JP2002251293A - サービス提供プログラム、サービス提供方法及び情報記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の実行モードを、ユーザーが自己の嗜好
に応じて選択可能な又は通信が行えない領域にいて必要
十分な基本サービスの提供を行うことが可能なサービス
提供プログラム、方法および情報記憶媒体を提供するこ
とにある。 【解決手段】 所与の基本サービスに連動し拡大して実
現するための動的ダウンロード情報についての動的ダウ
ンロードの有無を、当該プログラムが実行される情報携
帯端末の通信状態やユーザーの選択に基づき決定し、動
的ダウンロード無しの場合には前記基本サービスを提供
し、動的ダウンロード有り場合には前記動的ダウンロー
ド情報について動的ダウンロードを行って拡大サービス
を提供する。また基本サービスと複数の拡大サービスの
中からユーザーの所望サービスの選択を受け付ける、情
報量の異なる複数のパターンの動的ダウンロード情報の
なかから、ユーザーの選択した所望サービスに対応した
パターンの動的ダウンロード情報について動的ダウンロ
ードを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、端末上でサービス
を提供するサービス提供プログラム、サービス提供方法
及び情報記憶媒体等に関する。

【０００２】

【背景技術および発明が解決しようとする課題】従来よ
り情報携帯端末上で提供されているサイト接続サービス
を利用してゲームサービス等が提供されていたが、かか
るゲームサービスではホストサーバと通信を行いながら
ゲームサービスが提供されていたためゲーム実行のたび
ごとパケット通信が発生し通信料金がかさむという問題
点があった。

【０００３】そこで通信料金を気にせずにゲームを楽し
めるように、予めゲームプログラムを情報携帯端末にダ
ウンロードさせてゲームサービスを提供するという新た
な形態のゲームサービスの開発が行われている。

【０００４】この形態では最初にゲームプログラムをダ
ウンロードすると、ゲーム実行時にパケット通信をしな
くてもよいためリーズナブルにゲームを楽しむことがで
きる。

【０００５】ところが例えばより質の高い画像やゲーム
音を提供したりとか、より多くの情報を提供したり等の
ように提供するゲームサービスの質を上げようとすると
プログラムが大容量になってしまう。

【０００６】しかし商業ベースでサービスを提供する際
には、一般にダウンロード可能なプログラム容量には制
限がある場合がおおいので、質の高いゲームサービスを
提供する場合には、予めダウンロードできない部分をゲ
ーム実行時に動的にダウンロードすることが必要にな
り、結局ゲーム実行時にデータやプログラムの動的ダウ
ンロードに伴うパケット課金が発生しゲーム料金が高く
なってしまうことになる。

【０００７】このように提供されるゲームサービスの形
態は、パケット料金はかかるが動的ダウンロードを行っ
て質の高いゲームサービスを提供するか、パケット課金
がないように動的ダウンロードを行わずに最初のダウン
ロードした範囲で提供可能なゲームサービスの提供する
かであるが、これらにユーザーに選択の余地はなかっ
た。

【０００８】また例えば携帯電話が通信圏外にいる場合
には動的ダウンロードができないので、例えば予め動的
ダウンロードを前提としたゲームでは、ゲームそのもの
ができない状態になってしまうという問題点もあった。

【０００９】本発明は、上記の課題に鑑みなされたもの
であり、その目的のひとつはサービスの質と通信量の関
係をトレードオフの関係においた複数の実行モードを、
ユーザーが自己の嗜好に応じて選択可能なサービス提供
プログラム、方法および情報記憶媒体を提供することに
ある。

【００１０】また本発明の他の目的はプログラム容量と
の兼ね合いで決まる必要十分なサービスが通信圏外でも
実行できるようにしておくことで、通信可能地域におい
ては質の高い拡大サービスの提供を、通信が行えない領
域にいて必要十分な基本サービスの提供を行うことが可
能なサービス提供プログラム、方法および情報記憶媒体
を提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】（１）本発明はコンピュ
ータが使用可能なサービス提供プログラムであって、所
与の基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも一
方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの少
なくとも一方を含む動的ダウンロード情報についての動
的ダウンロードの有無を、当該プログラムが実行される
情報携帯端末の通信状態に基づき決定する手段と、動的
ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウンロ
ードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的ダウ
ンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウンロ
ード情報について動的ダウンロードを行って、前記基本
のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した形式
の拡大サービスを提供する手段と、をコンピュータに実
現させることを特徴とする。

【００１２】基本サービスはサービス実行中に動的ダウ
ンロードを行わずに、予めダウンロードされているプロ
グラムのみで提供可能なサービスであり、当該プログラ
ムがダウンロードされる情報携帯端末等のプログラム容
量との兼ね合いで決定された提供可能な必要十分なサー
ビスである。

【００１３】また拡大サービスとは予めダウンロードさ
れているプログラムと動的ダウンロード情報により提供
可能なサービスであり、動的ダウンロード情報の情報量
をふやすことにより、質や量の充実した拡大サービスの
提供が可能になる。

【００１４】またここにおいて基本サービスと拡大サー
ビスはあくまでも同種のサービスであり、提供されるサ
ービスの充実度がことなるものである。

【００１５】また動的ダウンロードとは、例えばプログ
ラムが実行されている際にダウンロードされる場合をい
う。かかるダウンロードは電源がＯＦＦになるとデータ
が失われるような一時的な記憶領域にダウンロードされ
る。

【００１６】本発明によれば、所与の時点における通信
状態に関する情報を受け取り、当該情報が通信状態が悪
いことを示している場合には前記動的ダウンロード無し
と決定し、基本サービスのみを提供することができる。

【００１７】従って通信可能地域においては質の高いサ
ービスの提供を、通信が行えない領域においても基本サ
ービスの提供をうけることが可能なサービス提供プログ
ラム、方法および情報記憶媒体を提供することができ
る。

【００１８】（２）本発明はコンピュータが使用可能な
サービス提供プログラムであって、所与の基本サービス
に連動しその量及び質の少なくとも一方を拡大して実現
するためのプログラム及びデータの少なくとも一方を含
む動的ダウンロード情報についての動的ダウンロードの
有無を、ユーザーの選択入力に基づき決定する手段と、
動的ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウ
ンロードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的
ダウンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウ
ンロード情報について動的ダウンロードを行って、前記
基本のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した
形式の拡大サービスを提供する手段と、をコンピュータ
に実現させることを特徴とする。

