JP2001260279A - 積層シート - Google Patents

積層シート

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JP2001260279A
JP2001260279A JP2000072613A JP2000072613A JP2001260279A JP 2001260279 A JP2001260279 A JP 2001260279A JP 2000072613 A JP2000072613 A JP 2000072613A JP 2000072613 A JP2000072613 A JP 2000072613A JP 2001260279 A JP2001260279 A JP 2001260279A
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JP
Japan
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laminated sheet
layer
weight
resin
surface layer
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Application number
JP2000072613A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Uno
拓明 宇野
Akitaka Miyake
顕隆 三宅
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性に優れ、かつ、ソフトタッチ感を有
し、さらに、成形、特にスタンピング成形の際に外観不
良を生じることのない積層シートを提供する。 【解決手段】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
からなる表面層、結晶融解熱量が特定範囲の接着性ポリ
オレフィン系樹脂からなる中間層及びポリオレフィン系
樹脂からなる基材層がこの順に積層されてなることを特
徴とする積層シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定形状に成形さ
れた後、自動車内装材として好適に使用される積層シー
トに関する。
【従来の技術】
【0002】従来、自動車内装材としては、例えば、表
面にエンボス加工が施されたポリ塩化ビニル系樹脂シー
トが汎用されている。しかしながら、良好な触感(ソフ
トタッチ感)が必要とされる自動車内装材においては、
ポリ塩化ビニル系樹脂シートは柔軟性が不足し易く、ま
た、その製造工程も煩雑になり易いといった問題があっ
た。上記問題を解決する方法として、例えば、特開平6
−246812号公報には、表面層として熱可塑性エラ
ストマーを使用した積層シートが示されている。該積層
シートは柔軟性及び耐傷付き性に優れ、かつ、優れたソ
フトタッチ感を有するが、成形された際に高延伸部で白
化し易いという問題があり、さらに、複雑な形状に成形
するため、成形絞り比を大きくすると破れが生じ易いと
いった問題があった。特に、溶融熱可塑性樹脂を配置し
た後プレス成形する、所謂スタンピング成形の場合にこ
のような外観不良が生じ易いといった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、柔軟
性に優れ、かつ、優れたソフトタッチ感を有し、さら
に、成形、特に溶融熱可塑性樹脂を配置した後プレス成
形するスタンピング成形の際に、高延伸部での白化等の
外観不良を生じることのない積層シートを提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、柔軟性に優れ、か
つ、優れたソフトタッチ感を有し、さらに、成形、特に
溶融熱可塑性樹脂を配置した後プレス成形するスタンピ
ング成形の際に、成形絞り比を大きくしても、破れ等の
外観不良を生じることのない積層シートを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、本発明1という)の積層シートは、熱可塑性ポ
リウレタン系エラストマーからなる表面層、結晶融解熱
量が34〜50J/gの接着性ポリオレフィン系樹脂か
らなる接着層及びポリオレフィン系樹脂からなる基材層
がこの順に積層されてなることを特徴とする。
【0005】上記表面層を構成する熱可塑性ポリウレタ
ン系エラストマーは、一般に、分子中にエントロピー弾
性を有するゴム成分(ソフトセグメント)と塑性変形を
防止するための分子拘束成分(ハードセグメント)とを
共有していることが多く、成形可能な範囲においては一
部架橋構造を有する場合もあるが、広範囲の三次元編目
構造は有していない。
【0006】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
としては、例えば、ソフトセグメントとしてポリエーテ
