JP2003224230A - プラスチックパッケージ及びその製造方法 - Google Patents

プラスチックパッケージ及びその製造方法

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JP2003224230A
JP2003224230A JP2002020991A JP2002020991A JP2003224230A JP 2003224230 A JP2003224230 A JP 2003224230A JP 2002020991 A JP2002020991 A JP 2002020991A JP 2002020991 A JP2002020991 A JP 2002020991A JP 2003224230 A JP2003224230 A JP 2003224230A
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metal wiring
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Nobuo Fuji
信男 藤
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソルダーレジスト膜との密着力を向上し、信
頼性の高い、安価なプラスチックパッケージ及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 樹脂基材11の片面又は両面に金属配線
パターン13を有するプラスチックパッケージ10にお
いて、金属配線パターン13の表面の特定部分が電解め
っきによって形成されるNiめっき及びAuめっきのめ
っき被膜14を有し、しかも、めっき被膜14の形成の
ためのめっき引き出し線を有さない。また、プラスチッ
クパッケージ10の製造方法において、第1のめっきレ
ジスト膜18及び/又は金属配線パターン13上に、N
iめっき及びAuめっきのめっき被膜14形成用の第2
のめっきレジスト膜19を設け、第1のめっきレジスト
膜18及び第2のめっきレジスト膜19を用いて、電解
めっきによってめっき被膜14を形成する工程を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体素子を搭載
するためのプラスチックパッケージ及びその製造方法に
係り、より詳細には、樹脂基材の表面に形成された金属
配線パターンの表面にめっき被覆を有するプラスチック
パッケージ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高密度化、高速化に
よる多端子化の実装対応のために、半導体用パッケージ
は、BGA(Ball Grid Array)タイプ
や、フリップチップタイプ等の形態のもので、コストが
セラミック製に比較して安価なプラスチックパッケージ
が多く用いられている。
【0003】図3に示すように、従来の半導体用パッケ
ージの一例であるPBGA(Plastic BGA)
タイプのプラスチックパッケージ50は、樹脂基材51
の一方の面に半導体素子52とボンディングワイヤ53
で接続するための多数のボンディングパッド54を有す
るCu等からなる金属配線パターン55を有している。
また、プラスチックパッケージ50は、樹脂基材51の
他方の面に外部接続端子の半田ボール56を接続するた
めの多数の半田ボールパッド57を有する金属配線パタ
ーン55を有している。ボンディングパッド54と半田
ボールパッド57とは、金属配線パターン55及びスル
ーホール導体58を介して接続されている。ボンディン
グパッド54及び半田ボールパッド57は、金属配線パ
ターン55を含む実質的に樹脂基材51の全面に形成す
るソルダーレジスト膜59の金属配線パターン55の所
定の特定部分を開口部として形成している。
【0004】ボンディングパッド54及び半田ボールパ
ッド57には、通常、ボンディング性を高めたり、表面
の酸化を防止して半田ボールの溶着性を高めるためにN
iめっき及びAuめっき(図示せず)が施されている。
通常、図4に示すように、樹脂基材51は大型のものが
用意され、そこに多数個のプラスチックパッケージ50
が形成される。各プラスチックパッケージ50の周囲に
は、めっき用タイバー61と、このめっき用タイバー6
1から個別の各プラスチックパッケージ50の多数の金
属配線パターン55に延設される多数のめっき引き出し
線60が設けられている。Niめっき及びAuめっき
は、このめっき用タイバー61からめっき引き出し線6
0を介して通電され、予め、めっきの不必要な部分を被
覆して形成されているソルダーレジスト膜59(図3参
照)の開口部の金属配線パターン55上に形成される。
