JP2002247868A - 電気機械変換素子を使用した駆動装置 - Google Patents

電気機械変換素子を使用した駆動装置

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JP2002247868A
JP2002247868A JP2001046706A JP2001046706A JP2002247868A JP 2002247868 A JP2002247868 A JP 2002247868A JP 2001046706 A JP2001046706 A JP 2001046706A JP 2001046706 A JP2001046706 A JP 2001046706A JP 2002247868 A JP2002247868 A JP 2002247868A
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driving
electromechanical transducer
drive
pulse
driving device
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JP2001046706A
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Haruyuki Nakano
治行 中野
Satoshi Araya
聡 新家
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に駆動速度の制御ができ、装置の使用者
に不快感を与える可聴周波数のノイズの発生がない、駆
動効率のよい電気機械変換素子を使用した駆動装置を提
供する。 【解決手段】 電気機械変換素子を使用した駆動装置に
は可聴周波数以上(20kHz以上)の基準周波数の駆
動パルスが供給される。駆動パルス供給期間PDと、駆
動パルスの出力停止期間PRとの比率を選択すること
で、被駆動部材の駆動速度を希望の速度に設定すること
ができる。駆動パルスが供給されている間は被駆動部材
は移動し、駆動パルスの出力停止期間PDでは被駆動部
材は移動しない。被駆動部材の駆動速度は、被駆動部材
の移動距離を被駆動部材の移動期間と停止期間との合計
時間で除算した平均値となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気機械変換素
子を使用した駆動装置に関し、特にカメラなどの光学装
置における光学要素の駆動や精密ステージ等の駆動に適
した小型軽量な電気機械変換素子を使用したインパクト
型の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電気機械変換素子、例えば圧電
変換素子を使用した駆動装置は多数提案されていたが、
圧電変換素子に伸びと縮みの速度が異なる伸縮変位を発
生させて移動体を移動させるインパクト型の駆動装置で
は、圧電変換素子に印加する駆動電圧として鋸歯状波駆
動パルスが使用されてきた。
【0003】例えば、図9は上記した構成の駆動装置
で、圧電変換素子固定型と呼ばれる構成の駆動装置の駆
動原理を説明する図である。
【0004】固定部材101に圧電変換素子102の一
方の端部が接着固定され、圧電変換素子102の他方の
端部には駆動軸103が接着固定されている。そして、
駆動軸103に移動体104を適当な摩擦結合力で摩擦
結合させてある。
【0005】次に、その動作を説明する。まず、駆動装
置は図9の(a)に示す初期状態にあるものとする。圧
電変換素子102に図11に示すような鋸歯状波パルス
を印加すると、鋸歯状波駆動パルスの緩やかな立上り部
では、図9の(b)に示すように、圧電変換素子102
に矢印a方向の緩やかな伸び変位が発生し、圧電変換素
子102に接着固定された駆動軸103も矢印a方向に
緩やかに移動する。駆動軸103に摩擦結合した移動体
104は、駆動軸103との間の摩擦結合力により駆動
軸103と共に移動する。
【0006】鋸歯状波駆動パルスの急速な立下り部で
は、図9の(c)に示すように、圧電変換素子102に
矢印aと反対方向の急速な縮み変位が発生し、駆動軸1
03も矢印aと反対方向に急速に移動する。このとき、
移動体104は、その慣性力が駆動軸103との間の摩
擦結合力に打ち勝つてその位置に留まり移動しない。
【0007】圧電変換素子102に鋸歯状波駆動パルス
を印加し続けて連続的に速度の異なる伸縮変位を発生さ
せることで、移動体104を矢印a方向に移動させるこ
とができる。
【0008】また、図10も上記した圧電変換素子に伸
びと縮みの速度が異なる伸縮変位を発生させて移動体を
移動させる構成の駆動装置で、自走型と呼ばれる構成の
駆動装置の駆動原理を説明する図である。
