JP2002249739A - 防汚フィルムおよび防汚体 - Google Patents

防汚フィルムおよび防汚体

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JP2002249739A
JP2002249739A JP2001049967A JP2001049967A JP2002249739A JP 2002249739 A JP2002249739 A JP 2002249739A JP 2001049967 A JP2001049967 A JP 2001049967A JP 2001049967 A JP2001049967 A JP 2001049967A JP 2002249739 A JP2002249739 A JP 2002249739A
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antifouling
film
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hydrophilic
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JP2001049967A
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Toshiro Sakuma
敏郎 佐久間
Katsuhiro Shibuya
勝弘 澁谷
Hiroaki Himori
広明 檜森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防汚フィルムを被着体に取り付け作業中に防
汚機能層を損傷や剥離することなく作業ができ、しか
も、作業後には水洗いするだけで簡便に防汚機能層を露
出させて、防汚フィルムとしての機能を十分に発揮し得
る、強度に優れた親水性型の防汚フィルムを提供する。 【解決手段】 基材の一方の面上に、非水溶性でかつ親
水性の皮膜層と、その上部に水溶性保護層を設けてなる
防汚フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防汚フィルムおよび
防汚体に関する。さらに詳しくは、水による汚れの除去
・清浄作用を利用した、親水性型防汚フィルムおよび防
汚体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体表面の防汚方法として、物体
表面を撥水性化して汚れを付着しにくくする方法が主流
であった。しかし、近年、物体表面を親水性化すること
によって、汚れを水や雨水などで簡易に洗い流して除去
・清浄する方法が、環境対策の観点とも相俟って、注目
を浴びている。
【0003】物体表面の撥水性化による防汚方法の例と
しては、例えば、インクジェット等で印刷された屋外広
告板等は、印刷した文字や絵柄の美麗さおよび耐久性を
維持するために、一般に、印刷面表面に塩化ビニルフィ
ルムや撥水性を有するフッ素フィルムをラミネートして
いる。しかしながらこれらのフィルムは、耐久性こそあ
るものの、汚れを防止するという点において十分ではな
い。特に排気ガス等の親油性の汚れに対して防汚性が低
く、交通量の多い道路等ではすぐに表面に排気ガスの煤
煙が付着して汚染され、外観の美麗さを長期間維持でき
ないという問題がある。また、フッ素フィルム等は、水
や油に対する接触角が大きいため、雨水などが付着した
場合、付着した雨水が流れ落ちる部分だけ汚れが流れ落
ちて雨跡模様が生じ、外観の美麗さを損なうという欠点
がある。
【0004】このため、撥水性化による防汚方法より
も、むしろ親水性のフィルムを物体表面にラミネートす
ることによって、汚れを含んだ雨水がフィルム表面を流
下しても、汚れが付着しにくく、雨跡模様を生じないと
いう、一種の自浄作用による防汚の考え方が提案されて
いる(「高分子」、44巻、1995年5月号、307頁)。
【0005】また屋内利用においても、例えば浴室やシ
ャワー室の壁、天井、浴槽など、人体由来の汚れ(皮脂
など)が油膜として付着、形成されやすいこれらの表面
を親水性化し、常時水洗可能な環境を利用して、汚れの
沈積を防止することが考えられている。
【0006】さらに、親水性皮膜が濡れ性が高く、水滴
をつくらないという性質を利用して、家の窓ガラス、車
のミラー、あるいビニルハウス用フィルム等に適用し、
防曇に利用している例もある。
【0007】物体の表面を親水性化する方法としては、
親水性部材を直接、物体表面に被覆して親水性皮膜層を
形成する方法や、あらかじめ支持体上に親水性皮膜層を