そして、各プラスチックパッケージ50は、集合体から
カット線62で切断され形成されている。
【0005】しかしながら、上記のプラスチックパッケ
ージ50は、電解めっきを施すために、多数のめっき引
き出し線60が必要となり、金属配線パターン55の高
密度化の妨げとなっていた。また、めっき後もカット線
62の内側のめっき引き出し線60は残るので、これが
反射ノイズの発生源となったり、めっき引き出し線60
がアンテナ効果を発現してノイズの発生源となり、電気
特性の低下への影響が無視できなかった。めっき引き出
し線60をなくす方法として、無電解めっきで形成する
方法が考えられるが、無電解めっきでは、充分な厚みが
確保できないので、半田ボールの接着強度が低いという
問題があった。
【0006】そこで、図5(A)〜(D)に示すよう
に、めっき引き出し線60を形成することなく、電解め
っきを行う方法が開発されている。その方法は、樹脂基
材51の片面又は両面(図5では両面)にCu箔や、無
電解Cuめっき等からなる薄い金属層及びその上面に電
解Cuめっきを施し、金属配線パターン55の膜厚分に
なるように配線層63を形成し、金属配線パターン55
のパターンが得られるようにフォトリソグラフィ法で金
属配線パターンマスク64を形成する。次いで、配線層
63に通電して金属配線パターンマスク64の開口部に
Niめっき及びAuめっきを施し、金属配線パターン5
5を形成する。次いで、金属配線パターンマスク64を
除去し、Niめっき及びAuめっきをエッチングレジス
トマスクとしてエッチング65を行い、エッチングレジ
ストマスクの開口部の配線層63を除去することで、め
っき引き出し線を用いることなく、Niめっき及びAu
めっきのめっき被膜を設けた金属配線パターン55を有
するプラスチックパッケージを作製している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のプラスチックパッケージは、次のような
問題がある。 (1)金属配線パターンを形成するには、配線層を樹脂
基材の全面に形成し、これを通電用に用いて金属配線パ
ターンマスクの開口部に電解めっきでNiめっき及びA
uめっきを行った後、Niめっき及びAuめっきをエッ
チングレジストとしてエッチングし、金属配線パターン
を形成するので、金属配線パターンの全てにNiめっき
及びAuめっきが施される。従って、Niめっき及びA
uめっきを必要としない金属配線パターンにまで高価な
Niめっき及びAuめっきが施されるので、プラスチッ
クパッケージのコストが高くなっている。
【0008】(2)プラスチックパッケージのボンディ
ングパッドや、半田ボールパッド等のNiめっき及びA
uめっき表面を必要とする金属配線パターン以外は、ソ
ルダーレジスト膜を施し、金属配線パターンの表面を保
護している。Auめっきの表面を絶縁樹脂等のソルダー
レジスト膜で被覆すると、Auめっきの表面は粗化でき
ないので、接合面の密着力が弱く、Auめっきとソルダ
ーレジスト膜の接合面で剥離が発生する問題がある。本
発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、ソ
ルダーレジスト膜との密着力を向上し、信頼性の高い、
安価なプラスチックパッケージ及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係るプラスチックパッケージは、樹脂基材の片面又は両
面に金属配線パターンを有するプラスチックパッケージ
において、金属配線パターンの表面の特定部分が電解め
っきによって形成されるNiめっき及びAuめっきのめ
っき被膜を有し、しかも、めっき被膜の形成のためのめ
っき引き出し線を有さない。これにより、電解めっきで
は、通常必要とされるめっき引き出し線を有さずに、N
iめっき及びAuめっきの被膜が形成されているので、
金属配線パターンの高密度化に対応でき、更に反射ノイ
ズによる電気特性の劣化を防止することができる。ま
た、特定部分のみにNiめっき及びAuめっきを形成す
るので、NiやAuの使用量を少なくでき、プラスチッ
クパッケージのコスト高を防止することができる。
【0010】ここで、上記プラスチックパッケージにお
いて、めっき被膜が被覆されていない金属配線パターン
の表面は粗化面で構成されているのがよい。これによ
り、金属配線パターンの表面を保護するために形成され
ている樹脂からなるソルダーレジスト膜との密着性を強
固にし、金属配線パターンとソルダーレジスト膜の接合
面での剥離を防止することができる。
【0011】また、上記プラスチックパッケージにおい
て、金属配線パターンがCu箔及び/又は無電解Cuめ
っきからなる金属層と、その上に形成される電解Cuめ