【００１９】基本サービスとはサービス実行中に動的ダ
ウンロードを行わずに、予めダウンロードされているプ
ログラムのみで提供可能なサービスであり、当該プログ
ラムがダウンロードされる情報携帯端末等のプログラム
容量との兼ね合いで決定された提供可能な必要十分なサ
ービスである。

【００２０】また拡大サービスとは予めダウンロードさ
れているプログラムと動的ダウンロード情報により提供
可能なサービスであり、動的ダウンロード情報の情報量
をふやすことにより、質や量の充実した拡大サービスの
提供が可能になる。

【００２１】またここにおいて基本サービスと拡大サー
ビスはあくまでも同種のサービスであり、提供されるサ
ービスの充実度がことなるものである。

【００２２】また動的ダウンロードとは、例えばプログ
ラムが実行されている際にダウンロードされる場合をい
う。かかるダウンロードは電源がＯＦＦになるとデータ
が失われるような一時的な記憶領域にダウンロードされ
る。

【００２３】本発明によれば、動的ダウンロードを行う
か否かについてのユーザーの意思を尊重し、ユーザーが
動的ダウンロードを希望しない旨の選択を行った場合に
は、前記動的ダウンロード無しと決定し、基本サービス
のみを提供することができる。

【００２４】ここにおいて基本サービスはサービスの質
は必ずしも高くないが動的ダウンロードが不要になるの
でパケット課金がかからないというメリットがある。ま
た拡大サービスでは動的ダウンロードが必要となりパケ
ット課金がかかるかわりに質の高いサービスの提供をう
けることができというメリットがある。すなわち両者の
関係はサービスの内容と実行時に必要な通信料をトレー
ドオフの関係に置いたものであるといえる。

【００２５】従って本発明によれば通信料金よりもサー
ビスの質を重視する動的ダウンロードを行う旨の選択を
行い、またサービスの質よりも通信料金を重視するユー
ザーは動的ダウンロードを行わない旨の選択を行うこと
で、自己の嗜好に最も適した形式でサービスの提供を受
けることができ、ユーザーの満足度を高めることができ
る。

【００２６】（３）本発明はコンピュータが使用可能な
サービス提供プログラムであって、所与の基本サービス
と当該基本サービスをさらに充実させた充実度の異なる
複数の拡大サービスの中からユーザーの所望サービスの
選択を受け付ける手段と、前記基本サービスに連動しそ
の量及び質の少なくとも一方を拡大して実現するための
プログラム及びデータの少なくとも一方を含む動的ダウ
ンロード情報であって情報量の異なる複数のパターンの
動的ダウンロード情報のなかから、ユーザーの選択した
所望サービスに対応したパターンの動的ダウンロード情
報について動的ダウンロードを行い、ユーザーによって
選択された所望サービスを提供する手段と、をコンピュ
ータに実現させることを特徴とする。

【００２７】基本サービスとはサービス実行中に動的ダ
ウンロードを行わずに、予めダウンロードされているプ
ログラムのみで提供可能なサービスであり、当該プログ
ラムがダウンロードされる情報携帯端末等のプログラム
容量との兼ね合いで決定された提供可能な必要十分なサ
ービスである。

【００２８】また拡大サービスとは予めダウンロードさ
れているプログラムと動的ダウンロード情報により提供
可能なサービスであり、動的ダウンロード情報の情報量
をふやすことにより、質や量の充実した拡大サービスの
提供が可能になる。

【００２９】またここにおいて基本サービスと拡大サー
ビスはあくまでも同種のサービスであり、提供されるサ
ービスの充実度がことなるものである。

【００３０】また動的ダウンロードとは、例えばプログ
ラムが実行されている際にダウンロードされる場合をい
う。かかるダウンロードは電源がＯＦＦになるとデータ
が失われるような一時的な記憶領域にダウンロードされ
る。

【００３１】本発明によれば、所与の基本サービスと充
実度の異なる複数の拡大サービスの中からユーザーの所
望サービスを選択可能であり、ユーザーが所望したタイ
プのサービスを提供することができる。

【００３２】ここにおいて基本サービスはサービスの質
は必ずしも高くないが動的ダウンロードが不要になるの
でパケット課金がかからないというメリットがある。ま
た拡大サービスでは動的ダウンロードが必要となりパケ
ット課金がかかるかわりに質の高いサービスの提供をう
けることができというメリットがあり、充実度が高くな
るほど動的ダウンロード情報の量が増加し実行時の通信
料金がかかることになる。

【００３３】従って本発明によれば通信料金よりもサー
ビスの質を重視するユーザーはより充実度の高い拡大サ
ービスを所望サービスとして選択することで、またサー
ビスの質よりも通信料金を重視するユーザーは基本サー
ビスを所望サービスとして選択することで、自己の嗜好
に最も適した形式でサービスの提供を受けることがで
き、ユーザーの満足度を高めることができる。

【００３４】（４）本発明のサービス提供プログラム
は、当該プログラムが実行される情報携帯端末の所与の
時点における通信状態に関する情報を受け取り、当該情
報が通信状態が悪いことを示している場合には前記動的
ダウンロードを行わないで基本サービスを提供すること
を特徴とする。

【００３５】このようにすると、通信状態がよい場合に
はユーザーの嗜好に応じた形式でサービスの提供を受け
ることができ、ユーザーの情報携帯端末が通信圏外にい
る場合でも、全くゲームができない状態になることはな
く最低限基本サービスは提供可能となる。

【００３６】（５）本発明のサービス提供プログラム
は、前記基本サービスは追加の動的ダウンロードなしで
提供可能であることを特徴とする。

【００３７】（６）本発明のサービス提供プログラム
は、動的にダウンロードされる前記プログラム及びデー
タの少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しそ
の質及び量の少なくとも一方を拡大して実現するための
サブ画像生成情報を含むことを特徴とする。

【００３８】（７）本発明のサービス提供プログラム
は、動的にダウンロードされる前記プログラム及びデー
タの少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しそ
の質及び量の少なくとも一方を拡大して実現するための
ゲーム音生成情報を含むことを特徴とする。