形成したフィルムを作製し、このフィルムを物体表面に
取り付ける方法などがある。このような親水性皮膜層の
形成としては、(i)界面活性剤を含む皮膜の形成、(i
i)親水性モノマー・ポリマー層の形成、(iii)親水性
無機酸化物皮膜の形成、(iv)光触媒材を利用した皮膜
形成、およびこれら方法の併用などが知られている。
【0008】なかでも、光触媒材を利用した皮膜形成
は、光励起により高度に親水化可能であることから、有
望視されている。例えば、WO96/29375号公報
には、二酸化チタン(チタニア)等の光触媒性材料を含
む光触媒性コーティング膜をフィルム基材表面に設け、
十分な照度で十分な時間紫外線を照射して光触媒によっ
て光励起することにより、光触媒性コーティング膜表面
の水との接触角が約0度になる程度に高度に親水化され
ることが開示されている。したがって光触媒性コーティ
ング膜を有するフィルムは、その表面の超親水性によっ
て、表面に付着した煤塵や汚染物を水洗や降雨によって
洗い流すことが可能である。
【0009】ところで、この光触媒性材料を含む光触媒
性コーティング膜は、塗料を塗布、乾燥させて成膜する
場合、光触媒材どうしの結合や基材との接着性などの向
上のために、溶媒中に光触媒性材料と結合剤を含有させ
た塗料を用い、これを基材上に塗布、乾燥させて成膜し
ている。この結合剤は、光触媒の光励起によって分解劣
化される場合があり、光触媒層の長期にわたる性能維持
が困難となる。
【0010】このため、例えば特開平10−22564
0号公報では、光触媒材の結合剤(結着剤)としてフッ
素系ポリマー、シリコーン系ポリマー、ケイ素化合物等
の難分解性材料を用いることが提案されている。
【0011】またWO96/29375号公報では、有
機チタン化合物の加水分解と脱水縮重合、無機チタン化
合物による無定形チタニアの形成、スパッタリングによ
る親水性皮膜形成方法が開示されている。
【0012】このような、いわばチタニア等の無機酸化
物の連結体からなる親水性皮膜層は極めてリジッドであ
り、柔軟性に乏しく、これを基材上に形成した防汚フィ
ルムは、取り扱い上、皮膜層の損傷や剥離が生じやす
い。例えば、防汚フィルムの被着体への取り付け施工に
は、防汚フィルムと被着体との間に空泡を巻き込まない
よう、ローラー等で繰り返しフィルム表面に強い圧力を
加え、あるいは加擦しなければならないが、このとき皮
膜層の損傷や剥離が生じることがあり、防汚機能の低下
を招くという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、防汚フィルムを被着体に取り付け
作業中に防汚機能層を損傷や剥離することなく作業がで
き、しかも、作業後には簡便に防汚機能層を露出させ
て、防汚フィルムとしての機能を十分に発揮し得る、強
度に優れた親水性型の防汚フィルムを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、基材の一方の面上に、非水溶性でかつ親水
性の皮膜層と、その上部に水溶性保護層を設けてなる防
汚フィルムを提供する。
【0015】また本発明は、基材の他方の面上に接着層
を設けてなる、上記防汚フィルムを提供する。
【0016】また本発明は、上記の防汚フィルムを被着
体に接着してなる防汚体を提供する。
【0017】さらに本発明は、上記の防汚フィルムを被
着体に接着し、次いで水溶性保護層を水で溶解除去して
なる防汚体を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について添付図面を
参照しながら説明する。
【0019】なお、本発明において、「防汚」は、広い
意味で「防曇」作用も含むものとする。
【0020】図1は本発明の防汚フィルムの一例を示
す。同図中、符号1は基材、符号2は非水溶性でかつ親
水性の皮膜層(以下、単に「親水性皮膜層」とも記
す)、符号3は水溶性保護層を示す。
【0021】基材1は、防汚フィルムの支持体である。
基材1をなす材料としては、この上に親水性皮膜層2、
水溶性保護層3を順次形成し、また必要により反対面に
接着層(後述)を形成し、あるいはラミネート加工作業
を施すことから、支持体としてそれに耐え得る強度、耐
熱性、平滑性が求められる。また屋外で広告板、道路標
識等の防汚フィルムとして用いる場合は、透明性、耐候
性等の性質が求められることはいうまでもない。また屋
内使用においても、浴室の鏡などに適用する場合は、透
明性が求められる。さらに、防汚対象である被着体の表
面形状に応じて均一に接着する必要があることなども考
慮すると、可撓性を有する合成樹脂等が好適に用いられ
得る。
