JP2003334880A - 積層体及び成形品 - Google Patents

積層体及び成形品

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JP2003334880A
JP2003334880A JP2002377331A JP2002377331A JP2003334880A JP 2003334880 A JP2003334880 A JP 2003334880A JP 2002377331 A JP2002377331 A JP 2002377331A JP 2002377331 A JP2002377331 A JP 2002377331A JP 2003334880 A JP2003334880 A JP 2003334880A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
laminate
layer
molding
resin foam
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JP2002377331A
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English (en)
Inventor
Shigehito Yamano
臣人 山野
Hiroaki Uno
拓明 宇野
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い耐熱性と良好な柔軟性とを兼ね備えた架
橋ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法を提供
するを提供する。 【解決手段】 PP系樹脂を30W%以上含有するポリオレ
フィン系樹脂を架橋発泡してなり、かつ、厚さが1mm
以上であるとともに全体の架橋度が65%以下であり、さ
らに、両面から 500μm深さまでの各表層部の架橋度
が、両面の表層部を除いた中層部の架橋度よりも3%以
上高い架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体、及び、PP系樹
脂を30W%以上含有するポリオレフィン系樹脂、熱分解
型発泡剤及び架橋助剤を溶融混練してシートに成形し、
シートの両面に加速電圧 60 〜1200kVの電離性放射線
を 0.1〜30Mrad照射するとともに、該照射の際、さ
らに、シートの両面に加速電圧 100〜 300kVの電離性
放射線を1〜 500Mrad照射し、その後加熱発泡す
る、上記架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内装材等と
して好適に使用可能な、積層体及びそれを用いた成形品
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車内装材等のような人
が接触する部位に良好なソフトタッチ感(接触感)を持
たせる必要がある材料は、クッション性を有する発泡体
層と装飾性を備えた表皮材層とを積層して得た積層体
に、例えばスタンピング成形法によって、骨材用熱可塑
性樹脂を熱融着により貼り合わせると同時に所望の形状
に成形することにより作製されてきた。
【0003】上記スタンピング成形法は、固定型及び可
動型からなるスタンピング成形用成形型に溶融状態の骨
材用樹脂材料を分配供給し、固定型と可動型とを型締め
することにより所望の形状に成形する方法であり、この
とき、骨材用樹脂の成形と同時に上記積層体に骨材用樹
脂を貼り付けている。
【0004】これまで、スタンピング成形時に用いられ
る積層体を構成する発泡体層としては、骨材用樹脂の剪
断効果による表皮材層の破損を防止する必要があるため
に、強度が高く、圧縮硬さの高い発泡体層が用いられて
きた。その例として、押しつぶされ難くするために用い
られたポリプロピレン系フォームが挙げられる(例え
ば、特許文献1参照)。
【0005】しかし、強度が高く、圧縮硬さの高い発泡
体層から構成される積層体を用いると、表皮材層を有し
ていても、得られる自動車内装材等の柔軟性が不十分と
なって、良好なソフトタッチ感を得られなくなるという
問題点があった。近年、自動車内装材等の材料にはより
優れたソフトタッチ感を発現することが求められてお
り、上記問題点の解決に対する要請はますます強いもの
になっている。
【0006】
【特許文献1】特開平2−102034号公報(特許請
求の範囲、第3頁右上欄)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の自動車内装材等に関する問題点に鑑み、特にスタ
ンピング成形適性に優れ、例えば自動車内装材として用
いた場合でも優れたソフトタッチ感を発現する成形品を
得るに適する積層体、及び、その積層体を用いた成形品
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、25%圧縮硬さが40〜
80kPaである熱可塑性樹脂発泡体層の少なくとも片
面に熱可塑性樹脂層が積層されてなり、かつ、23℃に
おける1cm巾あたりの100%伸び時の応力が24〜
49Nである積層体を提供する。
【0009】又、請求項2に記載の発明は、熱可塑性樹
脂発泡体層の熱可塑性樹脂層が積層されていない方の面
に表皮材層が積層されている請求項1に記載の積層体を
提供する。又、請求項3に記載の発明は、請求項1また
は請求項2に記載の積層体が成形されてなる成形品を提
供する。又、請求項4に記載の発明は、積層体の成形が
スタンピング成形法による成形であって、積層体と骨材
用樹脂層とが一体的に積層されてなる請求項3に記載の
成形品を提供する。
【0010】又、請求項5に記載の発明は、積層体のス
タンピング成形時における成形条件が、溶融骨材用樹脂
のメルトインデックスが10〜100g/10分(23
0℃)、成形型に供給される際の溶融骨材用樹脂の温度
が180〜240℃、成形型の型締め圧力が2.4〜2
0MPaおよび絞り込み部分の幅(d)に対する絞り込
み部分の深さ(h)の比率(h/d)が50〜150%
であり、かつ、上記成形条件時における積層体の最大延
伸率が50〜150%である請求項4に記載の成形品を
提供する。以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0011】本発明の積層体を構成する熱可塑性樹脂発
泡体層の形成に用いられる熱可塑性樹脂は、特に限定さ
れず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ンとエチレン以外のα−オレフィンとの共重合体、プロ
ピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとの共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィ
ン系樹脂、ポリスチレンやスチレン−無水マレイン酸共
重合体などのポリスチレン系樹脂、熱可塑性ポリウレタ
ン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、例えば熱可塑性ポリ
オレフィン系エラストマーなどの各種熱可塑性エラスト
マー等が挙げられる。尚、本発明においては、熱可塑性
エラストマーは熱可塑性樹脂に包含される概念であるも
のとする。
【0012】これらの内、優れたソフトタッチ感を発現
する積層体や成形品を得ることができる点で、ポリオレ
フィン系樹脂や熱可塑性ポリオレフィン系エラスマー
(特にエチレン−プロピレン共重合体)等が好適に用い
られる。これらの熱可塑性樹脂は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。特に、エチレ
ン−プロピレン共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、
及びホモポリプロピレンの3種類を併用する樹脂組成物
が、優れたソフトタッチ感、耐久性その他の特性とコス
ト面との総合的観点から、自動車内装材用積層体(成形
品)を構成する熱可塑性樹脂発泡体層の形成に、好まし
く供される。
【0013】上記熱可塑性樹脂の発泡方法としては、特
に限定されず、従来公知の各種発泡方法が採用される。
例えば、熱可塑性樹脂に熱分解型発泡剤を添加し、加熱
して発泡させる加熱発泡法、熱可塑性樹脂に蒸発型発泡
剤を添加し、熱可塑性樹脂の押出成形と同時に発泡させ
る押出発泡法、ガス注入発泡法、反応型発泡法等が挙げ
られ、いずれの発泡方法が用いられても良いが、生産性
等の点で、加熱発泡法が好ましく用いられる。また、こ
れらの発泡方法は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
【0014】上記熱可塑性樹脂発泡体層は、本発明の課
題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、架橋されてい
まのが好ましい。上記架橋方法としては、従来公知の各
種架橋方法で良く、特に限定されるものではないが、例
えば、電子線架橋法、紫外線架橋法、化学架橋法、水架
橋法等が挙げられ、いずれの架橋方法が用いられても良
い。また、これらの架橋方法は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。
【0015】上記電子線架橋法や紫外線架橋法において
は熱可塑性樹脂に架橋助剤が添加されていることが好ま
しい。上記架橋助剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ジビニルベンゼン、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート等が挙げられる。これらの架
橋助剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併
用されても良い。
【0016】本発明の積層体を構成する熱可塑性樹脂発
泡体層は、25%圧縮硬さが40〜80kPaであるこ
とを必要とする。なお、本発明における25%圧縮硬さ
とは、JIS K−6767:1999「発泡プラスチ
ック−ポリエチレン−試験方法」(附属書1の3圧縮硬
さ)に準拠して測定された25%圧縮時の硬さを意味す
る。
【0017】熱可塑性樹脂発泡体層の上記25%圧縮硬
さが40kPa未満であると、発泡体層の硬さが不十分
となって、得られる積層体を用いて例えばスタンピング
成形を行うときに、発泡体層が潰されてしまい、積層体
や成形品にシワ状やアバタ状等の外観不良が生じやすく
なり、逆に熱可塑性樹脂発泡体層の上記25%圧縮硬さ
が80kPaを超えると、柔軟で優れたソフトタッチ感
を発現する積層体や成形品が得られなくなる。
【0018】また、上記熱可塑性樹脂発泡体層の発泡倍
率は、得られる積層体や成形品に付与したい性能に応じ
て適宜設定されれば良く、特に限定されるものではない
が、一般的には5〜50倍であることが好ましく、より
好ましくは10〜40倍である。なお、本発明における
発泡倍率とは、上記JIS K−6767に準拠して測
定された見掛け密度の逆数の無名数を意味する。
【0019】熱可塑性樹脂発泡体層の上記発泡倍率が5
倍未満であると、得られる積層体や成形品の柔軟性が乏
しくなって、ソフトタッチ感が不十分となることがあ
り、逆に熱可塑性樹脂発泡体層の上記発泡倍率が50倍
を超えると、発泡体層の強度が不十分となって、得られ
る積層体を用いて例えばスタンピング成形を行う時に、
発泡体層が破損してしまうことがある。
【0020】本発明の積層体は、上記熱可塑性樹脂発泡
体層の少なくとも片面に熱可塑性樹脂層が積層されてな
る。
【0021】上記熱可塑性樹脂層の形成に用いられる熱
可塑性樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレンとエチレン以外のα
−オレフィンとの共重合体、プロピレンとプロピレン以
外のα−オレフィンとの共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリアミド(ナイロン)系樹脂、例えば熱可塑
性ポリオレフィン系エラストマーなどの各種熱可塑性エ
ラストマー等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
【0022】上記熱可塑性樹脂には、本発明の課題達成
を阻害しない範囲で必要に応じて、例えば、炭酸カルシ
ウムやタルクなどの無機充填剤等の各種プラスチック添
加剤の1種類もしくは2種類以上が添加されていても良
い。
【0023】また、上記熱可塑性樹脂から形成される熱
可塑性樹脂層は、本発明の課題達成を阻害しない範囲で
必要に応じて、例えば電子線架橋法、紫外線架橋法、化
学架橋法、水架橋法等により架橋されていても良いし、
また、例えば加熱発泡法、押出発泡法、ガス注入発泡
法、反応型発泡法等により発泡されていても良い。さら
に、上記熱可塑性樹脂層は、単層からなっていても良い
し、2層以上の複層からなっていても良い。
【0024】上記熱可塑性樹脂層の厚みは、50〜30
0μmが好ましく、100〜250μmがより好まし
い。熱可塑性樹脂層の厚みが50μm未満であると熱可
塑性樹脂層の伸びが不足し、得られる積層体を用いて例
えばスタンピング成形を行うときに、熱可塑性樹脂層が
破断してしまい、積層体や成形品に破れやアバタ状等の
外観不良が生じ易くなり、逆に熱可塑性樹脂層の厚みが
300μmを超えるとスタンピング成形を行う時に賦形
性が不十分となり所望の形状の成形品を得られ難くな
る。
【0025】上記熱可塑性樹脂層の23℃における1c
m巾あたりの100%伸び時の応力は、4.9〜39.