ル、ポリエステル、ポリカーボネートなどを有し、ハー
ドセグメントとしてポリウレタンを有するブロック共重
合体等が挙げられる。上記熱可塑性ポリウレタン系エラ
ストマーの硬さは、後述する他の層の硬さ、厚さ等によ
って適宜決定してよいが、一般には50〜98が好まし
い。尚、上記硬さは、JIS K 7311のタイプA
デュロメータによる硬さ試験により測定した値であり、
この値が95以上の場合もタイプAデュロメータにより
測定した値を採用する。
【0007】このような熱可塑性ポリウレタン系エラス
トマーとしては、例えば、商品名「ミラクトランE99
0P」(日本ミラクトラン社製)、商品名「PN342
9」(旭硝子社製)、商品名「T7890」(大日本イ
ンキ化学社製)等が市販されている。
【0008】また、上記表面層に艶消し感を付与する場
合には、上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマーに弾
性微粒子を添加するのが好ましい。上記弾性微粒子と
は、その形状が変形するまで加圧した後、解圧すると弾
性回復するものであり、一般には合成樹脂から構成され
る。上記弾性微粒子を構成する合成樹脂は特には限定さ
れないが、上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマーよ
りも溶融温度が高く、かつ、押出等の成形条件下におい
て、可塑化及び分解を生じないものが好ましい。弾性微
粒子が熱可塑性ポリウレタン系エラストマーの溶融混練
時、押出し時等で溶融してしまうと、良好な艶消し感、
ソフトタッチ感等を有する積層シートが得られない。合
成樹脂としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリアクリレート系樹脂、これらの架橋
樹脂等が挙げられ、これらは単独で使用しても2種以上
併用してもよい。
【0009】上記弾性微粒子は中実又は中空のいずれの
形状でもよい。大きさは特には限定されないが、小さく
なると表面層の艶消し感が得られず、大きくなると積層
シートの製造過程で表面層が破れ易くなるので、平均粒
径が1〜50μmが好ましい。
【0010】このような弾性微粒子としては、例えば、
商品名「バーノックCFB101−40」(大日本イン
キ化学社製)、商品名「EAX15(ブラック)」(積
水化成品社製)、商品名「UB15(ブラック)」(積
水化成品社製)、商品名「デコシルク(透明NY1
8)」(CU Chemie Uetikon AG社
製)等が市販されている。
【0011】また、上記弾性微粒子の添加量は、少なく
なると表面層の艶消し感が得られず、多くなると積層シ
ートの製造過程で表面層が破れ易くなるので、上記熱可
塑性ポリウレタン系エラストマー100重量部に対し、
20〜200重量部が好ましく、より好ましくは50〜
150重量部である。
【0012】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
には、上記弾性微粒子以外にも、必要に応じて無機充填
材、有機充填材、着色剤、酸化防止剤、紫外線劣化防止
剤、光安定剤、導電性材料、フォトクロミック化合物、
結露防止剤、防錆剤、防菌・防カビ剤、艶消し剤等が添
加されていてもよい。
【0013】上記表面層は、その表面にソフトタッチ感
を増すために、皮シボ模様、ペルカシボ模様等のエンボ
ス加工が施されているのが好ましい。エンボス加工の方
法としては特には限定されず、従来公知の任意の方法が
採用されてよく、エンボスロールにより押圧する方法が
一般的である。さらに、必要に応じて印刷等の装飾が施
されていてもよい。上記表面層の厚さは特には限定され
ず、適宜決定してよいが、一般には5〜100μmが好
ましい。
【0014】本発明1に使用される接着層を構成する接
着性ポリオレフィン系樹脂としては、上記表面層及び後
述する基材層と接着可能なポリオレフィン系樹脂であれ
ば特には限定されず、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポ
リプロピレン系樹脂等が挙げられ、これらは単独で使用
しても2種以上併用してもよい。さらに、マレイン酸、
アクリル酸、メタクリル酸、メチレンコハク酸、シトラ
コン酸等により変性された酸変性ポリオレフィン系樹脂
であるのが好ましい。
【0015】上記接着性ポリオレフィン系樹脂の結晶融
解熱量は、小さくなると耐熱性が低下し、大きくなると
成形時、特にスタンピング成形時に白化が生じ易くなる
ので、34〜50J/gに限定される。
【0016】上記結晶融解熱量は、示差走査熱量分析に
より、以下の方法により測定した値である。まず、接着
性ポリオレフィン系樹脂10mgを試料とし、該試料を
白金パンに入れ、加熱して一度溶融させる。次に、約5
℃/分の速度で−50℃まで冷却した後、昇温速度約5
℃/分で230℃まで昇温し、融解ピーク曲線を得る。
得られた融解ピーク曲線上の融解開始温度と融解終了温
