JP2002202816A - 移動体 - Google Patents

移動体

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JP2002202816A
JP2002202816A JP2000399734A JP2000399734A JP2002202816A JP 2002202816 A JP2002202816 A JP 2002202816A JP 2000399734 A JP2000399734 A JP 2000399734A JP 2000399734 A JP2000399734 A JP 2000399734A JP 2002202816 A JP2002202816 A JP 2002202816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、結露以外に考えられる原因による
スリップを検出でき、効率の低下を防止できる移動体を
提供することを目的とする。 【解決手段】 走行レールに沿って車輪の駆動により走
行するスタッカークレーンに、このクレーンの実走行距
離を検出する車体側ロータリエンコーダ21と、前記車輪
の回転数を測定することによりクレーンの(推測)走行
距離を求めるモータ側ロータリエンコーダ24とを設け、
前記実走行距離と推測走行距離とを比較して異なると、
クレーンの走行が通常ではないと判断してクレーンの加
減速度を減少させる走行制御部31を設ける。この構成に
よれば、結露以外の原因、たとえば走行レール上のオイ
ルによる走行レールに対する車輪のスリップをも検出す
ることができ、走行が通常ではなくなること(車輪のス
リップ)を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レールに沿って輪
体である車輪の駆動により走行する移動体、特にその移
動体の走行時の速度制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レールに沿って車輪の回転駆動に
より走行可能な移動体では、レールに対する駆動車輪の
スリップを防止するために、レールに結露が発生してい
るか否かをレール近くの雰囲気温度と雰囲気湿度および
レールの温度に基づいて検出し、結露の発生検出に伴っ
て、駆動車輪の回転駆動状態を結露未発生時と異なる状
態に調整するようにしている。すなわち、結露発生時に
は、結露未発生時より駆動車輪の定格速度および増速加
速度を減少させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レールに対する駆動車
輪のスリップの原因は、結露以外にもオイルの付着など
が存在するが、上記従来構成では、このような他の原因
でスリップしたとき、何ら対策がされないことから、停
止状態からの増速時であれば、定格速度に到るまでに時
間を要して効率が低下し、定格速度による走行時におい
ても同様に効率が低下し、また車輪のスリップが断続し
て生じると、移動体上に荷を搭載しているときには荷崩
れを起こす恐れもある。さらに減速時にスリップが生じ
ると、移動体が目的の停止位置を超えてオーバーし、そ
のあと目的の停止位置に戻る必要が生じて効率が低下す
る。
【0004】また上記従来構成では、結露発生時には、
結露未発生時より駆動車輪の定格速度および増速加速度
を減少させているだけであり、結露の量によってスリッ
プの状態が異なって減速時にスリップが生じると、大き
くオーバーランする恐れがあった。このようなときに、
オーバーランを防ぐために急ブレーキをかけると、移動
体上に荷を搭載しているときには荷崩れの恐れがある。
【0005】そこで、本発明は、結露以外に考えられる
原因によるスリップをも検出でき、効率の低下を防止で
きる移動体を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、レールに
沿って輪体の駆動により走行する移動体であって、前記
移動体に、前記移動体の実走行距離を検出する距離検出
手段と、前記輪体の回転数を測定することにより、移動
体の走行距離を求める距離認識手段とを設け、前記距離
検出手段により検出される実走行距離と、前記距離認識
手段により求められる走行距離とを比較して異なると、
移動体の走行が通常ではないと判断して移動体の加減速
度を減少させることを特徴とするものである。
