測距計から
構成される。走行車体2の移動距離は、作業通路Bの一
端に反射板を設置し、走行車体2上に反射板に対向して
反射板に水平にビーム光を投射するレーザ測距計を設け
ることにより測定し、昇降台3の移動距離は、昇降台3
の底面に反射板を設置し、走行車体2上に、昇降台3の
底面の反射板に向けて垂直に水平にビーム光を投射する
レーザ測距計を設けることにより測定する。
【0056】また本実施の形態では、受け渡し手段であ
るフォーク装置5において、セカンダリーフォーク42
およびプライマリーフォーク43の駆動をフォーク出退
用チェーン51,52を使用して行っているが、リニア
モータなど他の駆動手段を使用して駆動するようにする
ことも可能である。またチェーン51,52に代えてワ
イヤなど他の索状体を使用することもできる。さらにフ
ォーク装置5の出し入れ具を、前後“一対”のフォーク
(固定フォーク41,セカンダリーフォーク42,プラ
イマリーフォーク43)により構成しているが、一枚の
板状のフォークにより構成してもよい。
【0057】また本実施の形態では、左右方向に並設さ
れた各収納棚Aをそれぞれ、前後方向に荷収納部Dを有
する構成としているが、各収納棚Aを前後方向のみでな
く左右方向(奥行き方向)に荷収納部Dを並べた構成と
することもできる。このとき、フォーク装置5を、フォ
ーク(出し入れ具)が各収納棚Aの左右方向の各荷収納
部Dに対して位置決め出退可能な構成(ダブルディープ
タイプ)とする。このように、フォーク装置5をダブル
ディープタイプとすることもできる。
【0058】また本実施の形態では、搬入出部Eの一対
の荷載置台E2を物品Fの搬入出を行う搬入出口として
使用しているが、これら荷載置台E2を、物品Fの搬入
口専用または搬出口専用として使用することもできる。
【0059】また本実施の形態では、走行車体2と昇降
台3の駆動手段としていわゆるインバータ式のモータM
1,M2を使用しているが、モータM1,M2自体に、
走行車体2と昇降台3の移動速度を検出する手段を備え
ると共に、クレーン制御装置CCから指令された速度と
検出した移動速度とが一致するようにフィードバック制
御する回路を備えるように構成するなど、走行車体2と
昇降台3の駆動手段の具体構成は種々変更可能である。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、保守
要求に応じて作業者が昇降用索状体の保守・調整を実行
することにより、昇降体は常に正常な昇降位置に停止で
き、常に正常な荷の移載を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における棚設備の要部斜視
図である。
【図2】同棚設備のスタッカークレーンの概略構成図で
ある。
【図3】同棚設備のスタッカークレーンの要部拡大図で
ある。
【図4】同棚設備のフォーク装置の概略平面図である。
【図5】同棚設備のフォーク装置の概略側面図である。
【図6】同棚設備のフォーク装置の出退用チェーンによ
る動作説明図である。
【図7】同棚設備の制御構成図である。
【図8】同棚設備のクレーン制御装置の昇降用チェーン
伸び監視部のブロック図である。
【図9】同棚設備のクレーン制御装置のフォーク用チェ
ーン伸び監視部のブロック図である。
【図10】同棚設備のクレーン制御装置のブレーキ効き
部のブロック図である。
【図11】本発明の他の実施の形態における棚設備の要
部斜視図である。
【図12】同棚設備の昇降台の概略側面図である。
【符号の説明】
FS 棚設備 A 収納棚 B 作業通路 C スタッカークレーン C’ 搬送装置 CC クレーン制御装置 D 荷収納部 E 物品搬入出部 E1 コントローラ M1 昇降用電動モータ M2 走行用電動モータ M3 移載用電動モータ M4 横動用電動モータ 1 走行レール 2 走行車体 3 昇降台 4 昇降マスト 5 フォーク装置 8 昇降用チェーン 11 巻き取りドラム 12 車輪 15,18,19,21,56,98 ロータリエンコ
ーダ 24,100 HP検出センサ 25 下限検出リミットスイッチ 26 ブレーキ装置 43 プライマリーフォーク 51,52 フォーク出退用チェーン 58 中央位置検出センサ 95 駆動ベルト 96 被検出体 97 レーザ測距計

