JP2002254683A - 画像転写記録装置 - Google Patents
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- B41J17/00—Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
Abstract
られるときは土手部としての機能を十分に発揮すること
ができ、かつ受像シート又はドナーシートがテンション
不均一等で巻付けられるときにも土手部の機能を十分に
発揮させ、密着性を向上する。 【解決手段】 rs−rd>0μm、−30μm<(d−
s)−(rs−rd)<70μm、d≧s、が成り立つよ
うに、スクイジローラ334に段差部336を形成する
ことで、多少のたるみやテンションの不均一があって
も、受像シート140とドナーシート240との間のエ
アーを確実に抜くことができ、これにより密着不良によ
る画質の低下(記録むら)を防止することができる。
Description
の回転ドラムの周面に光を照射することが可能な光源ユ
ニットと、を備え、支持体上に受像層が設けられた受像
シート及び、支持体上にドナー層が設けられたドナーシ
ートを、前記回転ドラムに階層的に巻付け、当該回転ド
ラムと光源ユニットとを相対回転させながら、所定の画
像情報に基づいて光を照射することで、前記ドナー層の
インクを前記受像シートの受像層に転写する画像転写記
録装置に関するものである。なお、ドナーシートは、イ
ンクフィルム、ドナーフィルム等と呼ばれることもあ
り、受像シートは、受像フィルム、レシーバー等と呼ば
れることがある。また、ドナー層はインク層と呼ばれる
こともある。
可能な印刷期を用いて印刷する前に、費用や時間をかけ
ることなく校正用の印刷を行っている。
仕上がりイメージに近い画像を出力することが望まれ
る。このような装置には、いくつかの方式が存在する
が、転写式の画像記録転写装置が、比較的小規模な装置
であるにも拘らず、精細なイメージが形成するものとし
て知られている。
びドナーシートが用いられる。受像シートは露光用のド
ラムに巻付けられ、さらにその上にドナーシートが重ね
られる。
ーシートのドナーインクが受像シート上に転写され、受
像シート上に画像が形成される。
記の動作が複数色のドナーシートに対して繰り返され
る。すなわち、受像シートを露光用のドラムに巻付けた
まま、露光済みのドナーシートのみを剥離した後、別色
のドナーシートを受像シート上に巻付けて、レーザ露光
を行う。この作業を複数のドナーシートに対して順次繰
り返すことで、受像シート上にカラー画像を形成するこ
とができる。
クが受像シートに確実に転写されるためには、受像シー
トとドナーシートとの密着性が大きな要素となる。密着
性が悪く、例えば、気泡等が存在すると、適正な露光が
行われても転写がされない。
ドラムに巻付ける際には、スクイジローラを利用する。
間している状態で、受像シート又はドナーシートの巻き
つけ方向先端がドラムの周面に到達した時点で、スクイ
ジローラを、この受像シート又はドナーシート上へ接触
させ、このスクイジローラとドラムとで挟持する。これ
により、受像シート又はドナーシートは、ドラム周面に
押圧されながら巻付けられることになる。これにより、
空気が逃げながら密着されるため、気泡等を解消するこ
とができる。
の受像シートとは、巻付け時と同様にそれぞれ別個に剥
離する必要があるため、両者のサイズを異ならせ、剥離
性を向上している。すなわち、上層側のドナーシートの
サイズの方が下層側の受像シートのサイズよりも若干大
きめになっており、例えば剥離爪等が先に上層側のドナ
ーシートのみに効くため、ドナーシートのみを受像シー
トから剥離することができる。
シートの肉厚寸法分、ドナーシートの周縁は浮いてしま
い、スクイジローラの押圧力が均等にならない。このた
めに、空気が逃げ難くなって、密着性を損なうことがあ
った。そこで、このドナーシートの周縁に対応する枠状
の領域に土手部を形成するようにしている。これによ
り、スクイジローラによる押圧力を均等とすることがで
きる。
手部は、受像シートの肉厚寸法相当という、非常にラフ
な設定であったため、例えば、受像シート又はドナーシ