【0007】移動体の走行が通常ではなくなると、たと
えば輪体がスリップして輪体が回転しても移動体が走行
しない事態が生じると、輪体の回転数に輪体の円周を乗
算して求める走行距離(推測走行距離)が、実際の移動
体の走行距離(実走行距離)より大きくなってしまう。
上記構成によれば、推測走行距離と実走行距離を比較し
て異なると(輪体がスリップして推測走行距離が実走行
距離より大きくなると)、移動体の走行が通常ではない
(輪体がスリップしている)と判断して移動体の加減速
度を減少させる。よって、走行が通常ではなくなること
(レールに対する輪体のスリップ)が極力防止される。
また推測走行距離と実走行距離を比較することにより、
結露以外の原因、たとえばレール上に零れたオイルによ
るスリップが検出される。
【0008】また請求項2に記載の発明は、上記請求項
1に記載の発明であって、距離検出手段を、移動体と、
移動体の走行方向の定点との距離を測定することによ
り、移動体の実走行距離を測定する距離測定手段、また
は移動体に回転体を設け、レールに沿って前記回転体に
歯合する固定部材を設け、移動体の走行により前記固定
部材に歯合して回転する回転体の回転数を測定すること
により、移動体の実走行距離を測定する距離測定手段に
より構成したことを特徴とするものである。
【0009】上記構成によれば、実走行距離が、移動体
と、移動体の走行方向の定点との距離を測定することに
より測定され、あるいは移動体の走行によりレールに沿
って設けた固定部材に歯合して回転する回転体の回転数
を測定することにより測定される。
【0010】また請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の発明であって、移動体の加減速度
として予め複数に渡って加減速度が設定され、距離検出
手段により検出される走行距離と、前記距離認識手段に
より求められる走行距離と比較して異なると、その状態
により前記設定加減速度が選択されることを特徴とする
ものである。
【0011】輪体のスリップが大きくなると、推測走行
距離がその状態に応じて実走行距離より大きくなってし
まう。上記構成によれば、推測走行距離が大きくなると
設定加減速度を小さく選択することにより、移動体の加
減速度が減少され、レールに対する輪体のスリップが極
力防止される。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の発明であって、移動体の走行が
通常ではないと判断すると移動体の加減速度を自動的に
変更する自動モードと、手動による移動体の加減速度を
選択する手動モードを設定する設定手段を設け、設定手
段により自動モードが設定されているとき、移動体の加
減速度を自動的に変更することを特徴とするものであ
る。
【0013】上記構成によれば、設定手段により自動モ
ードが設定されているとき、移動体の加減速度は自動的
に変更され、手動モードが設定されているとき、移動体
の加減速度は手動による移動体の加減速度(固定値)に
設定される。よって、移動体は作業者の意図に反して加
減速度を減少させることはない。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の発明であって、移動体の走行が
通常ではないと判断すると移動体の加減速度を自動的に
変更する自動モードを有する設定手段を設け、時計機能
を有し、設定された日時となったと判断したとき、前記
設定手段のモードを自動モードとすることを特徴とする
ものである。
【0015】設定される日時は、時期、時間の設定を含
む。上記構成によれば、設定された日時となったとき、
たとえば結露が生じやすい冬場の早朝の時間には自動的
に自動モードとされ、結露によるスリップが極力防止さ
れる。また作業者が結露が生じやすい時期において自動
モードへの切り換え忘れが防止される。
【0016】請求項6に記載の発明は、レールに沿って
輪体の駆動により走行する移動体であって、前記移動体
は、時計機能を有し、設定された日時となったとき移動
体の走行が通常ではなくなるものと判断して、移動体の
加減速度を自動的に減少することを特徴とするものであ
る。
【0017】設定される日時は、時期、時間の設定を含
む。上記構成によれば、設定された日時となったとき、
たとえば結露が生じやすい冬場の早朝の時間には移動体
の加減速度が自動的に減少され、よって結露によるスリ
