JPH08324716A - スタッカークレーンの速度制御方法 - Google Patents

スタッカークレーンの速度制御方法

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JPH08324716A
JPH08324716A JP15865595A JP15865595A JPH08324716A JP H08324716 A JPH08324716 A JP H08324716A JP 15865595 A JP15865595 A JP 15865595A JP 15865595 A JP15865595 A JP 15865595A JP H08324716 A JPH08324716 A JP H08324716A
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JP
Japan
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deceleration
stroke
speed
current position
timer
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Application number
JP15865595A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Aoyanagi
光雄 青柳
Koji Tanaka
幸次 田中
Tsuneo Yuzurihara
経男 譲原
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Kito KK
Kito Corp
Original Assignee
Kito KK
Kito Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 慣性による追従遅れがなく、且つ稼動率の良
いスタッカークレーンの速度制御方法を提供すること。 【構成】 スタッカークレーンの現在位置から目的位置
までの移動は、現在位置から一定加速度の加速行程、一
定速度の高速行程、一定減速度の第1の減速行程、一定
速度の低速行程及び一定減速度の第2の減速行程を経て
目的位置に停止するようになっており、現在位置から目
的位置までの距離と加速行程及び減速行程の加減速度及
び低速行程の移動距離から少なくとも慣性による追従遅
れを補償する時間を確保できる高速行程の高速度を決定
し、加速度及び該高速度で移動した場合の現在位置から
第1の減速行程開始位置までの移動時間を求め、該移動
時間をタイマーに設定し、現在位置からのスタートと同
時にタイマ計測を行ない該タイマ計測値が前記タイマー
設定値に達したら第1の減速行程、低速行程及び第2の
減速行程を経て目的位置に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動倉庫等で用いる走行
台車及び昇降キャリッジを具備するスタッカークレーン
の該走行台車及び/又は昇降キャリッジを現在位置から
目的位置まで移動させる速度制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来この種のスタッカークレーンの走行制
御方法は、図5に示すように、例えば、位置S1から目
的位置Oまで走行させるのに、位置S1から一定の高速
度Hvになるまで所定の加速度αで加速し、高速度Hv
に達したら該高速度Hvで目的位置Oから所定距離手前
の第1の減速点P1まで走行させ、該第1の減速点P1
で所定の減速度−αで減速(第1の減速行程)し、所定
の低速度Lvに達したら、該低速度Lvで一定距離走行
させ、目的位置Oから所定距離手前の第2の減速点(制
動位置)Poに達したら所定の減速度−αで減速(第2
の減速行程)し、目的位置に停止させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の走行制御方
法では、現在位置が位置S2より目的位置Oに近い場
合、例えば位置S3又はS4から加速度αで走行を開始
すると、高速度Hvに達する前に第1の減速P1に達し
てしまい、慣性による追従遅れ(スタッカークレーン本
体の行きすぎ、又はそれに起因して発生する振動)を補
償(鎮静化)するための所定の高速移動を確保できない
という問題がある。
【0004】今、位置S2から走行を開始し、高速度H
vに達してから第1の減速点P1までの距離Ldを移動
する時間がこの慣性による追従遅れを補償するのに必要
な時間だとすると、現在位置が位置S2より目的位置O
に近い位置S3、S4、・・・・にある場合は、この慣
性による追従遅れを補償する一定の高速走行時間をとる