っきで構成されているのがよい。これにより、金属配線
パターンの表面をソフトエッチングで容易に粗化した面
とすることができるので、ソルダーレジスト膜との密着
性を強固にし、接合面からの剥離を防止することができ
る。
【0012】前記目的に沿う本発明に係るプラスチック
パッケージの製造方法は、樹脂基材の片面又は両面に金
属配線パターンを有するプラスチックパッケージの製造
方法において、樹脂基材の表面に金属箔及び/又は無電
解めっきによって薄い金属層を形成する工程と、金属層
の表面に金属配線パターン用の第1のめっきレジスト膜
を設け、電解めっきによって金属配線パターンを形成す
る工程と、第1のめっきレジスト膜及び/又は金属配線
パターン上に、Niめっき及びAuめっきのめっき被膜
形成用の第2のめっきレジスト膜を設け、第1のめっき
レジスト膜及び第2のめっきレジスト膜を用いて、電解
めっきによってめっき被膜を形成する工程と、第1及び
第2のめっきレジスト膜を剥離した後、ソフトエッチン
グで露出した金属層を除去すると共に、金属配線パター
ンの表面を粗化する工程を有する。これにより、金属配
線パターンの必要な部分にめっき引出し線を用いること
なく電解めっきでNiめっき及びAuめっきが形成でき
るので、反射ノイズ等による電気特性の劣化を防止して
電気的な信頼性を確保しながら、Ni及びAuの使用量
を減らすことができ、プラスチックパッケージのコスト
高を防止することができる。また、金属配線パターンの
表面は粗化されているので、ソルダーレジストとの剥離
を防止して、歩留を向上することができる。
【0013】ここで、上記プラスチックパッケージの製
造方法において、金属層がCu箔及び/又は無電解Cu
めっき層で形成されているのがよい。これにより、樹脂
基材の表面に均一な厚みの金属層を形成することができ
ると共に、金属配線パターンを電解Cuめっきで形成す
る時に同材料からなるので、容易に形成することができ
る。また、ソフトエッチングで不要部分を除去する時に
容易に除去することができる。更に、電解めっき時の通
電において、大電流を流すことができる。
【0014】また、上記プラスチックパッケージの製造
方法において、金属配線パターンが金属層に通電して第
1のめっきレジスト膜で覆われていない金属層の表面に
電解Cuめっきで形成されているのがよい。これによ
り、金属配線パターンがCuからなるので、ソフトエッ
チングで容易に表面を粗化することができる。
【0015】また、上記プラスチックパッケージの製造
方法において、めっき被膜が金属層及び金属配線パター
ンに通電して第1のめっきレジスト膜及び/又は第2の
めっきレジスト膜で覆われていない金属配線パターンの
表面に電解めっきで形成されているのがよい。これによ
り、金属配線パターンの特定部分に確実にNiめっき及
びAuめっきのめっき被膜を形成することができる。
【0016】更に、上記プラスチックパッケージの製造
方法において、ソフトエッチングがエッチング法又は黒
化処理法で形成されているのがよい。これにより、金属
配線パターンの表面を容易に粗化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本
発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の
形態に係るプラスチックパッケージの模式的部分拡大断
面図、図2(A)〜(E)はそれぞれ同プラスチックパ
ッケージの製造方法の説明図である。
【0018】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係るプラスチックパッケージ10は、樹脂基材11に
スルーホール12が穿孔加工され、樹脂基材11の表裏
面それぞれに、あるいはスルーホール12を介して両面
を導通状態として、金属配線パターン13を有してい
る。金属配線パターン13の表面の特定部分には、金属
配線パターン13に通電して電解めっきで形成するNi
めっきと、Niめっきの上層にAuめっきからなるめっ
き被膜14を有している。このプラスチックパッケージ
10には、電解めっきの形成において通常必要とされる
めっき引き出し線を有していない。
【0019】ここで、Niめっき及びAuめっきのめっ
き被膜14が被覆されていない金属配線パターン13の
表面は粗化面15を有するのがよい。この粗化面15に
よって、金属配線パターン13とソルダーレジスト膜1
6とを強固に接合することができる。
【0020】また、金属配線パターン13がCuからな
る金属箔及び/又は化学めっきの無電解Cuめっきから
なる薄い金属層と、この薄い金属層の上に電解めっきで
形成される厚みのあるCuめっき層で構成されている。
