JP2005006263A - 磁芯部材及びそれを用いたrfid用アンテナ - Google Patents

磁芯部材及びそれを用いたrfid用アンテナ Download PDF

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貴則 遠藤
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Abstract

【課題】厚さ方向に電波が通過し難く、スペーサを用いることなく直接物品に取付けても十分にその機能を発揮する。
【解決手段】磁性層12aと非磁性層12bを交互に積層することにより磁芯部材12が形成される。非磁性層12bはポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、フェノール又はエポキシからなるフィルムである。磁性層12aは、複合材が或いは塗膜から成ることが好ましい。タグは、物品11に取付けられかつ板状に形成された上述の磁芯部材12と、磁芯部材12の表面に積層されるように渦巻き状に巻回されたコイル本体13と、コイル本体13に電気的に接続され物品11に固有の情報が記憶可能に構成されたICチップ14とを備える。コイル本体13が樹脂フィルムからなる基材上に渦巻き状に巻回され、コイル本体13がその基材を介して磁芯部材12の表面に積層される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFID(無線周波数識別:Radio Frequency Identification)技術を用いたタグに用いられる磁芯部材及びそれを用いたRFID用アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、RFID技術を利用したタグとして、アンテナとしてのコイル本体と、このコイル本体に電気的に接続され管理対象の物品に関する情報が記憶されたICチップとを備えたものが知られている。このコイル本体に質問器の送受信アンテナから所定の周波数の電波を発信することによりタグを活性化し、電波のデータ通信による読出しコマンドに応じてICチップに記憶されたデータの読出しを行うとともに書込みコマンドに応じてそのICチップにデータを書込むように構成される(例えば、特許文献1参照。)。
このタグに用いられる従来のコイル本体は、タグの厚さを極力薄いものにするために、表面が絶縁層にて被覆された導線を略正方形の渦巻き状に巻回してベース板に貼付けることにより形成されたものや、或いはベース板に積層したアルミニウム箔や銅箔等の導電層をエッチング法又は打抜き法等により不要部分を除去して渦巻き状に形成されたものが用いられる。
【0003】
しかし、このようなコイル本体を有するタグでは、管理対象の物品が金属により形成されている場合、金属製の物品の影響を受けるのを回避するため、タグと物品との間に厚さが5〜10mmであって電気絶縁性を有するスペーサを挿入した状態で、タグをビス等を用いて物品に固定しなければならない不具合がある。また、RFIDのリーダ又はライタを軽量かつ強靱なもににするために、そのケースを金属製にしてアンテナをその金属ケースに取付ける場合にも上記と同様の不具合が生じていた。
この点を解消するために、コイル本体を磁性材料から成る磁芯部材に積層してアンテナとしてのコイル本体の感受性を高め、従来必要とされたスペーサの厚さを極力薄くすることが考えられる。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−39483号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コイル本体を磁芯部材に積層しても、その磁芯部材を通過した電波により金属製の物品の表面に渦電流が生じ、その渦電流の発生に起因するコイル本体への影響を回避するため、従来必要とされたスペーサの厚さを薄くするには限界があった。このため、管理対象の物品からタグが突出する量を著しく低減できない未だ解決すべき課題が残存していた。
本発明の目的は、厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材を提供することにある。
本発明の別の目的は、管理対象物品の表面がどのような材料により形成されていてもスペーサを用いることなく直接取付け得るRFID用アンテナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1及び図2に示すように、RFID用アンテナ10の磁芯部材12の改良である。その特徴ある構成は、磁性層12aと非磁性層12bを交互に積層することにより形成されたところにある。