ートの巻付け時にたるみがあったり、テンションが不均
一となると、土手部が逆に悪影響を及ぼし、密着不良を
起こすことがあった。
はドナーシートが適正に巻付けられるときは土手部とし
ての機能を十分に発揮することができ、かつ受像シート
又はドナーシートがテンション不均一等で巻付けられる
ときにも土手部の機能を十分に発揮させ、密着性を向上
することができる画像転写記録装置を得ることが目的で
ある。
は、回転ドラムと、この回転ドラムの周面に光を照射す
ることが可能な光源ユニットと、を備え、支持体上に受
像層が設けられた受像シート及び、支持体上にドナー層
が設けられたドナーシートを、前記回転ドラムに階層的
に巻付け、当該回転ドラムを光源ユニットに対して相対
回転させながら、所定の画像情報に基づいて光を照射す
ることで、前記ドナー層のインクを前記受像シートの受
像層に転写する画像転写記録装置であって、前記回転ド
ラムの周面における、前記回転ドラムへ先に巻付けられ
る受像シートの周縁よりも外側、かつ前記回転ドラムへ
後に巻きつけられるドナーシートの周縁に対応する領域
に、当該回転ドラムの周面から突出するように設けられ
た土手部と、前記回転ドラムの周面に対して接触・離間
可能に配設され、前記受像シート及びドナーシートをそ
れぞれ前記回転ドラムに巻付けるときに、この受像シー
ト及びドナーシートを回転ドラムに押圧することで、密
着させるスクイジローラと、を有し、前記スクイジロー
ラの軸線方向両端部における、前記土手部の内側近傍に
対応する位置に、段差部を設けたことを特徴としてい
る。
ローラに段差部を設けることで、回転ドラムの周面(土
手部よりも内側の主領域)と、土手部(高位面)とに巻
付けられる受像シート及びドナーシートの双方に最適な
押圧力を与えることができ、受像シート及びドナーシー
トの密着性を向上することができる。
の発明において、前記回転ドラムの周面には、複数の小
孔又は溝が形成され、この小孔又は溝内のエアーを吸引
することで、前記受像シート及びドナーシートを吸着す
ると共に、前記土手部が前記小孔又は溝の最外周を間に
挟むように二重枠状に形成されていることを特徴として
いる。
ートのサイズを受像シートよりも大きくし、剥離性を向
上した場合において、ドナーシートを土手部の間の小孔
又は溝により、吸着がより安定となる。
請求項2記載の発明において、前記スクイジローラにお
ける、前記回転ドラムの土手部に対応する領域の半径を
rd、前記土手部よりも内側に対応する受像シート巻付
領域の半径をrs、とした場合に、rs−rd>0となる
ように、前記段差部を形成することを特徴としている。
手部がドラム周面よりも高いため、その分半径寸法を小
さくすればよく、受像シートやドナーシートの肉厚寸法
を考慮せず、標準的な寸法とした場合には、rs−rd>
0とすることで、理論的には均一な押圧力を得ることが
できる。
請求項3の何れか1項記載の発明において、前記スクイ
ジローラにおける、前記回転ドラムの土手部に対応する
領域の半径をrd、前記土手部よりも内側に対応する受
像シート巻付領域の半径をrs、前記受像シートの肉厚
寸法をs、前記土手部の高さ寸法dとした場合に、−3
0μm<{(d−s)−(rs−rd)}<+70μmと
なるように、それぞれのパラメータを設定することを特
徴としている。
項では、受像シートとドナーシートの肉厚寸法が適正で
あることを前提としたが、製造上の公差等で変動するこ
ともあり得る。そこで、当該公差等を考慮した上で、−
30μm<{(d−s)−(rs−rd)}<+70μm
が成立するように、各パラメータを設定することで、実
際に稼動する上での最適な状態を得ることができる。
請求項4の何れか1項記載の発明において、前記受像シ
ートの肉厚寸法をs、前記土手部の高さ寸法dとした場
合に、d≧sとなるようにそれぞれのパラメータを設定
することを特徴としている。
形成するときに少なくともd≧sとすることで、段差部
を形成した効果を得ることができる。仮に、d<sとす
ると、段差部は前記請求項3に反してrs−rd<0とす
る場合もあり得るが、これは、密着性のみを考慮した場
合である。スクイジローラが回転ドラムから離間した
後、回転ドラムの高速回転して画像記録するときのこと