【0022】具体的には、例えばポリエチレンテレフタ
レート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリアセチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド、ポリエー
テルイミド、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のプラスチック系フィル
ムが使用できる。
【0023】基材1の厚さは、要求される透明度や強度
等に応じて適宜決定される。必要以上に厚くする必要は
ないが、あまり薄いと必要な強度が得られない。以上の
点から、一般に10〜200μm程度が好ましい。
【0024】この基材1の上面には、親水性皮膜層2が
形成される。
【0025】親水性皮膜層2は、親水性の性質を有し、
防汚能(防曇能を含む)をもつ機能層である。その表面
が少なくとも水との接触角が40°以下であることが望
ましい。また、最終的には最外層として常時大気に露出
することから、長期に親水性を維持し、かつ多くは透明
であることが求められる。当然に基材1との密着性も求
められる。
【0026】親水性皮膜層2としては、光触媒機能を有
する金属酸化物を含む皮膜層が、最も低い接触角を与え
るので好ましい。
【0027】光触媒機能を有する金属酸化物としては、
例えば二酸化チタン(チタニア。アナターゼ型、ルチル
型)、酸化亜鉛、酸化錫、酸化第二鉄、三酸化二ビスマ
ス、三酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム、硫
化亜鉛、硫化カドミウム等が挙げられる。これらの中で
も安定性、製造コスト等の点から、二酸化チタン(チタ
ニア)が好ましい。これら金属酸化物は1種または2種
以上を用いることができる。
【0028】光触媒機能を有する金属酸化物の含有量
は、光照射により光触媒機能を発揮して光励起を生じ、
防汚性を発揮し得る量であればよく、通常、親水性皮膜
層2中に10〜96重量%程度配合されるのが好まし
く、特には30〜70重量%程度である。
【0029】これら金属酸化物は、バインダー(結合
剤)中に保持されて親水性皮膜層2中に含有される。バ
インダーは光触媒機能を有する金属酸化物による分解を
起こさないためにも無機物が望ましい。このような無機
物としては、加水分解性シラン誘導体が好ましく用いら
れる。具体的には、無定型シリカの前駆体、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシ
シラン、テトラブトキシシラン、ジエトキシジメトキシ
シラン、テトラクロロシラン、テトラブロモシラン、シ
ラノール、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリ
ブトキシシラン、それらの加水分解物であるシラノール
等が挙げられる。
【0030】親水性皮膜層2の形成は、例えば、バイン
ダーと結晶性チタニアゾルとの混合物を基材1の表面に
塗布し、約100℃以上の温度で加熱して脱水縮重合せ
しめることによって、二酸化チタン(チタニア)が無定
型シリカで結合された光触媒性親水性皮膜を形成する等
の手段が挙げられるが、これに限定されるものでない。
【0031】この他にも、親水性皮膜層として、界面活
性剤を用いる場合は、カルボン酸基、スルホン酸基、硫
酸エステル基、アミン基、第4級アンモニウム基、リン
酸基、ヒドロキシル基、酸アミド基、チオル基、カルボ
ニル基など、種々の親水性官能基を有する各種の界面活
性剤を用いることができる。ただし、界面活性剤は表面
の結合がおおむね弱く、経時的に劣化しがちである。
【0032】また、3個以上の官能基を有するアクリル
単量体と、エチレン性不飽和結合を1個有する親水性化
合物との混合物に、活性エネルギー照射し、これにより
硬化させることによって皮膜を形成し、強度の高い親水
性皮膜を形成してもよい。
【0033】また、二酸化チタン(チタニア)、酸化ア
ルミニウム、二酸化ケイ素等の親水性を示す金属酸化物
をイオンプレーティングやスパッタリング等のPVD法
で成膜することもできる。
【0034】親水性皮膜層2の厚さは、特に限定される
ものでないが、0.05〜1μm程度が好ましい。
【0035】なお、基材1と親水性皮膜層2との間に、
結合性向上や、光触媒に由来する光劣化の防止を図るた
めに、種々のアンカー層あるいは中間層を形成してもよ
い。特に親水性皮膜層が光触媒機能層である場合、光触
媒機能の長期間維持の点から、光触媒によって難分解物
である無機物を含有するプライマー層(中間層)を設け
