JP2002251174A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002251174A
JP2002251174A JP2001355854A JP2001355854A JP2002251174A JP 2002251174 A JP2002251174 A JP 2002251174A JP 2001355854 A JP2001355854 A JP 2001355854A JP 2001355854 A JP2001355854 A JP 2001355854A JP 2002251174 A JP2002251174 A JP 2002251174A
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Toshio Miyazawa
敏夫 宮沢
Hideo Sato
秀夫 佐藤
Tomohiko Sato
友彦 佐藤
Masahiro Maki
正博 槙
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Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2310/00Command of the display device
    • G09G2310/02Addressing, scanning or driving the display screen or processing steps related thereto
    • G09G2310/0264Details of driving circuits
    • G09G2310/0289Details of voltage level shifters arranged for use in a driving circuit

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 貫通電流が充分に抑制された電圧レベル変換
器を得る。 【解決手段】 絶縁基板面に多結晶シリコンを半導体層
とするMISTFTから構成される電圧レベル変換器
は、入力パルスの入力端子が容量1を介してそれぞれN
MISTFT1とPMISTFT1のゲート、第1の端
子、及びPMISTFT3のゲートと接続され、前記入
力パルスの入力端子が容量2を介してそれぞれNMIS
TFT2とPMISTFT2のゲート、第2の端子、及
びNMISTFT3のゲートに接続され、NMISTF
T1、PMISTFT1の第2の端子とPMISTFT
3の第1の端子はそれぞれ高電圧供給側に接続され、N
MISTFT2、PMISTFT2の第1の端子とNM
ISTFT3の第2の端子はそれぞれ低電圧供給側に接
続され、PMISTFT3の第2の端子とNMISTF
T3の第1の端子の接続点を出力端子とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置に係り、特
に、表示パネルの基板面に表示駆動回路が形成されたア
クティブ・マトリクス型の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブ・マトリクス型の表示装置の
1種である液晶表示装置は、液晶を介して対向配置され
る基板のうち一方の基板の液晶側の面に、x方向に延在
しy方向に並設される複数のゲート信号線のうちの2本
のゲート信号線とy方向に延在しx方向に並設される複
数のドレイン信号線のうちの隣接する2本のドレイン信
号線とで囲まれた領域を1つの画素領域としている。そ
して、この画素領域には一方のゲート信号線からの走査
信号の供給によって作動する薄膜トランジスタと、この
薄膜トランジスタを介して一方のドレイン信号線からの
映像信号が供給される画素電極とを備えている。
【0003】この画素電極はたとえば他方の基板側に形
成された対向電極との間に電界を生じせしめ、この電界
によってこれら電極の間の液晶の光透過率を制御するよ
うになっている。そして、このような液晶表示装置にお
いて、各ゲート信号線のそれぞれに走査信号を供給する
走査信号駆動回路、および各ドレイン信号線のそれぞれ
に映像信号を供給する映像信号駆動回路が備えられてい
る。
【0004】このような走査信号駆動回路および映像信
号線駆動回路は、画素領域内に形成される薄膜トランジ
スタと同様の構成からなる多数のMISトランジスタか
らなることに鑑み、これら各トランジスタの半導体層を
多結晶のシリコン(p−Si)で形成するとともに、走
査信号駆動回路および映像信号線駆動回路を前記一方の
基板面に前記画素の形成と並行して形成したものが知ら
れている。
【0005】そして、これら各回路は、そのトランジス
タを多結晶のシリコンで形成しているため、出力が低電
圧であり、これをそのまま用いると必要な駆動電圧を得
られない場合がある。このため、パルス等の電圧を低電
圧から高電圧へ変換するための電圧レベル変換器が組み
込まれている。このような電圧レベル変換器としては、
たとえば図16に示すようなもの、あるいは図17に示
すようなものが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、これらの電圧
レベル変換器の本質的な動作は、異なる極性のMOSト
ランジスタのうちいずれか一方の極性のMOSトランジ
スタの電流のON/OFFを外部からの入力パルスで制
御し、これにより変動した電圧を用いて、他方の極性の
MOSトランジスタの電流のON/OFFを制御するこ
とにより、外部からの入力パルスの電圧より振幅の大き
いパルスを得るようになっている。
【0007】このため、他方の極性のMOSトランジス
タは、レベル変換後の電圧振幅に近い大きな電圧変動を
入力として電流のON/OFFを制御している。したが
って、他方の極性のMOSトランジスタの電流のON/
OFFを制御する電圧が、制御に十分な値に到達する前
に何らかの貫通電流が生じてしまうことになる。
【0008】このことは、外部からの入力パルスの電圧
は、いずれか一方のMOSトランジスタの絶対電圧に支
配されるか、またはいずれか一方のMOSトランジスタ
の絶対電圧は外部からの入力パルスの電圧によって制限
されることになる。
【0009】ここで、電圧レベル変換器が多結晶シリコ
ンのMOSトランジスタで形成されている場合、単結晶
シリコンのMOSトランジスタの場合と比較して、電荷
移動度が小さく、外部からの入力パルスの小さい電圧で
のゲート制御ではさらに電流供給能力が小さくなり、M
OSトランジスタの電流のON/OFFを制御する電圧
に変化させるまでの時間は長くなり、結果として、貫通
電流が多くなってしまうことが指摘されるに到ってい
る。
【0010】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は貫通電流が充分に抑制され
た電圧レベル変換器を備えた表示装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明において開示され
る発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれ
ば、以下のとおりである。
【0012】本発明による表示装置は、たとえば、絶縁
基板面にレベル変換回路を含む駆動回路を備え、前記レ
ベル変換回路は、多結晶シリコンを半導体層とするMI
STFTから構成され、入力パルスの入力端子が第1の
容量を介してそれぞれゲート端子および第1の端子に接
続される第1のNMISTFTと第1のPMISTFT
と、前記入力パルスの入力端子が第2の容量を介してそ
れぞれ第2の端子に接続される第2のNMISTFTと
第2のPMISTFTと、前記第1のNMISTFTと
第1のPMISTFTのゲート端子および第1の端子が
ゲート端子に接続される第3のPMISTFTと、前記
第2のNMISTFTと第2のPMISTFTの第2の
端子がゲート端子に接続される第3のNMISTFT
と、前記第3のPMISTFTの第1の端子は前記第1
のNMISTFTの第2の端子と第1のPMISTFT
の第2の端子と接続された高電圧電源供給配線側に接続
され、前記第3のNMISTFTの第2の端子は前記第
2のNMISTFTのゲート端子と第1の端子および前
記第2のPMISTFTのゲート端子と第1の端子と接
続された低電圧電源供給配線側に接続され、前記第3の
PMISTFTの第2の端子と第3のNMISTFTの
第1の端子の接続点を出力端子とすることを特徴とする
ものである。
【0013】このように構成された表示装置は、第3の
PMISTFTと第3のNMISTFTのそれぞれのO
N状態およびOFF状態、およびOFF状態およびON
状態を同時に作動させることができるようになり、第3
のPMISTFTと第3のNMISTFTを通して流れ
る貫通電流を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による表示装置の実
施例について図面を用いて説明をする。 実施例1. 《全体構成》図2は本発明による液晶表示装置の全体を
示す概略構成図である。同図は実際の幾何学的配置に対
応させて描いた平面図となっている。同図において、液
晶を介して互いに対向配置される一対の透明基板のうち
