JP2002246828A - トランスポンダのアンテナ - Google Patents

トランスポンダのアンテナ

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JP2002246828A
JP2002246828A JP2001038615A JP2001038615A JP2002246828A JP 2002246828 A JP2002246828 A JP 2002246828A JP 2001038615 A JP2001038615 A JP 2001038615A JP 2001038615 A JP2001038615 A JP 2001038615A JP 2002246828 A JP2002246828 A JP 2002246828A
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coil
weight
transponder
antenna
heat
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JP2001038615A
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Takeshi Soe
武司 曽江
Eiji Takahashi
英二 高橋
Minoru Nakazato
稔 中里
Koichi Ishiyama
宏一 石山
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的高温雰囲気中に置いてもトランスポン
ダのアンテナの特性が低下せず、トランスポンダが取付
けられる物品がどのような材質で形成されていても、ト
ランスポンダは確実に作動する。 【解決手段】 電磁遮蔽板13は軟磁性粉末又は軟磁性
フレークを耐熱性プラスチックに分散することにより形
成され、この電磁遮蔽板13の表面上に設けられたコイ
ル14は電磁遮蔽板13に直交する軸線を中心とする渦
巻き状に形成される。電磁遮蔽板13の表面に取付けら
れたICチップ16はコイル14に電気的に接続され、
このICチップ16には取付物品12毎に異なる固有の
情報が記憶される。耐熱性プラスチックは少なくとも2
00℃の加熱雰囲気中で軟化又は劣化しない耐熱性を有
し、電磁遮蔽板13の電気抵抗率は1×106Ω・cm
以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RFID(無線周
波数識別:Radio Frequency Identification)技術を用
いたタグや、EAS(電子式物品監視:Electronic Art
icle Surveillance)技術を用いたタグや、リーダライ
タ等のトランスポンダに用いられるアンテナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、磁芯が金属製の薄板を積層
することにより矩形状に形成され、この磁芯の外周面に
コイルが磁芯と同一平面上でかつ磁芯の長手方向と直交
する方向を軸として螺旋状に巻回されたトランスポンダ
用アンテナを特許出願した(特開平10−75113
号)。上記トランスポンダはアンテナを回路チップとと
もにプラスチック板中に埋設することにより構成され
る。また上記金属製の薄板としては、アモルファス磁性
材料が用いられる。このトランスポンダ用アンテナで
は、磁芯が可撓性を有し、屈曲による破損を防止するこ
とができ、また薄くかつアンテナの軸方向をプラスチッ
ク板面と平行にすることができるので、トランスポンダ
に硬貨やアルミ箔が重なってもアンテナの特性がほとん
ど低下しないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平10−75113号公報に示されたトランスポンダ
用アンテナを、加熱及び冷却が繰返される物品の近傍に
設置すると、比較的脆いアモルファス磁性材料により形
成された磁芯が破損して、アンテナの特性が低下するお
それがあった。本発明の目的は、比較的高温雰囲気中に
置いてもアンテナの特性が低下せず、トランスポンダが
取付けられる物品がどのような材質で形成されていて
も、トランスポンダが確実に作動する、トランスポンダ
のアンテナを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐
熱性プラスチックに分散することにより形成された電磁
遮蔽板13と、電磁遮蔽板13の表面上に設けられかつ
電磁遮蔽板13に直交する軸線を中心とする渦巻き状に
形成されたコイル14と、電磁遮蔽板13の表面に取付
けられコイル14に電気的に接続され更に取付物品12
毎に異なる固有の情報が記憶されたICチップ16とを
備えたトランスポンダであって、耐熱性プラスチックが
少なくとも200℃の加熱雰囲気中で軟化又は劣化しな
い耐熱性を有し、電磁遮蔽板13の電気抵抗率が1×1
6Ω・cm以上であることを特徴とするトランスポン
ダのアンテナである。
【0005】この請求項1に記載されたトランスポンダ
のアンテナでは、このトランスポンダ10を高温雰囲気
に曝される物品12に取付けたり、或いは加熱及び冷却
が繰返される物品12の近傍に取付けても、電磁遮蔽板
13は耐熱性プラスチックにより形成されているため軟
化又は劣化せず、トランスポンダのアンテナ17の特性
は変化しない。また上記物品12を廃棄するときに、ト
ランスポンダ10のICチップ16に記憶された物品1
2固有の情報を読出すことにより、各部品の材質を知る
ことができるので、リサイクル部品の選別作業が容易に
なる。更に表面が導電性材料や強磁性材料により形成さ
れた物品12にトランスポンダ10を取付けた状態で、
トランスポンダ10に向って電波を発信すると、トラン
スポンダのアンテナ17は電磁遮蔽板13により上記物
品12から電磁遮蔽されるので、このアンテナ17を含
む共振回路のQ値は低下せず、共振回路の自己インダク
タンスは殆ど変化せず、共振回路の共振の幅は鋭さを保
つ。ここでQ値とは角周波数をωとし、共振回路の抵抗
分をrとするとき、ωL/rで定義される数値であり、
このQ値が高いほど渦電流等による損失が少なくなり、
共振の幅が鋭くなることが知られている。
【0006】請求項2に係る発明は、図5に示すよう
に、軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐熱性プラスチッ
クに分散することにより形成されたコア板43と、コア
板43の表面上に設けられかつコア板43に直交する軸
線を中心とする渦巻き状に形成された第1コイル41
と、コア板43の裏面上に設けられかつコア板43に直
交する軸線を中心とする渦巻き状に形成され更に一端が
第1コイル41の一端に電気的に接続された第2コイル
42と、コア板43の表面又は裏面に取付けられ第1コ
イル41の他端及び第2コイル42の他端に電気的に接
続され更に取付物品12毎に異なる固有の情報が記憶さ
れたICチップ16とを備えたトランスポンダであっ
て、耐熱性プラスチックが少なくとも200℃の加熱雰
囲気中で軟化又は劣化しない耐熱性を有し、コア板43
の電気抵抗率が1×106Ω・cm以上であることを特
徴とするトランスポンダのアンテナである。この請求項
2に記載されたトランスポンダのアンテナでは、第1及
