JPH04107796U - スタツカクレーンの速度制御装置 - Google Patents

スタツカクレーンの速度制御装置

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JPH04107796U
JPH04107796U JP1587391U JP1587391U JPH04107796U JP H04107796 U JPH04107796 U JP H04107796U JP 1587391 U JP1587391 U JP 1587391U JP 1587391 U JP1587391 U JP 1587391U JP H04107796 U JPH04107796 U JP H04107796U
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JP
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deceleration
speed
control device
time
stacker crane
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Application number
JP1587391U
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Inventor
一剛 西川
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタッカクレーンの減速開始設定時間の設定
を自動的に行う。 【構成】 入出庫指令16、速度設定値S、位置検出セ
ンサ14からの位置信号15、走行モータ26に有した
速度検出器27からの速度信号28及び基準の減速開始
設定時間T1’,T2’を入力してスタッカクレーンの走
行モータ26の駆動を制御するようにした制御装置38
と、前記速度検出器27からの速度信号28を入力して
減速所要時間を計測し、基準の減速所要時間T5’,
6’と比較してその差に基づいて前記基準の減速開始
設定時間T1’,T2’を調節する調節信号35を前記制
御装置38に出力する演算調節器34とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスタッカクレーンの速度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動倉庫の入出庫効率を向上させるためにスタッカクレーンの高速化が 要求されるようになって来ている。
【0003】 図3、図4は自動倉庫の一例を示すもので、所定の間隔を置いて配設した複数 の支柱1と、該支柱1の間の空間に上下方向へ所定の間隔を置いて設けた複数の 棚2とを有し、床4上に敷設した走行レール5を挟んで前記走行レール5延設方 向へ延びるラック3を設けている。
【0004】 前記走行レール5の真上に、該走行レール5に平行するガイドレール6を設け 、該ガイドレール6に頂部をガイドされつつ、前記走行レール5上を移動し得る 本体7と、該本体7に沿って昇降し得る昇降フレーム8と、該昇降フレーム8上 に設けられ、ラック3のある方向へ水平に往復動することにより、前記昇降フレ ーム8からラック3へ、またはラック3から昇降フレーム8へ、格納物11を移 載するフォーク9とを有するスタッカクレーン10を、前記ラック3間に設けて いる。なお、12は前記格納物11を入出庫する際に自動倉庫の内外を中継する 入出庫ステーションである。
【0005】 上記自動倉庫により入庫を行う場合は、入出庫ステーション12上の格納物1 1を、昇降フレーム8の昇降とフォーク9の伸縮によってスタッカクレーン10 上に受け取った後、スタッカクレーン10が目的の棚2前面まで走行し、再び昇 降フレーム8の昇降とフォーク9の伸縮によって目的の棚2に入庫する。
【0006】 又、出庫する場合は、棚2上の格納物11をスタッカクレーン10上に受け取 った後、スタッカクレーン10が入出庫ステーション12位置まで走行して入出 庫ステーション12上に出庫する。
【0007】 上記スタッカクレーン10を高速化するためには、スタッカクレーン10を高 速で走行させ、目的地の手前においてできるだけ短い時間内に減速を完了させて 目的地に正確に停止させる必要がある。
【0008】 上記したように、高速のスタッカクレーン10を高速走行から急速に減速して 停止させるためには、スタッカクレーン10の振動及びそれに伴う速度変動及び 荷崩れ等を防止するために、図6に示すように、高速から中速、低速のように段 階的に減速して停止させるようにしている。
【0009】 スタッカクレーン10の停止制御は、床4面上に走行着地等を検出するための 複数の被検出部13を配設し、該被検出部13を検出する位置検出センサ14を 本体7に備えることにより、この位置検出センサ14の位置信号に基づいて行わ れるようにしている。
【0010】 図5は従来のスタッカクレーン10の速度制御装置の一例を示すもので、前記 位置検出センサ14からの位置信号15及びスタッカクレーン10の入出庫指令 16並びに高速データ18、中速データ19、低速データ20の速度設定値S、 及び棚間ピッチ17等を入力して走行モータ26の制御を演算する制御装置21 を設け、該制御装置21からの高速指令22、中速指令23、低速指令24をモ ータドライバ25に与え、インバータモータ或いはレオナードモータ等の走行モ ータ26が一定速度及び一定加減速となるようにパルス制御している。