ップが極力防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の移動体を、物品保管設備
に備えられるスタッカクレーンに適用した場合について
説明する。
【0019】図1に示すように、物品保管設備FSに
は、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔
てて設置した2基の収納棚Aと、それらの収納棚Aどう
しの間に形成した作業通路Bを自動走行するスタッカー
クレーン(移動体の一例)Cとが設けられ、各収納棚A
には多数の物品収納部Dが上下多段かつ左右に並設され
ている。
【0020】前記作業通路Bには、収納棚Aの長手方向
に沿って走行レール1が設置され、作業通路Bの一端側
に設置した物品搬出入部Eには、入出庫指令をスタッカ
ークレーンCに入力するコントローラE1と、操作パネ
ルE2と、走行レール1を挟んで一対の荷載置台E3と
が設けられ、スタッカークレーンCは、入出庫指令に基
づいて走行レール1に沿って走行して、荷載置台E3と
物品収納部Dとの間でのパレットPに載せた物品Fの出
し入れを行う入出庫用の搬送車(移動体の一例)として
構成されている。
【0021】前記スタッカークレーンCは、図2に示す
ように、走行レール1に沿って走行する走行車体2に、
昇降台3と、その昇降台3を昇降操作自在に案内支持す
る前後一対の昇降マスト4とを設けて構成され、昇降台
3には物品移載用のフォーク装置5が設けられている。
【0022】前記昇降台3は、その左右両側に連結した
昇降用チェーン8にて吊下げ支持され、この昇降用チェ
ーン8は、上部フレーム7に設けた案内スプロケット9
と一方の昇降マスト4に設けた案内スプロケット10と
に巻き掛けられて、走行車体2の一端に装備した巻き取
りドラム11に連結されている。
【0023】そして、巻き取りドラム11を、いわゆる
インバータ式のモータである昇降用電動モータM1にて
正逆に駆動回転させて、昇降用チェーン8の繰り出しや
巻き取り操作で昇降台3を駆動昇降させるように構成さ
れている。
【0024】昇降台3の昇降位置は、図2などでは図示
を省略するが、巻き取りドラム11の回転軸に連結され
て、それの回転量を検出するための駆動側ロータリエン
コーダ18(図4)と、昇降台3に取付けられている昇
降台側ロータリエンコーダ19との検出情報に基づいて
管理される。昇降台側ロータリエンコーダ19は、図3
に示すように、それの回転軸に取付けられたスプロケッ
ト19aが昇降マスト4の一方に上下方向に敷設された
チェーン20に歯合しており、昇降台3の昇降に伴って
スプロケット19aが回転して、昇降台3の昇降移動を
検出する。
【0025】駆動側ロータリエンコーダ18及び昇降台
側ロータリエンコーダ19の検出情報は、図4に示すよ
うに、クレーン制御装置CCの昇降制御部30に入力さ
れている。
【0026】前記走行車体2には、図3に示すように、
走行レール1上を走行自在な前後二つの車輪(輪体の一
例)12と、走行レール1に対する車体横幅方向での位
置を規制するように走行レール1に係合する前後二箇所
に且つ左右一対に設けた下部位置規制用ロータ13と、
走行駆動装置(走行駆動手段の一例)14が設けられて
いる。走行駆動装置14は、走行用電動モータM2とこ
のモータM2を速度制御するインバータ(図示せず)か
ら構成されている。
【0027】また、前記上部フレーム7には、図2に示
すように、ガイドレール6を左右から挟み込んで、スタ
ッカークレーンCの走行に伴って、その側面に沿って上
下軸回りで転動する左右一対の上部位置規制用ローラ1
7が走行方向の前後端部に設けられている。
【0028】そして、二つの車輪12のうちの車体前後
方向の一端側の車輪が、走行用電動モータM2に連結さ
れ、駆動される推進用の駆動輪12aに構成され、車体
前後方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動輪12bと
して構成され、スタッカークレーンCは、上部フレーム
7に設けた上部位置規制用ローラ17にて倒れ止めされ
ながら、走行用電動モータM2による駆動で走行レール
1に沿って自走自在に構成されている。
【0029】走行車体2の走行位置は、図3に示すよう
に、走行車体2に取付けられた車体側ロータリエンコー
ダ21の検出情報に基づいて管理される。車体側ロータ