るのが好ましい。上記無機物としては、テトラメトキシ
シラン、テトラエトキシシラン、テトラクロロシラン等
の加水分解性シラン誘導体などが挙げられる。
【0036】本発明では、この親水性皮膜層2の上には
水溶性保護層3が設けられる。水溶性保護層3は、保護
層としての強度、密着力、耐久性等の特性を有する必要
がある。ただし、最終的には水によって溶解除去される
ことから、水溶性であって容易に親水性皮膜層2から溶
解分離することが望ましい。さらに、防汚フィルムが製
造工程上、ロールで巻き上げられることから、保存環境
で吸湿してべたつくことのないことが望ましい。また特
に重要なのは、水溶性保護層3は溶解除去された後、土
壌や室内床面などに落下、散在することから、毒性がな
く、環境汚染性がないことが要求される。
【0037】かかる要求を満たす水溶性物質としては、
上記特性を有するあらゆる水溶性の樹脂を用いることが
できる。中でも非架橋系の水溶性樹脂で、合成水溶性高
分子、半合成水溶性高分子、天然の水溶性高分子、無機
の水溶性高分子等が好ましいものとして挙げられる。
【0038】合成水溶性高分子としては、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロ
リドン、カルボキシビニルポリマー等のビニル系水溶性
高分子;ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレ
ン系水溶性高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレン共重合体等の共重合系水溶性高分子;ポリアクリ
ル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリ
ルアミド等のアクリル系水溶性高分子のほか、酸化エチ
レン、ポリエチレンイミン、カチオンポリマーなどが例
示される。
【0039】半合成水溶性高分子としては、カルボキシ
メチルデンプン、メチルデンプン、メチルヒドロキシプ
ロピルデンプン、可溶性デンプン等のデンプン系水溶性
高分子;メチルセルロース、ニトロセルロース、エチル
セルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、結晶セ
ルロース、セルロース末等のセルロース系水溶性高分
子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリ
コールエステル等のアルギン酸系水溶性高分子などが例
示される。
【0040】天然の水溶性高分子としては、アラアビア
ガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャ
ロブガム、カラヤガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラ
チンなどが例示される。
【0041】無機の水溶性高分子としては、ベントナイ
ト、ケイ酸AlMg(ビーガム)、ラポナイト、ヘクト
ライト、無水ケイ酸などが例示される。
【0042】中でも、水による除去のしやすさ、環境安
全性、保護層としての強度、汎用性、価格等の点から、
特にポリビニルアルコールが好ましい。
【0043】水溶性保護層3は、例えば上記水溶性高分
子を水や水溶性有機溶媒中に溶かして水溶性塗料の形で
塗布、乾燥して成膜するのが好ましい。
【0044】水溶性有機溶媒としては、水と混和性のあ
る有機溶媒であればよく、具体的にはメタノール、エタ
ノール、イソプロパロール、ブタノール等の低級アルコ
ール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;エチレン
グリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチ
ルエーテルアセテート、ジエチレングリコール、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリ
コールモノブチルエーテル等の多価アルコール類;N−
メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリド
ン、N−プロピル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシメ
チル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピ
ロリドン等のラクタム類などが挙げられる。
【0045】さらに、種々のフィラーや、他の任意添加
成分を混入してもよい。フィラーの混入は、保護層の強