度とを結ぶ直線と、融解ピーク曲線とで囲まれた部分の
面積(融解ピーク面積)から融解熱量を算出し、該融解
熱量のうち、90〜170℃の値を結晶融解熱量として
算出する。本発明では、島津社製TG/DTA示差走査
熱量計、商品名「TA−50WS型」を使用して測定を
行った。
【0017】上記接着性ポリオレフィン系樹脂には、接
着性をさらに向上させるためにゴム性樹脂が添加されて
いてもよい。ゴム性樹脂としては、例えば、エチレン−
プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン3元共
重合体ゴムなどのポリオレフィン系ゴム、水添スチレン
−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンゴ
ムなどのポリスチレン系ゴム等が挙げられる。上記ゴム
性樹脂の添加量は、少なくなると接着性が向上せず、多
くなると耐熱性が低下するので、接着性ポリオレフィン
系樹脂100重量部に対し、1〜100重量部が好まし
い。
【0018】さらに、上記接着性ポリオレフィン系樹脂
には、必要に応じて酸化防止剤、紫外線劣化防止剤、光
安定剤、導電性材料、フォトクロミック化合物、結露防
止剤、防錆剤、防菌・防カビ剤等が添加されていてもよ
い。上記接着層の厚さは特には限定されず、適宜決定し
てよいが、一般には5〜100μmが好ましい。
【0019】本発明1に使用される基材層を構成するポ
リオレフィン系樹脂としては特には限定されず、例え
ば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ
オレフィン系エラストマー等が挙げられ、これらは単独
で使用しても2種以上併用してもよい。
【0020】上記ポリオレフィン系エラストマーは、一
般に、分子中にエントロピー弾性を有するゴム成分(ソ
フトセグメント)と塑性変形を防止するための分子拘束
成分(ハードセグメント)とを共有していることが多
く、成形可能な範囲においては一部架橋構造を有する場
合もあるが、広範囲の三次元編目構造は有していない。
【0021】上記ポリオレフィン系エラストマーとして
は、例えば、ソフトセグメントとしてエチレンを有し、
ハードセグメントとしてポリプロピレンを有するもの、
エチレンと共に少量のジエン成分をもつもの等が挙げら
れ、これらは単独で使用しても2種以上併用してもよ
い。
【0022】このようなポリオレフィン系エラストマー
としては、例えば、商品名「ミラストマ8030N」
(三井石油化学社製)、商品名「ミラストマ5030
N」(三井石油化学社製)等が市販されている。
【0023】上記ポリオレフィン系樹脂は必要に応じて
架橋されていてもよい。架橋方法としては特には限定さ
れず、例えば、ポリオレフィン系樹脂に架橋剤を添加
し、加熱して架橋する方法、電子線などの電離性放射線
を照射して架橋する方法、紫外線を照射して架橋する方
法等が挙げられる。
【0024】上記架橋剤としては、例えば、ジクミルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシクメンなどの過酸
化物、ジビニルベンゼン等の多官能性モノマー等が挙げ
られる。
【0025】また、上記ポリオレフィン系樹脂は発泡さ
れていてもよい。発泡倍率は特には限定されず、適宜決
定してよいが、一般には1.1〜5倍である。上記発泡
倍率は、JIS K 6767に準拠して測定した見掛
け密度の逆数である。
【0026】発泡方法としては特には限定されず、従来
公知の任意の方法が採用されてよい。例えば、上記ポリ
オレフィン系樹脂に熱分解型発泡剤を添加し、加熱して
発泡する方法、上記ポリオレフィン系樹脂に蒸発型発泡
剤を添加し、押出と同時に発泡する方法等が挙げられ
る。上記熱分解型発泡剤としては、例えば、アゾジカル
ボンアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテト
ラミン等が挙げられ、上記蒸発型発泡剤としては、例え
ば、炭酸ガス、窒素ガス、水等が挙げられる。
【0027】上記ポリオレフィン系樹脂には、必要に応
じて無機充填材、有機充填材、酸化防止剤、紫外線劣化
防止剤、光安定剤、導電性材料、フォトクロミック化合
物、結露防止剤、防錆剤、防菌・防カビ剤等が添加され
ていてもよい。上記基材層の厚さは特には限定されず、
適宜決定してよいが、一般には100〜1000μmが
好ましい。
【0028】本発明1の積層シートは、上記表面層、接
着層及び基材層がこの順に積層一体化されたものであ
る。上記積層シートを得る方法としては特には限定され
ず、従来公知の任意の方法が採用されてよいが、上記表
面層、接着層及び基材層を共押出した後、エンボスロー
ルを通して表面層にエンボス加工する方法が好ましい。
共押出で積層一体化することにより、表面層、接着層及
び基材層の接着強度が大きくなり、積層シートとした後
の成形性が良くなる。共押出の方法としては、従来公知
の任意の方法が採用されてよく、例えば、ダイに入る直
