JP2002248161A - 揮散性薬剤徐放器 - Google Patents
揮散性薬剤徐放器Info
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- JP2002248161A JP2002248161A JP2001102089A JP2001102089A JP2002248161A JP 2002248161 A JP2002248161 A JP 2002248161A JP 2001102089 A JP2001102089 A JP 2001102089A JP 2001102089 A JP2001102089 A JP 2001102089A JP 2002248161 A JP2002248161 A JP 2002248161A
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- JP
- Japan
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- medicine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】揮散性薬剤徐放器において、一回の簡単操作だ
けで開口でき、その薬剤を徐放器外にこぼさず、汚さず
にセット使用できる。又、開口時の薬剤は常に揮散体の
多孔質フィルムに密着状態で維持している。すなわち、
薬剤が常に外気にふれている状態である。よって、薬剤
が均一に大気中に放出されていく倒立徐放器の考案であ
る。 【解決手段】液体及びゲル状芳香消臭剤等Aを容器2内
部に収容し、かつ、口元部2aを下方に向け略密閉する
下側向きキャップ3とそれに係合する。その下側向きキ
ャップ3の内筒径の下端に揮散体の多孔質フィルム4を
内蔵し、揮散体面を外気に直接開口するための開口リン
グ及びそれに連結している開口スリットを備えた。その
下側向きキャップ3を収容する台座5は、上面中央を上
方に開放した凹部5cの底部に、下側向きキャップ3の
外周に内接するように容器2を固定、支持している。こ
のように、揮散体の多孔質材使用により、倒立状態でも
漏洩せず揮散でき、その薬剤を徐放器外にこぼさず、汚
さずにセット使用できる。
けで開口でき、その薬剤を徐放器外にこぼさず、汚さず
にセット使用できる。又、開口時の薬剤は常に揮散体の
多孔質フィルムに密着状態で維持している。すなわち、
薬剤が常に外気にふれている状態である。よって、薬剤
が均一に大気中に放出されていく倒立徐放器の考案であ
る。 【解決手段】液体及びゲル状芳香消臭剤等Aを容器2内
部に収容し、かつ、口元部2aを下方に向け略密閉する
下側向きキャップ3とそれに係合する。その下側向きキ
ャップ3の内筒径の下端に揮散体の多孔質フィルム4を
内蔵し、揮散体面を外気に直接開口するための開口リン
グ及びそれに連結している開口スリットを備えた。その
下側向きキャップ3を収容する台座5は、上面中央を上
方に開放した凹部5cの底部に、下側向きキャップ3の
外周に内接するように容器2を固定、支持している。こ
のように、揮散体の多孔質材使用により、倒立状態でも
漏洩せず揮散でき、その薬剤を徐放器外にこぼさず、汚
さずにセット使用できる。
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、揮散性薬剤徐放器
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般倒立型揮散性徐放器は、供給
体容器から揮散体に薬液を供給し、その揮散体へ薬液供
給を飽和状態にして、揮散体に接触している供給体の口
元をふさぐ形で空気置換をとめる。それと同時に薬液の
供給も止まる。その状態を維持しながら揮散される。揮
散されると飽和状態がくずれ、その時空気も容器内に置
換され揮散体が飽和状態になる。その繰り返しにより薬
液を外気に放出している。このように、供給孔等の構造
及び形態が、容器内への空気の置換と薬液の吐出が同一
部分で形成されているため、薬液の吐出が多いと空気の
流入が少なくなり、供給のバランスが取りにくく、非常
に不安定な吐出量となり、通常よりも多くの薬液が吐出
し、揮散体に供給されてしまう恐れがある。その場合、
薬液が必要以上に大気中に拡散したり、薬液の消費が極