度増強、帯電防止、吸湿によるべた付き防止あるいは水
溶解性の向上のために有効である。フィラーの材料とし
ては、無機物質の酸化物・水酸化物・塩・窒化物や、有
機物質、ポリマービーズなどが例示される。具体的に
は、シリカ、ケイ藻、アルミナ、酸化チタン、酸化カル
シウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、フェライト類の無
機物酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム等の無機物水酸化物;炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、ドーソナイト、
ハイドロタルサイト等の無機物炭酸塩;硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、セッコウ繊維等の無機物硫酸塩;ケ
イ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、ベントナイ
ト、活性白土、ガラス繊維、ガラスビーズ等の無機物ケ
イ酸塩;窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素等
の無機物窒化物;カーボンブラック、グラファイト、炭
素繊維、炭素バルン等の炭素類;テフロン(登録商標)
粉、パルプ等の有機物;シリコーン樹脂微粒子;その他
の微粉末を、1種または2種以上を混合して用いること
ができる。なお、フィラーの大きさは、一次粒子径にお
ける平均粒径0.2〜10μm程度が好ましい。また、
フィラーの含量は微量から最密充填まで適宜決定される
が、例えば親水性皮膜層中に顔料体積濃度で5〜50%
程度含有させるのが好ましい。
【0046】水溶性塗料は一般的な攪拌機、ビーズミ
ル、振盪ミル等の分散機による塗料製造装置で調製で
き、これも一般的なバーコーター、ノズルコーター、グ
ラビヤコーター、リバースロールコーター等の塗布機に
よって基材上に塗膜形成される。できれば、親水性皮膜
層の形成直後にダブルコート(2度塗り)するのが望ま
しい。塗布厚さは必要な強度の程度に適宜に決定され
る。
【0047】本発明の防汚フィルムは、図2に示すよう
に、基材1の他方の面に接着層4を設けてもよい。図2
中、図1に示すものと同一部分は同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0048】接着層4は、後述の被着体(図4。符号
7)に、防汚フィルムを接着あるいは粘着させるための
もので、例えば基材1が熱融着不可能な材料である場合
(例えば、PET、PEN、ポリイミド等)か、あるい
はより簡単に接着を可能とするために、接着層4が別途
形成される。基材1が熱融着可能な材料である場合(例
えばアクリル樹脂、ポリエチレン、ポリアセチレン等)
は、接着層4を特に設けなくとも、基材1を熱融着によ
って、直接被着体に接着させてよい。
【0049】接着層4は、フィルムと被着体との間の接
着を維持すること、長期安定であること、透明であるこ
と、衝撃を与えない程度の条件で接着できること等の性
質が求められる。
【0050】接着層4に含まれる接着剤の種類として
は、例えば、ポリオレフィン、飽和ポリエステル等のホ
ットメルト型接着剤;ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂系接着
剤;酢酸ビニル樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂、アク
リル樹脂、シアノアクリレート系樹脂の熱可塑型高分子
樹脂接着剤;あるいはクロロプレンゴム、ニトリルゴム
SBR等のエラストマー系接着剤等が用いられる。上記
接着層(加熱接着層)4は、加熱融着される。この場
合、通常、被着体に対し、おおむね工場で貼り合わせ加
工が施される。
【0051】なお、接着層4が常温粘着層5である場合
は、図4に示すように、常温粘着層5の表面に離型紙6
が取り付けられる。常温粘着剤材料としては、例えば天
然ゴム、SBR、ポリイソブチレン等のゴム系粘着剤、
アクリル系粘着剤、ビニル系粘着剤、シリコーン系粘着
剤が挙げられる。被着体に取り付ける場合は、離型紙6
を剥離し、露出した常温粘着層5と被着体とを常温で互
いに押圧する等によって両者を接着させる。
【0052】接着層4、常温粘着層5の厚さは、通常、
10〜200μm程度が好ましい。
【0053】このようにして接着層4、あるいは常温粘
着層5を設けた防汚フィルムは、図5に示すように、被
着体7に接着・粘着される。接着・粘着する方法として