前で樹脂又はエラストマーを合流させるフィードブロッ
ク法、ダイ内に層数分のマニホールドを有するマルチマ
ニホールド法、ダイ内では合流させず、ダイを出た直後
に積層させるマルチスロットルダイ法等が挙げられる。
また、共押出の条件は、使用する樹脂、エラストマー等
により異なり、適宜決定してよいが、一般にはその押出
温度が、表面層及び接着層が170〜230℃、基材層
が190〜230℃である。
【0029】上記積層シートには、クッション性を付与
するために、熱可塑性樹脂からなる発泡体が、積層シー
トの基材層側に積層されていてもよい(以下、「発泡体
層」と記す)。上記熱可塑性樹脂としては、例えば、ポ
リエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂などのポリオ
レフィン系樹脂;ポリスチレン、スチレン−無水マレイ
ン酸共重合体などのポリスチレン系樹脂;ポリウレタン
系樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂;ポリオレフィン系エラ
ストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリスチレン
系エラストマーなどの熱可塑性エラストマー等が挙げら
れ、中でもポリオレフィン系樹脂が好ましい。
【0030】上記熱可塑性樹脂には、必要に応じて無機
充填材、有機充填材、酸化防止剤、紫外線劣化防止剤、
光安定剤、導電性材料、フォトクロミック化合物、結露
防止剤、防錆剤、防菌・防カビ剤等が添加されていても
よい。
【0031】上記熱可塑性樹脂からなる発泡体は架橋さ
れているものが好ましく、また、その発泡倍率は、小さ
くなるとクッション性が付与されず、大きくなるとへた
り易くなり、成形性、特にスタンピング成形性が低下す
るので、5〜50倍が好ましく、より好ましくは10〜
30倍である。
【0032】上記発泡体層の厚さは特には限定されず、
適宜決定してよいが、一般には1〜5mmが好ましい。
上記発泡体層の積層方法としては特には限定されず、従
来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、積層シ
ートを発泡体に押出ラミネートする方法、積層シートと
発泡体とを熱ラミネートする方法、積層シートと発泡体
とを接着剤により接着する方法等が挙げられるが、積層
工程が容易であり、かつ、良好な接着性が得られ易いの
で、上記積層シートを共押出した後に、積層シートを発
泡体に押出ラミネートする方法が好ましい。また、積層
シートの基材層と発泡体との接着性が低い場合には、他
の層を介して積層してもよい。
【0033】請求項2に記載の発明(以下、本発明2と
いう)の積層シートは、熱可塑性ポリウレタン系エラス
トマー100重量部及びシリコーン0.01〜11重量
部からなる表面層、接着性ポリオレフィン系樹脂からな
る接着層及びポリオレフィン系樹脂からなる基材層がこ
の順に積層されてなることを特徴とする。
【0034】上記表面層を構成する熱可塑性ポリウレタ
ン系エラストマーとしては、上記本発明1で使用される
ものと同様のものが使用される。
【0035】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
に添加されるシリコーンとしては、例えば、シリコーン
油、シリコーン樹脂、シリコーンゴム等が挙げられる
が、中でもシリコーン油及びシリコーン樹脂が好まし
い。具体的には、例えば、ジメチルシロキサン、ジフェ
ニルシロキサン等が挙げられる。上記シリコーンの重量
平均分子量は、小さくなると表面層と後述する接着層と
の接着性が低下し、大きくなると成形時、特にスタンピ
ング成形時に成形絞り比が大きくなると破れ易くなるの
で、1,000〜500,000が好ましく、より好ま
しくは10,000〜250,000である。
【0036】また、上記シリコーンの一部は変性シリコ
ーンであるのが好ましい。変性シリコーンは、上記シリ
コーンの両末端、側鎖等に有機官能基を導入し、変性し
たものであり、変性の方法としては従来公知の任意の方
法が採用されてよい。有機官能基としては、例えば、ポ
リエーテル基、エポキシ基、カルボキシル基等が挙げら
れ、同一シリコーン中に1種のみであっても、2種以上
であってもよい。上記変性シリコーンの配合量は、少な
くなると、連続押出時に、所謂メヤニとよばれる滞留物
が押出金型出口に付着し、押出時に異物として混入し易
くなり、多くなると表面層が破れ易くなるので、上記シ
リコーンの1〜52重量%が好ましく、より好ましくは
5〜40重量%であり、さらに好ましくは10〜25重
量%である。
【0037】上記シリコーンの添加量は、少なくなると
成形時、特にスタンピング成形時に成形絞り比が大きく
なると破れ易くなり、多くなると表面層及び後述する接
着層との接着性が低下するので、上記熱可塑性ポリウレ
タン系エラストマー100重量部に対し、0.01〜1
1重量部に限定され、好ましくは0.1〜5.5重量部
である。
