JP2002250060A - 水栓の取付装置 - Google Patents

水栓の取付装置

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JP2002250060A
JP2002250060A JP2001052110A JP2001052110A JP2002250060A JP 2002250060 A JP2002250060 A JP 2002250060A JP 2001052110 A JP2001052110 A JP 2001052110A JP 2001052110 A JP2001052110 A JP 2001052110A JP 2002250060 A JP2002250060 A JP 2002250060A
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washer
faucet
pedestal
mounting
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JP2001052110A
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English (en)
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Hitoshi Nomura
仁司 野村
Kimihiko Sugishima
公彦 杉島
Yasuhito Sasaki
泰仁 佐々木
Tetsuya Yamaguchi
哲也 山口
Takatoshi Yamashita
貴敏 山下
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Kitamura Alloy Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kitamura Alloy Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流し台や洗面台への水栓の取付けを、天板の
上面からのみの作業で短時間かつ確実に行えるように
し、施工性を向上させる。 【解決手段】 天板7の取付孔8に取付部材Aを上側か
ら固定し、該取付部材Aに水栓本体1を装着する水栓の
取付装置において、天板7の取付孔8に上側から配置す
る台座9と、取付孔8に挿通可能で天板7の裏面に密着
する座金具16,17と、該座金具16,17に保持し
て天板7の上側から座金具16,17を引上げ可能とし
た連結材21,21と、台座9の上下方向に穿設した縦
孔13,13に挿通し、天板7の下側で座金具16,1
7に締結可能な締結具22,22とからなり、前記座金
具16,17を連結材21,21の操作で天板7の裏面
へ引上げて密着させ、締結具22,22により天板7へ
固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓を流し台や洗
面台の天板に上側からのみの作業で容易に取付けられる
ようにした水栓の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水栓を流し台や洗面台の天板に
取付けるには、まず水栓本体の下部に突出して形成した
円筒状の雄ねじ部を、天板の取付孔に上側から差し込
み、次に天板の下側の狭い場所に潜り込み、窮屈な姿勢
でナットを水栓本体の雄ねじ部に締結して固定していた
が、天板の上側から水栓本体を回転しないように保持し
ている者と、天板の下側からナットを締結する者の2人
の作業者を必要とし、1人では水栓の取付けを行えない
うえ、天板の下側の狭い場所での作業は施工性が非常に
悪いため締付けが緩くなり、施工不良による漏水の発生
する恐れがあった。
【0003】そこで、水栓を天板の上側からのみの作業
で容易に、かつ短時間に取付けられるようにしたものと
して特開平10−318398号公報のものがある。こ
のものについて簡単に説明すると、図13乃至図15に
示すように流し台や洗面台の天板41に穿設した取付孔
42にアダプタ装置44を上側から固定し、該アダプタ
装置44に水栓本体43を装着するものであり、アダプ
タ装置44は天板41に上側から着座する台座45と、
該台座45の周縁部に穿設した一対の挿入孔46,46
に挿通し、取付孔42の下部に突出させる各締結具4
7,47と、全体として湾曲形状で上下に貫通したねじ
孔48aに締結具47が螺着し、該締結具47と共に回
転可能で天板41を裏側から挟着するホルダ48とによ
り構成する。
【0004】アダプタ装置44の天板41への取付手順
は、まず図14に示すように一方の締結具47にホルダ
48を結合した状態で、ホルダ48を取付孔42に天板
41の上側から傾けた状態で挿入し、ホルダ48を天板
41の下側に位置させる。続いて図15に示すように前
記台座45を天板41の取付孔42に上側から配置し、