リエンコーダ21は、それの回転軸に取付けられたスプ
ロケット21(回転体の一例)aが走行レール1に沿っ
て敷設されたチェーン(レールに沿って回転体に歯合す
る固定部材の一例)22に歯合しており、走行車体2の
走行に伴ってスプロケット21aが回転して、走行車体
2の走行移動を検出する。
【0030】また駆動輪12aに連結される走行用電動
モータM2の回転軸には、この回転軸の回転を検出す
る、すなわち車輪の回転数を測定するモータ側ロータリ
エンコーダ24(図4)が連結されている。
【0031】車体側ロータリエンコーダ21とモータ側
ロータリエンコーダ24の検出情報は、図4に示すよう
に、クレーン制御装置CCの走行制御部31に入力され
ている。
【0032】上記クレーン制御装置CCは、図4に示す
ように、コントローラE1からの搬送指令を受けて、昇
降台3を指定された昇降位置に昇降させる昇降制御部3
0と、走行車体2を指定された走行位置に移動させる走
行制御部31と、フォーク装置5を出退作動させて物品
Fを移載させる移載制御部32から構成され、クレーン
制御装置CCにより制御されて物品Fの搬送並びに各物
品収納部Dなどとの間の物品Fの移載が行われる。
【0033】上記操作パネルE2には、オンラインモー
ド/切/リモートモードの選択を行う選択スイッチや、
データの設定・変更などの操作を行う設定部スイッチ、
たとえば入庫/出庫/ピッキングの作業モードを設定す
るモード選択スイッチや、物品収納部Dの棚番などを入
力するテンキーなど(いずれも図示せず)が設けられ、
さらに図4に示すように、駆動輪12aのスリップを判
断してスタッカークレーンCの加減速度を自動的に変更
する自動モードと、手動によりスタッカークレーンCの
加減速度を選択する手動モードを設定する設定手段とし
て、ランプ付の加減速度設定(モード選択)スイッチ2
5が設けられている。
【0034】コントローラE1には、この加減速度設定
スイッチ25に対応して、図5に示すように、RSフリ
ップフロップ26が設けられている。このRSフリップ
フロップ26は、加減速度設定モード選択スイッチ25
の“自動”(モード)のスイッチ25aが操作されると
セットされ、また“手動”(モード)のスイッチ25b
が操作されるとリセットされるようにスイッチ25に接
続されており、このRSフリップフロップ26がセット
されているときに動作するリレイRY1が設けられてい
る。また図5に示すように、コントローラE1には、自
動的に日時を計時するカレンダー部(時計機能の一例)
27が設けられており、このカレンダー部27より出力
される現在の日時が、予め設定された日時の設定値内に
あるのかどうかを判定する判定部28が設けられ、この
判定部28で日時の設定値内にあると判定したときに動
作するリレイRY2が設けられている。上記リレイRY
1またはリレイRY2が動作しているとき、加減速設定
「自動(モード)」の信号がクレーン制御装置CCへ出
力され、同時にこの信号で加減速度設定スイッチ25の
“自動”のランプ25cが点灯されて自動モードである
ことが報知され、リレイRY1およびリレイRY2とも
動作していないとき、加減速度設定モード選択スイッチ
25の“手動”のランプ25dが点灯され、手動モード
であることが報知される。上記予め設定される日時は、
時期や時間を含んでいる(また日時は、”何日の何時何
分”であってもよい)。
【0035】上記クレーン制御装置CCの走行制御部3
1について詳細に説明する。クレーン制御装置CCの走
行制御部31の制御ブロック図を図6に示す。後述する
スタート信号によりリセットされて、車体側ロータリエ
ンコーダ21から入力されたパルス信号をカウントして
走行本体2の実移動距離を測定する第1移動距離検出部
41と、第1移動距離検出部41により測定された実移
動距離を微分して実速度を測定する速度検出部42と、
後述するスタート信号によりリセットされて走行本体2
の走行時間を測定する時間検出部43と、コントローラ
E1から入力した移動先までの移動距離の指令値Qに基
づいて走行パターンを設定する走行パターン設定部44
(詳細は後述する)と、移動距離検出部41により測定
された実移動距離、速度検出部42により検出された走
行本体2の実速度、時間検出部43により測定された走
行時間、走行パターン設定部44から入力した走行パタ
ーンの設定値、および後述する設定加減速度γにより速