【0038】また、上記表面層に艶消し感を付与する場
合には、弾性微粒子を添加するのが好ましい。弾性微粒
子としては、本発明1で使用されるものと同様のものが
使用される。上記弾性微粒子の添加量は、少なくなると
表面層の艶消し感が得られず、多くなると積層シートの
製造過程で表面層が破れ易くなるので、上記熱可塑性ポ
リウレタン系エラストマー100重量部に対し、20〜
200重量部が好ましく、より好ましくは50〜150
重量部である。
【0039】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
には、上記弾性微粒子以外にも、必要に応じて無機充填
材、有機充填材、着色剤、酸化防止剤、紫外線劣化防止
剤、光安定剤、導電性材料、フォトクロミック化合物、
結露防止剤、防錆剤、防菌・防カビ剤、艶消し剤等が添
加されていてもよい。
【0040】上記表面層は、その表面にソフトタッチ感
を増すために、上記本発明1と同様にエンボス加工が施
されているのが好ましい。さらに、必要に応じて印刷等
の装飾が施されていてもよい。上記表面層の厚さは特に
は限定されず、適宜決定してよいが、一般には5〜10
0μmが好ましい。
【0041】本発明2で使用される接着層を構成する接
着性ポリオレフィン系樹脂としては、上記表面層及び後
述する基材層と接着可能なポリオレフィン系樹脂であれ
ば特には限定されず、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポ
リプロピレン系樹脂等が挙げられ、これらは単独で使用
しても2種以上併用してもよい。さらに、マレイン酸、
アクリル酸、メタクリル酸、メチレンコハク酸、シトラ
コン酸等により変性された酸変性ポリオレフィン系樹脂
であるのが好ましい。
【0042】上記接着性ポリオレフィン系樹脂には、接
着性をさらに向上させるためにゴム性樹脂が添加されて
いてもよい。ゴム性樹脂としては、上記本発明1で使用
されるものと同様のものが挙げられる。上記ゴム性樹脂
の添加量は、少なくなると接着性が向上せず、多くなる
と耐熱性が低下するので、上記接着性ポリオレフィン系
樹脂100重量部に対し、1〜100重量部が好まし
い。
【0043】さらに、上記接着性ポリオレフィン系樹脂
には、必要に応じて酸化防止剤、紫外線劣化防止剤、光
安定剤、導電性材料、フォトクロミック化合物、結露防
止剤、防錆剤、防菌・防カビ剤等が添加されていてもよ
い。上記接着層の厚さは特には限定されず、適宜決定し
てよいが、一般には5〜100μmが好ましい。
【0044】本発明2で使用される基材層を構成するポ
リオレフィン系樹脂としては特には限定されず、上記本
発明1で使用されるものと同様のものが挙げられる。上
記基材層の厚さは特には限定されず、適宜決定してよい
が、一般には100〜1000μmが好ましい。
【0045】本発明2の積層シートは、上記表面層、接
着層及び基材層がこの順に積層一体化されたものであ
る。上記積層シートを得る方法としては特には限定され
ず、従来公知の任意の方法が採用されてよいが、表面
層、接着層及び基材層を共押出した後、エンボスロール
を通して表面層にエンボス加工する方法が好ましい。共
押出で積層一体化することにより、表面層、接着層及び
基材層の接着強度が大きくなり、積層シートとした後の
成形性が良くなる。共押出の方法、条件等は上記本発明
1と同様である。
【0046】上記積層シートには、クッション性を付与
するために、上記本発明1と同様の発泡体層が、積層シ
ートの基材層側に積層されていてもよい。上記発泡体層
の厚さは特には限定されず、適宜決定してよいが、一般
には1〜5mmが好ましい。上記発泡体層の積層方法は
上記本発明1と同様である。
【0047】以上より、成形、特にスタンピング成形を
行う場合、上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー1
00重量部及び上記シリコーン0.01〜11重量部か
らなる表面層、結晶融解熱量が34〜50J/gの上記
接着性ポリオレフィン系樹脂からなる接着層並びに上記
ポリオレフィン系樹脂からなる基材層がこの順に積層さ
れてなる積層シートを使用するのが、高延伸部において
白化が生じ難く、かつ、成形絞り比を大きくしても破れ
難いので特に好ましい。
【0048】上記本発明1及び本発明2の積層シート
は、所定形状に成形され、特に自動車内装材等として好
適に使用される。上記積層シートの成形方法は特には限
定されず、従来公知の任意の方法が採用されてよいが、
プレス金型の凹型と凸型との間に積層シートを載置し、
その表面層の反対側(基材層側又は発泡体層側)に溶融
状態の熱可塑性樹脂を供給した後、凹型と凸型を閉じて
プレスする、所謂スタンピング成形が好ましい。
【0049】上記熱可塑性樹脂としては特には限定され
ないが、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等
のポリオレフィン系樹脂が好ましい。他の成形方法とし