【００３９】（８）本発明のサービス提供プログラム
は、動的にダウンロードされる前記プログラム及びデー
タの少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しそ
の質及び量の少なくとも一方を拡大して実現するための
サブプログラム情報を含むことを特徴とする。

【００４０】（９）本発明のサービス提供プログラム
は、前記サブプログラムは振動発生用のプログラムであ
ることを特徴とする。

【００４１】（１０）本発明のサービス提供プログラム
は、前記サービスは情報携帯端末上で提供されるゲーム
サービスであることを特徴とする。

【００４２】（１１）本発明はコンピュータにより使用
可能な情報記憶媒体であって、上記いずれかのプログラ
ムを記憶することを特徴とする。

【００４３】（１２）本発明は所定の端末においてユー
ザーに所与のサービスを提供する方法であって、所与の
基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも一方を
拡大して実現するためのプログラム及びデータの少なく
とも一方を含む動的ダウンロード情報についての動的ダ
ウンロードの有無を、当該プログラムが実行される情報
携帯端末の通信状態に基づき決定するステップと、動的
ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウンロ
ードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的ダウ
ンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウンロ
ード情報について動的ダウンロードを行って、前記基本
のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した形式
の拡大サービスを提供するステップと、を含むことを特
徴とする。

【００４４】（１３）本発明は、所定の端末においてユ
ーザーに所与のサービスを提供する方法であって、所与
の基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも一方
を拡大して実現するためのプログラム及びデータの少な
くとも一方を含む動的ダウンロード情報についての動的
ダウンロードの有無を、ユーザーの選択入力に基づき決
定するステップと、動的ダウンロード無しと決定された
場合には、動的ダウンロードを行わないで前記基本サー
ビスを提供し、動的ダウンロード有りと決定された場合
には、前記動的ダウンロード情報について動的ダウンロ
ードを行って、前記基本のサービスの量及び質の少なく
とも一方を拡大した形式の拡大サービスを提供するステ
ップと、を含むことを特徴とする。

【００４５】（１４）本発明は、所定の端末においてユ
ーザーに所与のサービスを提供する方法であって、所与
の基本サービスと当該基本サービスをさらに充実させた
充実度の異なる複数の拡大サービスの中からユーザーの
所望サービスの選択を受け付けるステップと、前記基本
サービスに連動しその量及び質の少なくとも一方を拡大
して実現するためのプログラム及びデータの少なくとも
一方を含む動的ダウンロード情報であって情報量の異な
る複数のパターンの動的ダウンロード情報のなかから、
ユーザーの選択した所望サービスに対応したパターンの
動的ダウンロード情報について動的ダウンロードを行
い、ユーザーによって選択された所望サービスを提供す
るステップと、を含むことを特徴とする。

【００４６】（１５）本発明のサービス提供方法は、当
該プログラムが実行される情報携帯端末の所与の時点に
おける通信状態に関する情報を受け取り、当該情報が通
信状態が悪いことを示している場合には前記動的ダウン
ロードを行わないで基本サービスを提供することを特徴
とする。

【００４７】（１６）本発明のサービス提供方法は、前
記基本サービスは追加の動的ダウンロードなしで提供可
能であることを特徴とする。

【００４８】（１７）本発明のサービス提供方法は、動
的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの少
なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質及
び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのサブ画
像生成情報を含むことを特徴とする。

【００４９】（１８）本発明のサービス提供方法は、動
的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの少
なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質及
び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのゲーム
音生成情報を含むことを特徴とする。

【００５０】（１９）本発明のサービス提供方法は、動
的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの少
なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質及
び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのサブプ
ログラム情報を含むことを特徴とする。

【００５１】（２０）本発明のサービス提供方法は、前
記サブプログラムは振動発生用のプログラムであること
を特徴とする。

【００５２】（２１）本発明のサービス提供方法は、前
記サービスは情報携帯端末上で提供されるゲームサービ
スであることを特徴とする。

【００５３】

【発明の実施の形態】以下、本発明をネットワークを介
してサーバ装置と接続可能な所定の情報携帯端末におい
て所与のゲームサービスを提供する場合を例にとり説明
する。

【００５４】１．本実施の形態の構成 図１は、本実施形態でゲームサービス提供を行う際の構
成の一例である。

【００５５】ゲームサービス提供に必要な情報を配信す
るサーバ装置１００はネットワーク３００を介して情報
携帯端末とて機能する携帯電話２００と接続可能であ
る。なおサーバ装置１００と携帯電話２００間の伝送路
は、無線の伝送路３２０と、有線の伝送路３１０とを含
んで構成されている。

【００５６】なお、ネットワーク３００内には携帯電話
２００のための基地局やパケットの分解組立装置、イン
ターネット等が介在している。また、実際には複数の携
帯電話２００がネットワーク３００を介してサーバ装置
１００と接続されている。

【００５７】図２は、本実施形態のサーバ装置及び情報
携帯端末の機能ブロック図である。

【００５８】情報携帯端末２００は、処理部２７０と、
文字入力キー等で構成される操作部２１０と、送受信部
２９０と、記憶部２３０と、情報記憶媒体２８０と、生
成されたゲーム画像が出力される表示部２２０と、生成
されたゲーム音等が出力される音声出力部２２２と、音
声指示入力を行うための音声入力部２２４とを含んで構
成されている。

【００５９】処理部２７０は、サーバ装置１００からダ
ウンロードされたゲームプログラムを実行してユーザー
にゲームサービスを提供する処理を行うもので、その機
能は例えばＣＰＵ等により実現される。

【００６０】処理部２７０は、ダウンロードされたプロ
グラムや動的ダウンロード情報に基づきゲーム実行を行
うゲームサービス提供処理部２７２を含む。

【００６１】ゲームサービス提供処理部２７２は、所与
の基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも一方
を拡大して実現するためのプログラム及びデータの少な
くとも一方を含む動的ダウンロード情報についての動的
ダウンロードの有無を、当該プログラムが実行される情
報携帯端末の通信状態に基づき決定する処理と、動的ダ
ウンロード無しと決定された場合には、動的ダウンロー
ドを行わないで前記基本サービスを提供し、動的ダウン
ロード有りと決定された場合には、前記動的ダウンロー
ド情報について動的ダウンロードを行って、前記基本の
サービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した形式の
拡大サービスを提供する処理を行う。