【0011】 走行モータ26は、速度検出計(ロータリーエンコーダ)27によって速度が 検出され、その速度信号28が前記制御装置21にフィードバックされて一定速 度、一定加減速が行われるようになっている。
【0012】 減速操作は、図6に示すように目的停止点の一定距離だけ手前(停止点より手 前いくつめかの被検出部13が検出されたとき)を第1の減速基準点29とし、 該第1の減速基準点29から所要の減速開始設定時間T1経過後を第1の減速点 30として減速を開始するようにしている。
【0013】 又、第1の減速が終了して中速から再び減速する場合も、同様にして第2の減 速基準点31から所要の減速開始設定時間T2経過後を第2の減速点32として 減速を開始するようにしている。
【0014】 上記した減速基準点29,31から減速点30,32までの夫々の減速開始設 定時間T1,T2は、図5に示すように制御装置21に備えたタイマー33を現地 にて調節して設定するようにしている。
【0015】 即ち、図6における設計段階での理想的な減速状態を示す実線Aに対して、実 際の減速状態が破線Bで示すようにずれを生じた場合、中速、低速の状態が安定 しないうちに次の減速が行われてしまうために、スタッカクレーンの振動及びそ れによる速度変動を生じて停止精度を狂わしてしまう可能性がある。
【0016】 このため、前記中速、低速時における安定時間T3,T4が理想曲線を示す実線 Aの場合と同じくなるように、仮想線Cで示す如く、タイマー33を調節して減 速点30,32の位置を30’,32’のように調節するようにしている。
【0017】 前記破線Bで示したようなずれは、スタッカクレーン10の据付時のみならず 、スタッカクレーン10の操業中においても荷の軽重、車輪とレールとの間のス リップ等によって常に生じることになり、従って従来はその都度前記タイマー3 3による調節を行っていた。
【0018】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来方式においては、現地での前記タイマー33による調節の頻 度が多く、しかもその調節に多くの時間を要するためにスタッカクレーン10の 操業効率も低下してしまう等の問題を有していた。
【0019】 本考案は、上記従来の問題点に着目してなしたもので、減速開始設定時間の設 定を自動的に行えるようにしたスタッカクレーンの速度制御装置を提供すること を目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本考案は入出庫指令、速度設定値、位置検出センサからの位置信号、走行モー タに備えた速度検出器からの速度信号及び基準の減速開始設定時間を入力してス タッカクレーンの走行モータの駆動を制御するようにした制御装置と、前記速度 検出器からの速度信号を入力して減速所要時間を計測し、基準の減速所要時間と 比較してその差に基づいて前記基準の減速開始設定時間を調節する調節信号を前 記制御装置に出力する演算調節器とを備えたことを特徴とするスタッカクレーン の速度制御装置にかかるものである。
【0021】
【作用】
スタッカクレーンの走行時、速度検出器からの速度信号が演算調節器に入力さ れて減速所要時間が計測され、それが基準の減速所要時間と比較され、差がある とその差に基づいて制御装置に入力されている基準の減速開始設定時間が自動的 に調節される。
【0022】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0023】 図1は本考案の一実施例であり、図中図5と同一の符号を付した部分は同一物 を表わしている。
【0024】 制御装置38からの指令22,23,24によりモータドライバ25を介して 走行モータ26の駆動が制御されるようになっている。
【0025】 上記走行モータ26の速度を検出している速度検出計27からの速度信号28 を、前記制御装置38にフィードバックすると共に、減速開始設定時間を調節す る演算調節器34に導き、該演算調節器34からの調節信号35を前記制御装置 38に入力するようにしている。
【0026】 前記演算調節器34には、図2に示す第1の減速点30から中速の安定開始点 36までの減速所要時間T5及び第2の減速点32から低速の安定開始点37ま での減速所要時間T6が基準の信号T5’,T6’として入力されており、又前記 制御装置38には、前記減速開始設定時間T1,T2が基準信号T1’,T2’とし て入力されている。
【0027】 制御装置38には、前記減速開始設定時間T1,T2、減速設定値S、棚間ピッ チ17が予め入力されていると共に、位置検出センサ14からの位置信号15が スタッカクレーン10の走行に伴って入力されるようになっている。
【0028】 入庫或いは出庫の指令16が制御装置38に入力されると、制御装置38は図 2における減速基準点29,31を演算し、直ちに走行モータ26を一定加速で 駆動する指令をモータドライバ25に出力して走行モータ26を駆動し、その後 、一定速度で高速走行させる。