ては、例えば、真空成形、プレス成形、射出成形等が挙
げられる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明の態
様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。
【0051】(実施例1)実施例1では、各層で以下の
材料を使用した表面層材料 熱可塑性ポリウレタン系エラストマー:熱可塑性ポリウ
レタン系エラストマー(1)(旭硝子社製、商品名「P
N3429」)50重量%及び熱可塑性ポリウレタン系
エラストマー(2)(日本ミラクトラン社製、商品名
「E990P」)50重量%の混合物(硬さ=85)1
00重量部 弾性微粒子:ポリウレタン系樹脂弾性微粒子(大日本イ
ンキ化学社製、商品名「バーノックCFB101−4
0」、平均粒径8μm)100重量部接着層材料 接着性ポリオレフィン系樹脂:マレイン酸変性されたポ
リプロピレン系樹脂(三井化学社製、商品名「アドマー
QF551」、結晶融解熱量48J/g)基材層材料 ポリオレフィン系樹脂:ポリオレフィン系エラストマー
(1)(三井化学社製、商品名「ミラストマー8030
N」)50重量%、ポリオレフィン系エラストマー
(2)(三井化学社製、商品名「ミラストマー5030
N」)30重量%、直鎖状低密度ポリエチレン(三井化
学社製、商品名「UZ2021L」)10重量%及びポ
リプロピレン系樹脂(三井化学社製、商品名「F65
0」)10重量%の混合物発泡体層 ポリプロピレン系樹脂架橋発泡体(積水化学社製、商品
名「ソフトロンSPSMK1503」、発泡倍率15
倍、厚さ3mm)
【0052】上記表面層材料、接着層材料及び基材層材
料を、それぞれ別の押出機で溶融混練した後、表面層材
料、接着層材料及び基材層材料がこの順になるようにフ
ィードブロック法により共押出し(表面層材料押出温度
=190℃、接着層材料押出温度=190℃及び基材層
材料押出温度=230℃)、積層一体化した後、直ちに
ポリプロピレン系樹脂架橋発泡体に、基材層材料がポリ
プロピレン系樹脂架橋発泡体に積層されるようにして押
出ラミネートし、発泡体層を形成した。その後、平均深
さ100μmの皮シボ模様を有するロールで表面層にエ
ンボス加工を施し、積層シートを得た。得られた積層シ
ートの各層の厚さは、表面層が10μm、接着層が10
μm、基材層が500μm及び発泡体層が3mmであっ
た。
【0053】(実施例2)接着層材料の接着性ポリオレ
フィン系樹脂として、マレイン酸変性されたポリエチレ
ン系樹脂(三井化学社製、商品名「アドマーNF55
0」、結晶融解熱量37J/g)を使用した以外は実施
例1と同様にし、積層シートを得た。得られた積層シー
トの各層の厚さは、表面層が10μm、接着層が10μ
m、基材層が500μm及び発泡体層が3mmであっ
た。
【0054】(比較例1)接着層材料の接着性ポリオレ
フィン系樹脂として、マレイン酸変性されたポリエチレ
ン系樹脂(三井化学社製、商品名「アドマーLB54
0」、結晶融解熱量32J/g)を使用した以外は実施
例1と同様にし、積層シートを得た。得られた積層シー
トの各層の厚さは、表面層が10μm、接着層が10μ
m、基材層が500μm及び発泡体層が3mmであっ
た。
【0055】(比較例2)接着層材料の接着性ポリオレ
フィン系樹脂として、マレイン酸変性されたポリプロピ
レン系樹脂(三井化学社製、商品名「アドマーQF50
0」、結晶融解熱量64J/g)を使用した以外は実施
例1と同様にし、積層シートを得た。得られた積層シー
トの各層の厚さは、表面層が10μm、接着層が10μ
m、基材層が500μm及び発泡体層が3mmであっ
た。
【0056】実施例1及び2並びに比較例1及び2で得
られた積層シートについて、以下の評価を行ない、結果
を表1に示した。耐熱性 積層シートを100℃のオーブンに入れ、7日間放置し
た。その後、積層シートをオーブンから取り出し、JI
S K 7105に準拠して、積層シートの表面層側の
60度鏡面光沢度を測定した。 ○:60度鏡面光沢度が2%以下 ×:60度鏡面光沢度が2%超
【0057】成形性(スタンピング成形性) 図1及び図2は積層シートのスタンピング成形の工程を
示した断面模式図であり、図3はスタンピング成形によ
り得られた成形品を示した断面模式図である。まず、図
1に示した様に、深さ50mm×直径250mmの円柱
状の凹部11を有する凹型1と、高さ30mm×直径2
10mmの円柱状の凸部21を有し、かつ、該凸部21
の中央に、溶融樹脂を型内に導入するための導入孔22
を有する凸型2との間に、積層シート3を、その表面層
31が凹型1側に、発泡体層32が凸型2型になるよう
に配置した。その後、導入孔22から溶融状態のポリプ
ロピレン系樹脂4を押出し、図2に示したように型締め
してスタンピング成形を行った。図3は得られた成形品
5の断面図であり、積層シート3の一面にポリプロピレ
ン系樹脂層41が形成されていた。
【0058】上記成形品5の任意の角部51を目視によ