締結具47を締結操作すると、ホルダ48は締結具47
と共に回転し、ホルダ48に設けたクリップ48bにも
う一方の締結具47が弾性嵌合し、締結具47を締結し
た後にもう一方の締結具47を締結すれば、ホルダ48
は上方に引上げられて天板41の裏面に密着し、さらに
締結すれば、台座45とホルダ48とが天板41を表裏
両側から強く挟み、アダプタ装置44は天板41に固定
され、このアダプタ装置44に水栓本体43を装着する
ものである。
【0005】上記のアダプタ装置は、ホルダは締結具と
結合した状態で天板の取付孔に挿入し、締結具の締結操
作でホルダを天板の下部から引上げて天板の裏面に挟着
するものであり、ホルダに結合した状態で取付孔に傾け
て挿入するためには長い締結具を用意する必要があり、
しかも締結具はホルダの上方への引上げと天板の裏面へ
の挟着を行うので、取付孔を挿通したホルダを天板に接
近させるには、何度も締結具を回転させる必要があり、
施工性が悪くその改善が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、流し台や洗面台への水栓の取付けを、天板
の上側からのみの簡単な作業で短時間かつ確実に行なえ
るようにし、施工性を向上させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は請求項1では、
天板の取付孔に取付部材を上側から固定し、該取付部材
に水栓本体を装着する水栓の取付装置において、天板の
取付孔に上側から配置する台座と、取付孔に挿通可能で
天板の裏面に密着する座金具と、該座金具に保持して天
板の上側から座金具を引上げ可能とした連結材と、台座
の上下方向に穿設した縦孔に挿通し、天板の下側で座金
具に締結可能な締結具とからなり、前記座金具を連結材
の操作で天板の裏面へ引上げて密着させ、締結具により
天板へ固定するものである。
【0008】請求項2では、前記座金具は略円弧状で2
つの物品に分割され、天板の取付孔を挿通時に折り畳み
可能としたものである。
【0009】請求項3では、前記連結材はスプリングと
したものである。
【0010】請求項4では、前記連結材はワイヤーとし
たものである。
【0011】請求項5では、前記連結材は座金具の裏側
に係止される抜止め具を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳細に説明する。本発明の水栓本体1は図1に
示すように、湯水の温度及び流量を調節するためのレバ
ー2と、左右方向に回転自在で該レバー2により調節さ
れた湯水を外部へ吐水する吐水管3とを設け、下部に開
口した空間部4には、給水源に連通する給水管5及び給
湯源に連通する給湯管6をそれぞれ接続し、流し台又は
洗面台の天板7に上側から固定した取付部材Aに装着さ
れている。
【0013】前記水栓本体1を天板7に装着するための
取付部材Aは図1及び図2に示すように、天板7の上下
方向に穿設した取付孔8の上側に配置される台座9と、
天板7の上側から取付孔8に挿通し、天板7の下側に配
置される対の座金具16,17と、天板7の上側から前
記座金具16,17を引上げ、天板7の裏面に密着させ
る対の連結材21,21と、台座9と座金具16,17
を天板7へ上下から挟着するための対の締結具22,2
2とを有している。
【0014】前記台座9は天板7の取付孔8より大径
で、水栓本体1の下部に開口した空間部4に嵌合する略
円筒形であり、前記取付孔8の外周面に上側から着座す
る環状の鍔部10を下部外周に形成し、中央には前記給
水管5及び給湯管6を上下方向に挿通可能な開口孔11
を穿設し、該開口孔11には内周側に向けて突出した対
の突起12,12を互いに向かい合わせて形成してい
る。各突起12,12には前記締結具22,22を挿通
するための縦孔13,13、及び該縦孔13,13の近
傍に併設され、前記座金具16,17を天板7の裏面に
向けて引上げるための連結材21,21を挿通可能な細
孔14,14が上下方向に貫通してそれぞれ形成され、
側部外周には水栓本体1の空間部4を上部から嵌合した
後に、側方からビスを螺着して水栓本体1を固定するた
めのビス孔15を水平方向に穿設している。
【0015】前記座金具16,17は台座9との間で天
板7を下側から挟着するための部材であり、金属又は合
成樹脂材からなり、図2及び図3(a)に示すように略
半円弧状で略同一形状をした第1座金具16と第2座金
具17の2つの物品を互いに向かい合わせて結合するこ
とで、略円弧状となるものであり、各座金具16,17
の縦幅は天板7の取付孔8の直径より長く、かつ各座金
具16,17の横幅は取付孔の直径より短いものであ
る。第1座金具16は周方向両端を突出して外側結合部
16a,16aをそれぞれ形成し、第2座金具17は周
方向両端に前記外側結合部16a,16aと半径方向に
向かい合わせて内側結合部17a,17aをそれぞれ形
成し、各外側結合部16a,16aには半径方向に小径
孔16b,16bをそれぞれ穿設し、各内側結合部17
