JP2002248709A - 熱成形用積層シート - Google Patents

熱成形用積層シート

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JP2002248709A
JP2002248709A JP2001048506A JP2001048506A JP2002248709A JP 2002248709 A JP2002248709 A JP 2002248709A JP 2001048506 A JP2001048506 A JP 2001048506A JP 2001048506 A JP2001048506 A JP 2001048506A JP 2002248709 A JP2002248709 A JP 2002248709A
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thermoforming
laminated sheet
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layer
resin
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JP2001048506A
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Inventor
Hiroaki Uno
拓明 宇野
Akitaka Miyake
顕隆 三宅
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空成形法等により熱成形された際に、成形
品が好ましくない光沢や外観不良を発生することのない
熱成形用積層シートを提供する。 【解決手段】 弾性微粒子を含有する熱可塑性ポリウレ
タン系エラストマーからなる表面層、結晶融解熱量が1
30℃以上において25J/g以上であり、150℃以
上において45J/g以下であるポリプロピレン系樹脂
からなる接着層及びポリオレフィン系樹脂からなる基材
層がこの順に積層されてなり、且つ、熱成形時における
上記表面層側の熱成形温度が100〜140℃であるこ
とを特徴とする熱成形用積層シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱成形用積層シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車内装材等の人が接触
する部位に良好な接触感(ソフトタッチ感)を持たせる
ためには、例えば、表面にエンボス加工が施されたポリ
塩化ビニル系樹脂シート層と発泡体シート層等とが積層
されてなる積層シートが被覆用シートとして汎用されて
いる。しかし、良好な接触感(ソフトタッチ感)が必要
とされる自動車内装材等においては、ポリ塩化ビニル系
樹脂シートは柔軟性が不足しがちであり、また、その製
造においては、積層時に複数の工程を要し、製造工程が
煩雑であるという問題点がある。
【0003】上記問題点に対応するため、例えば、特開
平6−246812号公報には、熱可塑性エラストマー
及び弾性微粒子を主成分として含有するソフトタッチ層
となる組成物と、基材層となる熱可塑性樹脂とを共押出
して得たシート状積層体を伸長してソフトタッチシート
を得た後、このソフトタッチシートの基材層側に発泡体
層を積層することを特徴とする被覆用シートの製造方法
が開示されている。
【0004】しかし、上記製造方法による被覆用シート
は、例えば真空成形法等により100〜140℃で熱成
形された際に、成形品の低延伸部では好ましくない光沢
が発生し、成形品の高延伸部では外観不良が発生する等
の問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、真空成形法等により熱成形された際に、
成形品が好ましくない光沢や外観不良を発生することの
ない熱成形用積層シートを提供することにある。
【0006】請求項1に記載の発明(本発明)による熱
成形用積層シートは、弾性微粒子を含有する熱可塑性ポ
リウレタン系エラストマーからなる表面層、結晶融解熱
量が130℃以上において25J/g以上であり、15
0℃以上において45J/g以下であるポリプロピレン
系樹脂からなる接着層及びポリオレフィン系樹脂からな
る基材層がこの順に積層されてなり、且つ、熱成形時に
おける上記表面層側の熱成形温度が100〜140℃で
あることを特徴とする。
【0007】本発明の熱成形用積層シートの表面層を構
成する熱可塑性ポリウレタン系エラストマーとは、常温
ではゴム弾性を示し、高温では可塑化されて各種の成形
加工が可能となるものであり、一般に、分子中にエント
ロピー弾性を有するゴム成分(ソフトセグメント)と塑
性変形を防止するための分子拘束成分(ハードセグメン
ト)とを共有していることが多く、成形可能な範囲にお
いては部分架橋構造を有する場合もあるが、広範囲の三
次元架橋構造(網目構造)は有していない。
【0008】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
としては、例えば、ソフトセグメントとしてポリエーテ