【0009】移動体201に圧電変換素子202の一方
の端部が接着固定され、圧電変換素子202の他方の端
部には駆動摩擦部材203が接着固定されている。そし
て、駆動摩擦部材203は固定部材(台板)204に適
当な摩擦結合力で摩擦結合させてある。移動体201は
固定部材上を容易に移動できるように、固定部材に対向
する面にローラ205が設けられている。
【0010】次に、その動作を説明する。まず、駆動装
置は図10の(a)に示す初期状態にあるものとする。
圧電変換素子202に、図11に示すような鋸歯状波駆
動パルスを印加すると、鋸歯状波駆動パルスの緩やかな
立上り部では、図10の(b)に示すように、圧電変換
素子202に緩やかな伸び変位が発生するが、駆動摩擦
部材203は固定部材(台板)204との摩擦結合力に
より摩擦結合して移動しないので、移動体201は固定
部材上を矢印a方向に移動する。
【0011】鋸歯状波駆動パルスの急速な立下り部で
は、図10の(c)に示すように、圧電変換素子202
に急速な縮み変位が発生するが、移動体201はその慣
性力により移動せず、一方、駆動摩擦部材203は固定
部材(台板)204との摩擦結合力が慣性力より小さい
ため、移動体201側に引き寄せられる。
【0012】圧電変換素子202に鋸歯状波駆動パルス
を印加し続けて連続的に速度の異なる伸縮変位を発生さ
せることで、移動体201及び駆動摩擦部材203を矢
印a方向に移動させることができる。
【0013】このような構成の電気機械変換素子を使用
した駆動装置において、駆動速度の制御は鋸歯状波駆動
パルスの電圧を調整して行つていたが、例えば、図12
に示すように、鋸歯状波駆動パルスのピーク電圧を順次
高め、或いは下げるなどして変化させる方法がある。
【0014】また、矩形波駆動パルスを使用する場合
は、電気機械変換素子への印加電圧を一定にし、電気機
械変換素子への充放電電流を、緩やかな充電電流と急速
な放電電流になるように制御することで、或いはこれと
逆に、急速な充電電流と緩やかな放電電流になるように
制御することで、電気機械変換素子に緩やかな伸び(縮
み)変位と急速な縮み(伸び)変位を発生させることが
できる。
【0015】この場合、駆動速度の制御を行うために、
図13に示すように、電気機械変換素子へ印加する矩形
波駆動パルスのピーク電圧をV1 、V2 、V3 など段階
的に切換調整する方法などがある。
【0016】しかしながら、駆動パルスのピーク電圧が
或る電圧以下になると、駆動速度の制御ができない不感
帯Qが発生する。図14は、駆動速度Vと駆動電圧Eの
関係を説明する図で、駆動電圧Eと駆動速度Vとの関係
を示す線Pから明らかなように、駆動電圧S以下では不
感帯Qのために駆動速度の制御ができないことを示して
いる。
【0017】そこで、従来は、駆動速度を低下させるた
めに、駆動パルスを間引き、単位時間に供給する駆動パ
ルスの数を減少させて駆動していた。
【0018】図15は、駆動速度Vと駆動電圧Eとの関
係、及び駆動速度Vと駆動パルスの間引き量Tの関係を
説明する図で、線Pは駆動速度が比較的高速の場合に駆
動パルスの電圧の調整により駆動速度を制御できる範囲
を示しており、線Qは駆動電圧S以下の不感帯付近以下
の低速度において、駆動パルスの間引きにより駆動速度
を制御する範囲を示すことを示している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】駆動パルス発生回路
は、動作状態においては微小な振動音が発生してカメラ
など電気機械変換素子を使用した駆動装置が組み込まれ
た装置の使用者に不快感を与えるので、駆動パルスの周
波数(以下、基準周波数という)を可聴周波数以上に設
定し、駆動パルス発生回路から発生するノイズを人間の
耳に聞こえないようにしている。
【0020】しかし、駆動パルスを間引く場合は、駆動
パルスを間引くことにより駆動パルスの周波数が可聴周
波数の範囲になつてしまうという不都合がある。
【0021】また、駆動パルスの電圧を調整する場合
は、駆動パルス発生回路を構成する充放電回路の充電時
間の調整では駆動パルス電圧の調整ができず、充放電回
路の充電電圧を調整する必要があり、複雑な回路構成の
駆動パルス発生回路を必要とする等の不都合があつた。
この発明は上記課題を解決することを目的とするもので
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、請求項1の発明は、電気機械変換素子
と、前記電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材
と、前記駆動部材に摩擦結合された移動部材と、前記電
気機械変換素子に駆動パルスを印加する駆動回路とから
構成され、前記電気機械変換素子に伸びと縮みの速度が
