JP2002246750A - プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents
プリント配線板及びその製造方法Info
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Abstract
かつ導通信頼性の高いプリント配線板及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 表層絶縁基板2の表側面に設けた表側導
体パターン31と,裏側面に設けた裏側導体パターン3
2とを有すると共に,両者間の電気的導通を図るフラッ
トプラグ4が形成されており,かつ表側面は光硬化型レ
ジスト5により被覆され,裏側面は熱硬化型レジスト6
により被覆されてなるプリント配線板1において,フラ
ットプラグ4は,表層絶縁基板2を貫通するスルーホー
ル41の内壁に導体膜43を被覆してなると共に,スル
ーホール41内に充填材44を充填してなり,かつ,ス
ルーホール41内壁の導体膜43には,粗化面が形成さ
れ,粗化面の凹部に対して充填材44が食い込んでい
る。
Description
縁基板を有するプリント配線板及びその製造方法に関す
る。
とく,表側面921に設けた表側導体パターン931と
裏側面922に設けた裏側導体パターン932の間の導
通を図るフラットプラグ94が形成された絶縁基板92
を有するものがある。フラットプラグ94は,スルーホ
ール941内を充填材944により閉塞されており,そ
の上下端は略平坦である。
941の中に充填材944を充填して形成される。フラ
ットプラグ94の開口部948は,上記プリント配線板
9の表側面921は光硬化型レジスト95で,裏側面9
22は熱硬化型レジスト96で被覆している。なお,図
8(A)(B)において,符号933は半田ボールを搭
載するためのパッド部であり,その表面には金メッキ層
934が形成されている。
ては,上記絶縁基板92に設けたスルーホール941の
内壁942に導体膜943を形成する。次いで,上記ス
ルーホール941の中に充填材944を充填しフラット
プラグ94の栓詰めを行なう。次いで,表側導体パター
ン931及び裏側導体パターン932を形成する。次い
で,上記裏側面922に熱硬化型レジスト96を印刷
し,これを熱硬化させる。次いで,表側面921に光硬
化型レジスト95を塗布,印刷して,これを露光,現像
する。
92の裏側面922に印刷した熱硬化型レジスト96を
加熱するときに,熱硬化型レジスト96の一部の成分が
フラットプラグ94の導体膜943と充填材944との
間に侵入する。そして,図8(B)に示すごとく,上記
熱硬化型レジスト96の一部の成分が上記導体膜943
と充填材944との間を伝って上記絶縁基板92の表側
面921にまで上昇する。
してきた熱硬化型レジスト96の一部の成分からなる茶
褐色部99上に表側面921を被覆する光硬化型レジス
ト95を印刷すると,色調が薄い光硬化型レジスト95
の上から上記茶褐色部99が透けて見え,プリント配線
板9の見栄えが低下する。また,上記導体膜943と上
記充填材944との間の隙間に,処理液やエアが侵入す
ると,上記導体膜943が腐食したりクラックが生じた
りするおそれがある。そのため,導通信頼性に欠けると
いう問題もある。
されたもので,フラットプラグの開口周辺部の変色がな
く,かつ導通信頼性の高いプリント配線板及びその製造
方法を提供しようとするものである。
設けた表側導体パターンと裏側面に設けた裏側導体パタ
ーンとを有すると共に,上記表側導体パターンと裏側導
体パターンとの間の電気的導通を図るフラットプラグが
形成されており,かつ表側面は光硬化型レジストにより
被覆され,裏側面は熱硬化型レジストにより被覆された
絶縁基板を有するプリント配線板において,上記フラッ
トプラグは,上記絶縁基板を貫通するスルーホールの内
壁に導体膜を被覆してなると共に,該スルーホール内に
充填材を充填してなり,かつ,上記スルーホール内壁の
上記導体膜には,粗化面が形成され,該粗化面の凹部に
対して上記充填材が食い込んでいることを特徴とするプ
リント配線板にある。
記スルーホールの内壁の導体膜には,粗化面が形成さ
れ,該粗化面の凹部に対して上記充填材が食い込んでい
ることである。
しては,例えば,エポキシ樹脂やポリイミド樹脂,ポリ
エーテルサルホン等があげられる。この中でも,特にエ