ル、ポリエステル、ポリカーボネートなどを有し、ハー
ドセグメントとしてポリウレタン(ウレタン結合)を有
するブロック共重合体等が挙げられる。
【0009】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
の硬さは、後述する接着層や基材層の硬さや厚み等に対
応して適宜設定されれば良く、特に限定されるものでは
ないが、一般的には硬さが50〜98であるものが好ま
しい。尚、上記硬さは、JIS K−7311「ポリウ
レタン系熱可塑性エラストマーの試験方法」に準拠し
て、タイプAデュロメータによる硬さ試験により測定し
た値であり、この値が95以上の場合もタイプAデュロ
メータにより測定した値を採用する。
【0010】このような熱可塑性ポリウレタン系エラス
トマーの具体例としては、特に限定されるものではない
が、例えば、商品名「ミラクトランE990P」(日本
ミラクトラン社製)、商品名「PN3429」(旭硝子
社製)、商品名「T7890」(大日本インキ化学工業
社製)等の市販品が挙げられる。これらの熱可塑性ポリ
ウレタン系エラストマーは、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0011】本発明で用いられる上記熱可塑性ポリウレ
タン系エラストマーは、弾性微粒子を含有していること
が必要である。熱可塑性ポリウレタン系エラストマーに
弾性微粒子を含有させることにより、熱成形用積層シー
トの表面層に良好な艶消し感を付与することができる。
【0012】上記弾性微粒子とは、その形状が変形する
まで押圧した後、解圧すると弾性回復するものであり、
一般的には合成樹脂から構成される。
【0013】上記弾性微粒子を構成する合成樹脂は、特
に限定されるものではないが、熱可塑性ポリウレタン系
エラストマーよりも溶融温度が高く、且つ、押出成形等
の成形条件下において、可塑化や分解を生じないものが
好ましく、一般的には架橋された合成樹脂が用いられ
る。弾性微粒子が熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
との溶融混練時や押出し時等に溶融してしまうと、良好
な艶消し感やソフトタッチ感等を有する表面層からなる
熱成形用積層シートを得ることが困難となる。
【0014】上記合成樹脂としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリアクリレート系樹脂、アクリル−ウレ
タン共重合樹脂、スチレン−イソプレン共重合樹脂及び
これらの架橋樹脂等が挙げられる。これらの合成樹脂
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。
【0015】上記弾性微粒子の形状は、特に限定される
ものではなく、中実であっても良いし、中空であっても
良い。又、上記弾性微粒子の大きさは、特に限定される
ものではないが、平均粒子径が1〜50μmであるもの
が好ましい。弾性微粒子の平均粒子径が1μm未満であ
ると、表面層の艶消し感を得られないことがあり、逆に
50μmを超えると、熱成形用積層シートの例えば延伸
加工時のような製造過程において表面層が破れ易くなる
ことがある。
【0016】このような弾性微粒子の具体例としては、
特に限定されるものではないが、例えば、商品名「バー
ノックCFB101−40」(大日本インキ化学工業社
製)、商品名「EAX15(ブラック)」や「UB15
(ブラック)」(積水化成品工業社製)、商品名「デコ
シルク(透明NY18)」(CU Chemie Ue
tikon AG社製)等の市販品が挙げられる。これ
らの弾性微粒子は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
【0017】又、熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
に対する上記弾性微粒子の添加量は、特に限定されるも
のではないが、熱可塑性ポリウレタン系エラストマー1
00重量部に対して、弾性微粒子20〜200重量部で
あることが好ましく、より好ましくは50〜150重量
部である。
【0018】熱可塑性ポリウレタン系エラストマー10
0重量部に対する弾性微粒子の添加量が20重量部未満
であると、表面層の艶消し感を十分に得られないことが
あり、逆に200重量部を超えると、熱成形用積層シー
トの例えば延伸加工時のような製造過程において表面層
に亀裂が生じ易くなることがある。
【0019】本発明の熱成形用積層シートの表面層を構
成する熱可塑性ポリウレタン系エラストマーには、必須
成分である上記弾性微粒子以外に、本発明の課題達成を
阻害しない範囲で必要に応じて、接触感に変化を持たせ
るために、無機充填剤や例えばアクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン共重合樹脂(ABS)やポリメタクリ
ル酸メチル樹脂(PMMA)等の粒子のような有機充填
剤が添加されていても良いし、又、軟化剤、可塑剤、カ
ップリング剤、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定
剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、フォトクロミッ
ク化合物、結露防止剤、防錆剤、防菌・防黴剤等の各種
添加剤の1種もしくは2種以上が添加されていても良
い。
【0020】又、上記表面層には、ソフトタッチ感をさ
らに増すために、皮シボ模様やペルカシボ模様等のエン
ボス加工が施されていても良い。エンボス加工の方法
は、特に限定されるものではなく、公知の任意の方法で
良いが、一般的にはエンボスロールにより押圧する方法
が簡便であり好ましい。さらに、上記表面層には、必要
に応じて印刷やシボ模様等の装飾が施されていても良
い。
【0021】上記表面層の厚みは、表面層や熱成形用積
層シートに付与したい性能に応じて適宜設定されれば良
く、特に限定されるものではないが、一般的には5〜1
00μmであることが好ましい。
【0022】本発明の熱成形用積層シートの接着層を構
成するポリプロピレン系樹脂としては、上述した表面層
及び後述する基材層と接着可能なものであれば如何なる
ポリプロピレン系樹脂であっても良く、特に限定される
ものではないが、例えば、ホモポリプロピレン、ブロッ
ク共重合ポリプロピレン、ランダム共重合ポリプロピレ
ン等の通常のポリプロピレン系樹脂や、これらが例えば
(無水)マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、メチ
レン琥珀酸、シトラコン酸等で変性された変性ポリプロ
ピレン系樹脂等が挙げられる。これらのポリプロピレン
系樹脂は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併
用されても良い。
【0023】本発明で用いられる上記ポリプロピレン系
樹脂は、その結晶融解熱量が130℃以上において25
J/g以上であり、150℃以上において45J/g以
下であることが必要である。
【0024】本発明で言う結晶融解熱量とは、示差走査
熱量分析により、以下の方法で測定された結晶融解熱量
を意味する。尚、本発明においては、セイコー電子社製
のTG/DTA示差走査熱量計を用いて結晶融解熱量の
測定を行った。 〔結晶融解熱量の測定方法〕先ず、ポリプロピレン系樹
脂10mgを試料として準備し、この試料を白金パンに
入れ、加熱して一旦溶融させる。次に、5℃/分の速度
で−50℃まで冷却した後、昇温速度5℃/分で230
℃まで昇温し、融解ピーク曲線を得る。次いで、得られ
た融解ピーク曲線上の融解開始温度と融解終了温度とを
結ぶ直線と、融解ピーク曲線とで囲まれた部分の面積
(融解ピーク面積)から融解熱量を算出し、この融解熱
量のうち、130℃以上の値のみを130℃以上におけ
る結晶融解熱量として算出し、又、150℃以上の値の
みを150℃以上における結晶融解熱量として算出す
る。
【0025】ポリプロピレン系樹脂の上記結晶融解熱量
が130℃以上において25J/g未満であると、接着
層や熱成形用積層シートの耐熱性が不十分となり、又、
ポリプロピレン系樹脂の上記結晶融解熱量が150℃以
上において45J/gを超えると、熱成形用積層シート
が熱成形された際に、成形品に外観不良が発生する。
【0026】上記ポリプロピレン系樹脂には、本発明の
課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、接着性をさ
らに向上させるために、ゴム成分(エラストマー成分)
が添加されていても良い。
【0027】上記ゴム成分としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、エチレン−プロピレンゴム(E
PR)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(E
PDM)などのポリオレフィン系ゴムや、水添スチレン
−ブタジエン共重合ゴム(HSBR)、スチレン−ブタ
ジエン−スチレン共重合ゴム(SBR)などのポリスチ
レン系ゴム等が挙げられる。これらのゴム成分は、単独
で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
【0028】ポリプロピレン系樹脂に対する上記ゴム成
分の添加量は、特に限定されるものではないが、ポリプ
ロピレン系樹脂100重量部に対して、ゴム成分1〜1
00重量部であることが好ましい。
【0029】ポリプロピレン系樹脂100重量部に対す
るゴム成分の添加量が1重量部未満であると、十分な接
着性向上効果を得られないことがあり、逆に100重量
部を超えると、接着層や熱成形用積層シートの耐熱性が
不十分となることがある。
【0030】又、本発明の熱成形用積層シートの接着層
を構成するポリプロピレン系樹脂には、上記ゴム成分以
外に、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じ
て、粘接着性付与剤、無機充填剤、有機充填剤、軟化
剤、可塑剤、カップリング剤、着色剤、酸化防止剤、熱
安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、