度指令値を走行駆動装置14へ出力する走行パターン発
生部45(詳細は後述する)と、後述するスタート信号
によりリセットされて、モータ側ロータリエンコーダ2
4から入力されたパルス信号をカウントして駆動輪12
aの回転数による走行本体2の推測移動距離を測定する
第2移動距離検出部46と、第1移動距離検出部41に
より測定された実移動距離と第2移動距離検出部46に
より測定された推測移動距離に基づいて、実移動距離が
推測移動距離より小さくなると、駆動輪12aがスリッ
プしていると判断してスタッカークレーンCの加減速度
を減少させて、スタッカークレーンCの設定加減速度γ
を選択して出力するスリップ判断・加減速度設定部47
(詳細は後述する)と、操作パネルE2によりテンキー
など使用して予め設定されたスタッカークレーンCの設
定加減速度γを記憶する手動設定部48と、上記コント
ローラE1より出力された加減速設定「自動」の信号を
入力しているときに動作するリレイRY3が設けられ、
リレイRY3がオンのとき、すなわち自動モードのとき
にはスリップ判断・加減速度設定部47より自動的に選
択された設定加減速度γが走行パターン発生部45へ入
力され、リレイRY3がオフのとき、すなわち手動モー
ドのときには手動設定部47に記憶された設定加減速度
γが走行パターン発生部45へ入力される構成となって
いる。
【0036】上記車体側ロータリエンコーダ21と第1
移動距離検出部41により距離検出手段の一例(距離測
定手段の一例でもある)が形成され、またモータ側ロー
タリエンコーダ24と第2移動距離検出部46により距
離認識手段が形成される。
【0037】上記走行パターン設定部44は、入力した
移動距離Qにより、図7に示す走行パターンを設定する
ための設定値を演算するものであり、予め設定された加
減速度αと停止前の「低速」の走行速度vLにより、高
速の一定速度vHと減速を開始する移動距離(減速開始
ポイント)Rを求め、これら高速の一定速度vH、減速
開始移動距離R、および移動距離(入力した移動距離、
停止距離に相当する)Qを走行パターン発生部45へ出
力する。走行速度vを積分したものが移動距離になるこ
とから、加減速度αと停止前の「低速」の走行速度vL
が予め設定されていると、高速の一定速度vHと減速を
開始する移動距離(減速開始ポイント)Rを求めること
ができる。
【0038】また上記スリップ判断・加減速度設定部4
7は、図8に示すように、第2移動距離検出部46によ
り求めた推測移動距離から第1移動距離検出部41によ
り求めた実移動距離を減算してその距離の差(偏差)e
を求める減算器51と、減算器51により求められた偏
差eが、予め設定された距離β1(>0)以上かどうか
を判断する第1比較器52と、減算器51により求めら
れた偏差eが、予め設定された距離β2(>β1)以上
かどうかを判断する第2比較器53と、減算器51によ
り求められた偏差eが、予め設定された距離β3(>β
2)以上かどうかを判断する第3比較器54と、第1比
較器52において偏差eが距離β1未満、すなわち偏差
eが0に近く距離の差が無い状態と判断されたときに、
設定加減速度γとして、上記αを出力する第1設定部5
5と、第1比較器52において偏差eが距離β1以上、
第2比較器53において偏差eが距離β2未満、すなわ
ち偏差eが、β1≦e<β2と判断されたときに、設定
加減速度γとして、(α−δ)(ただしδはαより小さ
い正の値)を出力する第2設定部56と、第2比較器5
3において偏差eが距離β2以上、第3比較器54にお
いて偏差eが距離β3未満、すなわち偏差eが、β2≦
e<β3と判断されたときに、設定加減速度γとして、
(α−2δ)(>0)を出力する第3設定部57と、第
3比較器54において偏差eが距離β3以上、すなわち
偏差eが、β3≦eと判断されたときに、設定加減速度
γとして、(α−3δ)(>0)を出力する第4設定部
58から構成されている。
【0039】このようにスリップ判断・加減速度設定部
47には設定加減速度γが予め複数に渡って設定されて
おり、この構成により、第2移動距離検出部46により
測定された推測移動距離と第1移動距離検出部41によ
り測定された実移動距離が比較され、推測移動距離が実
移動距離がより大きくなると、駆動輪12aがスリップ
していると判断され(移動体の走行に異常が発生したと
判断され)、その状態に応じて(偏差eが大きくなるに
つれて)スタッカークレーンCの設定加減速度γが減少