2Nが好ましく、9.8〜34.3Nがより好ましい。
熱可塑性樹脂層の23℃における1cm巾あたりの10
0%伸び時の応力が4.9N未満であると熱可塑性樹脂
層の強度が不足し、得られる積層体を用いて例えばスタ
ンピング成形を行う時に、熱可塑性樹脂層が破断してし
まい積層体や成形品に破れやアバタ状等の外観不良が生
じ易くなり、逆に熱可塑性樹脂層が39.2Nを超える
とスタンピング成形を行う時に賦形性が不十分となり所
望の形状の成形品を得られ難くなる。
【0026】熱可塑性樹脂発泡体層の少なくとも片面に
上記熱可塑性樹脂層を積層する方法としては、従来公知
の各種積層方法で良く、特に限定されるものではない
が、例えば、熱可塑性樹脂発泡体層と熱可塑性樹脂層と
の同時押出法、押出ラミネート法や熱ラミネート法など
のラミネート法、ポリウレタン樹脂系接着剤、酸変性ポ
リオレフィン樹脂系接着剤、ホットメルト型接着剤など
の接着剤を用いる接着法等が挙げられ、いずれの積層方
法が用いられても良い。また、これらの積層方法は、単
独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
【0027】熱可塑性樹脂発泡体層の少なくとも片面に
熱可塑性樹脂層が積層されてなる本発明の積層体は、2
3℃における1cm巾あたりの100%伸び時の応力が
24.5〜49.0Nであることを必要とする。なお、
本発明において、23℃における1cm巾あたりの10
0%伸び時の応力とは、試験片の長手方向が積層体の流
れ方向と平行な方向となる試験片、及び試験片の長手方
向が積層体の流れ方向と直行する方向となる試験片につ
いて、JIS K−6767のA法に準拠した引張強さ
及び伸びの測定の際における、試験片の伸び率が100
%時の荷重の平均値を意味する。尚、積層体を構成する
熱可塑性樹脂発泡体層における熱可塑性樹脂発泡体は、
一般に、工業的生産性から樹脂を押し出し成形して得た
シートを上記各種方法によって発泡させて得られる。上
記「積層体の流れ方向」とは、このような熱可塑性樹脂
発泡体の製造過程に起因して定まる、積層体を構成する
熱可塑性樹脂発泡体層の流れ方向を意味し、結局、発泡
体層の材料シートとなる熱可塑性樹脂シートの押し出し
方向を意味することとなる。
【0028】積層体の上記1cm巾あたりの100%伸
び時の応力が24.5N未満であると、積層体の強度が
不十分となって、例えばスタンピング成形を行うとき
に、積層体が破損しやすくなり、逆に積層体の上記1c
m巾あたりの100%伸び時の応力が49.0Nを超え
ると、積層体の成形時における賦形性が不十分となる。
【0029】本発明の積層体を構成する熱可塑性樹脂発
泡体層と熱可塑性樹脂層との組み合わせとしては、熱可
塑性樹脂発泡体層の圧縮硬さx(kPa)と熱可塑性樹
脂層の23℃における1cm巾あたりの100%伸び時
の応力y(N)との関係が、式(1)に表すようなもの
であることが好ましい。 y=−0.49x+49±9.8 ・・・(1) (但し4.9≦y≦39.2 かつ 40≦x≦80)
【0030】尚、上記yとxの関係式(1)を、横軸を
x、縦軸をyとして図1に示した。
【0031】上記本発明の積層体は、ポリオレフィン系
樹脂発泡体層の熱可塑性樹脂層が積層されていない方の
面に表皮材層が積層されていることが好ましい。
【0032】上記表皮材層の形成に用いられる表皮材と
しては、特に限定されず、例えば、天然繊維、合成繊
維、それらの混合繊維等からなる布地、編み物、織布、
不織布などの繊維製表皮材や、ポリ塩化ビニル系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂等からなるフィルムやシートなど
の熱可塑性樹脂製表皮材、繊維製表皮材と熱可塑性樹脂
製表皮材とが組み合わされてなる複合表皮材等が挙げら
れる。これらの表皮材は、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
【0033】上記表皮材は、単層構成であっても良い
し、2層以上の複層構成であっても良い。複層構成の表
皮材の具体例としては、特に限定されず、例えば、熱可
塑性樹脂や熱可塑性エラストマーなどを主成分とする表
面層と熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーなどを主成
分とする基材層とが押出ラミネート法や熱ラミネート法
等によりラミネートされてなる2層構成の表皮材や、上
記表面層と上記基材層とが接着剤層を介して接着されて
なる3層構成の表皮材等が挙げられる。
【0034】また、上記表皮材の表面には、ソフトタッ
チ感をさらに向上させるために、例えば皮シボ模様、ペ
ルカシボ模様、梨地等のエンボス加工が施されていても
良いし、また、美装性をさらに向上させるために、例え
ば印刷等の装飾が施されていても良い。
【0035】熱可塑性樹脂発泡体層の熱可塑性樹脂層が
積層されていない方の面に上記表皮材からなる表皮材層
を積層する方法としては、特に限定されず従来公知の各
種積層方法が採用可能であり、例えば、押出ラミネート
法や熱ラミネート法などのラミネート法、ポリウレタン
樹脂系接着剤、酸変性ポリオレフィン樹脂系接着剤、ホ
ットメルト型接着剤などの接着剤を用いる接着法等が挙
げられ、いずれの積層方法が用いられても良い。また、
これらの積層方法は、単独で用いられても良いし、2種
類以上が併用されても良い。
【0036】又、本発明の積層体を構成する熱可塑性樹
脂発泡体層と熱可塑性樹脂層の組み合わせについては、
上記式(1)の他、熱可塑性樹脂層がポリプロピレンを
含有する場合に、熱可塑性樹脂発泡体層の圧縮硬さx
(kPa)と熱可塑性樹脂層におけるポリプロピレンの
含有率y(重量%)との関係が式(2)に表すようなも
のであることが好ましく、式(2)の条件下で更に、熱
可塑性樹脂層におけるポリプロピレンの含有率の範囲は
10〜70%が好ましい。 y=−2.5x+200±10 ・・・(2) (但し 0<y≦100 かつ 40≦x≦80)
【0037】尚、上記yとxの関係式(1)を、横軸を
x、縦軸をyとして図2に示した。
【0038】熱可塑性樹脂発泡体層の圧縮硬さに対して