ことができなくなる。その結果スタッカークレーンがオ
ーバーランしてしまい目的位置Oに停止できないという
問題があった。
【0005】その対策として、現在位置(スタート点)
がS2より目的位置Oに近い場合は、図5の点線で示す
ように、スタッカークレーンを一定の低速度Lvで第2
の減速点の位置Poまで走行させ、該位置Poで減速度
−αで減速(制動)させ、目的位置Oに停止させるとい
う制御方法を採用している。しかしながら、この制御方
法によると慣性による追従遅れの問題は解決できるが、
目的位置Oまでの長い距離を低速度Lvで走行するた
め、目的位置Oに達するまでに長い時間がかかり、スタ
ッカークレーンの稼動率が低下するという問題がある。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、慣性による追従遅れが少なく、且つ稼動率の良いス
タッカークレーンの速度制御方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願請求項1に記載の発明は、走行台車及び昇降キャリ
ッジを具備するスタッカークレーンの該走行台車及び/
又は昇降キャリッジを現在位置から目的位置まで移動さ
せる際のスタッカークレーンの速度制御方法であって、
現在位置から目的位置までの移動は、現在位置から一定
加速度の加速行程、一定速度の高速行程、一定減速度の
第1の減速行程、一定速度の低速行程及び一定減速度の
第2の減速行程を経て目的位置に停止するようになって
おり、現在位置から目的位置までの距離と加速行程及び
減速行程の加減速度及び低速行程の移動距離から少なく
とも慣性による追従遅れを補償する時間を確保できる高
速行程の高速度を決定し、加速度及び該高速度で移動し
た場合の現在位置から第1の減速行程開始位置までの移
動時間を求め、該移動時間をタイマーに設定し、現在位
置からのスタートと同時にタイマ計測を行ない該タイマ
計測値が前記タイマー設定値に達したら第1の減速行
程、低速行程及び第2の減速行程を経て目的位置に停止
させることを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の発明において、現在位置から目的位置までの距離
に応じて、加速行程、高速行程、減速行程、低速行程及
び減速行程からなるパターンの該高速行程で少なくとも
慣性による追従遅れを補償する時間を確保できる高速度
と前記加速度と該高速度で現在位置から第1の減速行程
開始位置まで移動した場合の移動時間を予め設定し記憶
しておき、現在位置から目的位置までの移動距離に応じ
て前記記憶している高速度及び移動時間を選択し、該移
動時間をタイマーに設定することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、現在位置から
目的位置までの移動距離、加速行程及び減速行程の加減
速度、低速度の移動距離から高速行程で慣性による追従
遅れを補償する移動時間を確保できる高速度を決定し、
前記加速度と該高速度で現在位置から第1の減速行程開
始位置までの移動時間を求め、該移動時間をタイマーに
設定し、現在位置からのスタートと同時にタイマ計測を
行ない該タイマ計測値がタイマー設定値に達したら第1
の減速行程、低速行程及び第2の減速行程を経て目的位
置に停止させるので、高速行程において慣性による追従
遅れが補償されオーバーランを防止できると共に、現在
位置から目的位置までの移動する間に該移動に応じて設
定した高速度の高速行程を経てから第1の減速行程、低
速行程、第2減速と移動するので、スタッカークレーン
の稼動率が向上する。
【0010】現在位置から目的位置までの距離に応じ
て、パターンの該高速度及び現在位置から第1の減速行
程開始までの移動時間を設定し記憶しておき、現在位置
から目的位置までの移動距離に応じて、該記憶した高速
度及び移動時間から選択し、該移動時間をタイマーに設
定すると共に該高速度で移動させるので、スタッカーク
レーンの速度制御方法を簡単に構築できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はスタッカークレーンの速度制御方法を説明
するための図である。同図(a)はスタッカークレーン
の走行パターン(縦軸は速度、横軸は移動距離)を示
し、同図(b)は自動倉庫の概略構成を示す。
【0012】自動倉庫10は同図(b)に示すように、
スタッカークレーン15が走行する走行路11に沿って
両側にラック棚13、14が配置されている。ラック棚
13、14には各連毎に定位置ストライカー16が設置
されている。スタッカークレーン15は走行路11に敷
設された走行レール12を走行するようになっている。