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を収納する複数の荷収納部と、搬入出
    口との間で前記荷の入出庫を行なう棚設備の出し入れ装
    置であって、 昇降用索状体にて吊下げ支持され、垂直方向に昇降され
    る昇降体と、 この昇降体上に設けられ、出し入れ具を出退させて前記
    収納棚の荷収納部または搬入出口に対して前記荷の受け
    渡しを行う受け渡し手段から構成され、 前記昇降用索状体の巻き取り手段と、 この巻き取り手段による前記昇降用索状体の巻き取り量
    を検出する巻き取り検出手段と、 前記昇降体の昇降量を検出する昇降検出手段を備え、 前記巻き取り手段により検出された昇降用索状体の巻き
    取り量と前記昇降検出手段による昇降体の昇降量を比較
    して、昇降用索状体の伸び量を算出し、この算出した伸
    び量が許容値あるいは一定値を超えると、保守指令を出
    力することを特徴とする棚設備の出し入れ装置。
  2. 【請求項2】 算出された昇降用索状体の伸び量により
    昇降用索状体の伸び量を予測し、この予測値が許容値あ
    るいは一定値を超えると判断すると、保守指令を出力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の棚設備の出し入れ
    装置。
  3. 【請求項3】 荷を収納する複数の荷収納部と、搬入出
    口との間で前記荷の入出庫を行なう棚設備の出し入れ装
    置であって、 昇降用索状体にて吊下げ支持され、垂直方向に昇降され
    る昇降体と、 この昇降体上に設けられ、出退用索状体の駆動により出
    し入れ具を出退させて、前記収納棚の荷収納部または搬
    入出口に対して前記荷の受け渡しを行う受け渡し手段か
    ら構成され、 前記出退用索状体の移動量を検出する移動量検出手段
    と、 前記出し入れ具が昇降体の中央位置にあることを検出す
    る中央位置検出手段と、 前記中央位置検出手段により、前記出し入れ具が出退さ
    れ中央に戻ってきたことが検出されると、前記移動量検
    出手段により検出されている出退用索状体の移動量を求
    め、この求めた出退用索状体の移動量が許容値あるいは
    一定値を超えると、保守指令を出力することを特徴とす
    る棚設備の出し入れ装置。
  4. 【請求項4】 求めた出退用索状体の移動量により、出
    退用索状体の移動量を予測し、この予測値が許容値ある
    いは一定値を超えると判断すると、保守指令を出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の棚設備の出し入れ装
    置。
  5. 【請求項5】 荷を収納する複数の荷収納部と、搬入出
    口との間で前記荷の入出庫を行なう棚設備の出し入れ装
    置であって、 複数の輪体により支持され、前記輪体の駆動により荷収
    納部に沿って走行する走行車体と、 前記走行車体上に垂設された柱体に沿って、昇降用索状
    体にて吊下げ支持され、垂直方向に昇降される昇降体
    と、 この昇降体上に設けられ、出し入れ具を出退させて前記
    荷収納部または搬入出口に対して前記荷の受け渡しを行
    う受け渡し手段から構成され、 前記輪体の制動手段と、 前記走行車体の移動量を検出する移動検出手段と、 前記制動手段により輪体に制動がかけられた後の走行車
    体の移動量を前記移動検出手段により検出し、この検出
    した移動量が許容値あるいは一定値を超えると、保守指
    令を出力することを特徴とする棚設備の出し入れ装置。
  6. 【請求項6】 検出した走行車体の移動量を記憶し、過
    去の走行車体の移動量の平均値を求め、この求めた平均
    値が許容値あるいは一定値を超えると、保守指令を出力
    することを特徴とする請求項5に記載の棚設備の出し入
    れ装置。
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