び第2コイル41,42を2層構造に形成したので、同
じ面積及び同じ厚さの単層構造のコイルよりコイル中心
の開口面積及びコイルの巻数を増大でき、到来する電波
に対する感度が高くなる。またコア板43が磁性体(軟
磁性材料の粉末等を含むプラスチック等)により形成さ
れるので、到来する電波(電磁波)を第1及び第2コイ
ル41,42に収束させることができ、電波に対する感
度が更に高まる。換言すれば、同一の感度を有するトラ
ンスポンダのアンテナを作製する場合、アンテナを小型
化できる。
【0007】請求項3に係る発明は、図7に示すよう
に、軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐熱性プラスチッ
クに分散することにより形成された磁芯部材53と、磁
芯部材53の外周面に螺旋状に巻回されたコイル54
と、磁芯部材53に取付けられコイル54に電気的に接
続され更に取付物品12毎に異なる固有の情報が記憶さ
れたICチップ16とを備えたトランスポンダであっ
て、耐熱性プラスチックが少なくとも200℃の加熱雰
囲気中で軟化又は劣化しない耐熱性を有し、磁芯部材5
3の電気抵抗率が1×106Ω・cm以上であることを
特徴とするトランスポンダのアンテナである。この請求
項3に記載されたトランスポンダのアンテナでは、トラ
ンスポンダ50のアンテナ57が磁芯部材53を有する
ため、このアンテナ57を含む共振回路の共振の幅は上
記請求項1に記載された共振回路の共振の幅より鋭い。
この結果、共振回路の共振特性は請求項1の共振回路の
共振特性より向上する。
【0008】また耐熱性プラスチックとしては、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、
液晶ポリマー、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエ
ーテルイミド又はポリエーテルサルホンのいずれかを用
いることが好ましい。請求項5に係る発明は、請求項1
ないし4いずれかに係る発明であって、更にシリコーン
樹脂により被覆されたことを特徴とする。この請求項5
に記載されたトランスポンダのアンテナでは、トランス
ポンダのアンテナをシリコーン樹脂にて被覆することに
より、200℃程度の高温雰囲気中でもシリコーン樹脂
が軟化又は劣化しないので、タグ用アンテナはシリコー
ン樹脂により確実に保護される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、物
品12にはトランスポンダであるRFID用タグ10が
取付けられる。このタグ10は軟磁性粉末又は軟磁性フ
レークを耐熱性プラスチックに分散することにより形成
された電磁遮蔽板13と、この電磁遮蔽板13の表面に
設けられ電磁遮蔽板13に直交する軸線を中心とする渦
巻き状に形成されたコイル14と、電磁遮蔽板13の表
面に取付けられ物品12毎に異なる固有の情報が記憶さ
れたICチップ16とを備える。物品12はこの実施の
形態では自動車であり、RFID用タグ10はこの自動
車12の金属製のフレーム12a(鋼板等の導電性を有
する磁性材料により形成されたフレーム)にエンジンに
接近して取付けられる。またICチップ16はコイル1
4に電気的に接続され、このICチップ16のメモリ1
6aには上記自動車12の型式、製造年月日、製造番
号、各部品の材質などが記憶される。更にコイル14と
電磁遮蔽板13とによりタグ用アンテナ17が構成され
る。なお、図1の符号21はコイル14及びICチップ
16を取付けるための第1絶縁シートであり、符号22
はコイル14及びICチップ16の上面を覆うための第
2絶縁シートである。
【0010】電磁遮蔽板13に含まれる軟磁性材料とし
てはアモルファス合金、パーマロイ、電磁軟鉄、ケイ素
鋼板、センダスト合金、Fe−Al合金又はフェライト
のいずれかが用いられる。アモルファス合金とは、コバ
ルト系、鉄系、ニッケル系等の高透磁率材料であり、具
体的にはCo,Fe,Niを合計70〜98重量%含
み、B,Si,Pを合計2〜30重量%含み、更にその
他にAl,Mn,Zr,Nb等を含む合金が挙げられ
る。
【0011】コバルト系合金の具体的例としては、Co
−84重量%とFe−5.3重量%とSi−8.5重量
%とB−2.2重量%からなる合金、Co−84重量%
とFe−3.3重量%とB−1.3重量%とP−9.8
重量%とAl−1.6重量%からなる合金、Co−89
重量%とFe−5.3重量%とSi−2.3重量%とB
−3.4重量%からなる合金、Co−81.9重量%と
Fe−5.1重量%とSi−10重量%とB−3重量%
からなる合金、Co−80重量%とFe−10重量%と
Si−6重量%とB−4重量%からなる合金、Co−7
8.8重量%とFe−5.1重量%とSi−6.1重量
%とB−4.7重量%とNi−5.3重量%からなる合
金等が挙げられる。
【0012】鉄系合金の具体的例としては、Fe−9
5.4重量%とB−4.6重量%からなる合金、Fe−
91.4重量%とSi−5.9重量%とB−2.7重量
%からなる合金等が挙げられる。Ni系合金の具体的例
としては、Ni−94.5重量%とP−5.5重量%か
らなる合金等が挙げられる。パーマロイの具体例として
は、78-Permalloy,45-Permalloy,Hipernik,Monima
x,Sinimax,Radiometal,1040 Alloy,Mumetal,Cr-Pe
rmalloy,Mo-Permalloy,Supermalloy,Hardperm,36-P
ermalloy,Deltamax,角形ヒステリシスパーマロイ,JI
S PB 1種及び2種,JIS PC 1種〜3種,JIS PD 1種及び2
種,JIS PE 1種及び2種等が挙げられる。
【0013】電磁軟鉄の具体例としては、工業純鉄、ア
ームコ鉄、Cioffi純鉄、低炭素鋼板等が挙げられる。ケ
イ素鋼板の具体例としては、無方向性ケイ素鋼板、方向
性ケイ素鋼板等が挙げられる。センダスト・Fe−Al
合金の具体例としては、アルパーム、ハイパーマル、セ
ンダスト、スーパーセンダスト等が挙げられる。フェラ
イトとは、二価の金属イオンをMと表した場合に、MO
・Fe23なる化学式で表される酸化物であり、二価の
金属イオンとしては、Mn,Mg,Ni,Co,Cu,
Znなどが挙げられる。但し、Mに入る元素は上記金属
イオン中の1種類に限定されるわけではなく、例えば
(NiXZn1−X)O・Fe23のように複数で構成
されてもよい。またフェライト粉末は、フェライト焼結
体を微粉砕した焼結フェライト粉末であってもよい。フ
ェライトの具体例としては、Mn−Mg系フェライト、
Ni−Zn系フェライトや、Mg−Zn系フェライト、
Mn−Zn系フェライト等が挙げられる。
【0014】上記軟磁性材料の粉末としては、粒径が1
〜100μmの粉末を用いることが好ましい。また軟磁
性材料のフレークとしては、上記粉末をボールミルロー
ラー等で機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系
又はコバルト系合金の溶湯粒を水冷銅に衝突させて得ら
れたアモルファスフレークなどを用いることが好まし
い。
【0015】軟磁性粉末又は軟磁性フレークを分散する
耐熱性プラスチックとしては、ポリフェニレンサルファ