するように選択して出力される。
【0040】また上記走行パターン発生部45には、予
め加減速度αと停止前の「低速」の走行速度vLが設定
されており、高速の一定速度vH、減速開始移動距離
R、および移動距離Qを入力すると、図7に実線で示す
走行パターンを設定でき、走行パターンを設定すると、
上記スタート信号を第1移動距離検出部41と時間検出
部43と第2移動距離検出部46に出力し、同時に設定
走行パターンにしたがって、走行用電動モータM2(イ
ンバータ)への速度指令値の出力を開始する。走行を開
始すると、増速時または減速時には、入力している上記
設定加減速度γとなるように、走行パターンを補正して
速度指令値を出力する。
【0041】上記クレーン制御装置CCの走行制御部3
1の構成による作用を説明する。走行制御部31は、コ
ントローラE1から移動距離指令値Qの搬送指令を受け
ると、設定走行パターンを形成し、この設定走行パター
ンに基づいて速度指令値を走行用電動モータM2へ出力
して走行車体2の走行を開始させる。
【0042】走行中、加減速度設定スイッチ25におい
て自動モードが選択されているとき、あるいは設定日時
となって自動モードが設定されているとき(RY3がオ
ンのとき)、加減速時(増速時または減速時)に、モー
タ側ロータリエンコーダ24の出力パルスに基づく推測
移動距離と車体側ロータリエンコーダ21の出力パルス
に基づく実移動距離に差(偏差e)が生じると、駆動車
輪12aにスリップが生じたと判断し距離の差に応じて
設定加減速度γを減少し、これに基づいてモータM2へ
出力される速度指令値の加減速度を減少する。よって、
駆動車輪12aにスリップが発生すると、走行車体2の
加減速度が減少され、駆動車輪12aのスリップが極力
減少される。
【0043】そして走行車体2が移動距離Rに達する
と、減速させて走行速度を「低速」vLへ移行させ、移
動距離Qに達すると、ブレーキを作動させて走行車体2
を停止させる。
【0044】以上のように、推測移動距離と実移動距離
の差により駆動車輪12aのスリップを判断することに
より、結露以外の原因、たとえば走行レール1上に零れ
たオイルなどの全ての原因によるスリップを検出するこ
とができ、さらに加減速時に駆動車輪12aのスリップ
を判断すると、加減速度が減少されることにより、走行
レール1に対する駆動車輪12aのスリップを抑えるこ
とができる。また加減速時に、駆動車輪12aにスリッ
プが生じたと判断されると、すなわち移動体の走行が通
常ではなくなると、その程度(距離の差)に応じて加減
速度が減少されることにより、結露やオイルの程度に応
じて加減速度が減少され、よって走行レール1に対する
駆動車輪12aのスリップを極力抑えることができる。
【0045】その結果、増速時のスリップにより昇降台
3上の物品Fが荷崩れを起こす恐れを解消でき、さらに
減速時のスリップによるオーバーランを防ぐことがで
き、強制停止の必要がなくなり、走行本体2をスムーズ
に停止させることができ、振動や揺れの発生を防止する
ことができる。
【0046】また加減速度設定スイッチ25を設けて、
作業者が、スタッカークレーンCの加減速度が自動的に
減少(変更)される自動モードと、手動によるスタッカ
ークレーンCの加減速度(固定値)に設定される手動モ
ードを選択することができることにより、スタッカーク
レーンCが作業者の意図に反して加減速度を減少させて
しまうことを防ぐことができる。
【0047】またカレンダー機能(時計機能)を持たせ
て、設定の日時となると、自動的に自動モードに切り換
えることにより、設定された日時、たとえば結露が生じ
やすい冬場の早朝の時間には自動的に自動モードに変更
され、結露によるスリップを極力防止することができ
る。また結露が生じやすい時期における、自動モードへ
の作業者の切り換え忘れを防止することができる。
【0048】なお、上記実施の形態では、移動体として
スタッカークレーンCの走行車体2を例示して、本発明
を物品保管設備FSに適用した場合を例示しているが、
無人搬送車の走行制御など、種々の移動体の制御に適用
できる。
【0049】また上記実施の形態では、実移動距離を検
出する検出手段(距離検出手段)として、車体側ロータ
リエンコーダ21を使用しているが、図1,図2,図3
に仮想線で示すように、走行車体2に取り付けられた光
学式の測距装置60の走行位置検出情報に基づいて実移