フォトクロミック化合物、結露防止剤、防錆剤、防菌・
防黴剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添加さ
れていても良い。
【0031】上記接着層の厚みは、接着層や熱成形用積
層シートに付与したい性能に応じて適宜設定されれば良
く、特に限定されるものではないが、一般的には5〜1
00μmであることが好ましい。
【0032】本発明の熱成形用積層シートの基材層を構
成するポリオレフィン系樹脂としては、特に限定される
ものではないが、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ー等が挙げられる。これらのポリオレフィン系樹脂は、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
【0033】上記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ーとは、常温ではゴム弾性を示し、高温では可塑化され
て各種の成形加工が可能となるものであり、一般に、分
子中にエントロピー弾性を有するゴム成分(ソフトセグ
メント)と塑性変形を防止するための分子拘束成分(ハ
ードセグメント)とを共有していることが多く、成形可
能な範囲においては部分架橋構造を有する場合もある
が、広範囲の三次元架橋構造(網目構造)は有していな
い。
【0034】上記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ーとしては、特に限定されるものではないが、例えば、
ソフトセグメントとしてポリエチレン、エチレンと少量
のジエンとの共重合体、又は、これらの部分架橋物等を
有し、ハードセグメントとしてポリプロピレン等を有す
るブロック共重合体等が挙げられる。
【0035】このような熱可塑性ポリオレフィン系エラ
ストマーの具体例としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、商品名「ミラストマ8030N」や「ミ
ラストマ5030N」(三井石油化学工業社製)等の市
販品が挙げられる。これらの熱可塑性ポリオレフィン系
エラストマーは、単独で用いられても良いし、2種類以
上が併用されても良い。
【0036】上記ポリオレフィン系樹脂は、本発明の課
題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、架橋されてい
ても良い。
【0037】架橋方法としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂に架橋剤を添
加し、加熱して架橋させる方法(化学架橋法)、電子線
などの電離性放射線を照射して架橋させる方法(電子線
架橋法もしくは電離性放射線架橋法)、紫外線を照射し
て架橋させる方法(紫外線架橋法)等が挙げられる。こ
れらの架橋方法は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
【0038】上記架橋剤としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、ジクミルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシクメン、ジ(t−ブチルパーオキシ)ジ
イソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ
ブチルパーオキシヘキセン−3、1,1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サンなどの有機過酸化物や、ジビニルベンゼンなどの多
官能性モノマー等が挙げられる。これらの架橋剤は、単
独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
【0039】又、上記ポリオレフィン系樹脂は、本発明
の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、発泡され
ていても良い。発泡倍率は、基材層に付与したい性能に
対応して適宜設定されれば良く、特に限定されるもので
はないが、一般的には1.1〜5倍であることが好まし
い。尚、上記発泡倍率とは、JIS K−6767「ポ
リエチレンフォーム試験方法」に準拠して測定された見
掛け密度の逆数を意味する。
【0040】発泡方法としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、ポリオレフィン系樹脂に熱分解型発
泡剤を添加し、加熱して発泡させる方法(常圧加熱発泡
法)、ポリオレフィン系樹脂に蒸発型発泡剤を添加し、
押出と同時に発泡させる方法(押出発泡法)、ビーズ発
泡法等が挙げられる。これらの発泡方法は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0041】上記熱分解型発泡剤としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、アゾジカルボンアミド