ポキシ樹脂を用いることが望ましい。また,上記充填材
は,ヒートサイクル特性の改善のために,上記マトリッ
クス樹脂中に分散材を混合させることが望ましい。かか
る分散材としては,エポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の
有機フィラー,シリカやアルミナ等の無機フィラー,ガ
ラスファイバーやジルコニア等の無機ファイバー,或い
は銅粉等の金属粉を用いることができる。
えばエポキシ樹脂とアクリル酸エステルなどからなる液
状のものがある。また,上記熱硬化型レジストとして
は,例えばエポキシ樹脂と酸化鉄を主とする無機フィラ
ーとからなるものがある。
本発明においては,スルーホールの内壁を覆う導体膜に
粗化面が形成されている。そして,この粗化面には充填
材が食い込んでいるため,その投錨効果によって,充填
材が導体膜に対して密着する。
覆う熱硬化型レジストが,導体膜と充填材との間に侵入
することはなく,表側開口部に移行することもない。ゆ
えに,フラットプラグの開口周辺部が変色するおそれは
ない。また,上記導体膜と充填材とが密着しているた
め,これらの間に処理液やエアが侵入することもない。
そのため,導体膜が腐食したりクラックが生じたりする
おそれもなく,導通信頼性の高いプリント配線板を得る
ことができる。
プラグの開口周辺部の変色がなく,かつ導通信頼性の高
いプリント配線板を提供することができる。
線板は,複数の上記絶縁基板を積層してなることが好ま
しい。この場合には,フラットプラグの開口周辺部の変
色がなく,かつ導通信頼性の高い多層のプリント配線板
を得ることができる。
トを被覆した上記絶縁基板の表側面は,プリント配線板
の最表面であることが好ましい。この場合には,光硬化
型レジストをプリント配線板の最表面に形成しているた
め,上記光硬化型レジストを露光,現像することによ
り,例えばボンディングパッドや接続端子の部分など,
所望の部分を開口させることができる。
上記導体膜表面に,第二銅錯体と有機酸とを含むエッチ
ング液を用いて粗化処理を施すことにより形成されたも
のであることが好ましい。
化面は,表面にほぼ垂直方向に凹凸が形成され,凸部の
交絡が少ない。このため,凹部に溜まったエッチング残
さ・塵などが洗浄により除去されやすい。それゆえ,粗
化面は,投錨効果が大きく,充填材に対する接合強度に
優れている。また,熱サイクル試験を行っても,優れた
接合強度を維持することができ,耐熱疲労性にも優れて
いる。
上記導体膜に対して垂直方向に凹凸が形成されているこ
とが好ましい。これにより,エッチング残さや塵等の残
留を更に防止し,優れた接合強度を維持することができ
る。
は,25μm2当たり2〜100個の凸部を有すること
が好ましい。2個未満の場合または100個を越える場
合には,接合強度が低下するおそれがある。
略多面体の凹凸を有することが好ましい。これにより,
凹部に溜まったエッチング残さ・塵などが洗浄により除
去されやすい。それゆえ,粗化面は,投錨効果が大き
く,充填材に対する接合強度及び耐熱疲労性に優れる。
ルを形成する工程と,上記スルーホールの内壁に導体膜
を形成する工程と,上記導体膜に粗化面を形成する工程
と,上記スルーホール内部に充填材を充填してフラット
プラグを形成する工程と,上記絶縁基板の表側面及び裏
面側に,表側導体パターン及び裏側導体パターンを形成
する工程と,上記裏側導体パターンを形成した裏側面を
熱硬化型レジストにより被覆する工程と,上記表側導体
パターンを形成した表側面を光硬化型レジストにより被
覆する工程とを含むことを特徴とするプリント配線板の
製造方法である。
覆う導体膜表面に粗化面を形成しているため,充填材が
粗化面に対して密着する。そのため,フラットプラグの
開口周辺部の変色がなく,かつ導通信頼性の高いプリン
ト配線板を得ることができる。
属メッキ処理により形成する。次いで,上記スルーホー
ル内に充填材を充填してフラットプラグを形成し,表側
導体パターン,裏側導体パターンを,たとえばアディテ
ィブ法,セミアディティブ法,サブトラクティブ法など
の方法により形成する。上記絶縁基板の裏側面に熱硬化
型レジストを印刷し,これを熱硬化させる。上記絶縁基
板の表側面に光硬化型レジストを印刷し,この光硬化型
レジストの露光,現像を行う。
は,上記熱硬化型レジストで被覆して熱硬化させた状態
の絶縁基板を少なくとも1枚準備し,これらをプリプレ