は、特に限定されるものでないが、好ましくは、加熱、
あるいは加圧ローラー8による圧着により行う。加熱や
加圧ローラーの圧着により、防汚フィルムは緊密に着体
7にラミネートされる。
【0054】被着体7としては、屋外広告板、道路標
識、屋外看板、道路遮音壁、道路分離帯のポストコー
ン、窓ガラス、車用ミラーなどの長期間屋外に曝される
構造体や、浴室鏡、浴槽、壁、日よけすだれ、シャッタ
ーなど、屋内で用いる構造体などが例示されるが、これ
ら例示に限定されるものでないことはもちろんである。
【0055】このようにして防汚フィルムを被着体7に
取り付けた後、図5に示すように水溶性保護層を除去し
て、親水性皮膜層2を露出させる。水溶性保護層3は、
水溶性であることから、水をかける等により簡単に除去
することができる。また、屋外使用の場合は、雨水等に
より自然に除去せしめてもよい。
【0056】このように本発明では、所定の強度と厚さ
とを有する水溶性保護層3を親水性皮膜層2の上部に形
成することによって、上部からの加圧や加擦による衝撃
を緩和し、防汚機能層である親水性皮膜層2にダメージ
を与えずに、貼り付け等のフィルム施工を行うことを可
能とする。施工後、水溶性保護層3を除去するが、水溶
性保護層3は水溶性であるから、水洗いや自然雨水によ
って容易に流離し、本来の防汚性を有する親水性皮膜層
2を防汚フィルムの最外層面として簡易に露出させるこ
とができ、取扱いにおいて簡便である。かりに、水溶性
保護層3が充分に除去しきれず一部残留していたとして
も、水溶性であることから、この水溶性保護層3は日常
の降雨、または水洗によって速やかに除去される。
【0057】なお、本発明の防汚フィルムの製造におい
て、皮膜、保護層、接着層の各形成方法は、適宜、任意
に選択することができ、例えば、スプレーコーティング
法、ディップコーティング法、フローコーティング法、
スピンコーティング法、ロールコーティング法、グラビ
アコーティング法、マイクログラビアコーティング法、
ナイフコーティング法、ノズルコーティング法等の方法
が好適に利用できる。
【0058】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれら実施例になんら限定され
るものでない。
【0059】(実施例1〜2、比較例1)
【0060】I.水溶性保護層用塗料の調製
【0061】(水溶性保護層用塗料1)ポリビニルアル
コール(「ゴーセノール KP6」;日本合成化学
(株)製)を純水中に10%溶解して水溶性保護層用塗
料1を得た。
【0062】(水溶性保護層用塗料2)上記水溶性保護
層用塗料1に、シリコーン樹脂微粒子(「トスパール1
20」;東芝シリコーン(株)製)を顔料体積濃度で4
0%となるように添加、分散して水溶性保護層用塗料2
を得た。
【0063】II.試料の作成
【0064】(試料A)ポリエチレンテレフタレート基
材(「HB−3」;帝人デュポンフィルム(株)製、5
0μm厚)上にプライマー層用塗料(光触媒用プライマ
ー塗料「タイノックプライマーA」;多木化学(株)
製)を膜厚0.1μmとなるようにバーコート法にて塗
布し、120℃、2分間乾燥後、1日室温にて放置し、
プライマー層を形成した。次いでこのプライマー層上
に、親水性皮膜層用塗料(光触媒コーティング剤「タイ
ノックCZP−223」;多木化学(株)製)を膜厚
0.2μmとなるようバーコート法にて塗布し、120
℃、2分間乾燥させて、親水性皮膜層を形成した。
【0065】(試料B)上記試料Aの親水性皮膜層上
に、水溶性保護層用塗料1を膜厚2μmとなるようにバ
ーコート法にて塗布し、120℃、2分間の乾燥後、室
温にて1日放置して、水溶性保護層を形成した。
【0066】(試料C)上記試料Aの親水性皮膜層上
に、水溶性保護層用塗料2を膜厚2μmとなるようにバ
ーコート法にて塗布し、120℃、2分間の乾燥後、室
温にて1日放置して、水溶性保護層を形成した。
【0067】[施工強度の評価]上記試料A、B、Cに
ついて、スキージーにて表面を5回強く加擦し、その直
後の試料A、B、Cの表面を目視で観察し、下記評価基
準により評価した。結果を表1に示す。
【0068】次に、上記5回加擦後の試料A、B、Cを
水で洗浄した。この水洗浄により、試料B、Cでは水溶
性保護層を除去し、親水性皮膜層を露出させた。これら
水洗浄直後の試料A、B、Cの親水性皮膜層の表面を目
視で観察し、下記評価基準により評価し、下記評価基準
により評価した。結果を表1に示す。 (評価) ○: 傷、剥離なし ×: 傷、剥離あり
【0069】
【表1】
【0070】表1の結果から明らかなように、水溶性保
護層を設けない試料Aはスキージー加擦により防汚機能