ポリプロピレンの含有率が小さいと、得られる積層体を
用いて例えばスタンピング成形を行う際に、破れを生じ
易く、逆にポリプロピレンの含有率が大きいとスタンピ
ング成形を行う際に、賦形性が不十分となり所望の形状
の成形品を得られなくなる。
【0039】本発明の成形品は、上述の熱可塑性樹脂発
泡体層の少なくとも片面に熱可塑性樹脂層が積層されて
なる本発明の積層体、又は、更に熱可塑性樹脂層が積層
されていない方の面に表皮材層が積層されている本発明
の積層体が成形されてなるものである。上記積層体の成
形方法としては、従来公知の各種成形方法が採用され、
例えば、真空成形法、プレス成形法、スタンピング成形
法等が挙げられるが、なかでも、成形が簡便容易であっ
て、優れた外観の成形品を得ることができることから、
スタンピング成形法を用いて得られたものが好ましい。
【0040】本発明の成形品としては、積層体の成形が
スタンピング成形法による成形であって、積層体と骨材
用樹脂層とが一体的に積層されてなるものが、例えば、
自動車内装材として用いる場合の強度保持上、好ましい
が、各種用途に使用される関係上、場合によっては、骨
材用樹脂層が形成されていないものであってもよい。本
明細書におけるスタンピング成形法は、場合によっては
骨材用樹脂を供給せずに、固定型と可動型との間に本発
明の積層体を配置し、型締めと賦形を同時に行う成形法
を包含するものである。
【0041】(作用)本発明の積層体は、特定の範囲の
25%圧縮硬さを有する熱可塑性樹脂発泡体層の少なく
とも片面に熱可塑性樹脂層が積層されてなり、かつ、2
3℃における1cm巾あたりの100%伸び時の応力が
特定の範囲となされているので、スタンピング成形適性
に優れるとともに、優れたソフトタッチ感を発現する成
形品を得るに適するものである。また、本発明の積層体
は、上記熱可塑性樹脂発泡体層の熱可塑性樹脂層が積層
されていない方の面に表皮材層を積層することにより、
美装性や装飾性等にも優れるものとなる。
【0042】また、本発明の成形品は、上記本発明の積
層体が成形されてなるので、例えば自動車内装材として
用いた場合でも優れたソフトタッチ感を発現する。ま
た、本発明の成形品は、上記積層体の成形をスタンピン
グ成形法により、前記成形条件で行い、かつ、その時の
積層体の最大延伸率を特定の範囲とすることにより、よ
り優れた外観を有し、より優れたソフトタッチ感を発現
するものとなる。
【0043】
【発明の実施の形態】図3は本発明の積層体をスタンピ
ング成形法により成形する際の態様の一例を示す断面図
であり、固定型(1) と可動型(2) との間に、表皮材層
(3) 、熱可塑性樹脂発泡体層(4) 及び熱可塑性樹脂層
(5) がこの順に積層されてなる積層体(6)が載置されて
いる。
【0044】上記スタンピング成形法による成形の好ま
しい態様としては、特に限定されるものではないが、例
えば、(1)スタンピング成形用成形型の固定型(1) と
可動型(2) との間に積層体(6) を配置し、積層体を構成
する熱可塑性樹脂層側と面する方の型に、流路(7) を介
して溶融骨材用樹脂(8) を供給し、型締めすることによ
り成形する方法、(2)固定型と可動型との間に積層体
を配置し、積層体を構成する熱可塑性樹脂層側に(例え
ば熱可塑性樹脂層の上に)溶融骨材用樹脂を供給し、型
締めすることにより成形する方法、(3)予め、固定型
または可動型の一方の型に溶融骨材用樹脂を供給し、次
いで、固定型または可動型の一方の型に溶融骨材用樹脂
を供給し、積層体を構成する熱可塑性樹脂層側が溶融骨
材用樹脂が供給された型側となるように積層体を配置
し、型締めすることにより成形する方法等が挙げられ、
いずれの方法が用いられても良い。
【0045】上記スタンピング成形法で用いられる骨材
用樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレ
ンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ
スチレンやスチレン−無水マレイン酸共重合体などのポ
リスチレン系樹脂、ポリアミド(ナイロン)系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂等が挙げられる。これらの骨材用
樹脂は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用
されても良い。
【0046】上記骨材用樹脂には、本発明の課題達成を
阻害しない範囲で必要に応じて、例えば、ガラス繊維や
カーボン繊維などの繊維や、炭酸カルシウムやタルクな
どの無機充填剤等が補強材として添加されていても良
い。また、上記骨材用樹脂は、本発明の課題達成を阻害
しない範囲で必要に応じて、例えば電子線架橋法、紫外
線架橋法、化学架橋法、水架橋法等により架橋されてい
ても良い。また、例えば加熱発泡法、押出発泡法、ガス
注入発泡法、反応型発泡法等により発泡されていても良
い。
【0047】本発明においては、上記積層体のスタンピ
ング成形時における成形条件が、溶融骨材用樹脂のメル
トインデックス(MI)が10〜100g/10分(2
30℃)、成形型に供給される際の溶融骨材用樹脂の温
度が180〜240℃、成形型の型締め圧力が2.4〜
20MPa、並びに、図3及び図4における絞り込み部
分の幅(d)に対する絞り込み部分の深さ(h)の比率
(h/d)が50〜150%であり、かつ、上記成形条
件時における積層体の最大延伸率が50〜150%であ
ることが好ましい。なお、本発明で言うMIとは、JI
S K−7210に準拠して測定されたMIを意味す
る。
【0048】上記成形条件で積層体のスタンピング成形
を行い、かつ、その時の積層体の最大延伸率を上記範囲
とすることにより、より優れた外観を有し、より優れた
ソフトタッチ感を発現する成形品が得られる。また、そ
の際に、賦形性良く効率的に成形することが可能となる
ので、廉価な成形品を提供し得る。
【0049】上記成形条件において、溶融骨材用樹脂の
上記MIが10g/10分(230℃)未満であると、
溶融骨材用樹脂が成形型の隅々にまで行き渡らないこと