金属配線パターン13がCuで構成されているので、ソ
フトエッチングを容易に行うことができる。
【0021】なお、上記プラスチックパッケージ10に
おいては、両面に金属配線パターン13が形成される形
態で説明したが、片面のみに金属配線パターン13があ
る形態であってもよい。また、プラスチックパッケージ
10は、樹脂基材11の片面に半導体素子からの発熱を
放熱するためのヒートシンク板が接合された形態であっ
てもよい。
【0022】次いで、図2(A)〜(E)を参照しなが
ら、本発明の一実施の形態に係るプラスチックパッケー
ジ10の製造方法について説明する。樹脂基材11に
は、例えば、BT樹脂(ビスマレイミドトリアジンを主
成分にした樹脂)やエポキシ樹脂等の高耐熱性、誘電特
性、絶縁特性、加工性に優れた樹脂が用いられる。図2
(A)に示すように、樹脂基材11に形成される薄い金
属層17は、スルーホール12を形成した後、樹脂基材
11の両側の表面に貼られている薄い金属箔面及びスル
ーホール壁面に無電解めっきで薄く形成する。あるい
は、樹脂基材11の両側の表面に貼られている金属箔を
一旦エッチング液を用いて剥がし、樹脂基材11の剥が
した面の粗化面を利用して、無電解めっきで薄く形成し
ている。
【0023】次に、図2(B)に示すように、金属層1
7の表面に金属配線パターン13を形成するための第1
のめっきレジスト膜18をフォトレジスト法等で形成す
る。このフォトレジスト法による第1のめっきレジスト
膜18の形成方法は、感光性のドライフィルム等からな
る樹脂膜を金属層17の表面に貼着し、更にその上にパ
ターンマスクを当接し、露光、現像し、金属配線パター
ン13となる部分を融解し、金属配線パターン13とな
らない部分の樹脂膜を硬化させることで行っている。次
いで、第1のめっきレジスト膜18をマスクとし、めっ
き浴中で金属層17に通電して、第1のめっきレジスト
膜18以外の部分に電解めっきで金属配線パターン13
を形成している。
【0024】次に、図2(C)に示すように、第1のめ
っきレジスト膜18を現状位置に設置したままとして、
金属配線パターン13の特定位置、例えば、半導体素子
とボンディングワイヤで接続するためのワイヤボンドパ
ッドや外部接続端子接続用の半田ボールパッド等に、N
iめっき及びAuめっきのめっき被膜14を形成する。
このめっき被膜14を形成するための第2のめっきレジ
スト膜19を、第1のめっきレジスト膜18及び/又は
金属配線パターン13上に第1のめっきレジスト膜の形
成方法と同様の方法を用いるフォトレジスト法等で形成
する。そして、第1のめっきレジスト膜18及び第2の
めっきレジスト膜19をマスクとし、例えば、ワット浴
や、スルファミン酸浴等のめっき浴中で電解Niめっ
き、続いて例えば、Auめっき浴や、Au合金めっき浴
等のめっき浴中で電解Auめっきを行ってめっき被膜1
4を形成している。なお、NiめっきはCo等を含有さ
せた合金めっきであってもよい。
【0025】次に、図2(D)に示すように、第1のめ
っきレジスト膜18、及び第2のめっきレジスト膜19
に水酸化ナトリウム水溶液等からなる剥離液を塗布して
除去する。次いで、金属表面の清浄化、平滑化、粗面化
等を目的とするソフトエッチングで露出した金属層17
を除去すると共に、金属配線パターン13の表面を粗化
してその表面を粗化面15とする。
【0026】次に、図2(E)に示すように、ワイヤボ
ンドパッドや、半田ボールパッド等に用いられるNiめ
っき及びAuめっきのめっき被膜14が形成された部分
を除いた金属配線パターン13の上面には樹脂からなる
ソルダーレジスト膜16がフォトリソグラフィ法や、ス
クリーン印刷法等で形成されてプラスチックパッケージ
10が形成される。
【0027】ここで、樹脂基材11に形成される薄い金
属層17は、スルーホール12を形成した後、樹脂基材
11の両側の表面に貼られている薄いCu箔面及びスル
ーホール壁面に無電解Cuめっきで薄く形成することが
できる。あるいは、樹脂基材11の両側の表面に貼られ
ている金属箔を一旦塩化第2鉄溶液や、塩化第2銅溶液
等を用いて剥がし、樹脂基材11の剥がした面の粗化面
を利用して、無電解Cuめっきで薄く形成することがで
きる。なお、樹脂表面へ直接無電解Cuめっきでめっき
をする方法は、樹脂表面にパラジウム等の触媒を付与
後、ホルマリンを還元剤とする強アルカリ浴中で化学的
に行うことができる。
【0028】また、金属配線パターン13は、第1のめ
っきレジスト膜18をマスクとし、例えば、硫酸銅、ピ
ロリン酸等のめっき浴中で金属層17に通電して、第1
のめっきレジスト膜18で覆われていない部分の金属層
17の表面に電解Cuめっきで形成することができる。
【0029】また、めっき被膜14は、金属層17及び