a,17aには前記小径孔16b,16bと同軸で、該
小径孔16b,16bより大径とした大径孔17b,1
7bをそれぞれ穿設し、後述する抜止め部材18,18
を小径孔16b,16bから大径孔17b,17bに向
けてそれぞれ挿入している。
【0016】前記抜止め部材18は図3(b)に示すよ
うに、円筒形状で軸線方向の一部に切断部18aを形成
しており、その長さは小径孔16bから大径孔17bを
貫通するように設定し、外径を小径孔16bの内径より
若干大きく設定したスプリングピンを使用しているの
で、小径孔16bから大径孔17bに向けて抜止め部材
18を挿入すると、該抜止め部材18は縮径方向に弾性
変形して、その復元力により小径孔16bの内周面に圧
接した状態で第1座金具16と第2座金具17を結合
し、両側の抜止め部材18,18を中心にして、第1座
金具16に対し第2座金具17が重なり合う方向に折り
畳んだり、又は水平方向に開き、円弧状となるように回
転可能としている。このように抜止め部材18としてス
プリングピンを使用すれば、第1座金具16の小径孔1
6bに挿入するだけで第2座金具17との結合ができる
ので、座金具の組付けを簡単に行うことができる。
【0017】なお、第1座金具16の外側結合部16a
は図3(c)に示すように、第2座金具17の下端面と
下方から当接するように、下方傾斜方向に突起16cが
形成され、両座金具16,17は両抜止め部材18,1
8を結ぶ折り畳み線19を中心にして互いに重なり合う
ように折り畳んで天板7の取付孔8に挿入した後に、第
2座金具17が第1座金具16に対し水平方向となるよ
うへの回転は可能であるが、さらに回転しようとする作
用が働くと、突起16cが第2座金具17に当接して回
転を防止し、天板7の下側で反転しないようにしてい
る。
【0018】前記両座金具16,17は図3(a)に示
すように、水平方向に展開させた状態では、外周縁は天
板7の取付孔8より大径で、取付孔8の外周面に下側か
ら密着可能であり、両座金具16,17の間で上下に形
成される切欠20には、前記給水管5及び給湯管6が上
下に挿通可能である。両座金具16,17には内周側に
突出した各膨出部16d,17dを、折り畳み線19を
中心にして互いに向かい合わせて形成し、各膨出部16
d,17dには座金具16,17を水平方向に展開した
状態で前記台座9の縦孔13,13と同一軸線上となる
対のねじ孔16e,17e、及び該ねじ孔16e,17
eと併設され、座金具16,17を引上げるための連結
材21,21を挿通可能で、台座9の細孔14,14と
同一軸線上となる対の細孔16f,17fとが、上下方
向に貫通してそれぞれ形成されている。
【0019】図2に示すように、前記台座9の各細孔1
4,14から各座金具16,17の細孔16f,17f
には連結材21,21をそれぞれ挿通して各座金具1
6,17を保持し、該連結材21,21は座金具16,
17を折り畳み線19を中心にして折り畳んだ状態で天
板7の取付孔8に上部から挿通した後に、座金具16,
17を水平方向に展開させて天板7の下側に密着するよ
うに引上げるためのものである。該連結材21は例えば
繊維製,合成樹脂製の紐や糸、又は針金等を使用できる
が、本実施例では弾力的に変形可能なスプリングからな
り、連結材21,21の下端には座金具16,17の細
孔16f,17fより大径とした抜止め具21aを設け
ている。
【0020】従って各座金具16,17を天板7の取付
孔8に上側から挿入すると、連結材21,21は内側に
向けて弾力的に変形するが、取付孔8を通過して天板7
の下側へ移動すると連結材21,21は直線状に復元す
る方向に変形し、座金具16,17を天板7の下側で水
平方向に展開させる方向に引っ張り、台座9の上側から
各連結材21,21を上側へ引上げれば、両座金具1
6,17を天板7の裏面に容易に密着させることができ
る。なお、前記抜止め具21aは連結材の下端だけでな
く上端にも設けてもよい。
【0021】前記締結具22は図2に示すように、上端
に突出して工具等で回転操作するための六角部22a
と、天板7の下側に臨ませる雄ねじ部22bとからな
り、該雄ねじ部22bの外径は前記台座9の縦孔13の
内径より小径であり、台座9の上側から回転可能に挿通
し、天板7の取付孔8に挿通される。雄ねじ部22bは
前記座金具16,17が天板7の下部で水平方向に展開
された場合にねじ孔16e,17eと同一軸線上とな
り、両座金具16,17を天板7の下部へ挟着可能であ
る。
【0022】本発明において、水栓本体1を流し台又は
洗面台の天板7に取付けるには、まず取付部材Aを天板
7の上側から取付孔8に固定する。即ち、各連結材2
1,21を台座9の細孔14,14と各座金具16,1
7の細孔16f,17fにそれぞれ挿通して連結させて
おき、図4に示すように台座9を取付孔8の上側に配置
し、両座金具16,17は互いに重なり合うように向か
い合わせた状態として、天板7の上側から取付孔8に挿