り観察した。 ◎:全く白化が生じていなかった ○:ほとんど白化は生じておらず、製品として十分使用
できるものであった △:一部で白化が生じており、製品としては使用できな
いものであった ×:白化が多くみられた
【0059】
【表1】
【0060】(実施例3)表面層材料に、シリコーンと
してジメチルシロキサン(東レダウコーニング社製、商
品名「SH200−1000」、重量平均分子量18,
000)1重量部及びエポキシ変性ジメチルシロキサン
(東レダウコーニング社製、商品名「SF8411」、
重量平均分子量=35,000)0.25重量部を添加
した以外は実施例1と同様にして積層シートを得た。得
られた積層シートの各層の厚さは、表面層が10μm、
接着層が10μm、基材層が500μm及び発泡体層が
3mmであった。
【0061】(実施例4)シリコーンとしてジメチルシ
ロキサン(東レダウコーニング社製、商品名「SH20
0−1000」、重量平均分子量18,000)1重量
部及びエポキシ変性ジメチルシロキサン(東レダウコー
ニング社製、商品名「SF8411」、重量平均分子量
=35,000)1重量部を添加した以外は実施例3と
同様にし、積層シートを得た。得られた積層シートの各
層の厚さは、表面層が10μm、接着層が10μm、基
材層が500μm及び発泡体層が3mmであった。
【0062】(実施例5)シリコーンとしてジメチルシ
ロキサン(東レダウコーニング社製、商品名「SH20
0−1000」、重量平均分子量18,000)1重量
部及びエポキシ変性ジメチルシロキサン(東レダウコー
ニング社製、商品名「SF8411」、重量平均分子量
=35,000)3重量部を添加した以外は実施例3と
同様にし、積層シートを得た。得られた積層シートの各
層の厚さは、表面層が10μm、接着層が10μm、基
材層が500μm及び発泡体層が3mmであった。
【0063】(実施例6)シリコーンとしてジメチルシ
ロキサン(東レダウコーニング社製、商品名「SH20
0−1000」、重量平均分子量18,000)1重量
部を添加した以外は実施例3と同様にし、積層シートを
得た。得られた積層シートの各層の厚さは、表面層が1
0μm、接着層が10μm、基材層が500μm及び発
泡体層が3mmであった。
【0064】(実施例7)シリコーンとしてジメチルシ
ロキサン(東レダウコーニング社製、商品名「B160
−40」、重量平均分子量200,000)1重量部を
添加した以外は実施例3と同様にし、積層シートを得
た。得られた積層シートの各層の厚さは、表面層が10
μm、接着層が10μm、基材層が500μm及び発泡
体層が3mmであった。
【0065】(比較例3)実施例1で得られた積層シー
トを使用した。
【0066】(比較例4)ジメチルシロキサンの添加量
を、24重量部とした以外は実施例5と同様にし、積層
シートを得た。得られた積層シートの各層の厚さは、表
面層が10μm、接着層が10μm、基材層が500μ
m及び発泡体層が3mmであった。
【0067】実施例3〜6並びに比較例3及び4で得ら
れた積層シートについて、以下の評価を行ない、結果を
表2に示した。
【0068】表面層と接着層との接着性 積層シートの表面層側から24.5hPaの圧力をか
け、30秒間放置した後に解圧し、積層シートの表面を
目視により観察した。尚、この時、接着不良部分は空気
を含むため、気泡(白点)となって観察される。 ◎:気泡が全くなく、良好に接着していた ○:1mm以下の気泡が一部生じていたが、製品として
十分使用できるものであった △:1mm以下の気泡がところどころで生じており、製
品としては使用できないものであった ×:1mm以上の気泡が生じていた
【0069】成形性(スタンピング成形性) 成形絞り比を大きくしたこと以外は実施例1と同様に行
った。即ち、深さ100mm×直径250mmの円柱状
の凹部を有する凹型と、高さ80mm×直径210mm
の円柱状の凸部を有し、かつ、該凸部の中央に、溶融樹
脂を型内に導入するための導入孔を有する凸型を使用し
たこと以外は、実施例1と同様にスタンピング成形し
た。
【0070】得られた成形品を目視により観察した。 ○:全く破れが生じていなかった ×:一部でも破れが生じていた
【0071】押出時の滞留物(メヤニ)の付着の状態 表面層材料を実施例及び比較例と同一条件において、1
時間連続押出し、その後、押出金型出口を目視により観
察し、押出金型出口に付着した滞留物の有無の確認を行
い、滞留物が付着していた場合は、その重量を測定し
た。 ◎:滞留物の付着が全くなかった ○:滞留物の付着が若干みられたが、その重量は1g以
下であった ×:付着した滞留物の重量が1gを超えていた
【0072】
【表2】
【0073】尚、実施例1(比較例3)の積層シート
は、スタンピング成形ができる範囲内では白化が生じ
ず、良好な成形品が得られるが、表面層にシリコーンを
含有していないので、成形絞り比を大きくすると破れ易