一方のたとえばガラス基板からなる透明基板SUB1が
ある。そして、この透明基板SUB1の液晶側の面の周
辺を除く中央部(表示部AR)には、図中x方向に延在
しy方向に並設される複数のゲート信号線GLおよびy
方向に延在しx方向に並設される複数のドレイン信号線
DLが形成されている。
【0015】隣接する2本のゲート信号線GLおよび隣
接する2本のドレイン信号線DLとで囲まれる各領域は
画素領域を構成し、この画素領域には一方の側のゲート
信号線GLからの走査信号の供給によって作動する薄膜
トランジスタTFTと、この薄膜トランジスタTFTを
介して一方の側のドレイン信号線DLからの映像信号が
供給される画素電極PXとを備えている。
【0016】すなわち、各ゲート信号線GLにはたとえ
ば図2中上から下に順次走査信号(電圧)が供給され、
この走査信号によって薄膜トラジスタTFTがONする
ようになっている。そして、このタイミングにあわせて
各ドレイン信号線DLから映像信号(電圧)が供給さ
れ、ON状態の前記薄膜トランジスタTFTを介して画
素電極PXに印加されるようになっている。
【0017】なお、これら各画素電極PXはたとえば透
明基板SUB1に対向配置される他の透明基板の液晶側
の面において各画素領域に共通に形成された対向電極
(図示せず)との間に電界を発生せしめ、この電界が液
晶の光透過率を制御するようになっている。
【0018】各ゲート信号線GLはその一端側(図中左
側)において画素駆動用シフトレジスタ1に接続され、
この画素駆動用シフトレジスタ1によって前記各ゲート
信号線GLに順次走査信号が供給されるようになってい
る。
【0019】各ドレイン信号線DLはその一端側(図中
上側)において、その一端側から順次に、D−A変換回
路2、メモリ3、入力データ取り込み回路4、水平アド
レスデコーダ5が接続され、前記メモリには垂直アドレ
スデコーダ6、メモリ駆動用シフトレジスタ7が接続さ
れている。
【0020】そして、このように構成された液晶表示装
置には、スタートパルスクロック信号、画素データ、水
平画素アドレス(H)、垂直画素アドレス(V)を含む
情報が入力されるようになっている。スタートパルスク
ロック信号はメモリ駆動用シフトレジスタ7および画素
駆動用シフトレジスタ1に、水平画素アドレス(H)は
水平アドレスデコーダ5に、画素データは入力データ取
込み回路4に、垂直画素アドレス(V)は垂直アドレス
デコーダ6に、それぞれ入力されるようになっている。
【0021】そして、このような回路において、電圧の
レベルを変換することが必要な個所において、電圧レベ
ル変換器VLCが形成されている。図2においては、水
平画素アドレス(H)が入力される水平アドレスレコー
ダ5の前段に、画素データが入力される入力データ取込
み回路4の前段に、メモリ3とD−A変換回路2との間
に、そして、画素駆動用シフトレジスタ1とゲート信号
線GLとの間に形成されている。
【0022】ここで、透明基板SUB1の表面に形成さ
れる表示部ARおよびその周辺の各回路は、フォトリソ
グラフィ技術による選択エッチングで所定のパターンに
形成された導電層、半導体層、および絶縁層等が積層さ
れて形成された薄膜トランジスタ(MISTFT)、画
素電極、信号線等が形成されている。そして、この場合
の半導体層はたとえば多結晶のシリコン(p−SI)で
形成されている。
【0023】《レベル変換回路》図1(a)は前記レベ
ル変換器VLCの一実施例を示す回路図である。なお、
このレベル変換器VLCは図2に示したそれの全部に適
用されることはなく必要とされる部分、あるいは他の部
分に適用されるようにしてもよい。
【0024】同図(a)において、まず、入力パルスV
INの入力端子が第1の容量C1を介してn型のMOS
トランジスタNMOS1のゲート端子および第1の端子
(ソース端子およびドレイン端子のうち一方の端子をい
う)に接続され、p型のMOSトランジスタPMOS1
のゲート端子および第1の端子に接続されている。
【0025】また、入力パルスVINの入力端子が第2
の容量C2を介してn型のMOSトランジスタNMOS
2の第2の端子(ソース端子およびドレイン端子のうち
他方の端子をいう)に接続され、p型のMOSトランジ
スタPMOS2の第2の端子に接続されている。
【0026】そして、n型のMOSトランジスタNMO
S1とp型のMOSトランジスタPMOS1のそれぞれ
のゲート端子および第1の端子はp型のMOSトラジス
タPMOS3のゲート端子に接続されている。
【0027】また、n型のMOSトランジスタNMOS
2とp型のMOSトランジスタPMOS2のそれぞれの
第2の端子はn型のMOSトラジスタNMOS3のゲー
ト端子に接続されている。
【0028】n型のMOSトランジスタNMOS2とp
型のMOSトランジスタPMOS2のそれぞれの第2の
端子はn型のMOSトランジスタNMOS3のゲート端
子に接続されている。
【0029】p型のMOSトランジスタPMOS3の第
1の端子は、n型のMOSトランジスタNMOS1の第
2の端子とp型のMOSトランジスタPMOS1の第2
の端子とに接続された高電圧電源供給配線VDDに接続
され、n型のMOSトランジスタNMOS3の第2の端
子は、n型のMOSトランジスタNMOS2のゲート端
子と第1の端子およびp型のMOSトランジスタPMO
S2のゲート端子と第1の端子とに接続された低電圧電
源供給配線VSSに接続されている。本明細書では、上
述のVDDとVSSとは、配線の名称と、配線上の電位
とを示すものとする。
【0030】このp型のMOSトランジスタPMOS3
とn型のMOSトランジスタNMOS3はコンプリメン
タリMOSトランジスタ(CMOS)を構成し、p型の
MOSトランジスタPMOS3の第2の端子とn型のM
OSトランジスタNMOS3の第1の端子との接続点を
出力端子としている。
【0031】次に、上述した電圧レベル変換器VLCの
動作について説明する。図1(b)は入力パルスVIN
の波形および図1(a)に示したノードN2ないしN4
のそれぞれにおける信号波形を示したものである。
【0032】入力パルスVINは容量C1、C2を介し
てそれぞれノードN2、N3と容量結合しており、入力
パルスVINの電圧変動±ΔVにより、ノードN2、N
3はそれぞれ±ΔV(N2)、±ΔV(N3)の電位変
動を起こす。この際の電位変動ΔV(N2)、ΔV(N
3)は概ね次の式(1)、(2)で定まる。
【0033】
【数1】 ΔV(N2)=C1×ΔV/(C1+C1S) ……(1)
【数2】 ΔV(N3)=C2×ΔV/(C2+C2S) ……(2) ここで、C1S、C2Sは各ノードN2、N3の全ての
容量から容量C1、C2を除いたもので、容量C1、C
2を有効容量とした場合のいわゆる寄生容量である。そ
して、以下の説明では次式(3)、(4)、(5)とな
るように回路定数が定められているとする。
【0034】
【数3】 ΔV(N2)=Vth(NMOS1)+|Vth(PMOS1)| +V1eff ……(3)
【数4】 ΔV(N3)=Vth(NMOS2)+|Vth(PMOS2)| +V2eff ……(4)
【数5】 V1eff、V2eff>0 ……(5) ここで、Vth(aMOSb)は、a(a:P又はN)
型のMOSトランジスタb(個々のトランジスタを識別
する整数)の閾値電圧を示す。また、ゲート電極に印加
された電圧からそのMOSトランジスタのしきい値電圧
を差し引いた電圧値を有効電圧と称し、V*effと表
す。ここで、*は、識別のための整数である。
【0035】図1(b)において、まず、ノードN1に
パルスVINが入力され、時間t0からt1までの間
に、回路に電源を投入したとき、ノードN2は高電圧電
源電圧VDDよりも約|Vth(PMOS1)|の電圧
だけ低い状態にあり、ノードN3は低電圧電源電圧VS
Sよりも約|Vth(PMOS2)|の電圧だけ高い状
態にある。
【0036】この際、ノードN2の電圧をゲート電圧と
するPMOS3、およびノードN3の電圧をゲート電圧
とするNMOS3のそれぞれの直列接続のトランジスタ
はいずれも弱いON状態になる可能性があり、これによ
り、高電圧電源電圧供給配線VDDからPMOS3、N
MOS3を介して高電圧電源電圧供給配線VDDから低
電圧電源電圧供給配線VSSに貫通電流が流れ、この電
流量によって出力が現れるノードN4における信号の電
圧が不安定となる畏れがある。
【0037】このことは、電源の投入時、またはその直
後に入力パルスVINの電圧を変化させることによっ
て、PMOS3またはNMOS3のいずれか一方をOF
F状態にすることによって解決できる。
【0038】そして、時間t1で、入力パルスVINが
Lowレベル(以下、’L’と称す)からHighレベ
ル(以下、’H’と称す)まで、+ΔVだけ電圧変動す
ると上述したように、容量C1、C2の容量結合によ
り、ノードN2、N3のそれぞれの電位はΔV(N
2)、ΔV(N3)分上昇する。
【0039】この場合、ノードN2の電圧V(N2)は
上式(3)から、
【数6】 V(N2)=VDD+ΔV(N2)−|Vth(PMOS1)| =VDD+Vth(NMOS1)+V1eff ……(6) となり、PMOS3は強いOFF状態となる。
【0040】ノードN3の電圧V(N3)は上式(4)