【0029】 図3、図4に示したスタッカクレーン10の位置検出センサ14が前記減速基 準点として演算された被検出部13を検出すると、図2に示すようにその第1の 減速基準点29から前記減速開始設定時間T1経過後を第1の減速点30として 一定減速が開始される。
【0030】 その後、一定の中速走行が安定時間T3だけ行われるが、このとき、新たに別 の被検出部13が位置検出センサ14により検出されることによって第2の減速 基準点31が検出され、該第2の減速基準点31から減速開始設定時間T2経過 後を第2の減速点32として一定減速が再び行われる。
【0031】 その後、安定時間T4だけ低速走行が行われた後、停止点に停止される。
【0032】 このとき、前記速度検出器27の速度信号28が前記制御装置21にフィード バックされると共に、演算調節器34に入力されている。
【0033】 演算調節器34は、前記図2に示した速度変化を入力してそれを記憶すること により、第1の減速点30から中速の速度の安定開始点36までの減速所要時間 T5、及び第2の減速点32から低速の速度の安定開始点37までの減速所要時 間T6を計測し、この減速所要時間T5,T6を基準の信号T5’,T6’と比較し て、その差に基づいて前記基準の減速開始設定時間T1’,T2’を変更する調節 信号35を制御装置38に入力し、これに基づいて次回の走行時の減速開始設定 時間が設定される。
【0034】 即ち、スタッカクレーン10の荷の軽重等によって減速所要時間T5及びT6が 基準の値T5’,T6’から変化した場合は、その変化分を基本の減速開始設定時 間T1’及びT2’を加減して調整する。このように調節することにより、一定の 安定時間T3,T4を自動的に確保し、常に効率の良い安定した減速を実施するこ とができる。
【0035】 尚、上記においては、減速所要時間T5,T6の変化に基づいて、次回のスタッ カクレーン10の走行に修正を与えるようにしているが、減速所要時間T5,T6 を数回検出してその平均値によって修正を行うようにしても良い。
【0036】 尚、本考案のスタッカクレーンの速度制御装置は、上述の実施例にのみ限定さ れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得 ることは勿論である。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のスタッカクレーンの速度制御装置によれば、演算 調節器により減速所要時間が計測されてその計測された値が基準の減速所要時間 と比較され、差があるとその差に基づいて制御装置に入力されている基準の減速 開始設定時間が自動的に調節されるようにしたので、従来のようなタイマーによ る煩雑な調整作業を全く無くすことができ、よって作業の軽減、作業効率の向上 を図れる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のブロック図である。
【図2】本考案の速度調節原理を説明するための線図で
ある。
【図3】自動倉庫の一例を示す側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】従来の速度制御装置のブロック図である。
【図6】従来の速度調節原理を説明するための線図であ
る。
【符号の説明】
10 スタッカクレーン 14 位置検出センサ 15 位置信号 16 入出庫指令 26 走行モータ 27 速度検出器 28 速度信号 34 演算調節器 35 調節信号 38 制御装置 S 速度設定値 T5,T6 減速所要時間 T1’,T2’ 基準の減速開始設定時間 T5’,T6’ 基準の減速所要時間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出庫指令、速度設定値、位置検出セン
    サからの位置信号、走行モータに備えた速度検出器から
    の速度信号及び基準の減速開始設定時間を入力してスタ
    ッカクレーンの走行モータの駆動を制御するようにした
    制御装置と、前記速度検出器からの速度信号を入力して
    減速所要時間を計測し、基準の減速所要時間と比較して
    その差に基づいて前記基準の減速開始設定時間を調節す
    る調節信号を前記制御装置に出力する演算調節器とを備
    えたことを特徴とするスタッカクレーンの速度制御装
    置。
JP1587391U 1991-02-25 1991-02-25 スタツカクレーンの速度制御装置 Pending JPH04107796U (ja)

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JP (1) JPH04107796U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06156625A (ja) * 1992-04-07 1994-06-03 Nippon Filing Co Ltd 自動倉庫用クレーンの走行制御装置
WO2006120791A1 (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 記憶媒体収納装置

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