【００６２】また処理部２７０は、所与の基本サービス
に連動しその量及び質の少なくとも一方を拡大して実現
するためのプログラム及びデータの少なくとも一方を含
む動的ダウンロード情報についての動的ダウンロードの
有無を、ユーザーの選択入力に基づき決定する処理と、
動的ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウ
ンロードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的
ダウンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウ
ンロード情報について動的ダウンロードを行って、前記
基本のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した
形式の拡大サービスを提供する処理とを行う。

【００６３】また処理部２７０は、所与の基本サービス
と当該基本サービスをさらに充実させた充実度の異なる
複数の拡大サービスの中からユーザーの所望サービスの
選択を受け付ける処理と、前記基本サービスに連動しそ
の量及び質の少なくとも一方を拡大して実現するための
プログラム及びデータの少なくとも一方を含む動的ダウ
ンロード情報であって情報量の異なる複数のパターンの
動的ダウンロード情報のなかから、ユーザーの選択した
所望サービスに対応したパターンの動的ダウンロード情
報について動的ダウンロードを行い、ユーザーによって
選択された所望サービスを提供する処理とを行う。

【００６４】情報記憶媒体２８０は、書き込み可能で電
源がＯＦＦの状態でもデータが失われないＥＥＰＲＯＭ
やバッテリーバックアップされたＳＲＡＭ等で構成さ
れ、サーバ装置１００からダウンロードされたゲームプ
ログラム（ダウンロード用ゲームプログラム）が記憶さ
れる。

【００６５】記憶部２３０は、処理部２７０や送受信部
２９０などのワーク領域となるもので、その機能はＲＡ
Ｍなどのハードウェアにより実現できる。ゲーム実行時
に動的にダウンロードされる動的ダウンロード情報は当
該記憶は２３０に格納される。

【００６６】送受信部２９０はサーバ装置１００等との
通信を行うもので、その機能は例えばＰＡＤ（パケット
分解組立）機能を有する通信装置等により実現される。

【００６７】一方、サーバ装置１００は、送受信部１９
０と、処理部１１０と記憶部１２０とを含む。

【００６８】処理部１１０は、情報携帯端末２００から
受信した配信要求情報に基づき所与の処理を行い、要求
元の情報携帯端末に所定の情報を提供する処理を行うも
ので、その機能は例えばＣＰＵ等により実現される。

【００６９】処理部１１０はダウンロード用プログラム
配信部１１３と動的ダウンロード情報提供処理部１１４
とを含む。

【００７０】ダウンロード用プログラム提供処理部１１
３は、情報携帯端末２００からのダウンロード用プログ
ラムの配信要求に応じて記憶部１２０に記憶されたダウ
ンロード用ゲームプログラム１２１を要求元の情報携帯
端末２００にむけ提供する処理を行う。

【００７１】動的ダウンロード情報提供処理部１１４
は、情報携帯端末２００からの動的ダウンロード情報の
配信要求に応じて記憶部１２０に記憶された動的ダウン
ロード情報１２２を要求元の情報携帯端末２００にむけ
提供する処理を行う。

【００７２】また記憶部１２０には、ダウンロード用ゲ
ームプログラム１２１や動的ダウンロード情報１２２等
が記憶され、その機能は例えばハードディスク等により
実現される。

【００７３】ダウンロード用ゲームプログラム１２１は
例えばＪＡＶＡ（登録商標）等で記述されたプログラム
であり、追加の動的ダウンロードなしで所与のゲームサ
ービスを提供可能なプログラムである。

【００７４】動的ダウンロード情報１２２は、前記所与
のゲームサービスに連動しその量及び質の少なくとも一
方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの少
なくとも一方を含む。

【００７５】送受信部１９０は情報携帯端末２００等と
の通信を行うもので、その機能は例えばＰＡＤ（パケッ
ト分解組立）機能を有する通信装置等により実現され
る。

【００７６】本実施の形態では、情報携帯端末２００側
に追加の動的ダウンロードなしで所与のゲームサービス
を提供可能なプログラムがダウンロードされる。そして
情報携帯端末２００がダウンロードされたゲームプログ
ラムを実行することによりゲームサービスの提供が行わ
れる。

【００７７】図３は、本実施形態の情報携帯端末の一例
である携帯電話２００の外観図である。

【００７８】携帯電話２００は、操作部２１０として機
能する複数のキーと、文字や画像が表示される表示部２
２０の一部として機能する携帯電話２００本体と一体的
に形成されたディスプレイである液晶画面と、音声出力
部２２２として機能するスピーカーと、送受信部２９０
として機能するアンテナと、音声入力を行うための音声
入力部２２４として機能するマイクとを含んで構成され
ている。

【００７９】２．本実施の形態の特徴と処理 まず最初にダウンロードされるゲームプログラムで提供
されるゲームサービス（以下、「基本ゲームサービス」
これをという）と、動的ダウンロードによって可能にな
るゲームサービス（以下、これを「拡大ゲームサービ
ス」という）の具体例について説明する。

【００８０】図４は本実施の形態で提供されるスロット
ゲームのメイン画面の画像（以下、メイン画面という）
であり、図５は当該スロットゲームで提供される役説明
のパネル画面の画像（以下、パネル画面という）であ
る。

【００８１】「基本ゲームサービス」では、スロットが
表示されたメイン画面（図４参照）のみ表示可能であ
る。ここにおいてスロットゲームは図４のメイン画面の
みでも実行可能である。

【００８２】「拡大ゲームサービス」では、「基本ゲー
ムサービス」に加えて、メイン画面と役説明のパネル画
面（図５参照）が切り替えて表示することが可能にな
る。例えばメイン画面でスロットゲームを実行中のプレ
ーヤが役の説明等を見たい場合には、画面切り替えボタ
ンを押すことによりメイン画面（図４参照）から役説明
のパネル画面（図５参照）に表示画像を切り替えること
ができ、再び画面切り替えボタンを押すことにより、役
説明のパネル画面（図５参照）からメイン画面（図４参
照）に表示画像を切り替えることができる。