異なる伸縮変位を発生させることで前記駆動部材とこれ
に摩擦結合した移動部材とを相対移動させる電気機械変
換素子を使用した駆動装置において、前記駆動回路は、
所定周波数の駆動パルスの供給及び停止を繰り返す駆動
回路であつて、駆動パルスの供給期間と供給停止期間と
の比率を調整することにより駆動速度を制御することを
特徴とする電気機械変換素子を使用した駆動装置であ
る。
【0023】請求項2の発明は、電気機械変換素子と、
前記電気機械変換素子の一方の端部が固定された固定部
材と、前記電気機械変換素子の他方の端部が固定された
駆動部材と、前記駆動部材に摩擦結合された移動部材
と、前記電気機械変換素子に駆動パルスを印加する駆動
回路とから構成され、前記電気機械変換素子に伸びと縮
みの速度が異なる伸縮変位を発生させることで前記駆動
部材に摩擦結合した移動部材を移動させる電気機械変換
素子を使用した駆動装置において、前記駆動回路は、所
定周波数の駆動パルスの供給及び停止を繰り返す駆動回
路であつて、駆動パルスの供給期間と供給停止期間との
比率を調整することにより駆動速度を制御することを特
徴とする電気機械変換素子を使用した駆動装置である。
【0024】請求項3の発明は、電気機械変換素子と、
前記電気機械変換素子の一方の端部が固定された第1部
材と、前記電気機械変換素子の他方の端部が固定され、
前記第1部材に対して相対移動可能に配置された第2部
材と、前記第2部材が摩擦結合する固定部材と、前記電
気機械変換素子に駆動パルスを印加する駆動回路とから
構成され、前記電気機械変換素子に伸びと縮みの速度が
異なる伸縮変位を発生させることで、前記第1部材に対
して前記第2部材を相対的に駆動して第1部材及び第2
部材を所定方向に移動させる電気機械変換素子を使用し
た駆動装置において、前記駆動回路は、所定周波数の駆
動パルスの供給及び停止を繰り返す駆動回路であつて、
駆動パルスの供給期間と供給停止期間との比率を調整す
ることにより駆動速度を制御することを特徴とする電気
機械変換素子を使用した駆動装置である。
【0025】そして、前記駆動パルスは可聴周波数以上
の所定周波数の駆動パルスを使用するとよく、前記所定
の周波数は20kHz以上とするとよい。
【0026】また、前記駆動パルスは矩形波とすること
ができる。
【0027】そして、前記電気機械変換素子と駆動部材
との接合、前記電気機械変換素子と固定部材との接合、
前記電気機械変換素子と前記第1部材及び第2部材との
接合は、フィラーを添加した接着剤を使用して押圧接着
し、接合面に形成された接着剤の薄層により接合すると
よい。
【0028】そして、前記フィラーは、セラミック、ガ
ラス等の絶縁性材料から構成されたものを使用すること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1はこの
発明の第1の実施の形態の電気機械変換素子を使用した
駆動装置の構成を説明する斜視図で、図2はその分解説
明図である。第1の実施の形態の駆動装置は、駆動装置
を構成する固定部材に対して摩擦結合部材が移動し、摩
擦結合部材に結合された被駆動部材を移動させる圧電変
換素子固定型と呼ばれる構成のもので、先に従来技術と
して図9を参照して説明した駆動装置と駆動原理が同一
のものである。
【0030】第1の実施の形態の駆動装置10は固定部
材11の上に組み立てられており、固定部材11に接着
固定された電気機械変換素子の1つである圧電変換素子
12、圧電変換素子12の一方の端部に接着固定された
駆動部材である駆動軸13、駆動軸13に摩擦結合する
移動部材である摩擦結合部材14から構成される。
【0031】圧電変換素子12は、電圧を印加すると厚
み方向に変位する単位の圧電素子を複数枚積層した構造
のものを使用する。積層された圧電変換素子12の一方
の端部が固定部材11の支持ブロツク11aに接着固定
され、圧電変換素子12の他方の端部には駆動軸13が
接着固定される。接着剤及び接着固定の方法については
後で説明する。
【0032】駆動軸13は、固定部材11の支持ブロツ
ク11b及び11cにより軸方向に移動可能に支持され
ており、駆動軸13の一方の端部は圧電変換素子12の
端部に接着固定されており、圧電変換素子12に厚み方
向の伸縮変位が発生すると、駆動軸13は軸方向(矢印
a方向)に移動する。
【0033】摩擦結合部材14は、駆動軸13が貫通し
駆動軸13に下側から摩擦結合するスライダー14a
と、スライダー14aの上側に形成された切欠部14c
に嵌挿され、駆動軸13に上側から摩擦結合するパツド
14b、駆動軸13とスライダー14a及びパツド14
bとの摩擦結合力を調整する板ばね15から構成され
る。パツド14bの上に形成された突起14eが板ばね
15に当接しており、板ばね15をスライダー14aに
固定するねじ15sの締め加減を調整することで、摩擦