イド(PPS樹脂)、ポリエーテルエーテルケトン(P
EEK樹脂)、液晶ポリマー(LCP樹脂)、ポリイミ
ド(PI樹脂)、ポリアミドイミド(PAI樹脂)、ポ
リエーテルイミド(PEI樹脂)又はポリエーテルサル
ホン(PES樹脂)のいずれかを用いることが好まし
い。このような耐熱性プラスチックを用いることによ
り、電磁遮蔽板13は少なくとも200℃の加熱雰囲気
中に1000時間保持しても軟化や劣化が生じず、かつ
室温と200℃との間を最大1500℃/時間の加熱速
度及び冷却速度で1000回加熱及び冷却を繰返す熱サ
イクルを付与しても殆ど劣化しないように構成される。
【0016】電磁遮蔽板13の電気抵抗率は1×106
Ω・cm以上である。電気抵抗率を1×106Ω・cm
以上に限定したのは、1×106Ω・cm未満では、渦
電流損失の増大によりアンテナを含む共振回路の共振が
小さくなり、事実上動作不能となるからである。また電
磁遮蔽板13に含まれる軟磁性材料は75重量%以上で
あり、残部が耐熱性プラスチックであることが好まし
い。軟磁性材料を75重量%以上に限定したのは、75
重量%未満では、金属製のフレーム12aからタグ用ア
ンテナ17を電磁遮蔽できないからである。更にタグ用
アンテナ17はフレーム12aへの接着面を除いてシリ
コーン樹脂により被覆されることが好ましい。これは2
00℃程度の高温雰囲気中でもシリコーン樹脂が軟化又
は劣化しないので、タグ用アンテナ17をシリコーン樹
脂により確実に保護できるからである。
【0017】一方、ICチップ16は図4に示すよう
に、電源回路16bと、無線周波数(RF)回路16c
と、変調回路16dと、復調回路16eと、CPU16
fと、このCPU16fに接続され自動車12固有の情
報(自動車12の型式、製造年月日、製造番号、各部品
の材質など)が記憶された上記メモリ16aとを有す
る。電源回路16bはコンデンサ(図示せず)を内蔵
し、このコンデンサはタグ用アンテナ17とともに共振
回路を構成する。このコンデンサにはタグ用アンテナ1
7が特定の周波数の電波(上記共振回路が共振する周波
数)を受信したときにその相互誘導作用で生じる電力が
充電される。電源回路16bはこの電力を整流し安定化
してCPU16fに供給し、ICチップ16を活性化す
る。メモリ16aはROM(read only memory)、RA
M(ramdom-access memory)及びEEPROM(electr
ically erasable programmable read only memory)を
含み、CPU16fの制御の下で後述するリーダライタ
23(図4)からの電波のデータ通信による読出しコマ
ンドに応じて記憶されたデータの読出しを行うととも
に、リーダライタ23からの書込みコマンドに応じてデ
ータの書込みが行われる。
【0018】上記ICチップ16のメモリ16aに記憶
された自動車12固有の情報は図4に示すように、リー
ダライタ23により取出される。リーダライタ23はI
Cチップ16のメモリ16aに記憶された情報を読出し
かつICチップ16のメモリ16aに情報を書込むよう
に構成され、タグ用アンテナ17と相互誘導作用するリ
ーダライタ用アンテナ24と、このアンテナ24から電
波を発信しかつアンテナ24の受けた電波を処理する処
理部25と、ICチップ16のメモリ16aに記憶され
た情報を表示する表示部26とを有する。リーダライタ
用アンテナ24は自動車12に取付けられたタグ10の
タグ用アンテナ17に電波を発信しかつそのタグ用アン
テナ17からの電波を受信可能に構成される。また処理
部25はリーダライタ用アンテナ24に接続され、バッ
テリを内蔵する電源回路25aと、無線周波数(RF)
回路25bと、変調回路25cと、復調回路25dと、
CPU25eと、このCPU25eに接続されICチッ
プ16から読取った情報を記憶するメモリ25fとを有
する。また処理部25のCPU25eには入力部25g
が接続され、この入力部25gにより入力された情報は
ICチップ16のメモリ16aに書込み可能に構成され
る。上記リーダライタ23は生産ラインの近傍に設置さ
れる。更に上記タグ10(電磁遮蔽板13を含む。)は
図示しないが接着剤等によりフレーム12aの表面に取
付けられる。
【0019】このように構成されたRFID用タグ10
の製造方法を図1〜図3に基づいて説明する。先ず薄い
耐熱性プラスチックからなる第1絶縁シート21の両面
にアルミニウム箔を接着剤で貼り合わせたものを用意す
る。この第1絶縁シート21の上面のアルミニウム箔
に、中心から矩形又は円形の渦巻き状に巻回されたコイ
ル14とこのコイル14の内端に電気的に接続された第
1端子部31とを耐エッチング塗料のシルクスクリーン
法により印刷する。次いで第1絶縁シート21の下面の
アルミニウム箔に、一端がコイル14の外端に接続され
他端が第1端子部31近傍まで延びる第2端子部32を
耐エッチング塗料のシルクスクリーン法により印刷す
る。これらの耐エッチング塗料を乾燥してエッチング処
理を行った後に、第1絶縁シート21の圧縮・破壊によ
り形成された第1透孔21aを介してコイル14の外端
と第2端子部32の一端とを電気的に接続する。
【0020】次にICチップ16を第1絶縁シート21
上にコイル14の中心に位置するように接着し、ICチ
ップ16と第1端子部31とを電気的に接続するととも
に、第1絶縁シート21の所定部分の破壊により形成さ
れた第2透孔21bを介してICチップ16と第2端子
部32の他端とを電気的に接続する。更にコイル14及
びICチップ16の上面に第1絶縁シート21と同一材
質及び同一形状の第2絶縁シート22を接着する。一
方、粒径が1〜100μmの軟磁性粉末を75重量%以
上と、耐熱性プラスチックを残部とを少量のバインダと
ともに十分に混合して型に入れ、軟磁性粉末を分散した
耐熱プラスチック製の電磁遮蔽板13を作製する。この
電磁遮蔽板13を上記第1絶縁シート21の下面に貼付
けることにより、RFID用タグ10が得られる。
【0021】このように製造されたRFID用タグ10
の動作を図1〜図4に基づいて説明する。予めエンジン
の組立て時にRFID用タグ10を鋼板製のフレーム1
2aにエンジンに接近して取付ける。この状態でエンジ
ンを生産ラインに流すと、生産ラインの各場所に設置さ
れたリーダライタ23が質問信号を所定の電波に載せて
上記RFID用タグ10に発信する。具体的には、リー
ダライタ用アンテナ24からタグ用アンテナ17に向け
て2値化されたデジタル信号の質問信号を特定周波数の
電波により送信する。リーダライタ23から発せられる
デジタル信号は、図示しない信号発生器から発せられ変
調回路25cで変調を受け、RF回路25bでこの変調
した信号を増幅してリーダライタ用アンテナ24から送
信される。この変調には例えばASK(振幅変調)、F
SK(周波数変調)又はPSK(位相変調)が挙げられ
る。送信された質問信号の電波はタグ用アンテナ17に
受信される。このときタグ用アンテナ17とICチップ
16の電源回路16bのコンデンサ(図示せず)により
構成される共振回路は電磁遮蔽板13により上記鋼板製
のフレーム12aから電磁遮蔽される。即ち、上記質問
信号の電波の発信によりフレーム12aに渦電流が発生
しても、共振回路は電磁遮蔽板13により電磁遮蔽され