この請求項1に係る磁芯部材では、非磁性層12bを介して磁性層12aを積層させるので、その積層方向である磁芯部材12の厚さ方向に関する透磁率は低下し、面方向における透磁率は上昇する。これにより厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材12を得ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、非磁性層12bがポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、フェノール又はエポキシからなるフィルムである磁芯部材である。
この請求項2に係る磁芯部材では、非磁性層12bが、比較的高温の雰囲気中にあっても変形及び劣化等することなく、高温雰囲気中における磁芯部材としての特性を十分に維持することが可能になる。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、磁性層12aが軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとプラスチック若しくはゴムとの複合材から成り、磁性層12aの厚さが非磁性層12bの厚さの5%〜300%である磁芯部材である。
この請求項3に係る磁芯部材では、磁性層12aとして複合材を用いることにより数百MHzの高周波に対応することができる。ここで、この明細書における磁性層12aの厚さと非磁性層12bの厚さの比は、隣接する単一の磁性層12aの厚さと単一の非磁性層12bの厚さの比を表すものとする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、磁性層12aが軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークを含む塗料の塗膜であり、塗膜の厚さが非磁性層の厚さの10%〜400%である磁芯部材である。
請求項4に係る磁芯部材では、比較的薄い磁芯部材を得ることが可能になる。ここで、この明細書における塗膜から成る磁性層12aの厚さと非磁性層12bの厚さの比は、隣接する単一の磁性層12aの厚さと単一の非磁性層12bの厚さの比を表すものとする。
【0008】
請求項5に係る発明は、物品11に取付けられかつ板状に形成された請求項1ないし4いずれか記載の磁芯部材12と、磁芯部材12の表面に積層されるように渦巻き状に巻回されたコイル本体13と、コイル本体13に電気的に接続され物品11に固有の情報が記憶可能に構成されたICチップ14とを備えたRFID用アンテナである。
請求項5に係るRFID用アンテナでは、比較的薄いRFID用アンテナを得ることができるとともに、厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材12を用いることにより、管理対象物品の表面がどのような材料により形成されていてもスペーサを用いることなく直接取付け得るRFID用アンテナを得ることができる。
【0009】
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明であって、図5に示すように、コイル本体13が樹脂フィルムからなる基材13a上に渦巻き状に巻回され、コイル本体13がその基材13aを介して磁芯部材12の表面に積層されたRFID用アンテナである。
この請求項6に係るRFID用アンテナでは、樹脂フィルムからなる基材13aに螺旋状に巻回された空芯のコイル本体13とICチップ14からなる従来のRFID用アンテナを、本発明の磁芯部材12に積層させることにより、物品11からの突出量を低減させた新たなRFID用アンテナとすることができる。
【0010】
請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明であって、コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から偏倚してコイル本体13が磁芯部材12の表面に積層され、コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から偏倚する量をSとし、コイル本体13の外径をDとし、コイル本体13が偏倚する軸線方向における磁芯部材12の辺の長さをLとするとき、SとDとLが(L/2)+(D/2)>S>(L/2)−(D/2)の関係を有するRFID用アンテナである。
この請求項7に記載されたRFID用アンテナでは、図5の破線矢印で示すように、磁芯部材12の平面方向に進む磁束がコイル本体13の中央を比較的容易に通過するので、RFID用アンテナ10の作動距離を著しく延ばすことが可能になる。
【0011】
請求項8に係る発明は、請求項5ないし7いずれかに係る発明であって、磁芯部材12が取付けられる物品11の取付面11aと磁芯部材12との間に導電性材料により形成された導電板16が介装されたRFID用アンテナである。