動距離を検出するようにしてもよい。この光学式の測距
装置60は、走行車体2の移動方向に水平に測距用のビ
ーム光を投射し、その反射光により距離を測定するレー
ザ測距計61と、作業通路B(走行車体2の移動経路)
の搬入出部Eとは反対側の端部にレーザ測距計61の投
射光に対向して設置された反射体62とを備えて構成さ
れている。この測距装置70による走行車体2の走行位
置検出情報は、図4の車体側ロータリエンコーダ21に
代えてクレーン制御装置CCの走行制御部31に入力さ
れる。この測距装置60は、移動体と、移動体の走行方
向の定点との距離を測定することにより、移動体の実走
行距離を測定する距離測定手段の一例である。
【0050】また上記実施の形態では、カレンダー機能
(時計機能)を持たせて、設定の日時となると、自動的
に自動モードに切り換えることにより、設定された日
時、たとえば結露が生じやすい冬場の早朝の時間には自
動的に自動モードに変更しているが、この切り換える信
号、すなわち図5に示す判定部28の出力信号(RY2
の動作接点)により直接、走行パルス発生部45へ入力
される設定加減速度γを切り換える(減少させる)よう
にしてもよい。これによると、設定された日時になる
と、スリップの有無に関係なく、またスリップの有無を
判定することなく、設定加減速度γが減少され、スリッ
プの発生が抑えられる。また勿論、カレンダー機能を持
たない構成とすることも可能である。
【0051】また上記実施の形態では、スリップ判断・
加減速度設定部47は、偏差eにより複数に渡って設定
加減速度γを設定しているが、偏差eの増加に応じて無
段階に設定加減速度γを減少させて設定するようにして
もよい。
【0052】また上記実施の形態では、「設定手段」と
して加減速度設定(モード選択)スイッチ25を設け
て、駆動輪12aのスリップを判断してスタッカークレ
ーンCの加減速度を自動的に変更する自動モードと、手
動によりスタッカークレーンCの加減速度を選択する手
動モードを設定しているが、この加減速度設定スイッチ
25を無くして、常に自動モードで、駆動輪12aのス
リップを判断してスタッカークレーンCの加減速度を自
動的に変更するようにしてもよい。
【0053】また上記実施の形態では、駆動輪12aの
スリップを判断するとスタッカークレーンCの加減速度
を変更しているが、このスタッカークレーンCの加減速
度の変更に加えて、走行レール1に結露除去手段を取り
付け、たとえば走行レール1に沿ってヒータを取り付
け、駆動輪12aのスリップを判断すると、この結露除
去手段を駆動して結露を除去するようにしてもよい。
【0054】また上記実施の形態では、駆動輪12aの
スリップを判断しているが、走行レール1に沿って、ス
タッカークレーンCの車輪12の走行音を検出する走行
音検出手段(たとえば、マイクなど)を設置し、車輪1
2の走行音の異常(通常ではない)を、たとえば波形分
析装置などの異常音検出手段により検出することによっ
てスタッカークレーンCの走行が通常ではないと判断
し、スタッカークレーンCの加減速度を減少させるよう
にすることもできる。
【0055】また上記実施の形態では、移動体を走行駆
動する走行駆動手段としていわゆるインバータ式の走行
用電動モータM2(走行駆動装置14)を例示している
が、走行駆動手段自体に、移動体の走行速度を検出する
手段を備えると共に、走行制御手段から指令された速度
と検出した走行速度とが一致するようにフィードバック
制御する回路を備えるように構成するなど、走行制御手
段により指令された走行速度で移動体を走行駆動する走
行駆動手段の具体構成は種々変更可能である。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、距離
認識手段により求められる推測走行距離と実走行距離を
比較して異なると、移動体の走行が通常ではない(輪体
がスリップしている)と判断して移動体の加減速度を減
少させることにより、走行が通常ではなくなること(レ
ールに対する輪体のスリップ)を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における移動体を備えた物
品保管設備の要部斜視図である。
【図2】同物品保管設備のスタッカークレーンの概略構
成図である。
【図3】同物品保管設備のスタッカークレーンの要部拡
大図である。
【図4】同物品保管設備の制御構成図である。