端に速くなったりする等の不都合が生ずる。
体容器から揮散体に薬液を供給し、その揮散体へ薬液供
給を飽和状態にして、揮散体に接触している供給体の口
元をふさぐ形で空気置換をとめる。それと同時に薬液の
供給も止まる。その状態を維持しながら揮散される。揮
散されると飽和状態がくずれ、その時空気も容器内に置
換され揮散体が飽和状態になる。その繰り返しにより薬
液を外気に放出している。このように、供給孔等の構造
及び形態が、容器内への空気の置換と薬液の吐出が同一
部分で形成されているため、薬液の吐出が多いと空気の
流入が少なくなり、供給のバランスが取りにくく、非常
に不安定な吐出量となり、通常よりも多くの薬液が吐出
し、揮散体に供給されてしまう恐れがある。その場合、
薬液が必要以上に大気中に拡散したり、薬液の消費が極
端に速くなったりする等の不都合が生ずる。
【0003】更に、開口使用する時は、供給体容器と揮
散体を固定している台座等を別々に分離して、供給体容
器を開口してから揮散体固定台に設置する。その間、倒
立状態に設置するため、分離操作、開口操作、倒立操
作、設置操作等、倒立開口状態でかなりのステップが必
要になり、開口後から設置までの時間が生じ、開口部か
ら薬液が漏洩する。その場合に徐放器の外に薬液が拡散
され、設置場所の近辺が汚れ、更に容器外壁にも付着し
非常に扱いにくい。又、薬液が常に飽和状態に保たれて
いるため、徐放器を移動した時の揺れ等の動きにより液
が分散され、容器外に必要以上にこぼれ、これも容器外
の汚れや薬液が無駄にもなる等の問題があった。このた
め、薬液が容器外こぼれず、薬液の吐出と空気の置換の
バランスを保ち、常に一定量を供給揮散できる構造が要
望されている。
散体を固定している台座等を別々に分離して、供給体容
器を開口してから揮散体固定台に設置する。その間、倒
立状態に設置するため、分離操作、開口操作、倒立操
作、設置操作等、倒立開口状態でかなりのステップが必
要になり、開口後から設置までの時間が生じ、開口部か
ら薬液が漏洩する。その場合に徐放器の外に薬液が拡散
され、設置場所の近辺が汚れ、更に容器外壁にも付着し
非常に扱いにくい。又、薬液が常に飽和状態に保たれて
いるため、徐放器を移動した時の揺れ等の動きにより液
が分散され、容器外に必要以上にこぼれ、これも容器外
の汚れや薬液が無駄にもなる等の問題があった。このた
め、薬液が容器外こぼれず、薬液の吐出と空気の置換の
バランスを保ち、常に一定量を供給揮散できる構造が要
望されている。
【0004】
【0005】倒立状態でも、常に供給体部分と揮散体部
分とが分離しない状態で、簡単な操作で開口使用できる
工夫により、薬剤を徐放器外に吐出することを完全に防
止できる。
分とが分離しない状態で、簡単な操作で開口使用できる
工夫により、薬剤を徐放器外に吐出することを完全に防
止できる。
【0006】供給体部分と揮散体部分を一体化して開口
部分に揮散面を直接外気面にさらす方法により、薬剤面
が常に外気面に接し、薬剤面が露出している状態が最後
まで維持出来るように形成し得る工夫により、吐出量を
揮散量に応じて、常に一定量にすることが出来る。
部分に揮散面を直接外気面にさらす方法により、薬剤面
が常に外気面に接し、薬剤面が露出している状態が最後
まで維持出来るように形成し得る工夫により、吐出量を
揮散量に応じて、常に一定量にすることが出来る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。請求項1の発明
は、薬剤を内部に収容し、かつ、開口部を下方に向ける
略密閉された倒立型の容器と、その倒立型の容器を倒立
状態に保つ受け台を形成していることを特徴とする揮散
性薬剤徐放器である。
成するため、次のような構成を有する。請求項1の発明
は、薬剤を内部に収容し、かつ、開口部を下方に向ける
略密閉された倒立型の容器と、その倒立型の容器を倒立
状態に保つ受け台を形成していることを特徴とする揮散
性薬剤徐放器である。
【0008】また、前記容器は略密閉されている口元部
分と容器内側に挟んだ揮散体を備え、その外側には開口
スリットとそれを引きちぎる開口用リングを形成する。
分と容器内側に挟んだ揮散体を備え、その外側には開口
スリットとそれを引きちぎる開口用リングを形成する。
【0009】さらに、容器内の薬剤は、前記口元部に係
合された下側向きキャップの開口と同時に揮散体を通し
