JP2002245922A - 面実装型電流ヒューズ素子及びその製造方法 - Google Patents

面実装型電流ヒューズ素子及びその製造方法

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JP2002245922A
JP2002245922A JP2001042008A JP2001042008A JP2002245922A JP 2002245922 A JP2002245922 A JP 2002245922A JP 2001042008 A JP2001042008 A JP 2001042008A JP 2001042008 A JP2001042008 A JP 2001042008A JP 2002245922 A JP2002245922 A JP 2002245922A
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Hiroshi Kobayashi
啓 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で且つ信頼性の高い面実装型電流
ヒューズ素子及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 同一形状に形成された半割箱体状ケース
11,12が接合されて構成される中空箱体状容器15
と、該容器の中間の接合部13に挟持され、互いに離隔
して配置された一対の金属板片18,19と、容器内に
おいて一対の金属板片間に張架された可溶体20とから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は面実装型電流ヒュー
ズ素子に係り、特に箱体状の中空容器内に可溶体(ヒュ
ーズ線)を収納し、該可溶体と接続するリード端子を箱
体状の中空容器の側面および下面に沿って表面実装が可
能となるように折り曲げて配置した面実装型電流ヒュー
ズ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の面実装型電流ヒューズ素子は、箱
状ケースと蓋状ケースとで中空箱体状容器が構成され、
該容器内に可溶体が張架され、ヒューズ素子を構成して
いた。このため、中空箱体状容器は形状の異なる種類の
ケースを準備する必要があるため、これらのケースはそ
の形状により製造難易度も異なり、生産管理上の問題が
あった。例えば、一方のケースが不足し、他方のケース
が余剰となるなど、生産に支障をきたすことがあった。
【0003】また、従来の面実装型電流ヒューズ素子
は、リード端子を接着剤により、ケースに接着固定して
いたが、面実装型電流ヒューズ素子を回路基板にはんだ
付けにより実装する際に、はんだ付けの熱衝撃により端
子の接着がゆるみ、可溶体が断線する等の問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みて為されたもので、製造が容易で且つ信頼性の高
い面実装型電流ヒューズ素子及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の面実装型電流ヒ
ューズ素子は、同一形状に形成された半割箱体状ケース
が接合されて構成される中空箱体状容器と、該容器の中
間の接合部に挟持され、互いに離隔して配置された一対
の金属板片と、前記容器内において前記一対の金属板片
間に張架された可溶体とからなることを特徴とする。
【0006】また、前記ケースの接合面には前記金属板
片の前記可溶体の固定部の両側及び引出し端子側の3個
所を収納して固定する溝部を設けることが好ましい。
【0007】本発明の面実装型電流ヒューズ素子の製造
方法は、2個の同一形状の半割箱体状のケースと、互い
に離隔して配置された一対の可溶体取付部を備えたリー
ドフレームとを準備し、該リードフレームの可溶体取付
部に設けた切起こし片に前記可溶体を巻き付けて張架
し、該切起こし片を曲げて金属を溶融させて電気的に接
合し、前記リードフレームを前記2個の半割箱体状のケ
ース間に挟み込んで接着し、前記リードフレームからリ
ード端子部を切断し、前記ケースに沿って折り曲げて端
子部とすることを特徴とする。
【0008】上述した本発明によれば、同一形状の半割
箱体状ケースを用いて、可溶体を内部に収容する中空箱
体状容器を構成するので、ヒューズの特性が安定し高信
頼性となる。更に、ケース点数を削減したことから、生
産管理が容易となる。
【0009】また、二つの半割箱体状ケースの接合部に
可溶体を取り付けた金属板片を三方から固定するので、
金属板片が強固に中空箱体状容器に固定され、可溶体の
固定部へ外部から熱的又は機械的衝撃が及ばず、信頼性
の高い面実装型電流ヒューズ素子とすることができる。
即ち、実装時のはんだ付の熱衝撃により可溶体が断線す
る等の問題が防止される。
【0010】また、リードフレームの可溶体取付部に設
けた切起こし片に前記固溶体を巻き付けて張架し、該切
起こし片を曲げて金属を溶融させて接続するので、可溶
体の電気的接続を安定させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態の面実装型電
流ヒューズ素子の外観を示し、図2はその内部の金属板
片および板片間に張架された可溶体の配置を示す。
【0013】このヒューズ素子は、同一形状の半割箱体
状ケース11,12が、接合面13でエポキシ系接着剤
等により接着されて中空箱体状容器15が構成され、そ
の内部に可溶体が配置されている。リード端子17は、
中空箱体状容器15の長手方向端面における接合面13
に設けられた溝部14bから導出され、容器15の面に
沿って折り曲げられ、更に容器15の下面に沿って折り
曲げられて表面実装に好適な電極端子構造を形成してい
る。容器15の側面のケース11,12の接合面13に
は、溝部14aによって形成される開口を備え、この開
口に可溶体を支持する金属板片18,19の引掛部18