(ADCA)、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテ
トラミン(DPT)等が挙げられる。又、上記蒸発型発
泡剤としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、フロンガス、水、炭酸ガス、窒素ガス等が挙げられ
る。これらの熱分解型発泡剤や蒸発型発泡剤は、単独で
用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0042】本発明の熱成形用積層シートの基材層を構
成するポリオレフィン系樹脂には、本発明の課題達成を
阻害しない範囲で必要に応じて、無機充填剤、有機充填
剤、軟化剤、可塑剤、カップリング剤、着色剤、酸化防
止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電
防止剤、フォトクロミック化合物、結露防止剤、防錆
剤、防菌・防黴剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以
上が添加されていても良い。
【0043】上記基材層の厚みは、基材層や熱成形用積
層シートに付与したい性能に応じて適宜設定されれば良
く、特に限定されるものではないが、一般的には100
〜1000μmであることが好ましい。
【0044】本発明の熱成形用積層シートは、上述した
表面層、接着層及び基材層がこの順に積層され、一体化
されたものである。
【0045】上記熱成形用積層シートの作製方法として
は、特に限定されるものではないが、例えば、共押出
法、逐次押出法、押出ラミネート法、熱ラミネート法等
が挙げられ、これらのいずれの方法が採られても良い
が、なかでも、生産性に優れることから、共押出法を採
ることが好ましい。
【0046】上記共押出法とは、複数の押出機を用いて
複数層を同時に積層し、一体化する方法であり、例え
ば、ダイに入る直前でエラストマーや樹脂を合流させる
フィードブロック法、ダイ内に層数分のマニホールドを
有するマルチマニホールド法、ダイ内では合流させず、
ダイを出た直後に積層させるマルチスロットルダイ法等
が挙げられる。尚、共押出時のエラストマーや樹脂の温
度は、使用するエラストマーや樹脂の種類やその配合組
成に応じて適宜設定されれば良いが、一般的には、表面
層及び接着層が170〜230℃であり、基材層が19
0〜230℃であることが好ましい。
【0047】共押出法による熱成形用積層シートの作製
は、例えば、表面層、接着層及び基材層を所定の温度で
共押出した後、必要に応じて、例えばエンボスロールを
通して表面層にエンボス加工を施す等の方法を採ること
により、所望の熱成形用積層シートを得ることができ
る。共押出法で作製された熱成形用積層シートは、表面
層、接着層及び基材層の接着強度(積層強度)が大きく
なり、熱成形用積層シートとした後の成形性も向上す
る。
【0048】上記熱成形用積層シートには、さらにクッ
ション性を付与するために、熱成形用積層シートの基材
層側に熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーからなる発
泡体層が積層されていても良い。
【0049】上記熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー
としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポ
リエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂などのポリオ
レフィン系樹脂;ポリスチレン樹脂、スチレン−無水マ
レイン酸共重合樹脂などのポリスチレン系樹脂;ポリウ
レタン系樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂
や、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エ
ラストマー、ポリスチレン系エラストマーなどの熱可塑
性エラストマー等が挙げられ、好適に用いられるが、な
かでもポリオレフィン系樹脂がより好適に用いられる。
これらの熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーは、単独
で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
【0050】上記熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー
には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じ
て、無機充填剤、有機充填剤、軟化剤、可塑剤、カップ
リング剤、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、
紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、フォトクロミック化
合物、結露防止剤、防錆剤、防菌・防黴剤等の各種添加
剤の1種もしくは2種以上が添加されていても良い。