て外気面にふれ揮散が開始され、薬剤が大気中に徐々に
放出される。
合された下側向きキャップの開口と同時に揮散体を通し
て外気面にふれ揮散が開始され、薬剤が大気中に徐々に
放出される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0011】(第1実施形態)第1実施形態の揮散性薬
剤徐放器(以下徐放器)1は、図1に示すように、液体
及びゲル状芳香消臭剤等Aを内部に収容し、かつ、口元
部2aを密閉する下側向きキャップ3とそれに係合す
る。さらにより密封性を得るために容器口元部の内径3
aを形成し、その内径3a部の下端に揮散させる多孔質
フィルム4を配設させ、その円筒の内径3a部のアンダ
ーカット3bより多孔質フィルム4を固定させる。更に
下側向きキャップ3を開口をするため、多孔質フィルム
4に接する下端面にスリット3cを円周状に形成して、
そのスリット3cを開口するための開口引っ張りリング
3dを備えた倒立容器2である。
剤徐放器(以下徐放器)1は、図1に示すように、液体
及びゲル状芳香消臭剤等Aを内部に収容し、かつ、口元
部2aを密閉する下側向きキャップ3とそれに係合す
る。さらにより密封性を得るために容器口元部の内径3
aを形成し、その内径3a部の下端に揮散させる多孔質
フィルム4を配設させ、その円筒の内径3a部のアンダ
ーカット3bより多孔質フィルム4を固定させる。更に
下側向きキャップ3を開口をするため、多孔質フィルム
4に接する下端面にスリット3cを円周状に形成して、
そのスリット3cを開口するための開口引っ張りリング
3dを備えた倒立容器2である。
【0012】又、容器2を倒立状態で固定するための台
座5により容器2を支持し、その台座5は空気の流通を
よくするための複数の窓孔5aを備え、その設置面5b
は設置位置に直接揮散剤がふれないように皿形状蓄とし
ている。
座5により容器2を支持し、その台座5は空気の流通を
よくするための複数の窓孔5aを備え、その設置面5b
は設置位置に直接揮散剤がふれないように皿形状蓄とし
ている。
【0013】以下、各部の構成を詳細に説明する。容器
2は、図に示すようにガラス瓶、合成樹脂等の成型品で
あって、主にブロー成形により調達される。容器2の口
元部2aは、胴部に比して小径に形成されており、その
外周には下側向きキャップ3を螺合が出来る雄ネジで形
成し、下側向きキャップ3の内径は雌ネジで形成し、内
溶液の詰め替え、差し替えができるネジ嵌合で形成して
いる。さらに、開口するために、その下側向きキャップ
3の内径筒の下端面にV字型のスリット3cを円周状に
薄肉に形成する。その部分を開口するためにスリット3
cに連動する位置に下側向きキャップ3の外側の下端面
に引っ張り易いリング形状にした開口リング3dを形成
している。
2は、図に示すようにガラス瓶、合成樹脂等の成型品で
あって、主にブロー成形により調達される。容器2の口
元部2aは、胴部に比して小径に形成されており、その
外周には下側向きキャップ3を螺合が出来る雄ネジで形
成し、下側向きキャップ3の内径は雌ネジで形成し、内
溶液の詰め替え、差し替えができるネジ嵌合で形成して
いる。さらに、開口するために、その下側向きキャップ
3の内径筒の下端面にV字型のスリット3cを円周状に
薄肉に形成する。その部分を開口するためにスリット3
cに連動する位置に下側向きキャップ3の外側の下端面
に引っ張り易いリング形状にした開口リング3dを形成
している。
【0014】前記揮散体4は、多孔質フィルムにこだわ
らず、焼結体、発泡体等でも良い。その揮散体は、倒立
状態の薬剤面に常に面接触している容器の開口部3cに
設置している。
らず、焼結体、発泡体等でも良い。その揮散体は、倒立
状態の薬剤面に常に面接触している容器の開口部3cに
設置している。
【0015】前記台座5は、口元部2aと下側向きキャ
ップ3を収容する。上方に開放した凹部5cの底部上面
中央には、下側向きキャップ3の外周に内接するように
2を固定、支持している。
ップ3を収容する。上方に開放した凹部5cの底部上面
中央には、下側向きキャップ3の外周に内接するように
2を固定、支持している。
【0016】以上のような構成を有する第1実施形態に
よれば、次のような作用効果が得られる。倒立状態に設
置する前に開口図2開口状態図が示すように下側向きキ
ャップ3の開口用リング3dを引っぱり、開口部を引き