を考慮した場合には、d≧sする方が好ましい。d<s
の場合、ドナーシートと土手部との間からエアーが侵入
して、急激に密着力が低下し、最後にはドナーシートが
回転ドラムから剥がれてしまうことがあるからである。
略を示す縦断面図である。この図1に示すように、画像
転写記録装置1は、受像シート供給部100と、ドナー
シート供給部200と、記録部300と、排出部400
とを備えている。また、画像転写記録装置1は、本体カ
バー10によって表面を覆われ、脚部20によって支え
られている。
ート供給部100は、記録部300に対して受像シート
140を供給する。また、ドナーシート供給部200
は、複数の種類のドナーシート240を記録部300に
供給することが可能であり、記録部300に対して複数
の種類のドナーシート240の中から1種類のドナーシ
ートを選択的に供給することができる。記録部300に
おいては、ドラム310に巻付けられた受像シート上
に、さらにドナーシートが重ねて巻付けられる。そし
て、受像シート140上に重ねられたドナーシート24
0に対して、記録する画像情報に基づき記録用ヘッド3
60によりレーザ露光を行う。レーザにより加熱された
部分のドナーシート240のドナーインクが昇華或いは
溶融により受像シート140に付着して転写されると、
受像シート140上に対して、異なる複数色(例えば、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラ
ック(K)等)のドナーシート240のドナーを付着さ
せることによって、受像シート140上にカラー画像を
形成することができる。これは、受像シート140をド
ラム310に巻付けたまま、露光済みのドナーシート2
40を別色のドナーシート240に順次交換してレーザ
露光することによって達成される。使用済みのドナーシ
ート240は、排出部400を経由してカバー本体10
の外部(図1の右側面)に設けられた廃棄箱40に廃棄
される。
は、前記排出部400を経由して(排出部400でスイ
ッチバックして、カバー本体10の上部のトレイ50に
排出される。そして、さらに別設の図示しないラミネー
ト部において、印刷対象である紙に加熱加圧される。こ
れによって、任意の印刷用紙上に受像シート140から
ドナーインクが転写されて画像が形成される。
ール130と受像シート搬送部150とを有している。
受像シートロール130は、芯132に受像シート14
0が巻回されたものである。また、受像シート140
は、支持層及び受像層を有しており、受像層は支持僧の
上に積層されている。受像シートロール130において
は、受像層が支持層に対して外側になるように巻回され
ている。また、受像シートロール130は、芯132の
中心軸まわりに回転できるように設置されている。
トロール230が回転ラック210内に収容されている
場合が示されている。この6種類のドナーシートとして
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のド
ナーシートと、2色の特色(金色や銀色、若しくは特定
の混色等)のドナーシートと、を用いることができる。
シート繰り出し機構を有しており、このドナーシート繰
り出し機構によって、所望の種類のドナーシート240
がドナーシートロール230からドナーシート搬送部2
70へと送出される。
は、フィルムローディングユニット170とレコーディ
ングユニット180に分離することが可能となってい
る。
0のドラム310は、中空の円筒形状を有しており、図
示しないフレームに回転自在に保持されている。ドラム
310は、その回転軸312がモータに連結されてお
り、モータの駆動により回転する。ドラム310の直径
は通常200mm〜500mm程度である。
14が設けられ、それぞれドラム310の内方空間部3
15と連通している。このドラム314の内方空間部3
15は、円筒状の回転軸312の内方空間を介して図示
しない吸引ブロワーの動作によってエアーが吸引される
ようになっており、この結果、貫通孔314からエアー
をドラム310の内方空間部315を介して吸引するこ
とができる構成となっている。なお、ドラム310の周