から、
【数7】 V(N3)=VSS+ΔV(N3)+|Vth(PMOS2)| =VSS+Vth(NMOS2)+2|Vth(PMOS2)| +V2eff ……(7) となり、NMOS3はON状態となる。このことから、
入力パルスVINが+ΔV電圧変動することにより、P
MOS3のOFF状態と、NMOS3のON状態がほぼ
同時に起こることになる。
【0041】時間t1からt2の間では、V(N2)は
VDD+Vth(NMOS1)+V1effなので、N
MOS1がON状態となりV(N2)は減少していく
が、V(N2)がVDD+Vth(NMOS1)の電圧
付近でNMOS1はカットオフされる。この時、PMO
S3のゲート電圧はV(N2)=VDD+Vth(NM
OS1)であり、PMOS3のソース電圧はVDDであ
るため、PMOS3はOFF状態を維持する。
【0042】同様に、V(N3)=VSS+Vth(N
MOS2)+2|Vth(PMOS2)|+V2eff
なので、PMOS2がON状態となってV(N3)は減
少していくが、VSS+|Vth(PMOS2)|の電
圧付近でPMOS2はカットオフされる。
【0043】この場合、|Vth(PMOS2)|≧V
th(NMOS3)ならば、NMOS3はON状態を維
持し、|Vth(PMOS2)|<Vth(NMOS
3)ならば、NMOS3はカットオフされ、OFF状態
となる。
【0044】ここで、|Vth(PMOS2)|≧Vt
h(NMOS3)の場合を考える。PMOS3はOFF
状態を維持しているので、NMOS3はノードN4に蓄
えられた電荷C(N4)×(VINT−VSS)を(V
SS側に)ディスチャージできれば、ノードN4の電圧
V(N4)をVSSにできることになる。ここで、C
(N4)はノードN4の静電容量、VINTはt1の時
刻におけるノードN4の電圧である。
【0045】NMOS3のゲート電圧がV(N2)=V
SS+|Vth(PMOS2)|になったときの電流値
を次式(8)とし、
【数8】 I(NMOS3;Vth(PMOS2)) ……………(8) 少なくとも、次式(9)の条件を満たすように定数設定
すればノードN4の電圧V(N4)はVSSになる。
【0046】
【数9】 I(NMOS3;Vth(PMOS2))×(t2−t1) ≧C(N4)×(VINT−VSS) …………(9) また、次式(10)に示す関係にあるなら、
【0047】
【数10】 |Vth(PMOS2)|<Vth(NMOS3) ……(10) V(N2)=Vth(NMOS3)の電圧になったとこ
ろで、NMOS3はカットオフされる。時間t1からN
MOS3がカットオフされるまでの時間をteff1と
すると、PMOS3はOFF状態であるので、NMOS
3によりディスチャージされる電荷Q’(1)は、次式
(11)で与えられる。
【0048】
【数11】 Q’(1)=∫I(t)dt …………(11) ここで、I(t)は、βNをNMOS3の電流変換係
数、Q(t)をノードN4の時間tでの電荷量、C(N
4)をノードN4の容量とすると、Q(t)/C(N
4)<(V(N3)(t)−Vth(NMOS2))の
とき、 I(t)=βN((V(N3)(t)−Vth(NMO
S2))*(Q(t)/C(N4))−(Q(t)/C
(N4))×(Q(t)/C(N4)))/2 Q(t)/C(N4)≧(V(N3)(t)−Vth
(NMOS2))のとき、 I(t)=βN((V(N3)(t)−Vth(NMO
S2))×(V(N3)(t)−Vth(NMOS
2))/2 で与えられ、積分はt1からt1+teff1までの時
間行うものとする。
【0049】そして、Q’(1)=Q(t=t1)とな
るなら、ノードN4の電圧V(N4)はVSSとなる。
逆に、上式(11)のQ’(1)をQ(t=t1)とお
いて式(11)から求められる積分時間txがtx≦t
eff1ならば、ノードN4の電圧V(N4)をVSS
とできることになる。
【0050】時間t2で入力パルスVINが’H’か
ら’L’まで−ΔVの電圧変動をすると、上述したよう
に、容量C1、C2の容量結合により、ノードN2、N
3の電位は、時間t2の電位から、それぞれΔV(N
2)、ΔV(N3)下降する。この場合、ノードN3の
電圧V(N3)は上式(4)等から、次式(12)とな
る。
【0051】
【数12】 V(N3)=VSS+|Vth(PMOS2)|−ΔV(N3) =VSS−Vth(NMOS2)−V2eff ………(12) これにより、ノードN3の電圧V(N3)、すなわち、
NMOS3のゲート電圧はNMOS3のソース電圧VS
SよりVth(NMOS2)+V2effだけ低い電位
となるので、NMOS3はOFF状態になる。ノードN
2の電圧V(N2)は上式(3)等から、次式(13)
となる。
【0052】
【数13】 V(N2)=VDD+|Vth(NMOS1)|−ΔV(N2) =VDD−|Vth(PMOS1)|−V1eff ……(13) これにより、ノードN2の電圧V(N2)、すなわち、
PMOS3のゲート電圧はPMOS3のソース電圧VD
Dより|Vth(PMOS1)|+V1effだけ低い
電位となるので、PMOS3はON状態になる。
【0053】時間t2からt3の間では、Vth(NM
OS2)≦Vth(NMOS2)+V2effであれ
ば、NMOS2がON状態となりV(N3)は上昇して
いくが、VSS−Vth(NMOS2)の電圧付近で、
NMOS2はカットオフされる。このため、NMOS3
はOFF状態を維持する。
【0054】時間t2において、上式(6)により、P
MOS1のゲート電圧V(N2)はPMOS1のソース
電圧VDDより|Vth(PMOS1)|+V1eff
だけ低い電圧のため、PMOS1はON状態となり、V
(N2)の電圧は上昇していくが、V(N2)=VDD
−|Vth(PMOS1)|付近で、PMOS1はカッ
トオフされてOFF状態となる。このため、次式(1
4)の関係にあるならば、PMOS3はON状態を維持
する。
【0055】
【数14】 |Vth(PMOS1)|≧|Vth(PMOS3)| ………(14) NMOS3はOFF状態を維持しているので、PMOS
3はノードN4に蓄えられた電荷C(N4)×(VDD
−VSS)を(VDD側に)ディスチャージできれば、
ノードN4の電圧V(N4)をVDDにできることにな
る。
【0056】PMOS3のゲート電圧がV(N2)=V
DD−|Vth(PMOS1)|になったときのPMO
S3の電流値を次式(15)とし、
【数15】 I(PMOS3;Vth(PMOS1)) …………(15) 少なくとも、次式(16)の条件を満たすように定数設
定すればノードN4の電圧V(N4)はVDDになる。
【0057】
【数16】 I(PMOS3;Vth(PMOS1))×(t3−t2) ≧C(N4)×(VDD−VSS) …………(16) また、|Vth(PMOS1)|<|Vth(PMOS
3)|であるならば、PMOS3がカットオフされる場
合となる。時間t2からPMOS3がカットオフされる
までの時間をteff2とすると、NMOS3はOFF
状態であるので、PMOS3によりディスチャージされ
る電荷Q’(2)は、次式(17)で与えられる。
【0058】
【数17】 Q’(2)=∫I(t)dt …………(17) ここで、I(t)は、βPをPMOS3の電流係数、Q
(t)をノードN4の時間tでの電荷量、C(N4)を
ノードN4の容量とすると、PMOS3の電流I(t)
は、Q(t)/C(N4)<(V(N3)(t)−|V
th(PMOS1)|)のとき、 I(t)=βP((V(N3)(t)−|Vth(PM
OS1)|)(Q(t)/C(N4))−(Q(t)/
C(N4))×(Q(t)/C(N4)))/2 Q(t)/C(N4)≧(V(N3)(t)−|Vth
(PMOS1)|)のとき、 I(t)=βP((V(N3)(t)−Vth(NMO
S2))×(V(N3)(t)−Vth(NMOS
2))/2 で与えられ、積分はt2からt2+teff2までの時
間行うものとする。
【0059】そして、Q’(2)=Q(t=t2)とな
るなら、ノードN4の電圧V(N4)はVDDとなる。
逆に、上式(17)のQ’(2)をQ(t=t2)とお
いて求められる時間間隔txがtx≦teff2なら
ば、ノードN4の電圧V(N4)をVDDとすることが
できることになる。
【0060】時間t3で、再び入力パルスVINが’
L’から’H’まで+ΔVの電圧が変動すると、上述し
たように、容量C1、C2の容量結合により、ノードN
2、N3の電位は時間t3の電位から、それぞれΔV
(N2)、ΔV(N3)上昇する。この場合、ノードN
2の電圧V(N2)は上式(3)等から、次式(18)
となり、PMOS3は強いOFF状態となる。
【0061】
【数18】 V(N2)=VDD−|Vth(PMOS1)|+ΔV(N2) =VDD+Vth(NMOS1)+V1eff ………(18) これにより、ノードN3の電圧V(N3)は上式(4)
等から、次式(19)となり、NMOS3はON状態と
なる。
【数19】 V(N3)=VSS−|Vth(PMOS2)|+ΔV(N3) =VSS+Vth(NMOS2)+V2eff ………(19)
【0062】時間t3からt4の間では、V(N2)=
VDD+Vth(NMOS1)+V1effなので、N