グを介して積層し,熱圧着する。そして,最表面に光硬
化型レジストを被覆して,露光,現像を行う。
第二銅錯体と有機酸とを含むエッチング液を用いて粗化
処理を施すことにより形成することが好ましい。
有機酸とを含有するエッチング液を用いる化学的表面処
理により行われる。かかる粗化処理により形成された粗
化面は,表面にほぼ垂直方向に凹凸が形成され,凸部の
交絡が少ない。また,凹凸面は略多面体形にエッチング
されている。このため,凹部に溜まったエッチング残さ
・塵などが洗浄により除去されやすい。それゆえ,粗化
面は,投錨効果が大きく,電子部品の接合強度に優れて
いる。また,熱サイクル試験を行っても,優れた接合強
度を維持することができ,耐熱疲労性にも優れている。
プレーやバブリング等の酸素共存条件下で,導体膜表面
に接触させることにより行う。その際,導体膜は,以下
の作用によって溶解し,表面が粗化面となる。
体は,酸の作用で溶解し,酸素と結合して第二銅錯体と
なって,再び銅の酸化に寄与する。
の第二銅錯体がよい。この種の第二銅錯体は,金属銅等
を酸化する酸化剤として作用する。アゾール類として
は,ジアゾール,トリアゾールやテトラゾールがよい。
中でも,イミダゾール,2−メチルイミダゾール,2−
エチルイミダゾール,2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール,2−フェニルイミダゾール,2−ウンデシルイミ
ダゾール等がよい。アゾール類の第二銅錯体の添加量
は,1〜15重量%がよい。溶解性及び安定性に優れる
からである。
に,第二銅錯体に配合される。アゾール類の第二銅錯体
を用いる場合には,有機酸は特に限定されず,種々の酸
を用いることができる。かかる有機酸としては,ギ酸,
酢酸,プロピオン酸,酪酸,吉草酸,カプロン酸,アク
リル酸,クロトン酸,シュウ酸,マロン酸,コハク酸,
グルタル酸,マレイン酸,安息香酸,グリコール酸,乳
酸,リンゴ酸,スルファミン酸等からなる群より選ばれ
る少なくとも1種がよい。有機酸の合有量は,0.1〜
30重量%がよい。酸化された銅の溶解性を維持し,か
つ溶解安定性を確保するためである。
銅の溶解やアゾール類の酸化作用を補助するために,フ
ッ素イオン,塩素イオン,臭素イオン等のハロゲンイオ
ンを加えることができる。ハロゲンイオンの供給には,
塩酸,塩化ナトリウム等を用いることができ,これらを
エッチング液に添加するのがよい。ハロゲンイオンの量
は,0.01〜20重量%がよい。形成された粗化面と
充填材との密着性を高めるからである。
類の第二銅錯体と有機酸(必要に応じてハロゲンイオ
ン)とを,水に溶解して調製することができる。また,
市販のエッチング液,例えば,メック社製,商品名「メ
ック エッチボンド」を使用することができる。
1〜図5を用いて説明する。本例のプリント配線板1
は,図1に示すごとく,3枚の絶縁基板(符号2,8)
を積層してなる。プリント配線板1を構成する絶縁基板
のうち外側に配置される2枚の絶縁基板は表層絶縁基板
2である。表層絶縁基板2は,表側面21に設けた表側
導体パターン31と裏側面22に設けた裏側導体パター
ン32を有する。
ン31と裏側導体パターン32との間の電気的導通を図
るフラットプラグ4が形成されている。表層絶縁基板2
は,表側面21が光硬化型レジスト5により被覆され,
裏側面22が熱硬化型レジスト6により被覆されてい
る。
板2を貫通するスルーホール41の内壁42に導体膜4
3を被覆してなると共に,該スルーホール41内に充填
材44を充填してなる。図2に示すごとく,上記スルー
ホール41の内壁42の導体膜43には粗化面45が形
成され,該粗化面45の凹部451に対して充填材44
が食い込んでいる。
被覆した上記表層絶縁基板2の表側面21は,プリント
配線板1の最表面である。上記プリント配線板1を構成
する3枚の絶縁基板のうち真中の絶縁基板は内層絶縁基
板8である。この内層絶縁基板8の両面にも内部導体パ
ターン38が設けてある。この両面の内部導体パターン
38の間の電気的導通を図る内部フラットプラグ84が
上記内層絶縁基板8に設けてある。上記内層絶縁基板8
の両面は,熱硬化型レジスト6により被覆されている。
内部フラットプラグ84は,粗化面が形成されていない
以外は,上記表層絶縁基板2のフラットプラグ4と同様
の構成である。
は,下部導体回路32と内部導体回路38の間の絶縁を