【0051】上記熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー
からなる発泡体層は架橋されていることが好ましい。
【0052】又、上記熱可塑性樹脂や熱可塑性エラスト
マーからなる発泡体層の発泡倍率は、特に限定されるも
のではないが、5〜50倍であることが好ましく、より
好ましくは10〜30倍である。上記発泡体層の発泡倍
率が5倍未満であると、十分なクッション性付与効果を
得られないことがあり、逆に50倍を超えると、発泡体
層がへたり易くなって、成形性が低下することがある。
【0053】上記発泡体層の厚みは、特に限定されるも
のではないが、一般的には1〜5mmであることが好ま
しい。
【0054】上記発泡体層の積層方法としては、特に限
定されるものではないが、例えば、熱成形用積層シート
を発泡体層上に押出ラミネートする方法、熱成形用積層
シートと発泡体層とを熱ラミネートする方法、熱成形用
積層シートと発泡体層とを接着剤により接着する方法等
が挙げられ、これらのいずれの方法が採られても良い
が、なかでも、積層工程が容易であり、且つ、良好な接
着性(積層性)を得られ易いことから、熱成形用積層シ
ートを前記共押出法により共押出した後に、熱成形用積
層シートを発泡体層上に押出ラミネートする方法を採る
ことが好ましい。又、熱成形用積層シートの基材層と発
泡体層との接着性(積層性)が低い場合には、例えばプ
ライマー層(下塗り剤層)のような中間層を介して、熱
成形用積層シートの基材層と発泡体層とを積層しても良
い。
【0055】本発明の熱成形用積層シートの表面層に
は、必要に応じて印刷やシボ模様等の装飾が施されてい
ても良い。上記シボ模様は、特に限定されるものではな
く、例えば、皮シボ、ペルカシボ等の一般的なシボ模様
で良い。例えば、熱成形用積層シートの基材層側を発泡
体層上に押出ラミネートする際に、シボロール機等を用
いることにより、熱成形用積層シートの表面層に上記シ
ボ模様を施すことかできる。
【0056】本発明の熱成形用積層シートの厚みは、熱
成形用積層シートに付与したい性能や熱成形用積層シー
トの用途等に応じて適宜設定されれば良く、特に限定さ
れるものではないが、一般的には、表面層及び接着層が
各5〜100μmであり、基材層が100〜1000μ
mであり、必要に応じて積層される発泡体層が1〜5m
mであることが好ましい。
【0057】こうして得られる本発明の熱成形用積層シ
ートは、熱成形時における表面層側の熱成形温度が10
0〜140℃で熱成形される。上記表面層側の熱成形温
度が100℃未満であると、熱成形時に熱成形用積層シ
ートに破れが発生し、逆に140℃を超えると、熱成形
用積層シートの表面層に施されたシボ模様に流れ(シボ
流れ)が発生する。尚、上記表面層側の熱成形温度は、
サーモラベル(日油技研工業社製)を用いて、表面層の
表面温度として測定することができる。
【0058】本発明の熱成形用積層シートが適用される
熱成形方法は、特に限定されるものではなく、例えば、
加熱プレス法、圧空成形法、凸引き真空成形法、凹引き
真空成形法等の公知のいずれの熱成形方法であっても良
い。
【0059】
【作用】本発明の熱成形用積層シートは、熱可塑性ポリ
ウレタン系エラストマーからなる表面層、ポリプロピレ
ン系樹脂からなる接着層及びポリオレフィン系樹脂から
なる基材層がこの順に積層されてなる。
【0060】熱成形用積層シートの表面層を構成する上
記熱可塑性ポリウレタン系エラストマーは弾性微粒子を
含有するので、熱成形用積層シートの表面層は良好な艶
消し感を発現し、好ましくない光沢を発生しない。又、
熱成形用積層シートの接着層を構成する上記ポリプロピ
レン系樹脂は特定の結晶融解熱量を有するので、熱成形
用積層シートは、優れた耐熱性を発現すると共に、熱成
形された際に成形品が外観不良を発生することがない。
【0061】又、本発明の熱成形用積層シートは熱成形
時における表面層側の熱成形温度が特定の温度範囲とさ
れているので、熱成形時に熱成形用積層シートに破れが
発生したり、熱成形用積層シートの表面層にシボ流れが
発生することがない。
【0062】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味する。
【0063】本実施例においては以下に示す原材料を用
いた。 1.熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(表面層用) (1)商品名「PN3429」(旭硝子社製) (2)商品名「ミラクトランE990P」(日本ミラク
トラン社製) 2.弾性微粒子(表面層用) 商品名「バーノックCFB101−40」(大日本イン
キ化学工業社製) 3.ポリプロピレン系樹脂(接着層用) (1)マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂(商品名「ア
ドマーAT1677」、結晶融解熱量:130℃以上で
39J/g、150℃以上で15J/g、三井化学社
製) (2)マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂(商品名「ア