この請求項8に記載されたRFID用アンテナでは、タグを取付ける物品11の取付面11aが金属により形成されていても、その取付面11aと磁芯部材12の間に介在する導電板16により金属からなる取付面11aから磁芯部材12及びコイル本外13が遮蔽され、コイル本体13が金属からなる取付面11aによる影響を受けない。ここで、導電板16の厚さは0.008〜3mmが好ましく、導電板16の更に好ましい厚さは0.05〜1mmである。
なお、上述した発明は、RFIDのリーダ又はライタを軽量かつ強靱なもににするために、そのケースを金属製にしてアンテナをその金属ケースに取付ける場合にも適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、RFID用アンテナ10は物品11の表面に取付けられるものであり、このタグ10は、磁芯部材12と、この磁芯部材12の表面に積層されたコイル本体13と、そのコイル本体13に電気的に接続されたICチップ14とを備える。この実施の形態における物品11は、タグが取付けられる部分が金属製の材料により形成されたものである。ここで、図1の拡大図に示すように、本発明のRFID用アンテナの磁芯部材12は、磁性層12aと非磁性層12bを交互に積層することにより形成される。
【0013】
この実施の形態における非磁性層12bはポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、フェノール又はエポキシからなるフィルムが用いられ、磁性層12aとして、軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとプラスチック若しくはゴムとの複合材が用いられる。軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとしては、鉄系合金、フェライト又はアモルファスからなる粉体又はフレークが挙げられる。鉄系合金にあっては、8重量%〜40重量%のクロムを含む鉄系合金が好ましい。複合材では磁性体が導電材であっても、プラスチックの中で孤立しているので、材料全体としては渦電流は発生しないが、磁性体の内部では局部的な渦電流が発生するので、磁性体自体の固有抵抗も高い方が望ましい。このため、8重量%〜40重量%のクロムを鉄に添加することが好ましく、更に好ましい添加範囲は10重量%〜25重量%である。
【0014】
また、鉄系合金にあっては、8重量%〜40重量%のクロムと0.1重量%〜10重量%のシリコンとを含む鉄系合金も好ましい。上述したクロムとともに、シリコンを添加することにより透磁率も上昇させることができる。ここで、シリコンの更に好ましい添加範囲は1重量%〜3重量%である。なお、得られる磁芯部材12の飽和磁束密度を上げるため、この鉄系合金にコバルトを添加しても良く、透磁率と電気抵抗を増すため、ニッケル、銅等を添加しても良い。鉄系金属粉体の製法は水アトマイズ法が適当であり、鉄系金属フレークは水アトマイズした粉体をボールミル、アトライター等を用い機械的に扁平化し、必要に応じて焼鈍することにより得られる。
【0015】
一方、フェライトからなる粉体を用いれば、高温における酸化及び変質のおそれを防止することができる。フェライトの粉体は焼結したフェライトを機械的に粉砕して得る。この場合、フェライトは余り微細に粉砕すると変質し、正常な特性が得られないので、やや粗く粉砕することが好ましい。その一方で、余り粒径が大きいと、射出成形等の加工が困難となるので、10μm〜100μmの範囲における粒径が好ましい。
【0016】
また、軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとして、アモルファスからなる粉体又はフレークを用いることもできる。アモルファスは、Fe,Co,Ni,の合金にB,Si等を添加し急冷して製造することができる。アモルファス粉体の場合には、水アトマイズ法を用いて製造する。アモルファスフレークの場合には溶湯粒を水冷した銅に衝突させて製造する。又は、アモルファス粉、フレークをボールミル等で機械的に処理しても得られる、この場合は、フレークにはひずみがあり、磁性特性が低下しているので焼鈍してアモルファスの本来的特性を復帰させることが好ましい。
更に、軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとして、表面に燐酸塩皮膜、四三酸化鉄等の保護被膜を有する鉄系金属の粉体又はフレークを用いることもできる。純鉄からなる粉体又はフレークの表面に保護被膜を形成したものは、その保護皮膜により高温酸化を防止することができ、比較的高温の雰囲気中においてもその磁性特性を得ることが可能になる。
【0017】