MOS1がON状態となりV(N2)は減少していく
が、V(N2)=VDD+Vth(NMOS1)の電圧
付近で、NMOS1はカットオフされる。この時、PM
OS3のゲート電圧はV(N2)=VDD+Vth(N
MOS1)であり、PMOS3のソース電圧はVDDで
あるため、PMOS3はOFF状態を維持する。
【0063】同様に、|Vth(PMOS2)|≦Vt
h(NMOS2)+V2effであれば、PMOS2が
ON状態となりV(N3)は減少していくが、V(N
3)=VSS+|Vth(PMOS2)|の電圧付近で
PMOS2はカットオフされる。
【0064】この時、|Vth(PMOS2)|≧Vt
h(NMOS3)ならば、NMOS3はON状態を維持
し、|Vth(PMOS2)|<Vth(NMOS3)
ならば、V(N3)=VSS+Vth(NMOS3)に
電圧降下したところで、NMOS3はカットオフされ、
OFF状態となる。この場合、|Vth(PMOS2)
|とVth(NMOS3)との関係は、時間t1からt
2の間の動作で述べた説明と同様である。
【0065】以下、順次これが繰り返されて動作し、図
1(b)のV(N4)に示すように、VDD−VSSの
振幅を有するパルスに電圧レベル変換され、図1(b)
のV(N4)に示すように、VDD−VSSの振幅をも
つ波形のパルスに電圧レベル変換されることになる。
【0066】実施例2.図3は、本発明による液晶表示
装置に形成される電圧レベル変換器VLCの他の実施例
を示す回路図で、図1(a)と対応した図となってい
る。図1(a)と異なる構成は、出力端子と低電圧電源
供給配線VSSとの間に容量CLを接続させていること
にある。このようにした場合に、図1(a)の回路と比
較して、その動作は定性的にはほぼ同じになる。
【0067】ここで、簡単のため、図1(a)の回路の
動作説明における式(9)のVINTをVDDに変え、
V(N4)をVSSに、また、式(16)を、V(N
4)をVDDにする条件と仮定する。
【0068】まず、上式(9)は次式(20)に、
【数20】 I(NMOS3;Vth(PMOS2))×(t2−t1) ≧{C(N4)+CL}×(VDD−VSS) ………(20) 式(16)は次式(21)になる。
【数21】 I(PMOS3;Vth(PMOS1))×(t3−t2) ≧{C(N4)+CL}×(VDD−VSS) ………(21) これらの式を負荷容量の式に変形する上式(20)、
(21)は、それぞれ次式(22)、(23)になる。
【0069】
【数22】 CL≦{I(NMOS3;Vth(PMOS2))×(t2−t1 )}/(VDD−VSS)−C(N4) ………(22)
【数23】 CL≦{I(PMOS3;Vth(PMOS1))×(t3−t2 )}/(VDD−VSS)−C(N4) ………(23) 時間の式に変形すると、それぞれ次式(24)、(2
5)となる。
【0070】
【数24】 (t2−t1)≧{C(N4)+CL}×(VDD−VSS) /(NMOS3;Vth(PMOS2)) ………(24)
【数25】 (t3−t2)≧{C(N4)+CL}×(VDD−VSS) /(PMOS3;Vth(PMOS1)) ………(25) 電流の式に変形すると、それぞれ次式(26)、(2
7)となる。
【0071】
【数26】 I(NMOS3;Vth(PMOS2)≧ {C(N4)+CL}×(VDD−VSS)/(t2−t1) ………(26)
【数27】 I(PMOS3;Vth(PMOS1)≧ {C(N4)+CL}×(VDD−VSS)/(t3−t2) ………(27)
【0072】この場合、上式(20)から(27)にお
いて、右辺側を固定値と考えると、式(22)、(2
3)において負荷容量の値が、式(24)、(25)に
おいて最大周波数が、式(26)、(27)においてM
OSトランジスタの電流値すなわちゲートの寸法が、そ
れぞれ制限を受けることになる。このことは、負荷(容
量)によって、本実施例の電圧レベル変換回路の定数を
個々に設定、あるいは確認する煩わしさがともなうこと
になる。
【0073】図4(a)は、これに鑑みてなされた電圧
レベル変換器VLCの他の実施例を示す回路図で、図4
(b)は、その回路の各ノードにおけるパルス波形の模
式図を示している。図4(a)は、図3に対応した図と
なっており、ノードN4を入力とするCMOSインバー
タと、このCMOSインバータの出力ノードN5に負荷
容量CLを加えた構成となっている。
【0074】すなわち、まず、第1の端子が高電圧電源
供給配線VDDに接続されたp型のMOSトランジスタ
PMOS4と、第2の端子が低電圧電源供給配線VSS
に接続されたn型のMOSトランジスタNMOS4とが
備えられている。これらp型のMOSトランジスタPM
OS4とn型のMOSトランジスタNMOS4のゲート
端子はp型のMOSトランジスタPMOS3の第2の端
子とn型のMOSトランジスタNMOS4の第1の端子
の接続点に接続されている。
【0075】そして、p型のMOSトランジスタPMO
S4の第2の端子とn型のMOSトランジスタNMOS
4の第1の端子の接続点を出力端子として構成し、この
出力端子と低電圧電源供給配線VSSとの間には容量C
Lが接続されている。上記回路の動作において、VI
N、V(N2)、V(N3)、V(N4)の電圧時間変
動は実施例1で説明したとおりである。
【0076】そして、V(N4)はCMOSインバータ
(PMOS4、NMOS4)の入力パルスとなり、ノー
ドN5は図4(b)に示すような電圧時間変動となり、
パルスが負荷容量CLの充電電圧となる。この場合、こ
の回路のディスチャージすべき負荷容量は、前記CMO
Sインバータ(PMOS4、NMOS4)のゲート容
量、およびノードN4の配線容量等の寄生容量に限定さ
れる。
【0077】これは、一般的には、負荷容量CLよりも
小さな負荷とでき、各要素の設計定数を現実的な値にす
ることができる。さらに、たとえば実施例1の場合と比
較して同一の回路定数での用途範囲が広くなる効果も有
する。
【0078】実施例3.図5は、レベル変換回路の他の
実施例を示す回路図を示す図で、図4(a)と対応した
図となっている。図4(a)の場合と比較して異なる部
分は、p型のMOSトランジスタPMOS5およびn型
のMOSトランジスタNMOS5からなるCMOSをさ
らに一段追加した構成とし、その出力端子と低電圧電源
供給配線VSSとの間に容量CLを接続させた構成とな
っている。なお、図5においてC5はノードN5の配線
容量等の寄生容量を示す。ノードN6が出力端子を形成
している。このような構成からなる回路は負荷容量が大
きい場合に効果的となる。さらに、このような趣旨か
ら、図6に示すように、p型のMOSトランジスタPM
OS6およびn型のMOSトランジスタNMOS6から
なるCMOSをさらに一段追加し、その出力端子と低電
圧電源供給配線VSSとの間に容量CLを接続させた構
成とするようにしてもよいことはもちろんである。な
お、図6において、C6はノードN6の配線容量等の寄
生容量を示す。ノードN7が出力端子を形成している。
【0079】実施例4.図7(a)は、本発明による液
晶表示装置の基板面に形成される電圧レベル変換器の他
の実施例を示す回路図である。同図(a)は、上述した
構成の電圧レベル変換器VLCを多段(2段)に接続し
たものであり、具体的には、図1(a)に示した回路を
前段に、図4(a)に示した回路を後段にし、それらの
回路の間にCMOS(PMOS4、NMOS4)を介在
させて接続したものである。ノードN9が出力端子を形
成している。図7(b)は、入力パルスVIN、上記回
路のノードN2ないしN8におけるそれぞれの電圧波形
V(N2)ないしV(N8)を示している。上記回路の
動作において、V(N5)までの信号波形は実施例2に
説明した内容と同じである。図7において、C11、C
12、C11S、C12Sは、図4(a)における容量
C1、C2、C1S、C2Sに対応する。また、C8
は、ノードN8に形成される寄生容量を示す。
【0080】そして、V(N5)に対するN6およびN
7の各電圧V(N6)、V(N7)の時間変化は、図4
(a)におけるVINに対してのV(N2)、V(N
3)の反応と同様であるが、上式(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)を満たす範囲で、通常、次式
(28)に示す関係があるのに対して、
【数28】 VIN《VDD ………(28) 次式(29)、(30)が成立するので、
【数29】 V(N5)max=VDD ………(29)
【数30】 V(N5)min=VSS ………(30)
【0081】たとえばPMOS3、NMOS3の対と、
PMOS13、NMOS13の対の定数が同じとする
と、より大きな有効ゲート(ピーク)電圧と、長いte
ffが得られるようになる。すなわち、より大きな負
荷、換言すれば、より駆動能力のあるCMOSインバー
タ(PMOS14、NMOS14)を駆動できるように
なり、さらに大きな負荷容量CLを駆動させることがで
きる。
【0082】また、V(N6)、V(N7)がPMOS
13、NMOS13それぞれのしきい値を超えた時点
で、対になるトランジスタのON/OFFが完全に切り
替わるので、通常のCMOSインバータよりも短い時間
遅れで、パルス信号を次段に送ることができるようにな