結合力を調整することができる。このほか、摩擦結合部
の構成や摩擦結合力の調整手段としては公知の手段を適
用することができる。
【0034】次に、上記した駆動装置10の駆動動作を
説明する。図示しない駆動回路から圧電変換素子12に
鋸歯状波駆動パルスを印加して伸びと縮みの速度が異な
る伸縮変位を発生させると、圧電変換素子12に接着固
定された駆動軸13には、軸方向に速度の異なる往復振
動が発生する。
【0035】駆動軸13に摩擦結合した摩擦結合部材1
4は、駆動軸13の矢印a方向の緩やかな伸び変位では
駆動軸13との間の摩擦結合力により駆動軸13と共に
移動するが、駆動軸13の矢印aと反対方向に急速な縮
み変位では、摩擦結合部材14はその慣性力が駆動軸1
3との間の摩擦結合力に打ち勝つてその位置に留まり移
動しない。圧電変換素子12に駆動パルスを印加し続け
て連続的に速度の異なる伸縮変位を発生させることで、
摩擦結合部材14を矢印a方向に移動させることができ
る。
【0036】固定部材11は、高周波振動する圧電変換
素子12を安定して固定することができるように、高剛
性で且つ質量が大きい材料、例えば金属材料が適当であ
り、このような材料を選択することで、圧電変換素子1
2に発生する変位を有効に駆動軸13に伝達して取り出
すことができる。
【0037】圧電変換素子12には、上記した電圧を印
加すると厚み方向に変位する単位の圧電素子を複数枚積
層した構造のものの他、例えば本出願人が先に出願した
特開2001−44525号公報に記載されているよう
な、表面及び裏面に電極が形成された1枚の圧電素子の
薄板を積層して円筒体に構成した圧電変換素子を使用す
ることもできる。
【0038】この表面及び裏面に電極が形成された薄板
状の圧電素子を積層して円筒状に構成した圧電変換素子
では円筒体の端面に正負の電極が露出するから、金属材
料で構成された固定部材11や駆動軸13に接着固定す
ると、正負の電極が短絡するおそれがある。これは、上
記した円筒体に構成した圧電変換素子に限られるもので
はなく、固定部材11や駆動軸13に接着固定する面に
電極が露出する構成の圧電変換素子に共通する問題であ
る。
【0039】この電極の短絡を防止するためには、圧電
変換素子と固定部材11の支持ブロツク11aや駆動軸
13との接着面に絶縁層を設けることで解決することが
できる。
【0040】圧電変換素子12と支持ブロツク11aと
の接合、圧電変換素子12と駆動軸13との接合には、
接合面にフィラーを添加した電気絶縁性接着剤を塗布し
て押圧接着し、接合面に形成された接着剤の薄層により
接合するものとする。
【0041】絶縁性接着剤に添加するフィラーについて
説明する。フィラーは、セラミック、ガラス等の電気絶
縁性の材料で構成された、直径1〜50μmの略球形の
材料で、その縦弾性4係数は、4×103 Mpa以上の
ものとする。
【0042】また、絶縁性接着剤へのフィラーの添加量
は、基剤である絶縁性接着剤の10〜60重量パーセン
トとする。なお、絶縁性接着剤は公知の絶縁性接着剤、
例えばエポキシ系の接着剤を使用することができる。
【0043】接着剤にフィラーを添加することで接着剤
の弾性係数を高めることができるから、圧電変換素子1
2に発生する変位が接着剤層の弾性変形により吸収され
ることなく、発生変位を有効に駆動軸13に伝達して取
り出すことができると共に、圧電変換素子12の接着固
定面に露出した電極を絶縁することができる。
【0044】[第2の実施の形態]図3はこの発明の第
2の実施の形態の電気機械変換素子を使用した駆動装置
を適用した移動ステージの構成を分解して説明する斜視
図、図4は移動ステージ内部に配置された自走型駆動装
置の構成を示す斜視図、図5は移動ステージ内部に配置
された自走型駆動装置の構成を説明する分解説明図、図
6は移動ステージの側面図であつて、自走型駆動装置の
移動方向からみた側面図である。この自走型駆動装置
は、先に従来技術として図10を参照して説明した駆動
装置と駆動原理が同一のものである。
【0045】移動ステージ20は、固定台上にX軸方向
に沿つてリニアボールベアリング22a、22bが配置
された固定台21と、このリニアボールベアリング22
a、22bによりX軸方向に移動可能に支持された移動
台23から構成される。
【0046】固定台21にはX軸方向に沿つて、一定の
間隔を隔てて配置された接触部材24a及び24bが、
ばね部材24c及び24dにより固定されており、接触
部材24aと24bとの間には後述する自走型駆動装置
30が配置される。自走型駆動装置30の作用部材35
の側面と接触部材24aと24bとは、ばね部材24c
及び24dの作用により適当な摩擦力で摩擦接触してい
る。
【0047】また、自走型駆動装置30と移動台23と
は、固定ねじ23a及び23bにより固定されており、