上述した軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとプラスチック若しくはゴムからなる複合材により磁性層12aを形成する場合、複合材を射出成形又は圧縮成形することが好ましく、塗布しても良い。
本発明のRFID用アンテナの磁芯部材12は、上述した磁性層12aと非磁性層12bを交互に積層することにより形成され、図1における拡大図にはそれぞれが3層ずつ積層された磁芯部材12を示す。この複合材から成る磁性層12aを用いて磁芯部材12を形成した場合に用いられる磁性層12aの厚さは、非磁性層12bの厚さの5%〜300%に成るように調整される。
【0018】
このように形成された磁芯部材12は、薄くしても割れ難いものになり、また磁性粉体又は磁性フレークがプラスチックに分散されている、即ち磁性粉又はフレークがプラスチックにより相互に絶縁されているため、磁芯部材12全体としては導電性を有することはなく、高周波の電波を受けても渦電流は発生しない。
【0019】
また、複合材から成る磁性層12aは非磁性層12bと交互に積層されているため、その積層方向である磁芯部材12の厚さ方向に関する透磁率は低下し、面方向における透磁率は上昇する。これにより厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材12を得ることができる。
【0020】
なお、上述した実施の形態における磁芯部材12では、複合材から成る磁性層12aと非磁性層12bを交互に積層したものを示したが、磁芯部材12に必要とされる複合材が薄い場合には、非磁性層12bを構成するフィルム又はシートに軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークを含む塗料を塗布乾燥させ、その塗膜により磁性層12aを形成しても良い。例えば、硬化前のエポキシ樹脂をアセトンに溶解し磁性粉又は磁性フレークを混合した塗料を非磁性層12bを構成するプラスチックフィルムに塗布し、アセトンを蒸発させた後、加熱してエポキシを硬化させることにより磁性層12aを形成しても良い。この場合、ポリイミド等のプラスチックフィルムに塗布すれば、そのフィルムから成る非磁性層12bとその非磁性層12bに塗布乾燥された塗膜を積層させることができ、このように積層されたものを切断して更に複数回積層させることにより、磁性層12aと非磁性層12bを交互に積層することにより形成された本発明の磁芯部材12を比較的容易に得ることができる。但し、この場合の塗膜の厚さは、非磁性層12bの厚さの10%〜400%であることが必要である。このような磁芯部材12でも、その積層方向である磁芯部材12の厚さ方向に関する透磁率は低下し、面方向における透磁率は変わらない。これにより厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材12を得ることができる。
【0021】
次に、上述した磁芯部材12を用いた本発明のRFID用アンテナを説明する。
図1及び図2に示すように、この実施の形態におけるRFID用アンテナ10は、上述した磁芯部材12と、その磁芯部材12の表面に積層されるように渦巻き状に巻回されたコイル本体13と、そのコイル本体13に電気的に接続され物品11に固有の情報が記憶可能に構成されたICチップ14とを備える。螺旋状のコイル本体13は従来から用いられているものが使用される。即ち、コイル本体13は被覆銅線を巻回することにより作られるか、或いは絶縁性の樹脂フィルムからなる基材13a(図6)に積層したアルミニウム箔や銅箔等の導電層をエッチング法又は打抜き法等により不要部分を除去して渦巻き状に形成したものが挙げられる。このコイル本体13は磁芯部材12の表面に巻回された状態で所定の特性値を確保できるように巻数又は渦巻き径が調整されて形成される。なお、この実施の形態におけるICチップ14はコイル本体13の両端に接続された状態で磁芯部材12上に直接接着されるものを示す。
【0022】
このように構成されたRFID用アンテナ10では、通常コイル本体13を磁芯部材12に固着するとその特性値が変化するが、コイル本体13が磁芯部材12の表面に巻回された状態で所定の特性値を確保できるように調整されているので、このアンテナ14に図示しない質問器の送受信アンテナから所定の周波数の電波を発信することによりタグ10を確実に活性化させることができる。また、この磁芯部材12は厚さ方向に関する透磁率が低いのでその厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材12である。このため、このタグ10を金属からなる物品11に直接取付けても、その物品11の金属部分に渦電流が流れることはなく、コイル本体13の特性値が著しく変化することはない。このため、従来タグ10を金属製物品11に取付ける際に必要としていたスペースが不要となり、タグ10が物品11から大きく突出することを回避するとともに、その金属製の物品11からの影響を受けることなく確実にタグ10を活性化させることができる。