があり、逆に溶融骨材用樹脂の上記MIが100g/1
0分(230℃)を超えると、骨材用樹脂の剛性や補強
効果が不十分となることがある。また、成形型に供給さ
れる際の溶融骨材用樹脂の温度が180℃未満である
と、積層体や積層体を好ましくは構成する表皮材層に損
傷が生じやすくなることがあり、逆に成形型に供給され
る際の溶融骨材用樹脂の温度が240℃を超えると、得
られる成形品にシワ状やアバタ状等の外観不良が生じや
すくなることがある。
【0050】また、成形型の型締め圧力が2.4MPa
未満であると、積層体が十分に賦形されないことがあ
り、逆に成形型の型締め圧力が20MPaを超えると、
積層体を構成する熱可塑性樹脂発泡体層が潰されてしま
い、得られる成形品のソフトタッチ感が不十分となるこ
とがある。さらに、絞り込み部分の幅(d)に対する絞
り込み部分の深さ(h)の比率(h/d)が50〜15
0%の範囲を逸脱すると、得られる成形品の外観が損な
われたり、ソフトタッチ感が不十分となることがある。
【0051】また、上記成形条件でスタンピング成形す
る際の積層体の最大延伸率が50%未満であると、賦形
性が不十分となることがあり、逆に上記成形条件でスタ
ンピング成形する際の積層体の最大延伸率が150%を
超えると、積層体が破損しやすくなることがある。
【0052】
【実施例】以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実
施例のみに限定されるものではない。尚、実施例中の
「部」は「重量部」を意味する。
【0053】本実施例においては以下に示す原材料を用
いた。 1.熱可塑性樹脂発泡体層用原材料 (1)エチレン−プロピレン共重合体 示差走査熱分析による融解吸熱ピーク:150℃、曲げ
弾性率:980MPa、MI:3.0g/10分(23
0℃)、密度:0.90g/cm3 (2)熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー 示差走査熱分析による融解吸熱ピーク:143℃、曲げ
弾性率:83.3MPa、MI:0.45g/10分
(230℃)、密度:0.88g/cm3 (3)直鎖状低密度ポリエチレン(A) 示差走査熱分析による融解吸熱ピーク:120℃、曲げ
弾性率:294MPa、MI:2.5g/10分(19
0℃)、密度:0.92g/cm3 (4)直鎖状低密度ポリエチレン(B) 示差走査熱分析による融解吸熱ピーク:120℃、曲げ
弾性率:294MPa、MI:2.0g/10分(19
0℃)、密度:0.92g/cm3 (5)高密度ポリエチレン 示差走査熱分析による融解吸熱ピーク:135℃、曲げ
弾性率:1862MPa、MI:5.5g/10分(1
90℃)、密度:0.98g/cm3 (6)ホモポリプロピレン(A) 示差走査熱分析による融解吸熱ピーク:160℃、曲げ
弾性率:1960MPa、MI:14.0g/10分
(230℃)、密度:0.90g/cm3 (7)ホモポリプロピレン(B) 示差走査熱分析による融解吸熱ピーク:164℃、曲げ
弾性率:1960MPa、MI:14.0g/10分
(230℃)、密度:0.88g/cm3 (8)熱分解型発泡剤:アゾジカルボンアミド (9)架橋助剤:トリメチロールプロパントリメタクリ
レート (10)酸化防止剤:(i)2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール (ii)ジラウリルチオジプロピオレート
【0054】2.熱可塑性樹脂層用原材料 (1)直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE) 商品名「2045AC」(ダウ・ケミカル日本社製) (2)熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー 商品名「KS081P」(サンアロマー社製) (3)ポリプロピレン系樹脂 商品名「YF129」(出光石油化学社製)
【0055】3.表皮材層用原材料:下記3層構成の表
皮材を用いた。 表面層:熱可塑性ポリウレタン系エラストマー(商品名
「PN3429」、東洋モートン社製)50部、熱可塑
性ポリウレタン系エラストマー(商品名「E990
P」、日本ミラクトラン社製)50部、ポリウレタン系
樹脂弾性微粒子(商品名「バーノックCFB101−4
0」、平均粒子径:8μm、大日本インキ化学工業社
製)100部及びジメチルシロキサン(商品名「B16
0−40」、東レダウコーニング社製)1部からなる表
面層 接着剤層:接着性ポリオレフィン系樹脂(商品名「アド
マーQF551」、結晶融解熱量:48J/g、三井化
学社製)からなる接着剤層 基材層:ポリオレフィン系樹脂(商品名「ミラストマー
8030N」、三井化学社製)50部、熱可塑性ポリオ
レフィン系エラストマー(商品名「ミラストマー503
0N」、三井化学社製)50部、直鎖状低密度ポリエチ
レン(商品名「UZ2021L」、三井化学社製)10
部及びポリプロピレン系樹脂(商品名「F650」、三
井化学社製)10部からなる基材層 4.骨材用樹脂:ポリプロピレン樹脂(商品名「ノーブ
レンBTA51E1」、住友化学工業社製)を用いた。
【0056】(実施例1)熱可塑性樹脂としてエチレン
−プロピレン共重合体70部、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(A)20部、ホモポリプロピレン(A)10部、熱
分解型発泡剤としてアゾジカルボンアミド11部、架橋
助剤としてトリメチロールプロパントリメタクリレート
3部、酸化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−
クレゾール0.3部及びジラウリルチオジプロピオレー
ト0.3部からなる発泡性熱可塑性樹脂組成物を調製し
た。次に、この発泡性熱可塑性樹脂組成物を2軸押出機
に供給し、樹脂温度190℃で押出して、厚み1.5m
mの発泡性熱可塑性樹脂シートを作製し、次いで、この
発泡性熱可塑性樹脂シートを加速電圧800kVで電子
線1.5Mradを照射して架橋させた後、250℃で
5分間加熱して発泡させ、熱可塑性樹脂発泡体層として