また、スタッカークレーン15は図示は省略するが、走
行レール12を走行するための走行台車と荷の移動及び
目的のラック棚13、14の段に出し入れするための昇
降キャリッジを具備する。
【0013】図1(b)は番地Snを目的位置Oとし、
番地S0、S1、S2、S3、S4、・・・・・・Sn
−4、Sn−3、Sn−2、Sn−1を現在位置とし、
該現在位置から目的位置Oにスタッカークレーン15を
走行させる速度パターンを示す図である。
【0014】本スタッカークレーンの速度制御方法はス
タッカークレーン15の現在位置が番地S1〜Sn−5
のように、目的位置(番地Sn)Oより十分離れている
場合は、現在位置S1〜Sn−5から一定加速度αで走
行開始したスタッカークレーンは所定の高速度Hv1
達すると該高速度Hv1で第1の減速点P1まで走行
し、該第1の減速点P1で減速度−αで減速し、低速度
Lvに達したら該低速度Lvで第2の減速点(制動点)
Poまで走行し、該第2の減速点Poに達したら減速度
−αで減速(制動)し、目的位置(番地Sn)Oの定位
置ストライカー16を検知して停止する。
【0015】この場合後に詳述するように、現在位置
(番地S1〜Sn−5)から目的位置O(番地Sn)ま
での距離、加速度α、減速度−α、低速度Lvから、現
在位置から第1の減速点P1まで走行時間を演算して求
め、該時間をタイマーに設定すると共に、走行開始と同
時にタイマ計測を行ない該タイマ計測値が該タイマー設
定値に達したら(第1の減速点P1に達する)、減速度
−αで減速し、低速度Lvに達したら該低速度Lvで第
2の減速点Poまで走行し、第2の減速点Poに達した
ら減速度−αで減速(制動)し、目的位置Oに停止させ
る。
【0016】現在位置が目的位置(番地Sn)Oに近い
番地Sn−4〜Sn−2の場合は、該現在位置から加速
度αで走行開始し、所定の高速度Hv2、Hv3、Hv
4に達するまで加速し、該高速度Hv2、Hv3、Hv
4に達したら該高速度Hv2、Hv3、Hv4で所定時
間(慣性による追従遅れを補償する時間)走行し、該所
定時間が経過したら(第1の減速点P2、P3、P4に
達する)、減速度−αで減速し、低速度Lvに達したら
該低速度Lvで走行し第2の減速点Poに達したら減速
度−αで減速し、目的位置(番地Sn)Oの定位置スト
ライカー16を検知して停止する。
【0017】上記のように番地Sn−4〜Sn−2を現
在位置として走行を開始する場合も、慣性による追従遅
れを補償するため一定の高速度で所定時間を走行できる
ように、番地Sn−4〜Sn−2から目的位置(番地S
n)Oまでの距離、加速度α、減速度−α、低速度Lv
の移動距離(この移動距離は一定値である)から高速度
Hv2、Hv3、Hv4及び現在位置から第1の減速点
P2、P3、P4の移動時間を求め、該移動時間をタイ
マーに設定すると共に、走行開始と同時にタイマ計測を
行ない該タイマ計測値が該タイマー設定値に達したら、
減速度−αで減速し、低速度Lvに達したら該低速度L
vで走行し第2の減速点Poに達し、目的位置(番地S
n)Oの定位置ストライカー16を検知したら減速度−
αで減速して停止させる。
【0018】なお、番地Sn−1を現在位置として目的
位置(番地Sn)Oに走行させる場合は、低速度Lvま
で加速度αで加速し、該低速度Lvで第2の減速点Po
まで走行させ、第2の減速点Poに達し目的位置(番地
Sn)Oの定位置ストライカー16を検知したら減速度
−αで減速(制動)して停止させる。
【0019】上記実施例では番地Snを目的位置Oと
し、番地S0〜Sn−1を現在位置とし、該現在位置か
ら目的位置Oにスタッカークレーン15を走行させる速
度パターンを示す図であるが、番地S0〜Sn−1の何
れかを目的位置Oとし番地S0〜Sn−1の何れかを現
在位置とし、現在位置から目的位置Oに走行する場合も
同様な速度パターンを採用する。
【0020】なお、上記例ではスタッカークレーン15
の走行台車が走行路11を走行する場合の速度制御方法
を説明したが、この速度制御方法は、スタッカークレー
ン15が昇降キャリッジが現在位置から目的位置に移動
(昇降)する場合も採用することができる。
【0021】図2は本発明の速度制御方法を実施するス
タッカークレーンの制御装置の構成を示すブロック図で
ある。制御装置は制御部20にメモリ21、演算処理部
22、入出力ユニット23を具備し、該入出力ユニット
23には定位置ストライカー16(図1参照)を検出す
るセンサ24、カードリーダやキーボード等からなる入
力装置25、走行モータ28を駆動する走行駆動部26
及び昇降モータ29を駆動する昇降駆動部27が接続さ
れる。
【0022】上記構成の制御装置において、スタッカー
クレーン15の走行速度制御に当たっては、先ず制御部