自走型駆動装置30のX軸方向の移動により、移動台2
3はX軸方向に移動する。
【0048】自走型駆動装置30を説明する。自走型駆
動装置30は、支持ブロック31aと支持ブロック31
bから構成される第1ブロック31と、第1ブロック3
1から延長された延長部31cの端部に固定された第2
ブロック32、電気機械変換素子の1つである圧電変換
素子33、作用部材35から構成される。
【0049】第1ブロック31には移動台23を取り付
ける固定ねじ23aのねじ孔31fが、第2ブロック3
2には移動台23を取り付ける固定ねじ23bのねじ孔
32fが設けられている。
【0050】圧電変換素子33は、電圧を印加すると厚
み方向に変位する単位の圧電素子を複数枚積層した構造
のものを使用する。積層された圧電変換素子33の一方
の端部は支持ブロック31aに接着固定され、圧電変換
素子33の他方の端部は後述する作用部材35の軸35
aに接着固定される。接着剤及び接着固定の方法につい
ては後で説明する。
【0051】作用部材35は、その前後に軸35a及び
軸35bが形成されている。軸35aは支持ブロック3
1bに形成された孔31dに挿入され、軸35bは第2
ブロック32に形成された孔32dに挿入されて、作用
部材35は軸35a及び軸35bにより軸方向に移動自
在に支持されている。
【0052】また、作用部材35は、軸35a及び35
bとは直交する方向の両側面に摩擦接触面35c及び3
5dが形成されており、摩擦接触面35cは前記した接
触部材24aに摩擦接触しており、摩擦接触面35dは
前記した接触部材24bに摩擦接触している。
【0053】次に、自走型駆動装置30による移動ステ
ージ20の駆動動作を説明する。図示しない駆動回路か
ら圧電変換素子33に鋸歯状波駆動パルスを印加する
と、駆動パルスの緩やかな立上がり部では、圧電変換素
子33に緩やかな伸び変位が発生するが、作用部材35
の摩擦接触面35cは接触部材24aに、摩擦接触面3
5dは接触部材24bに摩擦接触しているので作用部材
35は移動せず、第1ブロック31と第2ブロック32
が固定台21に対して矢印a方向に移動する。
【0054】駆動パルスの急速な立下がり部では、圧電
変換素子33に急速な縮み変位が発生するが、第1ブロ
ック31と第2ブロック32とはその慣性力により移動
せず、一方、作用部材35の摩擦接触面35cと接触部
材24aとの間の摩擦結合力、摩擦接触面35dと接触
部材24bとの間の摩擦結合力が第1ブロック31と第
2ブロック32の慣性力より小さいため、作用部材35
は第1ブロック31側に引き寄せられる。
【0055】圧電変換素子33に駆動パルスを印加し続
けて連続的に速度の異なる伸縮変位を発生させること
で、自走型駆動装置30を矢印a方向に移動させること
ができ、第1ブロック31及び第2ブロック32に固定
されている移動台23をX軸方向に移動させることがで
きる。
【0056】第1ブロック31は、高周波振動する圧電
変換素子33を安定して固定することができるように、
高剛性で且つ質量が大きい材料、例えば金属材料が適当
であり、このような材料を選択することで、圧電変換素
子33に発生する変位を有効に取り出すことができる。
【0057】圧電変換素子33には、上記した単位の圧
電素子を複数枚積層した構造のものの他、第1の実施の
形態で説明したものと同様に、表面及び裏面に電極が形
成された薄板状の圧電素子を積層して円筒体に構成した
圧電変換素子を使用することもできる。
【0058】この場合も、第1の実施の形態での説明と
同様に、円筒状に構成した圧電変換素子では円筒体に端
面に正負の電極が露出するから、金属材料で構成された
第1ブロック31や軸35aに接着固定すると、正負の
電極が短絡するおそれがある。
【0059】このため、第1の実施の形態の場合と同じ
く、同様電極の短絡を防止するために、圧電変換素子と
支持ブロツク、或いは駆動軸との接着面に絶縁性接着剤
を使用して絶縁層を設けることで解決することができ
る。絶縁性接着剤や接着方法は第1の実施の形態のもの
と変わらないので、ここでは説明を省略する。
【0060】次に、圧電変換素子の駆動速度の制御につ
いて説明する。以下説明する駆動速度の制御は、上記し
た第1の実施の形態、第2の実施の形態に共通して適用
することができるものである。
【0061】上記した第1及び第2の実施の形態では、
圧電変換素子に印加する駆動パルスとして鋸歯状波駆動
パルスを使用するものとして説明したが、これは、圧電
変換素子に速度の異なる往復振動を発生させるために適
した波形の1つであるからであるが、矩形波駆動パルス
を使用することもできる。
【0062】即ち、矩形波駆動パルスの場合は、圧電変
換素子に印加する電圧を一定にし、圧電変換素子への充
電電流を緩やかな充電電流と急速な放電電流になるよう