層である親水性皮膜層に傷、剥離が生じてしまった。一
方、水溶性保護層を設けた試料B、Cは、スキージー加
擦による傷、剥離を十分に防ぐことができ、また、水溶
性保護層にスキージー加擦による傷や剥離が生じた場合
であっても、施工後、水溶性保護層を水で除去溶解する
だけで、防汚機能層である親水性皮膜層を、簡易に、無
傷・無剥離の状態で露出させることができることから、
極めて施工性に優れることがわかった。
【0071】[親水性評価]試料A〜Cの防汚性を確認
するために、上記スキージーにて表面を5回強く加擦
し、水洗浄した試料(試料B、Cでは水溶性保護層除
去)と、スキージーで加擦せずに水洗浄した試料(試料
B、Cでは水溶性保護層除去)を用い、各試料の親水性
を評価した。
【0072】親水性は、各試料に2mW/cm2の紫外
線を24時間照射した後の試料表面の水との接触角を測
定した。結果を表2に示す。
【0073】
【表2】
【0074】表2の結果から明らかなように、水溶性保
護層を設けた試料B、Cは、スキージー加擦を行った場
合でも、スキージー加擦のなかった親水性皮膜層と同様
に、超親水性を示し、優れた防汚機能を発揮することが
わかった。一方、水溶性保護層を設けない試料Aは、ス
キージー加擦により親水性皮膜層に傷、剥離を生じ、親
水性が著しく低下した。
【0075】なお、上記実施例は、親水性皮膜層とし
て、本発明で特に有効な、最もダメージを受けやすいリ
ジッドな皮膜である光触媒層に適用した例について述べ
たが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、取
り付け施工までの損傷を嫌う防汚、防曇フィルム一般に
有効であることは自明である。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
親水性皮膜層上に水溶性防護層を最外層に設けたことに
より、防汚フィルムを被着体に取り付け作業中に防汚機
能層を損傷や剥離することなく作業ができ、しかも安価
に施工することができ、作業後には水洗いするだけで簡
便に防汚機能層を露出させて、防汚フィルムとしての機
能を十分に発揮し得る、強度に優れた親水性型の防汚フ
ィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防汚フィルムの構成の一態様を示す模
式図である。
【図2】本発明の防汚フィルムの構成の一態様を示す模
式図である。
【図3】本発明の防汚フィルムの構成の一態様を示す模
式図である。
【図4】本発明の防汚体の構成の一態様を示す模式図で
ある。
【図5】本発明の防汚体の構成の一態様を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 基材 2 親水性層 3 水溶性保護層 4 接着層(加熱接着層) 5 接着層(常温粘着層) 6 離型紙 7 被着体 8 圧力ローラー
フロントページの続き (72)発明者 檜森 広明 東京都台東区台東1丁目5番1号 東京磁 気印刷株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK21 AK42 AK52 AR00B AR00C AR00D AT00A AT00E BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10D BA10E GB90 JB05B JB09C JB11B JL06 JL11D 4J004 AA04 AA05 AA07 AA09 AA10 AA11 AA12 AA13 AA15 AB01 AB03 CA04 CA05 CA06 CB03 CC03 CC05 CE01 DB01 DB02 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の一方の面上に、非水溶性でかつ親
    水性の皮膜層と、その上部に水溶性保護層を設けてな
    る、防汚フィルム。
  2. 【請求項2】 基材の他方の面上に接着層を設けてな
    る、請求項1記載の防汚フィルム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の防汚フィルムを
    被着体に接着してなる防汚体。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の防汚フィルムを
    被着体に接着し、次いで水溶性保護層を水で溶解除去し
    てなる、防汚体。
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