用いる厚み3mmの熱可塑性樹脂発泡体を作製した。得
られた熱可塑性樹脂発泡体の25%圧縮硬さ及び発泡倍
率を前記方法で測定したところ、25%圧縮硬さは6
9.7kPaであり、発泡倍率は25倍であった。
【0057】上記で得られた熱可塑性樹脂発泡体を繰り
出し装置より繰り出しながら、直鎖状低密度ポリエチレ
ン「2045AC」47.5部及び熱可塑性ポリオレフ
ィン系エラストマー「KS081P」47.5部及びポ
リプロピレン系樹脂「YF129」5部からなる熱可塑
性樹脂層用の熱可塑性樹脂組成物を、Tダイ法により下
記押出条件で厚みが150μmとなるように押出し、上
記熱可塑性樹脂発泡体の片面に熱可塑性樹脂層を押出ラ
ミネートして融着させ、積層体を作製した。得られた積
層体の23℃における1cm巾当たりの100%伸び時
の応力を前記方法で測定したところ、23℃における1
cm巾当たりの100%伸び時の応力は33.3Nであ
った。
【0058】〔押出条件〕 押出機:φ50mm押出機(L/D=32、圧縮比=
2) ダイス:500mm幅、商品名「エポック3201」
(クローレン社製) 押出温度:230℃ 引取速度:5m/分 〔表皮材付き積層体の作製〕上記で得られた積層体の図
3における熱可塑性樹脂発泡体層(4) 側に表皮材層用の
前記表皮材(表面層、接着剤層及び基材層からなる3層
構成)を多層フィードブロック式押出ラミネート法によ
り下記押出条件で押出ラミネートして融着させ、表皮材
層(3) が積層された積層体(6) を作製した。
【0059】〔押出条件〕 表面層‥‥押出機A:φ40mm押出機(L/D=2
6、圧縮比=3) 押出温度:190℃ 接着剤層‥押出機B:φ40mm押出機(L/D=2
6、圧縮比=3) 押出温度:230℃ 基材層‥‥押出機C:φ40mm押出機(L/D=2
6、圧縮比=3) 押出温度:210℃ ダイス:5流路フィードブロック付き500mm幅、商
品名「エポック3201」(クローレン社製) 引取速度:5m/分
【0060】次に、保持金具を用いて、上記で得られた
表皮材付き積層体を、評価用スタンピング成形型〔成形
サイズ:450mm×890mm、最大成形深さ:70
mm、絞り込み部分の絞り率(h/d):75%〕の固
定型より70mm上方の位置に、積層体の熱可塑性樹脂
層側が固定型(1) 側となるように配置し、可動型(2)を
固定型の上方25mmまで接近させ、積層体と固定型と
の間に、190〜210℃に加熱溶融した骨材用ポリプ
ロピレン樹脂「ノーブレンBTA51E1」を、流路
(7) を介して供給し、可動型を移動させ、型締めして、
最大加圧14.0MPaで加圧し、次いで、型冷却温度
30℃で30秒間冷却した後、可動型を離脱させ、成形
品を脱型することにより、図4に示す如く、積層体(6)
と骨材用樹脂層(9) とが一体的に積層されてなる成形品
(10)を得た。この際の、積層体の最大延伸率は、即ち、
上記絞り込み部分(きめ込み部分)の延伸率は、83%
であった。
【0061】(実施例2)発泡性熱可塑性樹脂組成物中
におけるアゾジカルボンアミド(熱分解型発泡剤)の添
加量を13部としたこと以外は実施例1の場合と同様に
して、厚み3mmの熱可塑性樹脂発泡体を作製した。得
られた熱可塑性樹脂発泡体の25%圧縮硬さ及び発泡倍
率を前記方法で測定したところ、25%圧縮硬さは5
8.8kPaであり、発泡倍率は30倍であった。次
に、上記で得られた熱可塑性樹脂発泡体を用いて、直鎖
状低密度ポリエチレン「2045AC」30部及び熱可
塑性ポリオレフィン系エラストマー「KS081P」3
5部及びポリプロピレン系樹脂「YF129」35部と
したこと以外は実施例1の場合と同様にして、熱可塑性
樹脂層を融着させ積層体を作製した。得られた積層体の
23℃における1cm巾あたりの100%伸び時の応力
を前記方法で測定したところ、23℃における1cm巾
あたりの100%伸び時の応力は31.4Nであった。
次いで、上記で得られた積層体を用いたこと以外は実施
例1の場合と同様にして、積層体と骨材用樹脂層とが一
体的に積層されてなる成形品を得た。
【0062】(実施例3)発泡性熱可塑性樹脂組成物中
におけるアゾジカルボンアミド(熱分解型発泡剤)の添
加量を14部としたこと以外は実施例1の場合と同様に
して、厚み3mmの熱可塑性樹脂発泡体を作製した。得
られた熱可塑性樹脂発泡体の25%圧縮硬さ及び発泡倍
率を前記方法で測定したところ、25%圧縮硬さは5
2.1kPaであり、発泡倍率は35倍であった。次
に、上記で得られた熱可塑性樹脂発泡体を用いて、熱可
塑性ポリオレフィン系エラストマー「KS081P」5
0部及びポリプロピレン系樹脂「YF129」50部と
したこと以外は実施例1の場合と同様にして、熱可塑性
樹脂層を融着させ積層体を作製した。得られた積層体の
23℃における1cm巾あたりの100%伸び時の応力
を前記方法で測定したところ、23℃における1cm巾
あたりの100%伸び時の応力は31.4Nであった。
次いで、上記で得られた積層体を用いたこと以外は実施
例1の場合と同様にして、積層体と骨材用樹脂層とが一
体的に積層されてなる成形品を得た。
【0063】(実施例4)実施例2で作製した熱可塑性
樹脂発泡体を用いて、直鎖状低密度ポリエチレン「20
45AC」15部及び熱可塑性ポリオレフィン系エラス
トマー「KS081P」65部及びポリプロピレン系樹
脂「YF129」25部としたこと以外は実施例1の場
合と同様にして、熱可塑性樹脂層を融着させ積層体を作
製した。得られた積層体の23℃における1cm巾あた
りの100%伸び時の応力を前記方法で測定したとこ
ろ、23℃における1cm巾あたりの100%伸び時の
応力は26.5Nであった。次に、上記で得られた積層
体を用いたこと以外は実施例1の場合と同様にして、積
層体と骨材用樹脂層とが一体的に積層されてなる成形品
を得た。
【0064】(実施例5)実施例1で作製した熱可塑性
樹脂発泡体を用いて、直鎖状低密度ポリエチレン「20
45AC」59部及び熱可塑性ポリオレフィン系エラス
トマー「KS081P」10部及びポリプロピレン系樹
脂「YF129」31部、厚みを200μmとしたこと
以外は実施例1の場合と同様にして、熱可塑性樹脂層を