面に細幅の複数の溝を形成し、各溝に少なくとも1個の
貫通孔を設ける構造であってもよい。
ト140等の巻付け時の先端位置及び後端位置の近傍、
並びに両端面との角部近傍に土手部320、322が形
成されている。この土手部320、322、ドラム31
0の周面を展開したときに2重の枠形状となる。なお、
前記ドラム310の最外周に形成された貫通孔314
は、この一対の土手部320、322の間に配置されて
いる。
側のドラム周面が受像シート140の密着対象領域とな
っている。一方、ドナーシート240は、受像シート1
40よりも若干大きめであり、ドラム310に巻付けら
れたとき、その周縁は、外側の土手部320上に対応す
るようになっている。
や受像シート140をドラム310の周面に直接設置し
ているが、ドラム周面に別のシートを介して設置しても
かまわない。
クイジローラ334が、当該ドラム310に対して接離
可能に配設されている。このスクイジローラ334は、
前記受像シート140又はドナーシート240をドラム
310に巻付けるときにドラム310へ押圧し、密着さ
せる役目を有している。
334の軸線方向両端部に段差部336が設けられてい
る。段差部336は、ドラム310における前記土手部
320、322に対応する位置に設けてある。
半径寸法rdは、スクイジローラ334の軸線方向中央
部、すなわちドラム310における前記土手部320、
322よりも内側に対応する位置の半径寸法rs、土手
部320、322の高さ寸法d、並びに受像シート14
0の肉厚寸法sに基づいて設定されている。
部分rsの部分の境目の位置は受像シート140のエッ
ジ近傍であることが望ましい。それより内側だと、受像
シート140のエッジ近傍の密着が不十分になりやす
く、外側だと土手部320、322との間に隙間が発生
して密着不良が発生しやすい。また、土手部320、3
22の高さSは、受像シート140の低面からの高さで
ある。受像シート140や土手部320、322とドラ
ム310面の間に別のシート等を設置した場合も、同様
に受像シート140の低面からの高さをSとする。
は、ビーム状のレーザ光を出射することができ、このレ
ーザ光が照射された位置のドナーシート240のドナー
インクは、受像シート140の表面(受像層)に転写さ
れる。
駆動機構によって、ドラム310の回転軸に平行な方向
に直線的に移動することができる。従って、ドラム31
0の回転運動と記録用ヘッド360の直線移動との組み
合わせによって、受像シートを覆うドナーシート上の所
望の位置をレーザ露光することが可能である。このた
め、描画用の光ビームであるレーザ光でドナーシート上
を走査して、画像情報に基づいて対応する位置のみをレ
ーザ露光することによって、所望の画像を受像シート1
40に転写することができる。
を引き出し、所定の長さに切断して、記録部300へと
搬送する。記録部300においては、搬送されてきた受
像シート140を、重さ4.5kgのスクイジローラ3
34の自重によってドラム310に押圧しながらドラム
310に巻き付ける。このスクイジローラ334は、ス
テンレスの軸の周りにシリコンゴム(硬度40度
(A))を、肉厚寸法約3.5mmになるように形成さ
れ、自由回転可能である。なお、受像シート140は、
内側の土手部322のさらに内側の領域に巻付けられ
る。このとき、ドラム310の表面に設けられた複数の
貫通孔314からエアーが吸引されることで、吸着され
る。これによって、受像シート140は、ドラム310
の回転に伴って、ドラム310に吸着されながら巻付け
られ、保持される。
に搬送される。所定長さに接続されて、記録部300に
搬送されてきたドナーシート240はスクイジローラ3
34によってドラム310に押圧しながらドラム310
に巻付ける。
の2種類のシートは、その大きさが互いに異なる。ドナ
ーシート240は、縦方向及び横方向のいずれの方向に
も受像シート140よりも大きく、ドナーシート240
の周縁は外側の土手部320まで達している。従って、
ドナーシート240は最外周の貫通孔314(土手部3
20、322の間の貫通孔314)によって吸引され、
ドラム310に吸着保持される。
40の受像層とドナーシート240のドナー層とは吸引