て上記渦電流の影響を受けないので、共振回路のQ値が
低下することはなく、共振回路の自己インダクタンスは
殆ど変化せず、共振の幅は鋭さを保つ。
【0022】このため、上記コンデンサには十分な量の
電力が充電される、即ちリーダライタ用アンテナ24と
タグ用アンテナ17の相互誘導作用により十分な量の電
力が電源回路16bのコンデンサに充電される。電源回
路16bはこの電力を整流し安定化してCPU16fに
供給し、ICチップ16を活性化し、更にRF回路16
cを介して復調回路16eで元のデジタル信号の質問信
号を再現させる。CPU16fはこの質問信号に基づい
てメモリ16aに書込まれていたその自動車12に関す
る情報を送信する。この情報の送信は2値化されたデー
タ信号をICチップ16の変調回路16dで変調し、R
F回路16bで増幅してタグ用アンテナ17から送出す
ることにより行われる。送信されたデータはリーダライ
タ用アンテナ24が受信し、処理部25はタグ10から
の自動車12固有の情報を表示部26に表示する。生産
ラインに配置された作業者はその表示部26に表示され
た情報を見てその自動車12に組込むべき部品を組付け
る。
【0023】また作業者はリーダライタ23の入力部2
5gから所定の部品を組付けた旨及びその日付をICチ
ップ16のメモリ16aに書込む。具体的にはリーダラ
イタ用アンテナ24からタグ用アンテナ17に向けて上
記組付けた旨及びその日付を特定周波数の電波により送
信する。この情報は2値化されたデジタル信号としてリ
ーダライタ23から発せられる。このデジタル信号は、
図示しない信号発生器から発せられ変調回路25cで変
調を受け、RF回路25bでこの変調した信号を増幅し
てリーダライタ用アンテナ24から送信される。送信さ
れた電波はタグ用アンテナ17に受信され、この受信に
より、電源回路16bのコンデンサにはリーダライタ用
アンテナ24とタグ用アンテナ17の相互誘導作用で生
じる電力が充電される。この結果、電源回路16bは電
力を整流し安定化してCPU16fに供給し、ICチッ
プ16を活性化する。次にICチップ16のRF回路1
6cでは復調に必要な信号のみを取込み、復調回路16
eで上記情報のデジタル信号を再現させて、CPU16
fによりこのデジタル信号をメモリ16aに書込む。
【0024】更にその自動車12が生産ラインを流れ、
ボデーを所定の色で塗装した後に電気炉に搬入して乾燥
する。このときRFID用タグ10は自動車12ととも
に200℃程度の高温になるけれども、電磁遮蔽板1
3、第1及び第2絶縁シート21,22が耐熱性プラス
チックにより形成されているため、これらの部材が軟化
又は劣化することはない。この結果、タグ用アンテナ1
7の特性が変化しないので、リーダライタ23はタグ1
0のICチップ16に記憶された自動車12固有の情報
を読出すことができる。また上記タグ10はエンジン近
傍に位置するため、エンジンの作動及び停止により熱サ
イクルが付加されるけれども、上記と同様に電磁遮蔽板
13、第1及び第2絶縁シート21,22が軟化又は劣
化せず、タグ用アンテナ17の特性は変化しない。この
結果、上記自動車12が廃車になって、解体するとき
に、リーダライタ23がタグ10のICチップ16に記
憶された自動車12固有の情報を読出すことにより、各
部品の材質を知ることができるので、リサイクル部品の
選別作業が容易になる。
【0025】図5及び図6は本発明の第2の実施の形態
を示す。図5及び図6において図1及び図4と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、軟磁性粉末又
は軟磁性フレークを耐熱性プラスチックに分散すること
によりコア板43が形成され、第1コイル41がコア板
43の表面上に設けられ、第2コイル42がコア板43
の裏面上に設けられる。第1及び第2コイル41,42
はコア板43に直交する軸線を中心とする渦巻き状に形
成され、第2コイル42の一端はコア板43に形成され
た第1通孔43aを介して第1コイル41の一端に電気
的に接続される。上記第1及び第2コイル41,42は
共振時にこれらのコイルに流れる電流が互いに打消し合
うのを防止するために、同一方向に巻回される。またコ
ア板43の表面にはICチップ16が取付けられ、この
ICチップ16は第1コイル41の他端及び第2コイル
42の他端にそれぞれ電気的に接続される。ここでIC
チップ16と第2コイル42とは第2通孔43bを介し
て電気的に接続される。なお、この実施の形態では、I
Cチップをコア板の表面に取付けたが、コア板の裏面に
取付けてもよい。
【0026】コア板43に含まれる軟磁性粉末又は軟磁
性フレークは第1の実施の形態の電磁遮蔽板に含まれる
軟磁性粉末又は軟磁性フレークと同一のものが用いられ
る。またコア板43に含まれる耐熱性プラスチックは第
1の実施の形態の電磁遮蔽板に含まれる耐熱性プラスチ
ックと同様に、少なくとも200℃の加熱雰囲気中に1
000時間保持しても軟化や劣化が生じず、かつ室温と
200℃との間を最大1500℃/時間の加熱速度及び
冷却速度で1000回加熱及び冷却を繰返す熱サイクル
を付与しても殆ど劣化しないように構成される。またコ
ア板43の電気抵抗率は第1の実施の形態の電磁遮蔽板
と同様に1×106Ω・cm以上である。なお、コア板
43と第1及び第2コイル41,42によりタグ用アン
テナ47が構成される。上記以外は第1の実施の形態と
同一に構成される。
【0027】このように構成されたRFID用タグ40
では、第1及び第2コイル41,42を2層構造に形成
したので、同じ面積及び同じ厚さの単層構造のコイルよ
りコイル中心の開口面積及びコイルの巻数を増大でき
る。この結果、到来する電波に対する感度が高くなる。
またコア板43が軟磁性材料の粉末又はフレークをプラ
スチック又はゴムに分散して得られた磁性体により形成
されるので、到来する電波(電磁波)を第1及び第2コ
イル41,42に収束させることができる。この結果、
電波に対する感度が更に高まる。換言すれば、同一の感
度を有するトランスポンダ用アンテナを作製する場合、
本実施の形態のアンテナは小型化が可能となる。上記以
外は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返
しの説明を省略する。
【0028】図7及び図8は本発明の第3の実施の形態
を示す。図7及び図8において図1及び図2と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、タグ用アンテ
ナ57が軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐熱性プラス
チックに分散することにより形成された磁芯部材53
と、磁芯部材53の外周面に螺旋状に巻回されたコイル
54とを有する。磁芯部材53は平板状に形成され、コ
イル54は磁芯部材53にその軸線(磁芯部材53の平
面内に延びる軸線)を中心として螺旋状に巻回される。
また磁芯部材53の表面にはICチップ16が取付けら
れ、このICチップ16はコイル54の両端にそれぞれ
電気的に接続される。
【0029】磁芯部材53に含まれる軟磁性粉末又は軟
磁性フレークは第1の実施の形態の電磁遮蔽板に含まれ
る軟磁性粉末又は軟磁性フレークと同一のものが用いら
れる。また磁芯部材53に含まれる耐熱性プラスチック