【0023】
なお、上述した実施の形態では、タグを物品11に直接取付ける例を示したが、磁芯部材12が比較的薄く、物品11の金属部分に渦電流が生じコイル本体13の特性値が変化するようであれば、図3に示すように、磁芯部材12が取付けられる物品11の取付面11aと磁芯部材12との間に導電性材料により形成された導電板16を介装させることが好ましい。物品11の取付面11aと磁芯部材12との間に導電板16を介装すれば、物品11の取付面11aが金属により形成されていても、導電板16により金属からなる取付面11aから磁芯部材12が遮蔽されてその取付面11aによる影響を受けることを回避することができ、導電板16の存在により正常に作動するタグ10が得られる。なお、導電板16は銅又はアルミニウムから作られることが好ましい。
また、上述した実施の形態では、図2に略円形の渦巻き状に巻回されたコイル本体13を示したが、コイル本体13は、図4に示すように、略方形の渦巻き状に巻回することにより構成しても良い。
【0024】
更に、コイル本体13が樹脂フィルムからなる基材13a上に渦巻き状に巻回されたものである場合には、図5及び図6に示すように、コイル本体13をその基材13aを介して磁芯部材12の表面に積層することが好ましい。これにより磁芯部材12が導電性を有していたも、コイル本体13をその磁芯部材12から絶縁することができ、コイル本体13の所定の特性値を確実に確保することができる。また、基材13aの表面に渦巻き状に形成されたコイル本体13とそのコイル本体13と電気的に接続されたICチップ14とを有する従来のRFIDタグを、本発明の磁芯部材12に積層して、従来必要とされたスペーサを用いることな物品11の金属から成る取付面11aに直接取付けることができる本発明の新たなRFID用アンテナ10に容易にすることができる。
【0025】
ここで、基材13a上に巻回されたコイル本体13を磁芯部材12の表面に積層する場合、コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から偏倚するようにコイル本体13を磁芯部材12の表面に積層することが好ましい。ここで、コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から偏倚する量をSとし、コイル本体13の外径をDとし、コイル本体13が偏倚する軸線方向における磁芯部材12の辺の長さをLとするとき、SとDとLが(L/2)+(D/2)>S>(L/2)−(D/2)の関係を有するように調整することが必要である。このようにコイル本体13を偏倚させた状態で磁芯部材12に積層すると、図5の破線矢印で示すように、磁芯部材12の平面方向に進む磁束がコイル本体13の中央を比較的容易に通過するので、本発明のRFID用アンテナ10の作動距離を著しく延ばすことが可能になる。
【0026】
【実施例】
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1〜8及び比較例1〜8>
複合材から成る磁性層12aを準備した。即ち、軟磁性金属としての10%Cr−2%Siアトマイズ鉄粉をプラスチックであるナイロンに混合させ、鉄粉92重量%とプラスチック8重量%から成る混合体を得た。この混合体を射出成形して長さ80mm、幅20mm、厚さ1mmの複合材からなる磁性層12aを得た。表1に記載した厚さの非磁性である塩化ビニールのシート又は板を長さ80mm、幅20mmに切断し、表1に示す非磁性層12bを得た。そしてこれらを表1の内容に従って、それぞれ3層積層して加圧して実施例1〜8及び比較例1〜8の磁芯部材12を得た。このときの単一の非磁性層12bの厚さに対する単一の磁性層12aの厚さの比を表1に示す。
【0027】
<実施例9〜20及び比較例9〜12>
厚さが表2に記載したポリエチレンテレフタレート(PET)からなるシートを非磁性層12bとして準備した。一方、10%Cr−2%Siアトマイズ鉄のフレークを塩化ビニールから成る塗料に含ませた。そして、この塗料をそのシートに塗布乾燥させ、そのシートの表面に表2に示す厚さの塗膜を形成した。この塗膜が形成されたシートを長さ80mm、幅20mmに切断してその内の10枚を積層した。このようにしてそれぞれの塗膜から成る磁性層12aとポリエチレンテレフタレートから成る非磁性層12bを交互に積層した複数種類の磁芯部材12を得た。このときの単一の非磁性層12bの厚さに対する単一の磁性層12aの厚さの比を表2に示す。
【0028】
<比較試験1>
実施例1〜20及び比較例1〜12の磁芯部材12の厚さ方向と平面方向における透磁率をLCRメータにより測定しそのLにより定法に従い透磁率を測定した。そして、厚さ方向の透磁率を基準とした平面方向の透磁率の比を求めた。これらの結果を表1及び表2に示す。