る。
【0083】実施例5.上述した各実施例では、入力パ
ルスVINの入力端子と高電圧電源供給配線VDDとの
間に、容量C1とn型のMOSトランジスタNMOS1
が直列接続されているが、このうちn型のMOSトラン
ジスタNMOS1はダイオードの機能をもたせているも
のである。このため、たとえば図1(a)の回路の場合
を例にとると、図8(a)に示すように、n型のMOS
トランジスタNMOS1を陰極を高電圧電源供給配線V
DD側としたダイオードD1に置き換えることができ
る。
【0084】同様に、上述した各実施例では、入力パル
スVINの入力端子と低電圧電源供給配線VSSとの間
に、容量C2とp型のMOSトランジスタPMOS2が
直列接続されているが、このうちn型のMOSトランジ
スタNMOS2はダイオードの機能をもたせているもの
である。このため、やはり図1(a)の回路の場合を例
にとると、図8(b)に示すように、n型のMOSトラ
ンジスタNMOS2を陽極を低電圧電源供給配線VSS
側としたダイオードD2に置き換えることができる。ま
た、図8(c)に示すように、前記n型のMOSトラン
ジスタNMOS1をダイオードD1に置き換えるととも
に、n型のMOSトランジスタNMOS2をダイオード
D2に置き換えるようにしてもよいことはもちろんであ
る。
【0085】さらに、上述した実施例では、図8(d)
に示すように、p型のMOSトランジスタPMOS1お
よびp型のMOSトランジスタPMOS2を、それぞれ
抵抗R1とダイオードD3との直列接続体、および抵抗
R2とダイオードD4との直列接続体に置き換えるよう
にしてもよい。この場合、p型のMOSトランジスタP
MOS1およびp型のMOSトランジスタPMOS2の
うちいずれか一方のみを抵抗R1とダイオードD1との
直列接続体に置き換えるようにしてもよいことはいうま
でもない。
【0086】また、たとえば図1(a)の回路におい
て、NMOS2およびPMOS2のゲート端子は低電圧
電源供給配線VSS側に接続されたものである。しか
し、図9(a)に示すように、NMOS2およびPMO
S2の低電圧電源供給配線VSS側に接続された端子と
異なる他方の端子に接続させるようにしてもよい。同様
に、たとえば図1(a)の回路において、NMOS1お
よびPMOS1のゲート端子は高電圧電源供給配線VD
D側に接続された端子と異なる他方の端子側に接続され
たものである。しかし、図9(b)に示すように、高電
圧電源供給配線VDD側に接続させるようにしてもよ
い。さらに、図9(c)は、図9(a)に示した構成と
図9(b)に示した構成をともに採用した構成となって
おり、このようにしてもよいことはもちろんである。
【0087】実施例6.図10(a)は本発明による液
晶表示装置に形成される電圧レベル変換器VLCの他の
実施例を示す回路図である。同図(a)において、ま
ず、入力パルスVINの入力端子にn型のMOSトラン
ジスタNMOS1の第1の端子が、また、n型のMOS
トランジスタNMOS2の第1の端子が接続されてい
る。n型のMOSトランジスタNMOS1およびn型の
MOSトランジスタNMOS2のそれぞれのゲート端子
には一定のバイアス電圧VBIASが供給されるように
なっている。
【0088】n型のMOSトランジスタNMOS1の第
2の端子はn型のMOSトランジスタNMOS3のゲー
ト端子および容量CBの第1の端子に接続されている。
n型のMOSトランジスタNMOS3の第2の端子は高
電圧電源供給配線VDDに接続され、また第1の端子は
前記n型のMOSトランジスタNMOS2の第2の端子
に接続されている。このn型のMOSトランジスタNM
OS2の第2の端子とn型のMOSトランジスタNMO
S3の第1の端子の接続点は、前記容量CBの第2の端
子に接続されているとともに、出力端子(N2)を構成
するようになっている。
【0089】なお、この図では、抵抗容量負荷として、
出力端子(N2)とグランドとの間に負荷抵抗RLと負
荷容量CLとの直列接続体が接続されている。なお、図
中、破線で示された容量CSは、容量CB以外の他の容
量、たとえばNMOS3のゲート容量、NMOS1のソ
ース容量、あるいはノードN1における配線容量等を含
めた寄生容量を示している。
【0090】図10(b)は、上記回路の動作を示すタ
イムチャートで、横軸に時間をとった各ノードの信号パ
ルスを示した図である。まず、入力パルスVINは、そ
の最大電圧をVH、最小電圧をVLとする。ここで、V
Hは最大電源電圧VDDの半分、すなわち、次式(3
1)に示す関係にあるものとし、VLは簡単のため接地
レベル(GND)とする。
【0091】
【数31】 VH=VDD/2 ………(31) そして、バイアス電圧VBIASはVHと等しいものと
し、次式(32)に示す関係にあるものとする。
【0092】
【数32】 VBIAS=VH=VDD/2………(32) また、各n型のMOSトランジスタNNMOS1〜3の
しきい値は等しいものとし、その値をVthとする。こ
こでは、次式(33)の関係があるものとして以下説明
する。
【0093】
【数33】 Vth=VH/3=VDD/6………(33) 時間t1で、入力パルスVINのレベルがLowレベル
(以下、’L’と称す)からHighレベル(以下、’
H’と称す)に変化すると、NMOS1を通って、ノー
ドN1の電圧VN1は、次式(34)に示す値にまで上
昇する。
【0094】
【数34】 VN1=VH−Vth………(34) この際、同時に、NMOS3もON状態にあるので、ノ
ードN2の電圧VN2も上式(34)に示される電圧に
向かって上昇を始める。
【0095】この時、ノードN2は、負荷抵抗RL、ノ
ードN3、負荷容量CLとからなる負荷回路と接続され
ているので、ノード2の電圧上昇はノードN1よりも遅
いものと仮定する。また、ノードN1の電圧VN1がV
H−Vthとなり、NMOS1がカットオフされた際の
ノードN2の電圧をVN20とし、次式(35)の条件
が満たされているものとする。
【0096】
【数35】 VN1−VN20=VH−Vth−VN20=Vth+α ………(35) この時、NMOS3は、そのゲート電圧がVN1で、ド
レイン電圧がVDD、ソース電圧がVN20であるか
ら、ON状態となる。
【0097】ノード2の電圧VN2がVH−Vthの電
位になるまでは、NMOS2とNMOS3の両方から電
流が流れ込んで、ノードN2の電位VN2を引き上げる
ようになる。そして、VN2=VH−Vthになると、
NMOS2はカットオフされて電流は止まる。しかし、
この際、先にカットオフされてフローティングノードと
なっているノードN1は容量CBを介してノードN2と
容量結合されているので、N2の電圧上昇にともない電
圧VN1が上昇する。
【0098】ノード2の電圧VN2がVH−Vthの電
位になった時点でのノードN1の電圧VN11は、ほ
ぼ、次式(36)で与えられ、
【数36】 VN11=VH−Vth+(Vth+α)×CB/(CB+CS) ………(36) ここで、次式(37)が満たされていればNMOS3は
ON状態を維持する。
【0099】
【数37】 VN11−(VH−Vth)=(Vth+α)×CB/(CB+C S)=Vth+β ………(37) このため、NMOS3を通じて、電源電圧から電流の流
れ込みがつづき、ノードN2の電圧は上昇を続ける。そ
して、VN2=VH−Vth以降の電圧上昇分をΔVと
すると、この際のノードN1の電圧VN1Δは次式(3
8)で示され、
【0100】
【数38】 VN1Δ=VN11+ΔV×CB/(CB+CS) =VH−Vth+(Vth+α+ΔV)×CB/(CB+CS) ………(38) この式(38)からノードN2の電圧VN2=VH−V
th+ΔVを引いた値VN1Δ−VN2が次式(39)
に示す条件を満たしている範囲では、NMOS3はON
状態を維持することになる。
【0101】
【数39】 VN1Δ−VN2=(Vth+α+ΔV)×CB/(CB+CS) −ΔV>Vth ………(39) この式(39)において、次式(40)に示すように、
【数40】 ΔV=VDD−(VH−Vth) ………(40) と置き換えた次式(41)が満たされるならば、
【数41】 (Vth+α+VDD−(VH−Vth)) ×CB/(CB+CS)−(VDD−(VH−Vth))>Vth …(41) ノードN2の電圧VN2はVDDの電圧まで上昇するこ
とになる。
【0102】このノードN2の電圧上昇が、ノードN1
よりも遅いことが、本実施例の回路の本質であり、換言
すれば、このような動作となるように回路定数、特に、
各トランジスタのサイズ、並びに結合容量CBを設定す
る必要がある。
【0103】上述した説明では、しきい値電圧Vthは
常時一定として説明をしたが、基板効果等により、各電
圧の変動に対するしきい値電圧の変化を無視できない場
合等は、その折々でのVthを用いる必要がある。
【0104】時間t2で、入力パルスVINの電圧レベ
ルが’H’から’L’に変化すると、入力パルスVIN
の電圧は、NMOS1とNMOS2のソース電位とな
り、この際、2つのトランジスタNMOS1とNMOS
2とのゲート電圧はいずれもVBIASであるから、各
トランジスタはいずれもON状態となり、ノードN1に
蓄えられた電荷はNMOS1を通って入力パルスVIN