20のメモリ21にラック棚13、14の連ピッチ(番
地ピッチ)、加速行程の加速度α、第1及び第2の減速
行程の減速度−α、低速行程の低速度Lv及びその移動
距離を入力装置25からデータとして入力してメモリ2
1に記憶しておく。
【0023】また、スタッカークレーン15の現在位置
は常に演算処理部22で把握しているから、入力装置2
5から目的位置(目的番地)を入力すると、演算処理部
22はスタッカークレーン15の現在位置から目的位置
までの移動距離Lを算出し、該距離Lと加速度行程の加
速度α、第1及び第2の減速行程の減速度−α、低速度
Lvの移動距離L2から慣性による追従遅れを補償でき
る高速移動時間(例えば0.2秒)を確保でき高速度H
vを決定し、現在位置から加速度αの加速行程、高速度
Hvの高速行程を経て、第1の減速行程の開始位置(図
1の第1の減速点P1、P2、P3、P4)までの移動
時間t3を求め、該移動時間t3をタイマー(図示は省
略)に設定する。
【0024】続いて、演算処理部22は走行駆動部26
に走行指令を出し、スタッカークレーン15を現在位置
から加速度αでスタートさせると同時に、移動時間のタ
イマ計測をする。速度が高速度Hvに達したら(高速度
Hvに達したか否かは例えば走行駆動部26のインバー
タの出力周波数で検出する)、該高速度Hvの定速走行
を行ない、タイマ計測時間が前記設定した移動時間に達
したら、減速度−αでの減速(第1の減速行程)、低速
度Lvでの定速走行(低速走行)、目的位置で定位置ス
トライカー16(図1参照)をセンサ24で検知したら
減速度−αでの減速(第2の減速行程)を行ない停止さ
せる。
【0025】図3は上記高速度Hvの決定と現在位置か
ら第1の減速行程の開始位置までの移動時間t3を求め
る方法を説明する図である。図3(a)及び(b)にお
いて、縦軸は速度、横軸は時間tを示す。同図(a)に
示すように、現在位置Sから加速度αで走行を開始さ
せ、高速度Hvに達したら該高速度Hvで時間tHvだけ
定速走行させ、時間tHv経過したら(第1の減速点)上
記と同様、減速度−αの減速、低速度Lvの走行及び減
速度−αの減速を行なう。従って、斜線を付した面積が
現在位置から目的位置までの移動距離Lとなる。
【0026】図3(a)において、高速度Hvの一定速
度で走行する時間tHvがスタッカークレーン15の慣性
による追従遅れを補償する時間であるから所定長さ以上
の時間(例えば0.2秒以上)が必要である。従って、
演算処理部22は加速度α、減速度−α、低速度Lvの
移動距離及び移動距離Lを考慮して、この時間tHvが所
定長さ以上(0.2秒以上)とれる最高速度(走行モー
タの出力、安全走行等の検知から当然上限はある)を高
速度Hvと決定する。
【0027】また、加速度αと減速度−αの絶対値は等
しく設定しているから、図3(a)は同図(b)に変形
することができる。この場合L1は現在位置から低速に
切り換わる位置までの移動距離を示し、L2は低速度L
vの移動距離を示すことになる。そしてt3は現在位置
から第1の減速行程開始位置までの移動時間を、t2
低速度Lvの移動時間を示す。現在位置から第1の減速
行程開始位置までの移動時間t3は下式で求めることが
できる。 t3=L1/Hv=(L−L2)/Hv
【0028】ここで低速度Lvの移動距離L2は一定値
に設定してあるから、上式においてL2として扱うこと
ができる。従って、上記現在位置から第1の減速行程開
始位置までの移動時間t3は現在位置から目的位置まで
の距離Lから定数を減算した値を上記決定した高速度H
vで除することにより算出することができる。
【0029】上記実施例では演算処理部22が目的位置
を入力される毎に、加速度α、減速度−α、及び低速度
Lvの移動の移動距離L2を考慮して追従時間の遅れの
補償が得られる高速度Hvを決定し、現在位置から第1
の減速行程開始位置までの移動時間t3を求め、該時間
をタイマーに設定し、走行させる方法を説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば下記のような方法
もある。
【0030】図4に示すように現在位置から目的位置ま
での距離L1、L2、L3、L4〜Lnに応じて、高速
行程で慣性による追従遅れを補償する高速移動時間が確
保できる最高の高速度Hv4、Hv3、Hv2、Hv1を予
め決定し、それに対応する現在位置から第1の減速行程
開始位置までの移動時間t3を算定し、それをメモリ2
1に記憶しておく。
【0031】そして入力装置25から目的位置を入力さ
れる毎に現在位置から目的位置までの距離を求め、該距
離に基づいてメモリ21に記憶している高速度Hv4
Hv3、Hv2、Hv1及び現在位置から第1の減速行程