【0029】
【表1】
Figure 2005006263
【0030】
【表2】
Figure 2005006263
【0031】
<評価1>
表1及び表2の結果から明らかなように、磁性層12aと非磁性層12bの厚さの比により厚さ方向の透磁率と平面方向の透磁率の比が変化することが判る。そして、磁性層12aを複合材により形成した表1の結果からは、磁性層12aと非磁性層12bの厚さの比が大きくなると平面方向の透磁率が減少し、逆にその比が小さいと厚さ方向の透磁率と平面方向の透磁率の比に変化が生じないことが判る。このため、磁性層12aが複合材である場合には、磁性層12aと非磁性層12bの厚さの比が5%〜300%であることが好ましく、10%〜100%であることが更に好ましいことが判る。
また、磁性層12aを塗膜により形成した表2の結果からは、磁性層12aと非磁性層12bの厚さの比が大きくなると厚さ方向の透磁率が増加し、逆にその比が小さいと厚さ方向の透磁率と平面方向の透磁率の比に変化が生じないことが判る。このため、磁性層12aが塗膜である場合には、磁性層12aと非磁性層12bの厚さの比が10%〜400%であることが好ましく、100%〜200%であることが更に好ましいことが判る。
【0032】
次に本発明のRFID用アンテナにおける実施例を説明する。
<実施例21>
軟磁性金属としての軟磁性金属としての10%Cr−2%Siアトマイズ鉄粉をプラスチックであるナイロンに混合させ、鉄粉92重量%とプラスチック8重量%から成る混合体を得た。この混合体を射出成形して長さ30mm、幅20mmであって厚さが1mmの複合材から成る磁性層12aを3枚準備した。一方長さ30mm、幅20mmであって厚さが0.1mmの塩化ビニールから成るシートを非磁性層12bとして2枚準備した。この磁性層12aと非磁性層12bを交互に積層して磁芯部材12を得た。即ち、単一の非磁性層12bの厚さに対する単一の磁性層12aの厚さが10%である磁芯部材12を得た。
その後、絶縁性のプラスチックシートに積層した銅箔からなる導電層をエッチング法により不要部分を除去し、内径が22mm外径が25mmであって、5回渦巻き状に巻回されたコイル本体13をそのプラスチックシート上に形成した。このプラスチックシートを介してコイル本体13を磁芯部材12に積層して模擬RFID用アンテナを得た。コイル本体13の磁芯部材12への積層は、図5及び図6に示すように、コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から長手方向の軸線に沿って8mm偏倚させて積層させた。この模擬RFID用アンテナを実施例21とした。
【0033】
<実施例22>
非磁性層12bとしてのナイロンから成るシートの厚さを0.2mmにしたことを除いて、実施例21と同一の手順により磁芯部材12を得た。即ち、単一の非磁性層12bの厚さに対する単一の磁性層12aの厚さの比が20%である磁芯部材12を得た。この磁芯部材12に実施例21と同一のコイル本体13を同一の手順でコイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から長手方向の軸線に沿って8mm偏倚させて積層して模擬RFID用アンテナを得た。この模擬RFID用アンテナを実施例22とした。
【0034】
<実施例23>
厚さが0.1mmのポリエチレンテレフタレート(PET)からなるシートを非磁性層12bとして準備した。一方、10%Cr−2%Siアトマイズ鉄のフレークを塩化ビニールから成る塗料に含ませ、乾燥した状態で鉄フレークが80重量%となる塗料を準備した、その塗料をそのシートに塗布乾燥させ、そのシートの表面に厚さが0.17mmの塗膜を形成した。この塗膜が形成されたシートを長さ30mm、幅20mmに切断してその内の10枚を積層した。このようにして塗膜から成る磁性層12aとポリエチレンテレフタレートから成る非磁性層12bを10層にわたって交互に積層した磁芯部材12を得た。即ち、単一の非磁性層12bの厚さに対する単一の磁性層12aの厚さの比が170である磁芯部材12を得た。この磁芯部材12に実施例21と同一のコイル本体13を同一の手順でコイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から長手方向の軸線に沿って8mm偏倚させて積層して模擬RFID用アンテナを得た。この模擬RFID用アンテナを実施例16とした。
【0035】
<実施例24>