に、或いはこれと逆に、急速な充電電流と緩やかな放電
電流になるように制御することで、圧電変換素子に速度
の異なる往復振動を発生させることができる。
【0063】以下説明する駆動速度の制御は、駆動パル
スの波形には関係なく、鋸歯状波駆動パルスでも矩形波
駆動パルスにも適用することができるものである。
【0064】先に説明したとおり、従来は、駆動速度を
低下させるには駆動パルスを間引き、単位時間に供給す
る駆動パルスの数を減少させることで達成していた。し
かしながら、これでは駆動パルスを間引くことで駆動パ
ルスの周波数が低下して可聴周波数の範囲内に入つてし
まうという不都合がある。そこで、この実施の形態で
は、駆動パルスの基準周波数は変えず、複数個の駆動パ
ルスを出力した後、所定の時間だけ駆動パルスの出力を
停止させることにより、或る時間の範囲内で駆動パルス
の個数を減少させる間引きを行うようにした。
【0065】図7は、上記した駆動パルスの基準周波数
は変えず、複数個の駆動パルスを出力した後、所定の時
間だけ駆動パルスの出力を停止させるようにした駆動回
路の構成を説明する図である。
【0066】駆動回路50は、発振周波数f1 とデュー
テイ比d1 をそれぞれ可変抵抗R11、R12で調整可能な
タイマIC(例えばTLC555CP)で構成された駆
動パルス発生回路51と、発振周波数f2 とデューテイ
比d2 をそれぞれ可変抵抗R21、R22で調整可能なタイ
マIC(例えばTLC555CP)で構成された間引き
パルス発生回路52、ロジック回路L1 、L2 、L3 、
L4 、前記した実施の形態で摩擦結合部材14或いは自
走型駆動装置30の繰り出し方向及び戻り方向を決定す
る繰出ボタン及び戻りボタンを備えたスイッチDS、速
度切替スイッチSS、圧電変換素子54を駆動する倍圧
回路53から構成される。
【0067】駆動パルス発生回路51からは、例えば発
振周波数f1 として150kHz、デューテイ比d1 が
30%の駆動パルスを発生するものとする。また、間引
きパルス発生回路52からは、例えば発振周波数f2 と
して20kHz、デューテイ比d2 が50%の間引きパ
ルスを発生するものとする。駆動パルス発生回路51の
発振周波数をf1 =150kHz、間引きパルス発生回
路52の発振周波数をf2 =20kHzとすることで、
装置の使用者に不快感を与える可聴周波数のノイズの発
生することがない。
【0068】ロジック回路L1 はEXCLUSIVE−
OR回路であり、デューテイ比d1=30%の駆動パル
スから、その反転パルスであるデューテイ比d1 =70
%の駆動パルスを出力する。ロジック回路L1 から出力
されるデューテイ比d1 =70%の駆動パルス(反転パ
ルス)は繰り出し方向の駆動用のパルスとして使用さ
れ、駆動パルス発生回路51から出力されるデューテイ
比d1 =30%の駆動パルスは、戻り方向の駆動用のパ
ルスとして使用される。
【0069】駆動方向を決定するスイッチDSの端子a
にはロジック回路L1 から出力されたデューテイ比d1
=70%の駆動パルス(反転パルス)が入力され、端子
bには駆動パルス発生回路51から出力されたデューテ
イ比d1 =30%の駆動パルスが入力される。スイッチ
DSの繰出ボタンを押し下げて繰り出し側に設定すると
デューテイ比d1 =70%の駆動パルスが出力され、ス
イッチDSの戻りボタンを押し下げて戻り側に設定する
とデューテイ比d1 =30%の駆動パルスが出力され
る。
【0070】ロジック回路L2 はAND回路で、スイッ
チDSの出力と速度切替スイッチSSの出力が入力され
る。速度切替スイッチSSが高速側に切替えられると、
ロジック回路L2 の速度切替スイッチ側の端子はHの状
態に設定されるので、ロジック回路L2 からはスイッチ
DSから出力された駆動パルスがそのまま出力され、高
速駆動を行うことができる。
【0071】速度切替スイッチSSが低速側に切替えら
れると、ロジック回路L2 の速度切替スイッチSS側の
端子は、間引きパルス発生回路52から出力される間引
きパルスがオンの期間だけHの状態になるから、ロジッ
ク回路L2 からは間引きパルスがオンの期間だけ駆動パ
ルスが出力される。オフの期間は駆動パルスが出力され
ないから駆動パルスの間引きが行なわれ、低速駆動を行
うことができる。
【0072】ロジック回路L3 、L4 はロジック回路L
2 から出力される駆動パルスを平行して同時に反転させ
るEXCLUSIVE−OR回路である。また、倍圧回
路53は電界効果トランジスタF1 、F2 、F3 、F4
から構成される。
【0073】電界効果トランジスタF1 、F2 はロジッ
ク回路L3 から出力された駆動パルスで駆動され、また
電界効果トランジスタF3 、F4 はロジック回路L4 か
ら出力された駆動パルスで駆動されるから、圧電変換素