ちぎり開口する。この状態で台座5に設置する。このよ
うに開口部が開口されると、揮散体の多孔質フィルム4
面が外気に露出する。この多孔質フィルム4はあらかじ
め薬剤に合わせて、薬剤が漏洩せず空気だけが流通でき
るポアサイズに設定しているので、薬剤面が多孔質フィ
ルム4面に常に密着状態である。よって、薬剤面は常に
外気にふれている状態と同じで、揮散が開始される。更
に、容器は倒立状態に設置されているので、薬剤は自重
により最後まで多孔質フィルム4面に密着状態に維持さ
れるので、揮散量が常に一定に大気中に徐々に放出され
る。
よれば、次のような作用効果が得られる。倒立状態に設
置する前に開口図2開口状態図が示すように下側向きキ
ャップ3の開口用リング3dを引っぱり、開口部を引き
ちぎり開口する。この状態で台座5に設置する。このよ
うに開口部が開口されると、揮散体の多孔質フィルム4
面が外気に露出する。この多孔質フィルム4はあらかじ
め薬剤に合わせて、薬剤が漏洩せず空気だけが流通でき
るポアサイズに設定しているので、薬剤面が多孔質フィ
ルム4面に常に密着状態である。よって、薬剤面は常に
外気にふれている状態と同じで、揮散が開始される。更
に、容器は倒立状態に設置されているので、薬剤は自重
により最後まで多孔質フィルム4面に密着状態に維持さ
れるので、揮散量が常に一定に大気中に徐々に放出され
る。
【0017】(第2実施形態)続いて、第2実施形態の
徐放器について説明する。なお、第1実施形態と同一の
構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
徐放器について説明する。なお、第1実施形態と同一の
構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0018】第2実施形態の徐放器6は、図面に示すよ
うに、液体及びゲル状芳香消臭剤等Aを内部に収容した
容器2の口元部2aの下端部2bへ容器2と同材質の多
孔質フィルム4を溶着シールする。その溶着シールされ
た同じ位置にアルミ材で片面にイージーピールできるシ
ーラント材を塗布されたアルミイージーピールフィルム
7を溶着する。その容器2を前記実施形態と同様に倒立
状態に固定、支持する台座5を形成する。
うに、液体及びゲル状芳香消臭剤等Aを内部に収容した
容器2の口元部2aの下端部2bへ容器2と同材質の多
孔質フィルム4を溶着シールする。その溶着シールされ
た同じ位置にアルミ材で片面にイージーピールできるシ
ーラント材を塗布されたアルミイージーピールフィルム
7を溶着する。その容器2を前記実施形態と同様に倒立
状態に固定、支持する台座5を形成する。
【0019】第2実施形態の作用効果は、容器2を台座
5に設置する前にアルミイージーピールフィルム7をタ
ブ7aで引き上げることにより開口する。そのイージー
ピールフィルム材は開口前は空気、薬剤等を通さないア
ルミ材を使用しているので、シール状態は完全密封であ
る。溶着方法はシーラント材だけを溶解し溶着される。
よって、容器材、アルミ材を溶解して溶着していないの
で、完全溶着状態ではないため、接着材で接着してる状
態と同じであり、そのシーラント材の溶着の強さは、手
ではがせる程度に溶着の強さを設定したシーラント材を
前提とする。よって、タブ部8aを引きあげる操作だけ
で簡単に開口する。その時、多孔質フィルム4は容器材
と同材質が前提であるため、溶着面は完全溶着され、は
がすことができなくなる。このように同材質の多孔質材
を使用すると、台座5と本体容器2の2パーツだけで第
1実施例と同様の効果が得られる。
5に設置する前にアルミイージーピールフィルム7をタ
ブ7aで引き上げることにより開口する。そのイージー
ピールフィルム材は開口前は空気、薬剤等を通さないア
ルミ材を使用しているので、シール状態は完全密封であ
る。溶着方法はシーラント材だけを溶解し溶着される。
よって、容器材、アルミ材を溶解して溶着していないの
で、完全溶着状態ではないため、接着材で接着してる状
態と同じであり、そのシーラント材の溶着の強さは、手
ではがせる程度に溶着の強さを設定したシーラント材を
前提とする。よって、タブ部8aを引きあげる操作だけ
で簡単に開口する。その時、多孔質フィルム4は容器材
と同材質が前提であるため、溶着面は完全溶着され、は