によって、強い圧力で接触している。以上の巻き付け工
程が終了すると、ドラム310は高速回転(通常400
〜800rpm)を開始する。ドナー層のドナーインク
は、ドラム310の高速回転中、ドラム回転軸に平行に
移動する記録用ヘッド360によって画像様にレーザ露
光されて受像シート140の受像層に転写される。
ラ334の軸線方向両端部に、ドラム310における前
記土手部320、322に対応する位置に段差部336
を設けてある。この段差部336の半径寸法rdは、ス
クイジローラ334の軸線方向中央部、すなわちドラム
310における前記土手部320、322よりも内側に
対応する位置の半径寸法rs、土手部320、322の
高さ寸法d、並びに受像シート140の肉厚寸法sに基
づいて適正に設定されており、受像シート140及びド
ナーシート240のそれぞれに最適な圧力で押圧するこ
とができる。
による評価として、密着不良評価(良:○、不良を×と
し、5回のテストにおいて1回でも密着不要を起こした
場合は不良とした)と、エアー漏れ評価(貫通孔314
からエアーを吸引しているときの音により判断した)と
を行った。なお、この評価試験において、土手320、
322がない場合も併せて評価を行った(表1の備考欄
に注記)。
0(国内向け)のスクイジローラを交換、及び、土手の
粘着テープを貼り変えてテストした。受像シート、ドナ
ーシートは、同機標準の日本国内向け材料を使用した。
0を、レコーディングユニット180に対して5mm程
度左側が下がるように傾けた。こうすることによって、
密着不良の発生頻度が高くなり、少ない枚数で実験がで
きるからである。
サイズ全面平網50%のK、C、M、Yの4色の画像を
複数枚印刷した。
良による、不良のサイズが1cm以上のもの)が発生し
た受像シート枚数を数えた(不良枚数/テスト枚数)。 B:エアー漏れ評価 ドナーシートと土手の間からエアーが漏れると、シート
巻き付け時よりも、ドラム310が高速回転する記録開
始前又は記録中にドナーシートが浮き気味になって、ひ
どいときには、剥がれて飛ぶことがある。その場合に
は、記録できないため、密着評価はできない。
に、高速前にドナーシートとのエッジと土手の間からエ
アーが漏れる音を聞くことで、漏れレベルが推定でき
る。
り大きい場合を△、回転中にドナーシートが剥がれた
(又は飛んだ)場合を×とした。
ローラ334の段差部336の寸法を設定すると、以下
の如くまとめることができる。 スクイジローラ334に、ドラム310に形成した
内側の土手部322のさらに内側に対応する位置に段差
部336の境界を設ける。 スクイジローラ334の段差部336の半径を
rd、元の半径(受像シート140のみ対応する領域の
半径)をrsとした場合、それぞれの半径rdと半径r s
を、 rs−rd>0μm・・・…(1) が成り立つように設定する。 受像シート140の肉厚寸法をs、土手部320、
322の高さ寸法をdとした場合、この寸法s、d並び
に半径rs、rdの関係を、 −30μm<(d−s)−(rs−rd)<70μm・・・(2) が成り立つように設定する。 受像シート140の肉厚寸法sと、土手部320、
322の高さ寸法dとの関係を、 d ≧ s・・・(3) が成り立つように設定する。
ジローラ334に段差部336を形成することで、多少
のたるみやテンションの不均一があっても、受像シート
140とドナーシート240との間のエアーを確実に抜
くことができ、これにより密着不良による画質の低下
(記録むら)を防止することができる。
を、ドラム310から剥離して、排出400へと排出
し、本体カバー10の外側の受像シート廃棄箱40へ廃
棄する。
受像シート140上に別色のドナーシート240が巻付
けられる。そして、上述の動作によって、レーザ露光に
よって、受像シート140にドナーシート240のドナ
ーインクが転写された後、ドナーシート240が剥離し
て排出する。
シート240に対して繰り返される。例えば、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエローの4種類のドナーシー
トが適用されると受像シート140にカラー画像が転写
される。
された受像シート140が剥離される。受像シート14