子に印加される駆動パルス電圧を2倍にすることができ
る。例えばロジック回路L2 から0〜3Vの駆動パルス
が出力されるとすれば、圧電変換素子54には−3V〜
3Vの駆動パルスが印加される。
【0074】図8は、駆動回路から出力される駆動パル
スの波形と、被駆動部材(第1の実施の形態では摩擦結
合部材、第2の実施の形態では移動台又は自走型駆動装
置)の移動速度を説明する図である。
【0075】図8の(a)は、駆動回路から出力される
駆動パルスの波形を示すもので、符号PDは、可聴周波
数以上、例えば20kHz以上の基準周波数の駆動パル
スが供給される期間を示し、符号PRは駆動パルスの出
力停止期間を示している。
【0076】図8の(b)は、上記駆動パルスにより駆
動される被駆動部材の位置と経過時間の関係を示すもの
で、符号VDで示す線は駆動パルス供給期間PDでは被
駆動部材が移動し、駆動パルスの出力停止期間PRでは
被駆動部材が移動していないことを示している。
【0077】また、符号VMで示す線は、駆動パルスの
供給期間PDと出力停止期間PRとの間を平均したとき
の被駆動部材の平均移動位置を示しており、駆動パルス
の供給期間PDと出力停止期間PRとの比率を選択する
ことで、被駆動部材の駆動速度を希望の速度に設定する
ことができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、電気機械変換素子を使用した駆動装置の速度制御を
行うために、駆動回路は、所定周波数の駆動パルスの供
給及び停止を繰り返す駆動回路とし、駆動パルスの供給
期間と供給停止期間との比率を調整することにより駆動
速度を制御するようにしたものである。
【0079】これにより、従来のもののように駆動パル
スを間引くことにより駆動パルス周波数が可聴周波数の
範囲になつてしまうことがなく、電気機械変換素子を使
用した駆動装置が組み込まれた装置の使用者に不快感を
与えるおそれがない。
【0080】そして、駆動パルス発生回路は、駆動速度
の制御のために駆動パルスの電圧調整を行う必要がな
く、所定の周波数の駆動パルスを発生させるだけでよい
ので、駆動パルス発生回路の構成を簡単にすることがで
きる。
【0081】また電気機械変換素子と駆動軸との接合を
接着により固定するとき、接着剤にセラミック、ガラス
等の電気絶縁性のフイラーを混入することで接着面の接
着剤が弾性変形を極力少なくすることができ、駆動効率
のよい電気機械変換素子を使用した駆動装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の電気機械変換素子を使用し
た駆動装置の構成を説明する斜視図。
【図2】図1に示す電気機械変換素子を使用した駆動装
置の分解説明図。
【図3】第2の実施の形態の電気機械変換素子を使用し
た駆動装置を適用した移動ステージの構成を分解して説
明する斜視図。
【図4】移動ステージ内部に配置された自走型駆動装置
の構成を示す斜視図。
【図5】図4に示す自走型駆動装置の構成を説明する分
解説明図。
【図6】図3に示す移動ステージを自走型駆動装置の移
動方向からみた側面図。
【図7】駆動回路の構成を説明する図。
【図8】駆動回路から出力される駆動パルスの波形と被
駆動部材の移動速度を説明する図。
【図9】圧電変換素子を使用した駆動装置の駆動原理を
説明する図(その1)。
【図10】圧電変換素子を使用した駆動装置の駆動原理
を説明する図(その2)。
【図11】圧電変換素子に印加する駆動パルスの波形を
説明する図。
【図12】駆動速度制御のための駆動パルス波形の一例
を説明する図(その1)。
【図13】駆動速度制御のための駆動パルス波形の一例
を説明する図(その2)。
【図14】不感帯が発生する駆動速度と駆動電圧の関係
を説明する図。
【図15】駆動速度と駆動電圧との関係、及び駆動速度
と駆動パルスの間引き量の関係を説明する図。
【符号の説明】
10 電気機械変換素子を使用した駆動装置 11 固定部材 11a、11b、11c 支持ブロツク 12 圧電変換素子 13 駆動軸 14 摩擦結合部材 14a スライダー 14b パツド 15 板ばね 20 移動ステージ 21 固定台 22a、22b リニアボールベアリング 23 移動台 24a、24b 接触部材 24c、24d ばね部材 30 自走型駆動装置 31 第1ブロック 32 第2ブロック 33 圧電変換素子 35 作用部材 35a、35b 軸 35c、35d 摩擦接触面 50 駆動回路 51 駆動パルス発生回路 52 間引きパルス発生回路 53 倍圧回路 54 圧電変換素子 DS スイッチDS SS 速度切替スイッチ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 DB04 DC10 5H680 AA18 BB13 BC01 BC10 DD02 DD23 DD53 DD73 DD83 DD95 EE10 FF08 FF23 FF25 FF38 GG11 GG16 GG20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子の一端に固定された駆動部材と、 前記駆動部材に摩擦結合された移動部材と、 前記電気機械変換素子に駆動パルスを印加する駆動回路