くなった。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の積層シートは、
上述の構成であるので、成形、特にスタンピング成形の
際に、高延伸部での白化が生じ難い。従って、該積層シ
ートを所定形状に成形して得られる成形品は、外観不良
がなく、かつ、柔軟性に優れ、ソフトタッチ感を有して
いるので、自動車内装材として好適に使用される。請求
項2に記載の発明の積層シートは、上述の構成であるの
で、成形、特にスタンピング成形の際に、成形絞り比を
大きくしても破れが生じ難い。従って、該積層シートは
複雑な形状への成形が可能であり、また、得られる成形
品は外観不良がなく、かつ、柔軟性に優れ、ソフトタッ
チ感を有しているので、自動車内装材として好適に使用
される。請求項3に記載の発明の積層シートは、上述の
構成であるので、該積層シートを構成する組成物を連続
押出しても、異物の混入が生じ難いので、効率よく製造
することができる。請求項4に記載の発明の積層シート
は、弾性微粒子の量を適宜調整することにより、所望の
艶消し感、ソフトタッチ感等を有する積層シートを容易
に得ることができる。請求項5に記載の発明の積層シー
トは、各層の接着強度が大きいので、積層シートを成形
した際に層間で剥離することがなく、成形性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の積層シートの成形性の評価における、
スタンピング成形の型締め前の状態を示した断面模式
図。
【図2】実施例の積層シートの成形性の評価における、
スタンピング成形の型締めした状態を示した断面模式
図。
【図3】実施例の積層シートの成形性の評価で得られた
成形品の断面模式図。
【符号の説明】
1 凹型 2 凸型 3 積層シート 31 表面層 32 発泡体層 4 溶融状態のポリプロピレン系樹脂 41 ポリプロピレン系樹脂層 5 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83:04) C08L 83:04) Fターム(参考) 4F071 AA01 AA53 AA67 AD02 AF26 AH11 BA01 BB06 BC01 4F100 AK03B AK03G AK07B AK07C AK07G AK51A AK52A AK63B AL05B AL06A AL07G AL09A BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C BA15 CB00 DE01A DJ01C EJ05C GB33 JB12C JB16A JK07A JK13 JK17 JL01 YY00A 4J002 AA00X BC02X BG04 CK02W CK02X CP033 GN00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマーか
    らなる表面層、結晶融解熱量が34〜50J/gの接着
    性ポリオレフィン系樹脂からなる接着層及びポリオレフ
    ィン系樹脂からなる基材層がこの順に積層されてなるこ
    とを特徴とする積層シート。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマー1
    00重量部及びシリコーン0.01〜11重量部からな
    る表面層、接着性ポリオレフィン系樹脂からなる接着層
    及びポリオレフィン系樹脂からなる基材層がこの順に積
    層されてなることを特徴とする積層シート。
  3. 【請求項3】 シリコーンの1〜52重量%が変性シリ
    コーンであることを特徴とする、請求項2に記載の積層
    シート。
  4. 【請求項4】 表面層に、熱可塑性ポリウレタン系エラ
    ストマー100重量部に対し、弾性微粒子が20〜20
    0重量部添加されていることを特徴とする、請求項1〜
    3のいずれかに記載の積層シート。
  5. 【請求項5】 接着層を構成する接着性ポリオレフィン
    系樹脂が、酸変性ポリオレフィン系樹脂であることを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の積層シー
    ト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008132659A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Bridgestone Flowtech Corp 多層チューブ
JP2011183339A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Nitto Denko Corp フィルタユニット
KR101394986B1 (ko) 2012-01-16 2014-05-14 강호림 디스플레이 패널 보호용 적층 필름

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