がすことができなくなる。このように同材質の多孔質材
を使用すると、台座5と本体容器2の2パーツだけで第
1実施例と同様の効果が得られる。
【0020】(第3実施形態)続いて、第3実施形態の
徐放器について説明する。なお、第1、2実施形態と同
一の構成については、同一の符号を付して説明を省略す
る。
徐放器について説明する。なお、第1、2実施形態と同
一の構成については、同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0021】第3実施形態の徐放器8は、図面に示すよ
うに、第1実施形態の下側向きキャップ3の開口リング
3dと3cにかわる開口前の密封を、第2実施形態のア
ルミイージーピールフィルム7を下側向きキャップ3の
口元の口端にシールすることによって密封している。以
下の作用効果は第1実施形態と同様である。
うに、第1実施形態の下側向きキャップ3の開口リング
3dと3cにかわる開口前の密封を、第2実施形態のア
ルミイージーピールフィルム7を下側向きキャップ3の
口元の口端にシールすることによって密封している。以
下の作用効果は第1実施形態と同様である。
【0022】(第4実施形態)続いて、第4実施形態の
徐放器について説明する。なお、第1、2、3実施形態
と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省
略する。
徐放器について説明する。なお、第1、2、3実施形態
と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省
略する。
【0023】第4実施形態の徐放器9は、図面に示すよ
うに、第1実施形態の下側向きキャップ3にかわる揮散
体多孔質フィルム4を固定する中栓10と、第2実施形
態と同様の方法のアルミイージーピールフィルム7を容
器口元の口端にシールしていることにより、以下の作用
効果は第1実施形態と同様である。
うに、第1実施形態の下側向きキャップ3にかわる揮散
体多孔質フィルム4を固定する中栓10と、第2実施形
態と同様の方法のアルミイージーピールフィルム7を容
器口元の口端にシールしていることにより、以下の作用
効果は第1実施形態と同様である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、揮
散性薬剤徐放器において、この多孔質フィルムはあらか
じめ薬剤に合わせて、薬剤が漏洩せず空気だけが流通で
きるポアサイズに設定されているので、薬剤面が多孔質
フィルム面に常に密着状態のため、その薬剤面は外気に
ふれている状態と同様で、漏洩せず最後まで均一揮散さ
れる。更に、漏洩しないため、薬剤を徐放器外にこぼさ
ず、汚さずにセット使用できる考案である。
散性薬剤徐放器において、この多孔質フィルムはあらか
じめ薬剤に合わせて、薬剤が漏洩せず空気だけが流通で
きるポアサイズに設定されているので、薬剤面が多孔質
フィルム面に常に密着状態のため、その薬剤面は外気に
ふれている状態と同様で、漏洩せず最後まで均一揮散さ
れる。更に、漏洩しないため、薬剤を徐放器外にこぼさ
ず、汚さずにセット使用できる考案である。
【図1】第1実施形態の開口前嵌合部詳細断面図、開口
前正面断面図、C−C矢視図である。
前正面断面図、C−C矢視図である。
【図2】第1実施形態の開口状態及び使用状態の正面
図、正面断面図、B−B失視図である。
図、正面断面図、B−B失視図である。
【図3】第2実施形態の使用正面断面図、開口前正面断
面図、容器斜視図、台座正面図、台座平面図、使用前嵌
合詳細図である。
面図、容器斜視図、台座正面図、台座平面図、使用前嵌
合詳細図である。
【図4】第3実施形態の開口前正面断面図、使用正面断
面図、嵌合部詳細断面図である。
面図、嵌合部詳細断面図である。
【図5】第4実施形態の開口前正面断面図、嵌合部詳細
断面図である。
断面図である。
1 液体・ゲル状芳香及び消臭剤徐放器(揮散
性薬剤徐放器の一例) 2 容器(第1実施形態) 2a 口元部 3 下側向きキャップ(第1実施形態) 4 揮散体(第1、2実施形態) 5 台座(第1、2実施形態) 6 容器(第2実施形態) 7 アルミイージーピールフィルム(第2実施
形態) 8 容器(第3実施形態) 9 容器(第4実施形態) 10 止め中栓 A 薬剤