【００８３】この場合「基本ゲームサービス」ではプレ
ーヤは役説明のパネル画面（図５参照）をみることがで
きないというデメリットの代わり、動的ダウンロードが
不要になるので、パケット課金がかからないというメリ
ットがある。また「拡大ゲームサービス」では動的ダウ
ンロードが必要となりパケット課金がかかるというデメ
リットのかわりに役説明のパネル画面（図５参照）をみ
ることができるというメリットがある。すなわち両者の
関係はサービス内容と実行時に必要な通信料をトレード
オフの関係に置いたものであるといえる。

【００８４】本実施の形態によればかかる動的ダウンロ
ードの有無を、例えば所与の時点におけるユーザーの情
報携帯端末の通信状態に関する情報を受け取り、当該通
信状態に応じて自動的に決定することができる。

【００８５】これによりユーザーの情報携帯端末が通信
圏外にいる場合には、自動的に動的ダウンロードを行わ
ず「基本ゲームサービス」を提供し、通信状態がよい場
合には自動的に動的ダウンロードを行い「拡大ゲームサ
ービス」を提供することができる。

【００８６】このように本実施の形態では、ユーザーの
情報携帯端末が通信圏外にいる場合でも、全くゲームが
できない状態になることはなく「基本ゲームサービス」
でゲーム行うことができる。

【００８７】また本実施の形態によればかかる動的ダウ
ンロードの有無を、例えば動的ダウンロードを行うか否
かについてのユーザーの選択入力を受け付け、ユーザー
の選択に応じて自動的に決定することができる。

【００８８】図６は動的ダウンロードを行うか否かにつ
いてのユーザーの選択入力画面の一例である。

【００８９】基本モード３１０は、追加の動的ダウンロ
ードを行わないで、予めダウンロードされているプログ
ラムのみでサービスの提供を受けるモードで、ユーザー
がこれを選択すると自動的に動的ダウンロードを行わず
「基本ゲームサービス」が提供される。

【００９０】また拡大モード３２０は、動的ダウンロー
ドサービスの提供を受けるモードで、ユーザーがこれを
選択すると自動的に動的ダウンロードを行い「拡大ゲー
ムサービス」が提供される。

【００９１】なおユーザーの選択入力は、操作部の対応
するキーを押下することにより行うことができる。

【００９２】従って例えば通信料金よりもサービスの質
を重視するユーザーは拡大モードを選択することで、ま
たサービスの質よりも通信料金を重視するユーザーは基
本モードを選択することで、自己の嗜好に最も適した形
式でサービスの提供を受けることができ、ユーザーの満
足度を高めることができる。

【００９３】次に所与のサービス提供においてサービス
の充実度の異なる複数の実行モードを用意し、実行モー
ドについてのユーザーに選択させて、ユーザーの選択し
た実行モード応じたサービスを提供する例について説明
する。

【００９４】図７はサービスの充実度の異なる複数の実
行モードについての実行モード選択画面の一例である。

【００９５】基本モード３５０は、追加の動的ダウンロ
ードを行わないで、予めダウンロードされているプログ
ラムのみでサービスの提供を受けるモードで、ユーザー
がこれを選択すると自動的に動的ダウンロードを行わず
「基本ゲームサービス」が提供される。

【００９６】また拡大モード（Ｍ）３６０は、少ないパ
ケット量の動的ダウンロードサービスの提供を受けるモ
ードで、ユーザーがこれを選択すると自動的に少ないパ
ケット量の動的ダウンロードを行い「拡大ゲームサービ
ス」が提供される。

【００９７】また拡大モード（Ｈ）３７０は、拡大モー
ド（Ｍ）３６０より多いパケット量の動的ダウンロード
サービスの提供を受けるモードで、ユーザーがこれを選
択すると自動的に拡大モード（Ｍ）３６０より多いパケ
ット量の動的ダウンロードを行い拡大モード（Ｍ）３６
０よりもさらに充実した「拡大ゲームサービス」が提供
される。

【００９８】なおユーザーの選択入力は、操作部の対応
するキーを押下することにより行うことができる。

【００９９】基本モードの場合と、拡大モード（Ｍ）の
場合と、拡大モード（Ｈ）の場合で提供されるサービス
の違いについて説明する。例えば基本モード３５０の場
合は図４のメイン画面のみ提供され、拡大モード（Ｈ）
の場合は図４のメイン画面と図５のサブ画面が提供され
るとする。このような場合拡大モード（Ｍ）の場合は図
４のメイン画面と例えば図８に示すようなサブ画面が提
供される。

【０１００】図８は、簡略化して提供されるサブ画面の
一例である。当該サブ画面は図５と同様に役説明のパネ
ル画面であるが、データ量を減らすために必要事項がテ
キストのみで表示されている。このため図５のサブ画面
を動的ダウンロードする場合に比べパケット量が少なく
てすむので、拡大モード（Ｍ）を選択すると拡大モード
（Ｌ）を選択した場合に比べゲーム実行時に課金される
通信料金を抑えることができる。

【０１０１】なお基本モードを選択した場合には動的ダ
ウンロードを行わないのでゲーム実行時における通信料
金は原則として発生しない。

【０１０２】従って例えば通信料金よりもサービスの質
を重視するユーザーは拡大モード（Ｌ）を選択すること
で、またサービスの質よりも通信料金を重視するユーザ
ーは基本モードを選択することで、そしてその中間のユ
ーザーは拡大モード（Ｍ）を選択することで、自己の嗜
好に最も適した形式でサービスの提供を受けることがで
き、ユーザーの満足度を高めることができる。

【０１０３】また例えばユーザーが基本モード以外のモ
ードを選択している場合であっても、ユーザーの情報携
帯端末が通信圏外にいる場合には、自動的に動的ダウン
ロードを行わず「基本ゲームサービス」を提供すること
が好ましい。

【０１０４】このようにすると、通信状態がよい場合に
はユーザーの嗜好に応じた形式でサービスの提供を受け
ることができ、ユーザーの情報携帯端末が通信圏外にい
る場合でも、全くゲームができない状態になることはな
く「基本ゲームサービス」でゲーム行うことができる。