通し、図5に示すように天板7の下側に自重で落下させ
ておく。
【0023】この場合、連結材21,21は弾力性を備
えたスプリングであるので、座金具16,17が取付孔
8を通過する際は内側に向けて弾力的に変形するが、天
板7の下側へ移動すると連結材21,21は直線状に復
元する方向に変形し、天板7の下側で座金具16,17
を水平方向に展開させることができる。
【0024】次に図6に示すように台座9の上側から第
1座金16と連結している連結材21を引上げれば、第
1座金具16は台座9と向かい合うように上昇して、天
板7の裏面へ密着する。
【0025】そして第1座金具16が天板7の裏面に密
着すると、台座9の縦孔13と第1座金具16のねじ孔
16eは上下に同一軸線上となり、図7に示すように締
結具22を台座9の縦孔13から挿入して第1座金具1
6のねじ孔16eに結合し、締結具22の六角部22a
を台座9の上側から工具により締付け方向に締結すれ
ば、第1座金具16は天板7の裏面に固定される。
【0026】続いて図8に示すように、もう一方の第2
座金具17も第1座金具16と同様に連結材21を引上
げ、締結具22により締結して、台座9と両座金具1
6,17により天板7を上下から挟持して固定を終了す
る。
【0027】そして図1に示すように、台座9の上側か
ら水栓本体1の空間部4を嵌合し、かつ給水管5及び給
湯管6を台座9の開口孔11に挿通し、工具によりビス
をビス孔15に螺着すれば、水栓本体1を取付部材Aに
装着することができる。このように水栓本体1と取付部
材Aは、天板7の上側からだけの作業で取付可能であ
る。
【0028】図9乃至図12は別の実施例で、連結材2
1bを前述のスプリングに代えてワイヤーを使用する場
合の例である。この実施例では連結材21bとして引張
弾性率が大きく、剛性力を備えた例えばステンレス製の
ワイヤーを利用する。この実施例によれば連結材21b
を台座9の上側に引上げた際に、台座9の上面で直角方
向に折り曲げておけば仮止めでき、連結材21bから手
を離しても落下しないものである。なお、他の構成は前
記実施例と同一であるので、同一部品には同一の符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0029】この実施例による取付部材Aの天板7への
固定は、図9に示すように台座9を取付孔8の上側に配
置し、両座金具16,17は互いに重なり合うように折
り畳んだ状態として、天板7の上側から取付孔8に挿通
し、天板7の下側に自重で落下させておく。
【0030】次に図10に示すように台座9の上側から
第1座金16と連結している連結材21bを引上げれ
ば、第1座金具16は台座9と向かい合うように回転し
ながら上昇して、天板7の裏面へ密着する。なお、連結
材21bは剛性力を備えたワイヤーであるので、この時
連結材21bを台座9の上面から直角方向に折り曲げて
おけば仮止めでき、連結材21bから手を離しても、第
1座金具16は自然に落下することはない。
【0031】そして第1座金具16が天板7の裏面に密
着すると、台座9の縦孔13と第1座金具16のねじ孔
16eは上下に同一軸線上となり、図11に示すように
締結具22を台座9の縦孔13から挿入して第1座金具
16のねじ孔16eに結合し、締結具22の六角部22
aを台座9の上側から工具により締付け方向に締結すれ
ば、第1座金具16は天板7の裏面に固定される。
【0032】続いて図12に示すように、もう一方の第
2座金具17も第1座金具16と同様に連結材21bを
引上げ、締結具22により締結して、台座9と両座金具
16,17により天板7を上下から挟着して固定を終了
する。
【0033】なお、上記各実施例では水栓本体としてシ
ングルレバー式混合水栓を用いているが、台座に固定で
きる水栓であれば、サーモスタット式,2ハンドル式
等、他の水栓を用いることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は請求項1では、天板の取付孔に
取付部材を上側から固定し、該取付部材に水栓本体を装
着する水栓の取付装置において、天板の取付孔に上側か
ら配置する台座と、取付孔に挿通可能で天板の裏面に密
着する座金具と、該座金具に保持して天板の上側から座
金具を引上げ可能とした連結材と、台座の上下方向に穿
設した縦孔に挿通し、天板の下側で座金具に締結可能な
締結具とからなり、前記座金具を連結材の操作で天板の
裏面へ引上げて密着させ、締結具により天板へ固定す
る。従って取付部材を天板に固定するには、連結材を引
上げて座金具を天板の裏面に密着させた後に締結具を操
作すればよく、締結具を何度も回転させなくても取付部
材を天板に固定することができ、施工性を大幅に向上さ
せることができる。
【0035】また、取付部材を天板に固定する際に、従
来のように台座と座金具を締結具で結合させた状態で天
板の取付孔に挿入する必要がなく、締結具は台座と座金
具の天板への挟着のみに使用するので、短い締結具を使