確保するためのプリプレグ11が介在している。上部導
体回路31におけるパッド部311は,光硬化型レジス
ト5から露出している。パッド部311には金メッキ層
34が形成されていると共に,その上には電子部品が実
装されたり,他のプリント配線板と接続するための半田
ボール12が形成されている。
つき,図3を用いて説明する。まず,表面層絶縁基板2
及び内層絶縁基板8として,ガラスエポキシ樹脂基板を
準備する。次に,上記表層絶縁基板2に穴明けを行な
い,スルーホール41を形成する(ステップS1)。次
いで,スルーホール41の内壁42の導体膜43を銅メ
ッキにより形成する(ステップS2)。
43に,エッチング液を用いて粗化処理を施す(ステッ
プS3)。エッチング液は,イミダゾール銅(II)錯
体10重量部,グリコール酸7重量部,塩化カリウム5
重量部,及びイオン交換水78重量部の混合液である。
表層絶縁基板2の表面を,スルーホールを開口させる穴
を有するマスクにより被覆し,この状態で,表層絶縁基
板2を上記エッチング液に浸漬して,スルーホール41
内にエッチング液を供給する。エッチング液は,空気を
吹き込むなどの手法によりバブリングさせる。本粗化処
理はCZ処理とも呼ばれている。
ル41内に充填材44としてエポキシ樹脂を充填する
(ステップS4)。次いで,上記表側導体パターン3
1,裏側導体パターン32を銅メッキ,エッチングによ
り形成する(ステップS5)。次いで,上記表層絶縁基
板2の裏側面22に熱硬化型レジスト6を印刷し,これ
を熱硬化させる(ステップS6,S7)。以上の工程に
より,上基板101及び下基板102を作製する(図
1)。
様に行なった内層絶縁基板8の少なくとも片面に,熱硬
化型レジスト6を印刷し,これを熱硬化させて中基板1
03を作製する(図1)。次いで,上記下基板102,
中基板103,及び上基板101を,プリプレグ11を
介して積層し,熱圧着する(ステップS8,S9)。こ
のとき,上記上基板101と下基板102における,熱
硬化型レジスト6を施した裏側面22を内側に向けて積
層する(図1)。次いで,積層されたプリント配線板1
の最表面に,外層導体パターンを形成する(ステップS
10)。
表層絶縁基板2の表側面21に光硬化型レジスト5を印
刷して,露光,現像を行なう(ステップS11,S1
2)。次いで,光硬化型レジスト5から露出させたパッ
ド部311に,Ni/Auメッキを施す(ステップS1
3)。形成されたNi/Auメッキ層34の上に,半田
ボール12を搭載する(ステップS14)。
記プリント配線板1の上基板101及び下基板102に
おいては,スルーホール41の内壁42を覆う導体膜4
3に粗化面45が形成されている。そして,該粗化面4
5に充填材44が食い込んでいるため,該充填材44が
上記導体膜43に対して密着する(図2)。
は,ほぼ垂直方向に25μm2当たり平均30個の凸部
451を有する凹凸が形成されており,図5の比較例に
示したような凸部451の交絡はみられなかった。ま
た,凹凸を有する粗化面45には抉り取ったような略多
面体形状が認められた。このことから,スルーホール4
1内の導体膜43が充填材44に対して優れた接合強度
を発揮するのは,凹部452に溜まったエッチング残さ
・塵459が洗浄により除去されやすく,粗化面45の
大きな投錨効果が働くからであると考えられる。
49を覆う熱硬化型レジスト6が,導体膜43と充填材
44との間に侵入することはなく,表側開口部48に移
行することもない。ゆえに,フラットプラグ4の表側開
口部48周辺が変色するおそれはない。また,上記導体
膜43と充填材44とが密着しているため,これらの間
に処理液やエアが侵入することもない。そのため,導体
膜43が腐食したりクラックが生じたりするおそれもな
く,導通信頼性の高いプリント配線板1を得ることがで
きる。
を有する絶縁基板からなるプリント配線板の例である。
即ち,本例のプリント配線板10は,図6に示すごと
く,絶縁基板20の表側面21に設けた表側導体パター
ン31と裏側面22に設けた裏側導体パターン32を有
すると共に,フラットプラグ4を有する。また,上記絶
縁基板20の表側面21は光硬化型レジスト5により被
覆され,裏側面31は熱硬化型レジスト6により被覆さ
れている。
表層絶縁基板2におけるフラットプラグ4と同様の構成
である。本例のプリント配線板10の製造方法につき,