開始位置までの移動時間t3を選択し、該移動時間t3
タイマーに設定し、該設定する移動時間t3に達するま
で加速度αによる加速、選択した高速度による走行をさ
せ、該移動時間t3に達したら上記減速度−αでの第1
の減速行程、低速度Lvでの低速行程、第2の減速度−
αでの減速行程を行なってもよい。
【0032】なお、上記実施例では、スタッカークレー
ン15が走行路11を走行する場合の速度制御方法を説
明したが、速度制御方法は昇降キャリッジの昇降速度制
御にも利用できることは当然である。その場合は、演算
処理部22の指令により昇降駆動部27を介して昇降モ
ータ29を駆動して行なう。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、現
在位置から第1の減速行程開始位置までの移動時間をタ
イマーに設定し、現在位置からのスタートと同時にタイ
マ計測を行ない該タイマ計測値がタイマー設定値に達し
たら第1の減速行程、低速行程及び第2の減速行程を経
て目的位置に停止させるので、下記のような優れた効果
が得られる。
【0034】(1)距離測定用のエンコーダ等を使用す
ることなく、速度制御が可能となる。 (2)ラック棚の連段ピッチ変更の時に減速時期設定用
タイマー等を使用する場合は、その調整が不要となる。 (3)異なる連ピッチを組み合わせて使用できる。 (4)目的位置に近い現在位置から駆動した時も、高速
の一定速度が得られ、サイクルタイムが短く、即ちスタ
ッカークレーンの稼動率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタッカークレーンの速度制御方法を
説明するための図で、同図(a)はスタッカークレーン
の走行パターン、同図(b)は自動倉庫の概略構成を示
す図である。
【図2】本発明の速度制御方法を実施するスタッカーク
レーンの制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】現在位置から第1の減速行程の開始位置までの
移動時間を求める方法を説明する図である。
【図4】現在位置から目的位置までの移動距離と高速度
の関係を示す図である。
【図5】従来のスタッカークレーンの速度制御パターン
を示す図である。
【符号の説明】
10 自動倉庫 11 走行路 12 走行レール 13 ラック棚 14 ラック棚 15 スタッカークレーン 16 定位置ストライカー 20 制御部 21 メモリ 22 演算処理部 23 入出力ユニット 24 センサ 25 入力装置 26 走行駆動部 27 昇降駆動部 28 走行モータ 29 昇降モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車及び昇降キャリッジを具備する
    スタッカークレーンの該走行台車及び/又は昇降キャリ
    ッジを現在位置から目的位置まで移動させる際のスタッ
    カークレーンの速度制御方法であって、 前記現在位置から目的位置までの移動は、現在位置から
    一定加速度の加速行程、一定速度の高速行程、一定減速
    度の第1の減速行程、一定速度の低速行程及び一定減速
    度の第2の減速行程を経て目的位置に停止するようにな
    っており、 現在位置から目的位置までの距離と前記加速行程及び減
    速行程の加減速度及び低速行程の移動距離から少なくと
    も慣性による追従遅れを補償する時間を確保できる高速
    行程の高速度を決定し、前記加速度及び該高速度で移動
    した場合の前記現在位置から前記第1の減速行程開始位
    置までの移動時間を求め、該移動時間をタイマーに設定
    し、前記現在位置からのスタートと同時にタイマ計測を
    行ない該タイマ計測値が前記タイマー設定値に達したら
    前記第1の減速行程、低速行程及び第2の減速行程を経
    て目的位置に停止させることを特徴とするスタッカーク
    レーンの速度制御方法。
  2. 【請求項2】 現在位置から目的位置までの距離に応じ
    て、加速行程、高速行程、減速行程、低速行程及び減速
    行程からなるパターンの該高速行程で少なくとも慣性に
    よる追従遅れを補償する時間を確保できる高速度と前記
    加速度と該高速度で現在位置から第1の減速行程開始位
    置まで移動した場合の移動時間を予め設定し記憶してお
    き、現在位置から目的位置までの移動距離に応じて前記
    記憶している高速度及び移動時間を選択し、該移動時間
    をタイマーに設定することを特徴とする請求項1に記載
    のスタッカークレーンの速度制御方法。
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