【０１０５】図９はユーザーが実行モードを選択する際
の処理の流れについて説明するためのフローチャート図
である。

【０１０６】実行モード選択イベントが発生した場合に
は以下のステップＳ１２０〜Ｓ１３０の処理を行う（ス
テップＳ１１０）。ここにおいて実行モード選択イベン
トは、例えばダウンロード用ゲームプログラム情報をダ
ウンロードした場合や、未だ実行モードを選択していな
い状態でダウンロードしたゲームを実行しようとした場
合や、ユーザーが実行モード選択要求を出した場合に発
生する。

【０１０７】まず実行モード選択画面を提供し、ユーザ
ーの選択を受け付ける（ステップＳ１２０）。ここにお
いて実行モード選択画面は図６のように動的ダウンロー
ドを行うか否かについての選択画面でもよいし、図７の
ように充実度の異なる複数の実行形式を選択する画面で
もよい。

【０１０８】そしてユーザーの選択内容をモード選択情
報として記憶する（ステップＳ１３０）。

【０１０９】なお上記ステップＳ１１０〜Ｓ１３０の処
理は、予めダウンロードされているダウンロード用ゲー
ムプログラムや情報携帯端末自体が有している機能によ
ってによって実現されるもので、追加のダウンロードが
できない場合でも実行可能である。

【０１１０】図１０はゲーム実行時（ユーザーが実際に
ゲームサービスの提供を受けるとき）の処理の流れにつ
いて説明するためのフローチャート図である。

【０１１１】最適通信設定イベントが発生した場合には
以下のステップＳ２２０〜Ｓ２６０の処理を行う（ステ
ップＳ２１０）。ここにおいて最適通信設定イベント
は、例えばダウンロード用ゲームプログラムの実行を開
始する際や、ゲーム実行中に動的ダウンロードを行う地
点にきた場合に発生する。

【０１１２】まず通信状態の確認処理を行う（ステップ
Ｓ２２０）。ここにおいて通信状態はサーバ装置との通
信が可能か否かの状態である。また情報携帯端末自体が
有する通信状況に関する情報を受け取って通信状態の確
認を行う場合でもよいし、予めダウンロードしたプログ
ラム自体が実際にダミーの通信を行って通信状態の確認
を行う場合でもよい。

【０１１３】そしてサーバー装置と通信可能である場合
には以下のステップＳ２４０〜Ｓ２６０の処理を行う
（ステップＳ２３０）。例えばユーザーの情報携帯端末
が通信圏内にある場合は通信可能である。

【０１１４】次にモード選択情報を参照し、当該モード
選択情報がユーザーが動的ダウンロードを希望している
ことを示している場合には以下のステップＳ２５０〜Ｓ
２６０の処理を行う（ステップＳ２４０）。

【０１１５】まずサーバ装置に対してユーザーのモード
選択情報を提示して動的ダウンロード情報の配信要求を
行う（ステップＳ２５０）。

【０１１６】これを受けたサーバ装置は、モード選択情
報に対応した動的ダウンロード情報を選択して要求元の
情報携帯端末に配信する。

【０１１７】そして情報携帯端末本側では、サーバ装置
から送信された動的ダウンロード情報を一時記憶領域に
格納する（ステップＳ２６０）。

【０１１８】なお上記ステップＳ２１０〜Ｓ２６０の処
理は、予めダウンロードされているダウンロード用ゲー
ムプログラムや情報携帯端末自体が有している機能によ
って実現されるもので、追加のダウンロードができない
場合でも実行可能である。

【０１１９】図１１はゲーム実行時（ユーザーが実際に
ゲームサービスの提供を受けるとき）の処理の流れにつ
いて説明するためのフローチャート図である。

【０１２０】動的ダウンロードされている情報がある場
合には、予めダウンロードされているゲームプログラム
と動的ダウンロード情報を連動させて実行し、拡大ゲー
ムサービスを提供する（ステップＳ３１０、Ｓ３２
０）。

【０１２１】また動的ダウンロードされている情報がな
い場合には、予めダウンロードされているゲームプログ
ラムを実行しゲームサービスを提供する（ステップＳ３
１０、Ｓ３３０）。

【０１２２】図１２は図１０の変形例であり、ユーザー
が実行モードを選択する機能がない場合のゲーム実行時
（ユーザーが実際にゲームサービスの提供を受けると
き）の処理の流れについて説明するためのフローチャー
ト図である。

【０１２３】最適通信設定イベントが発生した場合には
以下のステップＳ４２０〜Ｓ２５０の処理を行う（ステ
ップＳ４１０）。ここにおいて最適通信設定イベント
は、例えばダウンロード用ゲームプログラムの実行を開
始する際や、ゲーム実行中に動的ダウンロードを行う地
点にきた場合に発生する。

【０１２４】まず通信状態の確認処理を行う（ステップ
Ｓ４２０）。ここにおいて通信状態はサーバ装置との通
信が可能か否かの状態である。また情報携帯端末自体が
有する通信状況に関する情報を受け取って通信状態の確
認を行う場合でもよいし、予めダウンロードしたプログ
ラム自体が実際にダミーの通信を行って通信状態の確認
を行う場合でもよい。

【０１２５】そしてサーバー装置と通信可能である場合
には以下のステップＳ２４０〜Ｓ２５０の処理を行う
（ステップＳ４３０）。例えばユーザーの情報携帯端末
が通信圏内にある場合は通信可能である。

【０１２６】まずサーバ装置に対してユーザーのモード
選択情報を提示して動的ダウンロード情報の配信要求を
行う（ステップＳ４４０）。

【０１２７】これを受けたサーバ装置は、モード選択情
報に対応した動的ダウンロード情報を選択して要求元の
情報携帯端末に配信する。

【０１２８】そして情報携帯端末本側では、サーバ装置
から送信された動的ダウンロード情報を一時記憶領域に
格納する（ステップＳ４５０）。

【０１２９】なお上記ステップＳ４１０〜Ｓ４５０の処
理は、予めダウンロードされているダウンロード用ゲー
ムプログラムや情報携帯端末自体が有している機能によ
って実現されるもので、追加のダウンロードができない
場合でも実行可能である。