    とから構成され、 前記電気機械変換素子に伸びと縮みの速度が異なる伸縮
    変位を発生させることで前記駆動部材とこれに摩擦結合
    した移動部材とを相対移動させる電気機械変換素子を使
    用した駆動装置において、 前記駆動回路は、所定周波数の駆動パルスの供給及び停
    止を繰り返す駆動回路であつて、駆動パルスの供給期間
    と供給停止期間との比率を調整することにより駆動速度
    を制御することを特徴とする電気機械変換素子を使用し
    た駆動装置。
  2. 【請求項2】 電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子の一方の端部が固定された固定部
    材と、 前記電気機械変換素子の他方の端部が固定された駆動部
    材と、 前記駆動部材に摩擦結合された移動部材と、 前記電気機械変換素子に駆動パルスを印加する駆動回路
    とから構成され、 前記電気機械変換素子に伸びと縮みの速度が異なる伸縮
    変位を発生させることで前記駆動部材に摩擦結合した移
    動部材を移動させる電気機械変換素子を使用した駆動装
    置において、 前記駆動回路は、所定周波数の駆動パルスの供給及び停
    止を繰り返す駆動回路であつて、駆動パルスの供給期間
    と供給停止期間との比率を調整することにより駆動速度
    を制御することを特徴とする電気機械変換素子を使用し
    た駆動装置。
  3. 【請求項3】 電気機械変換素子と、 前記電気機械変換素子の一方の端部が固定された第1部
    材と、前記電気機械変換素子の他方の端部が固定され、
    前記第1部材に対して相対移動可能に配置された第2部
    材と、 前記第2部材が摩擦結合する固定部材と、 前記電気機械変換素子に駆動パルスを印加する駆動回路
    とから構成され、 前記電気機械変換素子に伸びと縮みの速度が異なる伸縮
    変位を発生させることで、前記第1部材に対して前記第
    2部材を相対的に駆動して第1部材及び第2部材を所定
    方向に移動させる電気機械変換素子を使用した駆動装置
    において、 前記駆動回路は、所定周波数の駆動パルスの供給及び停
    止を繰り返す駆動回路であつて、駆動パルスの供給期間
    と供給停止期間との比率を調整することにより駆動速度
    を制御することを特徴とする電気機械変換素子を使用し
    た駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動パルスは可聴周波数以上の所定
    周波数の駆動パルスであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の電気機械変換素子を使用
    した駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動パルスの所定の周波数は20k
    Hz以上であることを特徴とする請求項4に記載の電気
    機械変換素子を使用した駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動パルスは矩形波であることを特
    徴とする請求項1乃至3記載のいずれかに記載の電気機
    械変換素子を使用した駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記電気機械変換素子と駆動部材との接
    合、前記電気機械変換素子と固定部材との接合、前記電
    気機械変換素子と前記第1部材及び第2部材との接合
    は、フィラーを添加した接着剤を使用して押圧接着し、
    接合面に形成された接着剤の薄層により接合されること
    を特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかに記載の電
    気機械変換素子を使用した駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記フィラーは、セラミック、ガラス等
    の絶縁性材料から構成されたものであることを特徴とす
    る請求項7記載の電気機械変換素子を使用した駆動装
    置。
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