ドマーAT1243」、結晶融解熱量:130℃以上で
58J/g、150℃以上で38J/g、三井化学社
製) (3)マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂(商品名「ア
ドマーQF500」、結晶融解熱量:130℃以上で6
2J/g、150℃以上で52J/g、三井化学社製) (4)マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂(商品名「ア
ドマーQF551」、結晶融解熱量:130℃以上で2
0J/g、150℃以上で5J/g、三井化学社製) 4.ポリオレフィン系樹脂(基材層用) (1)熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(商品名
「ミラストマー8030N」、三井化学社製) (2)熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー(商品名
「ミラストマー5030N」、三井化学社製) (3)直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(商品名「UZ2
021L」、三井化学社製) (4)ポリプロピレン樹脂(商品名「F650」、三井
化学社製) 5.発泡体層 ポリプロピレンフォーム(商品名「ソフトロンSPV1
502」、厚み:2mm、発泡倍率:15倍、積水化学
工業社製)
【0064】(実施例1)表面層用として、熱可塑性ポ
リウレタン系エラストマー「PN3429」50部、熱
可塑性ポリウレタン系エラストマー「ミラクトランE9
90P」50部及び弾性微粒子「バーノックCFB10
1−40」100部からなる組成物を準備した。又、接
着層用のポリプロピレン系樹脂として、マレイン酸変性
ポリプロピレン樹脂「アドマーAT1677」を単独で
用いた。さらに、基材層用として、熱可塑性ポリオレフ
ィン系エラストマー「ミラストマー8030N」50
部、熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー「ミラスト
マー5030N」30部、直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂「UZ2021L」10部及びポリプロピレン樹脂
「F650」10部からなる組成物を準備した。
【0065】多層フィードブロック式押出機を用いて、
下記押出条件により、上記表面層用組成物、接着層用ポ
リプロピレン系樹脂及び基材層用組成物をこの順に積層
されるように共押出した後、ポリプロピレンフォーム
「ソフトロンSPV1502」上に基材層側を押出ラミ
ネートすると共に、シボロールを用いて、表面層に平均
深さ200μmの皮シボ模様を施して、表面層及び接着
層の厚みが各20μmであり、基材層の厚みが700μ
mであり、発泡体層の厚みが2mmである熱成形用積層
シートを作製した。 〔押出条件〕 押出機A(表面層用):φ40mm押出機、L/D=2
6、圧縮比=3 押出機B(接着層用):φ40mm押出機、L/D=2
6、圧縮比=3 押出機C(基材層用):φ50mm押出機、L/D=2
6、圧縮比=3 金型:5流路フィードブロック付き500mm、幅エポ
ック3201(クローレン社製) 押出温度:表面層190℃、接着層190℃、基材層2
30℃、金型200℃引き取り速度:5m/分
【0066】次いで、上記で得られた熱成形用積層シー
トを表面層側の熱成形温度(表面サーモラベル温度)が
105℃となるように遠赤外線オーブンで加熱し、図1
に示すような真空成形型を用いて凸引き真空成形を行
い、成形品を作製した。
【0067】(実施例2)熱成形用積層シートの表面層
側の熱成形温度を135℃としたこと以外は実施例1の
場合と同様にして、成形品を作製した。
【0068】(実施例3)接着層用のポリプロピレン系
樹脂として、マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂「アド
マーAT1677」の代わりに、マレイン酸変性ポリプ
ロピレン樹脂「アドマーAT1243」を用いたこと以
外は実施例1の場合と同様にして、熱成形用積層シート
及び成形品を作製した。
【0069】(実施例4)熱成形用積層シートの表面層
側の熱成形温度を135℃としたこと以外は実施例3の
場合と同様にして、成形品を作製した。
【0070】(比較例1)接着層用のポリプロピレン系
樹脂として、マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂「アド
マーAT1677」の代わりに、マレイン酸変性ポリプ
ロピレン樹脂「アドマーQF500」を用いたこと以外
は実施例1の場合と同様にして、熱成形用積層シート及
び成形品を作製した。
【0071】(比較例2)熱成形用積層シートの表面層
側の熱成形温度を135℃としたこと以外は比較例1の
場合と同様にして、成形品を作製した。
【0072】(比較例3)接着層用のポリプロピレン系
樹脂として、マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂「アド