の入力端子側にディスチャージされる。
【0105】先の説明から、ノードN1に蓄えられた電
荷のディスチャージは速いので、このディスチャージに
よりNMOS3はOFF状態となり、VDDからの電荷
供給(電流)は止まる。ノードN2、N3に蓄えられた
電荷は、NMOS2を通って入力パルスVINの入力端
子側にディスチャージされ、ノードN1、N2、N3に
おける電位VN1、VN2、VN3はいずれもVL(=
GND)となリ、以下同様の動作が繰り返される。
【0106】実施例7.図11(a)は、本発明による
液晶表示装置に形成される電圧レベル変換器VLCの他
の実施例を示す回路図で、図10(a)に対応した図と
なっている。図10(a)の場合と比較して異なる構成
は、n型のMOSトランジスタNMOS2のゲート端子
には一定電圧VBIASではなく、入力パルスVINと
逆相の関係にあるパルスVINinvertが入力され
る構成となっていることにある。上記では、逆相を示す
際、VINの後にinvertを付けているが、本明細
書では、文字上に横線を記載することで示す場合もあ
る。
【0107】以下、上述した回路の動作を図11(b)
を用いて説明する。時間t1で、入力パルスVINが’
L’から’H’に変化し、NMOS1を通してノードN
1の電圧VN1は次式(42)に示す値まで上昇する。
【0108】
【数42】 VN1=VH−Vth ………(42) NMOS2のゲートには逆相のVINinvertが入
力されているので、この時、NMOS2はOFF状態と
なり、NMOS2を通してのノードN2の電圧上昇は起
こらない。そして、次式(43)が満たされていれば、
NMOS3はON状態となり、ノードN2の電圧は上昇
し始める。
【0109】
【数43】 VN1=VH−Vth ………(43) 簡単のため、VN1が上式(43)で与えられる電圧に
なるまでのNMOS3を通じてのノードN2の電圧上昇
を無視し、以降のVN2の電圧上昇分をΔVとすると、
この際のノードN1の電圧VN1Δは、次式(44)と
なる。
【0110】
【数44】 VN1Δ=VN1+ΔV×CB/(CB+CS) =VH−Vth+ΔV×CB/(CB+CS) ………(44) この式(44)からノードN2の電圧VN2=ΔVを引
いた値VN1Δ−VN2が次式(45)の条件を満たし
ている範囲では、NMOS3はON状態を維持すること
になる。
【0111】
【数45】 VN1Δ−VN2=VH−Vth+ΔV×CB/(CB+CS) −ΔV>Vth ………(45) この式(45)において、次式(46)による置き換え
を行う、
【数46】 ΔV=VDD ………(46) これにより得られる次式(47)が満たされるならば、
VN2はVDDの電圧まで上昇することになる。
【数47】 VH−Vth+VDD×CB/(CB+CS) −VDD>Vth ………(47) その後の動作は実施例6に示した動作と同様であり、図
11(b)に示すように、電圧レベル変換されたパルス
が得られる。また、図11(a)に示す本実施形態で
は、図11(c)の如く、NMOS2のソース端子をV
SSとすることも可能である。
【0112】実施例8.図12(a)は本発明による液
晶表示装置に形成される電圧レベル変換器VLCの他の
実施例を示す図で、図10(a)および図11(a)に
対応した図となっている。図10(a)および図11
(a)の構成と異なる部分は、n型のMOSトランジス
タNMOS1のゲート端子を一定電圧VBIASへの直
接の接続に代えて抵抗RSPを介しての接続とし、さら
に、n型のMOSトランジスタNMOS1のゲート端子
は入力パルスVINの入力端子と容量CSPによって容
量結合されている構成となっている。
【0113】以下、上述した回路の動作を図12(b)
を用いて説明する。時間t1で、入力パルスVINが’
L’から’H’へ変化したとき、この電圧変化が容量C
PSによってノードN4に伝わる。この時、ノードN4
すなわちNMOS1のゲートの変化電圧が、概ね、次式
(48)で与えられる。
【0114】
【数48】 ΔV=VH×CSP/(CSP+CS4) ………(48) ここで、CS4はノードN4に形成されている容量から
前記容量CSPを除いた寄生容量分を表している。この
ため、ノードN4の電圧VN4は次式(49)となる。
【0115】
【数49】 VN4=VBIAS+ΔV ………(49) この後、VBIASより高い電圧分の電荷は抵抗RSP
を通じてバイアス電圧VBIAS側にディスチャージさ
れるが、その際の時定数は、概ね、次式(50)のよう
になる。
【0116】
【数50】 τ=RSP×(CSP+CS4) ………(50) NMOS1がON状態となり、ノードN1の電圧VN1
が上昇し、次式(51)の値となったところで、NMO
S1はカットオフされてOFF状態となる。
【0117】
【数51】 VN4−VN1=Vth ………(51) ノードN1の電圧VN1が上式(51)の条件を満たす
までの時間をtcgとすると、この時のノードN4の電
圧VN4は概ね次式(52)で与えられる。
【数52】 VN4=VBIAS+ΔV×exp(−tcg/τ) ………(52)
【0118】いずれにせよ、VN4>VBIASなの
で、上式(52)の値になるまでのNMOS1のゲート
電圧はVBIAS=1/2VDDとしても、実施例7に
説明した場合よりも電流量が多い(ON抵抗が小さい)
ため、ノードN1にチャージされる電荷が多く、したが
って、ノードN2の電圧VN2の電圧は実施例7に説明
した式(42)のVN1よりも高くなる。さらに、上式
(52)で与えられるVN4が、次式(53)を満たす
ように、CSP、RSPを設定すればVN1=VHとす
ることもできる。
【0119】
【数53】 VN4=VBIAS+ΔV×exp(−tcg/τ)≧Vth ………(53) 簡単のため、VH1=VHが満たされる条件で、かつt
cgまでのNMOS3の電流によるノードN2の電圧上
昇が無視できると仮定すると、その後は、NMOS3を
通じてのノードN2へのチャージによるVN2の上昇分
ΔVN2により、次式(54)となり、実施例7で説明
した式(44)と比較してVth分だけ電圧が高くな
る。
【0120】
【数54】 VN1=VH+ΔVN2×CB/(CB+CS) ………(54) これは、NMOS3のゲート電圧が実施例7のそれより
高いことを意味し、結果として、NMOS3を通じてノ
ードN2をチャージする電流が多くなるため、VN2の
上昇速度が上がることを意味する。したがって、より短
時間でレベル変換できることになり、より高速のパルス
に対応できることになる。
【0121】実施例9.図13(a)は本発明による液
晶表示装置に形成される電圧レベル変換器の他の実施例
を示す回路図である。同図(a)は、図11(a)に示
す回路を2段に接続させ、前段のn型のMOSトランジ
スタNMOS1に対応する、後段のトランジスタ(図1
3(a)ではn型のMOSトランジスタNMOS4)の
ゲート端子を高電圧電源供給配線VDD側に接続させた
構成となっている。ここで、CB1とCB2とは、図1
1(a)のCBに対応し、CS1とCS2とは、ノード
N1とN2との寄生容量である。このように構成された
電圧レベル変換器は、出力MOS(n型のMOSトラン
ジスタNMOS6)の実効ON抵抗を下げ、負荷回路充
電速度を向上させることができるようになる。
【0122】図13(b)は上述した回路の動作を示す
タイミングチャートを示し、また、図13(c)はノー
ドN1、N2の電位変化を示し、図13(d)はノード
N3、N4の電位変化を示している。時間tAで入力パ
ルスVINが’L’から’H’になると、ノードN1が
充電され始め、電位が上昇する。これによりノードN1
の電圧VN1がNMOS3のVthまで上昇すると、N
MOS3がON状態になり、ノードN2の電位VN2が
上昇しはじめる。
【0123】NMOS1はVN1=VBIAS−Vth
でターンオフし、入力パルスVINの入力端子との電気
的接続が遮断される。この際のノードN2の電位VN2
の電位をV1とする。上述の説明と同様、ΔV1=VB
IAS−Vth−V1とし、ΔV1>Vthならば、N
MOS3はON状態を維持し、次式(55)が満たされ
るなら、VN2はVDDまで上昇する。
【0124】
【数55】 VBIAS−Vth+(VDD−V1)×(CB1/(CB1 +CS1))−VDD≧Vth ………(55) この時の上昇速度に関する時定数は、概ね、次式(5
6)で与えられる。
【0125】
【数56】 τ(t)=RON(t)(NMOS3)×(CB2+CS2) ………(56) 但し、RON(t)(NMOS3)は、NMOS3のオ
ン抵抗を示す。ここで、時定数τは、NMOS3の実効
電流値、すなわちそのオン抵抗RONが時間とともに変
化するので、時間の関数となる。時間t2におけるNM
OS3の電流Idsは、概ね、次式(57)で与えられ
る。
【0126】
【数57】 Ids=A×(ΔV1−Vth)×(ΔV1−Vth) ………(57) ここで、AはMOSトランジスタの構造、寸法等で決ま
る定数を示す。オン抵抗RON∝1/Idsであるか
ら、ΔV1は上式(56)の時定数を決める大きな因子
であることが判る。すなわち、ΔV1を大きくとればと
るほど、RONが小さくなり、時定数が減少し、負荷回