【図5】同物品保管設備のコントローラの要部ブロック
図である。
【図6】同物品保管設備のクレーン制御装置の走行制御
部のブロック図である。
【図7】同物品保管設備の設定走行パターンの説明図で
ある。
【図8】同物品保管設備のクレーン制御装置の走行制御
部/スリップ判断・加減速度設定部のブロック図であ
る。
【符号の説明】
FS 物品保管設備 A 棚 B 作業通路 C スタッカークレーン(移動体) CC クレーン制御装置(制御手段) D 物品収納部 E 搬入出部 E1 コントローラ E2 操作パネル F 物品(荷) M2 走行用電動モータ 1 走行レール 2 走行車体 14 走行駆動装置(走行駆動手段) 20 チェーン(固定部材) 21 車体側ロータリエンコーダ 21a スプロケット(回転体) 24 モータ側ロータリエンコーダ 25 加減速度設定スイッチ 31 走行制御部 60 光学式測距装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 JJ09 MM61 NN02 NN05 NN22 NN25 NN27 QQ03 QQ11 3F333 AA04 FA20 FA29 FE04 5H301 AA01 AA09 BB06 CC03 EE02 GG08 GG11 GG12 GG14 JJ03 MM03 MM04 MM09 MM10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って輪体の駆動により走行す
    る移動体であって、 前記移動体に、 前記移動体の実走行距離を検出する距離検出手段と、 前記輪体の回転数を測定することにより、移動体の走行
    距離を求める距離認識手段とを設け、 前記距離検出手段により検出される実走行距離と、前記
    距離認識手段により求められる走行距離とを比較して異
    なると、移動体の走行が通常ではないと判断して移動体
    の加減速度を減少させることを特徴とする移動体。
  2. 【請求項2】 距離検出手段を、 移動体と、移動体の走行方向の定点との距離を測定する
    ことにより、移動体の実走行距離を測定する距離測定手
    段、または移動体に回転体を設け、レールに沿って前記
    回転体に歯合する固定部材を設け、移動体の走行により
    前記固定部材に歯合して回転する回転体の回転数を測定
    することにより、移動体の実走行距離を測定する距離測
    定手段により構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の移動体。
  3. 【請求項3】 移動体の加減速度として予め複数に渡っ
    て加減速度が設定され、 距離検出手段により検出される走行距離と、前記距離認
    識手段により求められる走行距離と比較して異なると、
    その状態により前記設定加減速度が選択されることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体。
  4. 【請求項4】 移動体の走行が通常ではないと判断する
    と移動体の加減速度を自動的に変更する自動モードと、
    手動による移動体の加減速度を選択する手動モードを設
    定する設定手段を設け、 設定手段により自動モードが設定されているとき、移動
    体の加減速度を自動的に変更することを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の移動体。
  5. 【請求項5】 移動体の走行が通常ではないと判断する
    と移動体の加減速度を自動的に変更する自動モードを有
    する設定手段を設け、 時計機能を有し、設定された日時となったと判断したと
    き、前記設定手段のモードを自動モードとすることを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の移動
    体。
  6. 【請求項6】 レールに沿って輪体の駆動により走行す
    る移動体であって、 前記移動体は、時計機能を有し、設定された日時となっ
    たとき移動体の走行が通常ではなくなるものと判断し
    て、移動体の加減速度を自動的に減少することを特徴と
    する移動体。
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