マーAT1677」の代わりに、マレイン酸変性ポリプ
ロピレン樹脂「アドマーQF551」を用いたこと以外
は実施例2の場合と同様にして、熱成形用積層シート及
び成形品を作製した。
【0073】(比較例4)熱成形用積層シートの表面層
側の熱成形温度を90℃としたこと以外は実施例1の場
合と同様にして、成形品を作製した。
【0074】(比較例5)熱成形用積層シートの表面層
側の熱成形温度を150℃としたこと以外は実施例1の
場合と同様にして、成形品を作製した。
【0075】実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例
5で得られた成形品の性能(光沢、外観、皺の有
無、シボ流れの有無)を以下の方法で評価した。その
結果は表1に示すとおりであった。
【0076】光沢:成形品の表面層の60度鏡面光沢
(%)を測定した。尚、光沢3%以下を合格とした。 外観:成形品の表面層を目視で観察し、下記判定基準
(5点法)により外観を評価した。尚、4点以上を合格
とした。 〔判定基準(5点法)〕 5点‥‥外観不良は認められなかった。 4点‥‥外観不良が若干認められたが、実用上問題な
し。 3点‥‥外観不良が所々に認められた。 2点‥‥外観不良が多く認められた。 1点‥‥外観不良が非常に多く認められた。 皺の有無:成形品の表面層を目視で観察し、下記判定
基準により皺の有無を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥皺は認められなかった。 ×‥‥皺が認められた。 シボ流れの有無:成形品の表面層を目視で観察し、下
記判定基準によりシボ流れの有無を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥シボ流れは認められなかった。 ×‥‥シボ流れが認められた。
【0077】
【表1】
【0078】表1から明らかなように、本発明による実
施例1〜実施例4の熱成形用積層シートを用いて作製さ
れた成形品は、いずれも好ましくない光沢や外観不良の
発生がなく、皺やシボ流れも認められず、総合的に優れ
た外観品質を有するものであった。
【0079】これに対し、150℃以上における結晶融
解熱量が45J/gを超えていた(52J/g)ポリプ
ロピレン系樹脂から接着層が形成されていた比較例1及
び比較例2の熱成形用積層シートを用いて作製された成
形品は、外観が不合格であった。又、130℃以上にお
ける結晶融解熱量が25J/g未満(20J/g)であ
ったポリプロピレン系樹脂から接着層が形成されていた
比較例3の熱成形用積層シートを用いて作製された成形
品は、好ましくない光沢の発生が多く、不合格であっ
た。さらに、表面層側の熱成形温度が100℃未満(9
0℃)であった比較例4の成形品は、皺が認められ、
又、表面層側の熱成形温度が140℃を超えていた(1
50℃)比較例5の成形品は、シボ流れが認められた。
【0080】尚、比較例4及び比較例5の成形品につい
ては、表面層が皺やシボ流れのために非常に荒れた状態
になっており、光沢及び外観の評価ができなかった。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱成形用積
層シートは、真空成形法等により熱成形された際に、好
ましくない光沢や外観不良を発生することがなく、皺や
シボ流れ等の発生もない、総合的に優れた外観品質を有
する成形品を得ることができるので、例えば、加熱プレ
ス法、圧空成形法、真空成形法等の公知の各種熱成形方
法に適用され得る成形材料として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いた真空成形型を示し、(a)はそ
の平面図であり、(b)は(a)中のA−B断面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 19:00 B29K 19:00 23:00 23:00 B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F100 AK03C AK07 AK07B AK07G AK51A AL07 AL09A BA03 BA07 BA10A BA10C CA23A CB00 DE01A GB33 JA20B JB16A JK07A JL11B YY00B 4F208 AA11 AA45 AB24 AC03 MB01 MG04 MG11 MK08 MK13

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性微粒子を含有する熱可塑性ポリウレ
    タン系エラストマーからなる表面層、結晶融解熱量が1
    30℃以上において25J/g以上であり、150℃以
    上において45J/g以下であるポリプロピレン系樹脂
    からなる接着層及びポリオレフィン系樹脂からなる基材
    層がこの順に積層されてなり、且つ、熱成形時における
    上記表面層側の熱成形温度が100〜140℃であるこ
    とを特徴とする熱成形用積層シート。
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