路の上昇速度が速くなることになる。
【0127】本実施例では、初段(NMOS1からNM
OS3)で入力パルスの’H’をVDDで上昇させて、
次段(NMOS4からNMOS6)までの入力にしてい
る。NMOS4のゲートはVDDに接続されている。こ
のため、NMOS4のターンオフ電圧はVDD−Vth
になる。NMOS6のソースは本回路の出力であり、負
荷回路が接続されているため、初期の電位上昇は遅くな
る。したがって、図13(d)に示すΔV2はΔV1よ
りも大きくなるよう設定することが容易である。このた
め、RONが小さくなり、ノードN4における電位VN
4の上昇速度が速くなる。
【0128】実施例10.図14(a)は本発明による
液晶表示装置に形成される電圧レベル変換器の他の実施
例を示す図で、図13(a)に対応した図となってい
る。図13(a)の場合と異なる部分は、n型のMOS
トランジスタNMOS2のゲート端子と第2の端子との
間に容量CPを介在させている構成となっている。この
結合容量CPにより入力パルスVINが’H’から’
L’に変化するとき、ノードN2の電圧VN2は減少す
る。すなわち、NMOS3がON状態になったときのV
N2はVINの’L’よりも低いので、ノードN1にお
ける電位VN1がXBIAS−Vthになり、NMOS
1がターンオフするときのVN2は実施例9の場合より
も低くなる。したがって、ΔV1は実施例9の場合より
大きくなり、結果としてVN2およびノードN4におけ
る電位VN4の上昇速度が速くなり、立ち上がり時間が
速くなる。このため、より高周波のパルスの電圧レベル
変換を得ることができる。なお、図14(b)は上述し
た回路の動作を示すタイミングチャートを示し、また、
図14(c)はノードN1、N2の電位変化を示し、図
14(d)はノードN3、N4の電位変化を示してい
る。
【0129】実施例11.図15(a)は本発明による
液晶表示装置に形成される電圧レベル変換器の他の実施
例を示す図で、図14(a)に対応した図となってい
る。図14(a)の場合と異なる構成は、n型のMOS
トランジスタNMOS1のゲート端子にも入力パルスV
INを供給し、更にn型MOSトランジスタNMOS7
を付加し、その第2端子をNMOS1の第2の端子と容
量CB1の第1の端子との接続点に接続し、一方、その
第1の端子を入力パルスVIN用入力端子に接続し、ま
たそのゲート端子に入力パルスVINを反転したVIN
invertが入力されている。このように構成した場
合、実施例10に示した電圧レベル変換器と同様の効果
が得られるとともに、実施例10に示した制御バイアス
VBIASを用いなくて済むようになる。なお、図15
(b)は、上述の回路の動作を示すタイミングチャート
を示し、また、図15(c)はノードN1、N2の電位
変化を詳細に示し、図15(d)はノードN3とN4の
電位変化を示している。
【0130】実施例6以降のものにあっては、回路を構
成する薄膜トランジスタTFTは全てn型として説明し
たものである。しかし、p型であってもよいことはいう
までもない。電圧の高低を逆にすることによって電圧レ
ベル変換器として機能するとともに同様の効果を奏する
からである。また、VINinvertが入力される実
施例7以降のものに関しては、図11(c)に示す如
く、NMOS2或いはNMOS5のソース端子をVSS
に接続することも可能である。また、上述した実施例で
は、各電圧レベル変換器を構成するトランジスタはその
ゲート絶縁膜がたとえばSiO等からなるMOSトラ
ンジスタを用いたものである。しかし、ゲート絶縁膜を
たとえばSiN等の絶縁膜からなるMISトランジスタ
であってもよいことはいうまでもない。なお、上記で
は、表示装置のうち、液晶表示装置を中心に記載してき
たが、本発明は、液晶表示装置以外、有機EL等、アモ
ルファスシリコンよりも電荷の移動度の高いポリシリコ
ンや単結晶シリコンに近いシリコンによって周辺回路の
薄膜トランジスタやダイオード等の素子が形成された表
示装置全般に応用できることは言うまでもない。
【0131】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による表示装置によれば、貫通電流が充分に抑制
された電圧レベル変換器を備えたものを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の一実施例を示す回路図とそのタイムチャートで
ある。
【図2】本発明による表示装置の一実施例の全体の構成
を示す等価回路図である。
【図3】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の他の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャート
である。
【図5】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の他の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の他の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャート
である。
【図8】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の他の実施例を示す回路図である。
【図9】本発明による表示装置に形成される電圧レベル
変換器の他の実施例を示す回路図である。
【図10】本発明による表示装置に形成される電圧レベ
ル変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャー
トである。
【図11】本発明による表示装置に形成される電圧レベ
ル変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャー
トである。
【図12】本発明による表示装置に形成される電圧レベ
ル変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャー
トである。
【図13】本発明による表示装置に形成される電圧レベ
ル変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャー
トである。
【図14】本発明による表示装置に形成される電圧レベ
ル変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャー
トである。
【図15】本発明による表示装置に形成される電圧レベ
ル変換器の他の実施例を示す回路図とそのタイムチャー
トである。
【図16】従来による一般的な電圧レベル変換器の一例
を示した回路図である。
【図17】従来による一般的な電圧レベル変換器の他の
例を示した回路図である。
【符号の説明】
NMOS…n型のMOSトランジスタ、PMOS…n型
のMOSトランジタ、VLC…電圧レベル変換器、GL
…ゲート信号線、DL…ドレイン信号線、SUB1…透
明基板、TFT…薄膜トランジスタ、PX…画素電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 17/687 H03K 19/00 101D 19/0185 17/687 F (72)発明者 佐藤 秀夫 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 佐藤 友彦 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 槙 正博 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H093 NA16 NC05 NC34 NC62 ND60 5C006 BB16 BC20 BF34 BF46 EB05 FA47 5C080 AA10 BB05 DD25 DD26 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 5J055 AX27 BX16 CX30 DX22 EX07 EY10 EY21 EZ20 FX12 FX27 GX01 5J056 AA05 AA32 BB19 CC21 DD13 DD29 DD51 DD52 DD55 EE11 FF08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多結晶シリコンを半導体層とするMIS
    TFTを有するレベル変換回路が絶縁基板上に形成され
    た表示装置であって、 入力パルスの入力端子が第1の容量を介してそれぞれゲ
    ート端子および第1の端子に接続される第1のNMIS
    TFTと第1のPMISTFTと、 前記入力パルスの入力端子が第2の容量を介してそれぞ
    れ第2の端子に接続される第2のNMISTFTと第2
    のPMISTFTと、 前記第1のNMISTFTと第1のPMISTFTのゲ
    ート端子および第1の端子がゲート端子に接続される第
    3のPMISTFTと、 前記第2のNMISTFTと第2のPMISTFTの第
    2の端子がゲート端子に接続される第3のNMISTF
    Tと、 前記第3のPMISTFTの第1の端子は前記第1のN