【０１３０】なお本発明は、上記実施形態で説明したも
のに限らず、種々の変形実施が可能である。

【０１３１】例えば、本発明のうち従属請求項に係る発
明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略
する構成とすることもできる。また、本発明の１の独立
請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させ
ることもできる。

【０１３２】例えば上記実施例では動的ダウンロード情
報が役説明のサブ画面である場合を例にとり説明したが
これに限られない。例えばハイスコア表示やヒント提供
画面やヘルプ画面等でもよい。

【０１３３】例えばハイスコア表示情報を動的ダウンロ
ード情報にすることで「基本ゲームサービス」を提供す
る場合には、ハイスコア表示を提供せずに、「拡大ゲー
ムサービス」を提供する場合のみハイスコア表示を提供
するようにしてもよい。

【０１３４】また「拡大ゲームサービス」を提供する場
合ユーザーが選択した実行モードに応じて表示人数の異
なるハイスコア表示を動的にダウンロードして提供する
ようにしてもよい。

【０１３５】例えば上記実施例では動的ダウンロード情
報がサブ画面情報である場合を例にとり説明したがこれ
に限られない。例えば精細度の高い画像情報を動的ダウ
ンロー情報にすることで「基本ゲームサービス」を提供
する場合には、精細度の低い画像を提供し、「拡大ゲー
ムサービス」を提供する場合には精細度の高い画像を提
供するようにしてもよい。

【０１３６】また例えば動画情報を動的ダウンロー情報
にすることで「基本ゲームサービス」を提供する場合に
はスピードの遅い動画像を提供し、「拡大ゲームサービ
ス」を提供する場合にはスピードの速い動画像を提供す
るようにしてもよい。

【０１３７】また例えばゲーム音生成情報を動的ダウン
ロード情報にすることで「基本ゲームサービス」を提供
する場合には、ゲーム音を提供せず、「拡大ゲームサー
ビス」を提供する場合にはゲーム音を提供するようにし
てもよいし、両者の場合で例えばビープ音とＰＣＭ音源
のようにクオリティの異なるゲーム音を提供するように
してもよい。

【０１３８】また動的ダウンロード情報は所与のサービ
スに連動しその質及び量の少なくとも一方を拡大して実
現するためのサブプログラム情報でもよい。例えばサブ
プログラムはバイブレータ制御を行うハードウエア制御
プログラム等でもよい。かかる場合には「拡大ゲームサ
ービス」を提供する場合には所与のイベントが発生した
場合に携帯電話に振動を発生させることができる。

【０１３９】また例えば、上述した実施例では、情報携
帯端末として、携帯電話２００を適用した例について説
明したが、携帯電話２００以外にも携帯型の電話機とし
て、例えば、ＰＨＳ、衛星通信電話、ページャ等を適用
することが可能である。また、携帯型の電話機以外に
も、例えば、携帯型のＰＣや、情報携帯端末、通信機能
を有する携帯型のゲーム装置等の携帯型端末装置を適用
することも可能である。

【０１４０】また本発明で提供されるゲームサービスは
スロットゲームに限られず種々のゲーム、バカラゲー
ム、カードゲーム、テーブルゲームやその他のミニゲー
ム、ロールプレイングゲーム、音楽演奏ゲーム、シュー
ティングゲームに適用できる。

【０１４１】また、本発明の適用はゲームサービスの提
供に限られず、例えば占いや各種情報提供サービス等の
ゲーム以外の分野の様々なサービスに対して適用するこ
とも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施形態でゲームサービス提供を行う際の構
成の一例である。

【図２】本実施形態のサーバ装置及び情報携帯端末の機
能ブロック図である。

【図３】本実施形態の情報携帯端末の一例である携帯電
話の外観図である。

【図４】本実施の形態で提供されるスロットゲームのメ
イン画面の画像である。

【図５】当該スロットゲームで提供される役説明のパネ
ル画面の画像である。

【図６】動的ダウンロードを行うか否かについてのユー
ザーの選択入力画面の一例である。

【図７】サービスの充実度の異なる複数の実行モードに
ついての実行モード選択画面の一例である。

【図８】簡略化して提供されるサブ画面の一例である。

【図９】ユーザーが実行モードを選択する際の処理の流
れについて説明するためのフローチャート図である。

【図１０】ゲーム実行時（ユーザーが実際にゲームサー
ビスの提供を受けるとき）の処理の流れについて説明す
るためのフローチャート図である。

【図１１】ゲーム実行時（ユーザーが実際にゲームサー
ビスの提供を受けるとき）の処理の流れについて説明す
るためのフローチャート図である。

【図１２】ユーザーが実行モードを選択する機能がない
場合のゲーム実行時（ユーザーが実際にゲームサービス
の提供を受けるとき）の処理の流れについて説明するた
めのフローチャート図である。

【符号の説明】

１００ サーバ装置 １１０ 処理部 １１３ ダウンロード用プログラム提供処理部 １１４ 動的ダウンロード情報提供処理部 １２０ 記憶部 １２１、１２１’ ダウンロード用ゲームプログラム １２２、１２２’ 動的ダウンロード情報 １９０ 送受信部 ２００ 情報携帯端末（携帯電話） ２１０ 操作部 ２２０ 表示部 ２２２ 音声出力部 ２２４ 音声入力処理部 ２３０ 表示部 ２７０ 処理部 ２７２ ゲームサービス提供部 ３００ ネットワーク