は第1の実施の形態の電磁遮蔽板に含まれる耐熱性プラ
スチックと同様に、少なくとも200℃の加熱雰囲気中
に1000時間保持しても軟化や劣化が生じず、かつ室
温と200℃との間を最大1500℃/時間の加熱速度
及び冷却速度で1000回加熱及び冷却を繰返す熱サイ
クルを付与しても殆ど劣化しないように構成される。ま
た磁芯部材53の電気抵抗率は第1の実施の形態の電磁
遮蔽板と同様に1×106Ω・cm以上である。上記以
外は第1の実施の形態と同一に構成される。
【0030】このように構成されたRFID用タグ50
では、タグ用アンテナ57が磁芯部材53を有するた
め、タグ用アンテナ57とICチップ16に内蔵された
コンデンサ(図示せず)により構成される共振回路の共
振の幅は第1の実施の形態の共振回路の共振の幅より鋭
い。この結果、共振回路の共振特性は第1の実施の形態
の共振回路の共振特性より向上する。上記以外の動作は
第1の実施の形態と略同様であるので、繰返しの説明を
省略する。なお、上記第1〜第3の実施の形態では、ト
ランスポンダとしてRFID用タグを挙げたが、EAS
用タグ、リーダライタ又はその他のトランスポンダでも
よい。
【0031】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例1>図7及び図8に示すように、先ずNi−Z
n系フェライト焼結体を乳鉢ですりつぶし、ボールミル
粉砕による粉砕後粒径10μmのふるいを通した粉末を
用意した。この粉末を92重量%と、PPS樹脂を8重
量%とを少量のアセトン中で十分に混合して型に入れ、
縦×横×厚さが50mm×50mm×2mmのNi−Z
n系フェライト粉末を分散したPPS樹脂製の磁芯部材
53を作製した。次にこの磁芯部材53の外周面に直径
が0.5mmの被覆銅線を3回巻回することによりコイ
ル54を形成し、RFID用タグ50を得た。このRF
ID用タグ50を実施例1とした。
【0032】<実施例2>Mg−Zn系フェライト粉末
を90重量%と、PPS樹脂を10重量%とを少量のア
セトン中で十分に混合して型に入れ、Mg−Zn系フェ
ライト粉末を分散したPPS樹脂製の磁芯部材を作製し
たことを除いて、実施例1と同様にしてRFID用タグ
を作製した。このRFID用タグを実施例2とした。 <実施例3>Mn−Zn系フェライト粉末を88重量%
と、PPS樹脂を12重量%とを少量のアセトン中で十
分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェライト粉末を
分散したPPS樹脂製の磁芯部材を作製したことを除い
て、実施例1と同様にしてRFID用タグを作製した。
このRFID用タグを実施例3とした。 <実施例4>軟磁性鉄粉末を85重量%と、PPS樹脂
を15重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して型
に入れ、軟磁性鉄粉末を分散したPPS樹脂製の磁芯部
材を作製したことを除いて、実施例1と同様にしてRF
ID用タグを得た。このRFID用タグを実施例4とし
た。 <実施例5>センダスト粉末を75重量%と、PPS樹
脂を25重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、センダスト粉末を分散したPPS樹脂製の磁
芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にして
RFID用タグを得た。このRFID用タグを実施例5
とした。
【0033】<実施例6>Ni−Zn系フェライト粉末
を88重量%と、PEEK樹脂を12重量%とを少量の
アセトン中で十分に混合して型に入れ、Mg−Zn系フ
ェライト粉末を分散したPEEK樹脂製の磁芯部材を作
製したことを除いて、実施例1と同様にしてRFID用
タグを得た。このRFID用タグを実施例6とした。 <実施例7>Mg−Zn系フェライト粉末を91重量%
と、PEEK樹脂を9重量%とを少量のアセトン中で十
分に混合して型に入れ、Mg−Zn系フェライト粉末を
分散したPEEK樹脂製の磁芯部材を作製したことを除
いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。こ
のRFID用タグを実施例7とした。 <実施例8>Mn−Zn系フェライト粉末を75重量%
と、PEEK樹脂を25重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェライト粉末
を分散したPEEK樹脂製の磁芯部材を作製したことを
除いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。
このRFID用タグを実施例8とした。 <実施例9>軟磁性鉄粉末を88重量%と、PEEK樹
脂を12重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、軟磁性鉄粉末を分散したPEEK樹脂製の磁
芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にして
RFID用タグを得た。このRFID用タグを実施例9
とした。
【0034】<実施例10>センダスト粉末を77重量
%と、PEEK樹脂を23重量%とを少量のアセトン中
で十分に混合して型に入れ、センダスト粉末を分散した
PEEK樹脂製の磁芯部材を作製したことを除いて、実
施例1と同様にしてRFID用タグを得た。このRFI
D用タグを実施例10とした。 <実施例11>Ni−Zn系フェライト粉末を82重量
%と、LCP樹脂を18重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Ni−Zn系フェライト粉末
を分散したLCP樹脂製の磁芯部材を作製したことを除
いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。こ
のRFID用タグを実施例11とした。 <実施例12>Mg−Zn系フェライト粉末を89重量
%と、LCP樹脂を11重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Mg−Zn系フェライト粉末
を分散したLCP樹脂製の磁芯部材を作製したことを除
いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。こ
のRFID用タグを実施例12とした。 <実施例13>Mn−Zn系フェライト粉末を90重量
%と、LCP樹脂を10重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェライト粉末
を分散したLCP樹脂製の磁芯部材を作製したことを除
いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。こ
のRFID用タグを実施例13とした。
【0035】<実施例14>軟磁性鉄粉末を75重量%
と、LCP樹脂を25重量%とを少量のアセトン中で十
分に混合して型に入れ、軟磁性鉄粉末を分散したLCP
樹脂製の磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1と
同様にしてRFID用タグを得た。このRFID用タグ
を実施例14とした。 <実施例15>センダスト粉末を85重量%と、LCP