厚さが0.15mmのポリエチレンテレフタレート(PET)のシートを非磁性層12bとして用いたことを除いて、実施例16と同一の手順により磁芯部材12を得た。即ち、単一の非磁性層12bの厚さに対する単一の磁性層12aの厚さの比が113である磁芯部材12を得た。この磁芯部材12に実施例21と同一のコイル本体13を同一の手順でコイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から長手方向の軸線に沿って8mm偏倚させて積層して模擬RFID用アンテナを得た。この模擬RFID用アンテナを実施例24とした。
【0036】
<実施例25>
コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から長手方向の軸線に沿って5mm偏倚させたことを除いて実施例24と同一の模擬RFID用アンテナを得た。この模擬RFID用アンテナを実施例25とした。
<実施例26>
コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から長手方向の軸線に沿って15mm偏倚させたことを除いて実施例24と同一の模擬RFID用アンテナを得た。この模擬RFID用アンテナを実施例26とした。
【0037】
<比較例13>
実施例21と同一の混合体を射出成形して長さ30mm、幅20mmであって厚さが3mmの複合材からなる成型品を得た。この単一の複合材から成る磁芯部材12に実施例21と同一のコイル本体13を同一の手順でコイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から長手方向の軸線に沿って8mm偏倚させて積層して模擬RFID用アンテナを得た。この模擬RFID用アンテナを比較例13とした。
<比較例14>
コイル本体13の中心を磁芯部材12の中心に合わせるようにコイル本体13を磁芯部材12に積層したことを除いて実施例24と同一の模擬RFID用アンテナを得た。この模擬RFID用アンテナを比較例14とした。
【0038】
<比較試験2>
実施例21〜24及び比較例13におけるRFID用アンテナに対して可変コンデンサを用いて共振周波数が13.56MHzとなるように調整した後、そのRFID用アンテナの作動距離を測定した。この結果を表3に示す。
【0039】
【表3】
Figure 2005006263
【0040】
<評価2>
表3の結果から明らかなように、磁性層12aが複合材であると塗膜から成るとに関わらず、実施例21〜24のRFID用アンテナの作動距離は、比較例13のRFID用アンテナの作動距離に比較して延びていることが判る。これは、実施例の磁芯部材12は非磁性層12bと磁性層12aを交互に積層しているので、厚さ方向に関する透磁率が低く、その厚さ方向に電波が通過しにくいことに起因しているものと考えられる。
【0041】
<比較試験3>
実施例24〜26及び比較例14におけるRFID用アンテナに対して可変コンデンサを用いて共振周波数が13.56MHzとなるように調整した後、そのRFID用アンテナの作動距離を測定した。この結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
Figure 2005006263
【0043】
<評価3>
表4の結果から明らかなように、コイル本体13の磁芯部材12に対する偏倚量により作動距離が変化することが判る。そして、比較例14の結果からコイル本体13の中心が磁芯部材12の中心に成るように積層すると、その作動距離が著しく短くなることが判る。このため、コイル本体13の中心が磁芯部材12の中心から偏倚する量をSとし、コイル本体13の外径をDとし、コイル本体13が偏倚する軸線方向における磁芯部材12の辺の長さをLとするとき、SとDとLが(L/2)+(D/2)>S>(L/2)−(D/2)の関係を有することにより作動距離を十分に延ばすことができるものと考えられる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の磁芯部材によれば、磁性層と非磁性層を交互に積層することにより形成したので、その積層方向である磁芯部材の厚さ方向に関する透磁率は低下し、面方向における透磁率は上昇する。これにより厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材を得ることができる。ここで、非磁性層がポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、フェノール又はエポキシからなるフィルムであれば、高温雰囲気中における磁芯部材としての特性を十分に維持することが可能になる。また、磁性層が軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとプラスチック若しくはゴムとの複合材から成り、その磁性層の厚さが非磁性層の厚さの5%〜300%であれば、より数百MHzの高周波に対応することができる。一方、磁性層が軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークを含む塗料の塗膜であり、塗膜の厚さが非磁性層の厚さの10%〜400%であれば、比較的薄い磁芯部材を得ることが可能になる。