0が剥離される。受像シート140の剥離は、ドナーシ
ート240の剥離と同様にして行われる。剥離されたド
ナーシート240は、排出部400へ送られ、ここでス
イッチバックすることで、カバー本体10の上部のトレ
ー50上に排出される。
ト又はドナーシートが適正に巻付けられるときは土手部
としての機能を十分に発揮することができ、かつ受像シ
ート又はドナーシートがテンション不均一等で巻付けら
れるときにも土手部の機能を十分に発揮させ、密着性を
向上することができるという優れた効果を有する。
下げられるため、設置場所の平坦度等の制限が緩められ
る効果もある。
成図である。
図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 回転ドラムと、この回転ドラムの周面に
光を照射することが可能な光源ユニットと、を備え、支
持体上に受像層が設けられた受像シート及び、支持体上
にドナー層が設けられたドナーシートを、前記回転ドラ
ムに階層的に巻付け、当該回転ドラムを光源ユニットに
対して相対回転させながら、所定の画像情報に基づいて
光を照射することで、前記ドナー層のインクを前記受像
シートの受像層に転写する画像転写記録装置であって、 前記回転ドラムの周面における、前記回転ドラムへ先に
巻付けられる受像シートの周縁よりも外側、かつ前記回
転ドラムへ後に巻きつけられるドナーシートの周縁に対
応する領域に、当該回転ドラムの周面から突出するよう
に設けられた土手部と、 前記回転ドラムの周面に対して接触・離間可能に配設さ
れ、前記受像シート及びドナーシートをそれぞれ前記回
転ドラムに巻付けるときに、この受像シート及びドナー
シートを回転ドラムに押圧することで、密着させるスク
イジローラと、を有し、 前記スクイジローラの軸線方向両端部における、前記土
手部の内側近傍に対応する位置に、段差部を設けたこと
を特徴とする画像転写記録装置。 - 【請求項2】 前記回転ドラムの周面には、複数の小孔
又は溝が形成され、この小孔又は溝内のエアーを吸引す
ることで、前記受像シート及びドナーシートを吸着する
と共に、前記土手部が前記小孔又は溝の最外周を間に挟
むように二重枠状に形成されていることを特徴とする請
求項1記載の画像転写記録装置。 - 【請求項3】 前記スクイジローラにおける、前記回転
ドラムの土手部に対応する領域の半径をrd、前記土手
部よりも内側に対応する受像シート巻付領域の半径をr
s、とした場合に、rs−rd>0となるように、前記段
差部を形成することを特徴とする請求項1又は請求項記
載の画像転写記録装置。 - 【請求項4】 前記スクイジローラにおける、前記回転
ドラムの土手部に対応する領域の半径をrd、前記土手
部よりも内側に対応する受像シート巻付領域の半径をr
s、前記受像シートの肉厚寸法をs、前記土手部の高さ
寸法dとした場合に、−30μm<{(d−s)−(r
s−rd)}<+70μmとなるように、それぞれのパラ
メータを設定することを特徴とする請求項1乃至請求項
3の何れか1項記載の画像転写記録装置。 - 【請求項5】 前記受像シートの肉厚寸法をs、前記土
手部の高さ寸法dとした場合に、d≧sとなるようにそ
れぞれのパラメータを設定することを特徴とする請求項
1乃至請求項4の何れか1項記載の画像転写記録装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001058799A JP4210038B2 (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 画像転写記録装置 |
US10/082,121 US6493016B2 (en) | 2001-03-02 | 2002-02-26 | Image transfer recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001058799A JP4210038B2 (ja) | 2001-03-02 | 2001-03-02 | 画像転写記録装置 |
Publications (2)
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