用することが可能であり、製造コストを大幅に削減する
ことができる。
【0036】請求項2では、前記座金具は略円弧状で2
つの物品に分割され、天板の取付孔を挿通時に折り畳み
可能としたので、天板の取付孔を折り畳んだ状態で容易
に挿通させることができ、天板の下側で水平方向に展開
すると、広い面積で天板の裏側に密着し、強固に固定で
きる。
【0037】請求項3では連結材をスプリングとする
と、座金具を天板の取付孔に挿入した際に、連結材は直
線状に復元する方向に弾性変形し、座金具を天板の下側
で容易に水平方向に展開させることができる。
【0038】請求項4では連結材はワイヤーとすると、
連結材を台座の上面から直角方向に折り曲げておけば仮
止めでき、連結材から手を離しても、座金具は自然に落
下することはなく、施工性を向上させることができる。
【0039】請求項5では、連結材は座金具の裏側に係
止される抜止め具を設けたので、座金具は連結材から落
下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における水栓の取付装置の要部縦断面図
である。
【図2】取付部材を分解した状態の拡大斜視図である。
【図3】座金具の説明図で、(a)は座金具の平面図、
(b)は抜止め部材の平面図、(c)は座金具の側面図
である。
【図4】座金部材が天板の取付孔を通過する状態の説明
図である。
【図5】座金部材が天板の裏側に移動した状態の説明図
である
【図6】連結材の操作で一方の座金部材を天板の裏面に
密着させた状態の説明図である。
【図7】締結具の操作で一方の座金部材を天板の裏面に
固定した状態の説明図である。
【図8】締結具の操作でもう一方の座金部材を天板の裏
面に固定した状態の説明図である。
【図9】別の実施例の説明図で、座金部材を天板の取付
孔に挿通した状態の説明図である。
【図10】連結材の操作で一方の座金部材を天板の裏面
に密着させた状態の説明図である。
【図11】締結具の操作で一方の座金部材を天板の裏面
に固定した状態の説明図である。
【図12】締結具の操作でもう一方の座金部材を天板の
裏面に固定した状態の説明図である。
【図13】従来技術の説明図で、要部縦断面図である。
【図14】図13のアダプタ装置の天板への取付要領を
示す説明図である。
【図15】図13のアダプタ装置を天板に装着した状態
の説明図である。
【符号の説明】
1 水栓本体 7 天板 8 取付孔 9 台座 10 開口孔 13 縦孔 16 第1座金具 17 第2座金具 21 連結材 21a 抜止め具 22 締結具 A 取付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 哲也 岐阜県加茂郡富加町高畑字稲荷641番地 株式会社喜多村合金製作所内 (72)発明者 山下 貴敏 岐阜県加茂郡富加町高畑字稲荷641番地 株式会社喜多村合金製作所内 Fターム(参考) 2D060 BA03 BA05 BB01 BF03 3H051 AA03 BB03 CC14 FF02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板の取付孔に取付部材を上側から固定
    し、該取付部材に水栓本体を装着する水栓の取付装置に
    おいて、天板の取付孔に上側から配置する台座と、取付
    孔に挿通可能で天板の裏面に密着する座金具と、該座金
    具に保持して天板の上側から座金具を引上げ可能とした
    連結材と、台座の上下方向に穿設した縦孔に挿通し、天
    板の下側で座金具に締結可能な締結具とからなり、前記
    座金具を連結材の操作で天板の裏面へ引上げて密着さ
    せ、締結具により天板へ固定することを特徴とする水栓
    の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記座金具は略円弧状で2つの物品に分
    割され、天板の取付孔を挿通時に折り畳み可能としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の水栓の取付装置。
  3. 【請求項3】 前記連結材はスプリングとしたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の水栓の取付装置。
  4. 【請求項4】 前記連結材はワイヤーとしたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の水栓の取付装置。
  5. 【請求項5】 前記連結材は座金具の裏側に係止される
    抜止め具を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の水栓の取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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