a,19aが嵌合して接着剤により接着固定されてい
る。
【0014】内部の構造は、図2に示されるように、T
字型の金属板片18,19の三方がケース11(12)
の溝部14a,14bに支持されて固定されている。即
ち、金属板片18,19のリード端子17は、容器15
の長手方向端面の溝部14bから容器15の外部に導出
され、側面及び下面に沿って折曲げられ表面実装に好適
なリード端子となっている。
【0015】可溶体固定部21,22の両側に設けられ
た金属板片18,19の引掛部18a,18b,19
a,19bは、それぞれ溝部14aに固定され、金属板
片18,19は3個所で支持される。互いに離隔して対
向する金属板片18,19間には、可溶体20が張架さ
れ、可溶体20は切起こし片21,22に巻回され、切
起こし片が折曲げられてはんだにより溶着された状態で
その固定部に接続されている。このように、金属板片1
8,19は、可溶体の固定部21,22に対して三方で
強固にケースに固定されているので、実装時のはんだ付
け等による熱的又は機械的な衝撃による影響を受けるこ
となく、安定に支持される。
【0016】次に図3を参照して、本発明の面実装型電
流ヒューズ素子の製造方法について説明する。まず同一
形状且つ同一寸法の半割箱体状ケース11,12を準備
する。このケース11,12には、ケース接合面13に
対して金属板片の引掛部又はリード端子部を嵌合するた
めの引掛部用固定溝14a及びリード端子挿入溝14b
を備えている。これらの溝の深さは、上下のケース1
1,12が接合面13で接合されて形成される開口に金
属板片18,19の引掛部及びリード端子部が挿入可能
となるように、板厚の半分よりも少し大きな値に設定さ
れる。
【0017】リードフレーム20は、例えば銅系金属材
料の薄板で形成され、金属板片18,19が互いに離隔
して対向するような形状に予じめ加工されている。尚、
図示の例はヒューズ素子2個分についてのみ示している
が、実際には多数の同一パターンが繰返し形成されてい
る。互いに対向する金属板片部18,19の先端部には
切り起こし片21,22が設けられていて、Aに示す状
態はこれを立てて、可溶体20を巻回した状態を示して
いる。次にクリームはんだ又は導電性接着剤等24を立
設した切り起こし片21,22の近傍に塗布する。そし
て、Bに示すように切り起こし片21,22を曲げて局
部的に加熱することで、クリームはんだ等24を溶融さ
せ、冷却することで金属24により可溶体20を強固に
金属板片18,19に固定する。
【0018】次に、ケース11,12の接合面13にそ
れぞれエポキシ等の接着剤を均一に塗布して、溝部14
a,14bにそれぞれ金属板片18,19の引掛片18
a,18b及びリード端子部17を嵌め込み、両者を接
合して接着剤を硬化させる。これにより、リードフレー
ム20の金属板片部間に張架された可溶体20をその内
部に備えた中空箱体状容器15が形成される。そして、
リード端子部を切断線25に沿ってリードフレーム20
から切断し、リード端子17の容器端面及び下面に沿っ
た曲げ加工を行うことで、図1に示す面実装型電流ヒュ
ーズ素子が完成する。
【0019】尚、上記実施の形態においては、可溶体の
金属板片への固定を、引き起し片を立てた状態で可溶体
を巻回して、その後折り曲げて更にはんだ等の金属によ
り固定する例について説明したが、その他の固定方法を
採用してもよいことは勿論である。このように本発明の
趣旨を逸脱することなく、種々の変形実施例が可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、生
産性が良好で、且つ実装時の信頼性の高い面実装型電流
ヒューズ素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の面実装型電流ヒューズ素
子を示す斜視図である。
【図2】図1における可溶体及び金属板体の配置を示す
平面図である。
【図3】本発明の面実装型電流ヒューズ素子の製造工程
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11,12 半割箱体状ケース 13 接合面 14,14a,14b 溝部 15 中空箱体状容器 17 リード端子 18,19 金属板片 18a,18b 引掛部 20 可溶体 21,22 引き起こし片 24 金属溶融体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一形状に形成された半割箱体状ケース
    が接合されて構成される中空箱体状容器と、該容器の中
    間の接合部に挟持され、互いに離隔して配置された一対
    の金属板片と、前記容器内において前記一対の金属板片
    間に張架された可溶体とからなることを特徴とする面実
    装型電流ヒューズ素子。
  2. 【請求項2】 前記ケースの接合面には前記金属板片の
    前記可溶体の固定部の両側及び引出し端子側の3個所を
    収納して固定する溝部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の面実装型電流ヒューズ素子。
  3. 【請求項3】 2個の同一形状の半割箱体状のケース
    と、互いに離隔して配置された一対の可溶体取付部を備
    えたリードフレームとを準備し、 該リードフレームの可溶体取付部に設けた切起こし片に
    前記可溶体を巻き付けて張架し、該切起こし片を曲げて
    金属を溶融させて電気的に接合し、 前記リードフレームを前記2個の半割箱体状のケース間
    に挟み込んで接着し、前記リードフレームからリード端
    子部を切断し、前記ケースに沿って折り曲げて端子部と
    することを特徴とする面実装型電流ヒューズ素子の製造
    方法。
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