樹脂を15重量%とを少量のアセトン中で十分に混合し
て型に入れ、センダスト粉末を分散したLCP樹脂製の
磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にし
てRFID用タグを得た。このRFID用タグを実施例
15とした。 <実施例16>Ni−Zn系フェライト粉末を96重量
%と、PI樹脂を4重量%とを少量のアセトン中で十分
に混合して型に入れ、Ni−Zn系フェライト粉末を分
散したPI樹脂製の磁芯部材を作製したことを除いて、
実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。このRF
ID用タグを実施例16とした。 <実施例17>Mg−Zn系フェライト粉末を94重量
%と、PI樹脂を6重量%とを少量のアセトン中で十分
に混合して型に入れ、Mg−Zn系フェライト粉末を分
散したPI樹脂製の磁芯部材を作製したことを除いて、
実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。このRF
ID用タグを実施例17とした。
【0036】<実施例18>軟磁性鉄粉末を92重量%
と、PI樹脂を8重量%とを少量のアセトン中で十分に
混合して型に入れ、軟磁性鉄粉末を分散したPI樹脂製
の磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様に
してRFID用タグを得た。このRFID用タグを実施
例18とした。 <実施例19>パーマロイ粉末を84重量%と、PI樹
脂を16重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、パーマロイ粉末を分散したPI樹脂製の磁芯
部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にしてR
FID用タグを得た。このRFID用タグを実施例19
とした。 <実施例20>センダスト粉末を80重量%と、PI樹
脂を20重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、センダスト粉末を分散したPI樹脂製の磁芯
部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にしてR
FID用タグを得た。このRFID用タグを実施例20
とした。 <実施例21>Ni−Zn系フェライト粉末を88重量
%と、PAI樹脂を12重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Ni−Zn系フェライト粉末
を分散したPAI樹脂製の磁芯部材を作製したことを除
いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。こ
のRFID用タグを実施例21とした。
【0037】<実施例22>Mn−Zn系フェライト粉
末を79重量%と、PAI樹脂を21重量%とを少量の
アセトン中で十分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フ
ェライト粉末を分散したPAI樹脂製の磁芯部材を作製
したことを除いて、実施例1と同様にしてRFID用タ
グを得た。このRFID用タグを実施例22とした。 <実施例23>軟磁性鉄粉末を82重量%と、PAI樹
脂を18重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、軟磁性鉄粉末を分散したPAI樹脂製の磁芯
部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にしてR
FID用タグを得た。このRFID用タグを実施例23
とした。 <実施例24>パーマロイ粉末を80重量%と、PAI
樹脂を20重量%とを少量のアセトン中で十分に混合し
て型に入れ、パーマロイ粉末を分散したPAI樹脂製の
磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にし
てRFID用タグを得た。このRFID用タグを実施例
24とした。 <実施例25>センダスト粉末を78重量%と、PAI
樹脂を22重量%とを少量のアセトン中で十分に混合し
て型に入れ、センダスト粉末を分散したPAI樹脂製の
磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にし
てRFID用タグを得た。このRFID用タグを実施例
25とした。
【0038】<実施例26>Ni−Zn系フェライト粉
末を83重量%と、PEI樹脂を17重量%とを少量の
アセトン中で十分に混合して型に入れ、Ni−Zn系フ
ェライト粉末を分散したPEI樹脂製の磁芯部材を作製
したことを除いて、実施例1と同様にしてRFID用タ
グを得た。このRFID用タグを実施例26とした。 <実施例27>Mn−Zn系フェライト粉末を93重量
%と、PEI樹脂を7重量%とを少量のアセトン中で十
分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェライト粉末を
分散したPEI樹脂製の磁芯部材を作製したことを除い
て、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。この
RFID用タグを実施例27とした。 <実施例28>軟磁性鉄粉末を79重量%と、PEI樹
脂を21重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、軟磁性鉄粉末を分散したPEI樹脂製の磁芯
部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にしてR
FID用タグを得た。このRFID用タグを実施例28
とした。 <実施例29>パーマロイ粉末を90重量%と、PEI
樹脂を10重量%とを少量のアセトン中で十分に混合し
て型に入れ、パーマロイ粉末を分散したPEI樹脂製の
磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にし
てRFID用タグを得た。このRFID用タグを実施例
29とした。
【0039】<実施例30>センダスト粉末を86重量
%と、PEI樹脂を14重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、センダスト粉末を分散したP
EI樹脂製の磁芯部材を作製したことを除いて、実施例
1と同様にしてRFID用タグを得た。このRFID用
タグを実施例30とした。 <実施例31>Ni−Zn系フェライト粉末を90重量
%と、PES樹脂を10重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Ni−Zn系フェライト粉末
を分散したPES樹脂製の磁芯部材を作製したことを除
いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。こ
のRFID用タグを実施例31とした。 <実施例32>Mn−Zn系フェライト粉末を89重量
%と、PES樹脂を11重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェライト粉末