図7を用いて説明する。まず,上記絶縁基板20に穴明
けを行ない,スルーホール41を形成する(ステップT
1)。次いで,スルーホール41の内壁42の導体膜4
3を銅メッキにより形成する(ステップT2)。
43に粗化処理を施す(ステップT3)。粗化処理は,
実施形態例1と同様の方法で行なう。上記粗化処理を施
した後,上記スルーホール41内に充填材44を充填す
る(ステップT4)。次いで,上記表側導体パターン3
1,裏側導体パターン32をエッチングにより形成する
(ステップT5)。次いで,上記絶縁基板20の裏側面
22に熱硬化型レジスト6を印刷し,これを熱硬化させ
る(ステップT6,T7)。
光硬化型レジスト5を印刷して,露光,現像を行なう
(ステップT8,T9)。次いで,光硬化型レジスト5
を開口して露出させたパッド部311に,Ni/Auメ
ッキを施す(ステップT10)。形成されたNi/Au
メッキ層34の上に,半田ボール11を搭載する(ステ
ップT11)。
た,本例で特に示さなかった図6における符号は,実施
形態例1で示したものと同様のものを表す。本例の場合
にも,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
トプラグの開口周辺部の変色がなく,かつ導通信頼性の
高いプリント配線板及びその製造方法を提供することが
できる。
図。
膜の粗化面を表す説明図。
方法のフロー図。
説明図。
図。
方法のフロー図。
上面図(A),及び(A)のA−A断面相当のプリント
配線板の断面図(B)。
Claims (9)
- 【請求項1】 表側面に設けた表側導体パターンと裏側
面に設けた裏側導体パターンとを有すると共に,上記表
側導体パターンと裏側導体パターンとの間の電気的導通
を図るフラットプラグが形成されており,かつ表側面は
光硬化型レジストにより被覆され,裏側面は熱硬化型レ
ジストにより被覆された絶縁基板を有するプリント配線
板において,上記フラットプラグは,上記絶縁基板を貫
通するスルーホールの内壁に導体膜を被覆してなると共
に,該スルーホール内に充填材を充填してなり,かつ,
上記スルーホール内壁の上記導体膜には,粗化面が形成
され,該粗化面の凹部に対して上記充填材が食い込んで
いることを特徴とするプリント配線板。 - 【請求項2】 請求項1において,上記プリント配線板
は,複数の上記絶縁基板を積層してなることを特徴とす
るプリント配線板。 - 【請求項3】 請求項2において,光硬化型レジストを
被覆した上記絶縁基板の表側面は,プリント配線板の最
表面であることを特徴とするプリント配線板。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
上記粗化面は,上記導体膜表面に,第二銅錯体と有機酸
とを含むエッチング液を用いて粗化処理を施すことによ
り形成されたものであることを特徴とするプリント配線
板。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
上記粗化面は,上記導体膜に対して垂直方向に凹凸が形
成されていることを特徴とするプリント配線板。 - 【請求項6】 請求項5において,上記粗化面には,2
5μm2当たり2〜100個の凸部を有することを特徴
とするプリント配線板。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において,
上記粗化面は,略多面体の凹凸を有することを特徴とす
るプリント配線板。 - 【請求項8】 絶縁基板にスルーホールを形成する工程
と,上記スルーホールの内壁に導体膜を形成する工程
と,上記導体膜に粗化面を形成する工程と,上記スルー
ホール内部に充填材を充填してフラットプラグを形成す
る工程と,上記絶縁基板の表側面及び裏面側に,表側導
体パターン及び裏側導体パターンを形成する工程と,上
記裏側導体パターンを形成した裏側面を熱硬化型レジス
トにより被覆する工程と,上記表側導体パターンを形成
した表側面を光硬化型レジストにより被覆する工程とを
含むことを特徴とするプリント配線板の製造方法。 - 【請求項9】 請求項8において,上記粗化面は,第二
銅錯体と有機酸とを含むエッチング液を用いて粗化処理
を施すことにより形成することを特徴とするプリント配
線板の製造方法。
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