金属配線パターン13に通電して、第1のめっきレジス
ト膜18及び/又は第2のめっきレジスト膜19で覆わ
れていない金属配線パターン13の表面にNiめっき、
続いて、Auめっきを電解めっきで形成することができ
る。
【0030】更に、ソフトエッチングは、過硫酸ソーダ
や、過酸化水素と硫酸の混合液等を主成分とするソフト
エッチング液を用いて行ったり、又はホルマリンや、錫
シランカップリング剤を用いて酸化膜の結晶形状をその
ままにして、凹凸のある金属Cuに還元する方法の黒化
処理法を用いて、形成することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1とこれに従属する請求項2及び
3記載のプラスチックパッケージは、金属配線パターン
の表面の特定部分が電解めっきによって形成されるNi
めっき及びAuめっきのめっき被膜を有し、しかもめっ
き被膜の形成のためのめっき引き出し線を有さないの
で、電解めっきで通常必要とされるめっき引き出し線が
なく、金属配線パターンの高密度化に対応でき、めっき
引き出し線による反射ノイズがなく、電気特性の劣化を
防止することができる。また、特定部分のみにNi及び
Auめっきを形成するので、NiやAuの使用量を少な
くでき、プラスチックパッケージのコスト高を防止する
ことができる。
【0032】請求項2記載のプラスチックパッケージ
は、めっき被膜が被覆されていない金属配線パターンの
表面は粗化面で構成されているので、表面を保護するた
めに形成されている樹脂からなるソルダーレジスト膜と
の密着性を強固にし、金属配線パターンとソルダーレジ
スト膜の接合面での剥離を防止することができる。
【0033】請求項3記載のプラスチックパッケージ
は、金属配線パターンがCu箔及び/又は無電解Cuめ
っきからなる金属層と、その上に形成される電解Cuめ
っきで構成されているので、金属配線パターンの表面を
ソフトエッチングで容易に粗化した面とし、ソルダーレ
ジスト膜との密着性を強固にして接合面からの剥離を防
止することができる。
【0034】請求項4とこれに従属する請求項5〜8記
載のプラスチックパッケージの製造方法は、樹脂基材の
表面に金属箔及び/又は無電解めっきによって薄い金属
層を形成する工程と、金属層の表面に金属配線パターン
用の第1のめっきレジスト膜を設け、電解めっきによっ
て金属配線パターンを形成する工程と、第1のめっきレ
ジスト膜及び/又は金属配線パターン上に、Niめっき
及びAuめっきのめっき被膜形成用の第2のめっきレジ
スト膜を設け、第1のめっきレジスト膜及び第2のめっ
きレジスト膜を用いて、電解めっきによってめっき被膜
を形成する工程と、第1及び第2のめっきレジスト膜を
剥離した後、ソフトエッチングで露出した金属層を除去
すると共に、金属配線パターンの表面を粗化する工程を
有するので、めっき引出し線を用いることなく電解めっ
きでNiめっき及びAuめっきが形成でき、反射ノイズ
等による電気特性の劣化を防止して電気的な信頼性を確
保しながら、Ni及びAuの使用量を減らすことがで
き、プラスチックパッケージのコスト高を防止すること
ができる。また、金属配線パターンの表面は粗化されて
おり、ソルダーレジストとの剥離を防止して、歩留を向
上することができる。
【0035】請求項5記載のプラスチックパッケージの
製造方法は、金属層がCu箔及び/又は無電解Cuめっ
き層で形成されているので、樹脂基材の表面に均一な厚
みの金属層を形成することができると共に、金属配線パ
ターンが同材料からなるCuで容易に形成することがで
きる。また、ソフトエッチングで不要部分を除去する時
に容易に除去することができる。更に、電解めっき時の
通電において、大電流を流すことができる。
【0036】請求項6記載のプラスチックパッケージの
製造方法は、金属配線パターンが金属層に通電して第1
のめっきレジスト膜で覆われていない金属層の表面に電
解Cuめっきで形成されているので、金属配線パターン
がCuからなり、ソフトエッチングで容易に表面を粗化
することができる。
【0037】請求項7記載のプラスチックパッケージの
製造方法は、めっき被膜が金属層及び金属配線パターン
に通電して第1のめっきレジスト膜及び/又は第2のめ
っきレジスト膜で覆われていない金属配線パターンの表
面に電解めっきで形成されているので、金属配線パター
ンの特定部分に確実にNiめっき及びAuめっきのめっ
き被膜を形成することができる。
【0038】請求項8記載のプラスチックパッケージの
製造方法は、ソフトエッチングがエッチング法又は黒化
処理法で形成されているので、Cu等とのエッチング性
に優れ、金属配線パターンの表面を容易に粗化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプラスチックパッ
ケージの模式的部分拡大断面図である。
【図2】(A)〜(E)はそれぞれ同プラスチックパッ
ケージの製造方法の説明図である。
【図3】従来のプラスチックパッケージの模式的断面図
である。
【図4】従来のプラスチックパッケージのめっき引き出
し線の説明図である。
【図5】(A)〜(D)はそれぞれ従来のプラスチック
パッケージの製造方法の説明図である。
【符号の説明】
10:プラスチックパッケージ、11:樹脂基材、1
2:スルーホール、13:金属配線パターン、14:め
っき被膜、15:粗化面、16:ソルダーレジスト膜、
17:金属層、18:第1のめっきレジスト膜、19:
第2のめっきレジスト膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂基材の片面又は両面に金属配線パタ
    ーンを有するプラスチックパッケージにおいて、 前記金属配線パターンの表面の特定部分が電解めっきに
    よって形成されるNiめっき及びAuめっきのめっき被
    膜を有し、しかも、該めっき被膜の形成のためのめっき
    引き出し線を有さないことを特徴とするプラスチックパ
    ッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラスチックパッケージ
    において、前記めっき被膜が被覆されていない前記金属
    配線パターンの表面は粗化面で構成されていることを特
    徴とするプラスチックパッケージ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプラスチックパッ
    ケージにおいて、前記金属配線パターンがCu箔及び/
    又は無電解Cuめっきからなる金属層と、その上に形成
    される電解Cuめっきで構成されていることを特徴とす
    るプラスチックパッケージ。
  4. 【請求項4】 樹脂基材の片面又は両面に金属配線パタ
    ーンを有するプラスチックパッケージの製造方法におい
    て、 前記樹脂基材の表面に金属箔及び/又は無電解めっきに
    よって薄い金属層を形成する工程と、 前記金属層の表面に前記金属配線パターン用の第1のめ
    っきレジスト膜を設け、電解めっきによって前記金属配
    線パターンを形成する工程と、 前記第1のめっきレジスト膜及び/又は前記金属配線パ
    ターン上に、Niめっき及びAuめっきのめっき被膜形
    成用の第2のめっきレジスト膜を設け、前記第1のめっ
    きレジスト膜及び前記第2のめっきレジスト膜を用い
    て、電解めっきによって前記めっき被膜を形成する工程
    と、 前記第1及び第2のめっきレジスト膜を剥離した後、ソ
    フトエッチングで露出した前記金属層を除去すると共
    に、前記金属配線パターンの表面を粗化する工程を有す
    ることを特徴とするプラスチックパッケージの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプラスチックパッケージ
    の製造方法において、前記金属層がCu箔及び/又は無
    電解Cuめっき層で形成されていることを特徴とするプ
    ラスチックパッケージの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のプラスチックパッ
    ケージの製造方法において、前記金属配線パターンが前
    記金属層に通電して前記第1のめっきレジスト膜で覆わ
    れていない前記金属層の表面に電解Cuめっきで形成さ
    れていることを特徴とするプラスチックパッケージの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかの項に記載のプ
    ラスチックパッケージの製造方法において、前記めっき
    被膜が前記金属層及び前記金属配線パターンに通電して
    前記第1のめっきレジスト膜及び/又は前記第2のめっ
    きレジスト膜で覆われていない前記金属配線パターンの
    表面に前記電解めっきで形成されていることを特徴とす
    るプラスチックパッケージの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかの項に記載のプ
    ラスチックパッケージの製造方法において、前記ソフト
    エッチングがエッチング法又は黒化処理法で形成されて
    いることを特徴とするプラスチックパッケージの製造方
    法。
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