を分散したPES樹脂製の磁芯部材を作製したことを除
いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。こ
のRFID用タグを実施例32とした。 <実施例33>軟磁性鉄粉末を95重量%と、PES樹
脂を5重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して型
に入れ、軟磁性鉄粉末を分散したPES樹脂製の磁芯部
材を作製したことを除いて、実施例1と同様にしてRF
ID用タグを得た。このRFID用タグを実施例33と
した。
【0040】<実施例34>パーマロイ粉末を83重量
%と、PES樹脂を17重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、パーマロイ粉末を分散したP
ES樹脂製の磁芯部材を作製したことを除いて、実施例
1と同様にしてRFID用タグを得た。このRFID用
タグを実施例34とした。 <実施例35>センダスト粉末を76重量%と、PES
樹脂を24重量%とを少量のアセトン中で十分に混合し
て型に入れ、センダスト粉末を分散したPES樹脂製の
磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にし
てRFID用タグを得た。このRFID用タグを実施例
35とした。
【0041】<比較例1>Ni−Zn系フェライト粉末
を93重量%と、66ナイロンを7重量%とを少量のア
セトン中で十分に混合して型に入れ、Ni−Zn系フェ
ライト粉末を分散した66ナイロン製の磁芯部材を作製
したことを除いて、実施例1と同様にしてRFID用タ
グを得た。このRFID用タグを比較例1とした。 <比較例2>Mn−Zn系フェライト粉末を90重量%
と、66ナイロンを10重量%とを少量のアセトン中で
十分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェライト粉末
を分散した66ナイロン製の磁芯部材を作製したことを
除いて、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。
このRFID用タグを比較例2とした。 <比較例3>軟磁性鉄粉末を82重量%と、66ナイロ
ンを18重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、軟磁性鉄粉末を分散した66ナイロン製の磁
芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にして
RFID用タグを得た。このRFID用タグを比較例3
とした。 <比較例4>Mg−Zn系フェライト粉末を95重量%
と、PPS樹脂を5重量%とを少量のアセトン中で十分
に混合して型に入れ、Mg−Zn系フェライト粉末を分
散したPPS樹脂製の磁芯部材を作製したことを除い
て、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。この
RFID用タグを比較例4とした。
【0042】<比較例5>Mn−Zn系フェライト粉末
を96重量%と、PEEK樹脂を4重量%とを少量のア
セトン中で十分に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェ
ライト粉末を分散したPEEK樹脂製の磁芯部材を作製
したことを除いて、実施例1と同様にしてRFID用タ
グを得た。このRFID用タグを比較例5とした。 <比較例6>Mn−Zn系フェライト粉末を95重量%
と、LCP樹脂を5重量%とを少量のアセトン中で十分
に混合して型に入れ、Mn−Zn系フェライト粉末を分
散したLCP樹脂製の磁芯部材を作製したことを除い
て、実施例1と同様にしてRFID用タグを得た。この
RFID用タグを比較例6とした。 <比較例7>軟磁性鉄粉末を96重量%と、PI樹脂を
4重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して型に入
れ、軟磁性鉄粉末を分散したPI樹脂製の磁芯部材を作
製したことを除いて、実施例1と同様にしてRFID用
タグを得た。このRFID用タグを比較例7とした。 <比較例8>パーマロイ粉末を93重量%と、PAI樹
脂を7重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して型
に入れ、パーマロイ粉末を分散したPAI樹脂製の磁芯
部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にしてR
FID用タグを得た。このRFID用タグを比較例8と
した。
【0043】<比較例9>センダスト粉末を88重量%
と、PEI樹脂を12重量%とを少量のアセトン中で十
分に混合して型に入れ、センダスト粉末を分散したPE
I樹脂製の磁芯部材を作製したことを除いて、実施例1
と同様にしてRFID用タグを得た。このRFID用タ
グを比較例9とした。 <比較例10>センダスト粉末を91重量%と、PES
樹脂を9重量%とを少量のアセトン中で十分に混合して
型に入れ、センダスト粉末を分散したPES樹脂製の磁
芯部材を作製したことを除いて、実施例1と同様にして
RFID用タグを得た。このRFID用タグを比較例1
0とした。
【0044】<比較試験1及び評価>実施例1〜35及
び比較例1〜10のRFID用タグを縦×横×厚さが6
0mm×60mm×0.3mmのアルミニウム製の板に
密着させ、リーダライタ用アンテナを各タグから300
mm離した状態で、リーダライタから質問信号を1MH
zの電波に載せて送信したときの共振回路(タグ用アン
テナとコンデンサにより構成された共振回路)のQ値
と、タグ用アンテナの自己インダクタンス(L)とをQ
メータを用いてそれぞれ測定した。上記Q値及び自己イ
ンダクタンスは加熱前と、高温保持試験(200℃に1
000時間保持する試験)後と、熱サイクル試験(25
℃と200℃との間を300℃/時間の加熱速度及び冷
却速度で1000回加熱及び冷却を繰返す試験)後にそ
れぞれ室温で測定した。
【0045】上記高温保持試験後のQ値の低下率(ΔQ
値)及び自己インダクタンスの低下率(ΔL)と、熱サ
イクル試験後のQ値の低下率(ΔQ値)及び自己インダ
クタンスの低下率(ΔL)とを、磁芯部材のプラスチッ
クの種類及び電気抵抗率とともに表2にそれぞれ示す。
また上記加熱前のQ値及び自己インダクタンスを磁芯部
材の材質等とともに表1にそれぞれ示す。なお、磁芯部
材の電気抵抗率は次のようにして求めた。先ず実施例1
〜35及び比較例1〜10のタグに用いられた磁芯部材
から断面積が4mm2であって長さが5mmである直方
体状のブロックをそれぞれ作製した。次にこれらのブロ
ックの両端面に電極を形成し、絶縁抵抗計を用いて抵抗
値を測定した。更に抵抗値に上記ブロックの断面積を掛
けて得られた値を上記ブロックの長さで割ることにより
各磁芯部材の電気抵抗率を求めた。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】表2にから明らかなように、比較例1〜3
では磁芯部材中のプラスチックとして耐熱性プラスチッ
クでない66ナイロンを使用したため、高温保持試験後
のQ値及び自己インダクタンスの低下率と、熱サイクル
試験後のQ値及び自己インダクタンスの低下率が13.