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータが使用可能なプログラムで
   あって、 所与の基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも
   一方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの
   少なくとも一方を含む動的ダウンロード情報についての
   動的ダウンロードの有無を、当該プログラムが実行され
   る情報携帯端末の通信状態に基づき決定する手段と、 動的ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウ
   ンロードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的
   ダウンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウ
   ンロード情報について動的ダウンロードを行って、前記
   基本のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した
   形式の拡大サービスを提供する手段と、 をコンピュータに実現させることを特徴とするサービス
   提供プログラム。
2. 【請求項２】 コンピュータが使用可能なプログラムで
   あって、 所与の基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも
   一方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの
   少なくとも一方を含む動的ダウンロード情報についての
   動的ダウンロードの有無を、ユーザーの選択入力に基づ
   き決定する手段と、 動的ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウ
   ンロードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的
   ダウンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウ
   ンロード情報について動的ダウンロードを行って、前記
   基本のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した
   形式の拡大サービスを提供する手段と、 をコンピュータに実現させることを特徴とするサービス
   提供プログラム。
3. 【請求項３】 コンピュータが使用可能なプログラムで
   あって、 所与の基本サービスと当該基本サービスをさらに充実さ
   せた充実度の異なる複数の拡大サービスの中からユーザ
   ーの所望サービスの選択を受け付ける手段と、 前記基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも一
   方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの少
   なくとも一方を含む動的ダウンロード情報であって情報
   量の異なる複数のパターンの動的ダウンロード情報のな
   かから、ユーザーの選択した所望サービスに対応したパ
   ターンの動的ダウンロード情報について動的ダウンロー
   ドを行い、ユーザーによって選択された所望サービスを
   提供する手段と、 をコンピュータに実現させることを特徴とするサービス
   提供プログラム。
4. 【請求項４】 請求項２乃至３のいずれかにおいて、 当該プログラムが実行される情報携帯端末の所与の時点
   における通信状態に関する情報を受け取り、当該情報が
   通信状態が悪いことを示している場合には前記動的ダウ
   ンロードを行わないで基本サービスを提供することを特
   徴とするサービス提供プログラム。
5. 【請求項５】 請求項１乃至４のいずれかにおいて、 前記基本サービスは追加の動的ダウンロードなしで提供
   可能であることを特徴とするサービス提供プログラム。
6. 【請求項６】 請求項１乃至５のいずれかにおいて、 動的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの
   少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質
   及び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのサブ
   画像生成情報を含むことを特徴とするサービス提供プロ
   グラム。
7. 【請求項７】 請求項１乃至６のいずれかにおいて、 動的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの
   少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質
   及び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのゲー
   ム音生成情報を含むことを特徴とするサービス提供プロ
   グラム。
8. 【請求項８】 請求項１乃至７のいずれかにおいて、 動的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの
   少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質
   及び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのサブ
   プログラム情報を含むことを特徴とするサービス提供プ
   ログラム。
9. 【請求項９】 請求項８において、 前記サブプログラムは振動発生用のプログラムであるこ
   とを特徴とするサービス提供プログラム。
10. 【請求項１０】 請求項１乃至９のいずれかにおいて、 前記サービスは情報携帯端末上で提供されるゲームサー
    ビスであることを特徴とするサービス提供プログラム。
11. 【請求項１１】 コンピュータにより使用可能な情報記
    憶媒体であって、請求項１乃至１０のいずれかのプログ
    ラムが記憶されていることを特徴とする情報記憶媒体。
12. 【請求項１２】 所定の端末においてユーザーに所与の
    サービスを提供する方法であって、 所与の基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも
    一方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの
    少なくとも一方を含む動的ダウンロード情報についての
    動的ダウンロードの有無を、当該プログラムが実行され
    る情報携帯端末の通信状態に基づき決定するステップ
    と、 動的ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウ
    ンロードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的
    ダウンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウ
    ンロード情報について動的ダウンロードを行って、前記
    基本のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した
    形式の拡大サービスを提供するステップと、 を含むことを特徴とするサービス提供方法。
13. 【請求項１３】 所定の端末においてユーザーに所与の
    サービスを提供する方法であって、 所与の基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも
    一方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの
    少なくとも一方を含む動的ダウンロード情報についての
    動的ダウンロードの有無を、ユーザーの選択入力に基づ
    き決定するステップと、 動的ダウンロード無しと決定された場合には、動的ダウ
    ンロードを行わないで前記基本サービスを提供し、動的
    ダウンロード有りと決定された場合には、前記動的ダウ
    ンロード情報について動的ダウンロードを行って、前記
    基本のサービスの量及び質の少なくとも一方を拡大した
    形式の拡大サービスを提供するステップと、 を含むことを特徴とするサービス提供方法。
14. 【請求項１４】 所定の端末においてユーザーに所与の
    サービスを提供する方法であって、 所与の基本サービスと当該基本サービスをさらに充実さ
    せた充実度の異なる複数の拡大サービスの中からユーザ
    ーの所望サービスの選択を受け付けるステップと、 前記基本サービスに連動しその量及び質の少なくとも一
    方を拡大して実現するためのプログラム及びデータの少
    なくとも一方を含む動的ダウンロード情報であって情報
    量の異なる複数のパターンの動的ダウンロード情報のな
    かから、ユーザーの選択した所望サービスに対応したパ
    ターンの動的ダウンロード情報について動的ダウンロー
    ドを行い、ユーザーによって選択された所望サービスを
    提供するステップと、 を含むことを特徴とするサービス提供方法。
15. 【請求項１５】 請求項１３乃至１４のいずれかにおい
    て、 当該プログラムが実行される情報携帯端末の所与の時点
    における通信状態に関する情報を受け取り、当該情報が
    通信状態が悪いことを示している場合には前記動的ダウ
    ンロードを行わないで基本サービスを提供することを特
    徴とするサービス提供方法。
16. 【請求項１６】 請求項１２乃至１５のいずれかにおい
    て、 前記基本サービスは追加の動的ダウンロードなしで提供
    可能であることを特徴とするサービス提供方法。
17. 【請求項１７】 請求項１２乃至１６のいずれかにおい
    て、 動的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの
    少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質
    及び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのサブ
    画像生成情報を含むことを特徴とするサービス提供方
    法。
18. 【請求項１８】 請求項１２乃至１７のいずれかにおい
    て、 動的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの
    少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質
    及び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのゲー
    ム音生成情報を含むことを特徴とするサービス提供方
    法。
19. 【請求項１９】 請求項１２乃至１８のいずれかにおい
    て、 動的にダウンロードされる前記プログラム及びデータの
    少なくとも一方は、前記所与のサービスに連動しその質
    及び量の少なくとも一方を拡大して実現するためのサブ
    プログラム情報を含むことを特徴とするサービス提供方
    法。
20. 【請求項２０】 請求項１９において、 前記サブプログラムは振動発生用のプログラムであるこ
    とを特徴とするサービス提供方法。
21. 【請求項２１】 請求項１２乃至２０のいずれかにおい
    て、 前記サービスは情報携帯端末上で提供されるゲームサー
    ビスであることを特徴とするサービス提供方法。