性薬剤徐放器の一例) 2 容器(第1実施形態) 2a 口元部 3 下側向きキャップ(第1実施形態) 4 揮散体(第1、2実施形態) 5 台座(第1、2実施形態) 6 容器(第2実施形態) 7 アルミイージーピールフィルム(第2実施
形態) 8 容器(第3実施形態) 9 容器(第4実施形態) 10 止め中栓 A 薬剤
Claims (4)
- 【請求項1】薬剤を内部に収容し、かつ、口元部を下方
に向ける略密閉された倒立型の容器と、前記口元部の下
方位置に配設された受け台と、前記容器内の薬剤を開口
前に略密閉したキャップは外側に開口引っ張りリングを
形成し、その開口リング付きのキャップの内側面には、
開口リングと連動する開口スリットが円周上に形成して
いる。そのスリット面と容器口元部の間には、揮散体が
内蔵されていることを特徴とする揮散性薬剤徐放器前。 - 【請求項2】前記揮散体は、多孔質フィルムでそのポワ
サイズ設定状態は、開口倒立状態で薬剤が漏洩せず揮散
でき、その薬剤は最後まで揮散体に接触状態を保ってい
る。 - 【請求項3】前記揮散体は、多孔質のフィルムにこだわ
らず、焼結体又発泡体でも良い。そのポワサイズは前記
請求項2の状態により、使用薬液に合わせ多孔状態を設
定する。開口状態において、薬剤面がより外気に露出状
態に開口されている揮発性薬剤徐放器。 - 【請求項4】前記揮散体の形成位置は、薬剤が開口後又
は開口前に容器口元部に接し、開口後は外気面に露出し
ている前記請求項1の状態に準ずる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001102089A JP2002248161A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 揮散性薬剤徐放器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001102089A JP2002248161A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 揮散性薬剤徐放器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002248161A true JP2002248161A (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=18955326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001102089A Pending JP2002248161A (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 揮散性薬剤徐放器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002248161A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006110142A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | T Hasegawa Co Ltd | 薬剤揮散装置 |
JP2008289755A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 薬剤揮散装置 |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001102089A patent/JP2002248161A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006110142A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | T Hasegawa Co Ltd | 薬剤揮散装置 |
JP4674699B2 (ja) * | 2004-10-15 | 2011-04-20 | 長谷川香料株式会社 | 薬剤揮散装置 |
JP2008289755A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 薬剤揮散装置 |
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