融着させ積層体を作製した。得られた積層体の23℃に
おける1cm巾あたりの100%伸び時の応力を前記方
法で測定したところ、23℃における1cm巾あたりの
100%伸び時の応力は45.1Nであった。次に、上
記で得られた積層体を用いたこと以外は実施例1の場合
と同様にして、積層体と骨材用樹脂層とが一体的に積層
されてなる成形品を得た。
【0065】(比較例1)熱可塑性樹脂として熱可塑性
ポリオレフィン系エラストマー80部及び直鎖状低密度
ポリエチレン(B)20部を用いたこと以外は実施例1
の場合と同様にして、厚み3mmの熱可塑性樹脂発泡体
を作製した。得られた熱可塑性樹脂発泡体の25%圧縮
硬さ及び発泡倍率を前記方法で測定したところ、25%
圧縮硬さは38.5kPaであり、発泡倍率は30倍で
あった。次に、上記で得られた熱可塑性樹脂発泡体を用
いて、直鎖状低密度ポリエチレン「2045AC」4
7.5部及び熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー
「KS081P」47.5部及びポリプロピレン系樹脂
「YF129」5部、厚みを200μmとしたこと以外
は実施例1の場合と同様にして、熱可塑性樹脂層を融着
させ積層体を作製した。得られた積層体の23℃におけ
る1cm巾あたりの100%伸び時の応力を前記方法で
測定したところ、23℃における1cm巾あたりの10
0%伸び時の応力は30.4Nであった。次いで、上記
で得られた積層体を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、成形品を作製した。
【0066】(比較例2)熱可塑性樹脂としてホモポリ
プロピレン(B)60部、エチレン−プロピレン共重合
体30部及び高密度ポリエチレン10部を用いたこと以
外は実施例1の場合と同様にして、厚み3mmの熱可塑
性樹脂発泡体を作製した。得られた熱可塑性樹脂発泡体
の25%圧縮硬さ及び発泡倍率を前記方法で測定したと
ころ、25%圧縮硬さは83.1kPaであり、発泡倍
率は30倍であった。次に、上記で得られた熱可塑性樹
脂発泡体を用いて、実施例1の場合と同様にして、熱可
塑性樹脂層を融着させ積層体を作製した。得られた積層
体の23℃における1cm巾あたりの100%伸び時の
応力を前記方法で測定したところ、23℃における1c
m巾あたりの100%伸び時の応力は33.3Nであっ
た。次いで、上記で得られた積層体を用いたこと以外は
実施例1の場合と同様にして、成形品を作製した。
【0067】(比較例3)実施例3で作製した熱可塑性
樹脂発泡体を用いて、直鎖状低密度ポリエチレン「20
45AC」70部及び熱可塑性ポリオレフィン系エラス
トマー「KS081P」30部及び、厚みを90μmと
したこと以外は実施例1の場合と同様にして、熱可塑性
樹脂層を融着させ積層体を作製した。得られた積層体の
23℃における1cm巾あたりの100%伸び時の応力
を前記方法で測定したところ、23℃における1cm巾
あたりの100%伸び時の応力は20.6Nであった。
次に、上記で得られた積層体を用いたこと以外は実施例
1の場合と同様にして、成形品を作製した。
【0068】(比較例4)実施例1で作製した熱可塑性
樹脂発泡体を用いて、直鎖状低密度ポリエチレン「20
45AC」20部及びポリプロピレン系樹脂「YF12
9」80部、厚みを200μmとしたこと以外は実施例
1の場合と同様にして、熱可塑性樹脂層を融着させ積層
体を作製した。得られた積層体の23℃における1cm
巾あたりの100%伸び時の応力を前記方法で測定した
ところ、23℃における1cm巾あたりの100%伸び
時の応力は51.0Nであった。次に、上記で得られた
積層体を用いたこと以外は実施例1の場合と同様にし
て、成形品を作製した。
【0069】(比較例5)実施例2で作製した熱可塑性
樹脂発泡体に、熱可塑性樹脂層を積層することなく、表
皮材のみを積層した積層体を用いたこと以外は実施例1
の場合と同様にして、成形品を作製した。
【0070】実施例1〜実施例5、及び、比較例1〜比
較例5で得られた成形品の性能 (1)絞り込み部分の破損
状態、(2) 絞り込み部分の賦形性、(3) 一般部(絞り込
み部分以外の部分)のソフトタッチ感、を以下の方法で
評価した。その結果は表1に示すとおりであった。
【0071】(1) 絞り込み部分の破損状態 成形品の絞り込み部分に相当する部位を目視で観察し、
下記5点法の判定基準により絞り込み部分の破損状態を
評価した。なお、4点以上を合格とした。 〔判定基準〕 5点:破損は全く認められず、発泡体層の厚みも十分に
残っていた。 4点:破損は全く認められなかったが、発泡体層の厚み
が部分的に薄くなっていた。 3点:積層体の破損が部分的に認められ、骨材用樹脂が
部分的に露出していた。 2点:積層体の破損がかなり認められ、骨材用樹脂がか
なり露出していた。 1点:積層体の破損が全面的に認められ、骨材用樹脂が
全面的に露出していた。
【0072】(2) 絞り込み部分の賦形性 成形品の絞り込み部分に相当する部位を目視で観察し、
下記5点法の判定基準により絞り込み部分の賦形性を評
価した。なお、4点以上を合格とした。 〔判定基準〕 5点:成形型の形状どおりに隅々までシャープに賦形さ
れていた。 4点:成形型の形状どおりに隅々まで十分に賦形されて
いた。 3点:成形型の形状の隅々に相当する部位は賦形が甘く
なっていた。 2点:成形型の形状の絞り込み部分に相当する部位は賦
形が甘くなっていた。 1点:成形型の形状の絞り込み部分に相当する部位は賦
形されていなかった。
【0073】(3) 一般部のソフトタッチ感 成形品の一般部の感触を手で触れて確認する官能試験を
行い、下記5点法の判定基準により一般部のソフトタッ
チ感を評価した。尚、4点以上を合格とした。 〔判定基準〕 5点:極めて柔軟性に富み、著しく優れたソフトタッチ
感であった。 4点:柔軟性に富み、優れたソフトタッチ感であった。 3点:まあまあの柔軟性であり、普通のソフトタッチ感
であった。 2点:触感がやや硬く、ソフトタッチ感がやや乏しかっ
た。 1点:触感が硬く、ソフトタッチ感に欠けていた。
【0074】
【表1】