【0045】
また、本発明のRFID用アンテナによれば、上述した磁芯部材と、磁芯部材の表面に積層されるように渦巻き状に巻回されたコイル本体と、コイル本体に電気的に接続され物品に固有の情報が記憶可能に構成されたICチップとを備えたので、比較的薄いRFID用アンテナを得ることができるとともに、厚さ方向に電波が通過しにくい磁芯部材を用いることにより、管理対象物品の表面がどのような材料により形成されていてもスペーサを用いることなく直接取付け得るRFID用アンテナを得ることができる。
ここで、コイル本体が樹脂フィルムからなる基材上に渦巻き状に巻回され、コイル本体がその基材を介して磁芯部材の表面に積層されたものであれば、樹脂フィルムからなる基材に螺旋状に巻回された空芯のコイル本体とICチップからなる従来のRFID用アンテナを、本発明の磁芯部材に積層させることにより、物品からの突出量を低減させた新たなRFID用アンテナとすることができる。この場合、コイル本体の中心を磁芯部材の中心から偏倚させて積層すれば、磁芯部材の平面方向に進む磁束がコイル本体の中央を比較的容易に通過するので、RFID用アンテナの作動距離を著しく延ばすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のRFID用アンテナを示す図2のA−A線断面図。
【図2】そのタグの平面図。
【図3】物品の取付面と磁芯部材との間に導電板を介装させた図1に対応する断面図。
【図4】本発明の別のRFID用アンテナを示す図2に対応する平面図。
【図5】コイル本体が基材上に巻回され、コイル本体がその基材を介して磁芯部材の表面に偏倚して積層されたRFID用アンテナを示す図6のB−B線断面図。
【図6】そのタグの斜視図。
【符号の説明】
10 RFID用アンテナ
11 物品
11a 取付面
12 磁芯部材
12a 磁性層
12b 非磁性層
13 コイル本体
13a 基材
14 ICチップ
16 導電板
S コイル本体の中心が磁芯部材の中心から偏倚する量
D コイル本体の外径
L コイル本体が偏倚する軸線方向における磁芯部材の辺の長さ

Claims (8)

  1. RFID用アンテナ(10)の磁芯部材(12)において、
    磁性層(12a)と非磁性層(12b)を交互に積層することにより形成された
    ことを特徴とする磁芯部材。
  2. 非磁性層(12b)がポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、フェノール又はエポキシからなるフィルムである請求項1記載の磁芯部材。
  3. 磁性層(12a)が軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークとプラスチック若しくはゴムとの複合材から成り、磁性層(12a)の厚さが非磁性層(12b)の厚さの5%〜300%である請求項1又は2記載の磁芯部材。
  4. 磁性層(12a)が軟磁性金属若しくは軟磁性フェライトの粉体若しくはフレークを含む塗料の塗膜であり、前記塗膜の厚さが非磁性層(12b)の厚さの10%〜400%である請求項1又は2記載の磁芯部材。
  5. 物品(11)に取付けられかつ板状に形成された請求項1ないし4いずれか記載の磁芯部材(12)と、
    前記磁芯部材(12)の表面に積層されるように渦巻き状に巻回されたコイル本体(13)と、
    前記コイル本体(13)に電気的に接続され前記物品(11)に固有の情報が記憶可能に構成されたICチップ(14)と
    を備えたRFID用アンテナ。
  6. コイル本体(13)が樹脂フィルムからなる基材(13a)上に渦巻き状に巻回され、
    前記コイル本体(13)が前記基材(13a)を介して前記磁芯部材(12)の表面に積層された請求項5記載のRFID用アンテナ。
  7. コイル本体(13)の中心が磁芯部材(12)の中心から偏倚して前記コイル本体(13)が前記磁芯部材(12)の表面に積層され、
    前記コイル本体(13)の中心が前記磁芯部材(12)の中心から偏倚する量をSとし、前記コイル本体(13)の外径をDとし、前記コイル本体(13)が偏倚する軸線方向における前記磁芯部材(12)の辺の長さをLとするとき、SとDとLが(L/2)+(D/2)>S>(L/2)−(D/2)の関係を有する請求項6記載のRFID用アンテナ。
  8. 磁芯部材(12)が取付けられる物品(11)の取付面(11a)と前記磁芯部材(12)との間に導電性材料により形成された導電板(16)が介装された請求項5ないし7いずれか記載のRFID用アンテナ。
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