5〜55.0%と極めて大きかった。また比較例4〜1
0では磁芯部材の電気抵抗率が2×104〜6×105Ω
・cmと1×106Ω・cmより小さかったため、高温
保持試験後のQ値及び自己インダクタンスの低下率と、
熱サイクル試験後のQ値及び自己インダクタンスの低下
率のうちのいずれかが5%を越えた。これに対し、実施
例1〜35では磁芯部材中のプラスチックとして耐熱性
プラスチックを使用し、かつ磁芯部材の電気抵抗率が1
×106Ω・cm以上と大きかったため、高温保持試験
後のQ値及び自己インダクタンスの低下率と、熱サイク
ル試験後のQ値及び自己インダクタンスの低下率がいず
れも5%以下と低かった。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、表
面に渦巻き状のコイルが設けられた電磁遮蔽板を軟磁性
粉末又は軟磁性フレークを耐熱性プラスチックに分散す
ることにより形成し、この耐熱性プラスチックが少なく
とも200℃の加熱雰囲気中で軟化又は劣化しない耐熱
性を有し、電磁遮蔽板の電気抵抗率を1×106Ω・c
m以上としたので、トランスポンダを高温雰囲気中に置
いたり、或いは加熱及び冷却が繰返される物品の近傍に
置いても、電磁遮蔽板は軟化又は劣化しない。この結
果、トランスポンダのアンテナの特性が変化しないの
で、トランスポンダのICチップに記憶された物品固有
の情報を確実に読出すことができる。またトランスポン
ダを取付けた物品の廃棄時に、トランスポンダのICチ
ップに記憶された物品固有の情報を読出すことにより、
各部品の材質を知ることができるので、リサイクル部品
の選別作業が容易になる。また表面が導電性材料や強磁
性材料により形成された物品にトランスポンダを取付け
た状態で、トランスポンダに向って電波を発信すると、
トランスポンダのアンテナは電磁遮蔽板により上記物品
から電磁遮蔽されるので、このアンテナを含む共振回路
のQ値は低下せず、共振回路の自己インダクタンスは殆
ど変化しない。この結果、共振回路の共振の幅は鋭さを
保つので、共振回路が共振してICチップが活性化し、
ICチップに記憶されている固有の情報がトランスポン
ダのアンテナから再発信される。
【0050】また両面に渦巻き状の第1及び第2コイル
が配設されたコア板を軟磁性粉末又は軟磁性フレークを
耐熱性プラスチックに分散することにより形成し、この
耐熱性プラスチックが少なくとも200℃の加熱雰囲気
中で軟化又は劣化しない耐熱性を有し、コア板の電気抵
抗率を1×106Ω・cm以上とすれば、同じ面積及び
同じ厚さの単層構造のコイルよりコイル中心の開口面積
及びコイルの巻数を増大できるので、到来する電波に対
する感度が高くなる。また磁性体(軟磁性材料の粉末等
を含むプラスチック等)により形成されたコア板の存在
により、到来する電波(電磁波)を第1及び第2コイル
に収束させることができ、電波に対する感度が更に高ま
る。これは、同一の感度を有するトランスポンダ用アン
テナを作製する場合、アンテナを小型化できることを意
味する。
【0051】また外周面にコイルが螺旋状に巻回された
磁芯部材を軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐熱性プラ
スチックに分散することにより形成し、この耐熱性プラ
スチックが少なくとも200℃の加熱雰囲気中で軟化又
は劣化しない耐熱性を有し、磁芯部材の電気抵抗率を1
×106Ω・cm以上とすれば、トランスポンダのアン
テナが磁芯部材を有するため、このアンテナを含む共振
回路の共振の幅は上記共振回路の共振の幅より鋭い。こ
の結果、共振回路の共振特性は上記共振回路の共振特性
より向上する。更にトランスポンダのアンテナをシリコ
ーン樹脂により被覆すれば、200℃程度の高温雰囲気
中でもシリコーン樹脂が軟化又は劣化しないので、トラ
ンスポンダのアンテナはシリコーン樹脂により確実に保
護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のアンテナを含むRFID
用タグを物品に取付けた状態を示す図2のA−A線断面
図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】そのRFID用タグの分解斜視図。
【図4】そのRFID用タグのアンテナにリーダライタ
のアンテナを対向させた状態を示すRFID用タグ及び
リーダライタの回路構成図。
【図5】本発明第2実施形態を示す図1に対応する断面
図。
【図6】そのRFID用タグの分解斜視図。
【図7】本発明第3実施形態のアンテナを含むRFID
用タグを物品に取付けた状態を示す図8のC−C線断面
図。
【図8】図7のD−D線断面図。
【符号の説明】
10,40,50 RFID用タグ(トランスポンダ) 12 自動車(物品) 13 電磁遮蔽板 14,54 コイル 16 ICチップ 17,47,57 タグ用アンテナ(トランスポンダの
アンテナ) 41 第1コイル 42 第2コイル 43 コア板 53 磁芯部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/40 H05K 9/00 H H05K 9/00 G06K 19/00 H K (72)発明者 中里 稔 東京都文京区小石川1丁目12番14号 三菱 マテリアル株式会社移動体事業開発センタ ー内 (72)発明者 石山 宏一 東京都文京区小石川1丁目12番14号 三菱 マテリアル株式会社移動体事業開発センタ ー内 Fターム(参考) 5B035 AA07 BA05 BB09 CA02 CA23 5E321 AA11 BB33 BB51 GG05 GG07 5J046 AA04 AA07 AA09 AB11 PA04 PA07 QA02 5J047 AA04 AA07 AA09 AB11 FD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐熱性
    プラスチックに分散することにより形成された電磁遮蔽
    板(13)と、 前記電磁遮蔽板(13)の表面上に設けられかつ前記電磁遮
    蔽板(13)に直交する軸線を中心とする渦巻き状に形成さ
    れたコイル(14)と、 前記電磁遮蔽板(13)の表面に取付けられ前記コイル(14)
    に電気的に接続され更に取付物品(12)毎に異なる固有の
    情報が記憶されたICチップ(16)とを備えたトランスポ
    ンダであって、 前記耐熱性プラスチックが少なくとも200℃の加熱雰
    囲気中で軟化又は劣化しない耐熱性を有し、 前記電磁遮蔽板(13)の電気抵抗率が1×106Ω・cm
    以上であることを特徴とするトランスポンダのアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐熱性
    プラスチックに分散することにより形成されたコア板(4
    3)と、 前記コア板(43)の表面上に設けられかつ前記コア板(43)
    に直交する軸線を中心とする渦巻き状に形成された第1
    コイル(41)と、 前記コア板(43)の裏面上に設けられかつ前記コア板(43)
    に直交する軸線を中心とする渦巻き状に形成され更に一
    端が前記第1コイル(41)の一端に電気的に接続された第
    2コイル(42)と、 前記コア板(43)の表面又は裏面に取付けられ前記第1コ
    イル(41)の他端及び前記第2コイル(42)の他端に電気的
    に接続され更に取付物品(12)毎に異なる固有の情報が記
    憶されたICチップ(16)とを備えたトランスポンダであ
    って、 前記耐熱性プラスチックが少なくとも200℃の加熱雰
    囲気中で軟化又は劣化しない耐熱性を有し、 前記コア板(43)の電気抵抗率が1×106Ω・cm以上
    であることを特徴とするトランスポンダのアンテナ。
  3. 【請求項3】 軟磁性粉末又は軟磁性フレークを耐熱性
    プラスチックに分散することにより形成された磁芯部材
    (53)と、 前記磁芯部材(53)の外周面に螺旋状に巻回されたコイル
    (54)と、 前記磁芯部材(53)に取付けられ前記コイル(54)に電気的
    に接続され更に取付物品(12)毎に異なる固有の情報が記
    憶されたICチップ(16)とを備えたトランスポンダであ
    って、 前記耐熱性プラスチックが少なくとも200℃の加熱雰
    囲気中で軟化又は劣化しない耐熱性を有し、 前記磁芯部材(53)の電気抵抗率が1×106Ω・cm以
    上であることを特徴とするトランスポンダのアンテナ。
  4. 【請求項4】 耐熱性プラスチックがポリフェニレンサ
    ルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマ
    ー、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミ
    ド又はポリエーテルサルホンのいずれかである請求項1
    ないし3いずれか記載のトランスポンダのアンテナ。
  5. 【請求項5】 シリコーン樹脂により被覆された請求項
    1ないし4いずれか記載のトランスポンダのアンテナ。
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