【0075】表1から明らかなように、本発明による実
施例1〜実施例5の成形品は、いずれも、絞り込み部分
に破損がなく、絞り込み部分の隅々までシャープに賦形
されているとともに、優れたソフトタッチ感を発現して
いる。これは本発明の積層体が、スタンピング成形適性
に優れ、かつ、優れたソフトタッチ感を発現する成形品
を得るに適していることを示している。これに対し、熱
可塑性樹脂発泡体層の25%圧縮硬さが40kPa未満
(38.5kPa)であった積層体を用いた比較例1の
成形品、23℃における1cm巾あたりの100%伸び
時の応力が24N未満(20.6N)であった積層体を
用いた比較例3の成形品、及び熱可塑性樹脂発泡体層に
熱可塑性樹脂層を積層しなかった積層体を用いた比較例
5の成形品は、いずれも絞り込み部分の破損が激しかっ
た。これは上記3種類の積層体のスタンピング成形適性
が悪かったことを示している。
【0076】また、熱可塑性樹脂発泡体層の25%圧縮
硬さが80kPaを超えていた(83.1kPa)積層
体を用いた比較例2の成形品は、ソフトタッチ感が悪か
った。さらに、23℃における1cm巾あたりの100
%伸び時の応力が49.0Nを超えていた(51.0
N)積層体を用いた比較例4の成形品は、絞り込み部分
の賦形性が悪かった。これは上記積層体のスタンピング
成形適性が悪かったことを示している。
【0077】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の積層体は、
特定の圧縮硬さを有する熱可塑性樹脂発泡体層の少なく
とも片面に熱可塑性樹脂層が積層され、かつ、100%
伸び時の応力が特定範囲となされているので、特にスタ
ンピング成形適性に優れ、かつ、優れたソフトタッチ感
を発現する成形品を得るに適するので、高度なソフトタ
ッチ感が要求される成形品用の成形材料として好適に用
いられる。上記熱可塑性樹脂発泡体層の熱可塑性樹脂層
が積層されていない方の面に表皮材層が積層されている
場合は、美装性や装飾性等にも優れるものとなる。ま
た、本発明の成形品は、上記本発明の積層体が成形され
てなるので、優れたソフトタッチ感を発現し、例えば自
動車内装材として好適に用いられる。積層体の成形がス
タンピング成形法による成形であって、積層体と骨材用
樹脂層とが一体的に積層されてなる場合は、上記効果を
より確実に奏し得る。更に、上記積層体の成形が、スタ
ンピング成形法により上記特定成形条件で行われ、か
つ、その際の積層体の最大延伸率が特定の範囲とされた
ものである場合は、より優れた外観を有し、より優れた
ソフトタッチ感を発現する成形品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層体を構成する熱可塑性樹脂発泡体
層の圧縮硬さxと熱可塑性樹脂層の23℃における1c
m巾あたりの100%伸び時の応力yとの好ましい関係
を示す式(1)の領域を表す図である。
【図2】本発明の積層体を構成する熱可塑性樹脂発泡体
層の圧縮硬さxと熱可塑性樹脂層におけるポリプロピレ
ンの含有率yとの好ましい関係を示す式(2)の領域を
表す図である。
【図3】本発明の積層体をスタンピング成形法により成
形する際の態様の一例を示す断面図である。
【図4】本発明の成形品の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ・・固定型 2 ・・可動型 3 ・・表皮材層 4 ・・熱可塑性樹脂発泡体層 5 ・・熱可塑性樹脂層 6 ・・積層体 8 ・・溶融骨材用樹脂 9 ・・骨材用樹脂層樹脂 10・・成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK01A AK01B AK01D AK07 AS00C BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D DJ01A EJ05 EJ20 EJ53 GB33 JA06D JB16A JB16B JJ03 JK02 JK08 JK12A JK16D JK17 4F204 AA11 AD05 AD17 AD20 AG03 AG21 AH26 AR02 AR06 FA01 FB01 FB11 FF01 FF05 FN01 FQ15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 25%圧縮硬さが40〜80kPaであ
    る熱可塑性樹脂発泡体層の少なくとも片面に熱可塑性樹
    脂層が積層されてなり、かつ、23℃における1cm巾
    あたりの100%伸び時の応力が24〜49Nであるこ
    とを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂発泡体層の熱可塑性樹脂層
    が積層されていない方の面に表皮材層が積層されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の積層体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の積層体
    が成形されてなることを特徴とする成形品。
  4. 【請求項4】 積層体の成形がスタンピング成形法によ
    る成形であって、積層体と骨材用樹脂層とが一体的に積
    層されてなることを特徴とする請求項3に記載の成形
    品。
  5. 【請求項5】 積層体のスタンピング成形時における成
    形条件が、溶融骨材用樹脂のメルトインデックスが10
    〜100g/10分(230℃)、成形型に供給される
    際の溶融骨材用樹脂の温度が180〜240℃、成形型
    の型締め圧力が2.4〜20MPaおよび絞り込み部分
    の幅(d)に対する絞り込み部分の深さ(h)の比率
    (h/d)が50〜150%であり、かつ、上記成形条
    件時における積層体の最大延伸率が50〜150%であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の成形品。
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