    MISTFTの第2の端子と第1のPMISTFTの第
    2の端子と接続された高電圧電源供給配線側に接続さ
    れ、前記第3のNMISTFTの第2の端子は前記第2
    のNMISTFTのゲート端子と第1の端子および前記
    第2のPMISTFTのゲート端子と第1の端子と接続
    された低電圧電源供給配線側に接続され、 前記第3のPMISTFTの第2の端子と第3のNMI
    STFTの第1の端子の接続点を出力端子とすることを
    特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 第1の端子が高電圧電源供給配線側に接
    続された第nのPMISTFTと、第2の端子が低電圧
    電源供給配線側に接続された第nのNMISTFTとを
    備え、 第nのPMISTFTと第nのNMISTFTのゲート
    端子が前記第3のPMISTFTの第2の端子と第3の
    NMISTFTの第1の端子の接続点に接続されている
    とともに、 第nのPMISTFTの第2の端子と第nのNMIST
    FTの第1の端子の接続点を出力端子とすることを特徴
    とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 第nのPMISTFTと第nのNMIS
    TFTはそれぞれ多段に接続された複数のものからな
    り、 その最終段のPMISTFTの第2の端子とNMIST
    FTの第1の端子の接続点を出力端子とすることを特徴
    とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 絶縁基板面にレベル変換回路を含む駆動
    回路を備え、前記レベル変換回路は、多結晶シリコンを
    半導体層とするMISTFTから構成され、 入力パルスの入力端子が第1の容量を介してそれぞれゲ
    ート端子および第1の端子に接続される第1のNMIS
    TFTと第1のPMISTFTと、 前記入力パルスの入力端子が第2の容量を介してそれぞ
    れ第2の端子に接続される第2のNMISTFTと第2
    のPMISTFTと、 前記第1のNMISTFTと第1のPMISTFTのゲ
    ート端子および第1の端子がゲート端子に接続される第
    3のPMISTFTと、 前記第2のNMISTFTと第2のPMISTFTの第
    2の端子がゲート端子に接続される第3のNMISTF
    Tと、 前記第3のPMISTFTの第1の端子は前記第1のN
    MISTFTの第2の端子と第1のPMISTFTの第
    2の端子と接続された高電圧電源供給配線に接続され、
    前記第3のNMISTFTの第2の端子は前記第2のN
    MISTFTのゲート端子と第1の端子および前記第2
    のPMISTFTのゲート端子と第1の端子と接続され
    た低電圧電源供給配線に接続され、 前記第3のPMISTFTの第2の端子と第3のNMI
    STFTの第1の端子の接続点を出力端子とする基本回
    路が多段に接続されていることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 前段の基本回路の出力端子と後段の基本
    回路の入力端子との間に、各ゲート端子を入力端子とし
    互いの一方の端子の接続点を出力端子とするとともに、
    他方の端子が高電圧電源供給配線側に接続されているP
    MISTFTと他方の端子が低電圧電源供給配線側に接
    続されているNMISTFTからなる回路が少なくとも
    1段接続されていることを特徴とする請求項4に記載の
    表示装置。
  6. 【請求項6】 基本回路がn段に接続され、そのn段目
    の基本回路の出力端子に、各ゲート端子を入力端子とし
    互いの一方の端子の接続点を出力端子とするとともに、
    他方の端子が高電圧電源供給配線側に接続されているP
    MISTFTと他方の端子が低電圧電源供給配線側に接
    続されているNMISTFTからなる回路が少なくとも
    1段接続されていることを特徴とする請求項4、5のう
    ちいずれかに記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 第1のNMISTFT、第1のPMIS
    TFT、第2のNMISTFT、第2のPMISTFT
    のいずれか一つがダイオードあるいはダイオードと抵抗
    の接続体によって置き換えられていることを特徴とする
    請求項1あるいは請求項4に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 絶縁基板面にレベル変換回路を含む駆動
    回路を備え、前記レベル変換回路は、多結晶シリコンを
    半導体層とする複数の同導電型のMISTFTから構成
    され、 入力パルスの入力端子が第1のMISTFTの第1の端
    子および第2のMISTFTの第1の端子に接続され、 第1のMISTFTおよび第2のMISTFTの各ゲー
    ト端子は一定電源の供給側に接続され、 第1のMISTFTの第2の端子は第3のMISTFT
    のゲート端子および容量の第1の端子に接続され、 第3のMISTFTの第1の端子は高電圧電源供給側に
    接続され、第2の端子は第2のMISTFTの第2の端
    子に接続され、 第2のMISTFTと第3のMISTFTとの接続点は
    前記容量の第2の端子が接続されて出力端子となってい
    ることを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 絶縁基板面にレベル変換回路を含む駆動
    回路を備え、前記レベル変換回路は、多結晶シリコンを
    半導体層とする複数の同導電型のMISTFTから構成
    され、 入力パルスの入力端子が第1のMISTFTの第1の端
    子および第2のMISTFTの第1の端子に接続され、 第1のMISTFTのゲート端子は一定電源の供給側に
    接続され、第2のMISTFTのゲート端子は前記入力
    パルスと逆相をなすパルスが入力され、 第1のMISTFTの第2の端子は第3のMISTFT
    のゲート端子および容量の第1の端子に接続され、 第3のMISTFTの第1の端子は高電圧電源供給側に
    接続され、第2の端子は第2のMISTFTの第2の端
    子に接続され、 第2のMISTFTと第3のMISTFTとの接続点は
    前記容量の第2の端子が接続されて出力端子となってい
    ることを特徴とする表示装置。
  10. 【請求項10】 第1のMISTFTのゲート端子は抵
    抗を介して一定電源の供給側に接続されているととも
    に、入力パルスの入力端子と第1のMISTFTのゲー
    ト端子は容量を介して接続されていることを特徴とする
    請求項8、9のうちいずれかに記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 絶縁基板面にレベル変換回路を含む駆
    動回路を備え、前記レベル変換回路は、多結晶シリコン
    を半導体層とする複数の同導電型のMISTFTから構
    成され、 入力パルスの入力端子が第1のMISTFTの第1の端
    子および第2のMISTFTの第1の端子に接続され、 第1のMISTFTのゲート端子は一定電源の供給側に
    接続され、第2のMISTFTのゲート端子は前記入力
    パルスと逆相をなすパルスが入力され、 第1のMISTFTの第2の端子は第3のMISTFT
    のゲート端子および容量の第1の端子に接続され、 第3のMISTFTの第1の端子は高電圧電源供給側に
    接続され、第2の端子は第2のMISTFTの第2の端
    子に接続され、 第2のMISTFTと第3のMISTFTとの接続点は
    前記容量の第2の端子が接続されて出力端子となる回路
    が多段に接続されていることを特徴とする表示装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも一つの段の回路の第1のM
    ISTFTに対応するMISTFTのゲート端子は高電
    圧電源供給側に接続されていることを特徴とする請求項
    11に記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも一つの段の回路の第2のM
    ISTFTに対応するMISTFTのゲート端子と容量
    の第2の端子が接続された端子との間に他の容量が介在
    されていることを特徴とする請求項11、12のうちい
    ずれかに記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 1段目の回路の第1のMISTFTに
    対応するMISTFTのゲート端子は入力パルスが入力
    される入力端子に接続されていることを特徴とする請求
    項11に記載の表示装置。
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